JP2000239398A - 熱可塑性有機樹脂とシリコーンパウダーからなるマスターバッチ - Google Patents

熱可塑性有機樹脂とシリコーンパウダーからなるマスターバッチ

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JP2000239398A
JP2000239398A JP4123799A JP4123799A JP2000239398A JP 2000239398 A JP2000239398 A JP 2000239398A JP 4123799 A JP4123799 A JP 4123799A JP 4123799 A JP4123799 A JP 4123799A JP 2000239398 A JP2000239398 A JP 2000239398A
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spherical silicone
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Hisashi Aoki
寿 青木
Masahiko Minemura
正彦 峯村
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂に微量の球状シリコーンゴム微
粒子や球状シリコーン樹脂微粒子を定量的に且つ均一に
分散させるのに好適な、熱可塑性有機樹脂改質用のマス
ターバッチを提供することにある。 【解決手段】(A)熱可塑性有機樹脂100重量部と
(B)球状のシリコーンパウダー50〜200重量部とから
なるマスターバッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂改質用のマスター
バッチに関し、特に、熱可塑性有機樹脂とシリコーンパ
ウダーからなる熱可塑性有機樹脂改質用のマスターバッ
チに関する。
【0002】
【従来技術】従来、潤滑性、成形性、耐衝撃性等の特性
を付与するために、熱可塑性有機樹脂には、通常、ジオ
ルガノポリシロキサンが数千ppm〜数%添加されてい
る。しかしながら、このようなシリコーンオイルは樹脂
表面に染み出しやすいので、初期には優れた滑り性を示
すものの耐久性において不十分であるという欠点があっ
た。斯かる欠点を解決するために、前記ジオルガノポリ
シロキサンとして、生ゴム状の高重合度ジオルガノポリ
シロキサンを使用することが行われている。しかしなが
ら、熱可塑性樹脂に生ゴム状の高重合度ジオルガノポリ
シロキサンを均一に混合することは容易ではない。
【0003】そこで、熱可塑性樹脂と生ゴム状の高重合
度ジオルガノポリシロキサンの混合を容易にするため
に、両者を予め混合し、生ゴム状の高重合度ジオルガノ
ポリシロキサンを高濃度に含有するマスターバッチを使
用することが行われている。しかしながら、このような
マスターバッチを使用した場合には、印字性、濡れ性、
耐汚染性等が不十分となるという欠点があった。
【0004】一方、球状シリコーンゴム微粒子や球状シ
リコーン樹脂微粒子を、混練時熱可塑性樹脂に直接添加
する方法(例えば特開平1−168408号、特開平1−204950
号)も提案されているが、これらの微粒子が粉体である
ために混練時の取り扱いが容易でなく、微量の添加量を
定量的に添加することが困難で、均一分散がしにくいと
いう欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、熱可塑性樹脂に微量の球状シリコーンゴム微粒子や
球状シリコーン樹脂微粒子を定量的に且つ均一に分散さ
せるのに好適な、熱可塑性有機樹脂改質用のマスターバ
ッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
(A)熱可塑性有機樹脂100重量部と(B)球状のシ
リコーンパウダー50〜200重量部とからなるマスタ
ーバッチによって達成された。
【0007】本発明に使用される(A)成分の熱可塑性
有機材脂は、公知のものの中から適宜選択することがで
きるが、その具体例としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメ
タクリレート、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカー
ボネート、ポリアミドイミド、ポリ酢酸ビニル、ポリエ
ステル、アクリロニトリル/スチレン共重合樹脂等を挙
げることができる。本発明においては、これらの樹脂を
単独で使用しても、2種類以上の混合物を使用してもよ
い。また上記の熱可塑性有機樹脂の他にも、スチレン
系、オレフイン系、エステル系、ウレタン系、フッ素系
などの熱可塑性エラストマー等を使用することができ
る。
【0008】本発明に使用される(B)成分の球状シリ
コーンパウダーは、一般式(RSiO3/2n〔但し、Rは
一価の有機基であり、nは1000以上の整数である。〕で
表される三次元網目構造を有するシルセスキオキサンか
らなる球状シリコーン樹脂微粒子、又は、ビニル基含有
ポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサン
とのヒドロシリル化反応により得られる球状シリコーン
ゴム微粒子であることが好ましい。
【0009】上記球状シリコーン樹脂微粒子の製造方法
は特に限定されるものではないが、例えばメチルトリア
ルコキシシランまたはその部分加水分解縮合物を、アン
モニアまたはアミン類の水溶液中で加水分解・縮合させ
る方法(特開昭63−77940号)等が挙げられる。なお平
均粒子径は0.1〜200μmであることが好ましい。
【0010】前記一般式中の一価の有機基Rとしては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基
等のアリール基、ビニル基、アリル基等のアルケニル
基、3,3,3−トリフルオロブロピル基、γ一メルカプ
トプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタ
アクリロキシプロピル基等が例示されるが、滑り性等の
特性付与の観点から、全R中の50モル%以上がメチル基
であることが好ましい。
【0011】前記粒状シリコーンゴム微粒子の製造法は
特に限定されるものではなく、たとえば熱硬化性の液状
シリコーンゴム組成物を熱風中に噴霧して硬化させる方
法、熱硬化性の液状シリコーンゴム組成物を水中に分散
させて硬化させる方法(特開昭63−77942号、特開昭64
−70558号)等が挙げられる。上記シリコーンゴム微粒
子の形状は球状であることが必要であるが、厳密に真球
状である必要はなく、たとえば断面が楕円形であっても
よいが、好ましくは真球状である。また、平均粒子径は
0.1〜250μmであることが好ましい。
【0012】成分(A)と成分(B)の配合割合は、
(A)成分100重量部に対して(B)成分が50〜200重量
部の範囲であることが好ましく、より好ましくは、80〜
150重量部の範囲である。(B)成分が50重量部未満で
あるとマスターバッチとしての付加価値が低くなり、20
0重量部を越えると得られたマスターバッチの粘性が高
くなってペレツト化が困難となるためである。
【0013】(A)成分と(B)成分の混合は、(A)
成分の溶融温度以上の加熱条件下で両者を溶融混練する
ことによって行う。通常は、溶融温度より50℃以上高
い温度条件下で混練することが好ましい。混合装置とし
ては、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、プラ
ベンダー、プラスチーコーダー、加圧ニーダー、一軸混
練押出機、二軸混練押出機等が挙げられる。なお、マス
ターバッチをペレツト状に成形する場合には通常ペレタ
イザーが使用される。
【0014】斯かる方法で製造されたマスターバッチ
を、さらに(A)の熱可塑性樹脂及び/又は他の熱可塑
性樹脂と溶融混合することにより、熱可塑性樹脂に球状
シリコーンパダーを任意の割合で配合添加することが可
能である。この場合、熱可塑性樹脂100重量部に上記
マスターバッチ0.5〜10重量部を熱可塑性樹脂の溶
融温度以上の温度で溶融混合することにより、熱可塑性
樹脂に球状シリコーンパウダーを0.01〜10重量%
となるように添加することができる。斯かる方法で添加
した場合に、球状シリコーンパウダーは熱可塑性樹脂中
に凝集することなく均一に分散されるという効果が得ら
れる。
【0015】
【発明の効果】熱可塑性有機樹脂と球状のシリコーンパ
ウダーとからなる本発明のマスターバッチは、各樹脂へ
の混練が容易で均一分散しやすいので、微量の球状シリ
コーンパウダーを熱可塑性有機樹脂中に定量添加するこ
とができる。また、本発明の組成物を熱可塑性樹脂に配
合することにより、熱可塑性樹脂に滑り性、潤滑性、成
形性、耐衝撃性、印字性、濡れ性、耐汚染性等に優れた
特性を付与することが可能である。
【0016】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、「部」及び「%」は、特に断らない限り
「重量部」及び「重量%」を表す。なお、動摩擦係数及
び水の接触角の測定は下記の方法により行った。 動摩擦係数:協和界面科学(株)製の動摩擦係数測定装
置を用い、50gのSUSボールを24cm/秒の速度で滑らせて
測定した。 水の接触角:協和界面科学(株)製の接触角計を用い、
25℃で測定した。
【0017】実施例1.原料ホッパーを取り付けた2軸セ
グメント混練押出機((株)東洋精機製作所製:型式2D
50F)の第1バレル部を190℃にし、この第1バレル部にホ
ッパーからペレツト状のポリプロピレン樹脂(メルトイ
ンデックス値:18g/10分、190℃、2160gf荷重)を20kg
/時間の速度で定量供給した。また第2バレル部には、
平均粒子径2μmの球状シリコーン樹脂微粒子KMP−590
(信越化学工業(株)製商品名)を、20kg/時間の速度
でモノポンプを用いて定量供給した。
【0018】このようにして溶融したポリプロピレン樹
脂と球状シリコーン樹脂微粒子を溶融混練してマスター
バッチを得た。得られたマスターバッチのメルトインデ
ックス値は、8g/10分であった。次に、本マスターバッ
チ品を用いて以下の実験を行った。
【0019】前記2軸セグメント混練押出機の第1バレル
部を190℃にし、この第1バレル部にホッパーからペレツ
ト状のポリプロピレン樹脂(メルトインデックス値:18
g/10分、190℃、2160gf荷重)98部と上記マスターバッ
チ品2部とを溶融混練して目的物を得た。得られた分散
物を射出成形機((株)山城精機製作所製:型式SAV−3
0−52)にかけて120×120×1mmのシートを作製し、動摩
擦係数及び水の接触角(n==3)を測定した。また、分
散性は電子顕微鏡を用いて測定した。これらの結果を表
1に示した。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2.原料ホッパーを取り付けた2軸セ
グメント混練押出機((株)東洋精機製作所製:型式2D
50F)の第1バレル部を190℃にし、この第1バレル部にホ
ッパーからペレツト状のポリプロピレン樹脂(メルトイ
ンデックス値:18g/10分、190℃、2160gf荷重)を20kg
/時間の速度で定量供給した。また第2バレル部に平均
粒子径5μmの球状シリコーンゴム微粒子KMP−594(信
越化学工業(株)製商品名)を20kg/時間の速度でモノ
ポンプを用いて定量供給した。
【0022】このようにしてポリプロピレン樹脂と球状
シリコーンゴム微粒子を溶融混練してマスターバッチを
得た。得られたマスターバッチのメルトインデックス値
は、3g/10分であった。本マスターバッチ品を用いて以
下の実験を行った。
【0023】前記2軸セグメント混練押出機の第1バレル
部を190℃にし、この第1バレル部にホッパーからペレツ
ト状のポリプロピレン樹脂(メルトインデックス値:18
g/10分、190℃、2160gf荷重)98部と上記マスターバッ
チ品2部とを溶融混練して目的物を得た。得られた分散
物を射出成形機((株)山城精機製作所製:型式SAV−3
0−52)にかけて120×120×1mmのシートを作製し、動摩
擦係数及び水の接触角(n==3)を測定した。また、分
散性は電子顕微鏡を用いて測定した。これらの結果は表
1に示した通りである。
【0024】比較例1.原料ホッパーを取り付けた2軸
セグメント混練押出機((株)東洋精機製作所製:型式
2D50F)の第1バレル部を190℃にし、この第1バレル部に
ホッパーからペレツト状のポリプロピレン樹脂(メルト
インデックス値:18g/10分、190℃、2160gf荷重)を20
kg/時間の速度で定量供給した。また第2バレル部に平
均粒子径2μmの球状シリコーン樹脂微粒子KMP−590
(信越化学工業(株)製商品名)を、0.2kg/時間の速
度でモノポンプを用いて定量供給した。
【0025】このようにしてポリプロピレン樹脂と球状
シリコーン樹脂微粒子を溶融混練して目的物を得た。得
られた分散物を射出成形機((株)山城精機製作所製:
型式SAV−30−52)にかけて120×120×1mmのシートを作
製し、動摩擦係数及び水の接触角(n=3)を測定した。
また、分散性は電子顕微鏡を用いて測定した。これらの
結果は表1に示した通りである。
【0026】比較例2.原料ホッパーを取り付けた2軸
セグメント混練押出機((株)東洋精機製作而製:型式
2D50F)の第1バレル部を190℃にし、この第1バレル部に
ホッパーからペレツト状のポリプロピレン樹脂(メルト
インデックス値:18g/10分、190℃、2160gf荷重)を20
kg/時間の速度で定量供給した。また第2バレル部に平
均粒子径5μmの球状シリコーンゴム微粒子KMP−594
(信越化学工業(株)製商品名)を0.2kg/時間の速度
でモノポンプを用いて定量供給した。
【0027】このようにしてポリプロピレン樹脂と球状
シリコーンゴム微粒子を溶融混練して目的物を得た。得
られた分散物を射出成形機((株)山城精機製作所製:
型式SAV−30−52)にかけて120×120×1mmのシートを作
製し、動摩擦係数及び水の接触角(n=3)を測定した。
また、分散性は電子顕微鏡を用いて測定した。これらの
結果は表1に示した通りである。表1の結果から明らか
な如く、本発明のマスターバッチを使用することによ
り、熱可塑性樹脂中に、球状のシリコーンパウダーを容
易に且つ均一に分散させることができた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月26日(1999.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明に使用される(A)成分の熱可塑性
有機脂は、公知のものの中から適宜選択することがで
きるが、その具体例としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメ
タクリレート、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカー
ボネート、ポリアミドイミド、ポリ酢酸ビニル、ポリエ
ステル、アクリロニトリル/スチレン共重合樹脂等を挙
げることができる。本発明においては、これらの樹脂を
単独で使用しても、2種類以上の混合物を使用してもよ
い。また上記の熱可塑性有機樹脂の他にも、スチレン
系、オレフイン系、エステル系、ウレタン系、フッ素系
などの熱可塑性エラストマー等を使用することができ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】前記一般式中の一価の有機基Rとしては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基
等のアリール基、ビニル基、アリル基等のアルケニル
基、3,3,3−トリフルオロロピル基、γ一メルカプ
トプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタ
アクリロキシプロピル基等が例示されるが、滑り性等の
特性付与の観点から、全R中の50モル%以上がメチル基
であることが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】斯かる方法で製造されたマスターバッチ
を、さらに(A)の熱可塑性樹脂及び/又は他の熱可塑
性樹脂と溶融混合することにより、熱可塑性樹脂に球状
シリコーンパダーを任意の割合で配合添加することが
可能である。この場合、熱可塑性樹脂100重量部に上
記マスターバッチ0.5〜10重量部を熱可塑性樹脂の
溶融温度以上の温度で溶融混合することにより、熱可塑
性樹脂に球状シリコーンパウダーを0.01〜10重量
%となるように添加することができる。斯かる方法で添
加した場合に、球状シリコーンパウダーは熱可塑性樹脂
中に凝集することなく均一に分散されるという効果が得
られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】前記2軸セグメント混練押出機の第1バレル
部を190℃にし、この第1バレル部にホッパーからペレツ
ト状のポリプロピレン樹脂(メルトインデックス値:18
g/10分、190℃、2160gf荷重)98部と上記マスターバッ
チ品2部とを溶融混練して目的物を得た。得られた分散
物を射出成形機((株)山城精機製作所製:型式SAV−3
0−52)にかけて120×120×1mmのシートを作製し、動摩
擦係数及び水の接触角(n=3)を測定した。また、分散
性は電子顕微鏡を用いて測定した。これらの結果を表1
に示した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【表1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】前記2軸セグメント混練押出機の第1バレル
部を190℃にし、この第1バレル部にホッパーからペレツ
ト状のポリプロピレン樹脂(メルトインデックス値:18
g/10分、190℃、2160gf荷重)98部と上記マスターバッ
チ品2部とを溶融混練して目的物を得た。得られた分散
物を射出成形機((株)山城精機製作所製:型式SAV−3
0−52)にかけて120×120×1mmのシートを作製し、動摩
擦係数及び水の接触角(n=3)を測定した。また、分散
性は電子顕微鏡を用いて測定した。これらの結果は表1
に示した通りである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA13 AA15 AA18 AA20 AA26 AA28 AA32 AA42 AA47 AA50 AA54 AA55 AC92 AD10 AE30 FA03 FA17 FB04 4J002 AA01W BB03W BB12W BC03W BC06W BD03W BE02W BF02W BG06W CB00W CF00W CF06W CG00W CL00W CM04W CP00X CP03X FA08X

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)熱可塑性有機樹脂100重量部と(B)
    球状のシリコーンパウダー50〜200重量部とからなるマ
    スターバッチ。
  2. 【請求項2】(B)成分が、一般式(RSiO3/2n〔但
    し、Rは一価の有機基であり、nは1000以上の整数
    である。〕で表される球状シリコ−ン樹脂微粒子である
    請求項1に記載されたマスターバッチ。
  3. 【請求項3】(B)成分が、ビニル基含有ポリシロキサ
    ンとメチルハイドロジェンポリシロキサンとのヒドロシ
    リル化反応によって得られる球状シリコーンゴム微粒子
    である、請求項1に記載されたマスターバッチ。
  4. 【請求項4】(A)熱可塑性樹脂100重量部と(B)
    球状シリコーンパウダー50〜200重量部とを(A)
    成分の溶融温度以上の温度で溶融混合して作成したマス
    ターバッチ0.5〜10重量部を、熱可塑性樹脂100
    重量部と溶融温度以上の温度で溶融混合することを特徴
    とする、熱可塑性樹脂に球状シリコーンパウダーを0.
    01〜10重量%添加する方法。
JP4123799A 1999-02-19 1999-02-19 熱可塑性有機樹脂とシリコーンパウダーからなるマスターバッチ Pending JP2000239398A (ja)

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