JP2000236437A - デジタル画像処理装置 - Google Patents

デジタル画像処理装置

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JP2000236437A
JP2000236437A JP11038582A JP3858299A JP2000236437A JP 2000236437 A JP2000236437 A JP 2000236437A JP 11038582 A JP11038582 A JP 11038582A JP 3858299 A JP3858299 A JP 3858299A JP 2000236437 A JP2000236437 A JP 2000236437A
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Yasuhiro Yagawa
泰宏 矢川
Ryuichi Iwasaki
龍一 岩崎
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成機能を有するデジタル画像処理装置におい
て、フレームメモリを効率的に利用することで、フレー
ムメモリの必要容量を抑えること。 【解決手段】主画像データを格納する第1フレームメモ
リ65と、主画像データに合成される合成画像データを
主画像データの階調ビットより少ない階調ビットに変更
する階調調整部56aと、階調低減された合成画像デー
タを格納する第2フレームメモリ66と、合成画像デー
タの階調低減によって生じた空きメモリに合成モードデ
ータを格納させるアドレス指定部64と、合成モードデ
ータに基づいて主画像データに合成画像データを合成し
てプリントデータを生成する合成部60を備えたデジタ
ル画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムに形
成されたコマ画像などからスキャナー等を用いて光電変
換されたデジタル画像データを、印画紙や普通紙などに
プリントアウトすることによって可視的な画像を作り出
すデジタル画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、このようなデジタル画像処理装置
は、光源からの白色光を写真フィルムに照射して得られ
たコマ画像の投影光によって印画紙を露光するいわゆる
投影露光方式の写真焼付装置の代わりに用いられてい
る。デジタル画像処理方式の写真焼付装置では、フィル
ムのコマ画像をフィルムスキャナーによってデジタル画
像データに変換するので、その後、各種の画像処理技術
により、複数画像の合成や画像の分割、文字と画像との
自由なレイアウトでの合成、色/濃度調整などを自由に
行うことができる。特に画像の合成に関しては、従来の
投影露光方式ではオペレータに過大な負担を強いること
になっていた、任意の文字やイラスト画像との自在なレ
イアウトでの合成、さらには覆い焼きや焼き込みといっ
た高度な暗室合成技術でさえ、デジタル画像処理装置で
は、基本画像と合成画像との演算により簡単に実現する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、デジタル
画像処理装置は、従来の投影露光方式の写真焼付装置に
比べて、合成処理などの点では優れた能力を持っている
が、従来の投影露光銀塩写真方式に相当するようなプリ
ント画質を得ようとする場合、コマ画像を高い画像解像
度(画像解像度が高くなるほど単位面積当たりに生成さ
れるピクセルが多くなる)でもってデジタル化しなけれ
ばならず、フレームメモリーが巨大化する。例えば、2
5x 35mmのコマ画像を3000ppi(pixel per inc
h)の画像解像度、RGB24ビット(R色8ビット、G
色8ビット、B色8ビット)の階調度で光電変換し、デ
ジタル画像データとして取り込んだ場合、約33メガバ
イトの容量となる。通常、写真焼付処理はフィルム1本
単位で行われるので、36コマの画像を取り込むと全体
の容量は33x 36メガバイトとなる。さらに合成処理
を行う場合、合成用の画像データのためのフレームメモ
リ、及び、主画像の各ピクセルに対してどのように合成
画像の各ピクセルを合成するかという合成モードを示す
データのためのフレームメモリが必要となる。このよう
に写真画質レベルでの合成をデジタル画像処理装置で行
う場合、大容量のフレームメモリが必要となるので、こ
のことは、一般にミニラボと呼ばれているインストアラ
ボに上述したような合成機能を有するデジタル画像処理
装置を採用する場合の問題点となる。上記実状に鑑み、
本発明の課題は、合成機能を有するデジタル画像処理装
置において、フレームメモリを効率的に利用すること
で、フレームメモリの必要容量を抑えることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるデジタル画像処理装置では、主画像デ
ータを格納する第1フレームメモリと、前記主画像デー
タに合成される合成画像データを前記主画像データの階
調ビットより少ない階調ビットに変更する階調調整部
と、前記階調低減された合成画像データを格納する第2
フレームメモリと、前記合成画像データの階調低減によ
って生じた空きメモリに合成モードデータを格納させる
アドレス指定部と、前記合成モードデータに基づいて前
記主画像データに前記合成画像データを合成してプリン
トデータを生成する合成部と、前記プリントデータに基
づいて可視化された生成する合成画像をデジタルプリン
ト部を備えている。
【0005】写真プリントなどでは、画像合成時に基本
画像となる主画像データに合成ないしは貼り付けようと
する合成画像は、一般には、文字、イラストなどが多
く、必ずしもRGB24ビットのフルカラー階調のよう
な高階調度を必要としない。このため、本発明では、合
成画像データの階調度を主画像データの階調度より少な
い階調度に低減し、これによって合成画像データ用の第
2フレームメモリに生じた空きメモリを合成モードデー
タの格納として用いている。この合成モードデータと
は、各ピクセル位置において、主画像データと合成画像
データを合成部でどのような合成アルゴリズムで処理す
るかを示す情報である。つまり、合成画像が主画像ほど
の階調度を要求されないことに注目して、合成画像デー
タの階調度を低減し、この低減によって空きとなった領
域に合成モードデータを格納するので、フレームメモリ
が効率よく使用できることとなり、全体的なフレームメ
モリの消費を抑えることができる。
【0006】本発明の好適な実施形態の1つでは、前記
主画像データはRGB24ビット画像であり、前記階調
低減された合成画像データはRGB21ビット画像であ
り、前記合成モードデータに対して1ピクセル当たり3
ビットを割り当てているものがある。この構成では、合
成画像の基本となる主画像は、写真画像を正確に再生す
るためにもRGB24ビットのフルカラー画像として、
第1フレームメモリに格納するとともに、合成画像の方
は、各色7ビット階調のRGB21ビット画像として第
2フレームメモリに格納し、この結果各ピクセルで空き
となった3ビットのメモリ領域を合成モードデータとし
て用いることができる。
【0007】本発明のさらに好適な実施形態では、この
3ビットの合成モードデータは、前もって設定されてい
る、前記主画像データと合成画像データのための複数の
合成演算式の選択キーとして用いられ、、この3ビット
の合成モードデータの組み合わせから前記合成演算式の
1つが選択され、この選択された合成演算式に基づいて
前記合成部は各ピクセル毎に合成処理を行う。これによ
り、3ビットで表される組み合わせ、つまり8種類の合
成モードを任意に利用することが可能となる。
【0008】特に、写真合成において、需要の高い文字
やイラストの貼り付けのためには、合成後の各ピクセル
が主画像データと合成画像データのいずれか一方のデー
タを選択するという単純な合成演算式(合成論理式)が
用いられる。つまり、あるピクセル位置での合成におい
て、合成モードデータが“000”なら、そのピクセル
位置の主画像データが合成後の画像データとし、“00
1”なら、そのピクセル位置の合成画像データが合成後
の画像データとするような合成アルゴリズムを適用する
のである。合成画像データが文字の場合、文字を示すピ
クセル領域の画像モードデータを“001”とし、その
以外のピクセル領域の画像モードデータを“000”と
すると、合成後の画像は、主画像に文字が貼り付けられ
たような画像となる。本発明によるその他の特徴及び利
点は、以下図面を用いた実施例の説明により明らかにな
るだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によるデジタル画像処理装
置の一例としての、銀塩写真デジタルプリンターについ
て、図を用いて説明する。図1には、この銀塩写真デジ
タルプリンターの概略ブロック図が示されている。この
銀塩写真デジタルプリンターは、ここでは図示されてい
ないフィルム現像機によって現像処理された写真フィル
ム(以後単にフィルムと称す)1のコマ画像をデジタル
画像データとして取得するフィルムスキャナー3と、取
得されたデジタル画像データを処理してプリントデータ
を作成するコントローラ5と、このプリントデータに基
づいて画像記録媒体としての印画紙2にコマ画像に対応
する画像を露光するデジタルプリント部4と、露光され
た印画紙2を現像処理する現像処理部6とを備えてい
る。現像処理部6で現像された印画紙2は、乾燥工程を
経て仕上がりプリントとして排出される。
【0010】フィルムスキャナー3は、主な構成要素と
して、照明光学系31、撮像光学系32、CCDセンサ
ーを用いた光電変換部33を備えている。コントローラ
5には、各種処理情報を表示するモニター5a、各種処
理命令を入力するための操作卓5b、さらにCD−RO
MやMOなどを記録メディアとして外部からのデジタル
画像データを受け入れる外部画像入力部5cが接続され
ている。デジタルプリント部4のエンジンとしては、液
晶シャッター方式、レーザー露光方式、CRT方式、蛍
光ビーム方式などが知られているが、ここでは、蛍光ビ
ーム方式を用いたライン露光式蛍光プリントヘッド40
が用いられている。図番30はフィルム1をフィルムス
キャナー3に搬送するフィルム搬送機構であり、図番4
0は印画紙2をペーパーマガジン2aから引き出して、
デジタルプリント部4や現像処理部6に送り込む印画紙
搬送機構であり、両搬送機構ともコントローラ5によっ
て制御されている。ペーパーマガジン2aから引き出さ
れた印画紙2は現像処理の前又は後で図示されていない
カッターによってカットされ、1つのコマ画像が出力さ
れた仕上がりプリントの形態となる。
【0011】次に、図2のブロック図を用いて、フィル
ムスキャナー3とデジタルプリント部4の構成を詳しく
説明する;まず、フィルムスキャナー3について述べる
と、その照明光学系31は、白色光源としてのハロゲン
ランプ31a、調光フィルタ31b、ミラートンネル3
1cなどから構成され、光源からの光ビームの色分布や
強度分布を整えてフィルム1のコマ画像を照射する。フ
ィルム2からの透過光ビームを処理する撮像光学系32
は、副走査用の揺動ミラー32a、レンズユニット32
b、このレンズユニットを通ってきた光ビームを3つの
方向に分光するプリズム32cなどから構成されてい
る。揺動ミラー32aはその反射面が傾動可能に支持さ
れており、揺動モータ32dによって反射面が傾動する
ことによりフィルム1のコマ画像が所定のスキャン速度
で副走査方向、つまりフィルムの長手方向にスキャニン
グされる。撮像光学系32によって導かれた光ビームを
スリット画像としての電荷画像に光電変換する光電変換
部33は、CCDセンサーユニット33a、サンプルホ
ールド(S/H)回路33b、A/D変換器33c、セ
ンサー駆動回路33dなどから構成されている。CCD
センサーユニット33aは、プリズム32cによって分
光された3つの光ビームを別個に受けるため、3つのC
CDセンサーから構成されている。各CCDセンサーは
多数(例えば5000個)のCCD素子が主走査方向、
つまりフィルム1の幅方向に配列されたラインセンサー
であり、センサー駆動回路33dにより主走査時に電荷
蓄積動作や電荷蓄積時間の制御が行われる。各CCDセ
ンサーの撮像面には、それぞれ光ビームの青色成分、赤
色成分、緑色成分のみを通過させるカラーフィルタが設
けられており、それぞれ、青色成分、赤色成分、緑色成
分のみを光電変換する。サンプルホールド回路33b
は、それぞれのCCDセンサーから出力される各画素信
号をサンプルホールドして各画素信号が連続した画像信
号を生成するものであり、A/D変換器33cは、画像
信号を構成する各画素信号を所定の階調ビット(例えば
各色8ビット)のデジタル画像データに変換するもので
ある。
【0012】フィルム搬送機構30がスキャンされるべ
きフィルム1のコマ画像をスキャン位置まで送るが、そ
の際の位置決めのためには、通常予め設けられた画面中
心に対応するポンチ孔が利用されが、そのようなポンチ
孔がない場合、図示されていない画面検出センサーを用
いて画面中心を求めることができる。このような画面検
出技術は、写真プリントの分野においてよく知られたこ
とであるので、ここではその説明は省略する。フィルム
搬送機構30は、コントローラ内に構築されたフィルム
搬送制御部51(図4参照)によって制御される。
【0013】フィルム1のコマ画像が所定のスキャン位
置に位置決めされると、コマ画像の読取処理が開始され
る。コマ画像の投影光像は、揺動モータ32dが揺動ミ
ラー32aをスタート位置から所定のタイミングで傾斜
角を変化させることにより、複数のスリット画像に分割
された形で順次CCDセンサーユニット33aによって
読み取られる。つまり、各CCDセンサーは、コントロ
ーラ5からの制御信号に基づくセンサー駆動回路33d
の働きで、この副走査のタイミングに同期して撮像動作
及び画像信号の読み出し動作を行い、これによりコマ画
像はR、G、Bの色成分の画像信号に光電変換され、生
のデジタル画像データとしてコントローラ5に送られ
る。このような、フィルムスキャナー3の照明光学系3
1、撮像光学系32、光電変換部33の各制御のために
コントローラ5にはフィルムスキャナー制御部52(図
4参照)が構築されている。
【0014】次に、デジタルプリント部4の蛍光プリン
トヘッド40は、図2と図3に示されているように、グ
リッド電圧の調節により発光が制御される蛍光体にレン
ズとカラーフィルタを装着した蛍光体素子を主走査方向
(印画紙の幅方向)に並べてリニアアレイ化した赤色発
光ブロック41(赤色フィルタを装着したもの)と緑色
発光ブロック42(緑色フィルタを装着したもの)と青
色発光ブロック43(青色フィルタを装着したもの)か
ら構成されている。さらに、この蛍光プリントヘッド4
0を印画紙2の搬送方向に走査するために往復移動機構
44も備えられている。
【0015】往復移動機構44は、図3では部分的にし
か示されていない基台45に取り付けられており、その
基本的な構成要素は、蛍光プリントヘッド40の両側端
部に設けられたガイド部材44a、ガイド部材44aに
設けられたガイド孔に挿通されるガイドレール44b、
一方のガイド部材44aに設けらたワイヤー留め具44
c、端部をワイヤー留め具44cに固定されたワイヤー
44d、ワイヤー44dを掛け回しているとともに基台
45の両端に配置されているスプロケット44e、一方
のスプロケット44eをコントローラ5の制御に基づい
て回転させるパルスモータ44fである。パルスモータ
44fの回転は、ワイヤー44dの動きを通じて蛍光プ
リントヘッド40をガイドレール44bに沿って移動さ
せる。印画紙搬送機構40によって露光位置に搬送され
た印画紙2に対して、蛍光プリントヘッド40と往復移
動機構44の連係した制御によって画像が露光される
が、これらの制御はコントローラ5に構築された印画紙
搬送制御部53やデジタルプリント制御部54によって
行われる(図4参照)。
【0016】コントローラ5は、CPU、ROM、RA
M、I/F回路などからなるマイクロコンピュータシス
テムを中核部材として構成され、この銀塩写真プリンタ
ーに必要な各種機能をハードウエア又はソフトウエア或
いはその両方で実現させている。本発明に関連する機能
を行うために、このコントローラ5には、先に説明した
フィルム搬送制御部51、フィルムスキャナー制御部5
2、印画紙搬送制御部53、デジタルプリント制御部5
4以外に、図4に示すように、画像処理部56、主画像
データと合成画像データとの合成を行う合成部60、合
成部60による画像合成の種々の合成アルゴリズムを管
理している合成モード管理テーブル61、操作卓5aを
用いてキー入力された文字・記号を編集する文字編集部
62、文字編集部62で編集され確定された文字列をビ
ットマップ展開するビットマップ展開部63、主画像デ
ータを格納する第1フレームメモリ65、合成画像デー
タを格納する第2フレームメモリ66、画像データの入
出力時にこれらのフレームメモリ65、66のアドレス
を指定するアドレス指定部64、そして、最終的にデジ
タルプリント部4のためのプリントデータを生成してデ
ジタルプリント制御部54に送るプリントデータ生成部
55が構築されている。なお、ここでは、第1フレーム
メモリ65と第2フレームメモリ66だけが示されてい
るが、実際には仕様により決まっている処理するコマ画
像と合成画像データの数に応じて適当な数のフレームメ
モリーが備えられている。
【0017】この銀塩写真デジタルプリンターでは、基
本的には、フィルム1のコマ画像をフィルムスキャナー
3で光電変換して得られたデジタル画像データが主画像
データとして取り扱われ、操作卓5bからキー入力され
文字編集部62で編集された文字列や、外部画像入力部
5cから入力されたデジタル画像データが合成画像デー
タとして取り扱われる。もちろん、フィルムスキャナー
3で光電変換して得られたデジタル画像データを合成画
像データとして取り扱ってもよい。
【0018】図5に、第1フレームメモリ65(図5
(イ))と第2フレームメモリ66(図5(ロ)と
(ハ))が模式的に示されている。第1フレームメモリ
65には、フィルム1のコマ画像に対応するRGB24
ビットの主画像データが格納されるが、画像処理部56
によってアクセスされ、濃度処理、階調処理色調処理な
どの適当な画像処理が施される。第2フレームメモリー
66には、文字編集部62で編集されビットマップ展開
部63によって画像データ化された文字列を表す合成画
像データや外部画像入力部5cから入力されたデジタル
画像データがRGB24ビットの階調度をもっている場
合、RGB21ビット、つまりR色7ビット、G色7ビ
ット、B色7ビットにその階調度を低減して第2フレー
ムメモリ66に格納する。このために、画像処理部56
には、階調度を低減させる階調調整部56aが備えられ
ている。
【0019】第1フレームメモリ65と第2フレームメ
モリ66は、フィルム1のコマ画像からデジタルプリン
ト部4でのプリントアウトに適切な画像解像度で、かつ
RGB24ビットの階調度で取り込んだデジタル画像デ
ータを格納する容量を備えている。従って、RGB21
ビットに階調度を低減させた合成画像データを格納した
第2フレームメモリ66には各ピクセル当たり3ビット
の空きが生じることになる。この空き領域は、図5
(ハ)に示すように、合成モードデータの格納に用いら
れる。つまり、3ビットで表される組み合わせコードに
よって主画像データと合成画像データとの合成の仕方が
表されるのである。
【0020】この合成モードデータである3ビットコー
ドと合成の仕方(合成演算方法)図6に示されている。
図6において、R(x,y) は座標(x,y) に位置するピクセ
ルのR色の階調値(濃度)を示している。同様に、G
(x,y) 、B(x,y) はG色、B色の階調値(濃度)を示し
ている。合成モードデータが“000”なら、そのピク
セル位置の主画像データが合成後の画像データとし、
“001”なら、そのピクセル位置の合成画像データが
合成後の画像データとする演算式が割り当てられている
ので、合成画像データが文字の場合、文字を示すピクセ
ル領域の画像モードデータを“001”とし、その以外
のピクセル領域の画像モードデータを“000”とする
ことにより、合成後の画像は、主画像に文字が貼り付け
られたような画像となる。
【0021】合成モードデータが“010”なら、主画
像データと合成画像データの階調値を比較し、暗い方を
合成後の画像データとする。そのような合成演算式をこ
こではH[]という関数で表している。この場合、合成
画像データが黒の文字列とすれば、合成後の画像データ
は、主画像に黒の文字列が貼り付けられたようなものと
なる。また、合成モードデータが“011”なら、主画
像データと合成画像データの階調値を比較し、明るい方
を合成後の画像データとする。そのような合成演算式を
ここではL[]という関数で表している。この場合、合
成画像データが白の文字列とすれば、合成後の画像デー
タは、主画像に白の文字列が貼り付けられたようなもの
となる。
【0022】そのほか、合成演算アルゴリズムとして、
フォトショップ(アドビ社の製品名)などのフォトレタ
ッチソフトでよく知られているように、乗算、オーバー
レイ、スクリーンなど種々なものがあるが、写真合成に
おいてよく用いられるアルゴリズムを設定し、残りの合
成モードデータの組み合わせコードに割り当てておけ
ば、自由に所望の合成アルゴリズムを用いることができ
る。第1フレームメモリ65と第2フレームメモリ66
にそれぞれ主画像データと合成画像データを格納させ、
希望する合成モードを操作卓5bを通じて設定すると、
合成モードデータがアドレス指定部64によりアドレス
指定に基づいて、第2フレームメモリ66の合成モード
データ用エリア(図5(ハ))に格納される。合成部6
0は、この第2フレームメモリ66から合成モードデー
タを読み出し、合成モード管理テーブル61を参照しな
がら、主画像データと合成画像データを全ピクセルにわ
たって合成処理する。モニター5aに表示された合成後
の画像がOKならば、合成後の画像データがプリントデ
ータ生成部55に送られ、そこで生成されたプリンタデ
ータに基づいて、デジタルプリント部4の露光ヘッド4
0が印画紙2を露光することで、所望の合成されたプリ
ントが作り出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例としての銀塩写真デジ
タルプリンターの概略ブロック図
【図2】フィルムスキャナーとデジタルプリント部のブ
ロック図
【図3】蛍光プリントヘッドの概略斜視図
【図4】コントローラの機能を示すブロック図
【図5】フレームメモリの模式図
【図6】合成モードデータによる合成要領を示す説明図
【符号の説明】
1 フィルム 2 印画紙(画像記録媒体) 3 フィルムスキャナー 4 デジタルプリント部 5 コントローラ 5a モニター 5b 操作卓 5c 外部画像入力部 6 現像処理部 40 蛍光プリントヘッド 56 画像処理部 56a 階調低減部 60 合成部 61 合成モード管理テーブル 62 文字編集部 63 ビットマップ展開部 64 アドレス指定部 65 第1フレームメモリ 66 第2フレームメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA05 AB02 AB04 EA02 EB12 EB15 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CB19 CE08 CE11 CE16 CH08 CH11 CH18 DA17 DB02 DB06 DB09 5C076 AA14 AA16 AA26 AA27 BA03 BA06 BA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主画像データを格納する第1フレームメモ
    リと、前記主画像データに合成される合成画像データを
    前記主画像データの階調ビットより少ない階調ビットに
    変更する階調調整部と、前記階調低減された合成画像デ
    ータを格納する第2フレームメモリと、前記合成画像デ
    ータの階調低減によって生じた空きメモリに合成モード
    データを格納させるアドレス指定部と、前記合成モード
    データに基づいて前記主画像データに前記合成画像デー
    タを合成してプリントデータを生成する合成部と、前記
    プリントデータに基づいて可視化された生成する合成画
    像をデジタルプリント部を備えたデジタル画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記主画像データはRGB24ビット画像
    であり、前記階調低減された合成画像データはRGB2
    1ビット画像であり、前記合成モードデータに対して1
    ピクセル当たり3ビットを割り当てている請求項1に記
    載のデジタル画像処理装置。
  3. 【請求項3】各ピクセルにおける前記主画像データと合
    成画像データのための複数の合成演算式が設定されてお
    り、前記3ビットの合成モードデータの組み合わせから
    前記合成演算式の1つが選択され、この選択された合成
    演算式に基づいて前記合成部は各ピクセル毎に合成処理
    を行う請求項2に記載のデジタル画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記合成演算式の1つが前記主画像データ
    と合成画像データの一方を選択するものである請求項3
    に記載のデジタル画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1496688A1 (en) * 2002-04-17 2005-01-12 Seiko Epson Corporation Digital camera

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