JP2000245081A - 直流電動機用ステータ及びその製造方法 - Google Patents

直流電動機用ステータ及びその製造方法

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JP2000245081A
JP2000245081A JP11039028A JP3902899A JP2000245081A JP 2000245081 A JP2000245081 A JP 2000245081A JP 11039028 A JP11039028 A JP 11039028A JP 3902899 A JP3902899 A JP 3902899A JP 2000245081 A JP2000245081 A JP 2000245081A
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stator
slot
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slots
wedge
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Kazuo Uno
和夫 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステータ用鋼板の加工工数や組み付け工数を特
に増やすことなく、スロットに支持される巻線の銅損を
低減させること。 【解決手段】直流電動機用ステータ1は、帯状鋼板2を
複数段に積層して束ねることにより筒状に形成され、そ
の内側に巻線を支持するための複数のスロット3を有す
る。各スロット3は、入口3aが狭く奥に広がる形状を
有し、その最奥にステータ1の半径方向へ延びる楔状の
切り込み6を有する。切り込み6は、鋼板2の厚さの二
分の一以下の大きさの開口6aを有する。切り込み6の
先端とステータ1の外径との間の距離は、鋼板2の厚さ
の1〜2倍の大きさに設定される。従って、ステータ1
の外周を押圧することにより、各スロット3の切り込み
6によりステータ1の変形が許容され、特定のスロット
3の入口3aが拡げられる。これにより、太い巻線が複
数本束ねられた状態でスロット3に容易に挿入されるよ
うになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流電力で運転
する直流電動機用ステータに係り、詳しくは、巻線を支
持するための複数のスロットを有する直流電動機用ステ
ータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直流電動機はフレームに固定され
たステータ(固定子)と、そのステータの中心で回転可
能に支持されたロータ(回転子)とを備える。ステータ
は、薄肉鋼板を複数段に積層することにより筒状に形成
され、その内側に巻線を支持するための複数のスロット
を有する。
【0003】実開昭63−124043号公報には、こ
の種のスロットを有するステータ(固定子)の一例が開
示されている。図9に示すように、ステータ31の各ス
ロット32は、扇形で入口32aが狭い茄子形をなして
いる。図10に示すように、各スロット32には、入口
32aから挿入された巻線33が配置され支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のステータ31では、入口32aが狭いスロット32
に巻線33を挿入するために、細い巻線33を数十本束
ねて用いていた。或いは、ステータ31の内側へ突出す
る突起部、即ち隣合うスロット32の間のステータポー
ル34を分割可能に形成し、スロット31に巻線33を
挿入するときには、ステータポール34の分割片(図示
しない)を予め取り外しておき、巻線33を入れた後に
その分割片を取り付けるようにしていた。
【0005】従って、細い巻線33を束ねて用いた場合
には、スロット32の面積に対する巻線33の総断面積
の比率が小さくなり、巻線33の銅損が大きくなるとい
う問題があった。一方、ステータポール34を分割可能
に構成した場合には、ステータ用鋼板を機械加工するた
めの工数や、ステータ31を組み付けるための工数が増
えるという問題があった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、ステータ用鋼板の加工工数や組
み付け工数を特に増やすことなく、スロットに支持され
る巻線の銅損を低減させることを可能にした直流電動機
用ステータ及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、鋼板を複数段に積層する
ことにより筒状に形成され、その内側に巻線を支持する
複数のスロットを有する直流電動機用ステータにおい
て、各スロットは、入口が狭く奥に広がる形状を有し、
その最奥にステータの半径方向へ延びる楔状の切り込み
を有することを趣旨とする。
【0008】上記発明の構成によれば、筒状のステータ
の外周を、例えば、特定の一つのスロットに対応する1
点で押圧することにより、各スロットの切り込みにより
ステータの変形が許容され、特定の一つのスロットの入
口が拡げられることになる。従って、本来、狭い入口を
有するスロットであっても、太い巻線が複数本束ねられ
た状態で容易にスロットに挿入され、スロットを太い巻
線で満たすことが可能となる。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の発明の構成において、楔
状の切り込みが、鋼板の厚さの二分の一以下の大きさの
開口を有することを趣旨とする。
【0010】上記発明の構成によれば、請求項1の発明
の作用に加え、楔状の切り込みの開口が、鋼板の厚さの
二分の一以下の大きさを有するので、その切り込みから
ステータの磁束が漏れることはない。
【0011】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明の構成
において、楔状の切り込みの先端とステータの外径との
間の距離が、鋼板の厚さの1〜3倍の大きさであること
を趣旨とする。
【0012】上記発明の構成によれば、請求項1又は請
求項2の発明の作用に加え、楔状の切り込みの先端とス
テータの外径との間の距離が、鋼板の厚さの1〜3倍の
大きさを有することから、ステータの変形が許容される
と共に、ステータの強度も確保されることになる。
【0013】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項1乃至請求項3の一つに記載の発明
の構成において、帯状鋼板が螺旋状に複数段に積層され
束ねられることにより形成されることを趣旨とする。
【0014】上記発明の構成によれば、請求項1乃至請
求項3の一つに記載の発明の作用に加え、螺旋状に複数
段に積層される帯状鋼板が使用されることから、筒状の
ステータが一本の帯状鋼板により一体的に形成される。
又、帯状鋼板を一方向へ走行させながらその長手方向に
沿ってプレス機で複数回連続的に打ち抜くことにより、
並列配置された複数のスロット用穴を一体的に有する帯
状鋼板が容易に得られる。
【0015】上記目的を達成するために、請求項5に記
載の発明は、鋼板を複数段に積層することにより筒状に
形成され、その内側に巻線を支持する複数のスロットを
有する直流電動機用ステータの製造方法において、帯状
鋼板を長手方向に沿って順次に打ち抜くことにより、入
口が狭く奥に広がり、最奥に楔状の切り込みを有するス
ロット用穴を複数形成する打ち抜き工程と、複数のスロ
ット用穴が形成された帯状鋼板を螺旋状に複数段に積層
して束ねることにより筒状に形成し、その内側に位置す
る複数のスロット用穴の一部を互いに整合させることに
より各スロットを形成する束ね工程と、筒状に束ねられ
たステータの外周を押圧することにより、ステータを変
形させて特定のスロットの入口を拡げる変形工程と、拡
げられた入口から、スロットの形状に束ねられた複数の
巻線をスロットに挿入する挿入工程とを備え、変形工程
及び挿入工程を複数回繰り返すことにより、複数のスロ
ットに巻線を挿入するようにしたことを趣旨とする。
【0016】上記発明の構成によれば、上記一連の工程
により、複数のスロット用穴の加工が容易となり、帯状
鋼板により一体的なステータが形成され、各スロットに
対する巻線の挿入が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の直流電動機用ステ
ータを具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。
【0018】図1に直流電動機用ステータ1等を示す。
このステータ1は、薄肉の帯状鋼板2が螺旋状に複数段
に積層され束ねられることにより筒状に形成される。ス
テータ1の内側には、ほぼ軸線方向に延びる複数のスロ
ット3が設けられる。各スロット3には、例えば、外径
2.9mmの比較的太い巻線4を複数本束ねて形成され
た巻線束5が支持される。
【0019】図2にステータ1の端面及び帯状鋼板2の
一部を示す。各スロット3は、入口3aが狭く奥に広が
る茄子形状を有し、その最奥にはスロット3の半径方向
へ延びる楔状の切り込み6を有する。切り込み6は、帯
状鋼板2の厚さの二分の一以下の大きさd1に設定され
た開口6aを有する。ステータ1の内側において隣合う
スロット3の間に位置する突起部はステータポール2a
であり、帯状鋼板2に一体に形成される。切り込み6の
先端とステータ1の外径との間の距離L1は、帯状鋼板
2の厚さの1〜2倍の大きさに設定される。切り込み6
の開口6aを帯状鋼板2の厚さの二分の一以下に設定し
たのは、ステータ1の漏洩磁束を発生させないようにす
るためであり、以下の式(1)が成立することが望まし
い。 N2>(4*L*π)/T ・・・(1) ここで、「N」はステータ1の極数を、「T」は帯状鋼
板2の厚さを、「L」はスロット3の最奥からステータ
1の外周までの距離をそれぞれ意味する。
【0020】この実施の形態では、例えば、40mmの
幅W1、0.4mmの厚さTを有する帯状鋼板2に対し
て、0.2mm以下の開口6aを有する切り込み6が形
成される。切り込み6の先端とステータ1の外周との距
離L1は、1.0mmに設定される。
【0021】次に、上記ステータ1の製造方法について
説明する。図3にその製造手順をフローチャートに示
す。図4〜8にフローチャートの各工程に対応する説明
図を示す。
【0022】先ず、打ち抜き工程では、図4に示すよう
に、帯状鋼板2の原板7を一方向へ走行させながら、そ
の長手方向に沿ってプレス機で所定形状に複数回連続的
に打ち抜くことにより、前述したスロット3の形状に対
応したスロット用穴8を複数形成する。この実施の形態
では、互いに半ピッチずらした状態で帯状鋼板2が2列
同時に打ち抜き加工されるようになっている。ここで
は、各スロット用穴8の最奥に切り込み6があることか
ら、帯状鋼板2の幅W1をステータ1の内径と外径との
半径差以上に設定すれば良いことになる。この2列の打
ち抜き加工により、帯状鋼板2の材料歩留まりを大幅に
向上させることができる。
【0023】次に、束ね工程では、図5,6に示すよう
に、打ち抜き工程で複数のスロット用穴8が形成された
帯状鋼板2を螺旋状に複数段に積層して束ねることによ
り筒状のステータ1に形成し、その内側に位置する複数
のスロット用穴8の一部を互いに整合させることにより
各スロット3を形成する。
【0024】次に、変形工程では、筒状に束ねられたス
テータ1の外周を押圧することにより、図7に示すよう
に、特定のスロット3の入口3aを拡げて変形させる。
ここでは、ステータ1の外周を、特定の一つのスロット
に対応する1点を押圧することにより、ステータ1を変
形させる。このとき、対応する特定の一つスロット3の
切り込み6が拡げられ、その他のスロット3の切り込み
6が窄められることにより、特定の一つのスロット3の
入口3aが拡げられるようになる。
【0025】次に、挿入工程では、図7に示すように、
対応するスロット3の拡げられた入口3aから、太い巻
線4が複数本スロット形状に束ねられた巻線束5がスロ
ット3の中に挿入される。巻線束5の挿入を終了した
後、ステータ3の押し挟みを解除することにより、図8
に示すように、ステータ1が形状復帰し、対応するスロ
ット3を満たすように巻線束5が装着され支持される。
【0026】その後、上記変形工程及び挿入工程を所要
回数繰り返すことにより、複数のスロット3に巻線束5
を装着する。これにより、巻線束5を支持するステータ
1が得られる。
【0027】以上説明したように、この実施の形態の直
流電動機用ステータ1の構成によれば、筒状のステータ
1の外周を、特定の一つのスロット3に対応する1点で
押圧することにより、各スロット3の切り込み6により
ステータ3の変形が許容され、対応する特定の一つのス
ロット3の入口3aが拡げられる。従って、本来、狭い
入口3aを有するスロット3であっても、複数の太い巻
線4より形成された巻線束5が容易にスロット3に挿入
され、スロット3が太い巻線4で満たされることにな
る。このため、各スロット3に巻線束5を挿入するため
にステータポール2aを分割可能に形成し、挿入時にそ
の分割片を取り外したり取り付けたりする必要がなくな
る。この結果、ステータポール2aを分割可能にするた
めにステータ用鋼板の加工工数や組み付け工数を特に増
やす必要がない。又、ステータ1の各スロット3が太い
巻線4で満たされるので、巻線4の銅損を低減させるこ
とができるようになる。
【0028】この実施の形態のステータ1の構成によれ
ば、楔状の切り込み6の開口6aが、帯状鋼板2の厚さ
の二分の一以下の大きさに設定されることから、その切
り込み6からステータ1の磁束が漏れることはない。こ
のため、直流電動機においてステータ1が発揮すべき場
磁界の強度低下を招くことがなく、直流電動機用ステー
タ1としての機能を確保することができる。
【0029】この実施の形態のステータ1の構成によれ
ば、楔状の切り込み6の先端とステータ1の外径との間
の距離L1が、帯状鋼板2の厚さの1〜2倍の大きさを
有することから、ステータ1の変形が許容されると共
に、ステータ1の強度も確保される。このため、製造が
容易で耐久性を有するステータ1を得ることができる。
【0030】この実施の形態のステータ1の構成によれ
ば、螺旋状に複数段に積層される帯状鋼板2が使用され
ることから、筒状のステータ1が一本の帯状鋼板2によ
り一体的に形成されることになる。又、帯状鋼板2を一
方向へ走行させながらその長手方向に沿ってプレス機で
複数回連続的に打ち抜くことにより、並列配置された複
数のスロット用穴8を一体的に有する帯状鋼板2が容易
に得られる。このため、円環状の単一鋼板が複数枚積層
されるステータのように複数枚の鋼板を互いにかしめる
必要がなく、一体性のあるステータ1を比較的容易に製
造することができる。
【0031】この実施の形態の製造方法によれば、前述
した打ち抜き工程、束ね工程、変形工程及び挿入工程に
より、複数のスロット用穴8の加工が容易となり、帯状
鋼板2により一体的なステータ1が形成され、各スロッ
ト3に対する巻線束5の挿入が容易となる。このため、
製造方法の観点からも、ステータ1の機械加工と組み付
けを簡易化することができ、一体性のあるステータ1を
一連の工程に従って効率良く製造することができるよう
になる。
【0032】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0033】前記実施の形態では、薄肉の帯状鋼板2を
螺旋状に複数段に積層して束ねることにより筒状のステ
ータ1を形成した。これに対し、円環状の単一鋼板を複
数枚積層することにより筒状のステータを形成する。そ
して、各単一鋼板の内側にスロット用穴を複数形成し、
単一鋼板を複数枚積層したときにそれらスロット用穴を
整合させることにより、複数のスロットを形成する。そ
のスロットを、入口が狭く奥に広がる形状とし、その最
奥にステータの半径方向へ延びる楔状の切り込みを形成
する。これにより、前記実施の形態と同等の作用及び効
果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
各スロットの切り込みによりステータの変形が許容さ
れ、特定のスロットの入口が拡げられ、スロットに対す
る太い巻線の挿入が可能になる。このため、ステータ用
鋼板の加工工数や組み付け工数を特に増やすことなく、
スロットに支持される巻線の銅損を低減させることがで
きるという効果を発揮する。
【0035】請求項2に記載の発明の構成によれば、請
求項1の発明の効果に加え、楔状の切り込みからステー
タの磁束が漏れることがない。このため、直流電動機用
ステータとして発揮すべき場磁界の強度低下を招くこと
がなく、直流電動機用ステータとしての機能を確保する
ことができるとう効果を発揮する。
【0036】請求項3に記載の発明の構成によれば、請
求項1又は請求項2の発明の効果に加え、ステータの変
形が許容されると共に、ステータの強度も確保される。
このため、製造が容易で耐久性を有するステータを得る
ことができるという効果を発揮する。
【0037】請求項4に記載の発明の構成によれば、請
求項1乃至請求項3の一つの発明の効果に加え、円環状
の単一鋼板が複数枚積層されるステータのように複数枚
の鋼板を互いにかしめる必要がなく、一体性のあるステ
ータを比較的容易に製造することができるという効果を
発揮する。
【0038】請求項5に記載の発明の構成によれば、ス
テータの機械加工と組み付けを簡易化することができ、
一体性のあるステータを一連の工程に従って効率良く製
造することができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、ステータを示す斜視図で
ある。
【図2】同じく、ステータの端面及び帯状鋼板の一部を
示す正面図である。
【図3】同じく、ステータの製造手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】同じく、打ち抜き工程を示す説明図である。
【図5】同じく、束ね工程を示す説明図である。
【図6】同じく、ステータの端面の一部を示す正面図で
ある。
【図7】同じく、変形工程及び挿入工程を示す説明図で
ある。
【図8】同じく、挿入工程を示す説明図である。
【図9】従来のステータをの端面を示す正面図である。
【図10】従来のステータのスロットを示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ステータ 2 帯状鋼板 3 スロット 3a 入口 4 巻線 5 巻線束 6 楔状の切り込み 6a 開口 8 スロット用穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を複数段に積層することにより筒状
    に形成され、その内側に巻線を支持する複数のスロット
    を有する直流電動機用ステータにおいて、 前記各スロットは、入口が狭く奥に広がる形状を有し、
    その最奥にステータの半径方向へ延びる楔状の切り込み
    を有することを特徴とする直流電動機用ステータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直流電動機用ステータ
    において、 前記楔状の切り込みが、前記鋼板の厚さの二分の一以下
    の大きさの開口を有することを特徴とする直流電動機用
    ステータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の直流電動
    機用ステータにおいて、 前記楔状の切り込みの先端とステータの外径との間の距
    離が、前記鋼板の厚さの1〜2倍の大きさであることを
    特徴とする直流電動機用ステータ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の一つに記載の直
    流電動機用ステータであって、 帯状鋼板が螺旋状に複数段に積層され束ねられることに
    より形成されることを特徴とする直流電動機用ステー
    タ。
  5. 【請求項5】 鋼板を複数段に積層することにより筒状
    に形成され、その内側に巻線を支持する複数のスロット
    を有する直流電動機用ステータの製造方法において、 帯状鋼板を長手方向に沿って順次に打ち抜くことによ
    り、入口が狭く奥に広がり、最奥に楔状の切り込みを有
    するスロット用穴を複数形成する打ち抜き工程と、 前記複数のスロット用穴が形成された前記帯状鋼板を螺
    旋状に複数段に積層して束ねることにより筒状に形成
    し、その内側に位置する前記複数のスロット用穴の一部
    を互いに整合させることにより前記各スロットを形成す
    る束ね工程と、 前記筒状に束ねられたステータの外周を押圧することに
    より、前記ステータを変形させて特定の少なくとも一つ
    のスロットの入口を拡げる変形工程と、 前記拡げられた入口から、前記スロットの形状に束ねら
    れた複数の巻線を前記スロットに挿入する挿入工程とを
    備え、前記変形工程及び前記挿入工程を複数回繰り返す
    ことにより、複数のスロットに巻線を挿入するようにし
    たことを特徴とする直流電動機用ステータの製造方法。
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