JP2000238670A - タイヤキャリアの自動ロック機構 - Google Patents

タイヤキャリアの自動ロック機構

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JP2000238670A
JP2000238670A JP11043792A JP4379299A JP2000238670A JP 2000238670 A JP2000238670 A JP 2000238670A JP 11043792 A JP11043792 A JP 11043792A JP 4379299 A JP4379299 A JP 4379299A JP 2000238670 A JP2000238670 A JP 2000238670A
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JP
Japan
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tire carrier
locking mechanism
automatic locking
vehicle body
tire
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Pending
Application number
JP11043792A
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English (en)
Inventor
Hidenori Yamauchi
秀範 山内
Hideyuki Nakamura
英行 中村
Nobuhiro Matsukubo
信弘 松久保
Yukitsugu Mizutani
幸嗣 水谷
Kazuo Uno
一男 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイヤキャリアを全開した際に、その全開状態
を自動的に保持する自動ロック機構を提供する。 【解決手段】車体の背部に搭載されるタイヤキャリア2
0の自動ロック機構30であり、自動ロック機構30
は、タイヤキャリア20の基端部に回動可能に組付けた
ロックピン31と、車体のタイヤキャリア組付部位25
の外周に設けられてロックピン31が係脱可能な係合凹
所32と、ロックピン31を付勢して車体の組付部位2
5の外周25bに弾撥的に当接させるテンションスプリ
ング33を備え、ロックピン31がタイヤキャリア20
の全開動作に応答し組付部位25の外周25bを摺動し
て係合凹所32に弾撥的に係合するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の背部におけ
る左右の一側に基端部を左右方向へ回動可能に組付けら
れて、車体の背部に対して近接方向へ全閉可能でかつ離
間方向へ全開可能に構成された形式のタイヤキャリアの
自動ロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる形式のタイヤキャリアは、例え
ば、車体の背部にバックドアを備えた車両に搭載される
もので、車室の後部の荷室に対する荷物の搬入、搬出時
には、先ずタイヤキャリアを左右方向へ回動して全開状
態にし、その後、バックドアを開放して、荷室に対して
荷物を搬入または搬出するようになっている。この間、
全開状態に回動したタイヤキャリアの回動復帰を規制し
て、その全開状態を保持する必要があり、従来では作業
者がロックピンをロック孔に挿入する手段が採られてい
る。
【0003】図1には、タイヤキャリアを搭載した自動
車の背部が示されている。当該自動車は、車体10の背
部の開口部が上下2枚のバックドア11,12にて閉鎖
されているもので、上側のバックドア11はその上端縁
部を基点として上方へ開放され、かつ、下側のバックド
ア12はその下端縁部を基点として下方へ開放されるよ
うに構成されている。タイヤキャリア20は、当該自動
車における車体10の背部の右側縁部に、その基端部に
て左右方向へ回動可能に組付けられている。
【0004】タイヤキャリア20は、キャリア本体21
と支持体22とにより構成されているもので、キャリア
本体21は略コ字状に屈曲された枠体を複数の連結部材
で上下に連結して構成されており、上下両右端部にて、
車体10の右側縁部に左右方向へ回動可能に組付けられ
ている。また、支持体22は台形状の箱状を呈し、キャ
リア本体21の背部にて所定長さ後方へ突出していて、
支持体22にはスペアタイヤTが離脱可能に支持され
る。タイヤキャリア20は、図1に示す開放状態から左
方向へ回動させて、車体10の背部に対して近接させる
全閉状態にすることができるとともに、全閉状態から右
方向へ回動させて、車体10の背部に対して離間させる
全開状態にすることができる。
【0005】なお、タイヤキャリア20の全閉状態にお
いては、タイヤキャリア20に設けたロック機構23を
ストライカ13にてロックすることにより、車体10の
背部に固定され、かつ、ロック解除操作ノブ24の伸張
操作により、タイヤキャリア20の車体10の背部に対
する固定が解除される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該自動車
においては、車体10の背部の開口部を通して荷物を車
室に搬入しまたは車室から搬出する場合には、全閉状態
にあるタイヤキャリア20を全開状態にしてから両バッ
クドア11,12の一方または両方を開放する必要があ
り、荷物を車室に対して搬入、搬出する間、タイヤキャ
リア20を全開状態に保持する必要がある。
【0007】従来のタイヤキャリア20においては、タ
イヤキャリア20を全開状態に保持するための保持手段
として、図2に示すように、ロックピンを挿入する保持
手段を採用している。この保持手段は、タイヤキャリア
20を構成するキャリア本体21を車体10に支持する
ための下側のブラケット25に設けられているもので、
タイヤキャリア20を全開した状態で、ブラケット25
に設けた挿入孔25aにロックピン26を挿入するもの
である。この状態では、ロックピン26はキャリア本体
21の枠体の手前に位置して、タイヤキャリア20の閉
鎖方向への回動を規制すべく機能する。
【0008】従って、当該自動車において、バックドア
11,12を開放して車室に対して荷物を搬入、搬出す
る場合には、作業者はタイヤキャリア20を全開状態に
するとともに、この全開状態を手で保持してロックピン
26をブラケット25に設けた挿入孔25aに挿入しな
ければならず、これらの作業が面倒である。このため、
この面倒な作業を怠り、または忘れたりする場合があ
り、この場合には、荷物を搬入、搬出する作業の途中
で、また、荷物の搬入、搬出作業前後のバックドア1
1,12の開閉操作の途中で、タイヤキャリア20が閉
鎖方向へ回動してこれらの作業を妨げるおそれがある。
【0009】従って、本発明の目的は、タイヤキャリア
を全開操作した場合にはその全開状態を自動的にロック
して、タイヤキャリアの全開状態を保持し得るようにす
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤキャリ
アの自動ロック機構に関するもので、当該自動ロック機
構は、特に、車体の背部における左右の一側に基端部を
左右方向へ回動可能に組付けられて前記車体の背部に対
して近接方向へ全閉可能でかつ離間方向へ全開可能なタ
イヤキャリアに適用されるものである。
【0011】しかして、当該自動ロック機構は、前記タ
イヤキャリアの基端部に回動可能に組付けたロック部材
と、前記車体の前記タイヤキャリアを組付ける組付部位
の外周に設けられて前記ロック部材が係脱可能な係合凹
所と、前記ロック部材を付勢して前記車体の組付部位の
外周に弾撥的に当接させるバネ部材を備え、前記ロック
部材が前記タイヤキャリアの全開動作に応答し前記組付
部位の外周を摺動して前記係合凹所に弾撥的に係合する
ことを特徴とするものである。
【0012】当該自動ロック機構においては、前記ロッ
ク部材は前記係合凹所に対して係脱可能なロックピンで
あり、かつ前記バネ部材はテンションスプリングである
こと、前記ロック部材の前記係合凹所に対して係合状態
を解除する係合解除手段を備えていること、前記係合解
除手段は、前記ロック部材に連結された操作ワイヤと、
同操作ワイヤを引張操作する操作部材を備えていること
等の構成を採ることができる。
【0013】
【発明の作用・効果】このように構成した自動ロック機
構においては、全閉状態にあるタイヤキャリアを左右方
向に回動して全開状態とする際、その回動途中では、ロ
ック部材がタイヤキャリアを組付ける車体側の組付部位
の外周を摺動して同組付部位の外周に設けた係合凹所に
漸次近接し、同係合凹所に達した時点で同係合凹所に弾
撥的に係合する。これにより、全閉状態にあるタイヤキ
ャリアが全開状態にされると、ロック部材が係合凹所に
自動的に係合してタイヤキャリアの全閉方向への回動動
作を規制し、タイヤキャリアを自動的に全開状態に保持
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図3および図4には、本発明に係る自動ロッ
ク機構の一例が示されている。当該自動ロック機構30
は、図1に示す自動車の車体10と、車体10に組付け
たタイヤキャリア20との間に配設されているもので、
タイヤキャリア20を構成するキャリア本体21の枠体
の下側基端部に支持したロックピン31と、同枠体の下
側基端部を回動可能に支持するブラケット25に設けた
係合凹所32と、ロックピン31を付勢するテンション
スプリング33を備えている。
【0015】自動ロック機構30において、ロックピン
31は門形の形状を呈しているもので、一端側の脚部3
1aをキャリア本体21の下側基端部に設けたカバー体
27に貫通して固着したカラー28に挿入して回転可能
に支持されている。ロックピン31の脚部31aの端部
には、操作レバー34が設けられているとともに、テン
ションスプリング33が嵌合している。テンションスプ
リング33は、その一端をロックピン31の脚部31a
側に掛止され、かつその他端をカバー体27側に掛止さ
れていて、ロックピン31の他端側の脚部31bをブラ
ケット25側に常時付勢している。
【0016】一方、車体10側に組付けたブラケット2
5においては、その外周が曲面状の摺接面25bに形成
されていて、その所定の部位に係合凹所32が形成され
ている。ロックピン31の脚部31bは、テンションス
プリング33の付勢力により、ブラケット25の摺動面
25bに弾撥的に当接していて、タイヤキャリア20が
全開方向へ所定量回動されると、係合凹所32に弾撥的
に係合してタイヤキャリア20の回動を規制するように
なっている。
【0017】係合凹所32の配設部位は、タイヤキャリ
ア20が設定された全開位置に回動した時点で、ロック
ピン31の脚部31bが係合凹所32に係合する位置に
設定されている。また、操作レバー34には、タイヤキ
ャリア20のロック機構23のロックを解除するロック
解除操作ノブ24に連結されている操作ワイヤ24aが
連結されていて、ロック解除操作ノブ24の操作によ
り、ロックピン31を回動させてその脚部31bが係合
凹所32から脱出するように構成されている。
【0018】このように構成した自動ロック機構30に
おいては、全閉状態にあるタイヤキャリア20を左右方
向に回動して全開状態とする際、その回動途中では、ロ
ックピン31がブラケット25の摺動面25bを摺動し
て摺動面25bに設けた係合凹所32に漸次近接し、係
合凹所32に達した時点で係合凹所32に弾撥的に係合
する。これにより、全閉状態にあるタイヤキャリア20
が全開状態にされると、ロックピン31が係合凹所32
に自動的に係合してタイヤキャリア20の全閉方向への
回動動作を規制し、タイヤキャリア20を自動的に全開
状態に保持する。
【0019】この状態では、車体10の背部の開口部を
閉鎖している両バックドア11,12の一方または両方
を開放することができるとともに、両バックドア11,
12の一方または両方を開放した状態で、荷物を車室に
対して搬入、搬出することができる。
【0020】なお、荷物の搬入、搬出作業を終了して両
バックドア11,12を閉鎖した時点では、ロック解除
操作ノブ24を伸張操作する。これにより、操作レバー
34が回動してロックピン31を回動させ、その脚部3
1bを係合凹所32から脱出させて、タイヤキャリア2
0の回動規制を解除する。この状態で、タイヤキャリア
20を閉鎖方向へ回動して、全閉状態とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤキャリアを搭載した自動車の背部側から
みた一部分の斜視図である。
【図2】同タイヤキャリアを保持する従来の保持手段の
斜視図である。
【図3】同タイヤキャリアを保持する本発明の一例に係
る自動ロック機構の平面図である。
【図4】同自動ロック機構における図3の4−4線での
縦断面図である。
【符号の説明】
10…車体、11,12…バックドア、13…ストライ
カ、20…タイヤヤリア、21…キャリア本体、22…
支持体、23…ロック機構、24…ロック解除操作ノ
ブ、24a…操作ワイヤ、25…ブラケット、25a…
挿入孔、25b…摺動面、26…ロックピン、27…カ
バー体、28…カラー、30…自動ロック機構、31…
ロックピン、31a,31b…脚部、32…係合凹所、
33…テンションスプリング、34…操作レバー、T…
スペアタイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松久保 信弘 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)発明者 水谷 幸嗣 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)発明者 宇野 一男 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の背部における左右の一側に基端部を
    左右方向へ回動可能に組付けられて前記車体の背部に対
    して近接方向へ全閉可能でかつ離間方向へ全開可能なタ
    イヤキャリアの自動ロック機構であり、当該自動ロック
    機構は、前記タイヤキャリアの基端部に回動可能に組付
    けたロック部材と、前記車体の前記タイヤキャリアを組
    付ける組付部位の外周に設けられて前記ロック部材が係
    脱可能な係合凹所と、前記ロック部材を付勢して前記車
    体の組付部位の外周に弾撥的に当接させるバネ部材を備
    え、前記ロック部材が前記タイヤキャリアの全開動作に
    応答して前記組付部位の外周を摺動して前記係合凹所に
    弾撥的に係合することを特徴とするタイヤキャリアの自
    動ロック機構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のタイヤキャリアの自動ロ
    ック機構であり、前記ロック部材は前記係合凹所に対し
    て係脱可能なロックピンであり、かつ、前記バネ部材は
    テンションスプリングであることを特徴とするタイヤキ
    ャリアの自動ロック機構。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のタイヤキャリア
    の自動ロック機構であり、前記ロック部材の前記係合凹
    所に対して係合状態を解除する係合解除手段を備えてい
    ることを特徴とするタイヤキャリアの自動ロック機構。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のタイヤキャリアの自動ロ
    ック機構であり、前記係合解除手段は、前記ロック部材
    に連結された操作ワイヤと、同操作ワイヤを引張操作す
    る操作部材を備えていることを特徴とするタイヤキャリ
    アの自動ロック機構。
JP11043792A 1999-02-22 1999-02-22 タイヤキャリアの自動ロック機構 Pending JP2000238670A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108674501A (zh) * 2018-07-30 2018-10-19 荣成市名骏户外休闲用品有限公司 一种具有备胎支架的房车及方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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