JP2000238572A - 食品運搬用電動車両 - Google Patents

食品運搬用電動車両

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JP2000238572A
JP2000238572A JP11045364A JP4536499A JP2000238572A JP 2000238572 A JP2000238572 A JP 2000238572A JP 11045364 A JP11045364 A JP 11045364A JP 4536499 A JP4536499 A JP 4536499A JP 2000238572 A JP2000238572 A JP 2000238572A
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Masataka Kadowaki
正天 門脇
Shigeru Sakamoto
滋 坂本
Katsuya Oda
勝也 小田
Yasuo Miyake
泰夫 三宅
Ikuro Yonezu
育郎 米津
Koji Nishio
晃治 西尾
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータを駆動源とする食品運搬用電動車
両であって、特別な加熱装置や加湿装置を装備すること
なく、長時間の運搬でも充分な保温機能と加湿機能を発
揮する食品運搬用電動車両を提供する。 【解決手段】 本発明に係る食品運搬用電動車両は、食
品を収容するための保温ボックス14と、駆動源となる
電力を発生すべき燃料電池2と、該燃料電池2に供給す
べき燃料を改質する燃料改質装置3とを搭載し、燃料電
池2のカソード22から発生するスチームリッチな排酸
化剤ガスを保温ボックス14へ供給すると共に、燃料改
質装置3から発生する熱を保温ボックス14へ導いて、
食品の保温と加湿を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピザなどの食品を
積載して各家庭へ運搬する宅配スクータの如き食品運搬
車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピザを保温したまま各家庭へ運搬するピ
ザ宅配スクータにおいては、例えば図2に示す如く、シ
ート(11)の下方にエンジン(12)が搭載されると共に、後
部の荷台には、保温ボックス(13)が設置されて、保温ボ
ックス(13)の中にピザを収容するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピザ宅配スクータにおいては、保温ボックス(13)は断熱
材による保温機能を具えているに過ぎないため、長時間
の運搬時には、保温力が充分でないばかりでなく、加湿
機能を有しないので、ピザが乾燥する問題があった。別
途、加熱装置や加湿装置を装備すると、これらの装置を
動作させるための電力が余計に必要となり、装置も大が
かりとなる問題がある。
【0004】ところで、エンジン(12)を搭載した車両に
おいては、エンジン(12)の排気ガスや騒音が問題となる
ため、電気自動車の如く、電動モータを駆動源とする電
動車両が注目を浴びている。
【0005】そこで本発明の目的は、電動モータを駆動
源とする食品運搬用電動車両であって、特別な加熱装置
や加湿装置を装備することなく、長時間の運搬でも充分
な保温機能と加湿機能を発揮する食品運搬用電動車両を
提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る食品運搬用電
動車両は、電動モータの電源として燃料電池を搭載する
ことによって、上記目的を達成したものである。燃料電
池は、図9に示す如く、アノード(21)とカソード(22)の
間に電解質層(23)を介在させて構成され、アノード(21)
の外側には水素室(24)、カソード(22)の外側には空気室
(25)が形成されて、アノード(21)には燃料として水素を
供給すると共に、カソード(22)には酸化剤として空気
(酸素)を供給するものである。アノード(21)では、水素
ガスから水素イオンと電子が生成され、水素イオンは電
解質層(23)を通ってカソード(22)へ向かい、電子は外部
回路(26)に流れる。カソード(22)では、外部回路(26)か
ら流入した電子と、空気中の酸素と、電解質層(23)から
供給される水素イオンとが反応して、水を生じる。この
様に、電池全体として、水素と酸素から水が生成される
と共に、起電力が発生するのである。尚、アノード(21)
側からは未反応水素が排出されると共に、カソード(22)
側からは、水分を含んだ未反応空気(スチームリッチな
排酸化剤ガス)が排出されることになる。
【0007】実際の燃料電池システムにおいては、燃料
として、一般にメタノール等の炭化水素系燃料が用いら
れ、炭化水素系燃料を水蒸気改質することによって、水
素リッチな改質ガスを得て、この水素を燃料電池に供給
することが行なわれている。
【0008】図10は、燃料改質装置の構成を示してお
り、気化器(9)、改質器(91)、及びCO除去器(93)が直
列に接続され、気化器(9)及び改質器(91)には、燃焼器
(92)が連結されて、気化器(9)及び改質器(91)に熱を供
給するようになっている。尚、燃料改質装置は、上述の
水蒸気改質方式の他、空気を改質器へ供給して、メタノ
ールの一部を燃焼させる部分酸化方式を採用したものが
知られており、部分酸化方式によれば、吸熱反応とメタ
ノール燃焼の発熱反応とが相殺して、熱的に自立するの
で、迅速な起動が可能となる。
【0009】燃料改質装置においては、燃焼器(92)か
ら、300℃〜350℃程度の排気ガスが排出される。
又、改質器(91)は300℃程度の高温に達することにな
る。
【0010】そこで、本発明に係る食品運搬用電動車両
においては、食品を収容するための保温ボックス(14)
と、駆動源となる電力を発生すべき燃料電池(2)と、該
燃料電池(2)に供給すべき燃料を改質する燃料改質装置
(3)とを搭載し、燃料電池(2)のカソード(22)から発生
するスチームリッチな排酸化剤ガスを保温ボックス(14)
へ供給すると共に、燃料改質装置(3)から発生する熱を
保温ボックス(14)へ導いて、食品の保温と加湿を行なう
のである。
【0011】上記本発明の食品運搬用電動車両によれ
ば、電動モータの電源として用いられる燃料電池(2)か
ら必然的に排出されるスチームリッチな排酸化剤ガスを
利用して、食品の加湿を行なうと共に、燃料電池(2)の
付属設備としての燃料改質装置(3)が必然的に発生する
熱を利用して、食品の保温を行なうので、特別な加湿装
置や保温装置は不要であり、構成は簡易となる。又、長
時間の運搬時にも、充分な保温力が得られると共に、食
品の乾燥を防止することが出来る。然も、電動モータを
駆動源としているので、エンジン駆動の車両に比べて、
排気ガスや騒音の問題は軽微である。
【0012】具体的には、保温ボックス(14)は保温用プ
レート(4)の上に設置され、燃料改質装置(3)から発生
する熱によって保温用プレート(4)を加熱する。これに
よって、保温ボックス(14)を均一且つ効率的に加熱する
ことが出来る。
【0013】又、具体的構成において、燃料改質装置
(3)は、気化器(32)、改質器(31)及びCO除去器(34)を
直列に具えると共に、気化器(32)及び改質器(31)へ熱を
供給すべき燃焼器(33)を具えて、改質器(31)が発生する
熱を、熱伝導体(6)を介して保温ボックス(14)へ導く。
該具体的構成によれば、改質器(31)が発生する300℃
程度の熱を、熱伝導によって効率的に保温ボックス(14)
へ導くので、保温ボックス(14)内を例えば80℃程度に
維持することが出来る。
【0014】又、他の具体的構成において、燃料改質装
置(3)は、気化器(36)、改質器(35)及びCO除去器(34)
を直列に具えると共に、気化器(36)及び改質器(35)へ熱
を供給すべき燃焼器(37)を具えて、燃焼器(37)の排ガス
を熱交換器(5)へ導き、該熱交換器(5)にて受ける熱を
保温ボックス(14)へ導く。該具体的構成によれば、燃焼
器(92)から排出される300℃〜350℃の排気ガスの
熱を、熱交換器(5)を経て、効率的に保温ボックス(14)
へ導くので、保温ボックス(14)内を例えば80℃程度に
維持することが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る食品運搬用電動車両によれ
ば、特別な加熱装置や加湿装置を装備することなく、簡
易な構成で、長時間の運搬時にも充分な保温機能と加湿
機能を実現することが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の食品運搬用電動
車両をピザ宅配スクータ(1)に実施したものであって、
シート(11)の下方位置に燃料電池(2)を具えると共に、
後部荷台上に燃料改質装置(3)を具え、該燃料改質装置
(3)の上方位置に、保温ボックス(14)が設置されてい
る。燃料電池(2)が発生する電力は、図示省略する電動
モータへ供給されて、駆動力を発生させる。以下、ピザ
宅配スクータ(1)の具体的構成につき、2つの実施例に
基づいて具体的に説明する。
【0017】第1実施例 本実施例のピザ宅配スクータにおいては、図3に示す如
く、酸化剤としての空気が燃料電池(2)のカソード(22)
へ供給されると共に、燃料となるメタノールが燃料改質
装置(3)へ供給される。燃料改質装置(3)は、気化器(3
2)、改質器(31)及び燃焼器(33)を一体に具えて、改質器
(31)から得られる水素と一酸化炭素の混合ガスが、CO
除去器(34)へ供給される。CO除去器(34)にて一酸化炭
素が除去されることによって得られた水素ガスは、燃料
電池(2)のアノード(21)へ供給される。
【0018】燃料電池(2)のカソード(22)から排出され
るスチームリッチな排酸化剤ガス(水分を含んだ未反応
空気)は、保温ボックス(14)の内部へ供給される。これ
によって、保温ボックス(14)内は、充分な湿度に維持さ
れることになる。一方、燃料電池(2)のアノード(21)か
ら排出される排燃料(未反応水素)は、燃焼器(33)へ供給
される。
【0019】保温ボックス(14)は保温用プレート(4)の
上面に設置されており、改質器(31)と保温用プレート
(4)とが熱伝導体(6)によって互いに連結されている。
熱伝導体(6)としては、例えば厚さ3mm程度の銅板
(熱伝導率:413W/mK)を用いて、改質器(31)と保
温用プレート(4)を連結するために必要な適切な構造に
形成することが出来る。尚、熱伝導体(6)の材質として
は、黄銅(熱伝導率:95W/mK)なども使用可能であ
るが、200W/mK以上の熱伝導率を有するものが望
ましい。これによって、改質器(31)が発生する300℃
程度の熱を、熱伝導体(6)及び保温用プレート(4)を経
て、効率的に保温ボックス(14)の内部へ導く。この結
果、保温ボックス(14)内は、80℃程度に維持される。
【0020】図4及び図5は、上記ピザ宅配スクータ
(1)の具体的な機器配置を表わしており、シート(11)の
下方位置には、燃料電池(2)が設置されると共に、保温
ボックス(14)及び保温用プレート(4)の下方位置には、
改質器(31)が設置されている。燃料電池(2)の下方位置
には、燃料改質装置(3)へ燃料を供給するための燃料タ
ンク(7)と、気化器(32)へ水を供給するための水タンク
(71)とが配置されている。又、燃料電池(2)のカソード
側には、空気ファン(72)が取り付けられている。
【0021】燃料タンク(7)は、ポンプ(76)及び燃料供
給管(77)を介して、燃料改質装置(3)の改質器(31)へ連
結され、改質器(31)に内蔵されている気化器へ燃料が供
給される。改質器(31)の出口はCO除去器(34)へ連結さ
れ、CO除去器(34)の出口は、改質ガス供給管(73)を介
して、燃料電池(2)に連結されている。又、燃料電池
(2)のアノード出口は、未反応燃料供給管(79)及び燃焼
器ファン(78)を介して、燃焼器(33)へ連結されている。
燃焼器(33)の排ガス出口には、燃焼排ガスダクト(75)が
連結されている。
【0022】燃料電池(2)のカソード出口は、カソード
排ガスダクト(74)を介して、保温ボックス(14)の内部に
繋がっており、これによって、スチームリッチな排酸化
剤ガス(加湿空気)を保温ボックス(14)内へ供給する様に
なっている。改質器(31)の上壁には、保温用プレート
(4)が直接に設置されており、改質器(31)が発明する熱
を、改質器(31)の上壁を経て、保温用プレート(4)へ伝
えるようになっている。尚、燃料電池(2)が発生する電
力は図示省略する電動モータへ供給されて、該電動モー
タによって後輪(15)(15)が回転駆動される。
【0023】第2実施例 本実施例のピザ宅配スクータにおいては、図6に示す如
く、酸化剤としての空気が燃料電池(2)のカソード(22)
へ供給されると共に、燃料となるメタノールが燃料改質
装置(3)へ供給される。燃料改質装置(3)は、気化器(3
6)、改質器(35)及び燃焼器(37)を一体に具えて、改質器
(35)には、空気が供給される。改質器(35)から得られる
水素と一酸化炭素の混合ガスは、CO除去器(34)へ供給
され、これによって得られた水素ガスは、燃料電池(2)
のアノード(21)へ供給される。
【0024】第1実施例と同様に、燃料電池(2)のカソ
ード(22)から排出されるスチームリッチな排酸化剤ガス
(水分を含んだ未反応空気)は、保温ボックス(14)の内部
へ供給される。これによって、保温ボックス(14)内は、
充分な湿度に維持されることになる。一方、燃料電池
(2)のアノード(21)から排出される排燃料(未反応水素)
は、燃焼器(37)へ供給される。
【0025】保温ボックス(14)は保温用プレート(4)の
上面に設置され、該保温用プレート(4)の下方位置に
は、熱交換器(5)が設置されている。燃焼器(37)から排
出される300℃〜350℃程度の排ガスは、熱交換器
(5)へ導かれて、熱交換によって、保温用プレート(4)
が加熱される。この結果、保温ボックス(14)内は、80
℃程度に維持される。
【0026】図7は、上記ピザ宅配スクータ(1)の具体
的な機器配置を表わしており、シート(11)の下方位置に
は、燃料電池(2)が設置されると共に、保温ボックス(1
4)及び保温用プレート(4)の下方位置には、改質器(35)
が設置されている。燃料電池(2)の下方位置には、燃料
改質装置(3)へ燃料を供給するための燃料タンク(7)
と、気化器(32)へ水を供給するための水タンク(71)とが
配置されている。又、燃料電池(2)のカソード側には、
空気ファン(72)が取り付けられている。空気ファン(72)
によって送り込まれた空気の一部は、改質器(35)へ供給
され、蒸気改質方式の燃料改質装置が構成される。
【0027】燃料タンク(7)は、ポンプ(76)及び燃料供
給管(77)を介して、燃料改質装置(3)の改質器(35)へ連
結され、改質器(35)に内蔵されている気化器(36)へ燃料
が供給される。改質器(35)の出口はCO除去器(34)へ連
結され、CO除去器(34)の出口は、改質ガス供給管(73)
を介して、燃料電池(2)に連結されている。又、燃料電
池(2)のアノード出口は、未反応燃料供給管(79)及び燃
焼器ファン(78)を介して、燃焼器(37)へ連結されてい
る。燃焼器(37)の排ガス出口は、燃焼排ガスダクト(80)
を介して、熱交換器(5)に連結されている。
【0028】燃料電池(2)のカソード出口は、カソード
排ガスダクト(74)を介して、保温ボックス(14)の内部に
繋がっており、これによって、スチームリッチな排酸化
剤ガス(加湿空気)を保温ボックス(14)内へ供給する様に
なっている。又、熱交換器(5)から供給される熱媒によ
って、保温用プレート(4)が加熱されるようになってい
る。
【0029】図1及び図3に示す第1実施例のピザ宅配
スクータの保温ボックスに収容したピザ(実施例1)と、
図1及び図6に示す第2実施例のピザ宅配スクータの保
温ボックスに収容したピザ(実施例2)と、図2に示す従
来のピザ宅配スクータにおいて運搬時に100℃まで加
熱されたヒーティングプレートをピザ容器の底部に設置
して容器内を保温したピザ(従来例1)と、図2に示す従
来のピザ宅配スクータにおいてヒーティングプレートを
有しないピザ容器に収容したピザ(従来例2)とについ
て、それぞれピザ中央部の表面近傍の温度を実測したと
ころ、図8に示す結果が得られた。尚、ピザの直径は何
れも20cmである。
【0030】図から明らかな様に、本発明の実施例1及
び2では、1時間を経過しても、約75℃〜78℃の温
度範囲が維持されている。これに対し、従来例1では、
30分経過後には70℃程度であったが、1時間が経過
すると、60℃まで温度が低下した。又、従来例2で
は、早くも30分経過後に50℃まで温度が低下し、更
に1時間経過後には、40℃まで温度が低下した。この
結果から、本発明に係るピザ宅配スクータによれば、1
時間を超える長時間の運搬時にも、充分な保温力が得ら
れると言える。
【0031】上述の如く、本発明に係るピザ宅配スクー
タ(1)によれば、特別な加熱装置や加湿装置を装備する
ことなく、燃料電池(2)が発揮する加湿機能と燃料改質
装置(3)が発揮する保温機能を利用することによって、
長時間の運搬時にも充分な保温力と加湿力を得ることが
出来る。
【0032】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、保温用プレート(4)は、保
温ボックス(14)内に複数段に設置して、これらの保温用
プレートに沿って配置した伝熱管へ燃焼器(37)からの排
ガスを供給して、保温ボックス(14)を加熱することも可
能である。又、本発明に係る食品運搬用電動車両は、ピ
ザ宅配スクータに限らず、焼売や肉饅頭などを運搬する
スクータ、石焼き芋の製造装置を搭載した軽トラック等
に応用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したピザ宅配スクータの側面図で
ある。
【図2】従来のピザ宅配スクータの側面図である。
【図3】本発明の第1実施例の構成を示す系統図であ
る。
【図4】該第1実施例における具体的な機器配置を示す
平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】本発明の第2実施例の構成を示す系統図であ
る。
【図7】該第2実施例における具体的な機器配置を示す
側面図である。
【図8】ピザの温度変化を表わすグラフである。
【図9】燃料電池の原理を説明する図である。
【図10】従来の燃料改質装置の構成を表わす系統図で
ある。
【符号の説明】
(1) ピザ宅配スクータ (11) シート (14) 保温用プレート (2) 燃料電池 (21) アノード (22) カソード (23) 電解質層 (3) 燃料改質装置 (31) 改質器 (32) 気化器 (33) 燃焼器 (34) CO除去器 (4) 保温用プレート (5) 熱交換器
フロントページの続き (72)発明者 小田 勝也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 三宅 泰夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米津 育郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H027 AA02 BA01 BA16 DD00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を積載し、電力により駆動されて移
    動する食品運搬用電動車両であって、食品を収容するた
    めの保温ボックス(14)と、駆動源となる電力を発生すべ
    き燃料電池(2)と、該燃料電池(2)に供給すべき燃料を
    改質する燃料改質装置(3)とを搭載し、燃料電池(2)の
    カソード(22)から発生するスチームリッチな排酸化剤ガ
    スを保温ボックス(14)へ供給すると共に、燃料改質装置
    (3)から発生する熱を保温ボックス(14)へ導いて、食品
    の保温と加湿を行なうことを特徴とする食品運搬用電動
    車両。
  2. 【請求項2】 保温ボックス(14)は保温用プレート(4)
    の上に設置され、燃料改質装置(3)から発生する熱によ
    って保温用プレート(4)を加熱する請求項1に記載の食
    品運搬車両。
  3. 【請求項3】 燃料改質装置(3)は、気化器(32)、改質
    器(31)及びCO除去器(34)を直列に具えると共に、気化
    器(32)及び改質器(31)へ熱を供給すべき燃焼器(33)を具
    えて、改質器(31)が発生する熱を、熱伝導体(6)を介し
    て保温ボックス(14)へ導く請求項1又は請求項2に記載
    の食品運搬用電動車両。
  4. 【請求項4】 燃料改質装置(3)は、気化器(36)、改質
    器(35)及びCO除去器(34)を直列に具えると共に、気化
    器(36)及び改質器(35)へ熱を供給すべき燃焼器(37)を具
    えて、燃焼器(37)の排ガスを熱交換器(5)へ導き、該熱
    交換器(5)にて受ける熱を保温ボックス(14)へ導く請求
    項1又は請求項2に記載の食品運搬用電動車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005289439A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nippon Oil Corp コンテナ
JP2009023449A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Honda Motor Co Ltd 電動三輪車両
JP2020080212A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 トヨタ自動車株式会社 燃料電池を搭載した車両

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