JPH09154465A - ゴキブリ・ネズミ用捕獲器 - Google Patents

ゴキブリ・ネズミ用捕獲器

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JPH09154465A
JPH09154465A JP34555595A JP34555595A JPH09154465A JP H09154465 A JPH09154465 A JP H09154465A JP 34555595 A JP34555595 A JP 34555595A JP 34555595 A JP34555595 A JP 34555595A JP H09154465 A JPH09154465 A JP H09154465A
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space
trap
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mice
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴキブリやネズミ等を確実に捕獲器本体内に
誘い込むと共に、侵入したゴキブリやネズミを確実に捕
獲するゴキブリ・ネズミ用捕獲器を提供する。 【解決手段】 細長な台形状で長さ20cm程の紙製で
あり、中空な捕獲器本体2の両端面に入口10を形成
し、空間12の天井面となるプレートの両端を約20度
の角度で上へ折曲して傾斜し両端に傾斜面7を形成し、
且つ中央を水平面8として捕獲器本体2と一体連結し、
捕獲器本体2の底面とプレート6との間隙を8mm程と
し、更にプレート6の下面に粘着剤を塗布して粘着面1
6を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴキブリやネズミ等
を捕獲すると共に屋内から駆除するゴキブリ・ネズミ用
捕獲器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴキブリやネズミを捕獲する捕獲
器としては、台形状の家の形をした内部が中空で且つ外
周面に入口を複数開口した捕獲器本体を形成し、この捕
獲器本体の内部の底面の一部又は全面に粘着剤又は粘着
シートを取付けて粘着面を形成した構造の捕獲器が知ら
れている。この捕獲器は捕獲器本体の粘着面の中央にゴ
キブリやネズミを誘引する誘引剤やエサを載置しゴキブ
リやネズミを捕獲器に集め、捕獲器本体に侵入したとこ
ろを粘着面で捕獲するものであった。このように、ゴキ
ブリやネズミを捕獲する粘着面を捕獲器本体の内部の底
面に形成していたため、ゴキブリやネズミが触覚でこの
粘着面を感知し易くなり危険を察知したゴキブリやネズ
ミが捕獲器本体内に侵入せずに逃げてしまい、捕獲出来
ないことがあった。又ゴキブリやネズミを捕獲する粘着
面はゴキブリやネズミの足を捕えるので、特にゴキブリ
では足が折れたりすると足を残して逃げ出す恐れもあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、ゴキブリ
やネズミ等を確実に捕獲器本体内に誘い込むと共に、侵
入したゴキブリやネズミを確実に捕獲するゴキブリ・ネ
ズミ用捕獲器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) ゴキブリ・ネズミが侵入出来る空間を内部に形成
した捕獲器本体の周側面にゴキブリ・ネズミの高さより
かなり高い前記空間の侵入の入口を設け、同入口から奥
へ進むにつれ前記空間の底面と天井面との間隙をゴキブ
リ又はネズミと接触する高さほどに狭くするとともに、
少なくとも狭い間隙となったところの前記空間の天井面
の一部又は全部にゴキブリやネズミを接着・粘着して捕
獲する粘着面を設けたことを特徴とするゴキブリ・ネズ
ミ用捕獲器 2) 前記入口から前記空間の奥へ向けて順に降下する
複数の段差面を前記天井面に形成し、最下面の段差面と
前記空間の底面との間隙をゴキブリ・ネズミと接触する
高さほどとし、少なくとも最下面の段差面の一部又は全
部に粘着面を設けた前記1)記載のゴキブリ・ネズミ用
捕獲器 3) 前記入口から前記空間の天井面を奥へ進むにした
がってゴキブリ・ネズミと接触する高さほどの位置まで
漸次低くなるように傾斜させ、且つ傾斜した下端から略
水平に延ばし、少なくとも前記天井面の略水平の部分の
一部又は全部に粘着面を設けた前記1)記載のゴキブリ
・ネズミ用捕獲器 4) 前記入口から前記空間の天井面を奥へ進むにした
がってゴキブリ・ネズミと接触する高さほどの位置まで
漸次低くなるような円弧面とし、少なくともゴキブリ・
ネズミと接触する狭い間隙となった前記天井面の一部又
は全部に粘着面を設けた前記1)記載のゴキブリ・ネズ
ミ用捕獲器 5) 前記空間のゴキブリ・ネズミと接触する高さほど
に狭くなった間隙位置より奥の天井面の一部又は全部を
ゴキブリ・ネズミの高さよりかなり高い位置まで上昇さ
せた前記項1)〜4)いずれか記載のゴキブリ・ネズミ
用捕獲器 6) 捕獲器本体の対向する1対の周側面に入口を設け
た前記1)〜5)いずれか記載のゴキブリ・ネズミ用捕
獲器 7) 四方から捕獲器本体の内部に侵入出来るように入
口を複数捕獲器本体の周側面に設けた前記1)〜5)い
ずれか記載のゴキブリ・ネズミ用捕獲器にある。
【0005】
【作用】本発明では、まずエサ又は誘引剤を捕獲器本体
内の底面に載置したり、粘着面に貼付したりしておく。
その後、ゴキブリやネズミ等が潜みやすいところや、よ
く通るところへ載置しておく。エサや誘引剤によって本
発明の捕獲器に誘引されたゴキブリやネズミは、入口か
ら捕獲器本体内へ侵入していく。粘着面はゴキブリやネ
ズミの上方位置にあるので、触覚で察知されにくく、ゴ
キブリやネズミが捕獲器本体内へ侵入し易くなる。又入
口は高さがあり大きくしているので、より侵入し易くし
ている。侵入したゴキブリやネズミが空間内の奥へ進ん
でくいと捕獲器本体の空間の天井面の高さがゴキブリ又
はネズミと接触するほどに狭くなっていくので、ゴキブ
リやネズミは空間内を侵入していくと上方の粘着面と接
触してその場に拘束され捕獲される。狭い間隙となった
ところの空間の天井面から入口よりの天井面にも粘着面
を形成しておけば、狭くなった間隙部分の空間に入れな
いほどの大きなゴキブリやネズミが入口から侵入した場
合、空間の間隙が狭くなる途中においての空間の粘着面
にこの大きなゴキブリやネズミが接触して拘束され捕獲
される。捕獲したゴキブリやネズミは、捕獲器のままゴ
ミとして捨てればよい。入口を請求項6記載のように捕
獲器本体の対向する1対の周側面に設けた場合であれ
ば、壁に接触させるように床面に配置することで、ゴキ
ブリ・ネズミの通る通路上に入口を配置出来、ゴキブリ
が捕獲器本体内に侵入し易くなる。又入口を請求項7記
載のように捕獲器本体の周側面の四方に設けている場
合、室内のコーナー等に配置したり、前記のように壁に
接触させて配置したりしても、配置のしかたで入口が壁
と接触して全て閉鎖される心配もなく、又、ゴキブリの
通路に入口を配置出来るので、ゴキブリが捕獲器本体内
に侵入し易くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】捕獲器本体の内部の空間の底面
は、一般的には水平面であるが、全体を傾斜面とした
り、入口寄りの部分の底面を奥へ向って上昇させた傾斜
面として残りの部分の底面を水平面としてもよい。この
入口寄りが傾斜面である場合、空間の底面の傾斜面を登
って侵入するゴキブリやネズミは先に触覚が空間の天井
面と接触するので、ゴキブリやネズミが狭い間隙の空間
に侵入するまで触覚が接触する空間の天井面には粘着面
を形成せず、狭い間隙の空間内で且つやや中央寄りの空
間の天井面を粘着面としておけば、ゴキブリやネズミに
粘着面を察知されずにゴキブリやネズミは空間の奥へ侵
入し、捕獲される。入口の高さは捕獲対象物によって変
るが、捕獲対象物がゴキブリの場合、入口の高さは2c
m〜4cmの高さに設定することが多くある。又この場
合狭い間隙部分の空間の天井面は底面から3mm〜5m
mの高さが小さなゴキブリでも捕獲出来実用的である。
捕獲器本体の内部の空間の天井面は捕獲器本体の天井面
である場合と、天井面材を捕獲器本体内に配置して空間
の天井面とする場合とがある。又天井面材を用いる場
合、入口が複数の場合、天井面材は各入口に個別に設け
る場合と、共有する場合とがある。更に各入口に個別に
天井面材を設けた場合、空間の底面との間隙を変えるよ
うにして各天井面材をずらして設ける場合がある。
【0007】入口を捕獲器本体の天井面に設けた場合、
捕獲器本体の内部の空間の天井面が天井面材である場合
で且つ天井面材が各入口に個別に設けられていれば、そ
の天井面材の終端間を離して通り口を形成したり、又前
記のように各天井面材が空間の底面との間隙を異なるよ
うにして設けられていれば、天井面材間に段差が生じ、
この段差部分に生じる間隙を通り口としたりして、捕獲
器本体の天井面に設けた入口から侵入するゴキブリやネ
ズミは空間へ侵入出来る。又、各入口に共有となる天井
面材を設けている場合、天井面材の中央に1つ又は複数
の孔を開口し、この孔を通り口としてもよい。空間の天
井面が捕獲器本体の天井面である捕獲器本体の天井面に
入口を設けた場合、その入口を通ることで空間内に侵入
出来る。
【0008】請求項3記載の考案では、入口は1つ設け
る場合と、2つ3つ4つ5つ等複数設ける場合とがあ
る。複数の入口を設ける場合では、対向する1対の面に
入口を設ける場合、隣り合う面に入口を設ける場合、対
向する複数対の面に入口を設けて四方から入れるように
した場合、空間の天井面にも入口を設ける場合がある。
空間の天井面は捕獲器本体の天井面である場合と、捕獲
器本体の内部に天井面材を一体的に設けて形成したり又
は別部材のものを取付けて形成しこの天井面材を空間の
天井面とする場合がある。捕獲器内にゴキブリやネズミ
を誘引するためのエサや誘引剤は、捕獲器内の内底面に
載置することが望ましいが、粘着面の中央に取付けた
り、粘着面に誘引剤を含まぜていてもよい。空間の間隙
を奥に進むにつれゴキブリやネズミの高さより狭くなる
ようにする場合もある。粘着面を場合によっては、捕獲
器内の底面に形成してもよい。捕獲器の材質としては、
紙・プラスチック等がある。誘引剤としてはフェロモン
が知られている。捕獲器本体の平面形状としては、四角
形・三角形・五角形等の多角形や円形等がある。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜2に示す実施例1は対向する1対の側面に入
口を設け、一方の入口の上縁から他方の入口の上縁にか
けて延伸するように設けた天井面材となる紙製のプレー
トの下面全面に粘着面を形成した例である。図3に示す
実施例2は前記実施例1においてのプレートを入口から
離れた位置に設けた例である。図4に示す実施例3は前
記実施例1においての捕獲器本体の天井面にも入口を設
け、この入口を空間と連通するためプレートに2箇所孔
を設けた例である。図5に示す実施例4と図6に示す実
施例5は前記実施例1においてのプレートにかえて、独
立したプレートを各入口に設けた例である。図7に示す
実施例6は対向する1対の側面と天井面との3箇所に入
口を設け、側面の入口の上縁からそれぞれ独立したプレ
ートを延伸させ、プレートと捕獲器本体の底面との間隙
をプレート毎に異なるようにした例である。図8に示す
実施例7は対向する1対の側面に入口を設け、捕獲器本
体の天井面を陥没させて、この天井面を空間の天井面と
すると共に粘着面とした例である。図9に示す実施例8
は側面に入口を1箇所設け、この入口の上縁からプレー
トを延伸させ、このプレートを粘着面とした例である。
図10〜12に示す実施例9は2対の側面に入口を設
け、共有するプレートを各入口の上縁から延伸させ、こ
のプレートを粘着面とした例である。図13に示す実施
例10は対向する1対の側面に入口を設け、入口より奥
に進むにつれ空間が狭くなるように空間の底面となる捕
獲器本体の底面を隆起させて空間の天井面となる捕獲器
本体の天井面に近づけた例である。図14に示す実施例
11は対向する1対の側面に入口を設け、共有するプレ
ートを各入口の上端から延伸させ、このプレートの中央
を空間の底面に近づくように降下させて狭い間隙部分の
空間とし、入口からこの狭い間隙となる空間までのプレ
ートを奥へ進むにつれ順に降下していく段差面とし、粘
着面を狭い間隙となる空間位置のプレートの下面及び各
段差面の境い部分に生じる角の位置に設けた例である。
図15,16に示す実施例12は、プレートを下へ湾曲
させて捕獲器本体の天井面に一体的に取付けて空間の天
井面を円弧面とし、この円弧面を粘着面とすると共に円
弧面の円周方向に位置する捕獲器本体の側面に入口を設
けた例である。
【0010】図1は実施例1を示す斜視図、図2は図1
でのA−A断面図、図3は実施例2を示す縦断面図、図
4は実施例3を示す縦断面図、図5は実施例4を示す縦
断面図、図6は実施例5を示す縦断面図、図7は実施例
6を示す縦断面図、図8は実施例7を示す縦断面図、図
9は実施例8を示す縦断面図、図10は実施例9を示す
平面図、図11は図10でのB−B断面図、図12は図
10でのC−C断面図、図13は実施例10を示す縦断
面図、図14は実施例11を示す縦断面図、図15は実
施例12を示す斜視図、図16は図15でのD−D断面
図である。
【0011】;実施例1(図1,2参照) 図中1は捕獲器、2は捕獲器本体、3は同捕獲器本体2
の天井面、4は同捕獲器本体2の底面、6は天井面材と
なる紙製のプレート、7は同プレート6の傾斜面、8は
同プレート6の水平面、10は入口、12は空間、13
は同空間12の広い間隙部、14は同空間12の狭い間
隙部、16は粘着剤を塗布して形成した粘着面、17は
ゴキブリ、18はエサである。
【0012】図1,2に示す実施例1は、細長な台形状
で長さ20cm程の紙製であり、中空な捕獲器本体2の
両端面に入口10を形成し、空間12の天井面となるプ
レートの両端を約20度の角度で上へ折曲して傾斜し両
端に傾斜面7を形成し、且つ中央を水平面8として捕獲
器本体2と一体連結し、捕獲器本体2の底面とプレート
6との間隙を8mm程とし、更にプレート6の下面に粘
着剤を塗布して粘着面16を形成した捕獲器1の例であ
る。この捕獲器1を使用するには、まず捕獲器本体2の
中央の底面にエサ18を載置して、ゴキブリ17が潜み
やすい所や、通過し易い所へ捕獲器1を載置しておく。
エサ18で誘引され捕獲器1の周りに集まったゴキブリ
17は入口10から捕獲器1内へ侵入し、エサ18のあ
る位置まで空間12内に沿って進んでいく。粘着面16
は侵入したゴキブリ17の上方に位置しており、ゴキブ
リ17はこの粘着面16を触角で察知しにくく、ほとん
どのゴキブリ17は引き返すことなく捕獲器1内に侵入
していくものとなった。入口10は大きく設けており、
又この入口10の上縁からプレート6の傾斜面7で空間
12内に進むにつれ徐々に空間12が狭くなっており、
侵入したゴキブリ17がこの狭い間隙部14の空間12
を進行中に背中を上方の粘着面16と接触してしまう
と、ゴキブリ17はその位置で動かないように拘束さ
れ、そのまま捕獲器1内で捕獲される。粘着面16で拘
束される位置が背中であるため、ゴキブリ17がはばた
いて暴れゴキブリ17の足が折れ、捕獲器1内から逃げ
出す心配がない。空間12の狭い間隙部14には入れな
いような大きなゴキブリ17が入口10から侵入した場
合は、空間12の広い間隙部13となるプレート6の傾
斜面7と接触し、その位置で拘束されて捕獲される。
【0013】;実施例2(図3参照) 図3に示す実施例2は、前記実施例1でのプレート6の
長さをやや短かくし、入口10の上縁からやや離れた捕
獲器本体2の天井面にプレート6の両端を一体的に取付
けた例である。その他の符号・構成や作用効果は前記実
施例1と同じである。
【0014】;実施例3(図4参照) 図4中21はプレート6を開口して形成した連通孔であ
る。図4に示す実施例3は、前記実施例1での捕獲器本
体2の中央の天井面3に入口10を設け、この天井面3
の入口10と空間12とを連通する連通孔21をプレー
ト6に2箇所設けた例である。天井面3の入口10から
侵入したゴキブリ17は、プレート6の連通孔21を介
して空間12内に侵入し、プレート6の粘着面16に接
触して前記同様に拘束される。その他の符号・構成や作
用効果は前記実施例1と同じである。
【0015】;実施例4(図5参照) 図5に示す実施例4は、前記実施例1でのプレート6の
中央を大きく切除して各入口10から延伸されるプレー
ト6をそれぞれ独立させた状態とした例である。その他
の符号・構成や作用効果は前記実施例1と同じである。
【0016】;実施例5(図6参照) 図6に示す実施例5は、前記実施例1でのプレート6の
水平面8を全て切除し前記実施例1でのプレート6の傾
斜面7だけを入口10の上縁からそれぞれ延伸させた状
態として、入口10から独立したプレート6をそれぞれ
延伸させた例である。この場合プレート6の下端と捕獲
器本体2の底面との間隔は、ゴキブリ17の高さよりや
や狭い幅としており、ゴキブリ17は、このプレート6
をくぐり抜けようとする際に、プレート6の粘着面16
と接触し、拘束され、捕獲器本体2内で捕獲される。そ
の他の符号・構成や作用効果は前記実施例1と同じであ
る。
【0017】;実施例6(図7参照) 図7中22はプレート6間に段差で生じた通り口であ
る。図7に示す実施例6は、前記実施例1でのプレート
6の中央を切断して分割し、分割したプレート6をそれ
ぞれ入口10から独立して延びるプレート6とし、この
一方のプレート6の水平面と捕獲器本体2の底面4との
間隙が狭くなるように4mm程とし、そのプレート6の
傾斜面7を長く延ばしプレート6がそれぞれ形成した空
間12の狭い間隙部14を異なるものとし、捕獲器本体
2の天井面3を開口して入口を設け、この入口10より
侵入したゴキブリ17は、プレート6間の段差で生じた
隙き間に形成される通り口22を通って空間12に侵入
する捕獲器1の例である。このため、プレート6の水平
面8と捕獲器本体2の底面4との間隙が一番狭い入口1
0から小さなゴキブリ17が侵入すれば、この小さなゴ
キブリ17も拘束し捕獲することが出来、小さなゴキブ
リ17と、普通のゴキブリ17と小さなゴキブリとを簡
単に捕獲出来る。
【0018】;実施例7(図8参照) 図8に示す実施例7は、前記実施例1でのプレート6の
代りに、捕獲器本体2の天井面3を実施例1でのプレー
ト6と同じ形状となるように陥没させ、この捕獲器本体
2の天井面3に粘着剤を塗布して粘着面16を形成した
例である。その他の符号・構成や作用効果は前記実施例
1と同じである。
【0019】;実施例8(図9参照) 図9に示す実施例8は、前記実施例1での一方の入口1
0を閉鎖すると共に閉鎖した入口10側のプレート6の
傾斜面7を水平面8に変えて入口10を閉鎖した捕獲器
本体2に一体連結し空間12の奥を行止まりとした捕獲
器1の例である。その他の符号・構成や作用効果は前記
実施例1と同じである。
【0020】;実施例9(図10〜12参照) 図10〜12に示す実施例9は、前記実施例1での入口
10を開口していない、1対の側面を開口して入口10
を形成し、この入口10と対向するプレート6の側辺部
を他の側辺部に形成した傾斜面7と同じ傾斜面とすると
共に対向する入口10の上縁に一体連結した例である。
このように、入口10を多く設けることでゴキブリ17
が侵入し易くなり、又、拘束されたゴキブリ17により
空間12が閉鎖される心配がなく、多くのゴキブリ17
を捕獲出来る。その他の符号・構成や作用効果は前記実
施例1と同じである。
【0021】;実施例10(図13参照) 図13中24は捕獲器本体2の底面4の傾斜部、25は
捕獲器本体2の底面4の水平部である。図13に示す実
施例10は、前記実施例1でのプレート6を削除し、捕
獲器本体2の底面4と捕獲器本体2の天井面3との間隙
が約8mmとなるように捕獲器本体2の底面4を隆起
し、又捕獲器本体2の底面4の入口10よりを入口10
の下縁から約20度の角度で直線状に傾斜する傾斜部と
する。又、粘着剤は捕獲器本体2の底面4の水平部25
と対向する位置の捕獲器本体2の天井面3で且つ、傾斜
面との境いより7cm程内側に離した捕獲器本体2の天
井面3に粘着剤を塗布した例である。ゴキブリ17は入
口10を通って捕獲器本体2の底面4である傾斜部24
を登り、底面の水平部25に沿って空間12の狭い間隙
部14を進んでいく。その他の符号・構成や作用効果は
前記実施例1と同じである。
【0022】;実施例11(図14参照) 図14中28は入口10寄りとなるプレート6の両端部
に形成されていく空間12の奥へ進むにつれ順に降下す
る段差面である。図14に示す実施例11は、前記実施
例1でのプレート6の傾斜面7を空間12の奥へ進むに
つれ降下していく段差面7にした構成として空間12を
形成し、粘着面16を狭い間隙部14の空間12に位置
するプレート6の下面と、段差面28同士の間に生じる
角部分にそれぞれ粘着面16を形成した例である。その
他の符号・構成や作用効果は前記実施例1と同じであ
る。
【0023】;実施例12(図15,16参照) 図15,16に示す実施例12は、空間12の天井面と
なるプレート6を滑らかな円弧状に形成して、このプレ
ート6の円弧面の円周方向に位置する捕獲器本体2の側
面に入口10を設け、プレート6の下面に粘着面16を
形成した例である。これにより、入口10を通過して侵
入してくるゴキブリ17のうち、大きなゴキブリは入口
10寄りのプレート6の粘着面16と接触して捕えら
れ、小さなゴキブリは入口10から奥へ侵入した位置で
粘着面16と接触して捕獲される。このように空間12
の天井面が円弧面であるので、大きさの異なるゴキブリ
17が入口10から侵入しても、侵入したゴキブリ17
の高さ程まで狭くなった位置の粘着面16がゴキブリ1
7の背中に広い面積で接することが出来、又ゴキブリ1
7と接触していない粘着面16もゴキブリ17の背中と
の間隙が狭い状態であるので、ゴキブリ17がはばたい
たり、暴れたりするとすぐに粘着面16に接触してしま
い粘着面16と接触するゴキブリ17の背中の面の面積
を、侵入したゴキブリ17の大きさに関係なく常に広い
面積とし、大きさの異なるゴキブリ17を捕獲していく
ものとなる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明では、ゴキブリやネ
ズミを捕獲する面となる粘着面を、侵入するゴキブリや
ネズミの上方に設けているので、ゴキブリやネズミから
この粘着面が察知されにくくなり、エサや誘引剤で集ま
ったゴキブリやネズミが本発明の捕獲器内に侵入し易く
なり、捕獲率が高くなる。又、ゴキブリ・ネズミが侵入
する空間は入口から奥へ進むにつれ、ゴキブリ・ネズミ
と接触するほどまで狭くしており、この狭い間隙に粘着
面を設けているので空間に侵入したゴキブリやネズミは
この空間を進行中に背中を上方の粘着面と接触した際に
粘着面と接着・粘着され、空間内に拘束されていくの
で、特にゴキブリが捕獲された際に、足を折って捕獲器
から逃げ出す恐れもなくなり、捕獲効率が大変向上する
ものとなった。更に粘着面を狭い間隙となる空間の天井
面だけでなく、入口から狭い間隙となる途中の空間の天
井面にも形成していれば、狭い間隙に侵入出来ない大き
なゴキブリやネズミが入口から侵入した場合でも途中の
空間で確実に拘束することが出来るので、捕獲効率が大
変向上するものとなった。
【0025】入口が請求項6記載のように、捕獲器本体
の対向する1対の周側面に設けていれば、ゴキブリやネ
ズミの通路上に2つの入口を簡単に配置出来、捕獲効率
を向上出来る。又、入口が請求項7記載のように捕獲器
本体の周側面の四方に複数設けていれば、室内の隅で壁
と接触する床面等に配置した際でも入口が簡単にゴキブ
リやネズミの通路上に配置されるものとなり、載置場所
を選ばないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図である。
【図2】図1でのA−A断面図である。
【図3】実施例2を示す縦断面図である。
【図4】実施例3を示す縦断面図である。
【図5】実施例4を示す縦断面図である。
【図6】実施例5を示す縦断面図である。
【図7】実施例6を示す縦断面図である。
【図8】実施例7を示す縦断面図である。
【図9】実施例8を示す縦断面図である。
【図10】実施例9を示す平面図である。
【図11】図10でのB−B断面図である。
【図12】図10でのC−C断面図である。
【図13】実施例10を示す縦断面図である。
【図14】実施例11を示す縦断面図である。
【図15】実施例12を示す斜視図である。
【図16】図15でのD−D断面図である。
【符号の説明】
1 捕獲器 2 捕獲器本体 3 天井面 4 底面 5 欠番 6 プレート 7 傾斜面 8 水平面 9 欠番 10 入口 11 欠番 12 空間 13 広い間隙部 14 狭い間隙部 15 欠番 16 粘着面 17 ゴキブリ 18 エサ 19 欠番 20 欠番 21 連通孔 22 通り口 23 欠番 24 傾斜部 25 水平部 26 欠番 27 欠番 28 段差面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴキブリ・ネズミが侵入出来る空間を内
    部に形成した捕獲器本体の周側面にゴキブリ・ネズミの
    高さよりかなり高い前記空間の侵入の入口を設け、同入
    口から奥へ進むにつれ前記空間の底面と天井面との間隙
    をゴキブリ又はネズミと接触する高さほどに狭くすると
    ともに、少なくとも狭い間隙となったところの前記空間
    の天井面の一部又は全部にゴキブリやネズミを接着・粘
    着して捕獲する粘着面を設けたことを特徴とするゴキブ
    リ・ネズミ用捕獲器。
  2. 【請求項2】 前記入口から前記空間の奥へ向けて順に
    降下する複数の段差面を前記天井面に形成し、最下面の
    段差面と前記空間の底面との間隙をゴキブリ・ネズミと
    接触する高さほどとし、少なくとも最下面の段差面の一
    部又は全部に粘着面を設けた請求項1記載のゴキブリ・
    ネズミ用捕獲器。
  3. 【請求項3】 前記入口から前記空間の天井面を奥へ進
    むにしたがってゴキブリ・ネズミと接触する高さほどの
    位置まで漸次低くなるように傾斜させ、且つ傾斜した下
    端から略水平に延ばし、少なくとも前記天井面の略水平
    の部分の一部又は全部に粘着面を設けた請求項1記載の
    ゴキブリ・ネズミ用捕獲器。
  4. 【請求項4】 前記入口から前記空間の天井面を奥へ進
    むにしたがってゴキブリ・ネズミと接触する高さほどの
    位置まで漸次低くなるような円弧面とし、少なくともゴ
    キブリ・ネズミと接触する狭い間隙となった前記天井面
    の一部又は全部に粘着面を設けた請求項1記載のゴキブ
    リ・ネズミ用捕獲器。
  5. 【請求項5】 前記空間のゴキブリ・ネズミと接触する
    高さほどに狭くなった間隙位置より奥の天井面の一部又
    は全部をゴキブリ・ネズミの高さよりかなり高い位置ま
    で上昇させた請求項1〜4いずれか記載のゴキブリ・ネ
    ズミ用捕獲器。
  6. 【請求項6】 捕獲器本体の対向する1対の周側面に入
    口を設けた請求項1〜5いずれか記載のゴキブリ・ネズ
    ミ用捕獲器。
  7. 【請求項7】 四方から捕獲器本体の内部に侵入出来る
    ように入口を複数捕獲器本体の周側面に設けた請求項1
    〜5いずれか記載のゴキブリ・ネズミ用捕獲器。
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