JP3246095B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3246095B2 JP17310993A JP17310993A JP3246095B2 JP 3246095 B2 JP3246095 B2 JP 3246095B2 JP 17310993 A JP17310993 A JP 17310993A JP 17310993 A JP17310993 A JP 17310993A JP 3246095 B2 JP3246095 B2 JP 3246095B2
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登世次 幡川
雄二 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波加熱装置に関し、
特に冷凍さしみや冷凍肉などの食品の被加熱物の均一加
熱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、加熱室内の被加熱物を均一に
加熱する方法は数多く提案されていて、高周波電磁波を
攪拌するスタラー方式や、被加熱物を回転するターンテ
ーブル方式や、電磁波を放射するアンテナを回転する方
式などが数多く提案されている。又これらを組合わせ
て、スタラー方式と、ターンテーブル方式の両方を備え
た方式のものもある。
【0003】この代表的な例が特公昭60−25875
に示すように加熱室底面にターンテーブルを設けさらに
加熱室の後部にスタラーを配置して、加熱室内の被加熱
物の加熱を均一にしようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成にお
いては、電磁波の加熱室内への給電口が加熱室の上部に
配置しているためにスタラーの攪拌効果が少く、冷凍食
品を解凍するとまだ不均一さが生じて特にコーナー部が
早く温度が上昇してしまうという欠点があった。
【0005】又、上部に電磁波を放射するアンテナとス
タラーを配置し、底面にターンテーブルを配置する方法
も数多く提案されている。この方法はアンテナと、スタ
ラーが近接している為、スタラーの攪拌効果は充分ある
が、上部に電磁波の供給部分がある為、ターンテーブル
の中心部分に到達しにくく、又ターンテーブルの中心部
分と外周部分とのバランスが取りにくく、どうしても外
周部分の方が加熱が多く、結果として均一加熱になり得
ていなかった。又上部に電磁波の供給部分がある場合
は、上部よりの電磁波が一度加熱室側面に壁に反射し
て、ターンテーブルの面に到達する為加熱室の大きさや
上部の供給部分の位置などが少し変わると大きくターン
テーブル面の加熱の度合が大きく変わるという欠点があ
った。又、牛乳などをコップに入れて温める場合はどう
しても上部が強く加熱されるという不具合も生じてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、下記の構成とした。
【0007】本体内に、被加熱物を加熱する加熱室と、
前記加熱室に高周波電磁波を発生する高周波発振器と、
前記高周波発振器の前記高周波電磁波を前記加熱室に導
く導波管と前記被加熱物を回動自在にするターンテーブ
ルと、前記加熱室内の前記高周波電磁波を攪拌するスタ
ラーを備え前記導波管は、前記スタラーを収納し、前記
スタラーは水平方向の回転軸で回転し、前記導波管の給
電口は前記加熱室側面に配置し、さらにスタラーには略
V字状の放射溝を設け、導波管内の高周波発振器の方向
に放射溝が向いた時、放射溝の上下部にスタラー反射板
を設け上部のスタラー反射板の高さを下部の反射板より
高い構成とした。前記ターンテーブルの下方にはターン
テーブルを載せるテーブルを設け、前記テーブルは金属
製とし回転中心以外に複数の電波通過口を有し、前記電
波通過口は前記テーブルの回転軸を中心に左右対称に配
置した構成とした。
【0008】
【作用】加熱室底部にターンテーブルを設けることによ
り、負荷の均一度は、中心部分と外周部分の加熱差が問
題となり、電磁波の給電口を、加熱室側面に配置するこ
とにより、電磁波が加熱室側面から直接負荷に照射す
る。したがって、ターンテーブル上の加熱部分は図1の
ハッチング部分様になり、ターンテーブルが回転するこ
とにより均一に加熱される。さらに電磁波の給電口から
加熱室壁に反射しないで直接負荷に照射する為、加熱室
寸法が少し歪みを生じても、加熱の均一性には影響が少
ない。
【0009】さらに電磁波の給電口の近くにスタラーを
配置したのでスタラーの効果も大きい。さらにスタラー
には放射溝が設けられ、放射溝が導波管の高周波発振器
側を向いた時、放射溝の上下部に設けた。スタラー反射
板の為に、放射溝を通過した高周波電磁波は斜め下方に
向けられ、加熱室内に照射されるので牛乳や酒のカンの
温めにおいては底部がやや強め傾向になり、上部と下部
との温度差は極めて少くなる。もちろん平面的な負荷に
ついても、ターンテーブルとスタラーの攪拌によりほぼ
完璧な均一加熱性能が得られる。したがって、魚肉類の
解凍もほぼ均一に加熱することが出来る。
【0010】又、スタラーにより下方へ放射した高周波
電磁波は、加熱室底面で反射しテーブルの下部に設けた
テーブルの回転軸を中心に左右対称に配置した複数の電
波通過口を通過し食品の下方部分からの加熱もできるよ
うになっている。
【0011】
【実施例】以下本発明を家庭用電子レンジに応用した一
実施例に基づき図面とともに説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の水平断面図であ
る。本体内部に、加熱室1を設け、加熱室1の底部には
被加熱物(図示せず)を載せて回転するターンテーブル
2が配置している。加熱室側面である後面には、ガラス
などの低損失誘電体で作られた開口カバー3を有する給
電口4を有している。対向カバー3はシリコンゴムなど
の低損失誘電体で作られたパッキン5で固着されてい
る。
【0013】一方高周波電磁波を発生する高周波発振器
であるマグネトロン6からの高周波電磁波は導波管7を
通り、スタラーモーター8でターンテーブルの回転数よ
り速く回転するスタラー9により攪拌されて給電口4よ
り、加熱室1内に照射される。スタラー9にはスタラー
反射板A15、スタラー反射板B18を有し、給電口4
からの電磁波の放射のし方を制御している。
【0014】さらにスタラーモーター8の出力軸12は
チフッ化エチレンなどで作られた低損失誘電体で作られ
ている為、出力軸12からの電波漏洩量は少くなる。又
電波漏洩を少くする為のチョーク溝などの複雑な構造は
不要である。ターンテーブル2の格子状のハッチング部
分13は給電口4からの加熱部分を示す図でありターン
テーブル2が回転することにより均一に加熱されること
を示した図である。スタラーの回転軸がターンテーブル
の回転軸と同一平面内にある為均一化がさらに良化す
る。
【0015】13は被加熱物を出入れする為のドア、1
4は制御パネルである。図2は図1の中央断面図であ
る。
【0016】図2において、ターンテーブル2は陶器な
どの低損失誘電体で作られており、被加熱物(図示せ
ず)を載せられるようになっている。ターンテーブル2
の底部にはターンテーブルを回転させる為のターンテー
ブルモーター16を配置し、ターンテーブルモーター1
6の回転軸はターンテーブル2を回転する為のテーブル
17で連ながっている。
【0017】導波管7はスタラー9の部分で広くなって
いて、スタラー9が収納されている。給電口4には開口
カバーが取付けられているが説明の為外した状態で説明
する。
【0018】高周波発振器であるマグネトロン6からの
高周波電磁波は導波管7を通り、スタラー9により攪拌
されて給電口4から加熱室に照射されるのであるが、こ
の時スタラー9に設けられた略V字状の放射溝10を通
り加熱室に矢印に示すように照射される。又高周波電磁
波はV字状の放射溝10が導波管のマグネトロン側を向
いた時、放射溝10に設けられた。スタラーを鈍角に曲
げられたスタラー反射板B15、スタラー反射板AB1
5,18の高さでスタラー反射板A15の方が高い為に
反射により矢印に示すようにやや斜め下方に曲げられて
加熱室内に照射される。したがって図1に示すハッチン
グ部分13は、底部が強く加熱され上部に向うほど弱く
なるという傾向が生じる。さらにスタラーは回転してい
るので放射溝10から照射される高周波電磁波は下方に
スプリンクラーの様に照射される。
【0019】さらにターンテーブル2はテーブル16で
連結され下部に設けたターンテーブルモーターにより回
転しているので、ターンテーブル2上の被加熱物はほぼ
完璧に均一に加熱されるし、底部がやや強く加熱される
ので牛乳や酒カンなどの背の高い被加熱物についても、
底部がやや強いので、牛乳や酒カンの上下の温度差はほ
とんどない。又上部が少しくびれている銚子での酒カン
は細い上部が強く加熱される傾向にあるがこの場合の上
下の温度差も少ない。
【0020】図3は、図2のテーブル17を上部から見
た図である。テーブル17には回転中心以外に複数個対
称の電波通過口18が設けられ給電口4から下方に照射
した高周波電磁波が加熱室1の底部で反射し、電波通過
口よりほぼ均一にターンテーブル2上の被加熱物の底部
に対して照射するので被加熱物の底部が弱くなるという
傾向が解消される。
【0021】すなわち被加熱物に対して上下均一に加熱
され、さらにターンテーブルと加熱室側面からの高周波
電磁波の照射によりターンテーブルの中心と周囲との加
熱差もほとんどなくなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、ターンテーブルと、加熱室側
方にスタラーを配置しスタラーの近傍に導波管の開口を
設け、スタラーは複数のV字状の放射溝を有し、放射溝
が導波管内の高周波発振器側を向いた時、放射溝の上部
側に高周波電磁波を反射する高さの高いスタラー反射板
Aを設けることにより開口からの高周波電磁波が斜め下
方に照射し、スタラーの回転とあいまってスプリンクラ
ーの様に被加熱物に照射されるので、通常被加熱物の底
部が加熱されにくいという欠点が解消される。したがっ
て従来困難とされていた冷凍食品の解凍なども均一に加
熱され、底部が氷のままだということはない。
【0023】さらに牛乳や酒のカンの背の高い容器によ
る高周波加熱も上部が熱くなることなく、上下の温度差
はほとんどなくなる。
【0024】テーブルには複数の対称な電波通過口を設
けているので下方に照射した高周波電磁波が加熱室底面
で反射し、電波通過口を通過して被加熱物の底部に照射
するので、被加熱物の底部の加熱が弱いことはない。
【0025】又銚子などの上がくびれた負荷に対しても
くびれた部分が異常に熱くなることはない。
【0026】給電口からの高周波電磁波が直接負荷に照
射されるので加熱室が少し歪んでも性能が落ちることは
ない。
【0027】又少ない被加熱物にでも効率良く高周波電
磁波が吸収され加熱効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の高周波加熱装置の水平断面
【図2】同高周波加熱装置の中央断面図
【図3】テーブル17の平面図
【符号の説明】
2 ターンテーブル 4 給電口 9 スタラー 10 放射溝 15 スタラー反射板 17 テーブル 18 電波通過口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 孝之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−283595(JP,A) 実開 昭50−19053(JP,U) 実開 昭62−79393(JP,U) 実開 昭59−159897(JP,U) 特公 昭60−25875(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/72 - 6/74 H05B 6/78 F24C 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に、被加熱物を加熱する加熱室と、
    前記加熱室に高周波電磁波を発生する高周波発振器と、
    前記高周波発振器の前記高周波電磁波を前記加熱室に導
    く導波管と前記被加熱物を回動自在にするテーブルと、
    前記加熱室内の前記高周波電磁波を攪拌するスタラーを
    備え、前記導波管は、前記スタラーを収納し、前記スタ
    ラーは水平方向の回転軸で回転し、前記導波管の給電口
    は前記加熱室の側壁に配置し、前記スタラーは、複数の
    略V字状の放射溝を有し、前記放射溝が前記導波管内の
    前記高周波発振器側を向いた時前記放射溝の上,下側に
    前記高周波電磁波を反射するスタラー反射板を設け、上
    部側スタラー反射板の高さを下部側反射板の高さより高
    くしたことを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】テーブルは金属製で回転中心以外に複数の
    電波通過口を有し、前記電波通過口は前記テーブルの回
    転軸を中心に左右対称に配置したことを特徴とする請求
    項1記載の高周波加熱装置。
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