JP3191025U - 流体加熱装置 - Google Patents

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和実 小林
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Abstract

【課題】電気ヒータと流体通路との接触状態を向上させて、電気ヒータの熱を流体通路へ効率良く伝える流体加熱装置を提供する。【解決手段】流体加熱装置100は、熱回収媒体が内部を流れる管状部材161と、熱回収媒体の加熱に用いられる電気ヒータ70’と、熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材71と、を含んで構成される。シート状部材71は、管状部材161の外周面161sと電気ヒータ70’との間に介装される。シート状部材71は、例えば、カーボンシートである。【選択図】図6

Description

本考案は、電気ヒータを備える流体加熱装置に関する。
特許文献1は、内部を流体(熱媒)が流れる流体通路(筒状体)と、その流体を加熱するための棒状の電気ヒータ(シーズヒータ)とを備える流体加熱装置(熱媒加熱器)を開示している。特許文献1では、流体通路の外周面に、その長手方向に沿うように凹状溝部が形成されており、この凹状溝部に電気ヒータが嵌入される。
特開2004−037041号公報
しかしながら、前述の流体通路の凹状溝部の表面と電気ヒータの表面との少なくとも一方に微小な凹凸があると、これら表面同士を面接触させようとしても、これら表面同士の間に微小な隙間が生じかねない。それゆえ、当該隙間の発生により、電気ヒータと流体通路との接触面積が減少し、ひいては、電気ヒータから流体通路への伝熱効率が低下しかねない。
本考案は、このような実状に鑑み、電気ヒータと流体通路との接触状態を向上させて、電気ヒータの熱を流体通路へ効率良く伝えることを目的とする。
そのため本考案では、流体加熱装置は、流体が内部を流れる流体通路と、流体の加熱に用いられる電気ヒータと、熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材と、を含んで構成される。シート状部材は、流体通路の外面と電気ヒータとの間に介装される。
本考案によれば、熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材が、流体通路の外面と電気ヒータとの間に介装される。これにより、仮に、流体通路の外面と電気ヒータの表面との少なくとも一方に微小な凹凸があっても、この凹凸がシート状部材により吸収されるので、前述のような表面間の隙間の発生を抑制することができる。それゆえ、電気ヒータと流体通路の外面との接触状態を向上させることができ、ひいては、電気ヒータの熱を流体通路へ効率良く伝えることができる。
本考案の第1実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す図 同上実施形態における燃料電池装置の概略構成を示す図 同上実施形態における熱交換器の斜視図 同上実施形態における熱交換器の断面図 同上実施形態における電気ヒータ及びシート状部材の低温流体通路への固定方法を示す図 本考案の第2実施形態における流体加熱装置の斜視図及び部分拡大断面図 本考案の第3実施形態における流体加熱装置の縦断面図及び横断面図
以下に本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の第1実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す。尚、図1示す破線は電力供給ラインを示す。図2は、本実施形態における燃料電池装置の概略構成を示す。
尚、本実施形態では、コジェネレーションシステムとして燃料電池システムを用いて説明するが、コジェネレーションシステムはこれに限らない。ここで、コジェネレーションシステムとは、ガスタービン、ディーゼルエンジン、又は燃料電池等による発電を行う際に発生する排熱(廃熱)を回収して動力源や熱源として再利用するシステムを意味する。
本実施形態における燃料電池システム11は、その主要部をなす燃料電池装置1と、燃料電池装置1より排出される排ガスの熱をそれより低温の水(冷水)によって回収するように構成された熱交換器2と、熱交換器2にて冷水を加熱することにより得られた温水を貯留する貯湯槽3と、燃料電池装置1(特に後述するセルスタック13)の発電電力を取り出すパワーコンディショナー(以下、「PCS」という)4と、制御部5とを含んで構成される。尚、燃料電池装置1、熱交換器2、PCS4、及び制御部5は、図1に一点鎖線で囲んで示すように発電ユニットとして1つの筐体内に収納される。貯湯槽3は図示しない貯湯ユニットとして別の筐体内に収納される。
ここで、熱交換器2は本考案の「流体加熱装置」に対応するものであり、後述する電気ヒータ70とシート状部材71とを含んで構成される。また、燃料電池装置1は本考案の「コジェネレーションシステムを構成する発電部」に対応するものである。また、熱交換器2にて排ガスの熱を回収する水(前述の冷水及び温水)が、本考案の「流体(第1の流体)」に対応する。尚、この「流体(第1の流体)」は水に限らず、例えば、不凍液であってもよい。また、燃料電池装置1から排出される排ガスが、本考案の「第2の流体」に対応する。
尚、本実施形態では、熱交換器2にて排ガスの熱を回収する水(第1の流体)を、以下、「熱回収媒体」を称して説明する。
燃料電池装置1は、筐体10内に、改質器12と、セルスタック13(複数の燃料電池セル14の組立体)と、オフガス燃焼部15とを配置して構成される。ここで、セルスタック13及び燃料電池セル14は、本考案の燃料電池に対応するものである。ここでは、燃料電池の一例として固体酸化物形燃料電池を用いて説明する。
燃料電池システム11には、筐体10の外部から筐体10の壁面を貫通して改質器12へ、原燃料の供給通路21が設けられている。原燃料の供給通路21には、適宜の供給量制御手段としてのポンプ22が筐体10外に設けられている。この供給通路21を原燃料が流通する。ここで、原燃料は例えば炭化水素系燃料である。炭化水素系燃料は、分子中に炭素と水素とを含む化合物(酸素など、他の元素を含んでいてもよい)若しくはそれらの混合物である。
原燃料の供給通路21におけるポンプ22と改質器12との間には、図示しない改質用空気の供給通路が接続されている。この改質用空気の供給通路には、適宜の供給量制御手段としてのブロワ(図示せず)が筐体10外に設けられている。
燃料電池システム11には、筐体10の外部から筐体10の壁面を貫通して改質器12へ、改質用水の供給通路27が接続されている。改質用水の供給通路27は、筐体10外の水タンク28から筐体10の壁面を貫通して筐体10内の改質器12へ延びている。改質用水の供給通路27には、適宜の供給量制御手段としてのポンプ29が筐体10外に設けられている。
燃料電池システム11には、筐体10の外部から筐体10の壁面を貫通してセルスタック13のカソード側に向かって延びるように、酸化剤ガス(空気等)の供給通路31が設けられている。酸化剤ガスの供給通路31には、適宜の供給量制御手段としてのブロワ32が筐体10外に設けられている。
改質器12には、原燃料の供給通路21の下流側端部と改質用水の供給通路27の下流側端部とが接続されている。改質器12は、改質用水の供給通路27からの水を蒸発させて生成した水蒸気の存在下で、原燃料を水蒸気改質反応により改質し、水素リッチな燃料ガス(改質ガス)を生成する。換言すれば、改質器12は、原燃料を水蒸気改質反応により改質して、水素を含有する改質ガスを生成する。尚、改質器12では、水蒸気改質反応により改質するに替えて、改質用空気を用いて部分酸化反応により改質してもよい。又は、改質用水と改質用空気とを併用して自己熱改質反応により改質してもよい。更にはこれらの改質反応の組み合わせなど、水素発生手法として公知な手法によって改質ガスを生成してもよい。
尚、本実施形態では、図示しない改質用空気の供給通路の端部が、原燃料の供給通路21の途中に接続されているが、これに代えて、改質器12に接続されてもよい。
また、図2では、原燃料の供給通路21及び改質用水の供給通路27を個別に図示しているが、これらを予め合流させてから改質器12に接続させてもよい。このようにすることで、筐体10を貫通する配管数を減らすことができる。また、改質器12に充填する改質触媒の種類に応じて、改質器12に接続させる配管の種類を変更してもよい。具体的には、酸化反応による改質を行わない場合は、図示しない改質用空気の供給通路と、改質用空気の供給量制御手段であるブロワ(図示せず)とを省略することができる。
セルスタック13は、複数の固体酸化物形燃料電池セル14を電気的に直列及び/又は並列に接続してなる組立体であり、各セル14は、固体酸化物電解質の両面にアノード(燃料極)とカソード(酸化剤極)を積層してなり、アノードには改質器12出口からの改質ガスの供給通路33によって改質ガスが供給され、カソードには、酸化剤ガスの供給通路31により空気などの酸化剤ガスが供給される。
電解質は、高温下で酸化物イオンを伝導する。アノードは、酸化物イオンと改質ガス中の水素とを反応させて、電子及び水を発生させる。カソードは、酸化剤ガス中の酸素と電子とを反応させて、酸化物イオンを発生させる。
従って、燃料電池セル14の各々において、カソードにて、下記(1)式の電極反応が生起され、アノードにて、下記(2)式の電極反応が生起されて、発電がなされる。
カソード: 1/2O+2e→O2−(電解質) ・・・(1)
アノード: O2−(電解質)+H→HO+2e・・・(2)
オフガス燃焼部15は、筐体10内に設けられ、セルスタック13での余剰の改質ガス(換言すれば、セルスタック13から排出されるオフガス)を余剰の酸化剤ガスの存在下で燃焼させ、その燃焼熱により改質器12及びセルスタック13を高温状態に維持する。従って、筐体10内は、セルスタック13での発電及び余剰改質ガスの燃焼に起因して高温になる。
燃料電池システム11には、筐体10内のオフガス燃焼部15から筐体10の壁面を貫通して筐体10外の熱交換器2へ、排ガス通路41が設けられている。
尚、排ガス通路41の途中には、オフガス燃焼部15からの排ガスを浄化する排ガス処理部(図示せず)が設けられている。この排ガス処理部では、排ガス中に含まれる一酸化炭素や水素などの成分が浄化処理される。また、排ガス処理部で処理された後の排ガスは水蒸気を含有する。
熱交換器2は、前述の排ガス処理部で処理された後の排ガスの熱を、それより低温の熱回収媒体によって回収するように構成されている。すなわち、熱交換器2では、高温の排ガスにより、それより低温の熱回収媒体が加熱される。また、熱交換器2では、電気ヒータ70により、熱回収媒体が加熱され得る。
貯湯槽3は、熱交換器2にて加熱された熱回収媒体を貯留する。また、貯湯槽3は、貯留された熱回収媒体を給湯負荷に対して供給可能に構成され得る。
熱交換器2は、一次側通路である高温流体通路51と、二次側通路である低温流体通路52との間で熱交換をする。ここで、低温流体通路52が、本考案の「流体(第1の流体)が内部を流れる流体通路(第1流体通路)」に対応する。また、高温流体通路51が、本考案の「第2の流体が内部を流れる第2流体通路」に対応する。
高温流体通路51の上部に形成された入口51aは、前述の排ガス通路41の下流側端部に接続されている。高温流体通路51の下部に形成された出口51bは、後述する排ガス通路42の上流側端部に接続されている。
低温流体通路52には、貯湯槽3の底部から引き出されて貯湯槽3の上部へ戻る循環通路61a、61bが接続されている。詳しくは、循環通路61aは、貯湯槽3の底部から、低温流体通路52の下部に形成された入口52aまで延びている。また、循環通路61bは、低温流体通路52の上部に形成された出口52bから貯湯槽3の上部まで延びている。循環通路61bの途中には、適宜の供給量制御手段としての循環用のポンプ62が設けられている。
循環通路61bのうち、低温流体通路52の出口52bと循環用のポンプ62との間の部分には、熱交換器2の出口での熱回収媒体の温度Tを検出するための温度センサ53が設けられている。この温度センサ53からの温度検出信号(温度Tに対応する信号)は、図示しない信号線を介して、制御部5に伝達される。
従って、循環用のポンプ62を駆動すると、貯湯槽3の底部付近に存在する比較的低温の熱回収媒体が循環通路61aにより熱交換器2に供給され、熱交換器2にて燃料電池装置1からの排ガスとの間で熱交換がなされる。これにより、熱回収媒体が加熱される。また、この熱交換と並行して、熱回収媒体が、熱交換器2にて電気ヒータ70により加熱され得る。このようにして加熱された熱回収媒体が、循環通路61bにより、貯湯槽3の上部へ戻される。このような循環が繰り返されて、貯湯槽3に熱回収媒体が貯留される。
燃料電池システム11では、熱交換器2の高温流体通路51の出口51bと発電ユニットの筐体(図1に示す一点鎖線)の外部とを連通するように、排ガス通路42が設けられている。排ガス通路42内は、熱交換器2を通過した排ガスが流通する。
凝縮水の回収通路43は、排ガス通路42の途中(分岐部44)にて下方に向かって分岐して、水タンク28まで延びている。
熱交換器2の高温流体通路51では、低温流体通路52との熱交換により排ガス中の水分(水蒸気)が凝縮する。この凝縮水は、熱交換器2の高温流体通路51の出口51bから排ガス通路42に排出され、排ガス通路42の分岐部44を経て、凝縮水の回収通路43を通って、水タンク28に貯留される。
水タンク28に貯留された水は、前述のポンプ29により吸引され、改質用水の供給通路27を通って、改質器12に導入される。
PCS4は、燃料電池装置1のセルスタック13で発生した直流電力を取り出すものであり、また、インバータを備え、直流電力を交流電力に変換して、電力負荷81(電気機器)に供給する。尚、セルスタック13の発電電力が電力負荷81の需要電力に満たない場合は、不足分として、系統電源82からの系統電力が電力負荷81に供給される。
制御部5は、セルスタック13の発電電力や熱回収に用いる熱回収媒体を循環させるためのポンプ62の運転などを制御するもので、マイクロコンピュータを含んで構成され、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェイスなどを備えている。
制御部5による発電電力の制御は、ポンプ22、29、及び改質用空気の供給用のブロワ(図示せず)を介して改質器12への原燃料、改質用水、改質用空気の供給量を制御して、セルスタック13への改質ガスの供給量を制御し、また、ブロワ32を介してセルスタック13への酸化剤ガスの供給量を制御することによって、行う。
従って、制御部5は、電力負荷81の需要電力に応じて、定格最大発電電力の範囲内で、セルスタック13の発電電力目標値を設定し、これに従って(発電電力目標値を得るように)、燃料、水、及び空気の供給量を制御することにより、セルスタック13の発電電力を制御する。
また、制御部5はPCS4を制御する。具体的には、セルスタック13の発電電力目標値に基づいて、セルスタック13から取り出す電流を設定・制御する。
また、制御部5は、温度センサ53により検出される熱回収媒体の温度Tが所定の温度Tsとなるように、循環用のポンプ62の運転を制御して、循環通路61a、61bを流れる熱回収媒体の流量を制御する。ここで、所定の温度Tsとは、貯湯槽3に貯留される直前の熱回収媒体の目標温度であり、予め設定されている。
また、制御部5は、系統電源82の停電時又は非停電時に、セルスタック13の発電電力が電力負荷81の需要電力を上回って、余剰電力が発生した場合に、系統電源82への逆潮流防止のため、余剰電力を電気ヒータ70に供給して当該余剰電力を消費するように、電気ヒータ70の通電制御を行う。
次に、本実施形態における熱交換器2の詳細について、図3及び図4を用いて説明する。
図3は熱交換器2の斜視図である。図4は熱交換器2の断面図である。尚、図3及び図4に示すように、便宜上、上下・前後・左右を規定して、以下説明する。
本考案の「流体加熱装置」に対応する熱交換器2は、直方体状で中空の本体部54と、この本体部内を2つの室(後側の室55及び前側の室56)に仕切る仕切壁57と、を含んで構成される金属製の箱状部材により形成されている。すなわち、後側の室55は、本体部54の後側部分と仕切壁57とにより区画形成されており、前側の室56は、本体部54の前側部分と仕切壁57とにより区画形成されている。ここで、前側の室56が本考案の「一方の室」に対応する。また、後側の室55が本考案の「他方の室」に対応する。また、前側の室56及び後側の室55は箱状である。
前側の室56は、下部に循環通路61aからの熱回収媒体の入口52aを備え、上部に熱回収媒体の出口52bを備えて、熱回収媒体が流れる低温流体通路52をなす。ゆえに、低温流体通路52の入口52aと出口52bとは、それぞれ、低温流体通路52の下部と上部とに形成されており、熱回収媒体は、低温流体通路52の内部を下から上へ流れる。また、低温流体通路52は箱状である。
後側の室55は、上部に排ガス通路41からの排ガスの入口51aを備え、下部に排ガスの出口51bを備えて、排ガスが流れる高温流体通路51をなす。ゆえに、高温流体通路51の入口51aと出口51bとは、それぞれ、高温流体通路51の上部と下部とに形成されており、排ガスは、高温流体通路51の内部を上から下へ流れる。また、高温流体通路51は箱状である。
仕切壁57は、本考案の「伝熱部」として機能して、後側の室55(高温流体通路51)内を流れる排ガスの熱を、前側の室56(低温流体通路52)内を流れる熱回収媒体に伝える。
従って、熱交換器2は、仕切壁57を介して排ガスと熱回収媒体とが熱交換を行う向流式の熱交換器である。
電気ヒータ70は、シーズヒータを金属材(例えばアルミ材)の内部に鋳込んでなる平板状の鋳込みヒータである。それゆえ電気ヒータ70は平面部を有する。ここで、シーズヒータとは、例えば、抵抗発熱体(電熱線)を金属パイプ内に挿入し、金属パイプ内に絶縁体を充填して形成される。
電気ヒータ70は、前側の室56の前面(外面)に設けられている。換言すれば、電気ヒータ70は、低温流体通路52の前面52s(外面)に設けられている。尚、本実施形態では、低温流体通路52の前面52sのうち電気ヒータ70が設けられる部分は平面状である。
低温流体通路52の前面52sと電気ヒータ70との間にはシート状部材71が介装されている。本実施形態では、低温流体通路52の前面52sには、それを覆うようにシート状部材71が配置され、シート状部材71の前面には、電気ヒータ70が設けられている。従って、シート状部材71では、その一方の面に低温流体通路52の前面52sが接触し、他方の面(一方の面と反対側の面)に電気ヒータ70が接触する。
シート状部材71は熱伝導性及び柔軟性を有する。シート状部材71は、熱交換器2の本体部54及び電気ヒータ70よりも、硬度が低い。また、シート状部材71は弾性を有し得る。シート状部材71は、カーボンシートであることが好ましい。ここで、カーボンシートは、例えば、カーボン結晶を積層させて形成される。また、シート状部材71は、シリコーンゴムシートであってもよい。
電気ヒータ70については、シート状部材71に接触する側(すなわち後側)にて熱が奪われる。それゆえ、電気ヒータ70では、その前面の温度が、後面の温度よりも相対的に高くなる。電気ヒータ70の仕様にもよるが、電気ヒータ70の前面の温度は、後面の温度よりも、例えば、10〜20℃程度高くなる。従って、電気ヒータ70の前面を断熱材で覆うことにより、当該前面からの放熱を抑制することができ、ひいては、電気ヒータ70からの熱をシート状部材71及び低温流体通路52を介して熱回収媒体に効率良く伝えることができる。
図5は、電気ヒータ70及びシート状部材71の低温流体通路52への固定方法を示す図である。詳しくは、図5(A)は、電気ヒータ70及びシート状部材71を低温流体通路52に固定する直前の状態を示す図であり、図5(B)は、電気ヒータ70及びシート状部材71を低温流体通路52に固定した後の状態を示す図である。ここで、図5(A)及び図5(B)は、電気ヒータ70の上部及びシート状部材71の上部の、低温流体通路52の上部への固定方法を示している。
電気ヒータ70及びシート状部材71を低温流体通路52の前面52sに取り付ける取付装置90は、取付部材91、92と、複数の取付ボルト93とにより構成される。
取付部材91は、金属板を折り曲げて形成される。取付部材91は、低温流体通路52の前面52sに溶接固定されて左右方向に延在する基部91aと、基部91aの下端部から前方に張り出す張り出し部91bと、張り出し部91bの前端部から下方に張り出すフランジ部91cとにより構成される。
張り出し部91bの前後方向の長さは、シート状部材71の厚さ(前後方向の長さ)よりも大きい。
フランジ部91cには、取付ボルト93の雄ねじ部93aが螺合する雌ねじ部91dが複数形成されている。
取付部材92は、金属板を折り曲げて形成される。取付部材92は、後面が取付部材91のフランジ部91cの前面に面接触して左右方向に延在する基部92aと、基部92aの下端部から前方に張り出す張り出し部92bと、張り出し部92bの前端部から下方に張り出すフランジ部92cとにより構成される。
基部92aには、取付ボルト93の雄ねじ部93aを挿通可能な貫通孔92dが複数形成されている。
電気ヒータ70の上部及びシート状部材71の上部を低温流体通路52の前面52sの上部に取り付けるときには、まず、低温流体通路52の前面52sと取付部材91のフランジ部91cとの間にシート状部材71の上縁部が位置するようにシート状部材71を低温流体通路52の前面52sに配置する。次に、シート状部材71の前面に電気ヒータ70の後面を接触させた状態で、取付ボルト93により、取付部材92を取付部材91に着脱可能に固定する。このときに、取付部材92のフランジ部92cの後面は、電気ヒータ70の上縁部の前面に接触する。また、取付ボルト93の雄ねじ部93aの先端部はシート状部材71の上縁部に接触してシート状部材71の上縁部を後方に押圧する。このようにして、電気ヒータ70の上部及びシート状部材71の上部の、低温流体通路52の上部への固定が行われる。
本実施形態では、前述の電気ヒータ70の上部及びシート状部材71の上部の、低温流体通路52の上部への固定方法と同様の固定方法を、電気ヒータ70の下部及びシート状部材71の下部の、低温流体通路52の下部への固定に用いている。それゆえ、電気ヒータ70が、その上部及び下部にて、取付装置90を介して、低温流体通路52に固定される。
尚、本実施形態では、電気ヒータ70が、その上部及び下部にて、取付装置90を介して、低温流体通路52に固定されているが、電気ヒータ70の低温流体通路52への固定手法はこれに限らず、例えば、電気ヒータ70が、その左側部及び右側部にて、取付装置90を介して、低温流体通路52に固定されてもよい。
ところで、低温流体通路52に電気ヒータ70及びシート状部材71を固定する工程を含む組立工程では、電気ヒータ70を通電させた状態で、低温流体通路52の前面52s(外面)の温度を測定することにより、電気ヒータ70がシート状部材71を介して低温流体通路52に伝熱可能に固定されているか否かを検査することができる。この検査において、電気ヒータ70がシート状部材71に接触している場合には、電気ヒータ70がシート状部材71に接触していない場合に比べて、低温流体通路52の前面52sの温度が高い。それゆえ、前記検査では、低温流体通路52の前面52sの測定温度に基づいて、電気ヒータ70の脱落等を検知することが可能である。
また、本実施形態のように、着脱可能な取付部材92を含む取付装置90を用いて、電気ヒータ70及びシート状部材71を低温流体通路52に固定することにより、前述の組立工程時にシート状部材71の付け忘れが発生していることを前述の検査時に検知しても、取付部材92を取付部材91から容易に離脱し、電気ヒータ70及びシート状部材71を低温流体通路52の前面52sに付け直して、取付部材92を取付部材91に容易に装着することができるので、前述の検査後の作業を効率良く行うことができる。
本実施形態によれば、熱交換器2(流体加熱装置)は、熱回収媒体(流体)が内部を流れる低温流体通路52(流体通路)と、熱回収媒体の加熱に用いられる電気ヒータ70と、熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材71と、を含んで構成される。シート状部材71は、低温流体通路52の前面52s(外面)と電気ヒータ70との間に介装される。これにより、低温流体通路52の前面52sと電気ヒータ70との接触状態が向上して伝熱性が向上するので、電気ヒータ70の発熱を熱回収媒体で回収する効率(換言すれば、ヒータ発熱の熱回収効率)を向上させることができる。
また本実施形態によれば、低温流体通路52(流体通路)は箱状である。これにより、簡素な構成で低温流体通路52を形成することができる。
また本実施形態によれば、電気ヒータ70は平面部を有し、低温流体通路52(流体通路)の前面52s(前側の室56の外面)のうち電気ヒータ70が設けられる部分は平面状である。これにより、電気ヒータ70の発熱を、電気ヒータ70の平面部からシート状部材71を介して低温流体通路52の前面52sに良好に伝熱することができる。
また本実施形態によれば、電気ヒータ70は、シーズヒータを金属材の内部に鋳込んでなる平板状の鋳込みヒータである。これにより、電気ヒータ70は、それがシーズヒータのみで構成される場合に比べて、シート状部材71との接触面積を増やすことができるので、電気ヒータ70から低温流体通路52の前面52sへの伝熱性を向上させることができる。
また本実施形態において、シート状部材71をカーボンシートとすることにより、既製のカーボンシートを用いて、簡素な構成で、電気ヒータ70と低温流体通路52の前面52s(外面)との接触状態を向上させることができる。
また本実施形態によれば、熱回収媒体(流体)は水である。これにより、排ガスの熱を回収して温水を得ることができる。
また本実施形態によれば、熱交換器2(流体加熱装置)は箱状部材を含んで構成される。高温流体通路51及び低温流体通路52はこの箱状部材に形成される。この箱状部材は、中空の本体部54と、本体部54内を2つの室55、56に仕切る仕切壁57とを含んで構成される。前側の室(一方の室)56は、熱回収媒体の入口52a及び出口52bを備えて低温流体通路52をなす。後側の室(他方の室)55は、排ガスの入口51a及び出口51bを備えて高温流体通路51をなす。仕切壁57は、高温流体通路51内を流れる排ガスの熱を、低温流体通路52内を流れる熱回収媒体に伝える伝熱部をなす。電気ヒータ70は、低温流体通路52の前面52s(前側の室56の外面)に設けられ、シート状部材71は、低温流体通路52の前面52sと電気ヒータ70との間に介装される。これにより、低温流体通路52の前面52sと電気ヒータ70との接触状態が向上して伝熱性が向上するので、電気ヒータ70の発熱を熱回収媒体で回収する効率(換言すれば、ヒータ発熱の熱回収効率)を向上させることができる。
また本実施形態によれば、熱交換器2(流体加熱装置)の高温流体通路51(第2流体通路)を流れる排ガス(第2の流体)は、コジェネレーションシステムである燃料電池システム11を構成する燃料電池装置1(発電部)からの排ガスである。これにより、コジェネレーションシステムにおける排熱(廃熱)を熱交換器2にて良好に回収することができる。
また本実施形態によれば、熱交換器2(流体加熱装置)は、排ガス(第2の流体)の熱をそれより低温の熱回収媒体(第1の流体)によって回収するように構成されている。また、熱交換器2は、熱回収媒体の加熱に用いられる電気ヒータ70を備える。これにより、電気ヒータ70による熱回収媒体の加熱が、熱交換器2にて行われるので、比較的低温の熱回収媒体が熱交換器2に流入することができ、ひいては、熱交換器2にて排ガスの熱を効率良く回収することができる。また、燃料電池システム11において、排ガスの熱を回収する熱回収媒体の流量を、熱交換器2の出口での熱回収媒体の温度Tが所定の温度Tsとなるように制御する場合には、電気ヒータ70の設置箇所での熱回収媒体の温度が、前述の所定の温度Ts以下となり得るので、電気ヒータ70の設置箇所での熱回収媒体の過加熱(例えば沸騰)を抑制することができる。
また本実施形態によれば、熱交換器2(流体加熱装置)は、熱回収媒体(第1の流体)より高温の排ガス(第2の流体)が内部を流れる高温流体通路51(第2流体通路)と、高温流体通路51内を流れる排ガスの熱を、低温流体通路52(第1流体通路)内を流れる熱回収媒体に伝える仕切壁57(伝熱部)と、を含んで構成される。これにより、低温流体通路52を流れる熱回収媒体は、高温流体通路51を流れる排ガスの熱を仕切壁57を介して回収すると共に、電気ヒータ70から受熱することができるので、低温流体通路52にて熱回収媒体を迅速に昇温することができる。それゆえ、温度センサ53により検出される熱回収媒体の温度Tが所定の温度Tsとなるように、循環用のポンプ62の運転を制御して、循環通路61a、61bを流れる熱回収媒体の流量を制御するときには、電気ヒータ70が循環通路61a、61bに設けられる場合に比べて熱回収媒体の流量を増加させることができるので、電気ヒータ70の近傍等での局所的な熱回収媒体の過加熱(例えば沸騰)を抑制することができる。
また本実施形態によれば、燃料電池システム11は、熱交換器2(流体加熱装置)と、燃料を水蒸気改質反応により改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質器12と、酸化剤ガス中の酸素と、改質器12からの改質ガス中の水素とを反応させて発電する燃料電池スタック13(燃料電池)と、燃料電池スタック13から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部15と、を含んで構成される。また、熱交換器2の高温流体通路51を流れる排ガス(第2の流体)は、オフガス燃焼部15にて生成された排ガスである。これにより、オフガス燃焼部15からの排ガスの熱を熱交換器2にて良好に回収することができる。
図6(A)は、本考案の第2実施形態における流体加熱装置100の斜視図である。図6(B)は、流体加熱装置100の及び部分拡大断面図である。
図1〜図5に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
第1実施形態では、電気ヒータ70及びシート状部材71が低温流体通路52の前面52sに設けられているが、本実施形態では、これに代えて、電気ヒータ70’及びシート状部材71が、管状部材161の外周面161sに設けられている。ここで、管状部材161は、循環通路61a又は61bを構成する部材であり、その内部を熱回収媒体が流れる。ゆえに、管状部材161は、本考案の「流体通路(第1流体通路)」に対応するものである。また、この「流体通路(第1流体通路)」は管状である。
尚、本実施形態では、管状部材161の断面形状が円形状であるが、断面形状はこれに限らず、例えば、矩形状であってもよい。
管状部材161には、その長手方向の一部にて、外周面161sに、シート状部材71が巻き付けられている。
シート状部材71の外面側には、絶縁被覆した抵抗発熱体(電熱線)からなる電気ヒータ70’が、コイル状に巻き付けられている。
従って、シート状部材71では、その一方の面に管状部材161の外周面161sが接触し、他方の面(一方の面と反対側の面)に電気ヒータ70’が接触する。
電気ヒータ70’及びシート状部材71については、その外面を断熱材で覆うことにより、当該外面からの放熱を抑制することができ、ひいては、電気ヒータ70’からの熱をシート状部材71及び管状部材161を介して熱回収媒体に効率良く伝えることができる。
特に本実施形態によれば、流体加熱装置100は、熱回収媒体(流体)が内部を流れる管状部材161(流体通路)と、熱回収媒体の加熱に用いられる電気ヒータ70’と、熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材71と、を含んで構成される。シート状部材71は、管状部材161の外周面161sと電気ヒータ70’との間に介装される。これにより、管状部材161の外周面161sと電気ヒータ70’との接触状態が向上して伝熱性が向上するので、電気ヒータ70’の発熱を熱回収媒体で回収する効率(換言すれば、ヒータ発熱の熱回収効率)を向上させることができる。
図7(A)は、本考案の第3実施形態における流体加熱装置100’の縦断面図である。図7(B)は、流体加熱装置100’の横断面図である。
図6に示した第2実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、電気ヒータ70’の代わりとして、柔軟性を有する2枚のシート状の電気ヒータ70”を用いている。本実施形態が、2枚のシート状の電気ヒータ70”が、シート状部材71及び管状部材161を両側から挟み込むように、各々が配置されている。
従って、シート状部材71では、その一方の面に管状部材161の外周面161sが接触し、他方の面(一方の面と反対側の面)に電気ヒータ70”が接触する。
本実施形態では、図示しないバンド等の固縛手段により、電気ヒータ70”及びシート状部材71が管状部材161に着脱可能に固定され得る。
電気ヒータ70”及びシート状部材71については、その外面を断熱材で覆うことにより、当該外面からの放熱を抑制することができ、ひいては、電気ヒータ70”からの熱をシート状部材71及び低温流体通路52’を介して熱回収媒体に効率良く伝えることができる。
特に本実施形態によれば、流体加熱装置100’は、熱回収媒体(流体)が内部を流れる管状部材161(流体通路)と、熱回収媒体の加熱に用いられる電気ヒータ70”と、熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材71と、を含んで構成される。シート状部材71は、管状部材161の外周面161sと電気ヒータ70”との間に介装される。これにより、管状部材161の外周面161sと電気ヒータ70”との接触状態が向上して伝熱性が向上するので、電気ヒータ70”の発熱を熱回収媒体で回収する効率(換言すれば、ヒータ発熱の熱回収効率)を向上させることができる。
尚、前述の第1〜第3実施形態において、制御部5は、系統電源82の停電時又は非停電時に、セルスタック13の発電電力が電力負荷81の需要電力を上回って、余剰電力が発生した場合に、系統電源82への逆潮流防止のため、余剰電力を電気ヒータ70、70’、70”に供給して当該余剰電力を消費するように、電気ヒータ70、70’、70”の通電制御を行うが、これに加えて、又は、これに代えて、制御部5は、循環通路61a、61bにて熱回収媒体が凍結することを防止するため、温度センサ53にて検出される熱回収媒体の温度Tに基づいて、電気ヒータ70、70’、70”の通電制御と、ポンプ62の運転制御とを行ってもよい。この場合において、特に前述の第1実施形態では、低温流体通路52を流れる熱回収媒体が、高温流体通路51を流れる排ガスの熱を仕切壁57を介して回収すると共に、電気ヒータ70から受熱することができるので、低温流体通路52にて熱回収媒体を迅速に昇温することができる。それゆえ、循環通路61a、61bを流れる熱回収媒体の流量を増加させることができるので、循環通路61a、61bでの熱回収媒体の凍結を良好に抑制することができる。
また、前述の第1〜第3実施形態では、燃料電池システムを構成する燃料電池が固体酸化物形燃料電池(SOFC)であるが、燃料電池システムを構成する燃料電池の種類はこれに限らず、例えば固体高分子形燃料電池(PEFC)であってもよい。
また、前述の第1実施形態では、熱交換器2の高温流体通路51を流れる排ガスが、燃料電池装置1(発電部)からの排ガスであるが、高温流体通路51を流れる排ガスはこれに限らず、例えば、ガスタービンやディーゼルエンジン等を含んでコジェネレーションシステムを構成する発電部からの排ガスであってもよい。
また、前述の第1実施形態では、熱交換器2の高温流体通路51を流れる第2の流体が排ガスであるが、当該第2の流体は、熱交換器2の低温流体通路52を流れる熱回収媒体より高温であればよく、例えば湯水であってもよい。
また、前述の第2実施形態及び第3実施形態では、管状部材161内を流れる流体(第1の流体)が水であるが、当該流体はこれに限らず、例えば、不凍液であってもよい。
また、前述の第1実施形態における燃料電池システム11に、前述の流体加熱装置100及び/又は流体加熱装置100’を追加してもよい。
また、図示の実施形態はあくまで本考案を例示するものであり、本考案は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 燃料電池装置
2 熱交換器(流体加熱装置)
3 貯湯槽
4 パワーコンディショナー(PCS)
5 制御部
10 筐体
11 燃料電池システム
12 改質器
13 セルスタック
14 燃料電池セル
15 オフガス燃焼部
21 原燃料の供給通路
22 ポンプ
27 改質用水の供給通路
28 水タンク
29 ポンプ
31 酸化剤ガスの供給通路
32 ブロワ
33 改質ガスの供給通路
41、42 排ガス通路
43 凝縮水の回収通路
44 分岐部
51 高温流体通路
51a 入口
51b 出口
52 低温流体通路
52a 入口
52b 出口
52s 前面(外面)
53 温度センサ
54 本体部
55、56 室
57 仕切壁
61a、61b 循環通路
62 ポンプ
70、70’、70” 電気ヒータ
71 シート状部材
81 電力負荷
82 系統電源
90 取付装置
91、92 取付部材
91a、92a 基部
91b、92b 張り出し部
91c、92c フランジ部
91d 雌ねじ部
92d 貫通孔
93 取付ボルト
93a 雄ねじ部
100、100’ 流体加熱装置
161 管状部材
161s 外周面

Claims (7)

  1. 流体が内部を流れる流体通路と、
    前記流体の加熱に用いられる電気ヒータと、
    熱伝導性及び柔軟性を有するシート状部材と、
    を含んで構成され、
    前記シート状部材は、前記流体通路の外面と前記電気ヒータとの間に介装される、流体加熱装置。
  2. 前記流体通路は管状である、請求項1に記載の流体加熱装置。
  3. 前記流体通路は箱状である、請求項1に記載の流体加熱装置。
  4. 前記電気ヒータは平面部を有し、前記外面のうち前記電気ヒータが設けられる部分は平面状である、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の流体加熱装置。
  5. 前記電気ヒータは、シーズヒータを金属材の内部に鋳込んでなる鋳込みヒータである、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の流体加熱装置。
  6. 前記シート状部材はカーボンシートである、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の流体加熱装置。
  7. 前記流体は水である、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の流体加熱装置。
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