JPH10162950A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

Info

Publication number
JPH10162950A
JPH10162950A JP31783296A JP31783296A JPH10162950A JP H10162950 A JPH10162950 A JP H10162950A JP 31783296 A JP31783296 A JP 31783296A JP 31783296 A JP31783296 A JP 31783296A JP H10162950 A JPH10162950 A JP H10162950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
microwave oven
antenna
magnetron
microwaves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31783296A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenji Takada
善次 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP31783296A priority Critical patent/JPH10162950A/ja
Publication of JPH10162950A publication Critical patent/JPH10162950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波の拡散範囲が広く、かつ導波管へ
のマイクロ波の侵入を防ぐことができる電子レンジを提
供する。 【解決手段】 本発明の電子レンジは、マグネトロン1
6と、導波管1と、マグネトロンアンテナ15と、放射
アンテナ13とを備える。導波管1の内壁には、凸部3
がある。放射アンテナ13から放射されるマイクロ波
は、凸部3にそって反射される。この結果、マイクロ波
の拡散範囲が広がり、キャビティ11での電波ムラを防
止し、キャビティ11内の被加熱物17を均一に加熱す
ることができる。一方、キャビティ11からマグネトロ
ン16へのマイクロ波の侵入を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジに関
し、特に、導波管と、マグネトロンアンテナと、放射ア
ンテナとを備える電子レンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、食品の加熱調理器として、電
子レンジがある。電子レンジは、高周波発振器(マグネ
トロン)を内蔵し、マグネトロンから供給されるマイク
ロ波を被加熱物に吸収させ、誘電損失効果により被加熱
物を加熱する。
【0003】図5は、従来の電子レンジ200の全体構
成を概略的に示す正面断面図である。図5を参照して、
電子レンジ200は、外装パネル22と、被加熱物17
を加熱するためのキャビティ(加熱室)11と、被加熱
物17を載置するテーブル19と、テーブル19に取付
けられた回転軸20と、回転軸20を回転する回転モー
タ21とを設ける。
【0004】さらに図5を参照して、従来の電子レンジ
200は、導波管10と、マグネトロン16と、マグネ
トロンアンテナ15と、放射アンテナ支持誘導体板14
に固定された放射アンテナ13とを備える。
【0005】電子レンジ200は、キャビティ11の側
壁12に設けられた給電口23に面して導波管10を設
けている。導波管10は、キャビティ11の方向に円錐
台形状に広がり、その底面には、マグネトロン16が取
付けられている。
【0006】マグネトロン16は、高周波発振用の電子
管の一種であり、マイクロ波を発生する。マグネトロン
アンテナ15は、導波管10の底面から導波管10内に
突出した円筒状のアンテナである。
【0007】放射アンテナ13は、マグネトロンアンテ
ナ15の周囲に配置された円形平板状のアンテナであ
る。放射アンテナ13は、キャビティ11に供給するマ
イクロ波の広がりを大きくする役割を果たす。
【0008】さらに図5を参照して、従来の電子レンジ
200は、キャビティ11の内壁に複数の突起物(以
下、マルチドット18とよぶ)を設ける(図5の斜線部
分を参照)。
【0009】マルチドット18は、キャビティ11内の
マイクロ波を拡散するためのものである。
【0010】続いて、電子レンジ200の加熱動作時に
おけるマイクロ波の拡散状況を説明する。
【0011】加熱動作時には、マグネトロンアンテナ1
5と放射アンテナ13との間に電界が発生し、この電界
と垂直方向にマイクロ波が放射される。
【0012】さらに、放射アンテナ13と導波管10の
内壁との間に電界が発生し、この電界と垂直方向にマイ
クロ波が放射される。
【0013】放射されたマイクロ波は、導波管10を伝
わってキャビティ11に供給される。供給されたマイク
ロ波は、被加熱物17に直接吸収され、もしくはキャビ
ティ11の内壁に衝突する。キャビティ11の内壁に衝
突したマイクロ波は、入射角に対して決定される角度で
キャビティ11の壁面から反射して(もしくは、反射を
繰り返した後)、最終的に被加熱物17に到達する。
【0014】ここで、マイクロ波がキャビティ11の壁
面に設けられたマルチドット18に衝突した場合、マイ
クロ波は、壁面への入射角度およびマルチドット18上
の衝突位置により、あらゆる角度で反射する。
【0015】図6は、キャビティ11の壁面にマルチド
ット18を備えた従来の電子レンジにおけるマイクロ波
の拡散状況を説明するための摸式図である。
【0016】図6に示すように、マルチドット18に衝
突したマイクロ波は、多方面に拡散され、キャビティ1
1の内部に載置した被加熱物17は、あらゆる方向から
マイクロ波を浴びる。この結果、被加熱物17は、全体
がまんべんなく加熱される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の電子
レンジ200は、加熱ムラを起こす原因となるマイクロ
波の不均一な拡散を防ぐために、放射アンテナ13やマ
ルチドット18を設けていた。
【0018】しかし、従来の電子レンジ200は、以上
に示す構造をしているにもかかわらず、導波管10から
放射されるマイクロ波の放射範囲が限られているため、
キャビティ11におけるマイクロ波の拡散が不充分であ
る。従って、従来の電子レンジ200を用いて加熱調理
を行なうと、形状の異なる被加熱物、たとえば、比較的
高さのあるコップに入った飲料水と背の低いピザとでは
加熱程度が異なってしまうといった問題がなお存在し
た。
【0019】さらに、負荷容量の小さい被加熱物17に
ついては、マイクロ波の吸収率が低い。従って、被加熱
物17に吸収されなかったマイクロ波が、被加熱物17
から反射されて、導波管10に入り込んでしまう場合が
ある。この場合、マイクロ波の反射エネルギーが導波管
10を通じてマグネトロン16に集中すると、マグネト
ロン16の劣化を引き起こすことになる。
【0020】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、均一にマイク
ロ波を拡散することによって、被加熱物の形状にかかわ
らず、加熱ムラを防ぐことができる電子レンジを提供す
ることにある。
【0021】さらに、その目的は、マグネトロンに入射
する反射波を抑えて、マグネトロンの劣化を防止するこ
とができる電子レンジを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電子レン
ジは、加熱室にマイクロ波を伝搬する導波管と、導波管
内にアンテナを突出させたマグネトロンと、アンテナの
周囲に設けられた放射アンテナとを備える、電子レンジ
であって、導波管は、その内壁に凹凸部を設ける。
【0023】請求項2に係る電子レンジは、請求項1に
係る電子レンジであって、凹凸部は、導波管の内壁であ
って、放射アンテナから最短距離にある導波管の内壁上
の一点を含む位置にある。
【0024】請求項3に係る電子レンジは、請求項1も
しくは2に係る電子レンジであって、凹凸部は、放射ア
ンテナの放射パターンに対応する形状を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1におけ
る導波管1を中心とした電子レンジの要部の構造を示す
横断面図である。なお、本発明の実施の形態1における
電子レンジの全体構造は、図5に示した従来の電子レン
ジ200と同じであり、図5に示した従来の電子レンジ
200と共通する構成要素には、同一の参照番号および
参照符号を付し、その説明を省略する。
【0026】本発明の実施の形態1における電子レンジ
が、従来の電子レンジ200と異なるのは、図5の導波
管10に代わって、その内壁に凹凸部を設けた導波管1
を備えることにある。図1は、代表的に複数の凸部3を
設けた導波管1を示している。
【0027】図2は、本発明の実施の形態1における導
波管1の構造を示す正面図である。図2においては、簡
単のため、放射アンテナ13を取り除いて示してある。
導波管1の内壁に設けられる凸部3の位置は、放射アン
テナ13の位置によって決定する。具体的には、凸部3
は、放射アンテナ13から最短距離にある導波管1上の
一点を含む部分に設けられる。
【0028】また、凸部3の形状および個数は、放射ア
ンテナ13の形成する電界パターン等によって決定され
る。
【0029】なお、図3は、図1の導波管1と異なる導
波管2の構造を示す正面図である。導波管2は、導波管
1の凸部3と異なる形状の凸部4を設けており、図1の
導波管1に代わって図3の導波管2を用いても、以下に
示す効果が得られる。
【0030】図4は、図1に示した本発明の形態1にお
ける導波管1でのマイクロ波の拡散の状況を説明するた
めの摸式図である。
【0031】以下、図4を参考に、導波管1を用いた場
合のマイクロ波の拡散状況について説明する。
【0032】前述したように、加熱時には、マグネトロ
ンアンテナ15と放射アンテナ13との間に電界が発生
し、この電界と垂直方向にマイクロ波が放射される。さ
らに、放射アンテナ13と導波管1の内壁との間に電界
が発生し、この電界と垂直方向にマイクロ波が放射され
る。
【0033】ここで、放射アンテナ13と、導波管1の
凸部3との関係により、マイクロ波は、凸部3に衝突す
る。ところで、凸部3に衝突したマイクロ波は、入射角
度および衝突した凸部3上の位置によって、あらゆる方
向に拡散される。この結果、従来の電子レンジ200に
比べて、導波管1の開口部からキャビティ11の内部に
向かって、より広い範囲でマイクロ波が放射されること
なる。
【0034】一方、負荷容量の低い被加熱物17に吸収
されずに導波管1に戻ってきたマイクロ波は、この導波
管1の凸部3でさらに反射されてキャビティ11に戻
る。この結果、マグネトロン16にマイクロ波のエネル
ギーが集中せず、マグネトロン16の劣化を防ぐことが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、導波管
の内壁に凹凸部を設けることで、広範囲にマイクロ波を
拡散することが可能となるので、被加熱物の形状にかか
わらず、加熱ムラを防ぐことができる。
【0036】さらに、マグネトロンに入射する反射波を
抑えて、マグネトロンの劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における導波管1を中心
とした電子レンジの要部の構造を表わした横断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1における導波管1の構造
を表わした正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1における他の導波管2の
構造を表わした正面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における導波管1を用い
た場合のマイクロ波の拡散状況を説明するための摸式図
である。
【図5】従来の電子レンジ200の全体構造を表わした
正面断面図である。
【図6】キャビティ11の内壁にマルチドット18を備
えた従来の電子レンジ200でのマイクロ波の拡散状況
を説明するための図である。
【符号の説明】
1、2 導波管 3、4 凸部 11 キャビティ 12 側壁 13 放射アンテナ 14 放射アンテナ支持誘導体板 15 マグネトロンアンテナ 16 マグネトロン 17 被加熱物 18 マルチドット 19 テーブル 20 回転軸 21 回転モータ 22 外装パネル 23 給電口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室にマイクロ波を伝搬する導波管
    と、前記導波管内にアンテナを突出させたマグネトロン
    と、前記アンテナの周囲に設けられた放射アンテナとを
    備える、電子レンジであって、 前記導波管は、その内壁に凹凸部を設ける、電子レン
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記凹凸部は、前記導波管の内壁であっ
    て、前記放射アンテナから最短距離にある前記導波管の
    内壁上の一点を含む位置にある、請求項1記載の電子レ
    ンジ。
  3. 【請求項3】 前記凹凸部は、前記放射アンテナの前記
    放射パターンに対応する形状を有する、請求項1または
    2のいずれかに記載の電子レンジ。
JP31783296A 1996-11-28 1996-11-28 電子レンジ Pending JPH10162950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31783296A JPH10162950A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31783296A JPH10162950A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 電子レンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10162950A true JPH10162950A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18092554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31783296A Pending JPH10162950A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 電子レンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10162950A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420506B1 (ko) * 2000-12-11 2004-03-02 엘지전자 주식회사 전자레인지
CN103108489A (zh) * 2013-01-10 2013-05-15 厦门大学 印刷电路板用粘结片微波辐照装置及其方法
US9574777B2 (en) 2010-09-03 2017-02-21 Lg Electronics Inc. Cooking apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420506B1 (ko) * 2000-12-11 2004-03-02 엘지전자 주식회사 전자레인지
US9574777B2 (en) 2010-09-03 2017-02-21 Lg Electronics Inc. Cooking apparatus
CN103108489A (zh) * 2013-01-10 2013-05-15 厦门大学 印刷电路板用粘结片微波辐照装置及其方法
CN103108489B (zh) * 2013-01-10 2016-04-27 厦门大学 印刷电路板用粘结片微波辐照装置及其方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6157679B2 (ja)
JPWO2012073451A1 (ja) マイクロ波加熱装置
JPS62177890A (ja) マイクロ波オーブン
JPH10162950A (ja) 電子レンジ
KR100389993B1 (ko) 고주파 가열 장치
JP2902911B2 (ja) 電子レンジ
JP3619044B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2007042333A (ja) 高周波加熱装置
JP3755995B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2869296B2 (ja) 電子レンジ
JP3005394B2 (ja) 電子レンジ
JP3246095B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH03173094A (ja) 高周波加熱装置
JPH08148273A (ja) 電子レンジ
JPS6037837Y2 (ja) 高周波加熱装置
JP2000179864A (ja) 高周波加熱装置
JP3043204B2 (ja) 電子レンジ
JPS5931030Y2 (ja) 高周波加熱装置
KR100270026B1 (ko) 전자레인지의캐비티구조
JPS6364871B2 (ja)
JPH09320756A (ja) 高周波加熱装置
KR100657482B1 (ko) 전자레인지
JP3630135B2 (ja) 高周波加熱装置
JP3005393B2 (ja) 電子レンジ
JP2007123073A (ja) 高周波加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030610