JP2000241071A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2000241071A
JP2000241071A JP11046445A JP4644599A JP2000241071A JP 2000241071 A JP2000241071 A JP 2000241071A JP 11046445 A JP11046445 A JP 11046445A JP 4644599 A JP4644599 A JP 4644599A JP 2000241071 A JP2000241071 A JP 2000241071A
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JP
Japan
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damper device
partition wall
wall
air passage
showcase
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JP11046445A
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English (en)
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Zenichi Kakinuma
善一 柿沼
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショーケースに形成された冷蔵/温蔵切換室
のダンパー装置の操作性を維持しつつ、構造を簡素化す
る。 【解決手段】 仕切壁31に設けられた回動軸48及び
その上側に位置する係止部49と、ダンパー装置51に
形成され、回動軸が回動且つ移動自在に挿入される長孔
52と、ダンパー装置に形成され、係止部に上方から係
脱自在に係合する係合部53とを備え、この係合部が係
止部に係合した状態で、ダンパー装置は仕切壁の側面に
沿って起立し、冷気通路44を開放すると共に、その状
態から持ち上げられ、係合部が係止部から外れた状態で
は、ダンパー装置は回動軸を中心として回動し、二重ガ
ラス7側に倒れて冷気通路を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室内に冷蔵と
温蔵に切換可能な切換室を区画形成して成るショーケー
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種ショーケースは、例えば
特開平5−141846号公報に示される如く、周囲を
二重ガラスにて囲繞された貯蔵室を構成し、この貯蔵室
内下方に設置された冷却器と熱交換した冷気を送風機に
て上方の貯蔵室内に循環することにより、缶ジュースな
どの飲料商品の陳列販売が行えるように構成されてい
る。
【0003】また、缶ジュースのみでなく缶コーヒーな
どを陳列販売する場合には、飲料商品を暖める必要が生
じるため、貯蔵室内には冷蔵と温蔵とに切り換えられる
切換室を構成する場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような切換室を構
成する場合、従来では仕切壁にて貯蔵室内を区画し、温
蔵中に切換室側を加熱する電気ヒータを設けると共に、
冷蔵中は切換室側に冷気を供給し、温蔵中は冷気供給を
停止するダンパーを取り付けていた。
【0005】しかしながら、従来のダンパーはスライド
させて冷気流路を開閉するものや、摘みを使用して回転
させ、流路を開閉するものであったため、前者の場合に
は操作が極めて面倒となると共に、後者の場合には構造
的に複雑となる問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、ショーケースに形成され
た冷蔵/温蔵切換室のダンパー装置の操作性を維持しつ
つ、構造を簡素化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、貯蔵室内に仕切壁にて区画形成された冷蔵/温蔵切
り換え可能な切換室と、この切換室内を加熱する加熱装
置と、区画壁と貯蔵室の壁面間に形成された冷気通路か
ら切換室内に冷気を循環させる冷却装置と、冷気通路を
開閉するダンパー装置とを備えて成るものであって、仕
切壁に設けられた回動軸及びその上側に位置する係止部
と、ダンパー装置に形成され、回動軸が回動且つ移動自
在に挿入される長孔と、ダンパー装置に形成され、係止
部に上方から係脱自在に係合する係合部とを備え、この
係合部が係止部に係合した状態で、ダンパー装置は仕切
壁の側面に沿って起立し、冷気通路を開放すると共に、
持ち上げられて係合部が係止部から外れた状態では、ダ
ンパー装置は回動軸を中心として回動し、壁面側に倒れ
て冷気通路を閉じることを特徴とする。
【0008】本発明によれば、貯蔵室内に仕切壁にて区
画形成された冷蔵/温蔵切り換え可能な切換室と、この
切換室内を加熱する加熱装置と、区画壁と貯蔵室の壁面
間に形成された冷気通路から切換室内に冷気を循環させ
る冷却装置と、冷気通路を開閉するダンパー装置とを備
えて成るショーケースにおいて、仕切壁に設けられた回
動軸及びその上側に位置する係止部と、ダンパー装置に
形成され、回動軸が回動且つ移動自在に挿入される長孔
と、ダンパー装置に形成され、係止部に上方から係脱自
在に係合する係合部とを設け、この係合部が係止部に係
合した状態で、ダンパー装置は仕切壁の側面に沿って起
立し、冷気通路を開放すると共に、ち上げられて係合部
が係止部から外れた状態では、ダンパー装置は回動軸を
中心として回動し、壁面側に倒れて冷気通路を閉じるよ
うに構成したので、ダンパー装置の係合部を係止部に上
方から係合させることにより、ダンパー装置は仕切壁の
側面に沿って起立し、冷気通路を開放する。従って、こ
の状態では冷気通路から切換室内に冷気が供給されるの
で、切換室にて商品を冷蔵することができるようにな
る。
【0009】一方、切換室にて商品を温蔵する場合に
は、その状態で仕切壁の下から冷気通路に手指を挿入
し、ダンパー装置を持ち上げれば、係合部が係止部から
外れ、ダンパー装置が回動軸を中心として回動し、壁面
側に倒れて冷気通路を閉じる。従って、この状態では切
換室に冷気は供給されなくなり、加熱装置を発熱させる
ことにより、切換室にて商品を温蔵することができるよ
うになる。
【0010】即ち、本発明によればダンパー装置自体を
持ち上げ、或いは、回動させると云う簡単な操作で切換
室の冷蔵/温蔵切換ができるので、操作性は極めて良好
なものとなる。また、構造も極めて簡単であるので、生
産コストも引き下げられるものである。
【0011】請求項2の発明のショーケースは、上記に
おいてダンパー装置は両端縁に軟質シール部を備え、冷
気通路を閉じた状態ではこれら軟質シール部が仕切壁と
貯蔵室の壁面にそれぞれ密着することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えてダ
ンパー装置は両端縁に軟質シール部を備えており、冷気
通路を閉じた状態ではこれら軟質シール部が仕切壁と貯
蔵室の壁面にそれぞれ密着するようにしたので、冷気通
路の密閉性が向上し、切換室で商品を温蔵する際の性能
向上を図ることができるようになる。また、軟質シール
部が仕切壁に当接するため、加熱装置からの熱がダンパ
ー装置に伝わり難くなり熱変形も防止されるものであ
る。
【0013】請求項3の発明のショーケースは、上記各
発明においてダンパー装置は、起立した状態から持ち上
げられた場合に、係合部側を貯蔵室の壁面方向に傾倒さ
せる傾斜面を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えてダンパー装置は、起立した状態から持ち上げられた
場合に、係合部側を貯蔵室の壁面方向に傾倒させる傾斜
面を備えているので、起立した状態からダンパー装置を
持ち上げれば、傾斜面によりダンパー部材の係合部側は
貯蔵室の壁面方向に傾倒するので、ダンパー装置の回転
操作性が一層良好となる。
【0015】請求項4の発明のショーケースは、上記各
発明において貯蔵室は透明壁にて囲繞されると共に、起
立した状態で仕切壁側となるダンパー装置の面は暖色と
し、透明壁側となる面は寒色としたことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて貯蔵室は透明壁にて囲繞されると共に、起立した状
態で仕切壁側となるダンパー装置の面は暖色とし、透明
壁側となる面は寒色としたので、切換室にて商品を冷蔵
するときには側面にダンパー装置の寒色面が現れ、温蔵
するときには上面にダンパー装置の暖色面が現れること
になる。これにより、切換室の使用状態をダンパー装置
の色によって使用者や顧客に印象付けることができるよ
うになり、ダンパー装置の状態確認が容易となり、販売
効果の向上も図ることができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて実施形態を
説明する。図1は本発明の実施例としての四面ガラス型
のショーケース1の斜視図、図2はショーケース1の下
部の断面図、図3はショーケース1の仕切壁2部分の平
断面図、図4は同じく仕切壁2部分の縦断正面図をそれ
ぞれ示している。
【0018】実施例のショーケース1は缶飲料などを陳
列するショーケースであり、ショーケース1には本体1
A上面の四隅に支柱5・・・が立設され、これら支柱5
・・・に前後のガラス扉(透明壁)6、6が枢支され、
左右の二重ガラス7、7(透明壁)が固定された構造と
されている。そして、これらガラス扉(透明壁)6、6
及び二重ガラス7、7(透明壁)にて囲繞された貯蔵室
8が本体1A上方に構成され、その下方の本体1A内に
冷却室9及び最下部に機械室3とが形成された構造であ
る。前記貯蔵室8内には複数段の棚10が架設され、更
に、冷却室9内には冷凍サイクルに含まれるプレートフ
ィン型冷却器11と送風機12とが配設されている。
【0019】冷却室9は上面を開口した容器状の耐水断
熱壁14内に画成されており、この断熱壁14の開口縁
に取り付けた底枠15に前記二重ガラス7の下端が取り
付けられている。断熱壁14の左右方向の一側縁内側の
底枠15には冷気吸込口16が、他側縁内側には冷気吹
出口17がそれぞれ穿設され、これら両口16、17間
に渡って底板18が架設されて、この底板18により貯
蔵室8と冷却室9とは仕切られている。
【0020】送風機12が運転されると、冷却器11に
よって冷却された冷気が図2中矢印の如く冷気吹出口1
7から貯蔵室8内に吹き出され、貯蔵室8内を循環した
後の冷気は冷気吸込口16から冷却室9に帰還する冷気
循環が強制的に形成され、これによって貯蔵室8内は所
定の冷蔵温度に冷却される。
【0021】また、機械室3内には冷凍サイクルに含ま
れる図示しない圧縮機や、図2に示す凝縮器20、凝縮
器用送風機21などが設置され、その左右側面には通風
口23、23が形成されていると共に、前面は図1の如
くフロントパネル22にて開閉自在とされている。
【0022】更に、機械室3内には冷却室9からの排水
口24及びドレンパイプ26を介してドレン水を受ける
蒸発皿4が配置され、この蒸発皿4内には蒸発部材27
が載置されている。そして、蒸発皿4は高温冷媒が流通
される蒸発パイプ28にて加熱される構造とされてい
る。
【0023】ここで、貯蔵室8内は図1に示す如く仕切
壁31によって上下に区画され、仕切壁31より上方の
切換室32としている。この仕切壁31は図4、図5に
示す如く金属製の上面板33と下面板34と樹脂製の側
面板36及びこれらの内部に充填された断熱材37とか
ら構成されており、上面板33の内面には加熱装置とし
ての電気ヒータ38が取り付けられている。
【0024】そして、この仕切壁31は前後の固定具4
1、41、42、42にて支柱5・・・にネジ43で固
定されている。尚、この仕切壁31の上下位置はネジ4
3を外すことにより、変更可能である。また、取り付け
られた状態で両側方の二重ガラス7、7との間には所定
の間隔が形成され、そこに切換室32と仕切壁31より
下方の貯蔵室8内を連通する冷気通路44、44が構成
されている。尚、これら冷気通路44、44はそれぞれ
冷気吹出口17と冷気吸込口16の上方に対応してい
る。
【0025】また、この冷気通路44の前後に位置する
仕切壁31の二重ガラス7側にはそれぞれ受け部材4
6、47が冷気通路44側に突出して設けられると共
に、それらの側面板36側には回動軸48、48とその
上側の係止部49、49とが設けられている。尚、これ
ら回動軸48、48はネジにて構成され、前後に対向し
て設けられると共に、係止部49、49もネジにて構成
され、これらも前後に対向して設けられている。
【0026】そして、この回動軸48、48に枢支され
て本発明の硬質樹脂製のダンパー装置51が仕切壁31
の側方に取り付けられる。この場合、ダンパー装置51
は冷気通路44の略全域に渡る面積を備えた短冊状を呈
しており、一端部には幅方向に長い長孔52が前後に貫
通して一体に形成され、この長孔52に前記回動軸4
8、48が回動且つ移動自在に挿入されている。
【0027】また、他端部には下方に開放した断面略コ
字状の係合部53が一体に形成されている。この係合部
53も前後に貫通すると共に、係合部53は前記係止部
49、49がその内部に係脱自在に係合可能な寸法とさ
れている。
【0028】また、この係合部53の開口部からダンパ
ー装置51の一端部に連続する壁の内面は、起立状態に
おいて上方に行くに従って二重ガラス7側に近接するよ
う傾斜した傾斜面54が形成されている。更に、ダンパ
ー装置51の一端及び他端には軟質樹脂から成る軟質シ
ール部56、57が二重押出成形にて一体に突出形成さ
れており、また、起立状態で仕切壁31側となる面は赤
色、二重ガラス7側となる面は青色に塗装されている。
【0029】以上の構成で、切換室32内で商品を冷蔵
する場合、即ち、貯蔵室8の全体を冷蔵温度に冷却する
場合には、ダンパー装置51の係合部53を図4に示す
如く仕切壁51の係止部49に上から係合させる。この
状態ではダンパー装置51は図3、図4、図5に示す如
く仕切壁31の側面板36の外面に沿って起立するの
で、冷気通路44は開放される。
【0030】従って、冷気吹出口17から吐出された冷
気は仕切壁31の下方の貯蔵室8から一方の冷気通路4
4を経て切換室32に入り、そこを循環して他方の冷気
通路44から仕切壁31下方の貯蔵室8内に帰還するよ
うになる。これにより、切換室32内は所定の冷蔵温度
に冷却される。尚、このとき電気ヒータ38は発熱して
いない。
【0031】また、このときはダンパー装置51の青色
面が側方に露出するかたちとなるので、切換室32内が
冷蔵温度とされていることが外部から人目で判別できる
ようになる。
【0032】次ぎに、切換室32内で商品を温蔵する場
合には、図4の状態で仕切壁31の下方の貯蔵室8から
冷気通路44、44に手指を挿入し、ダンパー装置51
全体を持ち上げる。このとき、回動軸48は長孔52内
を降下するかたちとなる。これにより、係止部49は係
合部53から下方に外れる。また、この外れる過程で係
止部49はダンパー装置51の傾斜面54に沿って移動
するので、ダンパー装置51自体は傾斜面54にて係止
部49により外側に押されるかたちとなり、二重ガラス
7側に傾倒する。
【0033】従って、係止部49が係合部53から外れ
た段階でダンパー装置51は回動軸48を中心として図
4中時計回りに回動し、係合部49側が二重ガラス7方
向に倒れる。このとき、ダンパー装置51は前後の受け
部材46、47上に載置され、軟質シール部57は二重
ガラス7の内面に密着し、軟質シーツ部56は仕切壁3
1の側面板36に密着する(図6、図7、図8)。
【0034】これによって、冷気通路44は閉じられる
ので、切換室32に冷気は供給されなくなる。そして、
電気ヒータ38は発熱されるので、切換室32にて商品
を温蔵することができるようになる。また、軟質シール
部56が仕切壁31の側面板36に当接するため、電気
ヒータ38からの熱がダンパー装置51に伝わり難くな
り、熱変形も防止される。
【0035】また、このときダンパー装置51は赤色面
が上方に露出するかたちとなるので、切換室32内が温
蔵状態とされていることが人目で判別できる。
【0036】尚、この状態から再び切換室32を冷蔵温
度とする場合には、図7の状態からダンパー装置51の
二重ガラス7側を持ち上げ、反時計回りに回動させる。
そして、ダンパー装置51を持ち上げながら起立させ、
そのまま引き下ろせば、係合部53が再び係止部49に
係合することになる。
【0037】このように、本発明によればダンパー装置
51自体を持ち上げ、或いは、回動させると云う簡単な
操作で切換室32の冷蔵/温蔵切換ができるので、操作
性は極めて良好なものとなる。また、構造も極めて簡単
であるので、生産コストも引き下げられる。
【0038】尚、実施例では四面ガラス式のショーケー
スに本発明を適用したが、例えば左右及び前面のみガラ
スとされたショーケースなどにも本発明は有効である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、貯蔵
室内に仕切壁にて区画形成された冷蔵/温蔵切り換え可
能な切換室と、この切換室内を加熱する加熱装置と、区
画壁と貯蔵室の壁面間に形成された冷気通路から切換室
内に冷気を循環させる冷却装置と、冷気通路を開閉する
ダンパー装置とを備えて成るショーケースにおいて、仕
切壁に設けられた回動軸及びその上側に位置する係止部
と、ダンパー装置に形成され、回動軸が回動且つ移動自
在に挿入される長孔と、ダンパー装置に形成され、係止
部に上方から係脱自在に係合する係合部とを設け、この
係合部が係止部に係合した状態で、ダンパー装置は仕切
壁の側面に沿って起立し、冷気通路を開放すると共に、
持ち上げられて係合部が係止部から外れた状態では、ダ
ンパー装置は回動軸を中心として回動し、壁面側に倒れ
て冷気通路を閉じるように構成したので、ダンパー装置
の係合部を係止部に上方から係合させることにより、ダ
ンパー装置は仕切壁の側面に沿って起立し、冷気通路を
開放する。従って、この状態では冷気通路から切換室内
に冷気が供給されるので、切換室にて商品を冷蔵するこ
とができるようになる。
【0040】一方、切換室にて商品を温蔵する場合に
は、その状態で仕切壁の下から冷気通路に手指を挿入
し、ダンパー装置を持ち上げれば、係合部が係止部から
外れ、ダンパー装置が回動軸を中心として回動し、壁面
側に倒れて冷気通路を閉じる。従って、この状態では切
換室に冷気は供給されなくなり、加熱装置を発熱させる
ことにより、切換室にて商品を温蔵することができるよ
うになる。
【0041】即ち、本発明によればダンパー装置自体を
持ち上げ、或いは、回動させると云う簡単な操作で切換
室の冷蔵/温蔵切換ができるので、操作性は極めて良好
なものとなる。また、構造も極めて簡単であるので、生
産コストも引き下げられるものである。
【0042】請求項2の発明によれば、上記に加えてダ
ンパー装置は両端縁に軟質シール部を備えており、冷気
通路を閉じた状態ではこれら軟質シール部が仕切壁と貯
蔵室の壁面にそれぞれ密着するようにしたので、冷気通
路の密閉性が向上し、切換室で商品を温蔵する際の性能
向上を図ることができるようになる。また、軟質シール
部が仕切壁に当接するため、加熱装置からの熱がダンパ
ー装置に伝わり難くなり熱変形も防止されるものであ
る。
【0043】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えてダンパー装置は、起立した状態から持ち上げられた
場合に、係合部側を貯蔵室の壁面方向に傾倒させる傾斜
面を備えているので、起立した状態からダンパー装置を
持ち上げれば、傾斜面によりダンパー部材の係合部側は
貯蔵室の壁面方向に傾倒するので、ダンパー装置の回転
操作性が一層良好となる。
【0044】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて貯蔵室は透明壁にて囲繞されると共に、起立した状
態で仕切壁側となるダンパー装置の面は暖色とし、透明
壁側となる面は寒色としたので、切換室にて商品を冷蔵
するときには側面にダンパー装置の寒色面が現れ、温蔵
するときには上面にダンパー装置の暖色面が現れること
になる。これにより、切換室の使用状態をダンパー装置
の色によって使用者や顧客に印象付けることができるよ
うになり、ダンパー装置の状態確認が容易となり、販売
効果の向上も図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のショーケースの斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例のショーケースの下部縦断面図
である。
【図3】ダンパー装置を開いた状態の本発明の実施例の
ショーケースの仕切壁部分の平断面図である。
【図4】図3の状態のショーケースの仕切壁部分の縦断
正面図である。
【図5】図3の状態の仕切壁の斜視図である。
【図6】ダンパー装置を閉じた状態の本発明の実施例の
ショーケースの仕切壁部分の平断面図である。
【図7】図6の状態のショーケースの仕切壁部分の縦断
正面図である。
【図8】図6の状態の仕切壁のダンパー装置部分の斜視
図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 6 ガラス扉 7 二重ガラス 8 貯蔵室 31 仕切壁 32 切換室 38 電気ヒータ 44 冷気通路 48 回動軸 49 係止部 51 ダンパー装置 52 長孔 53 係合部 54 傾斜面 56、57 軟質シール部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵室内に仕切壁にて区画形成された冷
    蔵/温蔵切り換え可能な切換室と、この切換室内を加熱
    する加熱装置と、前記区画壁と貯蔵室の壁面間に形成さ
    れた冷気通路から前記切換室内に冷気を循環させる冷却
    装置と、前記冷気通路を開閉するダンパー装置とを備え
    て成るショーケースにおいて、 前記仕切壁に設けられた回動軸及びその上側に位置する
    係止部と、前記ダンパー装置に形成され、前記回動軸が
    回動且つ移動自在に挿入される長孔と、前記ダンパー装
    置に形成され、前記係止部に上方から係脱自在に係合す
    る係合部とを備え、この係合部が前記係止部に係合した
    状態で、前記ダンパー装置は前記仕切壁の側面に沿って
    起立し、前記冷気通路を開放すると共に、持ち上げられ
    て前記係合部が係止部から外れた状態では、前記ダンパ
    ー装置は前記回動軸を中心として回動し、前記壁面側に
    倒れて前記冷気通路を閉じることを特徴とするショーケ
    ース。
  2. 【請求項2】 ダンパー装置は両端縁に軟質シール部を
    備え、冷気通路を閉じた状態ではこれら軟質シール部が
    仕切壁と貯蔵室の壁面にそれぞれ密着することを特徴と
    する請求項1のショーケース。
  3. 【請求項3】 ダンパー装置は、起立した状態から持ち
    上げられた場合に、係合部側を貯蔵室の壁面方向に傾倒
    させる傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2のショーケース。
  4. 【請求項4】 貯蔵室は透明壁にて囲繞されると共に、
    起立した状態で仕切壁側となるダンパー装置の面は暖色
    とし、前記透明壁側となる面は寒色としたことを特徴と
    する請求項1、請求項2又は請求項3のショーケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005299964A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ショーケース
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