JP2000243550A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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Abstract
を高効率に加熱できるようにする。 【解決手段】 加熱室の下部に高周波発信器3から発信
する高周波を加熱室2に伝送する矩形導波管を配置し
て、加熱室2と導波管5の境界である給電口6を加熱室
2の底面中央に設け、導波管6内で給電口6の下方に1
辺の長さが4分の1波長以上の金属片8を設ける。
Description
電口を設け、被加熱物の下部から高周波を照射する高周
波加熱装置に関するものである。
断面図である。図において、1は被加熱物、2は加熱
室、3は高周波の発信源である高周波発信器、4は高周
波発信器3を制御する制御部、5は高周波発信器3から
加熱室2に高周波を伝送する導波管、6は導波管5と加
熱室2の境界にある給電口で、例えば加熱室2側面の上
下2ヶ所に形成される。7は被加熱物1を載置するガラ
ス等の低誘電率材料で成形された被加熱物設置台、9は
被加熱物1を載せた被加熱物設置台7を支持するロータ
リプレート、10はロータリプレート9を回動させるモ
ータである。
3で発信した高周波は導波管5を伝搬して上下2ヶ所の
給電口6より加熱室2に伝搬され、加熱室2壁面に対し
て入射や反射を繰り返しながら回動するロータリプレー
ト9の上に置かれた被加熱物1に照射される。これによ
り、被加熱物1は加熱される。
が加熱室2の側面に設置されているため、給電口6と被
加熱物1との距離が長くなってしまう。したがって、給
電口6から加熱室2に入射した高周波は直接被加熱物1
に吸収されず、加熱室2壁面に入射反射を繰り返した後
に被加熱物1に吸収されることになる。このため、加熱
室2壁面への吸収による減衰によりエネルギーロスが発
生するという問題点があった。
るため、被加熱物1の側面や上面は、マイクロ波の照射
量が多く加熱されやすい状態になるが、下面や中心部
は、被加熱物1を載置している金属製のロータリプレー
ト9に反射して被加熱物1に照射しにくいことと、被加
熱物1と加熱室2底面との距離が短いため、被加熱物1
の下面に入射するマイクロ波成分は少なく加熱されにく
い状態になる。したがって、加熱ムラが発生してしまう
という問題点があった。
例、例えば、特開昭58−175284号公報に示され
た高周波加熱装置が提案されている。図7は他の従来例
の高周波加熱装置を示す正面断面図であり、11は加熱
室2と導波管5との結合部分に形成したスロットであ
り、スロット11を複数設けてスロットアンテナ列を形
成している。12は導波管5内に設けられ、スロット1
1とスロット11との間に設けた金属片12であり、両
スロット11からの放射エネルギーを調節するものであ
る。
周波放射エネルギー調整用の金属片12を有するスロッ
トアンテナ列とロータリプレート9とにより、加熱ムラ
を抑えることができる。
来例では、ロータリプレート9を回転させるために複雑
な構造になり部品点数が増え、故障率が高くなり信頼性
に欠けると共に、ローラーとロータリプレートの駆動部
の電波シールド機構が難しくなるという問題点がある。
また、ロータリプレート9等が加熱室2内にあるため、
加熱室2内の有効利用スペースの減少、清掃性の悪化等
の問題点があった。
ンテナ列11)との距離が長くなり被加熱物1に吸収さ
れる前に、高周波が多方向に放射するため、被加熱物1
に高周波が集中せず、高効率を得ることができなくな
る。また、導波管5を加熱室2上部に設けているため、
ミルク、酒等の液体を加熱する場合に被加熱物1の下部
より上部の方がスロットアンテナ列に近いため過加熱さ
れ加熱ムラが発生するという問題点があった。
されたものであり、加熱室の有効スペースを拡大できる
とともに、被加熱物を高効率で均一に加熱できるように
することにある。
装置は、被加熱物を収納する加熱室と、高周波を発信す
る高周波発信手段と、前記加熱室の下部に設けられ前記
高周波発信手段から発信する高周波を前記加熱室下部か
ら伝送する導波管と、前記加熱室と前記導波管の境界に
形成された給電口と、前記給電口上部に配設され前記被
加熱物を設置する載置手段とを備えたものにおいて、前
記導波管内でかつ前記給電口の下方に前記導波管と電気
的に結合し1辺の長さが4分の1波長以上の金属片を設
けたものである。
の進行方向に対して平行に配設したものである。
の1波長としたものである。
施の形態1に係る高周波加熱装置を示す断面図である。
図2は図1に示された導波管を示す斜視図である。図
中、上述の従来例と同一部分には同じ部号を付し説明は
省略する。8は導波管5内であって、かつ給電口6の下
方に配置された金属片である。金属片8は導波管5と電
気的に結合しており、1辺の長さは、高周波の波長
(λ)に対して、4分の1波長(λ/4)以上となって
いる。この構成により金属片8には高周波を受信して金
属片8付近の電界を強くするというアンテナ効果があ
る。実施の形態1では例えば縦の長さをλ/4、横の長
さをλ/2とした。また、給電口6は加熱室2の底面中
央部に配設されており、図2に示すとおり、給電口6の
形状と加熱室2下部の導波管5の形状は矩形状に形成さ
れている。
配設させているが、どちらか1つでもよい。
5を介し、給電口6から加熱室2内に伝搬され、給電口
6上方の被加熱物1に直接照射される。このとき、給電
口6下方に4分の1波長(λ/4)以上の長さを有する
金属片8を設置したので、高周波発信器3から発信され
た高周波は金属片8のアンテナ効果で金属片8付近に高
周波エネルギーを集中させることができ、高周波エネル
ギーを効率よく被加熱物1に吸収させることができる。
また、給電口6が加熱室2の下部に形成されているの
で、従来のものよりも加熱室壁面での反射回数が大幅に
減少し、高周波エネルギーは効率よく被加熱物1に吸収
される。このため、エネルギーロスを大幅に低減するこ
とができる。
ある底面中心付近に高周波エネルギーを集中させること
ができるので、特にミルク、酒等の液体である被加熱物
1の加熱に関しては、被加熱物1の下を集中的に加熱で
きるため、対流により全体を均一に加熱することができ
る。また、平面的に配置されている被加熱物1に関して
も被加熱物端部の過加熱を防止でき、均一に加熱するこ
とができる。
ートを回動する構成を設ける必要がなく、部品点数が減
り、故障率も低くなり信頼性を得ることができると共
に、電波シールド構造も容易になる。また、加熱室の有
効スペースを拡大することもできる。
2に係る高周波加熱装置の導波管を示す斜視図であり、
図中、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付し、説
明を省略する。実施の形態2では、図3に示すとおり、
給電口6形状と導波管5の給電口6下方部分の形状を円
形にし、金属片8も導波管5の形状に沿って湾曲させて
設置した。この構成により、実施の形態1と同等の効果
を得ることができる。
3に係る高周波加熱装置の導波管を示す斜視図であり、
図中、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付し、説
明は省略する。実施の形態3では、高周波発信器3から
発信される高周波の伝搬方向(矢印a)に対して平行な
位置に金属片8を配置した。
様の効果に加えて、被加熱物の下方に、導波管と電気的
に結合し、かつ1辺の長さが4分の1波長(λ/4)以
上あり、さらに、高周波発信器から発信される高周波の
伝搬方向に対して平行に金属片を設けたので、金属片の
アンテナ効果がより一層高まり、金属片に高周波エネル
ギーが集中し、その上方にある被加熱物に高周波エネル
ギーを直接照射することができる。したがって、高周波
エネルギーを効率よく被加熱物に吸収させることができ
る。
4に係る高周波加熱装置の導波管を示す斜視図であり、
図中、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付し、説
明は省略する。実施の形態3では、導波管5側壁面との
距離Lが4分の1波長(λ/4)となるように金属片8
を配置した。
発信した高周波は加熱室2下部に設けられた導波管5を
介して被加熱物1に直接照射される。このとき、導波管
5内に1辺の長さが4分の1波長(λ/4)以上で、か
つ導波管5側壁面との距離が4分の1波長(λ/4)と
なるように配置された金属片8を設けたので、高周波発
信器3から発信された高周波が導波管5内に設置された
金属片8のアンテナ効果だけでなく、金属片8と導波管
5側壁面との間にもアンテナ効果が発生し、より広範囲
を加熱することができる。
ように、普通の食品に比べてより広い範囲を均一に加熱
する必要があるものに対しても効率よく均一に加熱する
ことができる。このため、被加熱物を高効率で加熱する
ことができるとともに、エネルギーロスを大幅に低減す
ることができる。
加熱物を収納する加熱室と、高周波を発信する高周波発
信手段と、加熱室の下部に設けられ高周波発信手段から
発信する高周波を加熱室下部から伝送する導波管と、加
熱室と導波管の境界に形成された給電口と、給電口上部
に配設され被加熱物を設置する載置手段とを備えた高周
波加熱装置において、導波管内でかつ給電口の下方に導
波管と電気的に結合し1辺の長さが4分の1波長以上の
金属片を設けたので、高周波発信手段から発信された高
周波は導波管内に設置された金属片のアンテナ効果で高
周波エネルギーが集中し、その真上又は近傍にある被加
熱物にその高周波エネルギーを直接照射することがで
き、高効率で被加熱物に吸収させることができる。これ
により、エネルギーロスを大幅に低減することができ
る。
周波エネルギーを集中させることができるため、特にミ
ルク、酒等の液体の加熱に関しては、被加熱物の下を集
中的に加熱することで対流により全体が均一に加熱され
る。また、平面的に配置されている被加熱物に関しても
端の過加熱がなくなり、均一に加熱することができる。
ないので、庫内の有効利用スペースの拡大が図ることが
できる。
向に対して金属片が平行になるように配設したので、金
属片のアンテナ効果をより高めることができる。
長としたので、金属片だけのアンテナ効果だけでなく、
金属片と導波管壁面との間にもアンテナ効果が発生し、
より広範囲を加熱することができる。
図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
る。
である。
御部、5 導波管、6 給電口、7 被加熱物設置台、
8 金属片、9 ロータリプレート、10 モータ。
Claims (3)
- 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、高周波を
発信する高周波発信手段と、前記加熱室の下部に設けら
れ前記高周波発信手段から発信する高周波を前記加熱室
下部から伝送する導波管と、前記加熱室と前記導波管の
境界に形成された給電口と、前記給電口上部に配設され
前記被加熱物を設置する載置手段とを備えた高周波加熱
装置において、前記導波管内でかつ前記給電口の下方に
前記導波管と電気的に結合し1辺の長さが4分の1波長
以上の金属片を設けたことを特徴とする高周波加熱装
置。 - 【請求項2】 金属片は導波管内を伝搬する高周波の進
行方向に対して平行に配設したことを特徴とする請求項
1記載の高周波加熱装置。 - 【請求項3】 金属片と導波管壁面との距離を4分の1
波長としたことを特徴とする請求項1記載の高周波加熱
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04606899A JP3619044B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04606899A JP3619044B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000243550A true JP2000243550A (ja) | 2000-09-08 |
JP3619044B2 JP3619044B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=12736696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04606899A Expired - Fee Related JP3619044B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3619044B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003039194A2 (en) * | 2001-10-27 | 2003-05-08 | Micro Heat Limited | Water heater |
KR100950109B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2010-03-30 | 비에이치-에프 (엔지니어링) 엘티디. | 용융물의 균질화 방법 및 장치 |
JP2018152275A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 富士通株式会社 | マイクロ波加熱装置 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP04606899A patent/JP3619044B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003039194A2 (en) * | 2001-10-27 | 2003-05-08 | Micro Heat Limited | Water heater |
WO2003039194A3 (en) * | 2001-10-27 | 2003-06-05 | Micro Heat Ltd | Water heater |
KR100950109B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2010-03-30 | 비에이치-에프 (엔지니어링) 엘티디. | 용융물의 균질화 방법 및 장치 |
JP2018152275A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 富士通株式会社 | マイクロ波加熱装置 |
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