JP2000241611A - プラズマポリマのバリアコーティングを有するランプ反射鏡 - Google Patents

プラズマポリマのバリアコーティングを有するランプ反射鏡

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェル材料からのガス放出に耐えるランプ反
射鏡を提供する。 【解決手段】 塊状成形コンパウンドから作られる、表
面をコーティングされたプラスチック反射鏡を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気ランプに関し、
特にプラスチックの電気ランプ反射鏡に関する。更に詳
細には、本発明は保護バリア層を有するプラスチックの
ランプ反射鏡本体に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドランプは、通常はガラスから作ら
れる。ガラスは化学的にランプの充填材料と殆ど反応せ
ず、ランププロセス内部に寄与又はガス放出した材料と
も殆ど反応しない。現在、自動車ヘッドランプは殆どプ
ラスチックであり、プラスチックを全ての自動車ランプ
に適用する傾向にある。材料コストを下げるために、シ
ェル材料は希釈されるか、又はマイカ若しくはグラスフ
ァイバのような安価な材料で充填される。これらの充填
樹脂材料は塊状成形コンパウンド(又はBMC)と呼ば
れる。充填材料は粗い表面の原因になりやすい。従っ
て、シェルはしばしば液体ベースコーティングで被膜さ
れ、非常に高度な平滑性を有する反射領域を形成する。
アクリルウレタンのようなこれらの平滑材料はシェルの
表面に残された隙間の上を流れ、隙間を充填する。ベー
スコーティング材料は高価である。ベースコーティング
はまた、流れたり垂れたり飛び散ったりする傾向がある
ので、正しく適用することは困難である。また、反射鏡
シェル内のピットは液体で充填できるが、表皮層を得る
ために乾燥されるだけである。従って、排気の間に内部
の液体が噴出し、表面の穴と飛び散った材料を機器内に
残す。ベースコーティングはまた、環境に有害な材料で
あり得る。流し塗り(フローコーティング)法は、更に
米国特許第5,493,483号に記載されている。従
って、ベースコーティング無しの反射鏡に対する一般的
な必要性がある。従って、堅くて滑らかなベースコーテ
ィング層は、鏡のような反射鏡を形成するために、例え
ば、シェル内部への真空メッキ又はアルミニウムのスパ
ッタリングにより金属被覆される。絶対に必要なわけで
はないが、反射コーティングは、水又は他の材料が鏡面
を曇らせることを制限するか止めるために、環境シーラ
によりコーティングされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いわゆる、ベースコー
ティング無しの反射鏡が開発されてきた。制御された材
料配合、機械設備、及び加工の組合せにより、たとえ樹
脂材料が充填材を含んでも、ベースコーティングを必要
としない十分平滑な面を有する反射鏡を作ることができ
る。金属被覆された層は、形成された樹脂表面に直接適
用される。反射鏡製造における重要な改良のために、ベ
ースコーティングの除去が考えられる。残念なことに、
樹脂材料は、溶媒、又は空洞内で自由に移動する他の低
分子量樹脂構成要素をガス抜きすることができる。モー
ルディングのために材料を柔軟にして曲げることを可能
にする可動溶媒又は類似の可動成分を含むことは、プラ
スチック素材の一般的性質である。モールディングの
後、残留溶媒又は類似の材料は不必要であり、通常は焼
出されるか又は時間が経つにつれてガスが抜ける。これ
らのガス抜きされた材料は自動車レンズ、反射鏡、又は
ランプの内部表面で凝縮できる。凝縮した材料は光源、
反射鏡、及びレンズを曇らせ、それによって有効な光の
出力を減少させる。ガス放出材料はまた、金属被覆され
た層の粘着力を弱め、ピンホール、層間剥離、シワ、及
び反射鏡の類似した欠陥を招き、制御されていない光、
又はランプからのグレア放出となる。従って、シェル材
料からのガス放出に耐える、ベースコーティング無しの
自動車ヘッドランプ反射鏡に対する必要性がある。
【0004】充填された塊状成形コンパウンド(BM
C)から作られたヘッドランプ反射鏡は、ガス放出材料
を追い出すために高温で予め焼かれてきた。これは時間
とエネルギーを消費する。或いは、反射鏡は、表面を封
入する効果を有するベースコーティングで流し塗りされ
てきた。これらの方法の両方とも、華氏350度付近の
適度な動作温度におけるヘッドランプ反射鏡のガス放出
を減少させる。新しい小型フォグランプ及びヘッドラン
プは更に高いワット数のバルブを使用して更に多くのエ
ネルギーを発生し、従って、ヘッドランプ反射鏡システ
ム内の最高動作温度を華氏425度以上に上昇させ、更
なるガス放出を招く。より高い動作温度は、ヘッドラン
プ反射鏡のための材料選択の再考を強いる。ベースコー
ティングはシーラとして作動し続けることができるが、
それでもベースコーティングは高価で環境に挑戦的なプ
ロセスである。ベースコーティング無しのヘッドランプ
設計は、ベースコーティング材料、コーティング設備、
及びVOC放出制御を除去することにより耐久性のある
ヘッドランプ反射鏡形成のコストを減少させ、組立サイ
クル時間を短縮し、プロセスの運用に必要な労働力を減
少させる。残念なことに、ベースコーティングを除去す
ることは、ランプをガス放出材料から保護する封入を除
去する。従って、ガス放出からシェルを封止するための
実用的な手段に対する必要性がある。
【0005】アルミニウム処理された層のための一般的
な保護表面コーティングは、Balzer社のProtectyl BD 4
81 065 T、又はDow Corning社の200 fluid 0.65 CSTの
ような一酸化シリコンの表面上のプラズマ蒸着である。
一酸化シリコンはアルミニウム処理を水による腐食から
保護するが、表面の凝縮による水からは保護せず、又は
ガス放出した樹脂材料をヘイズとして反射鏡上で集まる
ことから保護する。一酸化シリコンは材料、労働力、及
び設備の観点からみれば、適用するには比較的高価であ
る。従って、支持層からのガス放出を除去し、金属被覆
された反射鏡表面を発生した凝縮から保護するための改
良された表層材料に対する必要性がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】電気ランプと一緒に使用
するための改良されたプラスチック反射鏡が、塊状成形
コンパウンドから作られる、モールドされたプラスチッ
ク反射鏡から形成できる。反射鏡は、内部表面に付着し
て塊状成形コンパウンドの表面を滑らかにする薄膜を形
成するプラズマポリマ材料の第1の層、第1の層に付着
した蒸着金属の金属層、及び蒸着金属層に付着する保護
オーバーコーティング層を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、プラズマポリマ層として
形成されたバリア層でコーティングされたプラスチック
のランプ反射鏡の好ましい実施例を示す。同じ参照番号
は、図面及び明細書全体を通して同じ又は対応する部品
を示す。バリアでコーティングされた反射鏡10は、プ
ラスチックの反射鏡シェル12、内部バリア層14、反
射層18、任意の外部バリア層22、及び追加の保護層
26から組み立てられる。利便性のために、一般に知ら
れているようにレンズ、及び取り付け、照準等のための
関連する仕上げ装置を加えてもよい。
【0008】反射鏡シェル12は、塊状成形コンパウン
ド(BMC)のようなプラスチック樹脂材料から作ら
れ、光投射開口部を備えた空胴シェル12の一般的形状
を有する。反射鏡シェル12のための原材料は樹脂材料
を含み、溶媒又は類似の気化可能な材料のような1つ又
は複数の可動成分を含むことができ、その内の1つは、
温度及び他の動作条件により時間が経つにつれてガスが
抜ける。シェル12は、封止空胴32を定める内壁30
を含む。内壁30の部分(反射領域)は、よく反射する
表面を提供するために、表面コーティングを有するか含
むように形成できる。好ましい樹脂材料は、塊状成形コ
ンパウンドである。好ましい反射鏡は、(1996年2
月15日出願の)米国特許出願第08/601,940
号に記載のように、ベースコーティング無しの反射鏡形
成により実質的に作られる。
【0009】内部バリア層14が内壁30内に形成され
る。内部バリア層14は、シェル12の材料に接合可能
で、そこに気密バリアを形成する材料から作られる。好
ましい内部バリア層14は、反射鏡12の内層壁22の
エネルギーよりも低い表面エネルギーを提供する。この
ことは材料のマイグレーションを通してブロックの役に
立ち、金属被覆された層の平滑性を高める。好ましい内
部バリア層14は薄い層の一般的な形状を有し、(例え
あるとしても)反射鏡シェル12からのガス放出材料が
反射鏡シェル12から封止空胴32内部に通過すること
を阻止するように十分密である。同様に、好ましい他の
実施例では、内部バリア層14は十分な厚さ16を有
し、反射鏡シェル12内部への酸素のマイグレーション
を阻止する。
【0010】好ましい内部バリア層は内部空胴にさらさ
れた全シェルを覆い、それによって定められた空胴内部
への如何なるガス放出も防ぐ。実際、内部バリア層14
は、おおよそ内壁30がコーティングされる程度に有効
であると思われ、完全な有効性が所望されるので、10
0%のコーティングが好ましい。しかし、90%の有効
範囲はガス放出材料において90%の減少をもたらし、
内壁30の残り10%のコーティングにおける困難と比
較して許容可能なアプリケーションもあることは理解で
きる。
【0011】内部バリア層14はまた内壁30の平滑性
を高めることができ、それによって最終的なランプ反射
鏡の反射率を増加させる。好ましい実施例では、内部バ
リア層14は、プラズマ重合されたシロキサン型材料の
プラズマ蒸着層である。内部バリア層14の厚さ16
は、シェル12からのガス放出を防ぐのに十分でなけれ
ばならない。内部バリア層14の厚さがシェル12内の
欠陥を平滑にし、又はシェル12内部への酸素の透過を
防ぐのに十分であることもまた好ましい。厚さ16は、
反射鏡の光学的形成を阻害するような厚さであってはな
らない。好ましい内部バリア層14は、約0.1マイク
ロメートル〜0.5マイクロメートルの厚さ16を有す
る。
【0012】好ましい内部バリア層14は、ヘキサメチ
ルジシロキサン(HMDSO)のようなシロキサン材料
のプラズマポリマであり、それは高度に酸化されている
(炭素含有量の少ない二酸化シリコーン)。テトラメチ
ルジシロキサン(TMDSO)は代替物である。同様に
作用する他の有機ケイ素化合物も多い。実際のFN−1
0自動車ランプ反射鏡に最適に作用すると思われる薄膜
の厚さは、0.1マイクロメートル〜0.5マイクロメ
ートルの範囲である。プラズマポリマ材料は、過去に自
動車反射鏡に被覆された他のコーティングと異なると思
われる。単一の内部バリア層14が記載されてきたが、
このステーションにおける同じ材料の複数の適用が好ま
しいこと、又は異なる材料の交番層が適用できることが
理解される。内部バリア層14の厚さは、ベース反射鏡
からのガス放出を防ぐのに十分でなければならない。内
部バリア層14の厚さがベース反射鏡内の欠陥を平滑に
し、又はベース反射鏡内部への酸素の透過を防ぐのに十
分であることもまた好ましい。内部バリア層14は、真
空プロセスの間のガス放出を減少させることにより反射
層18の反射率を改善し、アルミニウム粒子が表面をよ
り良く(より平滑に)濡らすことを可能にし、より汚染
されていない(より清浄でより平滑な)表面を提供す
る。
【0013】反射層18は、アルミナ化された層、又は
類似の薄い反射性金属の層で作ってもよい。内部バリア
層14の表面上に反射層18を配置するためにはスパッ
タリングが好ましい方法であるが、真空メッキでもよ
い。銀が使用されることもあり、他の材料を使用しても
よい。最小のコストに対して最善の反射率を与えるのは
アルミニウムであると一般には考えられる。一般に、ア
ルミニウム反射層18は1000オングストローム以下
の厚さである。好ましいアルミニウムの厚さは約450
〜900オングストロームの間であり、600オングス
トロームが最善と考えられる。理想的には、反射層18
は平滑で反射率の高い表面を有し、鏡のような仕上げを
提供する。内部バリア層14は直接又は間接的に(例え
ば、改良された接着層のような中間層がある)反射層1
8を支持する。反射層18は、内壁30全体を覆っても
覆わなくてもよい。反射層18が内壁30全体を覆わな
い場合、内部バリア層14が内壁30全体を覆うことが
好ましい。それ自体の反射層はバリア層として機能し、
ガス放出及び酸素による透過の防止に役立つ。
【0014】光学的外部バリア層22を反射層18上に
適用してもよい。外部バリア層22はまた、一酸化シリ
コーン(Plasil)のようなシロキサン材料のプラズマ蒸
着として形成できる。外部バリア層22は水を中に入れ
ないでおくように設計され、それによって反射層18を
変色又は腐食から保護する。一酸化シリコーンは一般
に、外部バリア層22として反射層18にプラズマ蒸着
される。外部バリア層22は厚さ24を有し、厚さ24
は通常は約100ナノメートルであり、反射層18の上
の反射領域まで延在する。
【0015】保護層26が反射層18の上に適用され、
場合によっては任意の外部バリア層22の上に適用され
る。反射層18上に形成された保護層26は、反射層1
8の透明な、保護用の疎水性のコーティングを提供す
る。保護層26はメタノール(メチルアルコール)のよ
うな炭化水素ガスのプラズマ重合又は蒸気により作られ
るが、メタン及び他の炭化水素ガス又は蒸気を使用して
もよい。これらのガスのプラズマ重合又は蒸気は、外部
バリア層22上に形成された薄い炭化水素ポリマ凝集体
層になる。好ましい保護層26はまた、シェル12の内
壁30上に形成された鏡面の光学的に有用な部分を保護
するために、反射領域を越えて延在する。好ましい保護
層26は10〜1000ナノメートルの厚さ28を有す
る。外部バリア層22により形成された一酸化シリコン
層まで余分の酸素原子を蒸着させることにより、蒸着さ
れたメタノールは作用すると思われる。プロセス時間が
短縮されたら、保護層26は更に薄くなり、被膜シェル
の表面エネルギーは所望する耐ヘイズ保護を提供するの
に十分なだけ変化しない。プロセス時間が長くなれば、
適用された保護層26が外部バリア層22を劣化させ、
不十分な耐水性をまねく。外部バリア層22及び保護層
26は内部バリア層14及び反射層18よりもガス透過
性が高く、従って、ガス放出スチレン又は他の成分の阻
止に対して大きくは寄与しない。
【0016】ヘッドランプを作る好ましい方法は、単一
の真空チャンバを有するプラズマ蒸着装置を使用するこ
とであるが、複数のメッキステーションを有する装置で
もよい。出願人はLeybold DynaMet 4V装置を使用し、前
記装置は単一の真空チャンバ内に4つのプラズマ蒸着ス
テーションを有する。前記装置は、真空によってポリマ
ーガスを移動させるように追加の拡散ポンプ(従来のロ
ータリーポンプが使用できる)を第2のステーションに
有するように変更でき、特定の圧力を保持する。他の変
更は、第2のステーションにおいて追加のポリマーガス
を操作するためのハードウェアの追加である。第3の変
更は、適切な手順及びタイミングで装置を動作させるた
めの制御の追加及びソフトウェアの変更である。
【0017】本発明の装置の構造の特別な利点は、内部
バリア層14のプラズマ蒸着が同じジグ選別を用いて適
用でき、更に、外部バリア層22、及び保護層26を用
いて、同じ装置内で反射層18が適用されることであ
る。製造のプロセスはプラスチックの反射鏡シェル12
をモールディングすることであり、好ましいモールディ
ングプロセスはベースコーティング無しの手順による。
次にモールディングされたプラスチックのシェル12は
ジグ内に配置され、プラズマ蒸着チャンバ内部に送られ
る。好ましいチャンバは、可撓仕切により分けられた複
数のサブチャンバを有する。凝縮に耐えるプラスチック
のランプ反射鏡を形成する方法は、以下のステップから
成る。
【0018】第1に、ベースコーティング無しのヘッド
ランプ反射鏡は、米国特許出願第08/640,902
号に記載の方法により、BMC材料から実質的に形成さ
れる。これは平滑な反射表面を得るための好ましい方法
であるが、他のモールディングプロセスも使用でき、一
般にモールディングされたBMC又は他の反射鏡材料が
本発明の構造及び方法で使用できることが理解できる。
バリア薄膜を改良するために、好ましいベースコーティ
ング無しの反射鏡は約57%の炭素、37%の酸素、及
び6%のシリコーンの組成の表面を有する。シェル12
はモールディングされ、内壁30を有する空胴を定める
薄壁の形態を有する。次に、モールディングされたシェ
ル12はプラズマ蒸着チャンバ内に配置される。1実施
例では、メッキチャンバは、複数のメッキステーション
を有する単一の真空空胴を有する。例えば、反射鏡シェ
ル12は、真空チャンバ内でステーションからステーシ
ョンへ真空を中断することなく回転してもよい。
【0019】第1のステーションは、チャンバ内部への
プラスチックのシェル12のローディング及びアンロー
ディングを提供する。初期の真空は、機械的な真空ポン
プ及びルーツ送風機によって提供できる。
【0020】次に、プラスチックのシェル12は第2の
ステーション内で再度位置決めされるので(第1のサブ
チャンバ)、シェル12の反射領域は、内部バリアコー
ティング14を形成するために反応性プラズマ蒸着を用
いて処理される。次に、第2のステーションでは、内部
バリア層14が内壁30にプラズマ蒸着される。内部バ
リア層14は、表面の改良を提供して内部バリア層14
を通るガス放出からのガスを抑制する多くのシロキサン
材料の何れかから成り、それによって反射層18を保護
する。内部バリア層14のための好ましい材料は、HM
DSOのような高度に酸化されたシロキサンである。約
30秒のメッキ時間が、機能する最も薄い内部バリア層
14を提供することがわかった。1分以上のメッキ時間
は光沢の無い表面をもたらすが、金属被覆の後、かわり
に白色ヘイズを有する。単一の内部バリア層14が記載
されているが、このステーションにおいて材料の複数の
適用が好ましいこと、又は異なる材料の交番層が適用で
きることが理解できる。この層の厚さは、プラスチック
のシェル12からのガス放出を防ぐのに十分でなければ
ならない。内部バリア層14が、反射層18を反射鏡シ
ェル12の材料よりも濡らすために表面エネルギーを変
化させるのに十分な厚さであることもまた好ましい。内
部バリア層14はまた、プラスチックのシェル12内の
欠陥より平滑であるか、又はプラスチックのシェル12
内部への酸素の透過を阻止する。厚さ16は、もちろ
ん、反射鏡の光学的形成を阻害するほど厚くてはならな
い。好ましい 内部バリア層14は、約0.1〜0.5
マイクロメートルの厚さ16を有する、プラズマ蒸着さ
れたヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)である。
【0021】次に、シェル12は、可撓仕切を通過し
て、次のサブチャンバまで回転させられる。仕切は、プ
ラズマ材料が隣接するサブチャンバ間を通過しないよう
に設計されている。第2のサブチャンバ内に配置された
プラスチックのシェル12は、反射層18の材料のプラ
ズマ蒸着で処理される。好ましい反射性材料はアルミニ
ウムである。アルミニウムは、内部バリア層14上にメ
ッキされる。スパッタリングは、アルミニウムのより高
いエネルギー粒子にアルミニウムを適用して前記内部バ
リア層14全体に一様な薄膜を形成する好ましい方法で
ある。
【0022】次に、プラスチックのシェル12は、外部
バリア18のプラズマ蒸着のために、再度可撓バリアを
通して第3のサブチャンバに回転させられる。好ましい
外部バリア18は一酸化シリコーン層(商品名Plasil)
になり、メッキされたアルミニウムを水、及び時間の経
過と共にアルミニウムを劣化させる他の酸化材料からア
ルミニウムを保護するために使用される。外部バリア1
8を作るプロセスは、グロー放電内での重合、又はポリ
マーを減少させるための2つ又はそれ以上のモノマーの
結合として記載できる。−4kVのグロー放電電極(カ
ソード)からの電荷は、電位ゼロの基板(アノード)に
向けて移動する。電荷は出発原料(HMDSO 商品名
Protectyl)の中性ガス分子と衝突し、化学結合を切
り、特別なシリコーン油の重合を起こす。それ自体が重
合された形態である断片は、基板の表面上の凝縮を重合
する。結果として生じる外部バリア18は非結晶、有機
保護コーティングであり、化学的影響に強く、少なくと
も摂氏200度の温度に耐える。材料の重合の後、ヘキ
サメチルジシロキサンはシリコーン酸化物の異なる形態
を表面上に付着させる。外部バリア18を形成するスパ
ッタリングされたアルミニウムの上に形成される主な化
学成分は、一定のプロセス条件の下で更に複雑な基板が
二酸化シリコーンである一酸化シリコーンである。しか
し、薄膜は比較的柔軟で、擦り傷のような機械的損傷に
対して耐性が無い。次に、外部バリア層22が、アルミ
ニウム反射層18にプラズマ蒸着される。出願人の現在
のプロセスは、高周波(RF)発生装置を使用する。高
周波数源は、4.25平方フィートの動作環境の中で
2,000〜2,500ワットの電力密度を発生する。
出願人はこれを、4.25平方フィートの動作環境の中
で約3,500〜6,000ワットの電力密度を発生す
る高周波(RF)源まで増加させることを期待してい
る。単一の外部バリア層が記載されているが、このステ
ーションにおける同じ材料の複数の適用が好ましいこと
が理解できる。この外部バリア層22の厚さは、アルミ
ニウムを高純度のアルミニウムを有する水の反応による
環境のダメージからアルミニウムを保護するのに十分で
なければならない。一酸化シリコーンの好ましい外部バ
リア層22は、0.02〜1.5マイクロメートルの厚
さ24を有する。
【0023】プラスチックのシェル12は、保護層26
のプラズマ蒸着のために同じ位置にとどまる。好ましい
保護層26は、外部バリア層18に蒸着される透明で表
面エネルギーが低い疎水性材料を提供する。疎水性材料
はメタノールのような炭化水素ガスが存在する状態でプ
ラズマ蒸着により形成でき、プラズマポリマ層を形成す
る。メチルアルコールのプラズマ重合が反射鏡の表面エ
ネルギーを減少させ、それにより水蒸気及び他の材料の
凝縮に耐えることがわかった。次に、シェル12は蒸着
チャンバから除去され、既知の方法によるレンズの取付
及びハードウェアの結合のような更に先のアセンブリが
完了する。プラズマ重合されたメタノールは、反射層1
8(場合によっては外部バリア層22)の透明な疎水性
保護コーティングを提供する。記載されたポリマー層
は、ベースをコーティングされたランプ構造、種々の封
止、金属被覆、及び他の下地層と一緒に使用され、開示
された耐凝縮ポリマ層から更に利益を得ることが理解で
きる。プラズマ重合層は、アルミニウム処理された層の
上に透明で表面エネルギーが低い疎水性の表面層を形成
し、ポリマ層へのアルミニウム処理された層の表面プラ
ズマ重合層の凝縮を阻止する。
【0024】次に、チャンバはステーション1まで回転
され、チャンバは開放されて反射鏡が回収される。連続
排気しながら単一のチャンバ内で順番に種々の蒸着が行
われる。このプロセスは清浄で高速である。一括真空コ
ーティングシステムが種々の層を提供するために使用さ
れることが理解できる。30〜45分の長い蒸着時間の
ために、一括コーティングシステムの効率は低いと思わ
れる。従って、一括コーティングは、コーティングプロ
セスを行うあまり好ましくない方法である。ヘッドラン
プ反射鏡の完成は、レンズ、支持及び調整ハードウェ
ア、外部コーティング等を既知の方法で付加して平常通
りに進行する。本発明の好ましい実施例について記載し
たが、特許請求の範囲によって定められる本発明の範囲
から逸脱することなしに種々の変形および変更がなし得
ることは、当業者には明らかであろう。
【0025】図3は、コーティングされた自動車ヘッド
ランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。他の好ましい構造は、テトラメチルジシロキサン
(TMDSO)の付着促進層を追加する。反射鏡12に
直接プラズマ蒸着され、次にTMDSOの付着層34
は、内部バリア層14で全体をコーティングされる。次
に、残りの反射層18、外部バリア層22、及び保護層
26が順番に続く。この設計では、付着層34は追加コ
ストである。プラズマ蒸着されたTMDSOの付着層3
4は、以下の(図4から図9の)何れのパターンでも追
加層としてこの方法で使用でき、議論のために、次の階
層化を進める前の反射鏡12を準備する他の方法と単に
考えられる。
【0026】図4は、コーティングされた自動車ヘッド
ランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。他の実施例は、比較的高いプラズマエネルギーレベ
ルを使用して、HMDSOから外部バリア層22を形成
することである。外部バリア層22の上には、第1の環
境層36が形成され、環境層36もまたHMDSOのプ
ラズマ蒸着である。しかし、第1の環境層36は、外部
バリア層22の形成に使用されたプラズマエネルギーレ
ベルの約半分で完成する。出発原料(HMDSO)は同
じであるが、プラズマエネルギーの変化が、仕上面上の
凝縮に対する耐性を補助する層に異なる構造をもたら
す。これら2つの層の形成において高レベルから低レベ
ルまでプラズマエネルギーが連続的に調整され、それに
よって2つの別の層(図5)の代わりに単一の段階的な
層が効率的に形成されることが理解できる。
【0027】図6は、コーティングされた自動車ヘッド
ランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。図6の階層化された構造は、HMDSOの外部バリ
ア層22及びHMDSOの第1の環境層36を有する図
4(或いは図5)の構造と同じである。階層化構造は、
第1の環境層36の上に適用されるメタノールのプラズ
マ重合の第2の又は仕上げの環境層26の追加により完
成する。
【0028】図7は、コーティングされた自動車ヘッド
ランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。他の実施例は、反射鏡12を内部バリア層14、反
射層18、及びHMDSOの低プラズマエネルギーの環
境層38でコーティングする。
【0029】図8は、コーティングされた自動車ヘッド
ランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。反射鏡12は、内部バリア層14、反射層18、及
びメタノールのプラズマ重合層26でコーティングされ
る。時間が経つにつれて、メタノールポリマ層26は下
にある反射層に影響する化学種を通すかもしれないが、
これはある程度機能し得る階層化構造であると思われ
る。それにも関わらず、その構造はメタノールポリマ層
26の独自の有用性を指摘する。
【0030】図9は、コーティングされた自動車ヘッド
ランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。反射鏡12は、反射層18、及びメタノールのプラ
ズマ重合層26でコーティングされる。これは、内部バ
リア層のガス放出保護が消失したのと同じくらいの機能
を果たし得ると思われ、時間が経つにつれて、再度、メ
タノールポリマ層26は下にある反射層に影響する化学
種を通すかもしれない。それにも関わらず、再度、その
構造はメタノールポリマ層26の独自の有用性を指摘す
る。
【0031】図10は、コーティングされた自動車ヘッ
ドランプ反射鏡の他の好ましい実施例の層の断面図を示
す。反射鏡12は、付着層34、反射層18、及びメタ
ノールのプラズマ重合層26でコーティングされる。こ
れは、付着層34を用いてガス放出保護が部分的に達成
されたのと同じくらいの機能を果たし得る階層化層であ
ると思われ、時間が経つにつれて、再度、メタノールポ
リマ層26は下にある反射層に影響する化学種を通すか
もしれない。それにも関わらず、再度、その構造は付着
層34の使用、及びメタノールポリマ層26の独自の有
用性を指摘する。
【0032】出願人は、現在、内部バリア層を反射領域
の外部表面に蒸着している。マスキングの配向により、
裏面(外部)方向に巻き付く内部バリア層もあるが、大
抵、残りの裏面は殆どコーティングされない。それでも
尚、ガス放出の60〜70%が内部バリア層により除去
される。
【0033】既存の反射鏡のサンプル(FN−10)は
ベースコーティング無しの反射鏡材料で作られ、内部バ
リア層、スパッタリングされたアルミニウム層、外部バ
リア層(Plasilのような一酸化シリコーン層)、及びプ
ラズマが作用したメタノールのような保護層でコーティ
ングされる。プラズマ重合された層は、プラズマを発生
する間、プラズマチャンバ内部にメタノールを挿入する
ことにより形成される。プラズマによりバラバラにされ
て重合されたメタノールは、異なるメタノールセグメン
トの薄いポリマ凝結をもたらす。
【0034】内部バリア層が、真空アルミニウム処理プ
ロセスでガス放出を減少させることにより反射層の反射
率を改善することがわかった。ガス放出材料はベース表
面、アルミニウム処理された層、及びアルミニウム処理
された層の表面と混ざり合い、一般に干渉すると思われ
る。従って、ガス放出を阻止することは、これらの側面
全てを改善する。内部バリア層はまた、アルミニウム粒
子の濡れを改善し、更に平滑な反射表面をもたらす。以
上を組み合わせて、これらの側面は高い反射率を有する
反射層を提供する。内部バリア層でコーティングされた
ベースコーティング無しの反射鏡に対する最大光度が、
内部バリア層無しで作られた類似したベースコーティン
グ無しのヘッドランプに対する最大光度を超えて25パ
ーセントだけ増加したことが、光度測定によりわかっ
た。シロキサンのプラズマ蒸着された内部バリア層が、
ベースコーティング無しのヘッドランプ反射鏡の反射率
を著しく増加させることは明らかである。光度測定性能
におけるこの著しい改善は、バリアコーティングプロセ
スを有するベースコーティング無しの反射鏡に対して期
待されていなかった。改善されたコーティングは、ベー
スコーティング無しの表面品質を、自動車の照明のため
に紫外線硬化された従来のコーティングプロセスと同じ
反射性能までもっていく。
【0035】プラズマ蒸着されたシロキサンの内部バリ
ア層を用いて同様に作られたフォグランプが、ランプの
完成に続いて反射表面上に形成されたヘイズ材料におい
て50〜60パーセント減少することがわかった。プラ
ズマ蒸着されたシロキサンは、低エネルギー層を、ガス
放出からの樹脂成分のマイグレーションを阻止すると思
われるプラスチック樹脂の表面上に形成する。プラズマ
蒸着された内部バリア層は、反射鏡シェルからの材料の
ガス放出を実質的に阻止することは明らかである。
【0036】最初のテストから、シロキサンのバリア層
はガス放出を減少させ、ベースコーティング無しのヘッ
ドランプ反射鏡(BMC反射鏡)の反射率を改善する。
バリア技術は、他の有益な成果を有する。第1に、内部
バリア層は、動作中にベースコーティング無しの反射鏡
で使用されるスチレンのガス放出を減少させる。第2
に、スパッタリングされたアルミニウムの蒸着の前に、
(a)シロキサン薄膜の下にガス放出材料を保持し、
(b)蒸着プロセスの間に反応性分子を抑圧することに
よって、バリア層が、アルミニウム粒子がシロキサン表
面を一様な方法で濡らすことを可能にし、従って、表面
の鏡面性を増すことにより、バリア層は、改良されたベ
ースコーティング無しの表面を提供する。内部バリア層
の第3の利点は、ベースコーティング無しの基板に対す
るアルミニウムの付着性の改善である。
【0037】(内部及び外部)バリア層は、ベース材料
の酸化を阻止し、ベースコーティング無しの材料が、コ
ーティング無しの他の方法で得られる温度より高い温度
で機能することを可能にする。バリア技術は、酸素がプ
ラスチックの基本的な化学的性質と高温で組合わさるこ
とを抑制し、構造的性能の低下を止める。
【0038】他の実施例を経由して、テストランプが、
ベース無しのコーティング反射鏡製造(BMC社324
シリーズ)のために選択された充填樹脂から作られた。
フォグランプのためのNS本体のためのテストランプが
作られた。シロキサンの薄い層(実際の材料はわからな
い)が反射鏡表面に真空中でプラズマコーティングさ
れ、少なくともその領域では金属被覆される。反射鏡
は、大容量のこうエネルギーチャンバ(Leybold DynaMe
t 4V)内でプラズマコーティングされた。バリア薄膜
は、約35秒間付着される。約0.1〜0.5マイクロ
メートルのバリア層が付着される。次に、プラズマコー
ティングされた反射鏡は金属被覆され、一般的な手順で
オーバーコーティングされた。次に、結果として出来た
ランプは、4つの異なる自動車製造材料テスト仕様によ
ってテストされた。これらは、熱、湿度、機械的強度、
及びその他に対する厳密な耐久テストである。全てのバ
リアコーティングされたランプ反射鏡は、全ての製造者
の全ての要求をパスした(研究室ごとのテスト)。ラン
プが50〜60パーセントだけ動作状態になった後、バ
リア層が反射鏡に形成されたヘイズを減少させることが
わかった。従来のランプでは、このヘイズは反射鏡シェ
ルからの樹脂材料ガス放出の結果であることがわかり、
反射表面上で凝縮する。バリア層はまた、反射鏡表面の
平滑性に良い効果を提供することがわかり、特にベース
コーティング無しで作られた反射鏡に良い効果を提供す
る。ベースコーティング無しの反射鏡表面のための材料
のようなBMCプラスチック材料は幾つかの目的に対し
て適切であったが、最善のベースコーティングされた反
射鏡ほど反射率は高くなかった。バリア層の予期しない
利点の1つは、酸素がプラスチックシェル内部に通過す
ることを阻止することがわかったことである。これは、
他のプラスチックのプラズマバリア処理がプラスチック
を保護することを示唆する。これは、例えば、高温環境
で使用されるプラスチックで特に有用であり、バリア層
でコーティングされた安価なプラスチックが高価である
がコーティングされていないプラスチックと同じ又はよ
り良い性能を有することができる。1実施例では、最善
の反射鏡状態は、BMC形成のベースコーティング無し
の形成、最短の内部バリア層サイクル時間(40秒)、
800オングストローム以上の適度に薄い反射膜、及び
摂氏60度で2時間予熱された部品をを使用することが
わかった。開示された寸法、形状、及び実施例は単なる
例であり、他の適当な形状も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタノールのプラズマポリマでコーティングさ
れたランプ反射鏡の好ましい実施例の断面図を示す。
【図2】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図3】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図4】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図5】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図6】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図7】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図8】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図9】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射鏡
の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【図10】コーティングされた自動車ヘッドランプ反射
鏡の好ましい実施例の層の断面図を示す。
【符号の説明】
12 シェル 14 内部バリア層 16 厚さ 18 外部バリア層 22 外部バリア層 24 厚さ 26 プラズマ重合層 26 環境層 28 厚さ 30 内壁 32 封止空胴 34 付着層 36 環境層 38 環境層

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)反射領域を有する反射表面を定める
    内壁を有するプラスチックの反射鏡シェル、 b)少なくとも前記反射領域で、前記内壁上の炭化水素
    ガスのプラズマポリマとして形成される内部バリア層、 c)少なくとも前記反射領域で、前記内部バリア層上に
    形成される反射層、 d)少なくとも前記反射領域で、前記反射層上に形成さ
    れる外部バリア層、及び e)透明な疎水性保護コーティングを提供する曇り止め
    保護層として形成される炭化水素ガスのプラズマポリマ
    から成ることを特徴とする、炭化水素ガスのプラズマポ
    リマの保護層でコーティングされたランプ反射鏡。
  2. 【請求項2】 前記反射鏡シェルが塊状成形コンパウン
    ドから作られ、表面平滑性のためにベースコーティング
    を他の方法で必要としないように実質的に平滑な反射鏡
    表面を有することを特徴とする、請求項1に記載のラン
    プ反射鏡。
  3. 【請求項3】 前記内部バリア層がシロキサンのプラズ
    マポリマとして形成されることを特徴とする、請求項1
    に記載のランプ反射鏡。
  4. 【請求項4】 前記シロキサンがHMDSOであること
    を特徴とする、請求項1に記載のランプ反射鏡。
  5. 【請求項5】 前記外部バリア層がシロキサンのプラズ
    マポリマとして形成されることを特徴とする、請求項1
    に記載のランプ反射鏡。
  6. 【請求項6】 前記シロキサンがHMDSOであること
    を特徴とする、請求項5に記載のランプ反射鏡。
  7. 【請求項7】 前記曇り止め保護層がメタノール蒸気の
    プラズマ蒸着から形成されることを特徴とする、請求項
    1に記載のランプ反射鏡。
  8. 【請求項8】 前記反射鏡及び前記内部バリア層の間に
    ある付着層を更に含むことを特徴とする、請求項1に記
    載のランプ反射鏡。
  9. 【請求項9】 前記付着層がTMDSOのプラズマポリ
    マであることを特徴とする、請求項8に記載のランプ反
    射鏡。
  10. 【請求項10】 a)反射領域を含む内壁を有する反射
    鏡シェル、 b)炭化水素ガスから形成されたプラズマポリマとして
    形成され、前記反射領域内の少なくとも前記反射鏡の内
    壁上に蒸着される内部バリア層、 c)少なくとも前記内部バリア層上に形成される反射
    層、及び d)少なくとも前記反射領域で前記反射層上に形成さ
    れ、炭化水素ガスから形成されるプラズマポリマである
    保護層から成ることを特徴とする、プラズマポリマでコ
    ーティングされたランプ反射鏡。
  11. 【請求項11】 前記内部バリア層がシロキサンから形
    成されることを特徴とする、請求項10に記載のランプ
    反射鏡。
  12. 【請求項12】 前記保護層が、前記反射層に付着した
    シロキサンのプラズマポリマから形成される外部バリア
    層を含むことを特徴とする、請求項10に記載のランプ
    反射鏡。
  13. 【請求項13】 前記反射鏡がバルク充填成形材料から
    形成されることを特徴とする、請求項10に記載のラン
    プ反射鏡。
  14. 【請求項14】 前記シロキサンがHMDSOであるこ
    とを特徴とする、請求項11に記載のランプ反射鏡。
  15. 【請求項15】 前記保護層がメタノールのプラズマポ
    リマであることを特徴とする、請求項11に記載のラン
    プ反射鏡。
  16. 【請求項16】 a)通常のランプ作動温度で被酸化性
    である樹脂材料から形成される、モールディングされた
    プラスチック反射鏡、 b)前記内部表面に付着し、通常のランプ動作温度で酸
    素のマイグレーションを阻止する十分薄い層を形成し、
    それによって樹脂材料の酸化を阻止する、プラズマ重合
    材料の第1のバリア層、 c)前記第1のバリア層に付着した蒸着金属の反射層、
    及び d)前記反射層に付着した保護オーバーコーティング層
    から成ることを特徴とする、電気ランプと一緒に使用す
    るためのプラスチック反射鏡。
  17. 【請求項17】 前記第1のバリア層材料がプラズマ重
    合されたシロキサンであることを特徴とする、請求項1
    6に記載のランプ反射鏡。
  18. 【請求項18】 前記シロキサンがHMDSOであるこ
    とを特徴とする、請求項17に記載のランプ反射鏡。
  19. 【請求項19】 前記保護オーバーコーティングがプラ
    ズマ重合されたメタノール蒸気の層であることを特徴を
    する、請求項16に記載のランプ反射鏡。
  20. 【請求項20】 a)反射鏡領域を定める内部表面を有
    するプラスチック反射鏡シェル、 b)前記反射鏡領域に直接蒸着されるシロキサンのプラ
    ズマポリマから形成される付着層、 c)少なくとも反射領域で、前記付着層上に形成される
    内部バリア層、 d)少なくとも反射領域で、前記内部バリア層上に形成
    される反射層、及び e)シロキサンのプラズマ重合として前記反射層に形成
    され、最初に第1のエネルギーレベルで形成され、次第
    に低くなるエネルギーレベルで連続的に形成される単一
    の階層化された外部バリア層及び環境層から成ることを
    特徴とする、バリア層を有するランプ反射鏡。
  21. 【請求項21】 炭化水素ガスのプラズマ重合として、
    前記階層化された外部バリア層及び環境層上に形成さ
    れ、透明な疎水性保護コーティングを提供する外部環境
    保護層を更に含むことを特徴とする、請求項20に記載
    のランプ反射鏡。
  22. 【請求項22】 前記炭化水素ガスがメタノール蒸気で
    あることを特徴とする、請求項21に記載のランプ反射
    鏡。
  23. 【請求項23】 a)反射鏡領域を定める内部表面を有
    するプラスチックの反射鏡シェル、 b)少なくとも反射領域で、前記反射鏡上に形成される
    内部バリア層、 c)少なくとも反射領域で、前記内部バリア層上に形成
    される反射層、及び d)前記反射層上に形成され、シロキサンのプラズマ重
    合として低エネルギーレベルで形成され、透明な疎水性
    保護コーティングを提供する環境保護層から成ることを
    特徴とする、バリア層を有するランプ反射鏡。
  24. 【請求項24】 前記シロキサンがHMDSOであるこ
    とを特徴とする、請求項23に記載のランプ反射鏡。
  25. 【請求項25】 a)反射鏡領域を定める内部表面を有
    するプラスチックの反射鏡シェル、 b)少なくとも反射領域で、前記内部バリア層上に形成
    される反射層、及び c)メタノール蒸気のプラズマ重合として前記反射層上
    に形成され、透明な疎水性保護コーティングを提供する
    環境保護層から成ることを特徴とする、バリア層を有す
    るランプ反射鏡。
  26. 【請求項26】 前記反射鏡及び前記反射層の間にある
    付着層を更に含むことを特徴とする、請求項25に記載
    のランプ反射鏡。
  27. 【請求項27】 前記付着層がTMDSOのプラズマポ
    リマであることを特徴とする、請求項26に記載のラン
    プ反射鏡。
  28. 【請求項28】 a)内部表面を有する空胴を定める壁
    部を有する反射鏡シェルを形成し、 b)プラズマ蒸着チャンバ内に前記反射鏡シェルを配置
    し、 c)シロキサンのプラズマポリマを前記内部表面上に内
    部バリア層としてプラズマ蒸着し、 d)反射金属層を前記内部バリア層上にプラズマ蒸着
    し、 e)シロキサンのプラズマポリマを前記反射層上に外部
    バリア層としてプラズマ蒸着し、 f)透明な低表面エネルギー疎水性表面層を前記外部バ
    リア層上にプラズマ蒸着し、及び g)前記反射鏡を前記プラズマ蒸着チャンバから回収す
    る諸ステップからなることを特徴とする、凝縮を阻止す
    るプラスチックのランプ反射鏡を形成する方法。
  29. 【請求項29】 透明で低エネルギーの疎水性表面層を
    外部バリア層に付着させる前記ステップが、炭化水素ガ
    スを前記プラズマチャンバに提供し、前記外部バリア層
    へのプラズマポリマ層のプラズマ蒸着を起こさせるステ
    ップを含むことを特徴とする、請求項28に記載の方
    法。
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