JP2000240158A - 地下室を設けたユニット建物構造 - Google Patents

地下室を設けたユニット建物構造

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JP2000240158A
JP2000240158A JP11043166A JP4316699A JP2000240158A JP 2000240158 A JP2000240158 A JP 2000240158A JP 11043166 A JP11043166 A JP 11043166A JP 4316699 A JP4316699 A JP 4316699A JP 2000240158 A JP2000240158 A JP 2000240158A
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basement
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造設計及び施工作業が容易で、製造コストの
増大を抑制できる地下構造体を設けたユニット建物構造
を提供する。 【解決手段】所定のモジュール寸法の箱型建物ユニット
10を組み合わせて上部構造体11を形成する地下室3
5を設けたユニット建物構造である。上部構造体11の
下方には、上部構造体11を構成する箱型建物ユニット
10と略同一モジュール寸法の端部用箱型鋼製地下ユニ
ット12,22を埋設することにより、地下構造体13
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、施工作業が容易で、
堅牢な地下構造体を設けたユニット建物構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、図19に示す特開平6−2879
66号公報等に記載されているような地下ユニットと上
部の建物との連結構造が知られている。
【0003】このようなものでは、上部建物1の基礎2
から露出した配筋3…を、地下ユニット4の側壁5から
突設させた鉄筋6…に接続することにより、上部建物1
と前記地下ユニット4とを所定の強度で連結する。
【0004】このように構成された従来の地下ユニット
と上部の建物との連結構造では、上部建物1の一部を切
除して地下ユニットを設置した際に、上部建物1の荷重
が偏っても、上部建物1に不等沈下が発生しないように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の地下室を設けた地下ユニットと上部の建物と
の連結構造では、建築毎に上部建物の重量を計算して地
下室の構造設計を行わなければならず、製造効率が良好
であるとは言い難かった。
【0006】また、前記地下ユニットは、上部構造体の
資材と別途、ストック及び搬送しなければならず、この
点においても施工効率が良好ではない。
【0007】しかも、上部建物の下階へ下る階段入り口
部と、地下室に設けられる階段との位置関係が、施工現
場毎に異なる可能性があり、一致させるように個別に設
計等する必要があった。
【0008】そこで、この発明は、構造設計及び施工作
業が容易で、製造コストの増大を抑制できる地下構造体
を設けたユニット建物構造を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、所定のモジュール寸法の
箱型建物ユニットを組み合わせて上部構造体を形成する
地下構造体を設けたユニット建物構造において、前記上
部構造体の下方には、上部構造体を構成する箱型建物ユ
ニットと略同一モジュール寸法の箱型鋼製地下ユニット
を埋設することにより、地下構造体を形成する地下室を
設けたユニット建物構造を特徴としている。
【0010】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記上部構造体の下方には、上部構造体を構成す
る箱型建物ユニットと略同一モジュール寸法の箱型鋼製
地下ユニットが埋設されることにより、地下室が形成さ
れる。
【0011】このため、上部構造体から地下構造体に与
えられる重量は、容易に計算できて、地下室の構造設計
を建築物毎に行う必要がない。
【0012】また、箱型鋼製地下ユニットのモジュール
寸法が、上部構造体の箱型建物ユニットのモジュール寸
法と略同一モジュール寸法であるので、搬送及びストッ
クが、該上部構造体の箱型建物ユニットと同様に行え
る。このため、従来のように別途資材等を搬送等する必
要なく、一括して扱え、施工性が良好である。
【0013】また、請求項2に記載されたものでは、前
記箱型鋼製地下ユニットは、上面視で、前記上部構造体
の箱型建物ユニット投影面積内に設けられている請求項
1記載の地下室を設けたユニット建物構造を特徴として
いる。
【0014】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記箱型鋼製地下ユニットが、上面視で、前記上
部構造体の投影面積内に設けられているので、該箱型鋼
製地下ユニットの周囲に設けられる基礎と連結させるこ
とにより、不等沈下が防止される。
【0015】また、箱型鋼製地下ユニットの上面部で、
基礎上面部を構成することにより、工場精度の水平面
で、該基礎上面部を形成出来、更に上部構造体の構築を
容易とすることが出来る。
【0016】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記上部構造体を構成する建物ユニットの床面部の周囲に
設けられた相互に直交する側辺部は、前記地下室を構成
する地下ユニットの上面部の周囲に設けられた相互に直
交する側辺部と、上面視で一致するように構成されてい
る請求項1又は2記載の地下室を設けたユニット建物構
造を特徴としている。
【0017】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記上部構造体を構成する建物ユニットの床面部
の周囲に設けられた相互に直交する側辺部が、前記地下
室を構成する地下ユニットの上面部の周囲に設けられた
相互に直交する側辺部と、上面視で一致することによ
り、前記建物ユニットの床面部と前記地下ユニットの上
面部とが対向位置に固定される。
【0018】このため、例えば、上部建物ユニットの床
面部に形成される下階へ下る階段入り口部開口の位置
と、地下室の上面部に設けられる階段の上部開口の位置
とを一致させることが出来る。
【0019】従って、例えば、階段室、吹き抜け等の多
彩な設計プランも、個別設計を行う必要なく、一義的に
決定できる。
【0020】
【発明の実施の形態1】以下、この発明の実施の形態1
を図面に基づいて説明する。
【0021】図1乃至図16は、この発明の実施の形態
1の地下室を設けたユニット建物構造を示している。
【0022】このユニット建物1は、妻方向長さを桁方
向長さに比して長く設定される複数の箱型建物ユニット
10…によって主に構成されている。これらの所定のモ
ジュール寸法に規格化された箱型建物ユニット10…は
工場で生産されて、これらの建物ユニット10…を建築
現場で組み合わせることにより、ユニット建物の上部構
造体11を短期間で構築するものである。
【0023】この建物ユニット10では、図1に示すよ
うに、フレーム枠体としての金属製の一対の天井梁10
a,10a及び妻梁10b,10bで構成された略矩形
形状の上面部10cと、フレーム枠体としての一対の床
梁10d,10d及び妻梁10e,10eで構成された
略矩形形状の床面部10fとが、ジョイントピース10
g…を介して、各々四本の中空の柱材10h…の上,下
端部に接合されて、略箱型形状のラーメン構造体が形成
されている。そして、このラーメン構造体の周囲に内,
外壁面部材10iが貼設されている。
【0024】また、この上部構造体11の下方には、上
部構造体11を構成する前記箱型建物ユニット10と略
同一モジュール寸法の箱型鋼製地下ユニットとしての端
部用箱型鋼製地下ユニット12,22が埋設されること
により、地下構造体13が形成されている。
【0025】この端部用箱型鋼製地下ユニット12は、
図2に示すように、主に、防水性能を有する鋼板製外板
部材14と、内壁部材15と、これらの鋼板製外板部材
14及び内壁部材15との間に介在される複数のH字型
鋼材16…、及び開口部12aの周縁に設けられるCチ
ャネル型鋼材17と、断熱材18等とから主に構成され
ている。
【0026】このうち、H字型鋼材16とCチャネル型
鋼材17とは、各々床、両側壁、天井に周状となるよう
に配設されることにより、側面視ロ字状を呈するように
接続されている。
【0027】また、前記端部用箱型鋼製地下ユニット1
2の上面部12bのコーナ四隅部には、前記箱型建物ユ
ニットを連結する四本の固定ボルト19…が立設されて
いる。
【0028】この端部用箱型鋼製地下ユニット12のコ
ーナ部近傍の妻側側面12cには、前記鋼板製外板部材
14に溶接される補助柱部材20,20が設けられてい
る。この補助柱部材20は、前記端部用箱型鋼製地下ユ
ニット12の高さと略同じ高さ方向長さを有する長尺形
状を呈して、下端部を地下構造体13の基礎に固定され
ると共に、上端部20aに立設された固定ボルト20b
を前記箱型建物ユニット10の下縁部に連結するように
構成されている。
【0029】更に、この端部用箱型鋼製地下ユニット1
2のコーナ部近傍の桁側側面12には、前記鋼板製外板
部材14にボルトによって着脱自在となる補助柱部材2
1,21が設けられている。この補助柱部材21は、前
記端部用箱型鋼製地下ユニット12の高さと略同じ高さ
方向長さを有する長尺形状を呈して、下端部を地下構造
体13の基礎に固定されると共に、上端部21aに立設
された固定ボルト21bを前記箱型建物ユニット10の
下縁部に連結するように構成されている。
【0030】また、前記端部用箱型鋼製地下ユニット2
2は、前記端部用箱型鋼製地下ユニット12と略同様に
構成されると共に、上面部12bの所定位置には、階段
23の上部開口24が形成されている。
【0031】次に、この実施の形態1の地下室を設けた
ユニット建物構造の作用について説明する。
【0032】この地下室を設けたユニット建物構造で
は、図2中に示すように、建設現場において、地盤調
査、及び整地が行われた後、土留め、根切り、山留めが
行われる。掘削幅は、桁端面より400mm、妻端面よ
り200mmである。
【0033】掘削された底面部25には、砕石が敷き詰
められて、充分転圧作業が行われ、捨てコンクリートが
打たれる。捨てコンクリートは、厚さ50mm以上と
し、Fc135kg/平方cm以上としている。
【0034】この上に、配筋及びアンカーセットが行わ
れて、固定ボルト26…の突設位置が決定される。そし
て、厚さ300〜500mm、Fc180kg/平方c
m以上となるように生コンクリートが打たれた後、空練
りモルタルが、厚さ25mmでレベル調整を行いながら
敷き込まれる。
【0035】次に、前記箱型鋼製地下ユニット12,2
2が、上面視で、前記上部構造体11の箱型建物ユニッ
ト10,10の投影面積内に入るように載置される。
【0036】次に、図1に示すように、前記上部構造体
11の一階部分の前記箱型建物ユニット10…を、床面
部10fの周囲に設けられた相互に直交する側辺部の床
梁10d及び妻梁10eが、前記地下室を構成する前記
端部用箱型地下ユニット12,22の上面部の周囲に設
けられた相互に直交する側辺部と、上面視で一致するよ
うに、載置される。
【0037】図3に示すA−A方向矢視図では、コーナ
部の上面から立設された固定ボルト19を前記妻梁10
eのボルト挿通孔に挿通させて、更に、レベル調整用亜
鉛メッキ鋼板31を介在させて、ナット部材30によっ
て締結している。このため、図4に示すように、妻側側
面12cのCチャネル鋼材17は、前記妻梁10fと上
面視方向で一致している。
【0038】また、図5に示すように、妻側側面12c
のCチャネル鋼材17は、前記桁梁10dと上面視方向
で一致している。
【0039】更に、図6に示すように、前記端部用箱型
地下ユニット12と、端部用箱型地下ユニット22とが
対向する図1中矢視B−B線部分では、前記端部用箱型
地下ユニット12と、端部用箱型地下ユニット22との
境界部分が、前記箱型建物ユニット10,10の境界と
上面視方向で一致している。
【0040】そして、図7に示すように前記桁側側面1
2dに連結された前記補助柱部材21の固定ボルト21
bが、桁側側面12dから側方へ突出した図1中矢視E
−E線部分では、、この端部用箱型地下ユニット22の
上部に配設される前記箱型建物ユニット10の桁方向に
隣接して配設される他の箱型建物ユニット10を連結し
て、下方から支持する。すなわち、図8に示すようにこ
の隣接配置される箱型建物ユニット10の妻梁10e
は、前記補助柱部材21内の強度部材であるCチャネル
鋼材17と上面視方向で一致している。
【0041】また、予め工場内で、溶接により前記鋼板
製外板部材14に固着された前記補助柱部材20,20
に加えて、更に、前記補助柱部材21,21が、複数の
ボルト部材27及びナット部材28で、図9及び10に
示すように前記鋼板製外板部材14に固定される。そし
て、前記底面部25の基礎25aから立設される固定ボ
ルト26…を、前記箱型鋼製地下ユニット12,22の
下面部に設けられたボルト挿通孔12e…及び、補助柱
部材21のボルト挿通孔21cに挿通させて、ナット部
材29…によって固定される。
【0042】また、図11に示した図1中矢視I−I線
部分では、前記端部用箱型鋼製地下ユニット12の桁側
側面12dに位置するCチャネル鋼材17も、前記桁梁
10dと上面視方向で一致され、固定具32及びボルト
部材33で固定されている。
【0043】そして、図12に示した図1中矢視J−J
部分では、予め溶接で、鋼板製外板材14に固定された
補助柱部材20の固定ボルト20bが、妻側側面12d
から側方へ突出した位置で、この端部用箱型地下ユニッ
ト12の上部に配設される前記箱型建物ユニット10の
妻方向に隣接して配設される他の箱型建物ユニット10
を連結して、下方から支持する。すなわち、図13に示
すようにこの隣接配置される箱型建物ユニット10の床
梁10dは、前記補助柱部材21内の強度部材であるC
チャネル鋼材17と上面視方向で一致している。
【0044】また、図14に示した図1中L−L線に沿
う断面では、隣接配置される箱型建物ユニット10の妻
梁10eは、前記鋼板製外板材14に固定された支持部
材34の上面部34aに載置されると共に、この支持部
材34と上面視方向で一致され、固定具32及びボルト
部材33で固定されている。
【0045】更に、図15に示した図1中矢視M−M部
分では、前記端部用箱型鋼製地下ユニット22の各Cチ
ャネル型鋼材17,17に、上部に載置される箱型建物
ユニット10のコーナ部の各床梁及び妻梁が、上面視方
向で一致するように載置されている。また、各補助柱部
材20又は21,21の上部には、各々四方から突き合
わされる箱型建物ユニット10,10が載置されて支持
されて、各箱型建物ユニット10,10の鉛直荷重は、
各補助柱部材20又は21,21により、直接、前記基
礎25aに伝達される。
【0046】このように、前記上部構造体11の下方に
は、上部構造体11を構成する箱型建物ユニット10と
略同一モジュール寸法の端部用箱型鋼製地下ユニット1
2,22が埋設されることにより、地下室35が形成さ
れる。
【0047】このため、上部構造体11から地下構造体
13に与えられる重量は、例えば2階建てであれば、略
一つの箱型建物ユニット10の2倍であると、容易に計
算できて、地下室35を構築しようとする際にも構造設
計を建築物毎に行う必要がない。
【0048】また、箱型鋼製地下ユニット12,22の
モジュール寸法が、上部構造体11の箱型建物ユニット
10のモジュール寸法と略同一モジュール寸法であるの
で、搬送及びストックが、これらの上部構造体11の箱
型建物ユニット10…と同様に行える。このため、従来
のように別途資材等を搬送等する必要なく、一括して扱
え、施工性が良好である。
【0049】また、前記端部用箱型鋼製地下ユニット1
2,22が、上面視で、前記上部構造体11の投影面積
内に設けられているので、端部箱型鋼製地下ユニット1
2,22の周囲に設けられる各基礎36,37等と連結
させることにより、不等沈下が防止される。
【0050】また、前記端部用箱型鋼製地下ユニット1
2,22の上面部12b,12bに直接、前記箱型建物
ユニット10を載置する構成により、工場精度の水平面
で形成された前記端部用箱型鋼製地下ユニット12,2
2の上面部12b,12bを用いて、精度の良好な基礎
を構成し、更に上部構造体11の構築を容易とすること
が出来る。
【0051】更に、前記上部構造体11を構成する箱型
建物ユニット10の床面部10fの周囲に設けられた相
互に直交する側辺部としての床梁10d及び妻梁10e
が、前記地下室35を構成する端部用箱型鋼製地下ユニ
ット12,22の上面部12bの周囲に設けられた相互
に直交する側辺部である前記各Cチャネル鋼材17及び
このCチャネル鋼材17に沿って貼設された各鋼板製外
板部材14と、上面視で一致する。
【0052】このため、前記箱型建物ユニット10の床
面部10fと前記端部用箱型鋼製地下ユニット12,2
2の上面部12b,12bとが対向位置に固定される。
【0053】従って、例えば、図16に示すように、上
部の箱型建物ユニット10の床面部10fに形成される
下階へ下る階段入り口部開口38の位置と、地下室35
の上面部に設けられる階段の上部開口24の位置とを一
致させることが出来る。
【0054】よって、例えば、階段室、吹き抜け等の多
彩な設計プランも、個別設計を行う必要なく、一義的に
決定でき、構造設計及び施工作業が容易で、製造コスト
の増大を抑制できる。
【0055】
【変形例1】図17は、この発明の実施の形態1の変形
例1を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一
乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0056】この変形例1のユニット建物111では、
前記箱型鋼製地下ユニット12に連接されて、妻方向の
幅が約半分のハーフサイズ箱型鋼製地下ユニット122
が、設けられている。
【0057】このハーフサイズ箱型鋼製地下ユニット1
22の上部には、一階部分に、このハーフサイズ箱型鋼
製地下ユニット122と同一モジュールを有するハーフ
サイズ箱型建物ユニット110が載置されている。この
ように上面視では、上部構造体の投影面積内に、地下構
造体が納められている。
【0058】更に、このハーフサイズ箱型鋼製地下ユニ
ット122に連接されて、ドライエリアユニット39が
設けられている。このドライエリアユニット39も、前
記ハーフサイズ箱型鋼製地下ユニット122と同様に妻
方向の幅が、前記箱型鋼製地下ユニット12の約半分に
設定されているので、併せて一ユニット分の幅となり、
前記通常寸法モジュールの箱型建物ユニット10及び箱
型鋼製地下ユニット12と、搬送及びストックが、同様
に行える。
【0059】他の作用,効果については、前記実施の形
態1と略同様であるので説明を省略する。
【0060】
【変形例2】図18は、この発明の実施の形態1の変形
例2を示すものである。なお、前記実施の形態1及び変
形例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付し
て説明する。
【0061】この変形例2のユニット建物211では、
前記箱型鋼製地下ユニット12の桁方向に、他の箱型鋼
製地下ユニット12,12が連接されている。
【0062】これらの連接された箱型鋼製地下ユニット
12,12間には、通路開口40が形成されている。
【0063】また、前記階段入り口開口38が形成され
た箱型鋼製地下ユニット22には、補強柱41が設けら
れている。
【0064】このように構成された変形例2記載の地下
室を設けたユニット建物構造では、桁方向に前記箱型鋼
製地下ユニット12を連接して、更に広い地下室空間を
形成出来る。
【0065】他の作用,効果については、前記実施の形
態1及び変形例1と略同様であるので説明を省略する。
【0066】以上、本発明の実施の形態及び変形例1,
2を説明してきたが、本発明は、前記実施の形態及び変
形例1,2に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。
【0067】例えば、前記発明の実施の形態1のユニッ
ト建物では、複数の地下ユニットを用いたものを示して
説明してきたが、特にこれに限らず、例えば単数等、地
下ユニットの材質、数量、形状が特に限定されるもので
はなく、前記上部構造体の下方に、上部構造体を構成す
る箱型建物ユニットと略同一モジュール寸法を有して埋
設されるものであるならばよいことは当然である。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明では、前記上部構造体の下方には、上部構造体を
構成する箱型建物ユニットと略同一モジュール寸法の箱
型鋼製地下ユニットが埋設されることにより、地下室が
形成される。
【0069】このため、上部構造体から地下構造体に与
えられる重量は、容易に計算できて、地下室の構造設計
を建築物毎に行う必要がない。
【0070】また、箱型鋼製地下ユニットのモジュール
寸法が、上部構造体の箱型建物ユニットのモジュール寸
法と略同一モジュール寸法であるので、搬送及びストッ
クが、該上部構造体の箱型建物ユニットと同様に行え
る。このため、従来のように別途資材等を搬送等する必
要なく、一括して扱え、施工性が良好である。
【0071】また、請求項2に記載されたものでは、前
記箱型鋼製地下ユニットが、上面視で、前記上部構造体
の投影面積内に設けられているので、該箱型鋼製地下ユ
ニットの周囲に設けられる基礎と連結させることによ
り、不等沈下が防止される。
【0072】また、箱型鋼製地下ユニットの上面部で、
基礎上面部を構成することにより、工場精度の水平面
で、該基礎上面部を形成出来、更に上部構造体の構築を
容易とすることが出来る。
【0073】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記上部構造体を構成する建物ユニットの床面部の周囲に
設けられた相互に直交する側辺部が、前記地下室を構成
する地下ユニットの上面部の周囲に設けられた相互に直
交する側辺部と、上面視で一致することにより、前記建
物ユニットの床面部と前記地下ユニットの上面部とが対
向位置に固定される。
【0074】このため、例えば、上部建物ユニットの床
面部に形成される下階へ下る階段入り口部開口の位置
と、地下室の上面部に設けられる階段の上部開口の位置
とを一致させることが出来る。
【0075】従って、例えば、階段室、吹き抜け等の多
彩な設計プランも、個別設計を行う必要なく、一義的に
決定できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる地下室を設けた
ユニット建物構造で全体の構成を説明する分解斜視図で
ある。
【図2】この発明の実施の形態1の地下室を設けたユニ
ット建物構造で、地下構造体の一部断面斜視図である。
【図3】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図1中A−A線に沿った位置での矢視図である。
【図4】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図3中C−C線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図3中D−D線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図1中E−E線に沿った位置での断面図である。
【図8】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図7中F−F線に沿った位置での断面である。
【図9】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物構
造で、図1中G−G線に沿った位置での断面図である。
【図10】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、図1中H−H線に沿った位置での断面図であ
る。
【図11】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、図1中I−I線に沿った位置での断面図であ
る。
【図12】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、図1中J−J線矢視図である。
【図13】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、図12中K−K線に沿った位置での断面図であ
る。
【図14】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、図1中L−L線に沿った位置での断面図であ
る。
【図15】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、図1中M−M線に沿った位置での断面図であ
る。
【図16】実施の形態1の地下室を設けたユニット建物
構造で、上方から見た模式図である。
【図17】実施の形態1の変形例1の地下室を設けたユ
ニット建物構造で、上方から見た模式図である。
【図18】実施の形態1の変形例2の地下室を設けたユ
ニット建物構造で、上方から見た模式図である。
【図19】従来例の在来工法建築物を上方から見た模式
図である。
【符号の説明】
10 箱型建物ユニット 11 上部構造体 12,22 端部用箱型鋼製地下ユニット 23 階段 24 上部開口 35 地下室 36,37 基礎 38 階段入り口開口 110 ハーフサイズ箱型建物ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のモジュール寸法の箱型建物ユニット
    を組み合わせて上部構造体を形成する地下室を設けたユ
    ニット建物構造において、 前記上部構造体の下方には、上部構造体を構成する箱型
    建物ユニットと略同一モジュール寸法の箱型鋼製地下ユ
    ニットを埋設することにより、地下構造体を形成するこ
    とを特徴とする地下室を設けたユニット建物構造。
  2. 【請求項2】前記箱型鋼製地下ユニットは、上面視で、
    前記上部構造体の投影面積内に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の地下室を設けたユニット建物構
    造。
  3. 【請求項3】前記上部構造体を構成する建物ユニットの
    床面部の周囲に設けられた相互に直交する側辺部は、前
    記地下室を構成する地下ユニットの上面部の周囲に設け
    られた相互に直交する側辺部と、上面視で一致するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の地下室を設けたユニット建物構造。
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