JP2000237968A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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Publication number
JP2000237968A
JP2000237968A JP11041307A JP4130799A JP2000237968A JP 2000237968 A JP2000237968 A JP 2000237968A JP 11041307 A JP11041307 A JP 11041307A JP 4130799 A JP4130799 A JP 4130799A JP 2000237968 A JP2000237968 A JP 2000237968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
gear
carrier
motor
cap
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11041307A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takaada
賢一 高阿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Publication of JP2000237968A publication Critical patent/JP2000237968A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドリルチャックの取付け時、或いは取外す時
には、出力軸5を固定する必要があるため、もし出力軸
5が固定されたままの状態で工具を使用してしまうとモ
ータがロックしてしまい焼損してしまうという問題があ
った。 【解決手段】 出力軸5を固定した時に出力軸5を軸方
向に移動させることで、出力軸5とモータの回転を減速
伝達する遊星歯車の最終段のアイドルギヤを軸支するキ
ャリア4との連結を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具の出力軸
固定機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6〜図12を用いて説明す
る。電動工具、特にドリルチャックを装着して使用する
ドライバドリルでは、ドリルチャックが故障して交換す
る機会が多い。ドリルチャックは通常出力軸にネジで締
結されているため、これを取り外すあるいは取り付ける
時、出力軸を固定する時は出力軸を固定する必要があ
る。そこで、従来においては、以下に述べる方法を採用
していた。遊星歯車機構の一部品を成すキャリア4に
は、図10に示すよう軸方向に複数の凹凸4aを有してお
り、出力軸5に直結されている。また、前記キャリア4
の同軸上には図7に示すようにギアケース3内に回転固
定され、軸方向に複数の凹凸22aを設けたロック部材22
(図11参照)が配置されており、さらに図6に示すよう
に前記ロック部材22の突出部22bはギアケース3の貫通
穴3a通してギアケース外に突出している。一方、前記キ
ャップ12の内周には図12に示すように直線部12aとキャ
ップ後方端面12eからの軸方向距離が前記直線部12aより
も小さい山部12b及び前記直線部12aと山部12bと緩やか
な角度をもって連続につなげる傾斜部12cから成る溝12d
が径方向に設けられており、さらに前記ロック部材22の
突出部22bには前記キャップの溝12dの内径、幅よりも若
干小さなガイドピース23がキャップの溝12dに入り込む
位置になるように固着されている(図9参照)。
【0003】上記のようにロック部材22、ガイドピース
23、キャップ12の構成はキャップ12の回転に連動し、前
記ロック部材22の軸方向の移動が調節される。従って、
前記キャップ12を所定位置に回転させた時に前記キャッ
プ内周の溝の山部12bと前記ガイドピース23が係合し、
該ガイドピース23に固着しているロック部材22はキャリ
ア側に移動する。この時、前記キャリア4及びロック部
材22の軸方向の凹凸どうしの噛み合いが成立して出力軸
5を固定する(図8参照)。
【0004】一方、前記キャップ12が出力軸5へのトル
クを調整し伝達する位置にある時は、前記ガイドピース
23はキャップの溝の直線部12aへと導かれ、固着してい
るロック部材22がキャリア4と離れた位置に移動し、ロ
ック部材22とキャリア4の凹凸どうしの噛み合いが解除
される。そのため出力軸5の回転が可能となる。しかし
ながら、出力軸5を固定した状態でモーターを駆動させ
た時、モーターをロックしてしまう場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、ドリルチ
ャック交換後、出力軸が固定状態にあることに気付かず
に工具を使用するとモーターがロックされ焼損するとい
う欠点があった。
【0006】本発明の目的は、出力軸を固定した時はモ
ーターの回転が出力軸に伝達されない出力軸固定機構を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、出力軸が固
定状態時に該出力軸を軸方向に移動させ、該出力軸とモ
ーターの駆動を伝達するキャリアとの連結を解除するこ
とにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図5を
用いて説明する。図1に示すようにモーター1の回転を
リヤケース2及びギヤケース3で覆った2段に変速可能
な遊星歯車により減速し、最終段のアイドルギヤを軸支
するキャリア4を介して出力軸5に伝達している。前記
遊星歯車の最終段のリングギヤ6の端面には同一円周
上、等間隔に傾斜を持つ軸方向の突起6aを複数設け、該
突起6aに接するように配置した複数のスチールボール
8、該スチールボール8に接し軸方向に移動可能なスプ
リングホルダー9と該スプリングホルダー9が圧接する
スプリング10、該スプリング10の動きに追従し動作する
クラッチプレート11、前記突起6aから前記スチールボー
ル8が離脱する力を調節するために回転方向に動作し前
記スプリング10の圧縮長を変化させるキャップ12を配置
したクラッチ機構を備えており、前記出力軸5への伝達
トルクを調整可能としている。
【0009】前記ギヤケース3には、図4に示すような
内面に軸上垂直な平面部3aを有しており、該平面3aには
一辺に緩やかな傾斜を持つ等間隔に3つの溝3bのほか同
一軸上高さの異なる位置に凹凸部3cを設けている。図1
において、前記ギヤケースの平面部3aには該ギヤケース
の溝3bと同形状の3つの山部13aを有するスリーブ13が
隣接し、該スリーブ13と前記出力軸5との間に軸の回転
を円滑にするためのワッシャ(A)14、複数のスチール
ボール(A)15、ワッシャ(B)16が組み込まれてい
る。前記スリーブ13には、図3に示すようなキャップ12
に設けた突起部12a(図5参照)が嵌合する溝13bが設け
てありキャップ12の周方向の回動と常に連動している。
前記出力軸5には前記ギヤケースの凹凸部3cと嵌合可能
な凹凸部17aを有するストッパ17が固着している。さら
に前記出力軸5には前記キャリア4が有する歯車部4aに
嵌合可能な歯車(A)7が固着している。前記出力軸5
は前記ギヤケース3に圧着した円周方向の振れを支える
メタル18と圧接するスプリング(A)19、該スプリング
(A)19に接するワッシャ(C)20が隣接し、トメワ21
によって一連の部品と共に前記ギヤケース3に保持され
ている。上記のように構成された部品は、前記キャップ
12の調節により図2に示すように前記スプリング(A)
19の力によってスリーブの山部13aがギヤケースの溝3b
に入り込み、前記出力軸5、前記ストッパ17が後方に移
動すると同時にストッパの凹凸部17aがギヤケースの凹
凸部3cに嵌合し、前記出力軸5が固定される。一方、前
述出力軸5の移動によって、該出力軸5に固着している
前記歯車(A)7が前記キャリアの歯車部4aから脱落す
るように動作する。従って、前記出力軸5が固定された
状態の時は、前記出力軸5にはモーター1の回転は伝達
されなくなる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、出力軸が固定された時
は、前記出力軸にはモーターの回転が伝達されなくな
る。また、出力軸の固定が必要に応じて任意に選択可能
となるため、例えばボルトを緩める作業を行なう時な
ど、ボルトに先端工具を嵌合させる際に工具の回転方向
の位置が一定の角度に規制されることがない。さらに、
常に出力軸が固定している場合に生じるモーターの回転
を停止した時に働く反動が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる出力軸非固定時における電動工
具の一実施例を示す断面図。
【図2】 本発明になる出力軸固定時における電動工具
の一実施例を示す断面図。
【図3】 本発明になるスリーブの一実施例を示してお
り、(a)は側面図、(b)は外観図。
【図4】 本発明になるギヤケースの一実施例を示して
おり、(a)断面図,(b)は外観図。
【図5】 本発明になるキャップの一実施例を示してお
り、(a)は外観図、(b)は断面図。
【図6】 従来における出力軸非固定時における電動工
具を示す断面図。
【図7】 図6のA−A線断面図。
【図8】 従来における出力軸固定時における電動工具
を示す断面図。
【図9】 図8のB−B線断面図。
【図10】 従来におけるキャリアを示す斜視図。
【図11】 従来におけるロック部材を示す斜視図。
【図12】 従来におけるキャップを示す断面図。
【符号の説明】
3はギヤケース、4はキャリア、5は出力軸、7は歯車
(A)、12はキャップ、13はスリーブ、17はストッパ、
19はスプリング(A)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊星歯車の最終段のリングギヤの端面に
    設けた突起と鋼球とを係合させて成るクラッチの滑り出
    しトルクを設定するキャップ及び前記リングギヤと噛合
    するアイドルギヤを軸支するキャリアと軸を同一にする
    出力軸を備えた電動工具において、前記キャップの回動
    と連動して出力軸とキャリアの係合離脱を選択する手段
    を設けることを特徴とした電動工具。
  2. 【請求項2】 前記手段は、前記出力軸の固定時に前記
    出力軸を軸方向に移動させて、前記出力軸とモータの回
    転を減速伝達する遊星歯車の最終段のアイドルギヤを軸
    支するキャリアとの連結を適宜選択可能な構成であるこ
    とを特徴とした請求項1記載の電動工具。
JP11041307A 1999-02-19 1999-02-19 電動工具 Withdrawn JP2000237968A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11041307A JP2000237968A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 電動工具

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ID=12604850

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JP11041307A Withdrawn JP2000237968A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 電動工具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013111747A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Roehm Gmbh ドリリング装置
CN104416522A (zh) * 2013-09-09 2015-03-18 南京德朔实业有限公司 动力扳手

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JP2013111747A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Roehm Gmbh ドリリング装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509