JP2000240513A - 予混合圧縮自着火機関及びその運転方法 - Google Patents

予混合圧縮自着火機関及びその運転方法

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JP2000240513A JP11038137A JP3813799A JP2000240513A JP 2000240513 A JP2000240513 A JP 2000240513A JP 11038137 A JP11038137 A JP 11038137A JP 3813799 A JP3813799 A JP 3813799A JP 2000240513 A JP2000240513 A JP 2000240513A
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井 輝 浩 桜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予混合気の加熱装置を省略または小型化し供
給エネルギーを低減する予混合圧縮自着火機関の燃料ガ
ス、供給空気またはこれらの予混合気の加熱装置と方法
の提供。 【解決手段】 燃料ガス(F)と吸入空気(A)を予め
混合させた予混合気(G)を高圧縮比のピストンで自着
火させて運転する予混合圧縮自着火機関(8)の燃料ガ
ス、供給空気、またはこれらの混合気の加熱装置におい
て、機関(8)に装着された排気還流装置(EGR)
と、機関(8)に装着された着火剤噴射装置(26)
と、機関の運転状態を検出する運転状態検出装置(1
8)と、予混合気(G)の温度を検出する温度センサ
(16)と、運転状態検出装置(18)からの検出信号
と温度センサ(16)からの検出信号を受信して着火剤
供給量と排気還流量を制御する機能を有する総合制御装
置(28)、とを含んで構成され、予混合気を加熱して
自着火性を向上せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスと吸入空
気を予め混合させた予混合気を高圧縮比のピストンで自
着火させて運転する予混合圧縮自着火機関とその運転方
法に関する。より詳細には、当該機関に供給される燃料
ガス及び吸入空気或いはこれらの混合気(予混合気)を
加熱するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述した様な予混合圧縮自着火機関にお
いては、燃料ガスと吸入空気を混合させた予混合気を吸
入し、自着火させて運転する予混合圧縮自着火機関で
は、始動および安定運転を行うには予混合気を高温で供
給する必要がある。図11に示す従来の例では、外気温
で吸入された吸入空気Air、が吸気加熱装置201に
よって加熱されて加熱空気Aとなる。加熱空気Aは吸気
管202に導かれ、混合器206に至り、ここで燃料ガ
スFgと混合されて予混合気Gpとなる。そして予混合
気Gpは、混合気管203から吸気室209を介してエ
ンジン208で燃焼され、排気ガスEgとなって排出さ
れる。
【0003】ここで、上述の予混合圧縮自着火機関にお
いては、機関内に供給される気体(予混合気)の温度が
高い程、自着火性が向上し、安定した運転が出来る。
【0004】しかし、図11で示す従来技術のように吸
気加熱装置201のような補機を設ける事は、当該加熱
装置の駆動のための動力を必要とするので、省エネルギ
の観点から好ましくはない。
【0005】そのため、補機を別途設ける事なく、予混
合気を加熱する技術が要望されているが、従来技術で
は、その要望に十分応える事は出来なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、予混合気
の加熱装置を縮小化しかつ、供給エネルギーを低減する
予混合圧縮自着火機関のガス加熱装置と方法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の予混合圧縮自着
火機関のガス加熱装置は、燃料ガスと吸入空気を予め混
合させた予混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて
運転する予混合圧縮自着火機関において、排気還流装置
と、着火剤噴射装置と、前記機関の運転状態を検出する
運転状態検出装置と、予混合気の温度を検出する温度セ
ンサと、前記運転状態検出装置の検出信号と前記温度セ
ンサの検出信号とを受信して着火剤供給量と排気還流量
を制御するように構成された総合制御装置、とを含んで
構成されることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、自着火を促す着火剤の
軽油を噴射装置で機関内に噴射供給してディーゼル燃焼
させ、その排気ガスの1部を前記排気還流装置により吸
気側に還流させて予混合気と混ぜる事により、排気ガス
が保有する熱量が予混合気に伝達され、予混合圧縮自着
火機関に供給される予混合気の温度を上昇せしめ、自着
火し易い状態となる。
【0009】このような予混合圧縮自着火機関に対する
本発明の(予混合圧縮自着火機関の)運転方法は、前記
機関(予混合圧縮自着火機関)に着火剤噴射装置から着
火剤を噴射する工程と、着火剤によってディーゼル燃焼
した排気ガスの1部を吸気側に還流し前記予混合気に注
入して予混合気を加熱する工程と、前記機関に装着した
運転状態検出装置からの筒内圧信号に基いて自着火条件
が整ったか否かを判断する工程と、自着火条件が整った
状態で着火剤噴射をカットして予混合気のみによる運転
に切り換える工程、とを有することを特徴としている。
【0010】上記方法によれば、始動時に着火剤として
軽油を噴射供給してディーゼル燃焼させ、その排気ガス
の1部を吸気側に還流させて予混合気を加熱し自着火さ
せる際に、筒内圧その他を検出して機関の運転状態を判
断し、軽油の噴射供給量を調節すると共に、自着火運転
が安定して行われない状態であればディーゼル運転を継
続し、安定した自着火運転が可能な状態になればデイー
ゼル燃料(軽油)の供給を遮断して、予混合気圧縮自着
火運転のみを行うように制御する。
【0011】上述した予混合圧縮自着火機関に適用され
る本発明の別の(予混合圧縮自着火機関の)運転方法
は、前記機関(予混合圧縮自着火機関)に着火剤噴射装
置から着火剤を噴射する工程と、ディーゼル燃焼した排
気ガスの1部を吸気側に還流し前記予混合気に注入して
予混合気を加熱する工程と、該加熱された予混合気の温
度を検出する工程と、前記工程における検出結果に基い
て、予混合気の温度を所定値にするための排気ガス還流
量を計算し、排気還流弁の開度を計算された排気ガス還
流量に対応する開度に制御する工程、とを有することを
特徴としている。上記方法によれば、始動時には着火剤
として軽油を噴射供給してディーゼル運転を行い、その
排気ガスの1部を吸気側に還流させて燃料ガスと吸入空
気を加熱し自着火し易い状態とする。その際、加熱され
た燃料ガスの温度を検出して、還流ガス量を調節する。
【0012】本発明の別の予混合圧縮自着火機関は、燃
料ガスと吸入空気を予め混合させた予混合気を高圧縮比
のピストンで自着火させて運転する予混合圧縮自着火機
関において、燃料ガスと吸入空気を加熱する熱交換器
と、前記機関の排気管に設けられた分岐部を介して前記
熱交換器に接続されている排気分岐管と、前記機関に付
設されて前記熱交換器に温水を供給する温水加熱装置
と、前記熱交換器で加熱された燃料ガス、吸入空気或い
はそれ等の混合気の温度を検出する温度センサと、該温
度センサの検出結果に基いて排気ガス分岐量と温水の供
給量とを調節制御する機能を有する総合制御装置、とを
備えていることを特徴としている。
【0013】当該予混合圧縮自着火機関に用いられる本
発明の運転方法は、前記機関(予混合圧縮自着火機関)
の始動時に温水加熱装置から熱交換器へ温水を供給する
温水供給工程と、該熱交換器により前記燃料ガス及び吸
入空気或いは前記予混合気を加熱する工程と、加熱され
た燃料ガス及び吸入空気或いは前記予混合気の温度を検
出する温度検出工程と、該温度検出工程で検出された温
度に基いて前記温水供給工程における温水の供給量を調
節制御して前記予混合気の温度を所定温度に制御する制
御工程、とを有することを特徴としている。
【0014】上記方法によれば、始動時に温水加熱装置
からの温水で熱交換器を介して燃料ガスと吸入空気を、
或いは燃料ガスと吸入空気の混合気である予混合気を加
熱して、前記機関が自着火し易い状態とせしめる。
【0015】また、上述した予混合圧縮自着火機関に用
いられる本発明の別の運転方法は、前記機関の排気ガス
と熱交換を行う熱交換器により燃料ガス及び吸入空気或
いは予混合気を加熱する工程と、加熱された燃料ガスと
吸入空気或いは混合気の温度を検出する温度検出工程
と、温度検出工程により検出された温度に基いて還流す
るべき排気ガスの還流量及びそれに対応する弁開度とを
決定する弁開度決定工程と、排気分岐弁の開度を前記弁
開度決定工程で決定された弁開度に制御する工程、とを
有することを特徴としている。
【0016】上記方法によれば、通常運転時に、熱交換
器を介して排気ガスが保有する熱量により燃料ガスと吸
入空気、或いはその予混合気を加熱し、上記機関におい
て自着火性を高める。その際、加熱された燃料ガスと吸
入空気の混合気の温度を検出して、還流ガス量を調節す
る。
【0017】本発明の予混合圧縮自着火機関の実施に際
しては、前記加熱装置は、バーナーで構成された温水加
熱手段と、高温水を蓄える温水槽と、該温水槽に付設さ
れたクーリングタワーと、該温水槽と前記機関の冷却系
を連結する冷却水配管と、温水槽の水温を所定値に保持
する温度調整装置、とで構成されているのが好ましい。
【0018】上記構成によれば、バーナー加熱によって
急加熱で高温の温水が得られる。なお、バーナーは任意
公知のものでよい。
【0019】なお本発明の実施に際して、前記熱交換器
は、燃料ガスと吸入空気とを別個に加熱するが、両者を
混合した予混合気を加熱する場合もある。予混合気を熱
交換器で加熱する構成を採用すれば、加熱する熱交換部
が1つになって、熱交換器の構造が小型になるというメ
リットがある。
【0020】これに加えて、本発明の別の予混合圧縮自
着火機関は、燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予混
合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予混
合圧縮自着火機関において、燃料ガス及び吸入空気或い
はこれらの混合気を加熱する熱交換器と、前記機関の排
気管に設けられた分岐部を介して前記熱交換器に接続さ
れた第1の排気分岐管と、該排気分岐管に設けられた第
2の分岐部を介して機関の吸気側に接続された還流管
と、前記機関に付設されて前記熱交換器に温水を供給す
る温水加熱装置と、前記熱交換器で加熱された燃料ガス
及び吸入空気或いはこれらの混合気の温度を検出する温
度センサと、該温度センサの検出結果に基いて前記排気
ガス分岐量と前記還流管を流れる排気ガス量と前記熱交
換器に供給される温水の供給量とを調節制御する機能を
有する総合制御装置、とを備える構成したことを特徴と
している。
【0021】上記構成によれば、始動時には、軽油でデ
ィーゼル燃焼させ、その排気ガスの1部を吸気側に還流
させて燃料ガスと吸入空気を加熱し、同時に温水加熱装
置からの温水により加熱して自着火性を高める。通常運
転時には、圧縮自着火運転の排気ガスで燃料ガスと吸入
空気を加熱して自着火を安定させる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の予混
合圧縮自着火機関の燃料ガス加熱装置の実施の形態を説
明する。
【0023】第1の実施形態を示す図1において、機関
8(予混合圧縮自着火機関)は、吸気系Kaからの予混
合気Gを貯気する吸気室9と、着火剤の軽油を機関に噴
射供給する噴射系Iaと、燃焼ガスEgを排出する排気
系Haと、機関8の運転状態を検出する運転状態検出装
置18、とを設けている。
【0024】吸気系Kaは、外部からの吸入空気Aを導
く吸気管2と、図示しない燃料供給源から燃料ガスFを
導く燃料管3と、空気Aと燃料ガスFを撹拌混合する混
合器6と、混合器6と吸気ポート9を接続する予混合気
管4と、予混合気管に設けられた還流部13と、還流部
13の下流(即ち吸気ポート9側)に設けられた温度セ
ンサ16と、で構成されている。
【0025】なお、吸気ポート9は、予混合気Gに加え
て還流ガスegを吸気し供給できるよう構成されてい
る。
【0026】噴射系Iaは、軽油タンク22と、機関8
に軽油を噴射する噴射装置26と、軽油タンク22と噴
射装置26とを第1の弁24を介して連結する配管23
と、で構成されている。
【0027】排気系Haは、機関8に装着された排気管
10によって、燃焼した排気ガスEgが図示しないマフ
ラに向けて排出されるよう構成されている。また、排気
管10に排気還流装置EGRが設けられている。排気還
流装置EGRは、排気管10に設けられた分岐部11
と、前記還流部13と、分岐部11と還流部13とを排
気還流弁である第2の弁14を介して連結する還流管1
2、とにより構成され、排気ガスEgの1部egを吸気
側に還流するよう設けられている。
【0028】なお、還流部13は、還流ガスeg中の異
物等による混合器6の閉塞を避けるために、前記のよう
な混合器6の下流にすることが好ましい。
【0029】運転状態検出装置18は、機関8のシリン
ダヘッド8aに装着されて、筒内圧の検出および機関回
転速度、油水温等を集信する機能を有し、第2の信号線
20を介して総合制御装置12に連結されている。
【0030】総合制御装置28はコンピュータを含んで
構成され、前記のように、第2の信号線20を介して運
転状態検出装置18と連結され、第1の信号線17を介
して温度センサ16と連結され、第1の制御線27を介
して第1の弁24と連結され、第2の制御線15を介し
て第2の弁14と連結されている。そして、総合制御装
置28は、たとえば、筒内圧、燃焼タイミング、回転速
度、その他を変数とする基準の運転標準マップ等を記憶
内蔵しており、そのマップを参照して演算その他の必要
な処理を行って、第1、第2の制御線27及び15を介
して第1、第2の弁24、14を制御している。
【0031】上記構成による予混合圧縮自着火機関8の
加熱装置の始動について、図1を参照して、図2のフロ
ーチャートによって説明する。
【0032】先ず、始動を確認し(ステップS1)、N
Oであればスタンバイし、YESであれば予混合気Gの
吸気と共に、第1の弁24を開とし軽油を噴射装置26
によって機関8に噴射供給し、ディーゼル運転で始動す
る。排気ガスEgは、1部が還流管12によって還流さ
れ還流ガスegとなって還流部13で予混合気Gに混入
し、予混合気Gを加熱する。この、軽油によるディーゼ
ル運転によって機関8は暖機され排気ガス、還流ガスが
昇温し、予混合気Gへの加熱が増加して、自着火条件に
近ずく。そして、温度センサ16による予混合気温度検
出信号と、運転状態検出装置18による筒内圧、その他
の検出信号を、総合制御装置28がマップ等を参照判定
し、そして、予混合気Gが所定の高温となって、自着火
条件に達したか否かを判定する(ステップS2)。自着
火条件に未達であれば(ステップS2がNO)、第1の
弁24を開のままとして軽油によるディーゼル運転を続
け(ステップS3)、ステップS2に戻る。
【0033】一方、ステップS2の判定で自着火条件が
達成されていれば(ステップS2がYES)、第1の弁
24を閉にし燃料ガスFと空気Aとの予混合気Gのみの
運転に切り換える(ステップS4)。次に、ステップS
5で運転を継続するか否かを判断し、運転の継続するな
らば、NOを選択してステップ2に戻り、運転を終了す
るのであればYESを選択して運転を終了する。
【0034】次に、図1における排気還流egの制御
を、図3のフローチャートによって説明する。まず、始
動を確認し(ステップS11)、NOであればスタンバ
イし、YESであれば予混合気Gを吸気して始動し、還
流させて始動運転する。始動をしたならば(ステップS
11がYES)、予混合気Gと還流ガスegの混合気の
温度を温度センサ16によって検出する(ステップS1
2)。この予混合気の検出温度が運転条件に合致してい
るか否かを総合制御装置28がマップ等を参照して判定
して、予混合気温度を適正なものにするための還流量e
gを計算する(ステップS13)。例えば、予混合気温
度が低ければ、還流量egが増加されて加熱が大になる
よう計算で求められる。ステップS13の計算結果から
求められた還流制御量に従って、第2の弁14の開度が
制御され(ステップS14)、適正加熱された混合気に
よって自着火運転が行われる。
【0035】次に、ステップS15で運転を継続するか
否かを判断し、運転の継続をするならばNOを選択して
ステップS12に戻り、運転を終了するならばYESを
選択して運転を終了する。
【0036】図4は、本発明の別の実施形態を示し、吸
入空気Aと燃料ガスGとを、付設した温水加熱装置Qh
と、排気ガスEgとによって加熱する構成を示してい
る。前記第1の実施形態と異なる部分を主として説明す
る。図4において、前記第1の実施形態と構成及び機能
が同一の装置、部材等については、同一の符号を使用し
ている。
【0037】吸気系Kbは、空気Aを導く吸気管32
と、吸気管に設けられた熱交換部32hと、燃料ガスF
を導く燃料ガス管33と、燃料ガス管33に設けられた
熱交換部33hと、加熱された空気Aと燃料ガスFを撹
拌混合する混合器36と、混合器36と吸気室9を接続
す予混合気管34と、混合器36の下流に設けられた温
度センサ16、とにより構成されている。
【0038】温水加熱装置Qhは、高温水を蓄える温水
槽40と、後記する熱交換器Qeに温水を供給する温水
配管54と、温水槽40内の水を加熱する温水加熱手段
36と、温水槽40に付設されたクーリングタワー46
と、温水槽40と機関8の冷却系を連結する冷却水配管
51、53と、温水槽40の水温を所定値に保つよう調
整する温水温度調整装置48、とにより構成されてい
る。
【0039】温水配管54は、一端が温水槽40の上部
に接続され、温水制御弁55を介して熱交換器Qeに連
通しており、熱交換器Qeに設けられた熱交換部54h
を経由して温水槽40に接続され、温水が循環するよう
構成されている。
【0040】温水加熱手段36は、例えば電熱による温
水加熱器36aと、温水槽40内部に配置された温水加
熱部材38と、温水加熱器36aと温水加熱部材38と
を結ぶ配線39、とにより構成されている。
【0041】クーリングタワー46は、温水槽40に配
管46a、46bで接続されて、温水槽40の余剰熱量
を放出するよう構成されている。
【0042】温水温度調整装置48は、第2の信号線4
9を介して水温計測装置29に連結され、に第3の制御
線47を介してクーリングタワー46に連結され、第4
の制御線50を介して温水加熱器36aに連結され、信
号線49からの信号に基づいてクーリングタワー46に
よる放熱と、温水加熱手段36による加熱とを制御する
よう構成されている。
【0043】排気系Hbは、排気管10と、排気管10
に設けられた分岐部41と、分岐部41に装着され排気
分岐弁44を介して熱交換器Qeに接続される排気分岐
管42、とにより構成されている。
【0044】熱交換器Qeは、密閉された断熱材容器内
に、排気分岐管42に介装される熱交換部42hと、燃
料ガス管33に接続される熱交換部33hと、吸気管3
2に接続される熱交換部32hと、温水配管54に接続
される熱交換部54hと、が装着され、熱交換部42h
と54hが管内熱量を放熱し、熱交換部33h、32h
が受熱するよう構成されている。
【0045】総合制御装置58は、コンピュータを含ん
で構成され、第1の信号線37を介して温度センサ16
に連結され、第1の制御線45を介して排気分岐弁44
に連結され、第2の制御線46を介して温水制御弁55
に連結されている。また、予混合気Gの温度その他から
始動、通常運転それぞれに応じて排気分岐弁44および
温水制御弁48を制御する機能を有している。
【0046】上記図4の実施形態による装置の燃料ガス
Fおよび吸入空気Aの加熱に関する温水制御の作用を、
図5に示すフローチャートによって説明する。
【0047】まず、始動を確認し(ステップS21)、
NOであればスタンバイし、YESであれば温水制御弁
55を全開して、温水槽40からの高温水の保有する熱
量により、熱交換部54hを介して、燃料ガスFおよび
吸入空気Aを加熱する。また、機関8の冷却水を加熱し
て暖機させる必要があれば、冷却配管51、53によっ
て温水を供給する。なお、温水槽40からの熱交換部5
4hへの供給熱量を安定させるために、温水温度調整装
置48が水温計測装置29の検出値にもとづいて温水加
熱手段36およびクーリングタワー46を制御して温水
槽内の水温を所定の一定温度に保つよう管理している。
【0048】始動後(ステップS1がYES)、機関8
は暖機され、自着火の条件が整っていくと、温水制御弁
55の開度は徐々に所定量に減小され(図7の弁開度と
運転時間との関係参照)、暖機の為に供給される熱量が
減少する(ステップS22)。
【0049】次に温度センサ16によって予混合気Gの
温度が検出され(ステップS23)、その予混合気Gの
温度が所定値以上になっているか否かを判定する(ステ
ップS24)。ステップS24がYESであれば、ステ
ップS25に進む。ステップS24がNOであれば、温
水制御弁55の開度を所定量だけ増加して、予混合気G
を加熱させステップS25に進む(ステップS26)。
この予混合気Gの加熱を所定時間継続させて安定運転さ
せるために、温水制御弁55の開度を変更してからの所
定時間経過を確認をする(ステップS25)。所定時間
経過していなければ(ステップS25がNO)、ステッ
プS25をループし、所定時間経過していれば(ステッ
プS25がYES)、ステップS27に行く。ステップ
S27では運転を継続するか否かを判断し、運転の継続
をするならばNOを選択してステップS22に戻り、終
了であればYESを選択して運転を終了する。
【0050】前記図4の実施形態における分岐排気ガス
量制御の作用を、図6に示すフローチャートによって説
明する。
【0051】前記図5の温水加熱と同様に始動する(ス
テップS31)。機関8は、通常運転の圧縮自着火運転
で生ずる排気ガスの分岐によって燃料ガスFおよび空気
Aが加熱され、高温予混合気Gとなって運転され、排気
分岐弁44の開度は減少される(図7で示す運転経過時
間と排気分岐弁44開度との関係参照:ステップS3
2)。
【0052】予混合気Gの温度が温度制御装置16によ
って計測検出される(ステップS33)。計測された予
混合気Gの温度から、予混合気Gを所定の温度にするた
めの排気分岐量が総合制御装置58によって計算される
(ステップS34)。ステップS34で求めた排気分岐
量に対応する開度となるように、排気分岐弁44が制御
される(ステップS35)。ステップS36では運転を
継続するか否かについて判定され、運転を継続する場合
は、NOを選択してステップS33に戻り、運転を終了
するならばYESを選択する。
【0053】図8は、前記図4における温水加熱装置Q
hの電熱による温水加熱手段36の代わりに、任意公知
のバーナーで温水を加熱する構成を示している。図4の
構成と異なる部分を主として説明する。図8に明記され
ない装置、部材は図4の符号を重複使用する。
【0054】温水加熱手段60は、温水槽40の下部に
装着されたバーナー63と、バーナー63に燃料を供給
するバーナー燃料管61と、で構成されている。バーナ
ー燃料管61は、図示しない燃料供給源に接続されてい
る。また、バーナー燃料管61に燃料供給を調整する温
水燃料制御弁62が介装されている。
【0055】温水温度調整装置68は、第2の信号線6
5を介して水温計測装置29に連結され、制御線64を
介して温水燃料制御弁62に連結され、制御線47を介
してクーリングタワー46に連結されて、信号線65を
介して伝達される水温信号に基づいて温水燃料の供給制
御と、クリングタワー46の制御をするよう構成されて
いる。熱交換器Qeへの温水熱の供給に関する装置構成
は、図4の実施形態と同様である。
【0056】本実施形態による作用では、温水槽40の
加熱がバーナー63によって急速加熱が容易に行われ
る。
【0057】図9は、前記図4における吸気系Kbの燃
料ガス加熱を、燃料ガスFと吸入空気Aとの混合後に熱
交換器Qfで加熱する構成を示している。図4の構成と
異なる部分を主として説明する。
【0058】吸気系Kdは、燃料ガスFを導く燃料管3
3と、空気Aを導く吸気管32と、燃料ガスFと空気A
とを撹拌混合する混合器76と、混合器76と機関8を
接続する予混合気管74と、予混合気管74に介装され
た熱交換部72と、熱交換部72の下流に設けられた温
度センサ78、とにより構成されている。
【0059】熱交換器Qfに熱を供給する熱交換部42
hおよび54hの構成機能は上述した実施形態と同じで
ある。また熱交換部42hに温水を供給する温水加熱手
段は、図8に示すバーナー加熱でもよい。
【0060】本実施形態の作用では、混合器76で予混
合された予混合気Gが、熱交換器Qf内で熱交換部72
によって加熱される。排気ガスの分岐排気ガスegによ
る熱交換部42hの放熱、温水加熱装置Qhによる熱交
換部54hの放熱は、いづれも前記実施形態と同じであ
る。
【0061】図10は本発明の別の実施形態を示し、燃
料ガスF及び吸入空気Aの加熱を、軽油燃焼の排気ガス
を予混合気Gへ注入して加熱する方式と、燃料ガスFと
空気Aを温水で加熱する方式と、これらの方式のどちら
か一方を選択し或いは同時に実施できる実施形態を示し
ている。前記図4の実施形態と異なる部分を主に説明す
る。図4の構成、機能と同じ装置、部材等は同符号を重
複して使用する。
【0062】吸気系Kdは、吸入空気Aを導く吸気管8
2と、吸気管82に設けられた熱交換部82hと、燃料
ガスFを導く燃料ガス管83と、燃料ガス管83に設け
られた熱交換部83hと、加熱された空気Aと燃料ガス
Fを撹拌混合する混合器86と、混合器86と吸気室9
を接続す予混合気管84と、予混合気管84に設けられ
た還流部93と、還流部93の下流に設けられた温度セ
ンサ96、とから構成されている。
【0063】排気系Hdは、排気管10と、排気管10
に設けられた分岐部41と、分岐部41に装着され排気
分岐弁44を介して熱交換器Qeに接続される第1の排
気分岐管100と、熱交換器Qeを経由した排気ガスを
外部に導く第2の排気管101と、第2の排気管101
に設けられた第2の分岐部102と、第2の分岐部10
2と還流部93に接続される還流管103と、還流管1
03に設けられた第2の分岐弁104、とから構成され
ている。
【0064】総合制御装置108は、コンピュータを含
んで構成され、第1の信号線37を介して温度センサ9
6に連結され、第2の信号線20を介して運転状態検出
装置18に連結され、第1の制御線27を介して第1の
弁24に連結され、第2の制御線15を介して排気分岐
弁44に連結され、制御線105を介して第2の分岐弁
104に連結され、第3の制御線46を介して温水制御
弁55に連結されている。そして、予混合気Gの温度、
燃焼状態その他から始動、通常運転それぞれに応じて、
第1の弁24、排気分岐弁44および温水制御弁55を
制御する機能を有している。
【0065】軽油噴射系Iaおよび温水加熱装置Qh
は、前記図4の構成と同じである。
【0066】上記図10の構成による装置の燃料ガスF
および吸入空気Aの加熱に関する作用を説明する。
【0067】始動時は、軽油タンク22の軽油を噴射装
置26によって噴射供給してディーゼル運転し、予混合
気Gに排気ガスEgの1部egを注入する。予混合気G
は排気ガスegの熱量によって加熱され自着火性を高め
る。また、同時に温水加熱装置Qhからの温水によって
熱交換器Qeで予混合気Gが加熱され、自着火性が高め
られる。運転時間の経過にともなって機関8の暖気と相
俟って予混合気Gの自着火性は向上し、総合制御装置1
08が図7に示す排気分岐弁44と第2の排気分岐弁お
よび温水制御弁55の開度に制御して、自着火条件を整
え、予混合気Gのみによる運転にする。この際、機関8
の暖気のために温水槽40から冷却水配管51、53に
よって高温水を送水する。上記の過程において、総合制
御装置108により、運転状態検出装置18から筒内圧
のデータが、温度センサ96から予混合気Gの温度デー
タが計測され、第1の弁24と排気分岐弁44と第2の
排気分岐弁104と温水制御弁55への制御信号が送出
される。
【0068】通常運転時は、前記の軽油燃焼がなく、燃
料ガスFおよび吸入空気Aの加熱は、温水加熱と排気ガ
スegによる熱交換の加熱によって行われる。この場合
は、第2の排気分岐弁104は閉止され、排気ガスeg
は還流することなくマフラーに流出する。
【0069】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に列挙する。 (1) 始動時に、噴射装置で軽油を噴射供給してディ
ーゼル燃焼させ、その排気ガスの1部を還流させて供給
空気、燃料ガス、または混合気を加熱するので、従来の
ような特別な加熱装置によることなく自着火が可能にな
る。筒内圧および燃料ガス温度を検出して軽油噴射量の
制御および還流ガス量の調節を行うので確実な始動がで
きる。従って大容量の吸気加熱器の設置、供給エネルギ
ーの供給、を省略または低減でき、また、始動所用時間
が短縮される。 (2) 機関に熱交換器を付設し、排気ガスの熱と付設
の温水加熱装置からの温水熱によってに燃料ガス、吸入
空気または混合気を加熱すれば、より少ない供給エネル
ギーでも自着火性の高い吸気を供給できるようになる。 (3) 機関に熱交換器を付設し、通常運転時に、排気
ガスで燃料ガス、吸入空気または混合気を加熱すれば、
自着火性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す装置の構成図。
【図2】図1の軽油噴射の制御の作用を示すフローチャ
ート。
【図3】図1の還流制御の作用を示すフローチャート。
【図4】本発明の別の実施形態を示す装置の構成図。
【図5】図4の熱交換用の温水流量制御の作用を示すフ
ローチャート。
【図6】図4の還流制御の作用を示すフローチャート。
【図7】図4の温水制御弁と排気分岐制御弁の開度/時
間を示す図。
【図8】本発明の別の実施形態を示す装置の構成図。
【図9】本発明の別の実施形態を示す装置の構成図。
【図10】本発明の別の実施形態を示す装置の構成図。
【図11】従来の予混合圧縮自着火機関の構成図。
【符号の説明】
A・・・吸入空気 F・・・燃料ガス EGR・・排気還流装置 Eg・・排気ガス eg・・還流ガス G・・・予混合気 2・・・吸気管 3・・・燃料ガス管 4・・・予混合気管 6・・・混合器 8・・・機関 8a・・シリンダヘッド 9・・・吸気室ポート 10・・排気管 11・・分岐部 12・・還流管 13・・還流部 14・・第2の弁 15・・第2の信号線 16・・温度センサ 17・・第1の信号線 18・・運転状態検出装置 20・・第2の信号線 22・・軽油タンク 23・・配管 24・・第1の弁 26・・噴射装置 27・・第1の制御線 28・・総合制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 17/08 F02N 17/08 H (72)発明者 中 川 健 司 神奈川県平塚市宮松町15−10−715 (72)発明者 川 端 康 晴 神奈川県横浜市磯子区汐見台3−3−3308 −304 Fターム(参考) 3G023 AA08 AB05 AC01 AG00 3G062 AA01 BA00 CA01 GA06 GA10 GA12 GA15 GA18 3G301 HA02 JA03 KA01 LA01 MA01 PA10A PD15A PE08A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関において、排気還流装置と、着火剤
    噴射装置と、前記機関の運転状態を検出する運転状態検
    出装置と、予混合気の温度を検出する温度センサと、前
    記運転状態検出装置の検出信号と前記温度センサの検出
    信号とを受信して着火剤供給量と排気還流量を制御する
    ように構成された総合制御装置、とを含んで構成される
    ことを特徴とする予混合圧縮自着火機関。
  2. 【請求項2】 請求項1の予混合圧縮自着火機関の運転
    方法において、前記機関に着火剤噴射装置から着火剤を
    噴射する工程と、着火剤によってディーゼル燃焼した排
    気ガスの1部を吸気側に還流し前記予混合気に注入して
    予混合気を加熱する工程と、前記機関に装着した運転状
    態検出装置からの筒内圧信号に基いて自着火条件が整っ
    たか否かを判断する工程と、自着火条件が整った状態で
    着火剤噴射をカットして予混合気のみによる運転に切り
    換える工程、とを有することを特徴とする予混合圧縮自
    着火機関の運転方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の予混合圧縮自着火機関の運転
    方法において、前記機関に着火剤噴射装置から着火剤を
    噴射する工程と、ディーゼル燃焼した排気ガスの1部を
    吸気側に還流し前記予混合気に注入して予混合気を加熱
    する工程と、該加熱された予混合気の温度を検出する工
    程と、前記工程における検出結果に基いて、予混合気の
    温度を所定値にするための排気ガス還流量を計算し、排
    気還流弁の開度を計算された排気ガス還流量に対応する
    開度に制御する工程、とを有することを特徴とする予混
    合圧縮自着火機関の運転方法。
  4. 【請求項4】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関において、燃料ガス、吸入空気また
    はこれらの混合気を加熱する熱交換器と、前記機関の排
    気管に設けられた分岐部を介して前記熱交換器に接続さ
    れている排気分岐管と、前記機関に付設されて前記熱交
    換器に温水を供給する温水加熱装置と、前記熱交換器で
    加熱された燃料ガス、吸入空気或いはそれ等の混合気の
    温度を検出する温度センサと、該温度センサの検出結果
    に基いて排気ガス分岐量と温水の供給量とを調節制御す
    る機能を有する総合制御装置、とを備えていることを特
    徴とする予混合圧縮自着火機関。
  5. 【請求項5】 請求項4の予混合圧縮自着火機関の運転
    方法において、前記機関の始動時に温水加熱装置から熱
    交換器へ温水を供給する温水供給工程と、該熱交換器に
    より前記燃料ガス及び吸入空気或いは前記予混合気を加
    熱する工程と、加熱された燃料ガス及び吸入空気或いは
    前記予混合気の温度を検出する温度検出工程と、該温度
    検出工程で検出された温度に基いて前記温水供給工程に
    おける温水の供給量を調節制御して前記予混合気の温度
    を所定温度に制御する制御工程、とを有することを特徴
    とする予混合圧縮自着火機関の運転方法。
  6. 【請求項6】 請求項4の予混合圧縮自着火機関の運転
    方法において、前記機関の排気ガスと熱交換を行う熱交
    換器により燃料ガス及び吸入空気或いは予混合気を加熱
    する工程と、加熱された燃料ガスと吸入空気或いは混合
    気の温度を検出する温度検出工程と、温度検出工程によ
    り検出された温度に基いて還流するべき排気ガスの還流
    量及びそれに対応する弁開度とを決定する弁開度決定工
    程と、排気分岐弁の開度を前記弁開度決定工程で決定さ
    れた弁開度に制御する工程、とを有することを特徴とす
    る予混合圧縮自着火機関の運転方法。
  7. 【請求項7】 燃料ガスと吸入空気を予め混合させた予
    混合気を高圧縮比のピストンで自着火させて運転する予
    混合圧縮自着火機関において、燃料ガス及び吸入空気或
    いはこれらの混合気を加熱する熱交換気器と、前記機関
    の排気管に設けられた分岐部を介して前記熱交換器に接
    続された第1の排気分岐管と、該排気分岐管に設けられ
    た第2の分岐部を介して機関の吸気側に接続された還流
    管と、前記機関に付設されて前記熱交換器に温水を供給
    する温水加熱装置と、前記熱交換器で加熱された燃料ガ
    ス及び吸入空気或いはこれらの混合気の温度を検出する
    温度センサと、該温度センサの検出結果に基いて前記排
    気ガス分岐量と前記還流管を流れる排気ガス量と前記熱
    交換器に供給される温水の供給量とを調節制御する機能
    を有する総合制御装置、とを備える構成としたことを特
    徴とする予混合圧縮自着火機関。
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