JP2000241238A - 振動計 - Google Patents
振動計Info
- Publication number
- JP2000241238A JP2000241238A JP11043780A JP4378099A JP2000241238A JP 2000241238 A JP2000241238 A JP 2000241238A JP 11043780 A JP11043780 A JP 11043780A JP 4378099 A JP4378099 A JP 4378099A JP 2000241238 A JP2000241238 A JP 2000241238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- offset
- amplifier
- cpu
- circuit
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
の回路を用いずに、経年変化、及び温度等の影響を受け
ない正確な測定値を得ることを可能とした振動計を提供
することである。 【解決手段】 CPU6は、電源が入れられると、スイ
ッチ9を切り換えて増幅器3をグランドに接続し、その
際にA/Dコンバータ5からCPU6に入力される信号
をオフセットとしてメモリ8に記憶する。そして、再び
スイッチ9を切り換えて増幅器3をセンサ2に接続し、
その際にA/Dコンバータ5からCPU6に入力される
デジタル信号とメモリ8に記憶しているオフセットとの
差に応じた表示データを表示器7に出力し、測定値を表
示させる。
Description
いは自動車等の振動計測を行なう振動計に係り、詳細に
は、オフセット機構を具備する振動計に関する。
れる検知信号によって測定値を表示器に表示する振動計
が知られており、このような振動計では、センサから入
力される検知信号がゼロの場合でも、振動計を構成する
増幅器等においてオフセットと呼ばれるゼロでない出力
が生じるため、表示器の表示がゼロにならないことがあ
り、測定誤差の原因となっていた。このオフセットは、
センサから入力される検知信号がゼロの時に表示器によ
る表示がゼロになるようにゼロ点調整を行なうことによ
って差し引かれ、除去することができる。
ために、トリマと呼ばれる微調整用可変コンデンサや可
変抵抗器等によって構成される特別な回路を設け、手動
でその回路を調整することによってゼロ点調整を行なっ
ていた。図2は、従来の振動計10の概略構成を示した
ブロック図である。この図2に示すように、従来の振動
計10は、センサ2、増幅器3、オフセット調整回路
4、A/D(Analog-Digital)コンバータ5、CPU
(Central Processing Unit)6、及び表示器7によっ
て構成されている。
応じた検知信号を増幅器3に出力し、増幅器3は、セン
サ2から入力される検知信号を増幅してオフセット調整
回路4に出力する。
る微調整用可変コンデンサや可変抵抗器等によって構成
され、あらかじめゼロ点調整のための調整がなされてお
り、増幅器3から入力される信号からオフセットを差し
引いた信号をA/Dコンバータ5に出力する。
路4から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換
し、CPU6に出力する。CPU6は、A/Dコンバー
タ5から入力された信号に応じて、表示器7に表示デー
タを出力する。そして、表示器7は、CPU6から入力
される表示データに基づき測定値を表示する。
示すような従来の振動計10では、オフセットを除去す
るために、あらかじめ手動でオフセット調整回路4を調
整することによってゼロ点調整を行なっておかなければ
ならなかった。そして、その後、測定者がオフセット調
整回路4を調整し直すことはできなかった。そのため、
経年変化、及び温度等の影響によって後からオフセット
の値が変化した場合には、オフセット調整回路4によっ
てオフセットを除去しきれなくなり、測定誤差が生じる
等の問題点があった。
めに、オフセットを調整するための回路を用いずに、経
年変化、及び温度等の影響を受けない正確な測定値を得
ることを可能とした振動計を提供することである。
振動を検知する振動検知手段(例えば、センサ2)と、
前記振動検知手段からの検知信号を増幅する増幅回路
(例えば、増幅器3)と、前記振動検知手段とグランド
とを選択的に前記増幅回路に接続させる接続切換手段
(例えば、スイッチ9)と、前記接続切換手段によって
前記増幅回路がグランドに接続されている場合に前記増
幅回路からの出力をオフセットとして記憶する記憶手段
(例えば、メモリ8)と、前記接続切換手段によって前
記増幅回路が前記振動検知手段に接続されている場合に
前記増幅回路から出力される信号から前記記憶手段によ
り記憶されているオフセットを差し引いて測定値を補正
する測定値補正手段(例えば、CPU6)と、前記測定
値補正手段によって補正された測定値を表示する測定値
表示手段(例えば、表示器7)と、を備えることを特徴
としている。
知手段は、振動を検知し、増幅回路は、振動検知手段か
らの検知信号を増幅し、接続切換手段は、前記振動検知
手段とグランドとを選択的に前記増幅回路に接続し、記
憶手段は、前記接続切換手段によって前記増幅回路がグ
ランドに接続されている場合に前記増幅回路からの出力
をオフセットとして記憶し、測定値補正手段は、前記接
続切換手段によって前記増幅回路が前記振動検知手段に
接続されている場合に前記増幅回路から出力される信号
から前記記憶手段により記憶されているオフセットを差
し引いて測定値を補正し、測定値表示手段は、測定値補
正手段によって補正された測定値を表示する。
ることによって増幅回路から出力されるオフセットを記
憶し、増幅回路を振動検知手段に接続して測定を行な
い、増幅回路から出力される信号から記憶されているオ
フセットを差し引くことによってオフセットを除去する
ことができるので、オフセット調整回路4(図2)のよ
うな複雑な回路を必要とせず、手動でゼロ点調整を行な
う手間も省けるため、製作者の負担を軽減することがで
きる。
明において、前記接続切換手段は、電源が入る度に、前
記増幅回路にグランドを接続することを特徴としてい
る。
1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、接続切換手段は電源が入る度に増幅回路にグ
ランドを接続して、オフセットを記憶し直すため、例え
ば、経年変化、及び温度等の影響によってオフセットが
変化しても、そのオフセットを除去することができるの
で、より正確な測定値を得ることができる。
る振動計1の実施の形態を詳細に説明する。まず構成を
説明する。
の概略構成を示すブロック図である。この図1に示すよ
うに、センサ2、増幅器3、A/Dコンバータ5、CP
U6、表示器7、メモリ8、及びスイッチ9によって構
成されている。なお、図1において上記従来の図2に示
した振動計10内と同一構成部分には同一符号を付して
いる。
じた検知信号をスイッチ9を介して増幅器3に出力す
る。
に応じた検知信号を増幅し、その増幅信号をA/Dコン
バータ5に出力し、A/Dコンバータ5は、増幅器3か
ら入力される増幅信号(アナログ信号)をデジタル信号
に変換し、そのデジタル信号をCPU6に出力する。
設けられたスイッチ9に、増幅器3をセンサ2に接続す
るか、あるいは増幅器3をグランドに接続するかを切り
換えるための信号を出力する。そして、スイッチ9によ
って増幅器3がグランドに接続されている場合には、A
/Dコンバータ5から入力されたデジタル信号をオフセ
ットとしてメモリ8に記憶する。また、CPU6は、ス
イッチ9によって増幅器3がセンサ2に接続されている
場合には、A/Dコンバータ5から入力されたデジタル
信号と、メモリ8に記憶されているオフセットとの差に
応じた測定値を表示するための表示データを生成して表
示器7に出力する。
スプレイを備え、CPU6から入力される表示データに
基づき、振動の変位、速度、加速度等の測定値を表示す
る。
がグランドに接続されている場合には、CPU6から入
力されるオフセットを記憶して、スイッチ9により増幅
器3がセンサ2に接続されている場合には、記憶してい
るオフセットをCPU6に出力する。
に設けられ、CPU6から入力される信号に応じて、セ
ンサ2と、グランドとを選択的に増幅器3に接続する。
(図示省略)が入れられると、CPU6は、スイッチ9
によって増幅器3をグランドに接続する。すなわち、増
幅器3に入力される信号をゼロにする。この時に、入力
信号がゼロであるにもかかわらず増幅器3から出力さ
れ、A/Dコンバータ5を介してCPU6に入力される
信号は、増幅器3及びA/Dコンバータ5において生じ
るオフセットである。CPU6は、このオフセットをメ
モリ8に記憶して、スイッチ9を切り換えて、増幅器3
をセンサ2に接続する。
動に対応する検知信号が、スイッチ9を介して増幅器3
に入力され、増幅器3によって増幅され、A/Dコンバ
ータ5によってデジタル信号に変換されてCPU6に入
力されると、CPU6は、A/Dコンバータ5から入力
されるデジタル信号と、メモリ8に記憶されているオフ
セットとの差に応じた測定値を表示器7に表示させる。
に、A/Dコンバータ5からCPU6に入力されるデジ
タル信号とメモリ8に記憶されCPU6に入力されるオ
フセットとの差は、A/Dコンバータ5から入力される
デジタル信号から増幅器3、及びA/Dコンバータ5に
おいて生じるオフセットを差し引いた信号であるので、
増幅器3、及びA/Dコンバータ5において生じるオフ
セットを除去することができ、正確な測定値を得ること
ができる。
れると、スイッチ9を切り換えて増幅器3をグランドに
接続し、その際にA/Dコンバータ5からCPU6に入
力される信号をオフセットとしてメモリ8に記憶する。
そして、再びスイッチ9を切り換えて増幅器3をセンサ
2に接続し、その際にA/Dコンバータ5からCPU6
に入力されるデジタル信号とメモリ8に記憶しているオ
フセットとの差に応じた表示データを表示器7に出力
し、測定値を表示させる。
れることによって自動的にオフセットを差し引いて除去
することができるので、オフセット調整回路4(図2)
等の特別な回路は不要となり、手動でゼロ点調整を行な
う手間が省けるので、製作者の負担を軽減することがで
きる。また、測定者が振動計1の電源を入れる度にオフ
セットを記憶し直すので、経年変化、及び温度等の影響
によってオフセットが変化しても、そのオフセットを除
去することができるので、より正確な測定値を得ること
ができる。
は、測定値を表示器7に表示させる構成としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく例えば、オシロスコ
ープ等に信号を出力し、測定した振動波形を表示させる
ような構成にしてもよい。また、記録計等に信号を出力
し、時間とともに変化する振動を記録することが可能な
構成にしてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。
9を切り換えて増幅器3にグランドを接続してオフセッ
トを記憶し直す構成としたが、例えば、常時振動を測定
する場合などのように電源を入れ直すことがほとんどな
い場合には、所定時間経過毎にスイッチ9を切り換えて
増幅器3にグランドを接続してオフセットを記憶し直す
ことが可能な構成としてもよい。
をグランドに接続することによって増幅回路から出力さ
れるオフセットを記憶し、増幅回路を振動検知手段に接
続して測定を行ない、増幅回路から出力される信号から
記憶されているオフセットを差し引くことによってオフ
セットを除去することができるので、オフセット調整回
路4(図2)のような複雑な回路を必要とせず、手動で
ゼロ点調整を行なう手間も省けるため、製作者の負担を
軽減することができる。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、接続切換手段は電源が入る度に増幅回路にグランド
を接続して、オフセットを記憶し直すため、例えば、経
年変化、及び温度等の影響によってオフセットが変化し
ても、そのオフセットを除去することができるので、よ
り正確な測定値を得ることができる。
示すブロック図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】振動を検知する振動検知手段と、 前記振動検知手段からの検知信号を増幅する増幅回路
と、 前記振動検知手段とグランドとを選択的に前記増幅回路
に接続させる接続切換手段と、 前記接続切換手段によって前記増幅回路がグランドに接
続されている場合に前記増幅回路からの出力をオフセッ
トとして記憶する記憶手段と、 前記接続切換手段によって前記増幅回路が前記振動検知
手段に接続されている場合に前記増幅回路から出力され
る信号から前記記憶手段により記憶されているオフセッ
トを差し引いて測定値を補正する測定値補正手段と、 前記測定値補正手段によって補正された測定値を表示す
る測定値表示手段と、を備えることを特徴とする振動
計。 - 【請求項2】前記接続切換手段は、電源が入る度に、前
記増幅回路にグランドを接続することを特徴とする請求
項1記載の振動計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11043780A JP2000241238A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 振動計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11043780A JP2000241238A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 振動計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000241238A true JP2000241238A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12673281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11043780A Pending JP2000241238A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 振動計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000241238A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077645A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Alnic Inc | 感振装置 |
JP2017161384A (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | セイコーエプソン株式会社 | 振動計、振動計の補正方法、振動計の補正プログラム、振動計測システムおよび制御装置 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11043780A patent/JP2000241238A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077645A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Alnic Inc | 感振装置 |
JP2017161384A (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | セイコーエプソン株式会社 | 振動計、振動計の補正方法、振動計の補正プログラム、振動計測システムおよび制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5089979A (en) | Apparatus for digital calibration of detachable transducers | |
JP3312626B2 (ja) | ロードセル型重量測定装置 | |
FR2742869A1 (fr) | Circuit de conditionnement de signal de capteur commande par microprocesseur | |
JP3502423B2 (ja) | 信号処理回路補正装置 | |
US6931341B2 (en) | Automatic adjusting method for measuring equipment and apparatus using the same | |
JP3244212B2 (ja) | ディジタル測定器 | |
JP2000241238A (ja) | 振動計 | |
JPH0769232B2 (ja) | ロ−ドセルの温度補償方法及びその装置 | |
US4341994A (en) | Power level measurement system | |
JP3311464B2 (ja) | 信号測定装置 | |
JP2001174489A (ja) | デジタル電圧計 | |
JP2001165601A (ja) | 重量測定装置 | |
JP3252366B2 (ja) | 匂い測定装置 | |
JPH11118617A (ja) | 温度調節器 | |
JPH10281709A (ja) | 動歪み計測装置及び動歪み計測方法 | |
JP2000338142A (ja) | デジタル測定方法と装置 | |
JP3791743B2 (ja) | ピーク・ピーク電圧測定装置の校正方法及びこの校正方法を用いるピーク・ピーク電圧測定装置 | |
JPH07333089A (ja) | 圧力測定装置および圧力測定方法 | |
JP3482975B2 (ja) | ひずみ計測用増幅器 | |
JPH01123161A (ja) | 電圧測定器のゼロオフセット補正装置 | |
JPH05288567A (ja) | アナログ入力装置 | |
JPH0712852A (ja) | 波形生成機能付き波形測定装置 | |
JPH0247555A (ja) | デジタル波形表示装置 | |
JPH1183596A (ja) | 静電容量式センサの試験装置 | |
JP3032910B2 (ja) | 分析装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050304 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070605 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |