JPH08148273A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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Publication number
JPH08148273A
JPH08148273A JP28358694A JP28358694A JPH08148273A JP H08148273 A JPH08148273 A JP H08148273A JP 28358694 A JP28358694 A JP 28358694A JP 28358694 A JP28358694 A JP 28358694A JP H08148273 A JPH08148273 A JP H08148273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
microwave
plate
antenna
microwave oven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28358694A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyasu Kubo
晋康 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP28358694A priority Critical patent/JPH08148273A/ja
Publication of JPH08148273A publication Critical patent/JPH08148273A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱室内での加熱むらを防止する電子レンジ
を提供する。 【構成】 加熱室1の側壁1bには開口部を軸断面とし
て導波管6が設けられ、該導波管6の他端部にはマグネ
トロン7が固定されている。導波管6内部に突出せしめ
たアンテナ70の周面には、第1の取付け板71及び第2の
取付け板72夫々がマグネトロン7から適長離隔して設け
られている。第1の取付け板71には導電製の円形状の放
射アンテナ9が固定され、第2の取付け板72の保護板8
側の面には反射板3が固定されている。反射板3は矩形
状を有し、放射アンテナ9と同様に導電体製であり、第
2のマイカ板72のアンテナ70の位置から上側に所定長離
隔して固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波発振部が発
振するマイクロ波を加熱室内の広範囲に伝播させる放射
アンテナを備える電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】被加熱物が載置された加熱室内部に、一
側に開口する導波管を経てマイクロ波を導入し、該マイ
クロ波の作用により前記被加熱物を加熱する構成の電子
レンジにおいては、マイクロ波を加熱室内部の全域に広
範囲に拡げて導入することにより、加熱室内部の加熱む
らの発生を防止し、被加熱物の良好な仕上がりを得るこ
とができる。
【0003】このために、導波管内に突出するマグネト
ロンのアンテナに円板状又は円筒状を有する導電体製の
放射アンテナを取付け、放射アンテナの周縁と導波管の
周壁との間に生じる電界によりマイクロ波が放射されて
導波管の内部全域に拡がった放射状態を得るようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き電子レンジ
にあっては、加熱室内部の寸法及び形状により、上述し
たように放射アンテナを取付けても加熱室内部への拡が
りが全域に及ばず、加熱むらが生じる場合がある。この
加熱むらは放射アンテナの形状の改良によりある程度は
改善できるが、放射アンテナの形状が複雑になり、形状
によっては放電が生じるなどの問題があった。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、反射板を備えることにより、放射アンテナの
形状を変えることなく加熱室内での加熱むらを防止する
電子レンジを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電子レン
ジは、被加熱物を加熱する加熱室の壁面に設けられた導
波管内に放射アンテナが配設され、マイクロ波発振部か
ら発振されたマイクロ波を前記放射アンテナから前記加
熱室内へ放射する電子レンジにおいて、前記放射アンテ
ナよりも加熱室側にマイクロ波を反射せしめる反射板を
備えることを特徴とする。
【0007】第2発明に係る電子レンジは、第1発明に
おいて、前記反射板は、前記放射アンテナよりも加熱室
側に設けられたマイクロ波透過部材に取付けてあること
を特徴とする。
【0008】第3発明に係る電子レンジは、第1発明に
おいて、前記反射板は、前記放射アンテナのマイクロ波
放射位置から少なくとも5mm離隔してあることを特徴と
する。
【0009】
【作用】第1発明の電子レンジでは、放射アンテナから
放射されたマイクロ波が反射板にて反射し、マイクロ波
の伝播方向が変化する。また、一旦加熱室内へ放射され
て導波管内へ戻るマイクロ波が反射板にて反射し、再び
加熱室内へ伝播される。このような反射によりマイクロ
波が撹拌されて加熱室内部全域への伝播の均等な拡がり
を可能とする。
【0010】また、第2発明の電子レンジでは、反射板
はマイクロ波透過部材に取付けられて所定の位置に確実
に固定され、且つマイクロ波の伝播を妨げない。
【0011】さらに、第3発明の電子レンジでは、反射
板が放射アンテナから少なくとも5mm離隔してあること
により、前記放射アンテナ側からのマイクロ波の反射を
より効率良くする。
【0012】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は、本発明の電子レンジの正
面断面図である。図中1は加熱室であり、加熱室1の底
板1aの略中央部には回転軸2が突設され、該回転軸2
の先端にターンテーブル4が取付けられている。そし
て、ターンテーブル4は加熱室1の下部外側に配設され
たモータMからの伝導により、前記回転軸2の回転に応
じて底板1aと略平行をなす面内にて回転する。被加熱
物5はターンテーブル4上に載置され、ターンテーブル
4と共に回転しつつ、加熱室1内に導入されたマイクロ
波により調理されるようになっている。
【0013】図2は、図1に示す導波管の拡大断面図で
ある。加熱室1の側壁1bは上部に開口部を有し、この
開口部を誘電体製の保護板8にて被覆してある。前記開
口部を軸断面として導波管6が設けられており、加熱室
1側に向けて連続的に拡げたテーパ管状をなしている。
該導波管6の他端外部にはマグネトロン7が固定されて
いる。マグネトロン7の固定は、マイクロ波の発振端と
なるアンテナ70を導波管6内部に突出せしめてなされて
いる。
【0014】アンテナ70の周面には、前記マイクロ波透
過部材たる第1の取付け板71及び第2の取付け板72夫々
がマグネトロン7から適長離隔して固定されている。第
1の取付け板71及び第2の取付け板72には、マイクロ波
を透過させるマイカ板が用いられる。図3、図4は、第
1の取付け板71、第2の取付け板72を夫々保護板8側か
ら見た正面図である。図3に示すように、第1の取付け
板71の保護板8側の面には、導電製の円形状の放射アン
テナ9がアンテナ70を同軸にして固定されている。放射
アンテナ9はその円周内側の上下に保護板8側に突出す
る突出部を有しており、この突出部及び放射アンテナ9
の周縁からマイクロ波を放射するようになっている。
【0015】図4に示すように、第2の取付け板72の保
護板8側の面には、本発明の特徴となる反射板3が固定
してある。反射板3は矩形状を有し、放射アンテナ9と
同様に導電体製であり、第2のマイカ板72のアンテナ70
の位置から上側に所定長離隔して固着されている。この
とき反射板3は加熱むらが改善される位置に固定され、
その位置は実験データを基にして決定される。
【0016】以上の如き構成の電子レンジにて被加熱物
5を調理する際に、反射板3でのマイクロ波の反射によ
りマイクロ波の伝播状態を改善し、加熱むらを防止でき
る。
【0017】なお、反射板3は放射アンテナ9のマイク
ロ波放出部位から5mm以上離隔した位置に固定されるこ
とが望ましく、これによりマイクロ波の反射の効率を高
めて伝播状態をより均一的にし、加熱むらを効率良く防
止できる。なお、上述した実施例の導波管6の寸法は、
加熱室1側の軸断面が直径 115mm、マグネトロン7側の
軸断面が直径80mm、軸方向が32mmであり、アンテナ70の
導波管6内軸長寸法は32mmである。
【0018】また、上述した実施例では反射板3は矩形
状を有する場合を説明しているが、これに限るものでは
なく、加熱むらが改善される位置に固定されていればど
のような形状であっても良い。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、マイ
クロ波発振部からのマイクロ波を放射する放射アンテナ
よりも加熱室側に反射板を備えることにより、マイクロ
波の伝播状態が変更され、放射アンテナの形状を変える
ことなく加熱むらを防止でき、本発明は優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジの正面断面図である。
【図2】図1に示す導波管の拡大断面図である。
【図3】第1のマイカ板を保護板側から見た正面図であ
る。
【図4】第2のマイカ板を保護板側から見た正面図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱室 3 反射板 4 ターンテーブル 5 被加熱物 6 導波管 7 マグネトロン 9 放射アンテナ 71 第1の取付け板 72 第2の取付け板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱する加熱室の壁面に設け
    られた導波管内に放射アンテナが配設され、マイクロ波
    発振部から発振されたマイクロ波を前記放射アンテナか
    ら前記加熱室内へ放射する電子レンジにおいて、 前記放射アンテナよりも加熱室側にマイクロ波を反射せ
    しめる反射板を備えることを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記反射板は、前記放射アンテナよりも
    加熱室側に設けられたマイクロ波透過部材に取付けてあ
    る請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記反射板は、前記放射アンテナのマイ
    クロ波放射位置から少なくとも5mm離隔してある請求項
    1記載の電子レンジ。
JP28358694A 1994-11-17 1994-11-17 電子レンジ Pending JPH08148273A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28358694A JPH08148273A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 電子レンジ

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JP28358694A JPH08148273A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 電子レンジ

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JPH08148273A true JPH08148273A (ja) 1996-06-07

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JP28358694A Pending JPH08148273A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 電子レンジ

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JP (1) JPH08148273A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290708B1 (ko) * 1997-10-09 2001-09-22 구자홍 전자레인지의균일가열장치
CN100425911C (zh) * 2006-07-20 2008-10-15 安国庆 免开启式微波炉
JP2009016149A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Panasonic Corp マイクロ波加熱装置

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