JP2000236832A - 粒餡の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

粒餡の製造方法およびその製造装置

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JP2000236832A
JP2000236832A JP11044710A JP4471099A JP2000236832A JP 2000236832 A JP2000236832 A JP 2000236832A JP 11044710 A JP11044710 A JP 11044710A JP 4471099 A JP4471099 A JP 4471099A JP 2000236832 A JP2000236832 A JP 2000236832A
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JP
Japan
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beans
bean
pot
kettle
water
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JP11044710A
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English (en)
Inventor
Tokuji Kajiwara
徳二 梶原
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Kajiwara Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kajiwara Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒餡の製造において、一時に多量の製品を短
時間で仕上げるようにし、かつ細菌が製品に悪影響を与
えることがないようにすると共に、小豆などの豆が砕け
る割合が低く、しかも作業性がよく、粒餡の風味やうま
み成分の散逸を防止した風味がよく品質もよい粒餡を得
られる粒餡の製造方法を提供する。 【解決手段】小豆などの豆の渋切り,水切りを第1の釜
で行い、渋切り,水切りの沸騰水,湯を第1の釜の底に
設けた開閉弁によって、十分に且つ所望量に制御して排
出し、その後、前記豆を移送管によって第2の釜に送
り、給湯して本炊き膨潤させ、加熱して本炊きし、豆煮
を完了させ、砂糖などの添加物を入れて攪拌する餡練り
を行うことで、前記豆が砕ける割合も低く、風味がよく
品質もよい粒餡を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小豆などの豆を
第1,第2の釜を接続して煮ることで、粒餡を製造する
方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、餡を製造するための豆煮釜とし
て、実公昭59―34305号公報に示すものがあっ
た。この豆煮釜では、開閉可能な釜蓋を有する釜本体内
に、小豆などの豆をいれた金網容器と水を入れ、前記釜
本体内の底部に設けた生蒸気噴出用リングに釜本体外か
ら蒸気供給管によって、生蒸気を供給し、この生蒸気を
前記噴出リングに設けた噴出口から噴出させて、前記金
網容器内の小豆を煮熟している。そして、煮熟完了後に
茹で上がった小豆を、篭ごと豆煮釜から取出し、水切り
を行い、さらに、篭から小豆を取出して練り釜に入れ砂
糖などを加えて餡練り工程を行い好みの製品を得るよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述した従
来の豆煮釜では、豆煮工程の豆煮完了まで1つの釜で行
い、茹で上がった豆を蜜漬釜,あるいは砂糖などを加え
て練るための餡練用の攪拌機を備えた攪拌釜等に移し替
えて製造している。従って、粒餡の製造においては、豆
煮工程から餡練り工程までの一連の製造作業に長時間を
要し、一時に多量の製品を仕上げるには困難であるとい
う問題があった。また、豆煮工程において前炊き,渋切
り,水切り,本炊きと同じ釜で行なうと、豆に付着した
渋や灰汁や細菌が渋切り時に渋と共に完全に排出しきれ
ず、釜内面に付着して残存し製品に悪影響を与え、良質
の粒餡を提供できないという問題があった。さらに、従
来の豆煮釜においては、多量の水の中で豆を煮て、その
煮汁は全部捨てている現状にあるため、本来煮汁の中に
残存する餡の風味を支配する香り,うまみ,色素等の成
分を豆と共に利用できず製品の品質向上を図れなかっ
た。さらにまた、豆煮工程の前炊きの時点で、豆の表皮
の皺をのばして、皮の破れを防止したり、表面に浮いた
豆を沈めて煮むらを防止したり、豆に新しい水を吸水さ
せたりするなどのきめの細かな浸漬工程を十分に行なっ
ていなかったため、豆が砕けた状態になる割り合が高
く、品質のよい粒餡を得ることが困難であるという問題
点があった。加えて、豆を煮た後、金網の篭から餡練用
の攪拌釜に小豆を移し替える際、小豆が網の目に入り込
み、30〜40%は砕けた状態になっていた。さらにま
た、豆煮工程の本炊き工程の前において、熱湯の蒸発が
少ないように、あるいは煮難い豆に温水を含ませるよう
な膨潤工程,粒餡の形を出来る限り保つ為の攪拌工程,
煮釜内への豆の投入量の計量,煮詰め具合のチェック,
本炊き工程における終了時の確認等については作業者の
経験あるいは感にたよっており、機械的な構成には何等
配慮がなされていない状況にあった。
【0004】この発明は、前述した問題点を解決して、
粒餡の製造において豆煮工程の前炊き,渋切り,前炊き
浸漬および水切りまでを第1の釜で行ない、これら小豆
などの豆を移送手段を介して1つ又は複数の第2の釜に
順次移送し、豆煮工程の本炊き膨潤,本炊きおよび砂糖
等を加える餡練り工程を前記第2の釜で行なえるように
したことで、一時に多量の製品を短時間で仕上げるよう
にし、且つ渋切り時に渋と共に完全に排出しきれなかっ
た残屑,細菌が製品に悪影響を与えることがないように
すると共に、小豆などの豆が砕ける割合が低く、しかも
作業性がよく、粒餡の風味やうまみ成分の散逸を防止し
た製品の均一化並びに製品の変更に伴う多様なニーズに
対応できる粒餡の製造方法およびこの製造方法を能率よ
く行なうことができる粒餡の製造装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る粒
餡の製造方法は、小豆などの豆の豆煮工程の前炊き,渋
切りから水切りまでを第1の釜で行った後、前記豆を移
送管によって第2の釜に送り、豆煮工程の本炊き膨潤,
本炊きおよび餡練り工程を前記第2の釜で行なうことを
特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載した粒
餡の製造方法において、前記渋切りの湯は、前記第1の
釜の底に設けた開閉弁を介してまたは前記第1の釜を傾
動させて排出することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載した粒餡の製造方法において、渋切り,水切り
工程を行った小豆などの豆を、移送手段によって1つま
たは複数の前記第2の釜に順次移送するようにしたもの
である。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載した粒餡の製造方法において、前記渋切りを行
った後、前記豆の表皮のしわを伸ばして豆の皮の破れを
防止したり、表面に浮いた豆を沈めて煮むらを防止した
り、豆に新しいきれいな水を吸水させたりする、前記3
項目の内の少なくとも1項目を達成するために、新しい
水を供給して全体の温度を下げて、前炊き浸漬させるよ
うにしたものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項4に記載した粒
餡の製造方法において、前記前炊き浸漬を行った後、前
記第1の釜外に浸漬水を排出し、その後、前記第2の釜
によって、給湯して沸騰しない程度に加熱して、豆を本
炊き膨潤させるようにしたものである。請求項6の発明
は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載した粒餡の製
造方法において、前記本炊きの完了時点で、煮汁がなく
なって前記豆に吸収された状態にするようにしたもので
ある。請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれ
かに記載した粒餡の製造方法において、前記餡練り工程
は、砂糖等を加えた後一定時間または水分の蒸発によっ
て一定重量に減少するまでの時間、間欠攪拌を行い、そ
の後、所定重量に減少するまでの間、連続攪拌を行なう
ようにしたものである。
【0010】請求項8の発明による粒餡の製造装置は、
小豆などの豆の豆煮工程において少なくとも前炊き,渋
切り,水切りを行う第1の釜と、前記第1の釜を加熱す
る加熱機構と、前記第1の釜から前記第1の釜内の沸騰
水,湯を排出させる排出機構と、前記第1の釜内に湯お
よび水を供給する第1の給水機構と、前記第1の釜と移
送管によって接続された1つまたは複数の第2の釜と、
前記第2の釜内に前記第1の釜内の豆を移送する移送手
段と、前記第2の釜内に湯および水を供給する第2の給
水機構とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】請求項9の発明は、請求項8に記載した粒
餡の製造装置において、前記第2の釜を加熱する加熱機
構を、前記第2の釜の下部に、上段の周面と下段の下面
とに配置して、上段と下段とのジャケットを設け、独立
した上段,下段の蒸気室を形成し、これらの前記蒸気室
に適宜の圧力の蒸気を供給可能に配設したことを特徴と
するものである。
【0012】請求項10の発明は、請求項8または請求
項9に記載した粒餡の製造装置において、攪拌装置を前
記第2の釜内に設け、横軸によって回転する掻取り式の
攪拌羽根を配設したことを特徴する。請求項11の発明
は、請求項10に記載した粒餡の製造装置において、前
記攪拌羽根に間欠運動の指示を行なう制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
き、図を参照して説明する。この発明の一実施形態に係
る粒餡の製造装置は、図1ないし図4に示すように、前
炊き,渋切り,前炊き浸漬および水切りを行う前炊き
釜、すなわち第1の釜1と、この釜1の上面開口を図示
しないエアシリンダ機構により開閉する第1の釜蓋2
と、前記第1の釜1を加熱する加熱機構3と、第1の釜
1の底1aから沸騰水,湯などを図示しない網を介して
第1の釜1外に排出させる排出管24に設けられた排出
機構としての開閉弁4aと、第1の釜1の底1aから水
切り後の小豆等の豆を第1の釜外に排出させる開閉弁4
bと、第1の釜1内に湯および水を供給する第1の給水
機構5と、3つの本炊き釜、すなわち第2の釜6と、こ
れらの釜6の上面開口をそれぞれ開閉する第2の釜蓋7
と、前記開閉弁4bに連なり第2の釜6にそれぞれ弁8
a,8bを介し第2の釜蓋7を経て接続する移送管12
と、第2の釜6にそれぞれ開閉可能な第2の釜蓋7を介
して連なる移送手段としての真空ポンプ13と、第2の
釜6をそれぞれ加熱する加熱機構14と、第2の釜6内
でそれぞれ餡練りなどを行なう攪拌装置15(図2参
照)と、第2の釜6内に第2の釜蓋7を介して湯や水を
供給する第2の給水機構16と、前炊き,前炊き浸漬、
真空吸引,本炊き膨潤,本炊き間欠攪拌および連続攪拌
を行う時間の設定タイマ(図示せず)と、沸騰,沸騰し
ない程度の加熱などの各種温度を設定する温度センサ2
5と、小豆などの豆,水,温水,砂糖,水飴などの添加
物の単体または複合した重量を測定する重量センサ17
(図2参照)とを備え、且つ後述の制御箱27内には、
前記設定用タイマ,温度センサ25,重量センサ17か
らの入力によって制御される制御手段を内装している。
【0014】第1の釜1の上方には豆の供給用ホッパ1
8が配設してあり、第1の釜蓋2の給水機構5は、給湯
管19,給水管20を設け、これらは図示省略したフレ
キシブルホースを介して給水源,給湯源にそれぞれ接続
してある。第1の加熱機構3は、第1の釜1の下部外周
面を覆う上段ジャケット21と第1の釜1の下端部下面
を覆う下段ジャケット81とを設け、これに囲まれた上
段の蒸気室22と下段の蒸気室82は蒸気供給源に接続
し、蒸気室22,82の下端部にはドレンの排出手段2
3が接続してある。前記開閉弁4bは、移送管12の上
流に接続し、移送管12の中間部に設けた弁8a,8b
を3方弁とし、第2の釜6の1つに順次接続するように
してある。
【0015】前記3つの第2の釜6は、同構成であるの
で、1つの第2の釜6につき、図2ないし図4を参照し
て説明する。第2の釜6は、前述した第2の加熱機構1
4,攪拌装置15,第2の給水機構16,前記設定タイ
マ,温度センサ25,重量センサ17に加えて、第2の
釜6内への給気、および釜6内からの吸気を行う弁付の
配管が釜蓋7に配設されている。さらに、第2の釜6は
支持枠26を備え、この支持枠26は、底板26aの一
側部上に突出させた支持板26bおよび底板26aの他
側部に設けた制御箱27によって構成してある。
【0016】そして、第2の釜6は、左,右横軸28,
29によって前,後方向に回動可能に支持板26bと制
御箱27内に設置されたモータおよび噛合歯車(図示せ
ず)などからなる駆動手段27aとに連結支持させてあ
る。また、第2の釜蓋7には、前,後1対のアーム3
0,31の先端部が連結してあり、制御箱27上に固定
した支持部材32に前後方向に延びる水平軸33を支持
させ、水平軸33に前記アーム30,31の基端部を連
結し、制御箱27の後面に縦軸の釜蓋7開閉用のエアシ
リンダ機構34を設け、このシリンダ機構34のピスト
ン34aの上端部を前記水平軸33に連結させ、前記シ
リンダ機構34の作動によって第2の釜蓋7を開閉させ
るようにしてある。
【0017】第2の釜6の前記加熱機構14は、釜6の
下部外周面6aを覆う上段ジャケット35と釜6の下端
部下面6bを覆う下段ジャケット36とを設け、これら
に囲まれた内部に独立して蒸気を受入れる上段の蒸気室
37と下段の蒸気室38とを設け、これらの蒸気室3
7,38は蒸気圧の調節機構39を介してフレキシブル
ホース40に接続し、このホース40を蒸気供給源に接
続してある。
【0018】前記調節機構39は、図6に示す配管39
aの上流部に全体開閉弁39bを設け、この開閉弁39
bの配管39aの下流側に第1の開閉弁39cを設け、
且つこの開閉弁39cを迂回する管路39dに減圧用の
第1のニードル弁39eを設け、前記配管39aの第1
の開閉弁39cおよび第1のニードル弁39eの下流側
から上段の蒸気室37に接続する分岐管39fを設け、
分岐管39fに第2の開閉弁39gと、第2の開閉弁3
9gを迂回する管路39kに減圧用の第2のニードル弁
39iとを設けると共に、前記配管39aの下流端部は
下段の蒸気室38に接続されており、第2の釜6を加熱
する蒸気室37,38内の蒸気圧を自在に調節するよう
にしてある。なお、この蒸気室37,38を2段にした
理由は、上段に弱い蒸気を、下段に強い蒸気を供給する
ことで、釜内の温度を均一にすることを目的としてい
る。
【0019】第2の釜6の前記攪拌装置15は、第2の
釜6内に設けた横軸40によって回転する円形掻取り式
の攪拌羽根41を設けてある。前記攪拌羽根41は、横
軸40の両端部に金属性の円弧状杆41aの両端をそれ
ぞれ固定し、円弧状杆41aの外周面に多数の掻取り片
41bを一定間隔で固定したものを、90°の角度でV
字状に2組設け、前記制御箱27内に設けた攪拌用電動
機(図示省略)によって横軸40を中心として円弧状杆
41aおよび掻取り片41bが円形運動するようにして
ある。なお、攪拌用電動機は、制御手段によって間欠運
動をするようにしてあり、また、横軸40に前記温度セ
ンサ25が固定してある。
【0020】第2の釜6の前記給水機構16は、図4に
示されるように第2の釜蓋7の中心部に開口する給水管
44を2本に分岐させて、フレキシブルホース45,4
6に接続し、これらのホース45,46を給水源、給湯
源にそれぞれ接続してある。
【0021】図1に示すように前記真空ポンプ13は、
3つの第2の釜6に第2の釜蓋7介して接続する配管4
7に3方弁48をそれぞれ設け、さらに砂糖などの供給
用管路51に3方弁52を設けてある。
【0022】前述した構成の粒餡の製造装置を用いて粒
餡を製造するには、図6のフローチャートに示すよう
に、制御箱27に設けた自動スタートスイッチSWをO
Nにすることで、釜蓋2開閉用のエアシリンダ機構を動
作させて、第1の釜1の釜蓋2を開いて、供給用ホッパ
18に入れてある小豆 W1=30Kgを第1の釜1内に
投入する。なお、前記小豆は予め所定重量にした洗浄し
たものである。
【0023】小豆の投入後、第1の給水機構5の給湯管
19を介して第1の釜1内に80℃以上の温度の湯を前
炊き水として50Kg供給し、W2 =小豆30Kg+前
炊き水50Kgにして湯の供給を停止し、第1の釜蓋2
が閉じ、開閉弁4a,4bも閉じている状態で、第1の
加熱機構3から、第1の釜1の上段,下段ジャケット2
1,81内の両蒸気室22,82内に加熱用の蒸気を供
給し、SP1 =99℃になったところで前炊きタイマを
1 =15分間でスタートさせて、前炊きし、小豆を激
しい対流によって煮熟し、15分間の経過の後、蒸気の
供給を自動的に停止する。なお、前炊きは、99℃にな
るまでは、加熱機構3の全体開閉弁24b、第1の開閉
弁24cを開き、第2の開閉弁24gを閉じることによ
り、下段の蒸気室82内を3Kg/cm2Gの蒸気圧に
し、上段の蒸気室22内を0.4Kg/cm2 Gの蒸気圧
にして加熱している。
【0024】一方、99℃になってからは、第2の開閉
弁24gと減圧用の第2のニードル弁24iはそのまま
にして、第1の開閉弁24cを開閉することによって、
即ち、配管24aに流れている3Kg/cm2Gの蒸気を
そのままの圧力で流したり、減圧用の第1のニードル弁
24eを経由させることによって0.4Kg/cm2 Gの
蒸気を流すようにしている。なお、この前炊きの温度と
しては、90℃〜100℃の間で行なうことが一番望ま
しいが、60℃〜100℃の間であれば、次に続く渋切
りの効果は一応認められる。
【0025】蒸気の供給を停止した後、前記開閉弁4a
を開き、小豆を流出させずに沸湯水またはこれらに近い
熱湯を、35Kg程度、すなわち約2/3を捨てる渋切
りを行なう。
【0026】次に、開閉弁4を閉じ、第1の給水機構5
の給水管20から第1の釜1内に水を供給し、給水 W3
=小豆30Kg+浸漬水50Kg=80Kgにする。な
お、実際に給水される水量は、前記渋切り時に残存する
水分があるために、80Kg−45Kg=35Kgであ
る。そして、一般的な水温18℃と小豆の温度99℃と
によって一担温度を下げた後、50℃〜60℃に昇温
し、この温度をタイマT2=15分間保つ前炊き浸漬を
行う。
【0027】この場合、50℃〜60℃迄の昇温と温度
保持の為の温度調整には、前炊きの際と同様に4つの弁
24c,24e,24g,24iは同じ状態にあり、第
2の開閉弁24gを閉じた状態で、昇温の場合は第1の
開閉弁24cを開放することと、温度保持の場合は第1
の開閉弁24cを開閉することでその目的を達成するよ
うにしている。
【0028】これによって、一般的にビックリ水と言わ
れる効果により、(a)小豆の表皮のしわを伸ばして小豆
の皮のはがれを防止し、(b)湯の表面に浮いた小豆を沈
めて煮むらを防止し、(c)小豆と水との温度差によって
新しいきれいな水が吸水され、前記(a),(b),(c)3
項目のうち、少なくとも1項目を達成することができ
る。特に、この前炊き浸漬は、渋切りを行なった後に行
なうため、熱い豆の中に新しい水が入り、渋の無いきれ
いな水が豆の中に吸水されることが強調されるところで
ある。
【0029】前記タイマT2 による15分間が経過する
以前の適宜に、3つの第2の釜6の1つに対応する真空
ポンプ13を作動させ、配管47に設けた3方弁48を
介して補給路49の第2の釜蓋7側端部に連結させるこ
とで、第2の釜6内の空気の真空引きを開始する。な
お、第2の釜蓋7を介して外気に連通する吸気弁50は
閉じている。タイマT2 による15分間が経過すると、
開閉弁4aが自動的に作動して開き、浸漬水35Kgを
排出管24から排出する水切りを行う。
【0030】その後、開閉弁4bが作動して第1の釜1
の下端が移送管12の上流端と連通し、前述した真空状
態の第2の釜6内に第1の釜1内の水切りした小豆が移
送管12内を通って送られる。この際、移送管12の中
間部に設けた図1の左側の弁8aが開き、右側の弁8b
が閉じているので、左側の第2の釜6内に小豆が送られ
る。
【0031】小豆が第2の釜6内に全て送られた後、前
記開閉弁4bおよび左側の弁8aを閉じ、前記第1の釜
1内を清掃すると共に、次の第2の釜6内へ送る小豆の
前炊きの準備にかかる。
【0032】一方、前述のように小豆が第1の釜1から
第2の釜6内に送られた時点で、第2の釜6に、給湯源
から配管47の一部を利用して80℃以上の湯を45K
g供給し、W4 =小豆+本炊き水=90Kgにして湯の
供給を停止し、前記両蒸気室37,38に蒸気をそれぞ
れ供給し、SP2=90℃で、タイマT3=15分間動作
し、本炊き膨潤を行い、90℃に温度を保つ。
【0033】この場合も、90℃迄の昇温と温度保持の
為の温度調整には、前炊きの際の第1釜1と同様に4つ
の弁39c,39e,39g,39iは同じ状態にあ
り、第2の開閉弁39gを閉じた状態で、昇温の場合は
第1の開閉弁39cを開放することと、温度保持の場合
は第1の開閉弁39cを開閉することでその目的を達成
するようにしている。
【0034】このように、90℃前後で温度調節を行な
うことによって、100℃で沸騰する場合と違って、水
分の蒸発量も少ない。したがって、水面に近い豆も常に
水面下に保持され、煮難い豆でも十分に膨潤する。な
お、上記排出する浸漬水35Kg,供給湯45Kgの数
値については、特に限定されるものではなく、小豆の種
類によって若干異なるものであることを承知されたい。
【0035】前記本炊き膨潤が終わると、釜の内部の温
度を99℃迄上昇させる。この場合も前述したと同様
に、99℃迄の昇温と温度保持の為の温度調整には、前
炊きの際と同様に4つの弁39c,39e,39g,3
9iは同じ状態にあり、第2の開閉弁39gを閉じた状
態で、昇温の場合は第1の開閉弁39cを開放すること
と、温度保持の場合は第1の開閉弁39cを開閉するこ
とでその目的を達成できる。
【0036】釜の温度が99℃迄上昇したところで、S
1 =99℃で本炊きタイマT4 がスタートし、前記タ
イマT4 を20分間作動させる。この本炊きでは釜6内
では弱い対流が起きて煮むらを防ぎ、小豆の皮,実を軟
化させるご飯炊き状態とし、表面部の小豆が落し蓋とな
り、小豆が踊らないので,腹割れを生じさせることもな
い。ここで、前述のご飯炊き状態とは、炊き上がった状
態で、蒸発と素材である小豆に吸収されることで水分が
無くなった状態をいう。
【0037】上記ご飯炊きによって、従来の水の中で豆
を煮上げる方法においては、うまみ成分が溶出された煮
汁を全て捨てていた場合と異なり、小豆のうまみ成分を
逃がすことなく吸収できるという効果がある。
【0038】前記本炊きが終わると、本炊きタイマT4
の設定時間到達の情報によって動作するブザーにより豆
煮完了を知らせるので、制御箱27に配設されている完
了釦を押すと自動的に釜蓋7が開く。この状態で,小豆
が煮えているか否かを検査する。
【0039】前記検査によって豆煮ができたことを確認
し、必要量の砂糖を供給用管路51から圧送により、3
方弁52を介して左側の第2の釜6内に投入W5 する
と、タイマT5 がスタートし、30分間で第2釜6内に
投入された砂糖が溶解し煮えた小豆が蜜漬けになる。そ
して、タイマT5 のスタート後の蒸気室37,38内の
蒸気を0.4Kg/cm2Gに保ち,小豆の攪拌はしない。
このようにすると、小豆の餡ヤケが少なく、色がよく、
砂糖の溶解も速い。また、釜内部を真空にして溶解する
と砂糖の溶解もはやく、色の良い粒餡ができる。
【0040】前記砂糖溶解・蜜漬けが終了した後、弁3
9b,39c,39を開放状態にすることで、前記蒸気
室37,38内の蒸気圧を3Kg/cm2Gに自動切替え
し、攪拌装置15の横軸40および攪拌羽根41を2〜
3分間停止させて、5〜10r.p.m.の速度で2回攪拌を
行うなどの間欠回転を行う。
【0041】このようにして、高温の加熱をしながら間
欠攪拌を行い、重量がW0 の値まで減少したら連続攪拌
に移行する。但し、連続攪拌への移行は一定時間経過し
たときに行なう場合も有り得る。なお、連続攪拌に移行
しても釜6の蒸気室37,38は3Kg/cm2Gの蒸気
圧を保持する。その後、補給管路49に適量の水飴・寒
天などの添加物を入れて圧送し、3方弁48を自動操作
することで、左側の第2の釜6内に投入W6 する。但
し、水飴,寒天などの添加物の投入は、間欠攪拌の際に
行なう場合もある。
【0042】引き続いて、蒸気室37,38内の蒸気圧
を3Kg/cm2Gとした状態で、連続攪拌が進められる
が、仕上重量であるW7に減少したら加熱は停止する。
但し、攪拌は餡焼けを防止するために続行される。
【0043】最後に、攪拌装置4を停止させ、餡練り工
程を完了させた後、釜蓋7が開いた状態で、釜6を前下
がりに大きく傾動させて、粒餡を容器に移し、和菓子の
餡として用いる。
【0044】但し、これまでの説明で、給湯を含めた前
炊きと渋切りは1回だけで次に進めていたが、複数回行
なう場合もある。さらに、前炊き浸漬を行なわず、前炊
き後渋切りを行なう直前に水を給水して何分間か経過し
た後で渋切りを行なうこともある。
【0045】また、第1の釜1から第2の釜6に小豆を
移送する際に、水切りして移送しているが、水切り後小
豆を洗浄してから洗浄水を捨てて移送したり、移送に際
して、水を捨てないで、または次の処理で使用する本炊
き水を加えて移送する場合もある。
【0046】この発明においては、第1の釜1を用いて
小豆などの豆の渋切り,水切りをのみを行うので時間
(約30分間程度)が短く、本炊き膨潤,本炊きおよび
砂糖溶解などの餡練り工程を行う時間(約2時間程度)
が長い工程を第2の釜6を用いて行うので、1つの第1
の釜1に対し複数の第2の釜6を用い、これを順次切替
えて使用すると、粒餡を能率よく多量に生産することが
できて好ましく、第2の釜6の数は、適宜変更できる。
【0047】また、第1の釜1の下方から開閉弁4aを
介して渋切り、水切りの湯を排出するようにしたので、
渋切り,水切りにおける湯の排出量を開閉弁4aの開閉
制御によって自在にでき、風味がよく、高品質の粒餡が
得られる。この場合、排出機構としては、前記開閉弁4
aによる方式の他に前記第1の釜1を傾動機構を介して
傾動させて釜内の渋切り、水切りの湯を排出するように
しても良いことは勿論である。
【0048】なお、この発明は、第1の釜1内の小豆を
攪拌するための斜軸攪拌機などの攪拌装置を具備させて
もよく、第2の釜6に用いる攪拌装置の攪拌羽根の構成
も適宜変更してもよいが、掻取り式にすることが好まし
い。
【0049】この発明において、砂糖,水飴,寒天など
の添加物を第2の釜6に供給する手段は適宜変更でき
る。さらに、この発明に用いる豆は、小豆に限られるこ
となく、隠元豆などを用いて白餡を製造する方法,装置
にも適用できる。
【0050】この発明に用いる真空ポンプは、複数の第
2の釜6にそれぞれ設けることなく、1台の真空ポンプ
によって複数の第2の釜6のいずれか1つから真空引き
することが弁の操作で容易にできる。また、前記移送手
段に関しては、真空引きの他に圧力加えて圧送する方法
も適用できる。さらに、第2の釜6は、3つに限定する
必要はなく、1つでも2つでもさらには4つでも適用で
きることはいうまでもないところである。なお、図1で
は記載しにくいため、開閉弁を第1の釜の底から離間さ
せたが、実際は前記釜底に配設するものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる粒餡の製造方法は、小豆などの豆の豆煮工程の前炊
き,渋切りから水切りまでを第1の釜で行った後、前記
豆を移送管によって第2の釜に送り、豆煮工程の本炊き
膨潤,本炊きおよび餡練り工程を第2の釜で行なうよう
にしたので、渋切り,水切りが素早く且つ所望量を制御
してできると共に、風味がよく高品質の粒餡が得られ、
細菌なども十分に排出できて好ましい。
【0052】請求項2の発明は、請求項1に記載の粒餡
の製造方法において、前記渋切りの湯は、第1の釜の底
に設けた開閉弁を介してまたは第1の釜を傾動させて排
出するので、構成が簡単でありながら、渋切り,水切り
が十分にできる。
【0053】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の粒餡の製造方法において、前記渋切りおよび水切り
を完了した小豆などの豆を第1の釜の底に設けた開閉弁
を介して移送手段によって複数の第2の釜に順次移送す
るようにしたので、能率よく粒餡を生産できると共に、
小豆などの豆を破壊せずに確実に移送できる。
【0054】請求項4の発明は,請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載した粒餡の製造方法において、前記
渋切りを行なった後、前記豆の表皮のしわを伸ばして豆
の皮の破れを防止したり、表面に浮いた豆を沈めて煮む
らを防止したり、豆に新しいきれいな水を吸水させたり
する、前記3項目の内の少なくとも1項目を達成するた
めに、新しい水を供給して全体の温度を下げて、前炊き
浸漬させるようにしたので、豆煮が良好にできる。
【0055】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載した粒餡の製造方法において、前記
前炊き浸漬を行った後、第1の釜外に浸漬水を排出し、
その後、第2の釜によって、給湯して沸騰しない程度に
加熱して、豆を本炊き膨潤させるようにしたので、煮え
やすい豆は勿論、煮にくい豆でも十分に湯を含ませて膨
潤させることができ、品質のよい粒餡を製造できる。
【0056】請求項6の発明は,請求項1ないし請求項
5のいずれかに記載した粒餡の製造方法において、前記
本炊きの完了時点で、煮汁がなくなって前記豆に吸収さ
れた状態にしたので、風味のよい粒餡を容易に得るのに
役立つ。請求項7の発明は請求項1〜請求項6のいずれ
かに記載した粒餡の製造方法において、前記餡練り工程
は、砂糖等を加えた後一定時間または水分の蒸発によっ
て一定重量に減少するまでの時間、間欠攪拌を行い、そ
の後、所定重量に減少するまでの間、連続攪拌を行なう
ようにしたので、粒餡となる豆が砕ける割合が低い粒餡
を得ることができる。
【0057】請求項8の発明による粒餡の製造装置は、
小豆などの豆の豆煮工程において少なくとも前炊き,渋
切り,水切りを行う第1の釜と、第1の釜を加熱する加
熱機構と、第1の釜から第1の釜内の沸騰水,湯を排出
させる排出機構と、第1の釜内に湯および水を供給する
第1の給水機構と、前記第1の釜と移送管によって接続
された1つまたは複数の第2の釜と、第2の釜内に前記
第1の釜内の豆を移送する移送手段と、第2の釜内に湯
および水を供給する第2の給水機構とを備えているの
で、粒餡を自動的に能率よく製造でき、しかも渋切り,
水切りが十分にでき、風味がよく高品質の粒餡が得られ
る。
【0058】請求項9の発明は、請求項8に記載した粒
餡の製造装置において、第2の釜を加熱する加熱機構
を、前記第2の釜の下部に、上段の周面と下段の下面と
に配置し、上段と下段とのジャケットを設け、独立した
上段,下段の蒸気室を形成し、これらの蒸気室に適宜の
圧力の蒸気を供給可能に配設したので、第2の釜に設け
た上段,下段の蒸気室の圧力を適宜に変更して所望温度
の加熱が容易になる。
【0059】請求項10の発明は、請求項8または請求
項9に記載した粒餡の製造装置において、 攪拌装置を
第2の釜内に設け、横軸によって回転する掻取り式の攪
拌羽根を配設しているので、第2の釜の底部の焦げつき
を防止できる。
【0060】請求項11の発明は、請求項10に記載し
た粒餡の製造装置において、前記攪拌羽根に間欠運動の
指示を行なう制御手段を設けたので、豆が砕けるのを少
なくして、釜の底部の焦げつきを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る粒餡の製造装置を
示す構成説明図。
【図2】図1の粒餡の製造装置に設けた第2の釜の一部
切欠き正面図。
【図3】図2に示した第2の釜の側面図。
【図4】図2示した第2の釜の平面図。
【図5】図2に示した第2の釜に設けた加熱機構の配管
の説明図。
【図6】この発明の一実施形態に係る粒餡の製造方法説
明用のフローチャート。
【符号の説明】
1 第1の釜 2 第1の釜蓋 3 第1の加熱機構 4 開閉弁 5 第1の給水機構 6 第2の釜 7 第2の釜蓋 12 移送管 13 真空ポンプ 14 第2の加熱機構 15 攪拌装置 16 第2の給水機構 17 重量センサ 19 供給管 20 給水管 21,81 上段,下段ジャケット 22,82 上段no,下段の蒸気室 24 排気管 25 温度センサ 26 支持枠 27 制御箱 28,29 左,右軸 30,31 前,後アーム 34 エアシリンダ機構 35,36 上段,下段ジャケット 37,38 上段の,下段の蒸気室 41 攪拌羽根

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小豆などの豆の豆煮工程の前炊き,渋切
    りから水切りまでを第1の釜で行った後、前記豆を移送
    管によって第2の釜に送り、豆煮工程の本炊き膨潤,本
    炊きおよび餡練り工程を前記第2の釜で行なうことを特
    徴とする粒餡の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記渋切りの湯は、前記第1の釜の底に
    設けた開閉弁を介してまたは第1の釜を傾動させて排出
    することを特徴とする請求項1に記載した粒餡の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記渋切り,水切りを行った小豆などの
    豆を、移送手段によって1つまたは複数の前記第2の釜
    に順次移送することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載した粒餡の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記渋切りを行なった後、前記豆の表皮
    のしわを伸ばして豆の皮の破れを防止したり、表面に浮
    いた豆を沈めて煮むらを防止したり、豆に新しいきれい
    な水を吸水させたりする、前記3項目の内の少なくとも
    1項目を達成するために、新しい水を供給して全体の温
    度を下げて、前炊き浸漬させることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載した粒餡の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記前炊き浸漬を行った後、前記第1の
    釜外に浸漬水を排出し、その後、前記第2の釜によっ
    て、給湯して沸騰しない程度に加熱して、豆を本炊き膨
    潤させることを特徴とする請求項4に記載した粒餡の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記本炊きの完了時点で、煮汁がなくな
    って前記豆に吸収された状態にすることを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれかに記載した粒餡の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記餡練り工程は、砂糖等を加えた後一
    定時間または水分の蒸発によって一定重量に減少するま
    での時間、間欠攪拌を行い、その後、所定重量に減少す
    るまでの間、連続攪拌を行なうことを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれかに記載した粒餡の製造方法。
  8. 【請求項8】 小豆などの豆の豆煮工程において少なく
    とも前炊き,渋切り,水切りを行う第1の釜と、前記第
    1の釜を加熱する加熱機構と、前記第1の釜から前記第
    1の釜内の沸騰水,湯を排出させる排出機構と、前記第
    1の釜内に湯および水を供給する第1の給水機構と、前
    記第1の釜と移送管によって接続された1つまたは複数
    の第2の釜と、前記第2の釜内に前記第1の釜内の豆を
    移送する移送手段と、前記第2の釜内に湯および水を供
    給する第2の給水機構とを備えていることを特徴とする
    粒餡の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の釜を加熱する加熱機構を、前
    記第2の釜の下部に、上段の周面と下段の下面とに配置
    して、上段と下段とのジャケットを設け、独立した上
    段,下段の蒸気室を形成し、これらの前記蒸気室に適宜
    の圧力の蒸気を供給可能に配設したことを特徴とする請
    求項8に記載した粒餡の製造装置。
  10. 【請求項10】 攪拌装置を前記第2の釜内に設け、横
    軸によって回転する掻取り式の攪拌羽根を配設したこと
    を特徴する請求項8または請求項9に記載した粒餡の製
    造装置。
  11. 【請求項11】 前記攪拌羽根に間欠運動の指示を行な
    う制御手段を設けたことを特徴とする請求項10に記載
    した粒餡の製造装置。
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