JP2000238038A - プラスチック成形フィルムの耳部連続巻取り装置 - Google Patents

プラスチック成形フィルムの耳部連続巻取り装置

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JP2000238038A
JP2000238038A JP11045308A JP4530899A JP2000238038A JP 2000238038 A JP2000238038 A JP 2000238038A JP 11045308 A JP11045308 A JP 11045308A JP 4530899 A JP4530899 A JP 4530899A JP 2000238038 A JP2000238038 A JP 2000238038A
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winding
winding drum
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drum
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Kunitsugu Yanagisawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形フィルムのトリミングカットされた不要な
耳部を、ノンストップでの自動連続的に巻き取り処理で
きるようにする。 【解決手段】前側巻取りドラムが満巻き状態に達した時
には、その耳部をトラバースプーリーから後側巻取りド
ラムの接線となるように前側巻取りドラムへ巻き掛かる
前下がりの傾斜状態として緊張させ、後側巻取りドラム
が満巻き状態に達した時には、同じく耳部をトラバース
プーリーから前側巻取りドラムの接線となるように後側
巻取りドラムへ巻き掛かる後下がりの傾斜状態として緊
張させると共に、その各傾斜状態にある耳部の途中を貼
合せロールの前後方向に沿う進退作動と、押えロールの
下降作動により各ドラムの芯管へ貼り付けた状態のもと
で、カッターにより自づとカットする如く、その耳部の
巻き替えを両巻取りドラムの前後相互間において交互に
繰り返すように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチック成形フ
ィルムにおける耳部の連続巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、包装用プラスチックフィルムは
製造法の如何に拘らず、その成形後巻き取られるが、そ
の過程でのトリミングカット部により、製品となる成形
フィルムの不要な耳部がトリミングカットされるもので
は、その耳部を廃棄又は再生するために、一旦巻き取る
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その耳部巻
取り装置の従来品では巻取りドラムが満巻き状態になっ
た場合、これを新品と交換する作業中、耳部の巻き取り
作用を停止させなければならず、製品となる成形フィル
ムの巻き取り速度に応じて、その大量の耳部を自動連続
的に巻き取り処理できない問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのために役立つプラスチック
成形フィルムの耳部連続巻取り装置として、据付け台枠
の中途高さ位置を横断する水平な前後一対の回転ドラム
軸によって、その各ドラム軸が上記台枠の側面から張り
出す先端部へ回転駆動可能に支持された巻取りドラム
と、
【0005】予じめ両面接着テープが貼り付け使用され
た状態のもとで、各巻取りドラムの上記回転ドラム軸へ
抜き差し自在に差し込み套嵌された芯管と、
【0006】両巻取りドラムの基端側へ偏心した位置を
目指す平面視の直進的な搬送ラインに沿って、前方から
送り込まれてくるプラスチック成形フィルムの紐状耳部
をその巻取りドラムへ誘導すべく、上記前側巻取りドラ
ムよりも前方位置を横断する左右進退作動可能な進退ガ
イドプーリー軸によって、そのガイドプーリー軸が上記
台枠の側面から張り出す先端部へ遊転自在に支持された
進退ガイドプーリーと、
【0007】上記回転ドラム軸との平行状態として、巻
取りドラムの上方位置に張り出し横架し、且つ上記台枠
の上面に敷設固定されたスライドガイドレールに沿う前
後方向への進退作動可能なトラバースガイドアームと、
【0008】上記トラバースガイドアームの真下位置へ
平行に軸受けされたトラバースガイド軸を介して、その
ガイド軸の正逆回転駆動に連れて上記巻取りドラムの巻
取り幅分を左右方向へ進退運動し得るように吊り下げら
れた遊転可能なトラバースプーリーと、
【0009】上記前側巻取りドラムのほぼ真上に対応位
置しつつ、据付け台枠の側面から上記搬送ライン上まで
の左右方向に沿う進退作動と、その前側巻取りドラムと
の対応位置から前方に向かう一定距離の進退作動とを行
なえるように、上記台枠の中途高さ位置へ軸支された遊
転可能な前側耳部貼合せロールと、
【0010】上記後側巻取りドラムのほぼ真上に対応位
置しつつ、同じく据付け台枠の側面から上記搬送ライン
上までの左右方向に沿う進退作動と、その後側巻取りド
ラムとの対応位置から後方に向かう一定距離の進退作動
とを行なえるように、やはり上記台枠の中途高さ位置へ
軸支された遊転可能な後側耳部貼合せロールと、
【0011】両貼合せロールの前後相互間に介在する位
置関係にあって、上記台枠の側面からやはり搬送ライン
上までの左右方向に沿う進退作動と、その両貼合せロー
ルの前後相互間隔を2等分する昇降ラインに沿う昇降作
動とを行なえるように、上記台枠の中途高さ位置へ軸支
された遊転可能な耳部押えロールと、
【0012】その耳部押えロールの昇降ラインを挟む対
称な前後一対として、上記台枠の側面から各々搬送ライ
ン上までの左右方向に沿う進退作動を行なえるように、
その台枠の下部位置に並列設置された耳部カッターとを
備え、
【0013】上記トラバースガイドアームを前側巻取り
ドラムのほぼ真上位置に停止させた状態のもとで、上記
進退ガイドプーリーからトラバースプーリーを経て前側
巻取りドラムの芯管へ巻き付けた耳部を、その前側巻取
りドラムの回転駆動により後方から引張る如く巻き取る
際中には、上記進退ガイドプーリーを両巻取りドラムに
おける巻取り幅のセンターライン上まで進出作動させる
と共に、上記トラバースプーリーを前側巻取りドラムの
巻取り幅分だけ左右方向へ進退運動させ、
【0014】その前側巻取りドラムに対する耳部の満巻
き終了状態を検知した時には、上記進退ガイドプーリー
をセンターラインから搬送ライン上まで退動復帰させる
と共に、上記トラバースガイドアームを後側巻取りドラ
ムとの対応位置よりも後方へ移動させることにより、そ
のトラバースプーリーから前側巻取りドラムの芯管に巻
き掛かる耳部を、後側巻取りドラムの芯管に対する接線
となる前下がりの傾斜状態として、その耳部と掛止し得
るように後側の上記耳部貼合せロールと耳部カッター並
びに耳部押えロールを、何れも上記搬送ライン上まで進
出作動させた後、
【0015】上記後側の耳部貼合せロールを一定距離だ
け後方へ進出作動させると共に、上記耳部押えロールを
下降作動させて、その耳部の途中を後側巻取りドラムの
芯管へ両面接着テープにより貼り付けた状態のもとで、
後側耳部カッターにより自づとカットする一方、
【0016】上記トラバースガイドアームを後側巻取り
ドラムのほぼ真上位置に停止させた状態のもとで、上記
進退ガイドプーリーからトラバースプーリーを経て後側
巻取りドラムの芯管へ巻き付けた耳部を、その後側巻取
りドラムの回転駆動によってやはり後方から引張る如く
巻き取る際中には、同じく進退ガイドプーリーを上記セ
ンターライン上まで進出作動させると共に、トラバース
プーリーを後側巻取りドラムの巻取り幅分だけ左右方向
へ進退運動させ、
【0017】その後側巻取りドラムに対する耳部の満巻
き終了状態を検知した時には、上記進退ガイドプーリー
をセンターラインから搬送ライン上まで退動復帰させる
と共に、上記トラバースガイドアームを前側巻取りドラ
ムとの対応位置よりも前方へ移動させることにより、そ
のトラバースプーリーから後側巻取りドラムの芯管に巻
き掛かる耳部を、前側巻取りドラムの芯管に対する接線
となる後下がりの傾斜状態として、その耳部と掛止し得
るように前側の上記耳部貼合せロールと耳部カッター並
びに耳部押えロールを、何れも上記搬送ライン上まで進
出作動させた後、
【0018】上記前側の耳部貼合せロールを一定距離だ
け前方へ進出作動させると共に、上記耳部押えロールを
下降作動させて、その耳部の途中を前側巻取りドラムの
芯管へ両面接着テープにより貼り付けた状態のもとで、
前側耳部カッターにより自づとカットする如く、両巻取
りドラムの前後相互間における耳部の巻き替え作用を、
その満巻き終了状態検知毎の交互に繰り返すように設定
したことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1〜3はその本発明に係る耳部
連続巻取り装置の概略全体を示しており、(F)は剛性
な装置フレームの総称であって、前後方向に沿う細長い
直方体型(例えば長さ−約1700mm×幅−約370
mm×高さ−約710mm)の据付け台枠(1)と、そ
の前部位置に背高く垂立する直方体型(例えば長さ−約
570mm×幅−約370mm×高さ−約1440m
m)の支柱枠(2)とから、全体的な側面視のほぼL字
型に組立一体化されている。
【0020】そして、このような装置フレーム(F)の
前部位置と後部位置には、耳部搬送機構(S)と耳部巻
取り機構(R)とが対応的に配設されており、予じめプ
ラスチック成形フィルムのトリミングカットされた不要
な紐状耳部(M)を、上記支柱枠(2)の上端部に位置
する耳部搬送機構(S)から受け入れて、その耳部搬送
機構(S)により耳部巻取り機構(R)へ送り込むよう
になっている。
【0021】しかも、耳部巻取り機構(R)は並列する
前後一対の巻取りドラム(3a)(3b)を具備してお
り、その一対の個別に耳部(M)が巻き取られることに
なるが、何れか一方の巻取りドラム(3a)に対する耳
部(M)の満巻き終了状態を検知するや、残る他方の巻
取りドラム(3b)へ自づと巻き替え、これを交互に繰
り返すことによって、その耳部(M)をノンストップで
の連続的に巻き取ることができるようになっている。
【0022】又、両巻取りドラム(3a)(3b)の前
後相互間における耳部(M)の巻き替え中、その耳部
(M)の弛緩を防ぐため、上記耳部搬送機構(S)には
耳部巻取り機構(R)へ送り込む過程での耳部(M)
を、一旦緊張状態に蓄積し得るアキュームレーターとし
ての機能も与えられている。
【0023】先ず、耳部搬送機構(S)の詳細から説明
すると、これを抽出・拡大した図4〜13において、
(4)(5a)(5b)はその耳部搬送機構(S)の耳
部受け入れ口をなす水平な遊転支持ロールと垂直な左右
一対の遊転ガイドロールであり、その支持ロール軸
(6)と両ガイドロール軸(7a)(7b)との合計3
本が、共通の架台(8)に固定支持されている。その架
台(8)は上記支柱枠(2)における上端部の側面に取
り付けられている。
【0024】(9a)(9b)は両遊転ガイドロール
(5a)(5b)の直後位置に臨む上下一対のピンチロ
ールであり、その両遊転ガイドロール(5a)(5b)
から受け入れた耳部(M)を挟持しつつ、後方へ強制的
に搬送する。そのために、下側ピンチロール(9b)が
駆動ロールとして、モーター(10)により回転駆動さ
れる一方、上側ピンチロール(9a)が従動ロールとし
て、その下側ピンチロール(9b)へ昇降作動用エヤー
シリンダー(11)により押し下げ圧接されるようにな
っている。
【0025】(12a)(12b)は水平な上下一対の
ピンチロール軸であり、上記支柱枠(2)における上端
部の側面へ共通の軸受け台(13)を介して、その各個
の回転自在に支持されている。そして、下側ピンチロー
ル軸(12b)の延長軸上にはパウダークラッチ(1
4)を介して、伝動プーリー(15)が嵌め付け一体化
されているほか、その伝動プーリー(15)と上記ピン
チロール駆動用モーター(10)の出力プーリー(1
6)との相互間に、伝動ベルト(17)が巻き掛けられ
ているのである。(18)はモーター(10)の据付け
台であり、その据付け高さの調整操作によって、伝動ベ
ルト(17)の掛脱と緊張を行なうことができる。
【0026】又、(19a)(19b)は両ピンチロー
ル(9a)(9b)の直後位置において、その下側ピン
チロール(9b)や上記遊転支持ロール(4)とのほぼ
同一設置高さに並列された前後一対の遊転ガイドプーリ
ーであり、その水平なガイドプーリー軸(20a)(2
0b)が何れも上記支柱枠(2)における上端部の側面
へ取り付け固定されている。
【0027】しかも、その両遊転ガイドプーリー(19
a)(19b)は何れもVプーリーとして、上方から見
た場合、図3、6、8のように耳部(M)の直進的な搬
送ライン(X−X)を形作っている。その耳部(M)の
搬送ライン(X−X)は両巻取りドラム(3a)(3
b)との関係上、据付け台枠(1)が存在する両巻取り
ドラム(3a)(3b)の基端側へ偏心した位置を目指
している。
【0028】(21)はその搬送ライン(X−X)上に
並列する遊転可能なアキュームレイトプーリーであり、
これもVプーリーから成るが、これは上記遊転ガイドプ
ーリー(19a)(19b)の前後相互間に介在する前
後一対の平行な昇降ガイドロッド(22a)(22b)
に沿って、自由に昇降し得るようになっている。
【0029】その両昇降ガイドロッド(22a)(22
b)は図1、4のように、上記据付け台枠(1)の下端
部から支柱枠(2)の上端部まで背高く垂立する状態に
取り付け固定されており、上記アキュームレイトプーリ
ー(21)の取付け盤(23)に付属一体化されたスラ
イドユニット(24a)(24b)が、その両昇降ガイ
ドロッド(22a)(22b)へ昇降自在に嵌合されて
いるのである。(25)は水平なアキュームレイトプー
リー軸、(26a)(26b)はそのアキュームレイト
プーリー(21)に対する耳部(M)のはずれ防止ピン
を示している。
【0030】そして、上記ピンチロール(9a)(9
b)により強制的に送り込まれてきた耳部(M)が、前
側遊転ガイドプーリー(19a)からアキュームレイト
プーリー(21)を経て、後側遊転ガイドプーリー(1
9b)へ迂回的に巻き掛けられており、そのアキューム
レイトプーリー(21)における自重での下降によっ
て、上記耳部(M)を緊張状態に蓄積できるようになっ
ている。
【0031】つまり、上記耳部巻取り機構(R)の各巻
取りドラム(3a)(3b)は後述のトルクモーターに
よって、ピンチロール(9a)(9b)よりも高速に回
転駆動されるため、耳部(M)は後方からの引張り力を
受けて、常時緊張状態のもとで巻き取られることになる
が、その両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間
における耳部(M)の巻き替え中にも、耳部(M)は前
方からピンチロール(9a)(9b)により強制的に送
り込まれてくる関係上、その耳部(M)の弛緩するおそ
れがある。その弛緩を上記アキュームレイトプーリー
(21)の下降によって吸収し、時間的にタイミング良
く巻き替えることができるようになっているのである。
【0032】(27)は上記耳部巻取り機構(R)の各
巻取りドラム(3a)(3b)による耳部(M)の巻き
取り中、アキュームレイトプーリー(21)の下降を防
ぐストッパーシリンダーであり、耳部(M)の巻き替え
中にのみ退動されて、そのアキュームレイトプーリー
(21)の下降を許すようになっている。
【0033】次に、耳部巻取り機構(R)の詳細を説明
すると、その上記巻取りドラム(3a)(3b)の前後
一対は互いに同一であり、図14、16、18、19の
ように据付け台枠(1)における後部の中途高さ位置を
横断する水平な回転ドラム軸(28a)(28b)へ、
各々一体回転し得るように組み付けられている。(29
a)(29b)はその回転ドラム軸(28a)(28
b)の下方位置に据え付けられたトルクモーターであ
り、その出力プーリー(30a)(30b)と上記回転
ドラム軸(28a)(28b)上の伝動プーリー(31
a)(31b)との相互間に巻き掛けられた伝動ベルト
(32a)(32b)を介して、前後一対の巻取りドラ
ム(3a)(3b)を相反方向(A)(B)へ回転駆動
する。
【0034】(33a)(33b)は各巻取りドラム
(3a)(3b)の回転ドラム軸(28a)(28b)
へ差し込み套嵌された紙製芯管であり、これに貼り付け
使用される後述の両面接着テープを介して、上記耳部
(M)が巻き付けられることになるが、その芯管(33
a)(33b)は各々回転ドラム軸(28a)(28
b)に螺合締結された固定ナット(34a)(34b)
の取りはずしにより、その回転ドラム軸(28a)(2
8b)から抜き出すこともできる。(W)は各巻取りド
ラム(3a)(3b)の全体的な巻取り幅を示してお
り、例えば約400mmに寸法化されている。
【0035】又、(35a)(35b)は上記後側遊転
ガイドプーリー(19b)から送り込まれてきた耳部
(M)を、引き続き蛇行的に巻き掛ける前後一対の進退
ガイドプーリーであり、図4、5から明白なように、そ
の前側進退ガイドプーリー(35a)が上記据付け台枠
(1)の中途高さ位置に軸支されているに対し、後側進
退ガイドプーリー(35b)は同じく台枠(1)の上面
位置に軸支されており、その上下位置関係のもとに並列
している。しかも、その両進退ガイドプーリー(35
a)(35b)は上記前側巻取りドラム(3a)よりも
前方位置にある。
【0036】(36a)(36b)は両進退ガイドプー
リー(35a)(35b)を遊転自在に支持した水平な
前後一対の進退ガイドプーリー軸であるが、その一対は
図20のように連結プレート(37)を介して固定一体
化されており、共通のエヤーシリンダー(38)によっ
て上記据付け台枠(1)の側面から横方向へ進退作動さ
れるようになっている。
【0037】つまり、上記耳部搬送機構(S)のピンチ
ロール(9a)(9b)により搬送ライン(X−X)に
沿って送り込まれてきた耳部(M)を、上記巻取りドラ
ム(3a)(3b)の各個へ巻き取る際中には、その両
進退ガイドプーリー(35a)(35b)が何れも巻取
りドラム(3a)(3b)の上記巻取り幅(W)を2等
分するセンターライン(O−O)上まで進出作動される
一方、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間に
おける耳部(M)の巻き替え時には、同じく両進退ガイ
ドプーリー(35a)(35b)がそのセンターライン
(O−O)から、これよりも基端側へ偏心した上記搬送
ライン(X−X)上まで退動されるようになっているの
である。
【0038】(39a)(39b)は両進退ガイドプー
リー軸(36a)(36b)の軸受ブッシュ、(40)
は後側進退ガイドプーリー軸(36b)に嵌め付け固定
された支持ブラケットであって、これには後側進退ガイ
ドプーリー(35b)の後部に隣接する左右一対の遊転
ガイドロール(41a)(41b)が軸支されており、
これによって耳部(M)を後方へ正しく誘導する。(4
2)はその後側進退ガイドプーリー(35b)に対する
耳部(M)のはずれ防止ピンである。
【0039】(43a)(43b)は上記据付け台枠
(1)の上面に敷設固定された平行な左右一対のトラバ
ースガイドアーム用スライドガイドレールであり、上方
から見た場合図16のように上記回転ドラム軸(28
a)(28b)との直交状態として、その両巻取りドラ
ム(3a)(3b)の前後相互間隔(D)よりも長く延
在している。(44)(45)はその両スライドガイド
レール(43a)(43b)の前後両端部に対応位置す
る駆動プーリーと従動プーリーとの一対であり、その前
後相互間には両スライドガイドレール(43a)(43
b)と平行に延在する伝動用タイミングベルト(歯付き
ベルト)(46)が巻き掛けられている。
【0040】(47)は据付け台枠(1)の上面に固定
支持されたトラバースガイドアーム駆動用の電磁ブレー
キ付きモーターであって、その出力軸(48)上に駆動
プーリー(44)が嵌め付け一体化されており、そのモ
ーター(47)の正逆回転によって上記タイミングベル
ト(46)が前後方向へ往復運動するようになってい
る。
【0041】又、(49)は上記巻取りドラム(3a)
(3b)の上方位置へ張り出し横架し得る長さとして、
その両回転ドラム軸(28a)(28b)との平行状態
に延在するトラバースガイドアームであり、その支持枠
(50)の下端部に付属一体化された左右一対のスライ
ドユニット(51a)(51b)が、両スライドガイド
レール(43a)(43b)へスライド自在に嵌合され
ているほか、同じく支持枠(50)から一体的に張り出
すアングルプレートなどの連結片(52)を介して、上
記タイミングベルト(46)の中途部に連結一体化され
てもいる。
【0042】上記電磁ブレーキ付きモーター(47)に
よりタイミングベルト(46)が前後方向へ往復運動す
るに連れて、これに連結一体化されたトラバースガイド
アーム(49)も、その両スライドガイドレール(43
a)(43b)に沿って前後方向へ移動するようになっ
ているのである。
【0043】(SW1)(SW2)は上記トラバースガ
イドアーム(49)の前進終点位置検知センサーと同後
進終点位置検知センサーとの一対であって、その前進終
点位置検知センサー(SW1)は前側巻取りドラム(3
a)の真上に対応する位置よりも前方に、又後進終点位
置検知センサー(SW2)は後側巻取りドラム(3b)
の真上に対応する位置よりも後方に各々臨まされてお
り、その何れも近接スイッチや光電スイッチなどから成
る。
【0044】しかも、上記トラバースガイドアーム(4
9)の支持枠(50)には、そのガイドアーム(49)
の真下位置を平行に延在するトラバースガイド軸(5
3)も正逆回転自在に軸受けされており、これにはスラ
イドスクリュー(54)が組み付けられている。
【0045】そして、上記トラバースガイド軸(53)
の端部は駆動制御用サーボモーター(55)の出力軸
(56)と連結一本化されており、そのサーボモーター
(55)によってトラバースガイド軸(53)が正逆回
転駆動されるや、その回転度に応じて上記スライドスク
リュー(54)が、トラバースガイド軸(53)に沿い
進退運動のみを行なうようになっている。
【0046】(57)はそのスライドスクリュー(5
4)から一体的に垂下するハンガーステー(58)の下
端部へ、水平なトラバースプーリー軸(59)を介して
支持された遊転可能なトラバースプーリーであって、上
記後側進退ガイドプーリー(35b)と前後の対をなす
如く、その一対のほぼ同一設置高さに並列している。
【0047】上記後側進退ガイドプーリー(35b)か
ら後方に向かう耳部(M)は、引き続きスライドスクリ
ュー(54)から吊り下がるトラバースプーリー(5
7)に巻き掛けられている。そのため、これが上記トラ
バースガイド軸(53)に沿って進退運動することによ
り、各巻取りドラム(3a)(3b)の芯管(33a)
(33b)へトラバースさせる如く、上記耳部(M)を
全体的に巻き付けることができる。
【0048】上記耳部(M)を巻き付ける際には、その
巻き付けようとする巻取りドラム(3a)(3b)の各
個と対応する至近位置(据付け台枠(1)の横方向から
見た場合、各巻取りドラム(3a)(3b)のほぼ真上
位置)へ、上記トラバースガイドアーム(49)が位置
決め停止され、その停止状態のもとで上記トラバースガ
イド軸(53)上のスライドスクリュー(54)から吊
り下がるトラバースプーリー(57)が、各巻取りドラ
ム(3a)(3b)の巻取り幅(W)分だけ左右方向へ
進退運動されるようになっているのである。
【0049】(SW3)(SW4)は前側巻取りドラム
(3a)と対応する上記トラバースガイドアーム(4
9)の中途停止位置検知センサー並びに後側巻取りドラ
ム(3b)と対応する同じくトラバースガイドアーム
(49)の中途停止位置検知センサーであり、その何れ
も近接スイッチなどから成る。
【0050】但し、その場合各巻取りドラム(3a)
(3b)に対する耳部(M)の巻き付け太さ(巻き付け
量)を検知するための第1、2センサー(PH1)(P
H2)が、図14、16のような透過型の光電スイッチ
として、両巻取りドラム(3a)(3b)を挟む関係位
置に臨まされており、その第1検知センサー(PH1)
によって耳部(M)の巻き付け太さが満巻き終了状態に
近づいたことを予検する一方、その後の満巻き終了状態
を第2検知センサー(PH2)によって検知するように
なっている。
【0051】しかも、第1検知センサー(PH1)によ
り予検するまでの間には、上記トラバースガイド軸(5
3)上のスライドスクリュー(54)から吊り下がるト
ラバースプーリー(57)が各巻取りドラム(3a)
(3b)の巻取り幅(W)分だけ左右方向へ進退運動し
て、その全体的に万遍なく耳部(M)を巻き付けるが、
上記第1検知センサー(PH1)により満巻き終了状態
に近づいたことが予検された時には、トラバースプーリ
ー(57)が各巻取りドラム(3a)(3b)における
上記巻取り幅(W)のうち、その先端側の約4分の3〜
約5分の4に相当する一定の広幅(W1)(約300〜
320mm)分だけを左右方向へ進退運動して、その広
幅(W1)分へ先行的に耳部(M)を巻き付ける。
【0052】そして、その広幅(W1)分に対する耳部
(M)の満巻き終了状態が上記第2検知センサー(PH
2)により検知された時には、同じくトラバースプーリ
ー(57)が各巻取りドラム(3a)(3b)の基端側
に残る一定の狭幅(W2)(約80〜100mm)分だ
けを左右方向へ進退運動して、その狭幅(W2)分へ後
行的に耳部(M)を巻き付けるようになってもいる。
【0053】(SW5)はこのような運動を上記トラバ
ースプーリー(57)又はスライドスクリュー(54)
に行なわせるための仕切り位置決めセンサーであって、
近接スイッチなどから成り、上記広幅(W1)分と狭幅
(W2)分との境界部に対応位置している。
【0054】このように設定した理由は、次の通りであ
る。即ち、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互
間における耳部(M)の巻き替え中には、後述する耳部
(M)の貼合せロールや押えロール、カッターなどの作
動に一定時間を要し、そのカッターにより耳部(M)が
カットされるまでの間にも、前方から耳部(M)が送り
込まれてくる関係上、各巻取りドラム(3a)(3b)
の上記広幅(W1)分へ先行的に耳部(M)を巻き付
け、その巻き付け作用を残余の狭幅(W2)分へ後行さ
せることにより、タイミング良く巻き替える時間を確保
するためである。このことには、耳部搬送機構(S)の
アキュームレイトプーリー(21)も役立つことを上記
した通りである。
【0055】又、上記耳部(M)が紐状をなしており、
しかもその耳部(M)の貼合せロールと押えロール並び
にカッターは後述のように、両巻取りドラム(3a)
(3b)の前後相互間における耳部(M)の巻き替え
時、その巻取りドラム(3a)(3b)のセンターライ
ン(O−O)から基端側へ偏心した位置の搬送ライン
(X−X)上まで進出作動されるに過ぎない関係上、耳
部(M)がこれらと確実に掛止して、カッターにより確
実にカットされるようにするため、これらの進退作動ス
トロークと対応する各巻取りドラム(3a)(3b)の
上記狭幅(W2)分へ、その耳部(M)を後行的に巻き
付けるように設定したわけである。
【0056】更に、(60a)(60b)は対称な前後
一対として図23〜25から明白なように、上記据付け
台枠(1)の中途高さ位置へ取り付け固定された貼合せ
ロール前後進退作動用の第1エヤーシリンダーであり、
その進退ロッドの先端部に付属する支持盤(61a)
(61b)上には、貼合せロール左右進退作動用の第2
エヤーシリンダー(62a)(62b)が各々搭載され
ている。
【0057】(63a)(63b)はその第2エヤーシ
リンダー(62a)(62b)における進退ロッドの先
端部に付属する支持盤(64a)(64b)へ、各々水
平な貼合せロール軸(65a)(65b)を介して遊転
自在に取り付けられた耳部貼合せロールであり、図14
のように据付け台枠(1)の横方向から見た場合、両巻
取りドラム(3a)(3b)のほぼ真上に対応位置して
いる。
【0058】しかも、上記貼合せロール(63a)(6
3b)の前後一対は図24から明白なように、各巻取り
ドラム(3a)(3b)へ耳部(M)を巻き取る際中、
その耳部(M)の上記搬送ライン(X−X)から据付け
台枠(1)の側面へ退動した待機状態にあって、耳部
(M)と掛止・干渉しない。他方、両巻取りドラム(3
a)(3b)の前後相互間における耳部(M)の巻き替
え時には、上記前側貼合せロール(63a)がその第1
エヤーシリンダー(60a)により前方へ、後側貼合せ
ロール(63b)がその第1エヤーシリンダー(60
b)により後方へ、各々一定距離(L1)(L2)だけ
進出作動されると共に、その両貼合せロール(63a)
(63b)の何れも第2エヤーシリンダー(62a)
(62b)により、上記耳部(M)の搬送ライン(X−
X)上まで進出作動されて、その耳部(M)と掛止し得
るようになっている。
【0059】(66)は耳部押えロールであって、やは
り据付け台枠(1)の横方向から見た場合、両貼合せロ
ール(63a)(63b)の前後相互間に介在してお
り、しかもロッドレスシリンダー(67)によって昇降
作動されるようになっている。(Y−Y)はそのロッド
レスシリンダー(67)による耳部押えロール(66)
の昇降ラインを示しており、両巻取りドラム(3a)
(3b)の前後相互間隔(D)を2等分する直線上にあ
る。
【0060】(68)は上記ロッドレスシリンダー(6
7)における平行な左右一対の昇降ガイド支柱(69
a)(69b)に嵌合された昇降台であり、これには図
26のような押えロール左右進退作動用エヤーシリンダ
ー(70)が取り付けられている。そのエヤーシリンダ
ー(70)における進退ロッドの先端部に付属する支持
盤(71)に、上記押えロール(66)が押えロール軸
(72)を介して遊転自在に取り付けられているのであ
る。
【0061】その押えロール(66)も上記貼合せロー
ル(63a)(63b)と同じく、各巻取りドラム(3
a)(3b)による耳部(M)の巻き取り中には、その
耳部(M)の搬送ライン(X−X)から据付け台枠
(1)の側面へ退動した待機状態にあり、耳部(M)を
両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間において
巻き替える時にのみ、その搬送ライン(X−X)上まで
進出作動されると共に下降作動されて、これに掛止した
耳部(M)を押し下げることにより、その耳部(M)を
各巻取りドラム(3a)(3b)の芯管(33a)(3
3b)へ、後述の両面接着テープによって貼り付け固定
できるようになっている。
【0062】又、(73a)(73b)は上記押えロー
ル(66)の昇降ライン(Y−Y)を挟む対称な前後一
対として、据付け台枠(1)の下端部に固定設置された
カッター左右進退作動用エヤーシリンダーであり、その
進退ロッドの先端部には上記押えロール(66)によっ
て押し下げられた耳部(M)をカットするためのカッタ
ー(74a)(74b)が、各々廻り止め状態に取り付
けられている。(75a)(75b)は上記エヤーシリ
ンダー(73a)(73b)の支持脚である。
【0063】つまり、前後一対の耳部カッター(74
a)(74b)は各巻取りドラム(3a)(3b)によ
る耳部(M)の巻き取り中、その耳部(M)の上記搬送
ライン(X−X)から退動する待機状態にあり、両巻取
りドラム(3a)(3b)の前後相互間における耳部
(M)の巻き替え時にのみ、その搬送ライン(X−X)
上まで進出作動されて、上記押えロール(66)により
押し下げられた耳部(M)を自づとカットすることがで
きるようになっている。
【0064】上記のような構成を備えた本発明の耳部連
続巻取り装置は、プラスチック成形フィルムのトリミン
グカットされた不要な耳部(M)を、製品となる成形フ
ィルムの搬送ラインから分岐して巻き取るため、そのト
リミングカット位置の下流側に据付け使用されることと
なる。
【0065】図27〜32は上記前側巻取りドラム(3
a)による耳部(M)の巻き取り作用と、後側巻取りド
ラム(3b)によるそれとを分けて示しており、その巻
き取り順序の前後を問わず使用することができるが、先
ず前側巻取りドラム(3a)による耳部(M)の巻き取
り作用から説明すると、次の通りである。
【0066】即ち、使用上の準備として図1のように、
上記製品となる成形フィルムから引き出し分岐された紐
状の耳部(M)を、その耳部搬送機構(S)の耳部受け
入れ口となる遊転支持ロール(4)から遊転ガイドロー
ル(5a)(5b)、ピンチロール(9a)(9b)、
遊転ガイドプーリー(19a)(19b)、アキューム
レイトプーリー(21)、耳部巻取り機構(R)の進退
ガイドプーリー(35a)(35b)並びにトラバース
プーリー(57)を経由した巻き掛け状態として、直進
的な搬送ライン(X−X)に沿い後方へ延長し、その耳
部(M)の先端部を両面接着テープ(76a)の使用に
より、前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)へ貼
り付け一体化しておく。
【0067】そして、その前側巻取りドラム(3a)の
みをトルクモーター(29a)により、図27の矢印
(A)で示す方向へ、上記ピンチロール(9a)(9
b)よりも高速に回転駆動して、上記耳部(M)を後方
から引張る如く、前側巻取りドラム(3a)の芯管(3
3a)へ巻き取るわけであるが、その巻き取り中には上
記進退ガイドプーリー(35a)(35b)の前後一対
を図2、3のように、何れも両巻取りドラム(3a)
(3b)のセンターライン(O−O)上まで進出作動さ
せた状態に維持する。尚、上記アキュームレイトプーリ
ー(21)は後方からの引張り力を受けた耳部(M)に
より、最上昇位置に保たれることとなる。
【0068】又、同じく前側巻取りドラム(3a)によ
る耳部(M)の巻き取り中、図27〜29から明白なよ
うに、上記トラバースガイドアーム(49)をその中途
停止位置検知センター(SW3)と、これからの出力信
号を受けて制御される電磁ブレーキ付きモーター(4
7)により、前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上に横
架する至近位置へ停止させ、その停止状態のもとでトラ
バースガイドアーム(49)に軸受けされているトラバ
ースガイド軸(53)上のスライドスクリュー(54)
と、これから吊り下がるトラバースプーリー(57)
を、前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上位置におい
て、サーボモーター(55)の正逆回転により前側巻取
りドラム(3a)の全体的な巻取り幅(W)分だけ左右
方向へ進退運動させるのであり、そうすれば上記耳部
(M)が前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)へ
巻き付けられることになる。
【0069】上記耳部(M)の巻き取り中、その耳部
(M)の貼合せロール(63a)(63b)と押えロー
ル(66)並びにカッター(74a)(74b)は、何
れも上記搬送ライン(X−X)から据付け台枠(1)の
側面へ退動された待機状態にあって、耳部(M)と掛止
・干渉しないようになっており、後側巻取りドラム(3
b)も未だ停止の不使用状態にある。
【0070】上記前側巻取りドラム(3a)の回転駆動
とトラバースプーリー(57)の進退運動によって、そ
の巻取りドラム(3a)の芯管(33a)に対する耳部
(M)の巻き付け作用が進み、やがて第1検知センサー
(PH1)による満巻き終了状態に近づいたことが予検
されるや、その出力信号を受けた上記サーボモーター
(55)により、トラバースガイド軸(53)の回転が
制御されて、そのトラバースガイド軸(53)上のスラ
イドスクリュー(54)から吊り下がるトラバースプー
リー(57)が、前側巻取りドラム(3a)における先
端側の一定な広幅(W1)分だけを左右方向へ進退運動
することとなり、その広幅(W1)分へ耳部(M)が先
行的に巻き付けられる。
【0071】その後、上記耳部(M)の満巻き終了状態
に達したことが、第2検知センサー(PH2)により検
知されると、その出力信号を受けた上記サーボモーター
(55)によって、やはりトラバースガイド軸(53)
上のスライドスクリュー(54)から吊り下がるトラバ
ースプーリー(57)が、前側巻取りドラム(3a)の
基端側に残る一定の狭幅(W2)分だけを左右方向へ進
退運動し、その狭幅(W2)分へ耳部(M)が後行的に
巻き付けられることとなる。
【0072】又、上記前側巻取りドラム(3a)の広幅
(W1)分に対する耳部(M)の満巻き終了状態が検知
された時には、その第2検知センサー(PH2)からの
出力信号を受けた電磁ブレーキ付きモーター(47)に
より、上記トラバースガイドアーム(49)がその停止
中にあった前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上位置か
ら、図27、29の鎖線で示す後進終点位置検知センサ
ー(SW2)による検知位置まで後方へ移動される。
【0073】そのため、そのトラバースガイドアーム
(49)に軸受けされているトラバースガイド軸(5
3)と、そのトラバースガイド軸(53)上のスライド
スクリュー(54)から吊り下がるトラバースプーリー
(57)も、後側巻取りドラム(3b)より後方の後進
終点位置に到達し、そのトラバースプーリー(57)に
巻き掛けられている耳部(M)が図27、28から明白
な通り、前側巻取りドラム(3a)における基端側の狭
幅(W2)分に偏心位置しつつ、そのトラバースプーリ
ー(57)から前側巻取りドラム(3a)の下面に向か
って、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間を
仕切る前下がりの傾斜状態に緊張される結果となる。
【0074】更に、上記トラバースガイドアーム(4
9)における後進終点位置検知センサー(SW2)から
の出力信号を受けたエヤーシリンダー(38)によっ
て、上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)の前
後一対が一緒に両巻取りドラム(3a)(3b)のセン
ターライン(O−O)から、これよりも基端側へ偏心し
た搬送ライン(X−X)上まで退動される一方、耳部
(M)の後側貼合せロール(63b)と押えロール(6
6)が各々左右進退作動用の第2エヤーシリンダー(6
2b)とエヤーシリンダー(70)により、何れも上記
搬送ライン(X−X)上まで進出作動されて、その耳部
(M)と掛止し得る状態に保たれる。
【0075】そして、引き続き上記耳部押えロール(6
6)はその進出作動位置検知センサー(図示省略)から
の出力信号を受けたロッドレスシリンダー(67)によ
り、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間隔
(D)を2等分する昇降ライン(Y−Y)に沿って下降
作動され、上記耳部(M)を押し下げると共に、その押
えロール(66)の下降位置検知センサー(図示省略)
から出力信号を受けたトルクモーター(29b)が、後
側巻取りドラム(3b)を図示の矢印(B)方向へ回転
始動させるようになっている。
【0076】他方、上記耳部(M)の後側貼合せロール
(63b)はその進出作動位置検知センサー(図示省
略)又は上記押えロール(66)の下降位置検知センサ
ーからの出力信号を受けた前後進退作動用の第1エヤー
シリンダー(60b)により、一定距離(L2)だけ後
方へ進出作動されると共に、その後側貼合せロール(6
3b)と対応する後側の耳部カッター(74b)が、同
じく上記検知センサーからの出力信号を受けた左右進退
作動用エヤーシリンダー(73b)により、上記耳部
(M)の搬送ライン(X−X)上まで進出作動されるの
である。
【0077】つまり、上記前側巻取りドラム(3a)の
基端側へ偏心した位置にあって、上記トラバースプーリ
ー(57)から後側巻取りドラム(3b)の芯管(33
b)に対する言わば接線をなす如く、その前側巻取りド
ラム(3a)へ巻き掛かる前下がりの傾斜状態として緊
張する耳部(M)の途中が、その後押えロール(66)
の下降作動と後側貼合せロール(63b)の後方に向か
う進出作動により、後側巻取りドラム(3b)の芯管
(33b)へ押し付けられると共に、その押えロール
(66)により押し下げられた耳部(M)の途中が、自
づと後側カッター(74b)によってカットされるよう
になっているわけである。
【0078】そのため、上記後側巻取りドラム(3b)
の芯管(33b)へ前側巻取りドラム(3a)の芯管
(33a)に対すると同じく、予じめ両面接着テープ
(76b)を貼り付けておくことにより、その後側巻取
りドラム(3b)の上記矢印(B)方向に向かう回転始
動とも相俟って、上記耳部(M)が前側巻取りドラム
(3a)への満巻き終了状態に達するや、その耳部
(M)を引き続き後側巻取りドラム(3b)へ自づと巻
き替えることができる。
【0079】その耳部(M)の巻き替えを終えた上記前
側巻取りドラム(3a)は、タイマーによる設定時間の
経過後自づと停止されるようになっており、そのため満
巻き終了状態の耳部(M)を芯管(33a)と一緒に、
前側巻取りドラム(3a)から抜き出して、新らたな両
面接着テープ(76a)が貼り付けられた芯管(33
a)を、その前側巻取りドラム(3a)へ差し込み使用
することにより、次回の巻き取りに備えれば良い。
【0080】上記の説明から明白なように、前側巻取り
ドラム(3a)の基端側に残る一定の狭幅(W2)分へ
耳部(M)を後行的に巻き付ける間に、その耳部(M)
を後側巻取りドラム(3b)へ巻き替えるようになって
いるため、その満巻き終了状態の耳部(M)は前側巻取
りドラム(3a)における巻取り幅(W)分の全体的に
ほぼ均一な太さ(巻き付け量)となる。尚、上記両面接
着テープ(76a)(76b)としても両巻取りドラム
(3a)(3b)の狭幅(W2)分と対応する偏心位置
へ、部分的に貼り付け使用すれば足りる。
【0081】上記巻き替え後の耳部(M)は次いで図3
0に示す如く、後側巻取りドラム(3b)により巻き取
られることになるが、その巻き取り中には上記進退ガイ
ドプーリー(35a)(35b)の前後一対が、再度両
巻取りドラム(3a)(3b)のセンターライン(O−
O)上まで進出作動された状態に保たれる。
【0082】又、上記トラバースガイドアーム(49)
は図30〜32のように、別個な中途停止位置検知セン
サー(SW4)からの制御信号により、後側巻取りドラ
ム(3b)のほぼ真上に横架する至近位置へ停止され、
その停止状態のもとでやはりトラバースガイド軸(5
3)上のスライドスクリュー(54)から吊り下げるト
ラバースプーリー(57)が、後側巻取りドラム(3
b)の広幅(W1)分を全体的に左右方向へ進退運動
し、その後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)に
上記耳部(M)が巻き付けられることとなる。
【0083】その際には、耳部(M)の上記貼合せロー
ル(63a)(63b)と押えロール(66)並びにカ
ッター(74a)(74b)が、何れも上記搬送ライン
(X−X)から据付け台枠(1)の側面へ退動した復帰
状態にあって、やはり巻き取り中の耳部(M)と掛止・
干渉せず、前側巻取りドラム(3a)も未だ停止状態に
維持されている。
【0084】そして、後側巻取りドラム(3b)の芯管
(33b)に対する耳部(M)の巻き付け作用が進み、
その満巻き終了状態に近づいたことが上記第1検知セン
サー(PH1)により検知された時には、その後側巻取
りドラム(3b)における先端側の広幅(W1)分だけ
に、先行して耳部(M)が巻き付けられることや、引き
続き第2検知センサー(PH2)により満巻き終了状態
が検知された時には、上記後側巻取りドラム(3b)の
基端側に残る狭幅(W2)分だけに、後行して耳部
(M)が巻き付けられることについては、上記前側巻取
りドラム(3a)におけるそれと同様である。
【0085】但し、上記後側巻取りドラム(3b)の広
幅(W1)分に対する耳部(M)の満巻き終了状態が検
知された時、やはり第2検知センサー(PH2)からの
出力信号を受けた電磁ブレーキ付きモーター(47)に
よって、上記トラバースガイドアーム(49)がその停
止中にあった後側巻取りドラム(3b)のほぼ真上位置
から、上記前進終点位置検知センサー(SW1)による
検知位置まで前方へ移動されるのである。
【0086】そのため、そのトラバースガイドアーム
(49)に軸受けされているトラバースガイド軸(5
3)と、そのトラバースガイド軸(53)上のスライド
スクリュー(54)から吊り下がるトラバースプーリー
(57)も、前側巻取りドラム(3a)より前方の前進
終点位置に到達し、そのトラバースプーリー(57)に
巻き掛けられている耳部(M)が図30、31から明白
な通り、後側巻取りドラム(3b)における基端側の狭
幅(W2)分に偏心位置しつつ、そのトラバースプーリ
ー(57)から後側巻取りドラム(3b)の下面に向か
って、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間を
仕切る後下がりの傾斜状態に緊張される結果となる。
【0087】又、上記トラバースガイドアーム(49)
における前進終点位置検知センサー(SW1)からの出
力信号を受けたエヤーシリンダー(38)により、上記
両進退ガイドプーリー(35a)(35b)がやはり両
巻取りドラム(3a)(3b)のセンターライン(O−
O)から、これよりも基端側へ偏心した搬送ライン(X
−X)上まで退動される一方、耳部(M)の前側貼合せ
ロール(63a)と押えロール(66)が各々左右進退
作動用の第2エヤーシリンダー(62a)とエヤーシリ
ンダー(70)により、何れも上記搬送ライン(X−
X)上まで進出作動されて、その耳部(M)と掛止し得
る状態に待機される。
【0088】上記耳部押えロール(66)は前側巻取り
ドラム(3a)から後側巻取りドラム(3b)への巻き
替え作用時と同じく、引き続きロッドレスシリンダー
(67)により昇降ライン(Y−Y)に沿って下降作動
され、上記耳部(M)をやはり押し下げることになるほ
か、その下降位置検知センサーからの出力信号を受けた
トルクモーター(29a)によって、前側巻取りドラム
(3a)が図示の矢印(A)方向へ回転始動される。
【0089】他方、上記耳部(M)の前側貼合せロール
(63a)はその進出作動位置検知センサー(図示省
略)又は上記押えロール(66)の下降位置検知センサ
ーからの出力信号を受けた前後進退作動用の第1エヤー
シリンダー(60a)により、一定距離(L1)だけ前
方へ進出作動されると共に、その前側貼合せロール(6
3a)と対応する前側の耳部カッター(74a)が、同
じく上記検知センサーからの出力信号を受けた左右進退
作動用エヤーシリンダー(73a)によって、やはり耳
部(M)の搬送ライン(X−X)上まで進出作動される
のである。
【0090】つまり、後側巻取りドラム(3b)の基端
側へ偏心した位置において、上記トラバースプーリー
(57)から前側巻取りドラム(3a)の芯管(33
a)に対する接線をなす如く、その後側巻取りドラム
(3b)へ巻き掛かる後下がりの傾斜状態として緊張す
る耳部(M)の途中が、引き続く押えロール(66)の
下降作動と前側貼合せロール(63a)の前方に向かう
進出作動により、前側巻取りドラム(3a)の芯管(3
3a)へ押し付けられると共に、その押えロール(6
6)によってやはり押し下げられた耳部(M)の途中
が、自づと前側カッター(74a)によりカットされる
ようになっている。
【0091】その結果、前側巻取りドラム(3a)の芯
管(33a)へ予じめ両面接着テープ(76a)を貼り
付けておくことにより、その前側巻取りドラム(3a)
の上記矢印(A)方向に向かう回転始動に連れて、上記
耳部(M)が後側巻取りドラム(3b)への満巻き終了
状態に達した時、その耳部(M)を引き続き前側巻取り
ドラム(3a)へ自づと巻き替えることができるのであ
る。
【0092】上記後側巻取りドラム(3b)はやはりタ
イマーによる設定時間の経過後、自づと停止されるよう
になっているため、その満巻き終了状態の耳部(M)を
芯管(33b)と一緒に、後側巻取りドラム(3b)か
ら抜き出した上、新らたな両面接着テープ(76b)が
貼り付けられた芯管(33b)を、その後側巻取りドラ
ム(3b)へ差し込み、次回の巻き取り待機状態に保て
ば良い。
【0093】上記の説明から明白な通り、後側巻取りド
ラム(3b)の基端側に残る一定の狭幅(W2)分へ耳
部(M)を後行的に巻き付ける間に、その耳部(M)を
前側巻取りドラム(3a)へ巻き替えるようになってい
るため、その満巻き終了状態の耳部(M)はやはり後側
巻取りドラム(3b)における巻取り幅(W)分の全体
的にほぼ均一な太さ(巻き付け量)となる。
【0094】その後には、上記した前側巻取りドラム
(3a)による耳部(M)の巻き取り作用が再度実行さ
れるため、その両巻取りドラム(3a)(3b)の前後
相互間における耳部(M)の巻き替えは、上記満巻き終
了状態検知毎の交互に繰り返されることとなり、その結
果プラスチック成形フィルムの巻き取り速度に応じて、
その不要な耳部(M)をノンストップでの自動連続的に
巻き取ることができる。
【0095】又、両巻取りドラム(3a)(3b)の前
後相互間における上記耳部(M)の巻き替え中に、その
耳部(M)が弛緩したとしても、その弛緩は上記アキュ
ームレイトプーリー(21)における自重での下降によ
り吸収されるため、耳部(M)の送り作用や巻き替え作
用などにトラブルを生じるおそれがない。
【0096】更に、そのための人為的な補助作業とし
て、各巻取りドラム(3a)(3b)から満巻き終了状
態の耳部(M)を抜き出しさえすれば良く、各巻取りド
ラム(3a)(3b)の芯管(33a)(33b)に対
する両面接着テープ(76a)(76b)の貼り付け準
備も、その偏心位置への部分的な使用で足りるため、省
力化と利便性に著しく優れる。
【0097】尚、先には耳部(M)の押えロール(6
6)を下降作動させた後、その耳部(M)の貼合せロー
ル(63a)(63b)を各々一定距離(L1)(L
2)だけ前方又は後方へ進出作動させる旨として説明し
たが、その作動順序は勿論逆でも良く、要すれば耳部押
えロール(66)と前後一対の耳部貼合せロール(63
a)(63b)が、各々耳部(M)の搬送ライン(X−
X)上まで進出作動された後に、その押えロール(6
6)の下降作動や各貼合せロール(63a)(63b)
の前後方向に沿う進出作動、各耳部カッター(74a)
(74b)の進出作動並びに各巻取りドラム(3a)
(3b)の回転始動などを、一連の動作としてほぼ同時
に実行すれば足りる。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明ではプラスチック
成形フィルムにおける耳部の連続巻取り装置として、据
付け台枠(1)の中途高さ位置を横断する水平な前後一
対の回転ドラム軸(28a)(28b)によって、その
各ドラム軸(28a)(28b)が上記台枠(1)の側
面から張り出す先端部へ回転駆動可能に支持された巻取
りドラム(3a)(3b)と、
【0099】予じめ両面接着テープ(76a)(76
b)が貼り付け使用された状態のもとで、各巻取りドラ
ム(3a)(3b)の上記回転ドラム軸(28a)(2
8b)へ抜き差し自在に差し込み套嵌された芯管(33
a)(33b)と、
【0100】両巻取りドラム(3a)(3b)の基端側
へ偏心した位置を目指す平面視の直進的な搬送ライン
(X−X)に沿って、前方から送り込まれてくるプラス
チック成形フィルムの紐状耳部(M)をその巻取りドラ
ム(3a)(3b)へ誘導すべく、上記前側巻取りドラ
ム(3a)よりも前方位置を横断する左右進退作動可能
な進退ガイドプーリー軸(36a)(36b)によっ
て、そのガイドプーリー軸(36a)(36b)が上記
台枠(1)の側面から張り出す先端部へ遊転自在に支持
された進退ガイドプーリー(35a)(35b)と、
【0101】上記回転ドラム軸(28a)(28b)と
の平行状態として、巻取りドラム(3a)(3b)の上
方位置に張り出し横架し、且つ上記台枠(1)の上面に
敷設固定されたスライドガイドレール(43a)(43
b)に沿う前後方向への進退作動可能なトラバースガイ
ドアーム(49)と、
【0102】上記トラバースガイドアーム(49)の真
下位置へ平行に軸受けされたトラバースガイド軸(5
3)を介して、そのガイド軸(53)の正逆回転駆動に
連れて上記巻取りドラム(3a)(3b)の巻取り幅
(W)分を左右方向へ進退運動し得るように吊り下げら
れた遊転可能なトラバースプーリー(57)と、
【0103】上記前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上
に対応位置しつつ、据付け台枠(1)の側面から上記搬
送ライン(X−X)上までの左右方向に沿う進退作動
と、その前側巻取りドラム(3a)との対応位置から前
方に向かう一定距離(L1)の進退作動とを行なえるよ
うに、上記台枠(1)の中途高さ位置へ軸支された遊転
可能な前側耳部貼合せロール(63a)と、
【0104】上記後側巻取りドラム(3b)のほぼ真上
に対応位置しつつ、同じく据付け台枠(1)の側面から
上記搬送ライン(X−X)上までの左右方向に沿う進退
作動と、その後側巻取りドラム(3b)との対応位置か
ら後方に向かう一定距離(L2)の進退作動とを行なえ
るように、やはり上記台枠(1)の中途高さ位置へ軸支
された遊転可能な後側耳部貼合せロール(63b)と、
【0105】両貼合せロール(63a)(63b)の前
後相互間に介在する位置関係にあって、上記台枠(1)
の側面からやはり搬送ライン(X−X)上までの左右方
向に沿う進退作動と、その両貼合せロール(63a)
(63b)の前後相互間隔(D)を2等分する昇降ライ
ン(Y−Y)に沿う昇降作動とを行なえるように、上記
台枠(1)の中途高さ位置へ軸支された遊転可能な耳部
押えロール(66)と、
【0106】その耳部押えロール(66)の昇降ライン
(Y−Y)を挟む対称な前後一対として、上記台枠
(1)の側面から各々搬送ライン(X−X)上までの左
右方向に沿う進退作動を行なえるように、その台枠
(1)の下部位置に並列設置された耳部カッター(74
a)(74b)とを備え、
【0107】上記トラバースガイドアーム(49)を前
側巻取りドラム(3a)のほぼ真上位置に停止させた状
態のもとで、上記進退ガイドプーリー(35a)(35
b)からトラバースプーリー(57)を経て前側巻取り
ドラム(3a)の芯管(33a)へ巻き付けた耳部
(M)を、その前側巻取りドラム(3a)の回転駆動に
より後方から引張る如く巻き取る際中には、上記進退ガ
イドプーリー(35a)(35b)を両巻取りドラム
(3a)(3b)における巻取り幅(W)のセンターラ
イン(O−O)上まで進出作動させると共に、上記トラ
バースプーリー(57)を前側巻取りドラム(3a)の
巻取り幅(W)分だけ左右方向へ進退運動させ、
【0108】その前側巻取りドラム(3a)に対する耳
部(M)の満巻き終了状態を検知した時には、上記進退
ガイドプーリー(35a)(35b)をセンターライン
(O−O)から搬送ライン(X−X)上まで退動復帰さ
せると共に、上記トラバースガイドアーム(49)を後
側巻取りドラム(3b)との対応位置よりも後方へ移動
させることにより、そのトラバースプーリー(57)か
ら前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)に巻き掛
かる耳部(M)を、後側巻取りドラム(3b)の芯管
(33b)に対する接線となる前下がりの傾斜状態とし
て、その耳部(M)と掛止し得るように後側の上記耳部
貼合せロール(63b)と耳部カッター(74b)並び
に耳部押えロール(66)を、何れも上記搬送ライン
(X−X)上まで進出作動させた後、
【0109】上記後側の耳部貼合せロール(63b)を
一定距離(L2)だけ後方へ進出作動させると共に、上
記耳部押えロール(66)を下降作動させて、その耳部
(M)の途中を後側巻取りドラム(3b)の芯管(33
b)へ両面接着テープ(76b)により貼り付けた状態
のもとで、後側耳部カッター(74b)により自づとカ
ットする一方、
【0110】上記トラバースガイドアーム(49)を後
側巻取りドラム(3b)のほぼ真上位置に停止させた状
態のもとで、上記進退ガイドプーリー(35a)(35
b)からトラバースプーリー(57)を経て後側巻取り
ドラム(3b)の芯管(33b)へ巻き付けた耳部
(M)を、その後側巻取りドラム(3b)の回転駆動に
よってやはり後方から引張る如く巻き取る際中には、同
じく進退ガイドプーリー(35a)(35b)を上記セ
ンターライン(O−O)上まで進出作動させると共に、
トラバースプーリー(57)を後側巻取りドラム(3
b)の巻取り幅(W)分だけ左右方向へ進退運動させ、
【0111】その後側巻取りドラム(3b)に対する耳
部(M)の満巻き終了状態を検知した時には、上記進退
ガイドプーリー(35a)(35b)をセンターライン
(O−O)から搬送ライン(X−X)上まで退動復帰さ
せると共に、上記トラバースガイドアーム(49)を前
側巻取りドラム(3a)との対応位置よりも前方へ移動
させることにより、そのトラバースプーリー(57)か
ら後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)に巻き掛
かる耳部(M)を、前側巻取りドラム(3a)の芯管
(33a)に対する接線となる後下がりの傾斜状態とし
て、その耳部(M)と掛止し得るように前側の上記耳部
貼合せロール(63a)と耳部カッター(74a)並び
に耳部押えロール(66)を、何れも上記搬送ライン
(X−X)上まで進出作動させた後、
【0112】上記前側の耳部貼合せロール(63a)を
一定距離(L1)だけ前方へ進出作動させると共に、上
記耳部押えロール(66)を下降作動させて、その耳部
(M)の途中を前側巻取りドラム(3a)の芯管(33
a)へ両面接着テープ(76a)により貼り付けた状態
のもとで、前側耳部カッター(74a)により自づとカ
ットする如く、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後
相互間における耳部(M)の巻き替え作用を、その満巻
き終了状態検知毎の交互に繰り返すように設定してある
ため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に解決するこ
とができ、その製品となる成形フィルムの巻き取り速度
に応じて、これから分岐する不要な耳部(M)をノンス
トップでの自動連続的に巻き取れる効果があり、そのた
めの補助作業としても1人で簡便に行なえ、省力化と作
業性に著しく優れる。
【0113】特に、請求項2の構成を採用するならば、
上記耳部(M)をそのカッター(74a)(74b)に
よって自づと確実にカットすることができ、両巻取りド
ラム(3a)(3b)の前後相互間における耳部(M)
の巻き替え作用を一層タイミング良く行なえる効果があ
る。
【0114】更に、請求項3の構成を採用するならば、
前方から進退ガイドプーリー(35a)(35b)へ強
制的に送り込まれる過程の耳部(M)を、昇降ガイドロ
ッド(22a)(22b)に沿うアキュームレイトプー
リー(21)の自由な昇降によって、常時緊張状態に保
つことができ、その弛緩を自づと吸収し得る意味から
も、上記巻き替え作用をますます円滑に行なえることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略全体を示す側面図である。
【図2】図1の右側から見た正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1から耳部搬送機構を抽出して示す側面図で
ある。
【図5】同じく正面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】図1の一部を拡大した側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の一部破断正面図である。
【図10】アキュームレイトプーリーの下降状態を示す
側面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】同じくアキュームレイトプーリーの下限位置
決め状態を示す側面図である。
【図13】図12の正面図である。
【図14】図1から耳部巻取り機構を抽出して示す側面
図である。
【図15】図14の一部を拡大した側面図である。
【図16】図14の平面図である。
【図17】図14の一部破断正面図である。
【図18】巻取りドラムの支持状態を示す断面図であ
る。
【図19】図18の底面図である。
【図20】進退ガイドプーリーの支持状態を示す断面図
である。
【図21】その後側の進退ガイドプーリーを抽出して示
す平面図である。
【図22】図21の側面図である。
【図23】図14の巻取りドラムを省略して示す側面図
である。
【図24】図23の平面図である。
【図25】図23の一部破断正面図である。
【図26】耳部の押えロールとカッターを抽出して示す
一部破断正面図である。
【図27】前側巻取りドラムから後側巻取りドラムへの
耳部巻き替え作用を示す側面図である。
【図28】図27の正面図である。
【図29】図27の平面図である。
【図30】後側巻取りドラムから前側巻取りドラムへの
耳部巻き替え作用を示す側面図である。
【図31】図30の正面図である。
【図32】図30の平面図である。
【符号の説明】
(F)・装置フレーム (M)・耳部 (W)・巻取り幅 (W1)・広幅 (W2)・狭幅 (A)(B)回転方向 (R)・耳部巻取り機構 (S)・耳部搬送機構 (L1)(L2)・一定距離 (O−O)・センターライン (X−X)・搬送ライン (Y−Y)・昇降ライン (1)・据付け台枠 (2)・支柱枠 (3a)(3b)・巻取りドラム (9a)(9b)・ピンチロール (21)・アキュームレイトプーリー (22a)(22a)・昇降ガイドロッド (28a)(28b)・回転ドラム軸 (29a)(29b)・トルクモーター (33a)(33b)・芯管 (35a)(35b)・進退ガイドプーリー (43a)(43b)・スライドガイドレール (46)・タイミングベルト (47)・電磁ブレーキ付きモーター (49)・トラバースガイドアーム (53)・トラバースガイド軸 (54)・スライドスクリュー (55)・サーボモーター (57)・トラバースプーリー (63a)(63b)・耳部貼合せロール (66)・耳部押えロール (74a)(74b)・耳部カッター (76a)(76b)・両面接着テープ (PH1)・第1検知センサー (PH2)・第2検知センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】据付け台枠(1)の中途高さ位置を横断す
    る水平な前後一対の回転ドラム軸(28a)(28b)
    によって、その各ドラム軸(28a)(28b)が上記
    台枠(1)の側面から張り出す先端部へ回転駆動可能に
    支持された巻取りドラム(3a)(3b)と、 予じめ両面接着テープ(76a)(76b)が貼り付け
    使用された状態のもとで、各巻取りドラム(3a)(3
    b)の上記回転ドラム軸(28a)(28b)へ抜き差
    し自在に差し込み套嵌された芯管(33a)(33b)
    と、 両巻取りドラム(3a)(3b)の基端側へ偏心した位
    置を目指す平面視の直進的な搬送ライン(X−X)に沿
    って、前方から送り込まれてくるプラスチック成形フィ
    ルムの紐状耳部(M)をその巻取りドラム(3a)(3
    b)へ誘導すべく、上記前側巻取りドラム(3a)より
    も前方位置を横断する左右進退作動可能な進退ガイドプ
    ーリー軸(36a)(36b)によって、そのガイドプ
    ーリー軸(36a)(36b)が上記台枠(1)の側面
    から張り出す先端部へ遊転自在に支持された進退ガイド
    プーリー(35a)(35b)と、 上記回転ドラム軸(28a)(28b)との平行状態と
    して、巻取りドラム(3a)(3b)の上方位置に張り
    出し横架し、且つ上記台枠(1)の上面に敷設固定され
    たスライドガイドレール(43a)(43b)に沿う前
    後方向への進退作動可能なトラバースガイドアーム(4
    9)と、 上記トラバースガイドアーム(49)の真下位置へ平行
    に軸受けされたトラバースガイド軸(53)を介して、
    そのガイド軸(53)の正逆回転駆動に連れて上記巻取
    りドラム(3a)(3b)の巻取り幅(W)分を左右方
    向へ進退運動し得るように吊り下げられた遊転可能なト
    ラバースプーリー(57)と、 上記前側巻取りドラム(3a)のほぼ真上に対応位置し
    つつ、据付け台枠(1)の側面から上記搬送ライン(X
    −X)上までの左右方向に沿う進退作動と、その前側巻
    取りドラム(3a)との対応位置から前方に向かう一定
    距離(L1)の進退作動とを行なえるように、上記台枠
    (1)の中途高さ位置へ軸支された遊転可能な前側耳部
    貼合せロール(63a)と、 上記後側巻取りドラム(3b)のほぼ真上に対応位置し
    つつ、同じく据付け台枠(1)の側面から上記搬送ライ
    ン(X−X)上までの左右方向に沿う進退作動と、その
    後側巻取りドラム(3b)との対応位置から後方に向か
    う一定距離(L2)の進退作動とを行なえるように、や
    はり上記台枠(1)の中途高さ位置へ軸支された遊転可
    能な後側耳部貼合せロール(63b)と、 両貼合せロール(63a)(63b)の前後相互間に介
    在する位置関係にあって、上記台枠(1)の側面からや
    はり搬送ライン(X−X)上までの左右方向に沿う進退
    作動と、その両貼合せロール(63a)(63b)の前
    後相互間隔(D)を2等分する昇降ライン(Y−Y)に
    沿う昇降作動とを行なえるように、上記台枠(1)の中
    途高さ位置へ軸支された遊転可能な耳部押えロール(6
    6)と、 その耳部押えロール(66)の昇降ライン(Y−Y)を
    挟む対称な前後一対として、上記台枠(1)の側面から
    各々搬送ライン(X−X)上までの左右方向に沿う進退
    作動を行なえるように、その台枠(1)の下部位置に並
    列設置された耳部カッター(74a)(74b)とを備
    え、 上記トラバースガイドアーム(49)を前側巻取りドラ
    ム(3a)のほぼ真上位置に停止させた状態のもとで、
    上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)からトラ
    バースプーリー(57)を経て前側巻取りドラム(3
    a)の芯管(33a)へ巻き付けた耳部(M)を、その
    前側巻取りドラム(3a)の回転駆動により後方から引
    張る如く巻き取る際中には、上記進退ガイドプーリー
    (35a)(35b)を両巻取りドラム(3a)(3
    b)における巻取り幅(W)のセンターライン(O−
    O)上まで進出作動させると共に、上記トラバースプー
    リー(57)を前側巻取りドラム(3a)の巻取り幅
    (W)分だけ左右方向へ進退運動させ、 その前側巻取りドラム(3a)に対する耳部(M)の満
    巻き終了状態を検知した時には、上記進退ガイドプーリ
    ー(35a)(35b)をセンターライン(O−O)か
    ら搬送ライン(X−X)上まで退動復帰させると共に、
    上記トラバースガイドアーム(49)を後側巻取りドラ
    ム(3b)との対応位置よりも後方へ移動させることに
    より、そのトラバースプーリー(57)から前側巻取り
    ドラム(3a)の芯管(33a)に巻き掛かる耳部
    (M)を、後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)
    に対する接線となる前下がりの傾斜状態として、その耳
    部(M)と掛止し得るように後側の上記耳部貼合せロー
    ル(63b)と耳部カッター(74b)並びに耳部押え
    ロール(66)を、何れも上記搬送ライン(X−X)上
    まで進出作動させた後、 上記後側の耳部貼合せロール(63b)を一定距離(L
    2)だけ後方へ進出作動させると共に、上記耳部押えロ
    ール(66)を下降作動させて、その耳部(M)の途中
    を後側巻取りドラム(3b)の芯管(33b)へ両面接
    着テープ(76b)により貼り付けた状態のもとで、後
    側耳部カッター(74b)により自づとカットする一
    方、 上記トラバースガイドアーム(49)を後側巻取りドラ
    ム(3b)のほぼ真上位置に停止させた状態のもとで、
    上記進退ガイドプーリー(35a)(35b)からトラ
    バースプーリー(57)を経て後側巻取りドラム(3
    b)の芯管(33b)へ巻き付けた耳部(M)を、その
    後側巻取りドラム(3b)の回転駆動によってやはり後
    方から引張る如く巻き取る際中には、同じく進退ガイド
    プーリー(35a)(35b)を上記センターライン
    (O−O)上まで進出作動させると共に、トラバースプ
    ーリー(57)を後側巻取りドラム(3b)の巻取り幅
    (W)分だけ左右方向へ進退運動させ、 その後側巻取りドラム(3b)に対する耳部(M)の満
    巻き終了状態を検知した時には、上記進退ガイドプーリ
    ー(35a)(35b)をセンターライン(O−O)か
    ら搬送ライン(X−X)上まで退動復帰させると共に、
    上記トラバースガイドアーム(49)を前側巻取りドラ
    ム(3a)との対応位置よりも前方へ移動させることに
    より、そのトラバースプーリー(57)から後側巻取り
    ドラム(3b)の芯管(33b)に巻き掛かる耳部
    (M)を、前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)
    に対する接線となる後下がりの傾斜状態として、その耳
    部(M)と掛止し得るように前側の上記耳部貼合せロー
    ル(63a)と耳部カッター(74a)並びに耳部押え
    ロール(66)を、何れも上記搬送ライン(X−X)上
    まで進出作動させた後、 上記前側の耳部貼合せロール(63a)を一定距離(L
    1)だけ前方へ進出作動させると共に、上記耳部押えロ
    ール(66)を下降作動させて、その耳部(M)の途中
    を前側巻取りドラム(3a)の芯管(33a)へ両面接
    着テープ(76a)により貼り付けた状態のもとで、前
    側耳部カッター(74a)により自づとカットする如
    く、両巻取りドラム(3a)(3b)の前後相互間にお
    ける耳部(M)の巻き替え作用を、その満巻き終了状態
    検知毎の交互に繰り返すように設定したことを特徴とす
    るプラスチック成形フィルムの耳部連続巻取り装置。
  2. 【請求項2】各巻取りドラム(3a)(3b)の芯管
    (33a)(33b)に対する耳部(M)の巻き付け太
    さが満巻き終了状態に近づいたことを予検する第1検知
    センサー(PH1)と、同じく満巻き終了状態を検知す
    る第2検知センサー(PH2)とを何れも透過型の光電
    スイッチとして、その両巻取りドラム(3a)(3b)
    を挟む関係位置に臨ませ、 上記第1検知センサー(PH1)により予検されるまで
    の間には、トラバースプーリー(57)が各巻取りドラ
    ム(3a)(3b)の巻取り幅(W)分だけ左右方向へ
    進退運動することにより、その全体的に耳部(M)を巻
    き付けると共に、 同じく第1検知センサー(PH1)により予検された時
    には、上記トラバースプーリー(57)が各巻取りドラ
    ム(3a)(3b)における全体的な巻取り幅(W)の
    うち、その先端側の一定な広幅(W1)分だけを左右方
    向へ進退運動することにより、その広幅(W1)分へ上
    記耳部(M)を先行的に巻き付ける一方、 その広幅(W1)分に対する耳部(M)の満巻き終了状
    態を上記第2検知センサー(PH2)により検知した時
    には、同じくトラバースプーリー(57)が各巻取りド
    ラム(3a)(3b)の基端側に残る一定の狭幅(W
    2)分だけを左右方向へ進退運動することにより、その
    狭幅(W2)分へ上記耳部(M)を後行的に巻き付ける
    ように設定したことを特徴とする請求項1記載のプラス
    チック成形フィルムの耳部連続巻取り装置。
  3. 【請求項3】据付け台枠(1)の前部位置から支柱枠
    (2)を背高く一体的に垂立させ、その支柱枠(2)の
    側面に耳部(M)の挟持可能な上下一対のピンチロール
    (9a)(9b)を軸支すると共に、 その両ピンチロール(9a)(9b)と進退ガイドプー
    リー(35a)(35b)との前後相互間に平行な昇降
    ガイドロッド(22a)(22b)と、これに沿って昇
    降するアキュームレイトプーリー(21)とを設置し、
    上記ピンチロール(9a)(9b)からアキュームレイ
    トプーリー(21)を経て進退ガイドプーリー(35
    a)(35b)へ送り込まれる耳部(M)の弛緩を、そ
    のアキュームレイトプーリー(21)における自重での
    下降によって吸収するように設定したことを特徴とする
    請求項1記載のプラスチック成形フィルムの耳部連続巻
    取り装置。
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