JPS61237393A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、食品などをヤイクロ波加熱する装置に関する
ものであり、さらに詳細に言えば、１０゜Ｗ程度のマイ
クロ波エネルギを用いて解凍調理を行なう加熱装置に関
する。

従来の技術 従来高周波加熱装置において、解凍調理を行な２・　う
ものとして、いわゆる電子レンジがある。この電子レン
ジを用いて解凍調理を行なう場合、被加熱物が冷凍であ
ることから、マイクロ波エネルギが被加熱物の内部まで
浸透しにくいことおよび被加熱物の表面の局所加熱が生
じやすいことなどから、被加熱物表面での熱伝導を効果
的に利用した独自のマイクロ波加熱がなされている。

しかしながら上記のような電子レンジは加熱室内にマイ
クロ波エネルギを放射する方式であるため、冷凍食品に
対してマイクロ波エネルギを集中させることは不可能で
あり、大部分のマイクロ波エネルギが冷凍食品に吸収さ
れることなく加熱室外の電波発生源側へ戻ることになる
。

これに対して、マイクロ波エネルギをマイクロ波伝送空
間に集中させ、このマイクロ波エネルギが集中した空間
に被加熱物を介在させる技術がある。

このような技術は、マイクロ波伝送線路が表面波線路あ
るいけ遅波回路と呼ばれるものである。

この種の技術を高周波加熱装置に応用したものとして特
開昭４９−１６９４４号公報がある。該公報は、リッジ
付ラダー回路を配設し、このうグー回路の近傍におかれ
る被加熱物を加熱する構成を開示している。しかしなが
らこれはマイクロ波伝送路としてリッジ導波管を用いる
が故に構造が大きく複雑になる欠点がある。また、マイ
クロ波エネルギを集中させる空間がリッジ導波管上であ
ることからエネルギ集中の空間が制約される欠点がある
。

上記公報の欠点を改良したものとして、公特昭５５−５
１３１２号公報がある。該公報は、交叉折型テープ線路
を複数本含む平面状遅波回路を配投し、このテープ線路
の近傍におかれる被加熱物を加熱する構成を開示してい
る。

しかしながら、該公報の明細書からも明らかな様に、遅
波回路だけでは、厚みの厚い食品全うまく加熱すること
は出来ない。このため、該公報は、電波発生源が発生す
るマイクロ波エネルギの一部を遅波回路と分岐した電波
路系から加熱室内へ放射する構成を並用しており装置構
成の大形化、複雑化に通ずる。

また、上記２つの公報は、被加熱物の表面に焦げ目をつ
けることを主願とするものであるため、配設したマイク
ロ波伝送線路の近接空間にマイクロ波エネルギを集中さ
せ、かつその空間の電界を非常に強いものにしている。

このことも、厚みの厚い食品の加熱をう壕く出来ない要
因の１つである０ 発明が解決しようとする問題点 以上のように、従来のマイクロ波エネルギを集中させる
マイクロ波伝送線路は、食品表面への焦げ目っけを主目
的とするがために、エネルギ集中空間はマイクロ波伝送
線路の近傍であった。このため厚みの厚い食品全体を加
熱するために、加熱室内にマイクロ波エネルギを放射す
る手段と並用されており、装置の構造が複雑になったり
大きくなる問題点があった。

零発明け、このような問題点を解消するもので問題点を
解決するだめの手段 本発明の高周波加熱装置は、交叉折型テープ線路とこの
テープ線路の終端部に共振孔が配設された平面回路を加
熱室内の底面上所定空間に設け、この平面回路の交叉折
型テープ線路の所定部に電波発生源が発生するマイクロ
波エネルギを結合させ、食品を加熱する構成としたもの
である。

作　　用 本発明の高周波加熱装置は、加熱室容積に対し、標準的
な大きさの被加熱物である食品が載置される範囲を包含
する食品下方に位置した交叉折型テープ線路は、ある程
度の指向性を有する放射アンテナとして作用し、終端部
に設けた共振孔は、電波放射空間である加熱室に対して
ほぼ無指向性の放射アンテナとして作用する。これら２
種類の放射アンテナより放射されたマイクロ波エネルギ
により、食品は効果的に均一性よく加熱される。とくに
加熱室内に載置された食品の下半分は交叉折型テープ線
路からの放射エネルギにより加熱される。また平面回路
の下方に位置する加熱室の底壁は、上記放射系の反射板
として作用し、食品が載置された加熱室側空間側にマイ
クロ波エネルギを放射させる。

実施例 以下、本発明の一実施例の高周波加熱装置を図面を参照
して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の構成
図であり、図において１はドア、２は加熱室であり空間
３と空間４とで形成している。５け本体カバーであり加
熱室壁面も兼ねている。６けマイクロ波エネルギを発生
する電波発生源であり、１００Ｗ程度の出力のもので、
たとえば固体素子を能動素子として構成している。７け
、交叉折型テープ線路とその終端部に共振孔が配設され
た平面回路である。８は平面回路の交叉折型テープ線路
に電波発生源の発生するマイクロ波エネルギを伝送せし
め結合させる同軸伝送線路ケーブルである。９ば、平面
回路７を加熱室底壁面１ｏがら所定の距離だけ離して支
持する支持ガイド、１１は被加熱物が載置されるセラミ
ックもしくけ樹脂のカバーであり、平面回路全カバーす
るものであるＯ 第２図は第１図の平面回路の詳細構成例を示す図である
。被加熱物が載置される位置の下方すなわち、平面回路
７の略中央部に交叉折型テープ線路１２を配している。

また、マイクロ波エネルギを平面回路の略中心の位置に
あたる交叉折型テープ線路と結合させている。（同図点
Ａ）このため、交叉折型テープ線路の終端部１ｄ２箇所
となり、夫々に共振孔１３を配設している。

交叉折型テープ線路の歯形の寸法ａけ約７波長の整数倍
の長さ、共振孔の長手寸法すは、約１波長である。

なお同図は、交叉折型テープ線路の間隙が同じものを示
したが、約百波長毎に間隙を変えてもよいし、さらには
所望の位置に整合用スタブを付加しても構わない。

また、共振孔の形状も木実施例に限るものではなく、た
とえは、円形、橢円形、三角形の形状でもよく、さらに
は、１つのテープ線路終端部から複数個接続しても構わ
ない。

発明の効果 以上のように本発明の高周波加熱装置は、以下の効果を
奏する。

（１）指向性を有する放射系と無指向性の放射系を１枚
の平面回路で構成でき構造が簡単である。

（２）励振源と負荷との整合が容易である。

（３）　　Ｆｊｈ振が簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の断面
図、第２図は第１図の平面回路の構成図である。 ２．３，４・・・・・・加熱室、６・・・・・・電波発
生源、７・・・・・・平面回路、１２・・・・・・交叉
折型テープ線路、１３・・・・・共振孔、Ａ・・・・・
結合部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加熱室内に位置し、収容される被加熱物の下方に設けら
   れ、かつ交叉指型テープ線路と前記テープ線路の終端部
   に共振孔が配設された平面回路と、前記平面回路の略中
   央に配設された交叉指型テープ線路に電波発生源が発生
   するマイクロ波エネルギを結合させた構成からなる高周
   波加熱装置。