JP2000242004A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
画像形成方法及び画像形成装置Info
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Abstract
の欠点を改良し、繰り返して画像形成を行った時、クリ
ーニング性が優れていて、カブリの発生がなく高濃度、
且つ鮮明な画像が安定して得られる画像形成方法、及び
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像形成体上に形成された静電潜像
をトナーを含む現像剤により現像した後に、転写材上に
転写して画像を形成する画像形成方法に於いて、前記ト
ナーが樹脂粒子を水系媒体中に於いて融着させたトナー
であり、且つ静電潜像形成体が表面に少なくともフッ素
原子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物を含有
することを特徴とする画像形成方法。
Description
に電子写真感光体(以下単に感光体とも云う)上に静電
潜像を形成し、該静電潜像を現像剤を用いて顕像化し、
転写材に転写する画像形成方法及び画像形成装置に関す
るものである。
子写真プロセスは像保持層としての電子写真感光体上に
帯電、画像露光、現像、転写、クリーニング及び定着工
程を有する。
砕法によるトナーが用いられてきた。
染・顔料からなる着色剤を溶融混合し、均一に分散した
後、微粉砕装置、分級機により所望の粒径を有するトナ
ーを製造する。このような分級機による大粒径や小粒径
トナーの除去にも関わらず、粉砕法によるトナーは粒度
分布が広く、その結果トナーの帯電量分布が広がり、仕
上がり画像中のトナー飛散を発生せしめ、画質劣化の原
因となっている。そこで粒度分布をシャープにするトナ
ーの製造方法が提案されている。
同43−10799号公報及び同51−14895号公
報等により懸濁重合法によるトナーの製造方法が提案さ
れている。懸濁重合法においては、重合性単量体、着色
剤、重合開始剤更に必要に応じて架橋剤、荷電制御剤、
その他添加剤を均一に溶解または分散せしめて単量体組
成物とした後、この単量体組成物を分散安定剤を含有す
る連続相、例えば水相中に適当な攪拌機を用いて分散
し、同時に重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナ
ー粒子を得ることができる。
ので、粒度分布のシャープなトナーが得られ、このトナ
ーを用いた現像剤は帯電量分布もシャープとなり、トナ
ー飛散の少ない画像が達成される。
と、粒度分布のシャープさは達成されるものの、感光体
へのトナーの付着力が増大し、クリーニング不良、転写
性の悪化、更には、感光体表面へのトナー融着を生じ、
コピー、或いはプリント枚数の増加に伴って画像劣化を
生じる原因となる。
る方法として、特開平7−84394号では表面層にフ
ッ素原子又は珪素原子を構成要素とするバインダーを用
いた電子写真感光体が有効であることが報告されてい
る。しかしながら懸濁重合法による球形トナーは従来か
ら知られているように感光体表面に対する付着力が非常
に大きく、前記公報による感光体表面の改善効果のみで
は市場で求められている高耐久の画像形成方法は提供で
きていない。
ナーの異形化のレベルを形状係数で規定した画像形成方
法が重合トナーのクリーニング性を解決するものとして
提案されているが、この中で開示されたトナーの異形化
手段は従来の懸濁重合トナー表面に樹脂粒子を付着させ
て異形化する方法、或いは、懸濁重合トナーを溶媒浸漬
して膨潤させ、その後減圧、乾燥させ異形化する方法で
ある。
着による異形化では表面に付着した樹脂粒子が現像器中
の現像剤撹拌時にトナー表面から離散したり、表面の樹
脂粒子に帯電電荷が集中し、帯電量分布をブロードに
し、仕上がり画像中のトナー飛散を多くし、文字の解像
性を劣化させる。又、懸濁重合トナーを溶媒浸漬して膨
潤させ表面を異形化したトナーは製造ロットの違いによ
るトナー特性が不安定となりやすく、仕上がり画質が安
定しない等の問題がある。
されるため特に樹脂の性能が重要であり、耐久性の優れ
た樹脂が要望されていたが、最近になりこれらを改善す
る樹脂としてビスフェノールZ(ビスフェノールAの中
心炭素原子をシクロヘキシル環で修飾したポリカーボネ
ート)を骨格とするポリカーボネート樹脂(以下、ビス
フェノールZポリカーボネートという)が表面層のバイ
ンダーとして一般的に使用される様になってきた。その
結果、現像工程やクリーニング工程での有機感光体の表
面摩耗が少なくなり、感光体表面に現像剤(以下トナー
と略す)が付着しやすくなっている。この状況で繰り返
し使用することにより、微細なトナーの付着によって感
光体に付着物が蓄積し、いわゆるクリーニング不良の発
生による画像上に黒筋状の画像欠陥或いは白ポチが多数
あらわれるという現象が起こりやすい。
は、上述の如き従来技術の問題点を解決した画像形成方
法及び画像形成装置を提供することにある。
優れ、且つクリーニング性に優れた画像形成方法を提供
することにある。又、感光体へのトナー固着や汚れを防
止した高画質、高耐久の画像形成方法及び画像形成装置
を提供することにある。
明によって達成される。
像をトナーを含む現像剤により現像した後に、転写材上
に転写して画像を形成する画像形成方法に於いて、前記
トナーが樹脂粒子を水系媒体中に於いて融着させたトナ
ーであり、且つ静電潜像形成体が表面に少なくともフッ
素原子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物を含
有することを特徴とする画像形成方法。
輸送物質を含むバインダー樹脂層を有する電子写真感光
体であり、該感光体の表面に存在する少なくともフッ素
原子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物の存在
量(炭素原子に対する比)がXPSの測定に基づき F/C=0.03〜1.00 Si/C=0.03〜1.00 の範囲にあることを特徴とする上記1記載の画像形成方
法。
像をトナーを含む現像剤により現像した後に、転写材上
に転写して画像を形成し、未転写トナーをクリーニング
部材でクリーニングする画像形成装置に於いて、前記ト
ナーが樹脂粒子を水系媒体中に於いて融着させたトナー
であり、且つ静電潜像形成体が表面に少なくともフッ素
原子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物を含有
することを特徴とする画像形成装置。
輸送物質を含むバインダー樹脂層を有する電子写真感光
体であり、該感光体の表面に存在する少なくともフッ素
原子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物の存在
量(炭素原子に対する比)がXPSの測定に基づき F/C=0.03〜1.00 Si/C=0.03〜1.00 の範囲にあることを特徴とする上記3記載の画像形成装
置。
体に着脱自在である装置ユニットを有しており、前記装
置ユニットは少なくとも電子写真感光体、現像器、クリ
ーニング器が一体的に構成されたものであることを特徴
とする上記3又は4に記載の画像形成装置。
すべく鋭意検討の結果、クリーニング不良の原因となる
懸濁重合トナーから得られた球形トナーを後処理で異型
化するのではなく、造粒重合の重合課程中で表面凹凸を
発生させるプロセスを導入することにより、表面凹凸性
の大きい造粒重合トナーを製造し、該トナーを用いて、
表面層が少なくともフッ素原子及び珪素原子のいずれか
一方を有する化合物を含有する電子写真感光体上にトナ
ー像を形成することにより高画質、高耐久、且つクリー
ニング性に優れた画像を形成できることを見いだした。
一性と静電潜像形成体表面層の組成に注目し、本発明を
完成するに至ったものである。
系媒体中に於いて融着させたトナーである。本発明に使
用されるトナーは、着色剤を含有した樹脂粒子を水系媒
体中で融着させて製造してもよいが、着色剤を内包した
樹脂粒子を調製する際の重合安定能の問題及びトナー生
産に於ける安定化の観点から、樹脂粒子と着色剤粒子と
を水系媒体中において融着させたトナーがより好まし
い。該トナーはトナー製造時から不定形の形状を有して
おり、従来の懸濁重合トナーの表面処理による不定形化
とは異なり、現像器中の摩擦や衝撃で微粉を発生するこ
とが無い。また、いわゆる粉砕法で調整されたトナーで
は破断面が角張った構造になっており、その部分が現像
器などの機械的なストレスを受け、微粉を発生する問題
がある。しかし、これらと比較して融着によって形状を
不定形化している本発明のトナーでは、角張った部位も
無く、均一に不定形化されているため、トナーの機械的
ストレスによる破砕が発生することが無く、感光体に対
するこれら微粉の付着を少なくすることができる。
のみでなく、楕円形状による異形化が重畳されているの
で、トナー全表面で帯電を保持出来ると思われ、電位保
持特性が安定している。
間の形状や表面性に差がでることも少なく、結果として
帯電量分布もシャープであり、トナー飛散の少ない解像
性の優れた仕上がり画像をえることができる。
ば特開昭63−186253号公報、特開昭63−28
2749号公報、特開平7−146583号公報等に記
載されている方法や、樹脂粒子を塩析/融着させて形成
する方法等をあげることができる。
表面層が少なくともフッ素原子及び珪素原子のいずれか
一方を有する化合物を含有しているのでトナーの電子写
真感光体上への付着力を小さくすることができるもので
ある。トナーの付着力を低減することにより、感光体上
の未転写トナーのクリーニング性の向上を達成すること
ができる。
低付着力により、転写時や定着時に静電的な力を受け、
トナーのハジキが発生する問題があるが、本発明のトナ
ーを使用した場合には、トナー間での帯電性が均一であ
ることから、そのハジキを発生することが無く、良好な
画像を形成することができ、高画質の画像形成を達成す
ることができる。
重量平均粒径50〜2000nmが好ましく、これらの
樹脂粒子は乳化重合、懸濁重合、シード重合等のいずれ
の造粒重合法によっても良いが、本発明に最も好ましく
用いられるのは乳化重合法である。
法の例について記述する。
体を必須の構成成分とし、必要に応じて架橋剤を使用す
ることができる。また、以下の酸性基を有するラジカル
重合性単量体または塩基性基を有するラジカル重合性単
量体を少なくとも1種類含有することが好ましい。
のではなく従来公知のラジカル重合性単量体を用いるこ
とができる。また、要求される特性を満たすように、1
種または2種以上のものを組み合わせて用いることがで
きる。
タ)アクリル酸エステル系単量体、ビニルエステル系単
量体、ビニルエーテル系単量体、モノオレフィン系単量
体、ジオレフィン系単量体、ハロゲン化オレフィン系単
量体等を用いることができる。
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェ
ニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルス
チレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチル
スチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルス
チレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチル
スチレン、3,4−ジクロロスチレン等のスチレン系単
量体およびその誘導体が挙げられる。
ては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル
酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアク
リル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル
酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノ
エチル等が挙げられる。
ニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等が挙げ
られる。
メチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブ
チルエーテル、ビニルフェニルエーテル等が挙げられ
る。
ン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。
ン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられる。
塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル等が挙げられ
る。
ル重合性架橋剤を添加しても良い。ラジカル重合性架橋
剤としては、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、
ジビニルエーテル、ジエチレングリコールメタクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリル等の
不飽和結合を2個以上有するものが挙げられる。
体または塩基性基を有するラジカル重合性単量体 酸性基を有するラジカル重合性単量体または塩基性基を
有するラジカル重合性単量体としては、例えば、カルボ
キシル基含有単量体、スルホン酸基含有単量体、第1級
アミン、第2級アミン、第3級アミン、第4級アンモニ
ウム塩等のアミン系の化合物を用いることができる。
ては、カルボン酸基含有単量体として、アクリル酸、メ
タクリル酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、ケ
イ皮酸、マレイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モ
ノオクチルエステル等が挙げられる。
ンスルホン酸、アリルスルホコハク酸、アリルスルホコ
ハク酸オクチル等が挙げられる。
カリ金属塩あるいはカルシウムなどのアルカリ土類金属
塩の構造であってもよい。
しては、アミン系の化合物があげられ、ジメチルアミノ
エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルア
ミノエチルメタクリレート、および上記4種の化合物の
4級アンモニウム塩、3−ジメチルアミノフェニルアク
リレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロ
ピルトリメチルアンモニウム塩、アクリルアミド、N−
ブチルアクリルアミド、N,N−ジブチルアクリルアミ
ド、ピペリジルアクリルアミド、メタクリルアミド、N
−ブチルメタクリルアミド、N−オクタデシルアクリル
アミド;ビニルピリジン、ビニルピロリドン;ビニルN
−メチルピリジニウムクロリド、ビニルN−エチルピリ
ジニウムクロリド、N,N−ジアリルメチルアンモニウ
ムクロリド、N,N−ジアリルエチルアンモニウムクロ
リド等を挙げることができる。
としては、酸性基を有するラジカル重合性単量体または
塩基性基を有するラジカル重合性単量体が単量体全体の
0.1〜15重量%使用することが好ましく、ラジカル
重合性架橋剤はその特性にもよるが、全ラジカル重合性
単量体に対して0.1〜10重量%の範囲で使用するこ
とが好ましい。
的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いること
が可能である。
ではなく例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカ
プタン、tert−ドデシルメルカプタン等のメルカプ
タン、およびスチレンダイマー等が使用される。
ル重合開始剤は水溶性であれば適宜使用が可能である。
例えば過硫酸塩(過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
等)、アゾ系化合物(4,4′−アゾビス4−シアノ吉
草酸及びその塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)塩等)、パーオキシド化合物等が挙げられる。
応じて還元剤と組み合わせレドックス系開始剤とする事
が可能である。レドックス系開始剤を用いる事で、重合
活性が上昇し重合温度の低下が図れ、更に重合時間の短
縮が期待できる。
成温度以上であればどの温度を選択しても良いが例えば
50℃から90℃の範囲が用いられる。但し、常温開始
の重合開始剤例えば過酸化水素−還元剤(アスコルビン
酸等)の組み合わせを用いる事で室温またはそれ以上の
温度で重合する事も可能である。
体を使用して乳化重合を行うためには、界面活性剤を使
用して乳化重合を行う必要がある。この際に使用するこ
とのできる界面活性剤としては特に限定されるものでは
無いが、下記のイオン性界面活性剤を好適なものの例と
して挙げることができる。
塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリール
アルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウム、3,3−
ジスルホンジフェニル尿素−4,4−ジアゾ−ビス−ア
ミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オ
ルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニリン、
2,2,5,5−テトラメチル−トリフェニルメタン−
4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフトール−6−スルホン
酸ナトリウムなど)、硫酸エステル塩(ドデシル硫酸ナ
トリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル
硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウムなど)、脂肪
酸塩(オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、
カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、カプロ
ン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カ
ルシウムなど)などが挙げられる。
とができる。具体的には、ポリエチレンオキサイド、ポ
リプロピレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドと
ポリエチレンオキサイドの組み合わせ、ポリエチレング
リコールと高級脂肪酸とのエステル、アルキルフェノー
ルポリエチレンオキサイド、高級脂肪酸とポリエチレン
グリコールのエステル、高級脂肪酸とポリプロピレンオ
キサイドのエステル、ソルビタンエステル等をあげるこ
とができる。
時の乳化剤として使用されるが、他の工程または使用目
的で使用してもかまわない。
顔料を挙げることができる。
ることができる。どのような顔料でも使用することがで
きるが、具体的な無機顔料を以下に例示する。
ブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、
サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラッ
ク、更にマグネタイト、フェライト等の磁性粉も用いら
れる。
は複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加
量は重合体に対して2から20重量部であり、好ましく
は3から15重量部が選択される。
マグネタイトを添加することができる。この場合には所
定の磁気特性を付与する観点で、トナー中に20〜60
重量%添加することが好ましい。
ることができる。どのような顔料でも使用することがで
きるが、具体的な有機顔料を以下に例示する。
C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッ
ド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメン
トレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピ
グメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、
C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメン
トレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:
1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメ
ントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、
C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメント
レッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.
I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッ
ド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げら
れる。
は、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメ
ントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、
C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメント
イエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.
I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエ
ロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.
ピグメントイエロー138等が挙げられる。
C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブ
ルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、
C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブ
ルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられ
る。
は複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加
量は重合体に対して2から20重量部であり、好ましく
は3から15重量部が選択される。
る。その表面改質剤としては、従来公知のものを使用す
ることができ、具体的にはシランカップリング剤、チタ
ンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤等が好
ましく用いることができる。
良やクリーニング性の向上などの目的で、いわゆる外添
剤を添加して使用することができる。これら外添剤とし
ては特に限定されるものでは無く、種々の無機微粒子、
有機微粒子及び滑剤を使用することができる。
用することができる。具体的には、シリカ、チタン、ア
ルミナ微粒子等が好ましく用いることができる。これら
無機微粒子としては疎水性のものが好ましい。具体的に
は、シリカ微粒子として、例えば日本アエロジル(株)
製の市販品R−805、R−976、R−974、R−
972、R−812、R−809、ヘキスト(株)製の
HVK−2150、H−200、キャボット(株)製の
市販品TS−720、TS−530、TS−610、H
−5、MS−5等が挙げられる。
ロジル(株)製の市販品T−805、T−604、テイ
カ(株)製の市販品MT−100S、MT−100B、
MT−500BS、MT−600、MT−600SS、
JA−1、富士チタン(株)製の市販品TA−300S
I、TA−500、TAF−130、TAF−510、
TAF−510T、出光興産(株)製の市販品IT−
S、IT−OA、IT−OB、IT−OC等が挙げられ
る。
エロジル(株)製の市販品RFY−C、C−604、石
原産業(株)製の市販品TTO−55等が挙げられる。
径が10〜2000nm程度の球形の有機微粒子を使用
することができる。このものとしては、スチレンやメチ
ルメタクリレートなどの単独重合体やこれらの共重合体
を使用することができる。
ルミニウム、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、オ
レイン酸の亜鉛、マンガン、鉄、銅、マグネシウム等の
塩、パルミチン酸の亜鉛、銅、マグネシウム、カルシウ
ム等の塩、リノール酸の亜鉛、カルシウム等の塩、リシ
ノール酸の亜鉛、カルシウムなどの塩等の高級脂肪酸の
金属塩が挙げられる。
0.1〜5重量%程度が好ましい。
程は、乳化重合を行い樹脂粒子を調製する乳化重合工
程、前記樹脂粒子分散液を用いて水系媒体中で樹脂粒子
を融着させる工程、得られた粒子を水系媒体中より濾過
し界面活性剤などを除去する洗浄工程、得られた粒子を
乾燥させる工程、さらに乾燥させて得られた粒子に外添
剤などを添加する外添剤添加工程などから構成される。
ここで樹脂粒子としては着色された粒子であってもよ
い。また、非着色粒子を樹脂粒子として使用することも
できる。この場合には、樹脂粒子の分散液に着色剤粒子
分散液などを添加した後に水系媒体中で融着させること
で着色粒子とすることができる。
って生成された樹脂粒子を用いて塩析し、融着する方法
が好ましい。また、非着色の樹脂粒子を使用した場合に
は、樹脂粒子と着色剤粒子を水系媒体中で塩析し、融着
させることができる。
である、離型剤や荷電制御剤も本工程で添加することが
できる。
からなるもので、水の含有量が50重量%以上であるも
のを示す。水以外のものとしては、水に溶解する有機溶
媒を挙げることができ、例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、メチル
エチルケトン、テトラヒドロフランなどをあげることが
できるが、好ましくは樹脂を溶解しない有機溶媒であ
る、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタ
ノールのようなアルコール系有機溶媒が好ましい。
い。着色剤の表面改質法は、溶媒中に着色剤を分散し、
その中に表面改質剤を添加した後昇温し反応を行う。反
応終了後、ろ過し同一の溶媒で洗浄ろ過を繰り返し乾燥
させ表面改質剤で処理された顔料を得る。
て調製される方法がある。この分散は、水中で界面活性
剤濃度を臨界ミセル濃度(CMC)以上にした状態で行
われる。
が、好ましくは、超音波分散機、機械的ホモジナイザ
ー、マントンゴーリンや圧力式ホモジナイザー等の加圧
分散機、サンドグラインダー、ゲッツマンミルやダイヤ
モンドファインミル等の媒体型分散機が揚げられる。
面活性剤を使用することができる。
色剤粒子とが存在している水中にアルカリ金属塩やアル
カリ土類金属塩等からなる塩析剤を臨界凝集濃度以上の
凝集剤として添加し、ついで樹脂粒子のガラス転移点以
上に加熱することで塩析を進行させると同時に融着を行
う工程である。この工程では、水に無限溶解する有機溶
媒を添加し、樹脂粒子のガラス転移温度を実質的に下げ
ることで融着を効果的に行う手法を使用してもよい。
アルカリ土類金属塩は、アルカリ金属として、リチウ
ム、カリウム、ナトリウム等が挙げられ、アルカリ土類
金属として、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウムなどが挙げられ、好ましくはカリウム、ナ
トリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムが挙げ
られる。また塩を構成するものとしては、塩素塩、臭素
塩、沃素塩、炭酸塩、硫酸塩等が挙げられる。
しては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、
2−プロパノール、エチレングリコール、グリセリン、
アセトン等があげられるが、炭素数が3以下のメタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール
のアルコールが好ましく、特に、2−プロパノールが好
ましい。
析剤を添加した後に放置する時間をできるだけ短くする
ことが好ましい。この理由として明確では無いが、塩析
した後の放置時間によって、粒子の凝集状態が変動し、
粒径分布が不安定になったり、融着させたトナーの表面
性が変動したりする問題が発生する。また、塩析剤を添
加する温度としては少なくとも樹脂粒子のガラス転移温
度以下であることが必要である。この理由としては、塩
析剤を添加する温度が樹脂粒子のガラス転移温度以上で
あると樹脂粒子の塩析/融着は速やかに進行するもの
の、粒径の制御を行うことができず、大粒径の粒子が発
生したりする問題が発生する。この添加温度の範囲とし
ては樹脂のガラス転移温度以下であればよいが、一般的
には5℃〜55℃、好ましくは10℃〜45℃である。
ラス転移温度以下で加え、その後にできるだけ速やかに
昇温し、樹脂粒子のガラス転移温度以上に加熱する方法
を使用することが好ましい。この昇温までの時間として
は1時間未満が好ましい。さらに、昇温を速やかに行う
必要があるが、昇温速度としては、0.25℃/分以上
が好ましい。上限としては特に明確では無いが、瞬時に
温度を上げると塩析が急激に進行するため、粒径制御が
不可能になる問題があり、5℃/分以下が好ましい。
られたトナーの粒径は、体積平均粒径で3〜9μmが好
ましい。このトナーの体積平均粒径は、コールターカウ
ンターTAII、コルターマルチサイザー、SLAD11
00(島津製作所製レーザー回折式粒径測定装置)等を
用いて測定することができる。コールターカウンターT
AII及びコールターマルチサイザーではアパーチャー径
=100μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μm
の範囲における粒径分布を用いて測定されたものを示
す。
は、下記式で示される形状係数が1.3〜2.2の範囲
内にあり、且つ形状係数が1.5〜2.0の範囲にある
トナー粒子が80個数%以上であることが好ましい。
ナー粒子を拡大した写真を撮影し、ついでこの写真に基
づいて「SCANNING IMAGE ANALYS
ER」(日本電子社製)を使用して写真画像の解析を行
う。この際、500個のトナー粒子を使用して本発明の
形状係数を上記算出式にて測定するものである。
は、形状が球形化してくるため、感光体に対する付着性
が高くなり、クリーニング不良を発生しやすくなるとと
もに、接触式帯電部材に対する汚染を引き起こしやすく
なる問題がある。
は、不定形化が高くなり、機械的なストレスを受けた場
合にトナーの破砕が発生し、微粉の発生が起こりやすく
なり、接触式帯電部材の汚染を引き起こしやすくなる問
題がある。
あるトナー粒子を80個数%以上とすることで、形状の
分布を均一にすることができるため、より球形化された
トナーやより不定形化されたトナーの存在量を少なくす
ることができることから、前述の問題点を長期に渡って
抑制することができる。
られたトナー粒子をそのまま使用してもよいが、例えば
流動性、帯電性、クリーニング性の改良を行うことを目
的として、前述の外添剤を添加してもよい。外添剤の添
加方法としては、タービュラーミキサー、ヘンシエルミ
キサー、ナウターミキサー、V型混合機などの種々の公
知の混合装置を使用することができる。
し、磁性あるいは非磁性一成分トナーとして使用しても
よく、キャリア等の磁性粒子と混合して二成分現像剤と
して使用してもよい。
料として種々の機能を付与することのできる材料を加え
てもよい。具体的には、定着性改良剤、荷電制御剤等が
挙げられる。これらの成分は樹脂粒子を乳化重合する段
階でその分散液を添加する方法、前述の塩析/融着段階
で樹脂粒子と着色剤粒子と同時に添加し、トナー中に包
含する方法、樹脂粒子自体に添加する方法等種々の方法
で添加することができる。好ましい方法としては、前述
の樹脂粒子を乳化重合する段階で荷電制御剤粒子及び/
又は定着性改良剤粒子を分散液の状態で添加する方法及
び前述の塩析/融着工程で樹脂粒子及び着色剤粒子と同
時に荷電制御剤粒子及び/又は定着性改良剤粒子を分散
液の状態で添加し、塩析/融着させる方法が挙げられ
る。
で、且つ水中に分散することができるものを使用するこ
とができる。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等のオレフィン系ワックスや、これらの変性物、カル
ナバワックスやライスワックス等の天然ワックス、脂肪
酸ビスアミドなどのアミド系ワックスなどをあげること
ができる。
且つ水中に分散することができるものを使用することが
できる。具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸ま
たは高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4
級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸
金属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
粒子は、分散した状態で数平均一次粒子径が10〜50
0nm程度とすることが好ましい。
一成分現像剤でも二成分現像剤でもよいが、好ましくは
二成分現像剤としてである。一成分現像剤として用いる
場合は、非磁性一成分現像剤として前記トナーをそのま
ま用いる方法もあるが、通常はトナー粒子中に0.1〜
5μm程度の磁性粒子を含有させ磁性一成分現像剤とし
て用いる。その含有方法としては、着色剤と同様にして
非球形粒子中に含有させるのが普通である。
して用いることもできる。この場合は、磁性粒子として
は、鉄、フェライト、マグネタイト等の金属、それらの
金属とアルミニウム、鉛等の金属との合金等の従来から
公知の材料を用いることができる。特にフェライト粒子
が好ましい。上記磁性粒子は、その体積平均粒径として
は15〜100μm、より好ましくは25〜60μmの
ものがよい。キャリアの体積平均粒径の測定は、代表的
には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置
「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMP
ATEC)社製)により測定することができる。
るもの、あるいは樹脂中に磁性粒子を分散させたいわゆ
る樹脂分散型キャリアが好ましい。コーティング用の樹
脂組成としては、特に限定は無いが、例えば、オレフィ
ン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン/アクリル系樹
脂、シリコーン系樹脂、エステル系樹脂或いはフッ素含
有重合体系樹脂等が用いられる。また、樹脂分散型キャ
リアを構成するための樹脂としては、特に限定されず公
知のものを使用することができ、例えば、スチレンアク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、フェノー
ル樹脂等を使用することができる。
体、特に電子写真感光体構造について示す。
光体は、少なくとも電荷輸送物質を含むバインダー樹脂
層を有する構造が好ましい。又前記感光体の表面に存在
する少なくともフッ素原子(F)及び珪素原子(Si)
のいずれか一方を有する化合物の存在量がXPSの測定
による少なくともフッ素原子及び珪素原子のいずれか一
方の炭素原子(C)に対する比が F/C=0.03〜1.00 Si/C=0.03〜1.00 の範囲にあるものであるものが好ましく、更に好ましく
は、 F/C=0.06〜0.80 Si/C=0.06〜0.80 である。
導電性基体上に感光層として電荷発生・輸送層の単層タ
イプのもの、電荷発生層と電荷輸送層の機能分離層を有
する積層構造を有するもの等公知の感光層の構造に適用
できる。更に本発明においては、これら感光層の上に表
面保護層をもうけた構成でもかまわない。又、上記電荷
発生層や電荷輸送層はそれぞれ複数の層から構成されて
もかまわない。
電荷輸送物質を含むバンダー樹脂からなる電荷輸送層や
保護層、あるいは電荷輸送物質を含まないバインダー樹
脂からなる保護層にフッ素原子を有する化合物及び/あ
るいは珪素原子を有する化合物を含有させることが好ま
しい。
材料を例示する。
合物の具体例としては、公知のフッ素樹脂が挙げられ、
四フッ化エチレン、三フッ化塩化エチレン、四フッ化エ
チレン、六フッ化プロピレン、フッ化ビニル、フッ化ビ
ニリデン、二フッ化二塩化エチレンおよびそれらの共重
合体の中から1種あるいは、それ以上が適宜選択され
る。またフッ化カーボン等も使用可能である。
合性単量体(フッ素系重合性単量体)あるいはフッ素原
子を含有しない重合性単量体(非フッ素系重合性単量
体)との重合・共重合から合成されたフッ素含有セグメ
ントを含有するブロック又はグラフトポリマー、界面活
性剤、マクロモノマー等を単独あるいは上記フッ素系樹
脂との併用で用いることができる。
るフッ素系グラフトポリマーと上記フッ素系樹脂の併用
が、フッ素系樹脂の分散及び感光体表面のF/C比をコ
ントロールする上で好ましい。
例を以下に示すが、使用できる化合物の範囲はここに挙
げた範囲に何ら限定されるものではない。
化合物の具体例としては、モノメチルシロキサン三次元
架橋物、ジメチルシロキサン−モノメチルシロキサン三
次元架橋物、超高分子量ポリジメチルシロキサン、ポリ
ジメチルシロキサンセグメントを含有するブロックポリ
マー、グラフトポリマー、界面活性剤、マクロモノマ
ー、末端修飾ポリジメチルシロキサン等が用いられる。
ネート構造を有する化合物を用いてもよい。
る電荷輸送層及び/あるいは保護層の樹脂層と相溶する
もの、あるいは完全に相溶しないまでも類似構造を有
し、両者間に少しでも親和性があるものを選択すること
が好ましい。
層あるいは保護層に上記のフッ素系又は珪素系化合物を
含有させる為には、これらの化合物、或いは同時に存在
する電荷輸送物質や他の添加剤と相溶性の良好なポリマ
ーもバインダーとして併用できる。これらの非フッ素系
又は非珪素系ポリマーの内最も良好に使用できるポリマ
ーは芳香族炭化水素系溶剤又はハロゲン化芳香族炭化水
素系に可溶なポリカーボネートである。このようなポリ
カーボネートとしてはモノマーユニットとして下記に示
すような構造のポリカーボネート或いは共重合ポリカー
ボネートが挙げられる。
16)のZは1〜4の整数を表す。
1万以上、特に2万以上であることが好ましい。
記以外のバインダーとしては疎水性で、かつ誘電率が高
く、電気絶縁性のフィルム形成性高分子重合体を用いる
ことができる。
脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリスチレン、ポリビニルアセテート、スチレン−
ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコー
ン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノールホル
ムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−
N−ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルフォルマール等を挙げることができる また本発明に於ける感光体の表面層には体積平均粒径5
μm以下の微粒子を含有してもよい。上記微粒子として
は、シリコーン樹脂微粒子、フッ素原子含有樹脂微粒
子、メラミン樹脂微粒子等が好ましく、特にフッ素原子
含有樹脂微粒子が好ましく用いられる。上記フッソ原子
含有樹脂微粒子としては、四フッ化エチレン、三フッ化
塩化エチレン、六フッ化エチレンプロピレン、フッ化ビ
ニル、フッ化ビニリデン、二フッ化塩化エチレン、トリ
フルオロプロピルメチルシラン等をモノマーとする重合
体及びこれらの共重合体が用いられるが、特に四フッ化
エチレンの重合体及び共重合体が好ましく用いられる。
感光層組成物として分散される。分散の方法としては、
サンドミル、ボールミル、ロールミル、ホモジナイザ
ー、ナノマイザー、ペイントシェイカー、超音波等が使
用される。分散時には、分散助剤として上記グラフト、
ブロックポリマー、界面活性剤を使用することが好まし
く、Si/C比をコントロールする上でも併用すること
が好ましい。
01〜5μmであり、また感光層の表面層に含有される
該微粒子の含有量は該表面層固形分100重量部に対し
て10〜100重量部が好ましい。
と感光体のクリーニングの工程でスリヌケ等のクリーニ
ング不良を生じ、かつクリーニングブレード等のクリー
ニング部材が損傷し易い等の問題を生じる。
持体上に中間層(下引層を含む)、電荷発生層(CG
L)、電荷輸送層(CTL)、の場合、各膜厚は中間
層:0.1〜20μm、CGL:0.1〜5μm、CT
L:10〜40μmが好ましい。又保護層(第2のCT
L層でもよい)があっても良くこの場合の保護層膜厚
は:0.2〜20μm好ましい。
体上に中間層(下引層を含む)、電荷発生・輸送層(C
G・CTL)の場合は中間層:0.1〜20μm、CG
・CTL:10〜60μmが好ましい。又、この上に保
護層(CTL層でもよい)があってもよい。
いた内部層に関わらず、必要により公知の電荷輸送物質
(CTM)を含有してもよい。含有されるCTMとして
は、例えば、カルバゾール誘導体、オキサゾール誘導
体、チアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チア
ジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール
誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、
ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾ
ン化合物、ピラゾリン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベ
ンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフ
ラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、ア
ミノスチルベン誘導体、トリアリールアミン誘導体、フ
ェニレンジアミン誘導体、スチルベン誘導体、ベンジジ
ン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−
ビニルピレン、ポリ−9−ビニルアントラセン等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。また、こ
れらのCTMは単独でも、2種以上混合して用いてもよ
く、さらには高分子のCTMを含有してもよい。
含有される場合はCTMの含有量は表面層を形成する層
中で60重量%以下であることが好ましい。CTMの含
有量が表面層を形成する層中で60重量%を越えると膜
物性が低下して、繰り返して画像形成を行ったときの膜
厚減耗量が大となり、感光体の電子写真性能が低下し易
くなる。
物質(CGM)が含有される。含有される電荷発生物質
(CGM)としては特に限定はなく例えばアゾ系染料、
ペリレン系染料、インジゴ系染料、多環状キノン系染
料、キナクリドン系染料、ビスベンゾイミダゾール系染
料、インダンスロン系染料、スクエアリリウム系染料、
金属フタロシアニン系顔料、無金属フタロシアニン系顔
料、ピリリウム塩系染料、チアピリリウム塩系染料等が
用いられる 上記CGMは次の方法によって層形成され電荷発生層
(CGL)或いは電荷発生・輸送層(CG・CTL)を
形成することができる。
法 (3)CGMをボールミル、サンドグラインダ等によっ
て分散媒中で微細粒子状とし必要に応じて、バインダー
樹脂と混合分散して得られる分散液を塗布する方法。
グ、CVD等の気相推積法あるいはディッピング、スプ
レー、ブレード、ロール等の塗布方法を任意に用いるこ
とができる。
等の層形成時に使用される溶媒あるいは分散媒として
は、ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミ
ン、イソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、
トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、
1,2−ジクロルエタン、1,2−ジクロルプロパン、
1,1,2−トリクロルエタン、1,1,1−トリクロ
ルエタン、トリクロルエチレン、テトラクロルエタン、
ジクロルメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド、メチルセロソ
ルブ等が挙げられる。
の目的で酸化防止剤を添加することができ、該酸化防止
剤としては、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミ
ン、パラフェニレンジアミン、アリールアルカン、ハイ
ドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノン及びそ
れらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物等を挙げ
ることができる。
の接着層又はブロッキング層等として機能するもので、
上記CTLまたはCGLのバインダー樹脂の外に、例え
ばポリビニルアルコール、エチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、カゼイン、N−アルコキシメチル化ナイロン、澱粉
等或いは有機金属化合物と各種有機カップリング剤の塗
布組成物等が用いられる。
なくともフッ素原子及び珪素原子のいずれか一方を有す
る化合物の存在量を測定するXPSの測定方法としては
特に限定されるものでは無いが、例えば、VG社製ES
CALAB 200−X型、島津製作所製ESCA−1
000等のX線光電子分析装置などをあげることができ
る。また、測定条件は島津製作所製ESCA−1000
での条件を示すと、 X線 :Mgアノード型 Mg 1253.6eV使用 加速 :10kV 30mA 分解能:31.5eV である。この条件で構成元素のピーク面積をもとめ、炭
素、フッ素、珪素の各元素のピーク面積から、F/C及
びSi/Cの比率を求めた。なお、測定には感光体の2
×3mmの切片を使用した。
する。
像形成装置の一例であり、図中、1は導電性基体上に感
光層を有するドラム状の感光体である。2は帯電器、3
は像露光光、4は現像器、5はバイアス電源、6は送り
出しローラー、7はタイミングローラー、8は転写器、
9は分離器、10は熱ローラー定着器、11はクリーニ
ング装置、12はクリーニングブレード、13は除電器
である。
電器2により一様な帯電が付与された後、像露光光3に
より静電潜像が形成される。該静電潜像は例えば磁気ブ
ラシ方式の現像器4により現像されてトナー像が形成さ
れ、該トナー像は送り出しローラー6により送り出さ
れ、タイミングローラー7により感光体1と同期して搬
送された転写紙P上に転写器8、分離器9の作用で転
写、分離され、定着器10の作用で定着画像が得られ
る。
置のクリーニング装置に用いられるクリーニングブレー
ドは、好ましくは弾性ゴムブレード、特に好ましくはウ
レタンゴムブレードであり、従来のブラシクリーニング
等に比して構造簡単で、かつ高耐久性であり、しかもク
リーニング効率が優れている等の利点を有する。
はアナログ複写機又はスキャナを備えたデジタル複写
機、外部画像信号により画像形成を行うプリンター及び
複写機とプリンターの両方の機能を兼ね備えたデジタル
画像形成装置であってもよい。またモノクロ用でもカラ
ー用でもよい。
において、ドット状のデジタル方式の画像形成を行う画
像形成装置では、好ましくは非接触で反転現像方式とす
るのが好ましく、特にはカラー画像を形成するとき、か
ぶりがなく色彩鮮明な画像が得られる。
ドラム状の感光体1とその周辺の画像形成部材、例えば
帯電器2、現像器4、転写器8、分離器9、クリーニン
グ装置11及び帯電前の除電器13の少なくとも一つと
をユニット化し、該ユニットを一体的に装置本体に着脱
可能に設定するのが好ましい。このような画像形成部材
のユニット化により、複数の部材が一体的に装置本体に
着脱可能に設定され、このことにより装置のメンテナン
スが容易となり、またジャム発生時の処理が容易とな
る。通常、装置ユニットは装置本体に設けられたガイド
レール等を介して着脱可能に設定される。14は画像形
成装置に組み込まれた装置ユニットの一例を示すもの
で、ここでは上記帯電器2、現像器4、転写器8、分離
器9、クリーニング装置11及び除電器13が感光体1
と一体化され、図示しない把手を介して着脱可能とさ
れ、装置ユニットとして装置本体に組み込まれている。
るが、本発明の様態はこれに限定されるものではない。
なお、本実施例において「部」とは「重量部」を表す。
(旭電化社製・n−ドデシル硫酸ナトリウム)を0.9
0kgと純水10.0lを入れ撹拌溶解する。この液
に、撹拌下、リーガル330R(キャボット社製カーボ
ンブラック)1.20kgを徐々に加え、添加後1時間
よく撹拌する。ついで、サンドグラインダー(媒体型分
散機)を用いて、20時間連続分散した。
度計ELS−800を用いて、上記分散液の粒径を測定
した結果、重量平均径で122nmであった。また、静
置乾燥による重量法で測定した上記分散液の固形分濃度
は16.6w/w%であった。この分散液を「着色剤分
散液1」とする。
ゼンスルホン酸ナトリウム(関東化学社製)0.55k
gを入れ、イオン交換水4.0lを加え、室温下撹拌溶
解する。これを、アニオン界面活性剤溶液Aとする。
565C(日本乳化剤社製)0.14kgを入れ、イオ
ン交換水4.0lを加え、室温下撹拌溶解する。これ
を、ノニオン界面活性剤溶液Bとする。
(関東化学社製)223.8gを入れ、イオン交換水1
2.0lを加え、室温下撹拌溶解する。これを、開始剤
溶液Cと呼ぶ。
けた100lのGL(グラスライニング)反応釜に、W
AXエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピ
レンエマルジョン:数平均一次粒子径=120nm/固
形分濃度=29.9%)3.41kgとアニオン界面活
性剤溶液Aとノニオン界面活性剤溶液Bとを入れ、撹拌
を開始する。次いで、イオン交換水44.0lを加え
る。
ころで、開始剤溶液Cを添加する。その後、液温度を7
5℃±1℃に制御しながら、スチレン12.1kgとア
クリル酸n−ブチル2.88kgとメタクリル酸1.0
4kgとt−ドデシルメルカプタン548gとを投入す
る。
6時間加熱撹拌を行った。
る。ポールフィルターで濾過し、これをラテックス−
Aとした。
ラス転移温度は57℃、軟化点は121℃、分子量分布
は、重量平均分子量=1.27万、重量平均粒径は12
0nmであった。
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム(関東化学社製)0.
55kgを入れ、イオン交換純水4.0lを加え、室温
下撹拌溶解する。これを、アニオン界面活性剤溶液Dと
呼ぶ。
565C(日本乳化剤社製)0.14kgを入れ、イオ
ン交換純水4.0lを加え、室温下撹拌溶解する。これ
を、ノニオン界面活性剤溶液Eと呼ぶ。
(関東化学社製)200.7gを入れ、イオン交換水1
2.0lを加え、室温下撹拌溶解する。これを、開始剤
溶液Fと呼ぶ。
形バッフルを付けた100lのGL反応釜(撹拌翼はフ
ァウドラー翼)に、WAXエマルジョン(数平均分子量
3000のポリプロピレンエマルジョン:数平均一次粒
子径=120nm/固形分濃度 29.9%)3.41
kgとアニオン界面活性剤溶液Dとノニオン界面活性剤
溶液Eとを入れ、撹拌を開始する。次いで、イオン交換
水44.0lを投入する。
ころで、開始剤溶液Fを添加する。この時、スチレン1
1.0kgとアクリル酸n−ブチル4.00kgとメタ
クリル酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン9.
02gとをあらかじめ混合した溶液を投入する。
て、6時間加熱撹拌を行った。さらに、液温度を80℃
±2℃に上げて、12時間加熱撹拌を行った。
る。ポールフィルターで濾過し、この濾液をラテックス
−Bとした。
ラス転移温度は58℃、軟化点は132℃、分子量分布
は、重量平均分子量=24.5万、重量平均粒径は11
0nmであった。
塩化ナトリウム(和光純薬社製)5.36kgとイオン
交換水20.0lを入れ、撹拌溶解する。これを、塩化
ナトリウム溶液Gとする。
友スリーエム社製、ノニオン界面活性剤)1.00gを
入れ、イオン交換水1.00lを加えて撹拌溶解する。
これを、ノニオン界面活性剤溶液Hとする。
形バッフルを付けた100lのSUS反応釜(撹拌翼は
アンカー翼)に、上記で作製したラテックス−Aを2
0.0kgとラテックス−Bを5.2kgと着色剤分
散液1を0.4kgとイオン交換水20.0kgとを入
れ撹拌する。ついで、40℃に加温し、塩化ナトリウム
溶液G、イソプロパノール(関東化学社製)6.00k
g、ノニオン界面活性剤溶液Hをこの順に添加する。そ
の後、10分間放置した後に、昇温を開始し、液温度8
5℃まで60分で昇温する。液温度85℃±2℃にて、
6時間加熱撹拌し、塩析/融着させる。その後、40℃
以下に冷却し撹拌を停止する。目開き45μmの篩いで
濾過し、この濾液を会合液とする。
ウエットケーキ状の非球形状粒子を濾取した。その後、
イオン交換水により洗浄した。
非球形状粒子を、ヌッチェより取り出し、全紙バット5
枚に、細かく砕きながら広げた。クラフト紙で覆いをか
けた後、40℃の送風乾燥機で100時間乾燥した。
を、ヘンシェル粉砕器で解砕した。
「非球形状粒子1」とする。なお、「非球形状粒子1」
の構成成分である樹脂粒子の分子量は重量平均分子量=
5.5万、軟化点=125℃、ガラス転移温度=57
℃、体積平均粒径=6.53μmであり、形状係数は
1.92で形状係数が1.5〜2.0の範囲のものは9
7個数%であった。
平均粒子径=12nm)を1重量%それぞれ添加して
「トナー1」を得た。
覆した体積平均粒径が45μmのフェライトキャリアを
混合してトナー濃度が6%の現像剤を調製し、印字評価
に使用した。このものを「現像剤1」とする。
テックス−Aの製造に於けるドデシルメルカプタンを
400gとし、ラテックス−Bに於けるドデシルメル
カプタンを使用しない他は同様にして、「非球形状粒子
2」を得た。なお、それぞれのラテックスをラテックス
−A、−Bとする。
ラス転移温度は57℃、軟化点は121℃、分子量分布
は、重量平均分子量=1.57万、重量平均粒径は11
5nmであった。
ラス転移温度は59℃、軟化点は136℃、分子量分布
は、重量平均分子量=31.5万、重量平均粒径は11
5nmであった。
粒子の分子量は重量平均分子量=7.5万、軟化点=1
31℃、ガラス転移温度=57℃、体積平均粒径=7.
24μmであり、形状係数は1.87で形状係数が1.
5〜2.0の範囲のものは94個数%であった。
平均粒子径=12nm)を1重量%それぞれ添加して
「トナー2」を得た。
ェライトキャリアを混合してトナー濃度が6%の現像剤
をそれぞれ調製し、印字評価に使用した。この現像剤を
「現像剤2」とする。
テックス−Bの重合性単量体をスチレンを13.25
kg、アクリル酸ブチルを3.21kg、アクリル酸を
0.75kgへ変更した他は同様にして樹脂粒子を得
た。このものをラテックス−Bとする。なお、ラテッ
クス−B中の樹脂粒子のガラス転移温度は55℃、軟
化点は135℃、分子量分布は、重量平均分子量=2
3.1万、重量平均粒径は105nmであった。
ス−Aとラテックス−Bとを使用し、着色粒子を得
た。なお、ここで得られた非球形状粒子を「非球形状粒
子3」とする。
粒子の分子量は重量平均分子量=6.1万、軟化点=1
25℃、ガラス転移温度=57℃、体積平均粒径=7.
24μmであり、形状係数は1.79で形状係数が1.
5〜2.0の範囲のものは90個数%であった。
平均粒子径=20nm)を1重量%それぞれ添加して
「トナー3」を得た。
ェライトキャリアを混合してトナー濃度が6%の現像剤
を調製し、印字評価に使用した。この現像剤を「現像剤
3」とする。
付けた100lのGL反応釜(撹拌翼はファウドラー
翼)に、下記の成分を添加した。
形分50%の酸性極性基含有樹脂エマルジョン(ラテッ
クス)を得た。
℃2時間保持した。その後、更に撹拌しながら65℃に
加温して4時間保持した。冷却して得られた液状分散物
をブフナー濾過、水洗し、50℃真空乾燥10時間行い
「非球形粒子4」を得た。「非球形粒子4」の体積平均
粒径は7.9μm、形状係数は1.96、形状係数が
1.5〜2.0の範囲のものは85個数%であった。
平均粒子径=20nm)を1重量%添加して「トナー
4」を得た。
ェライトキャリアを混合してトナー濃度が6%の現像剤
を調製し、印字評価に使用した。この現像剤を「現像剤
4」とする。
燥を流動層乾燥機を使用し、70℃にて20分間乾燥を
行った。得られた「非球形状粒子5」の構成成分である
樹脂粒子の分子量は重量平均分子量=5.5万、軟化点
=125℃、ガラス転移温度=57℃、体積平均粒径=
6.53μmであり、形状係数は1.32で形状係数が
1.5〜2.0の範囲のものは21個数%であった。
平均粒子径=12nm)を1重量%それぞれ添加して
「トナー5」を得た。
覆した体積平均粒径が45μmのフェライトキャリアを
混合してトナー濃度が6%の現像剤を調製し、印字評価
に使用した。このものを「現像剤5」とする。
製造 非球形状粒子製造を懸濁重合トナー製造後メカノケミカ
ル手法により着色粒子を表面に融着させ表面を凹凸にし
たトナーを特開平7−36207号の重合トナー製造例
4に従って製造した。すなわち、スチレンを165g、
n−ブチルアクリレートを35g、フタロシアニンブル
ーを10g、ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物を2
g、スチレン−メタクリル酸共重合体を8g、パラフィ
ンワックス(mp=70℃)を20gを60℃に加温
し、TKホモミキサー(特殊機化工業製)にて1200
0rpmで均一に溶解、分散した。これに重合開始剤と
して2,2′−アゾビス(2,4−バレロニトリル)を
10gを加えて溶解させ、重合性単量体組成物を調整し
た。ついで、イオン交換水710gに0.1M燐酸ナト
リウム水溶液450gを加え、TKホモミキサーにて1
2000rpmで撹拌しながら1.0M塩化カルシウム
68gを徐々に加え、燐酸三カルシウムを分散させた懸
濁液を調整した。この懸濁液に上記重合性単量体組成物
を添加し、TKホモミキサーにて10000rpmで2
0分間撹拌し、重合性単量体組成物を造粒した。その
後、80℃にて10時間反応させた。塩酸により燐酸三
カルシウムを溶解除去し、ついで濾過、洗浄、乾燥を行
って体積平均粒径が7.9μmの着色粒子を得た。つい
でこの着色粒子に数平均一次粒子径が1.0μmのPM
MA粒子を2.0重量%添加し、奈良機械製作所製ハイ
ブリダイザーを使用し、周速80m/secの条件で3
分間メカノミル処理を実施し、着色粒子表面に凹凸を形
成した。このものに、疎水性シリカ(数平均一次粒子径
=12nm)を1重量%添加して比較用トナーを得た。
これを「トナー6」とする。このものの形状係数は1.
19であり、形状係数が1.5〜2.0の範囲のものは
10個数%であった。
イトキャリアを混合してトナー濃度が6%の現像剤を調
製し、印字評価に使用した。この現像剤をトナーに対応
して「現像剤6」とする。
造 スチレンアクリル樹脂を100部、カーボンブラック1
0部、低分子量ポリプロピレン(数平均分子量=300
0)を4部とを溶融、混練、粉砕して体積平均粒径が
6.9μmの着色粒子を得た。ついでこの着色粒子に疎
水性シリカ(数平均一次粒子径=12nm)を1重量%
添加して比較用トナーを得た。これを「トナー7」とす
る。このものの形状係数は2.13であり、形状係数が
1.5〜2.0の範囲のものは26個数%であった。
ェライトキャリアを混合してトナー濃度が6%の現像剤
を調製し、印字評価に使用した。この現像剤を「現像剤
7」とする。
記の中間層(下引き層ともいう)塗布液を調製し、乾燥
膜厚1.0μmとなるように塗布して下引き層を得た。
ドミルを用いて20時間分散)し、膜厚0.5μmとな
るよう塗布してCGLを得た。
になるように塗布した後、100℃、1時間乾燥してC
TLを積層して設けた。
分散混合溶解した。これを円形スライド塗布により上記
CTL上に塗布し、5μmの表面層を設け感光体ドラム
Aとした。
所製ESCA−1000X線光電子分光装置を使用し、
測定条件は下記とした。
4.3%であり、F/C比は0.11であった。
製造例Aと同じものを用意した。
組成物をサンドミルにて分散混合溶解し、これを円形ス
ライド塗布により上記CTL上に塗布し、5μmの表面
層を設け感光体ドラムBとした。
0.5%、C原子79.3%であり、F/C比は0.0
8、Si/C比は0.006であった。
製造例Aと同じものを用意した。
組成物をサンドミルにて分散混合溶解し、これを円形ス
ライド塗布により上記CTL上に塗布し、5μmの表面
層を設け感光体ドラムCとした。
77.3%であり、Si/C比は0.11であった。
製造例Aと同じものを用意した。
組成物をサンドミルにて分散混合溶解し、これを円形ス
ライド塗布により上記CTL上に塗布し、5μmの表面
層を設け感光体ドラムDとした。
2.1%であり、Si/C比は0.06であった。
のフッ化カーボンの添加量を変化させて下記表面組成の
感光体を得た 感光体E:F/C比=0.02 感光体F:F/C比=0.56 感光体G:F/C比=0.71 感光体H:F/C比=0.93 感光体I:F/C比=1.36 感光体ドラムJ〜Nの製造例 感光体ドラムCの製造例に於いて、第2のCTL塗布液
の真球状三次元架橋ポリシロキサン微粒子の添加量を変
化させて下記表面組成の感光体を得た 感光体J:Si/C比=0.02 感光体K:Si/C比=0.53 感光体L:Si/C比=0.73 感光体M:Si/C比=0.98 感光体N:Si/C比=1.21 感光体ドラムOの製造例 アルミシリンダー、導電層、下引き層、CTL層までは
製造例Aと同じものを用意した。
組成物をサンドミルにて分散混合溶解し、これを円形ス
ライド塗布により上記CTL上に塗布し、5μmの表面
層を設け感光体ドラムOとした。
C原子89.3%であり、F/C比及びSi/C比は0
であった。
た。又、評価方法は下記の要領で行った。
コニカ(株)製デジタル複写機Konica 7060
(感光体と、帯電器、現像器、クリーニング装置及び除
電器とがユニット化されている)に装着して以下のよう
な評価を行った。なお、クリーニング方式はウレタンブ
レードをカウンター方式で当接して使用した。
1%の文字画像をA4で1枚間欠モードにて10万枚印
字を行い、1000枚毎にハーフトーン、ベタ白画像、
ベタ黒画像を印字した。クリーニング不良はベタ黒画像
上に存在する白点の有無(直径0.3mmφ以上のも
の)を評価し、この白点が5個以上発生した枚数を評価
した。トナー飛散については帯電極の付着トナーによる
汚れで発生するハーフトーン画像上の白スジが発生した
枚数を評価した。また、画像濃度はベタ黒画像の濃度を
マクベス社製RD−918を使用し絶対反射濃度で測定
し、初期と10万枚後の画像で比較した。さらに、カブ
リについてはベタ白画像を使用し、紙の反射濃度を
「0」とした相対反射濃度をマクベス社製RD−918
を使用して測定し、初期と10万枚後の濃度を比較し
た。
って安定した画像を形成することができる。
たトナーとフッ素原子及び/又は珪素原子を含有する化
合物を表面層に有する電子写真感光体の組み合わせによ
り、クリーニング性、トナー飛散、カブリ、画像濃度の
安定性等に顕著な効果を奏することができた。
の一例。
Claims (5)
- 【請求項1】 静電潜像形成体上に形成された静電潜像
をトナーを含む現像剤により現像した後に、転写材上に
転写して画像を形成する画像形成方法に於いて、前記ト
ナーが樹脂粒子を水系媒体中に於いて融着させたトナー
であり、且つ静電潜像形成体が表面に少なくともフッ素
原子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物を含有
することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 上記静電潜像形成体が少なくとも電荷輸
送物質を含むバインダー樹脂層を有する電子写真感光体
であり、該感光体の表面に存在する少なくともフッ素原
子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物の存在量
(炭素原子に対する比)がXPSの測定に基づき F/C=0.03〜1.00 Si/C=0.03〜1.00 の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の画像形成
方法。 - 【請求項3】 静電潜像形成体上に形成された静電潜像
をトナーを含む現像剤により現像した後に、転写材上に
転写して画像を形成し、未転写トナーをクリーニング部
材でクリーニングする画像形成装置に於いて、前記トナ
ーが樹脂粒子を水系媒体中に於いて融着させたトナーで
あり、且つ静電潜像形成体が表面に少なくともフッ素原
子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物を含有す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】 上記静電潜像形成体が少なくとも電荷輸
送物質を含むバインダー樹脂層を有する電子写真感光体
であり、該感光体の表面に存在する少なくともフッ素原
子及び珪素原子のいずれか一方を有する化合物の存在量
(炭素原子に対する比)がXPSの測定に基づき F/C=0.03〜1.00 Si/C=0.03〜1.00 の範囲にあることを特徴とする請求項3記載の画像形成
装置。 - 【請求項5】 上記画像形成装置が該画像形成装置本体
に着脱自在である装置ユニットを有しており、前記装置
ユニットは少なくとも電子写真感光体、現像器、クリー
ニング器が一体的に構成されたものであることを特徴と
する請求項3又は4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140599A JP2000242004A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140599A JP2000242004A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000242004A true JP2000242004A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12607464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140599A Pending JP2000242004A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000242004A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011141484A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
-
1999
- 1999-02-19 JP JP4140599A patent/JP2000242004A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011141484A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
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