JPH1124186A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JPH1124186A
JPH1124186A JP18235197A JP18235197A JPH1124186A JP H1124186 A JPH1124186 A JP H1124186A JP 18235197 A JP18235197 A JP 18235197A JP 18235197 A JP18235197 A JP 18235197A JP H1124186 A JPH1124186 A JP H1124186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
photosensitive material
information
recorded
identification mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18235197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Haraguchi
剛 原口
Yoshiaki Yamanaka
義明 山中
Takao Hosaka
隆男 保坂
Kozue Yokada
こずえ 與賀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP18235197A priority Critical patent/JPH1124186A/ja
Publication of JPH1124186A publication Critical patent/JPH1124186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理の機能を感光材料処理装置に搭載
し、簡便な手法で画像処理に必要な情報をシングルユー
スカメラの外面、フィルム、パトローネ等に記録してお
き、プリントのときにこの情報を利用して様々な画像処
理を実現することができるようにした感光材料処理装置
を提案することを第一の課題とする。 【解決手段】 カラー撮影用の感光材料を走査して、撮
影された記録画像を読み取り画像情報を得る第一の読取
手段と、カラー撮影用の感光材料を走査して、前記感光
材料に予め記録されている識別マークを読み取り識別マ
ーク情報を得る第二の読取手段と、前記第二の読取手段
で得た前記識別マーク情報に応じてカラー処理または非
カラー処理のいずれかを選択する選択手段と、前記選択
手段で選択された処理に従って前記第一の読取手段で得
た前記画像情報を補正して補正画像データを得る画像処
理手段と、前記画像処理手段で得られた補正画像データ
により補正画像を出力する出力手段とを有する感光材料
処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルユースカ
メラの外面、フィルム、パトローネ等に記録された様々
な情報を元にして、感光材料の処理時にこれらの情報に
対応する様々な画像処理を実行する機能を備えた感光材
料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真撮影を行った後に、様々な画像処理
を施したいというニーズがある。
【0003】例えば露光量の設定がうまくいかずに、露
光オーバー、または露光アンダーになった写真を画像処
理によって修整するというニーズがある。また、近年シ
ングルユースカメラなど、ユーザーがフィルムの装填を
行わないカメラが登場している。例えばレンズ付きフィ
ルムユニットは、可能な限り安価に製造する必要がある
ため、中級機以上のレンズシャッタカメラや一眼レフカ
メラと比較すると、どうしても採用するレンズが簡単に
なる。簡単で安価なレンズを採用しているので、光軸上
の点に対して周辺部でプリント後の画像がアンダーとな
る傾向があるという問題がある。また、レンズ付きフィ
ルムユニットにおいては小型化の競争が激しく、より小
型化を目指すと機能も簡単になりがちであった。例えば
光量の豊かな大型のフラッシュは搭載できないので、フ
ラッシュが発光しても配光特性も悪く、周辺部は光量が
不足して露光アンダーになりがちであるという問題があ
る。
【0004】他の例として、カラー撮影したものを白
黒、セピア調等に変換したいというニーズがある。例え
ば白黒調やセピア調を実現するためには、専用のレンズ
付きフィルムユニットが登場している。ただし、専用の
レンズ付きフィルムユニットは、それぞれのニーズに対
応できる反面、他のニーズに転用できないという欠点が
あった。
【0005】また、他の例として画像に文字や枠などを
合成したいというニーズがある。例えば印画紙などに近
況や、結婚式の報告となる写真とともに、挨拶の文字、
背景や前景となる枠などを合成するニーズがある。ユー
ザーはプリントをみて自分が撮影した画像から採用する
画像を選定し、現像所に再度プリントを持ち込み、好み
の枠、文字との合成を依頼する必要があり、発注に手間
がかかる傾向にあるとの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題は、カメ
ラに画像処理用の機構を搭載すれば解決できるのではあ
るが、カメラが非常に高額となってしまうので、実現で
きなかった。特に、レンズ付きフィルムユニット等では
画像処理機能を持たせるのはコスト的に無理であり、ま
た小型化も阻害される。しかし、撮影後のプリント処理
で多彩な機能が実現できれば、レンズ付きフィルムユニ
ットに負担を掛けることがない。
【0007】本発明はかかる問題に鑑み、画像処理の機
能を感光材料処理装置に搭載し、簡便な手法で画像処理
に必要な情報をシングルユースカメラの外面、フィル
ム、パトローネ等に記録しておき、プリントのときにこ
の情報を利用して様々な画像処理を実現することができ
るようにした感光材料処理装置を提案することを第一の
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は請求項1
に記載の感光材料処理装置によって解決できた。すなわ
ちこの感光材料処理装置は、撮影された記録画像を第一
の読取手段で読み取り画像情報を得て、一方で第二の読
取手段で前記感光材料に予め記録されている識別マーク
を読み取り識別マーク情報を得る。選択手段は、読み取
った識別マーク情報に応じてユーザーの選択したカラー
処理と非カラー処理のいずれか一方を選択する。選択し
た処理に応じて前記画像情報が画像処理手段において画
像処理されて、補正画像データを得る。得られた補正画
像データにより出力手段で補正画像を出力する。このよ
うに画像処理機能は感光材料処理装置に備えられてい
て、ユーザーの選択に応じて画像処理手段での処理動作
を選択し、補正画像データを得ている。従って、カメラ
には大がかりな画像処理機構を備えることなく、識別マ
ークの情報を元に、ユーザーのニーズに応じた画像処理
を実行することが可能となった。
【0009】また本発明の課題は請求項5に記載の感光
材料処理装置によって解決できた。すなわちこの感光材
料処理装置は、撮影された記録画像を第一の読取手段で
読み取り画像情報を得て、一方で入力手段で前記感光材
料への撮影に使用したカメラの機種情報を入力する。選
択手段は、入力された前記機種情報に応じて記憶手段に
記憶した周辺光量補正データを選択する。選択された周
辺光量補正データを用いて画像処理手段で画像情報を補
正して補正画像データを得て、出力手段で前記補正画像
データにより補正画像を出力する。このように画像処理
機能は感光材料処理装置に備えられていて、撮影に使用
したカメラの機種に応じた適切な周辺光量補正データに
より画像処理を実行した補正画像による出力が可能とな
った。従って、カメラには大がかりな画像処理機構を備
えることなく、入力された情報を元に、撮影に用いたカ
メラに適した画像処理を実行することが可能となった。
【0010】また本発明の課題は請求項10に記載の感
光材料処理装置によって解決できた。すなわちこの感光
材料処理装置は、撮影された記録画像を第一の読取手段
で読み取り画像情報を得て、一方で第一の入力手段で前
記感光材料への撮影に使用したカメラの機種情報を入力
する。さらに第二の入力手段で撮影時に前記カメラのフ
ラッシュが発光したか否かの情報を入力する。前記第二
の入力手段によって入力されたフラッシュ発光の情報に
よりフラッシュが発光されたと判断されると、前記記憶
手段からフラッシュ発光時に前記カメラの機種毎に定ま
る周辺光量の変化の特性に対応した周辺光量補正データ
を選択する。前記選択された周辺光量補正データを用い
て画像処理手段で前記画像情報を補正して補正画像デー
タを得て、出力手段で前記補正画像データにより補正画
像を出力する。このように画像処理機能は感光材料処理
装置に備えられていて、フラッシュが発光された画像
は、撮影にもちいたカメラに適したフラッシュ発光時の
周辺光量補正データにより画像処理を実行し、補正画像
による出力が可能となった。従って、カメラには大がか
りな画像処理機構を備えることなく、入力された情報を
元に、フラッシュの発光の有無と配光特性を補正する画
像処理を、撮影に用いたカメラの機種に応じて実行する
ことが可能となった。
【0011】また本発明の課題は請求項16に記載の感
光材料処理装置によって解決できた。すなわちこの感光
材料処理装置は、撮影された記録画像を第一の読取手段
で読み取り画像情報を得て、一方で第二の読取手段で前
記感光材料に予め記録されている文字情報を読み取る。
そして記憶手段から前記文字情報に応じた画像データを
取り出して、画像処理手段で前記画像情報と合成し、合
成画像データを得る。前記画像処理手段で得られた補正
画像データにより補正画像を出力手段で出力する。この
ように画像処理機能は感光材料処理装置に備えられてい
て、画像情報と合成する文字情報はカメラ側に特殊な機
構を設けないで選択することが可能となった。従って、
カメラには大がかりな画像処理機構を備えることなく、
入力された情報を元に、ユーザーのニーズに応じた文字
を撮影された画像に合成する画像処理を実行することが
可能となった。
【0012】また本発明の感光材料処理装置は、請求項
19に記載の感光材料処理装置によって解決できた。す
なわちこの感光材料処理装置は、撮影された記録画像を
第一の読取手段で読み取り画像情報を得て、一方で第二
の読取手段で前記感光材料に予め記録されている枠情報
を読み取る。そして記憶手段から前記枠情報に応じた画
像データを取り出して、画像処理手段で前記画像情報と
合成し、合成画像データを得る。前記画像処理手段で得
られた補正画像データにより補正画像を出力手段で出力
する。このように画像処理機能は感光材料処理装置に備
えられていて、画像情報と合成する枠情報はカメラ側に
特殊な機構を設けないで選択することが可能となった。
従って、カメラには大がかりな画像処理機構を備えるこ
となく、入力された情報を元に、ユーザーのニーズに応
じた枠の画像を撮影された画像に合成する画像処理を実
行することが可能となった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する実施の形態
の例を示すが、本発明はこれらに限定されない。また、
以下の実施形態は、本発明の好ましい例を示すもので、
本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではな
い。
【0014】図1、2を用いて本発明の感光材料処理装
置の一例であるデジタルプリンタープロセッサーについ
て説明する。図1はデジタルプリンタープロセッサーを
含むプリントシステムの概略説明図である。
【0015】本プリントシステムで用いられるネガフィ
ルムにはデジタルプリンタープロセッサー300での処
理を開始する前に、予め、当該ネガフィルムに関する識
別マークが潜像として記録されている。したがって、そ
のネガフィルムを用いて撮影し、現像を行うことによ
り、当該ネガフィルムの識別マーク15も現像され、可
視化される。識別マーク15は、一例として光学読み取
り可能なバーコードを示したが、ドットなどでも良い。
【0016】また、フィルムに関する識別マーク15は
フィルム製造時に潜像としてバーコードを記録しておく
他に、フィルム先端部にバーコードを記録したシールを
添付したり、フィルムが磁気層を有する場合には、当該
磁気層に磁気情報として記録する等の方法が挙げられ
る。また、識別マーク15は撮影時に自動的に、または
ユーザーの操作により記録される事もある。
【0017】また、識別マーク15にはフィルムに撮影
された画像にいかなる画像処理を施して印画紙に焼き付
けるべきであるかを指定する情報が含まれる。画像処理
としては、白黒調、セピア調、レンズの周辺光量補正、
フラッシュの配光特性補正、文字画像の合成、背景等の
枠画像の合成など種々の物がある。図1の例では、カラ
ーネガに撮影した画像を白黒調でプリントした場合を例
示してある。
【0018】以下に、図2を用いて本デジタルプリンタ
ープロセッサー300での焼付露光の詳細を説明する。
図2はプリンタープロセッサーの側部断面概略図であ
る。
【0019】本プリンタープロセッサー300は、画像
処理と焼付露光を行うデジタルプリンター100と、現
像を行うプロセッサー200とで構成されている。
【0020】デジタルプリンター100は、光源31と
CCD32を有しているスキャナー3と、現像済フィル
ム4に記録されたバーコードを読み取るバーコードリー
ダー2と、デジタルプリンタープロセッサー300の全
体の動作を指令するコマンドを入力するキーボード8
と、空間フィルターを用いて画像処理を行うマイクロプ
ロセッサー11、メモリー12を備えた画像処理部1
と、画像処理部1の出力するデータに従って発光するL
EDアレイ6等を有している。尚、スキャナー3は本発
明の第一の読取手段、バーコードリーダー2は本発明の
第二の読取手段と第一第二の入力手段を兼ねた機構の一
例である。キーボード8は本発明の機種情報または発光
有無情報を入力する第一の入力手段の一例である。
【0021】現像済フィルム4がスキャナー3にセット
されると、現像済フィルム4が、図中左から右へと搬送
される途中で、バーコードリーダー2が現像済フィルム
4に記録された識別マークを読み取る。
【0022】また、識別マークがDXコードであればD
Xコードリーダを用いて、識別マークが磁気層に磁気情
報として記録されていれば、磁気ヘッドを用いて識別マ
ークを読み取る。
【0023】以下は、識別マークに白黒の階調画像に変
換する画像処理の実行を要求する情報が記録されていた
場合の例で説明する。バーコードリーダー2はバーコー
ドを読み取り、識別マークの情報から、本フィルムを白
黒処理を行う旨の処理指令信号を出力する。画像処理部
1はバーコードリーダー2の処理指令信号を受け取る
と、カラー画像を白黒画像に変換する白黒処理用空間フ
ィルターのテーブルと変換プログラムをメモリー12か
らロードする。
【0024】一方スキャナー3は光源31の発した白色
光が現像済フィルム4を透過すると光学的に3原色に色
分解して、画像の各色成分をCCD32で光電変換し
て、画像データを得る。現像済フィルム4からスキャナ
ー3で読み取られた画像データは、画像処理部1に転送
される。画像処理部1には、白黒処理用空間フィルター
がロードされているので、画像データは白黒処理用空間
フィルターでデータ変換を受ける。データ変換の演算は
マイクロプロセッサー11で実行され、変換された補正
画像データは、LEDアレイ6へと転送される。
【0025】LEDアレイ6は補正画像データに基づ
き、未露光のカラー用印画紙5へ焼き付けを実行する。
カラー用印画紙5は焼き付けが行われた駒から順にプロ
セッサー200へ送り込まれて、通常のカラー処理の手
順でプリントされる。
【0026】図3は、識別マークを記録した現像済フィ
ルム4の平面図である。図3には135mmサイズの現
像済フィルム4の先頭の駒から2駒分の範囲を抜き出し
て示した。識別マーク15はパーフォレーション42の
間に記録してある。識別マーク15は出荷時点で書き込
まれていても良いし、バーコードライターを備えるカメ
ラを使用して、撮影毎にバーコードライターが記録する
ようにしても良い。識別マーク15を出荷時点で書き込
む場合は、パッケージに白黒用のフィルムである事を明
記することが好ましい。
【0027】数1はデジタルプリンタープロセッサー3
00で実行する画像処理の基本的な概念を説明する式で
ある。
【0028】
【数1】
【0029】但し数1で、B′、G′、R′は変換処理
後の補正画像データの各色成分の強さ、B、G、Rはス
キャナー3で読み込んだ画像データの各色成分の強さで
ある。BとB′は青、GとG′はグリーン、RとR′は
赤の成分である。α、β、γは係数で互いに独立して設
定できる。Δ1からΔ3は色調補正のための補正用パラ
メータである。スキャナー3で現像済フィルム4の画像
は色分解されて各色の画像データが得られている。例え
ば数1でΔ1=Δ2=Δ3=0とすればモノクロの補正
画像データが得られる。
【0030】以上は白黒プリントを得る場合の説明であ
ったが、識別マーク15にセピア調の階調画像に変換す
る画像処理の実行を要求する情報を記録し、数1の式で
Δ3=−10に設定するとセピア調のプリントを得るこ
とができる。また、識別マーク15にシアン調の階調画
像に変換する画像処理の実行を要求する情報を記録し、
数1の式でΔ3=+10に設定するとシアン調のプリン
トを得ることができる。これらの変換を実行するのに必
要な空間フィルターは、テーブル化してメモリー12に
保存しておく。
【0031】次に、周辺光量の補正とストロボ配光特性
の補正を行う画像処理を行う例を説明する。これらの補
正は一般にシェーディング補正と呼ばれる。この例で
は、識別マーク15に、カラーフィルムの撮影にもちい
たカメラの機種を特定する情報が記録されている。カメ
ラの機種情報を記録した識別マーク15が、現像済フィ
ルム4に記録されている場合と、シングルユースカメ
ラ、パトローネなどに記録されている場合に分けて説明
する。
【0032】識別マーク15が現像済フィルム4に記録
されている例では、図2のデジタルプリンタープロセッ
サー300を用いてプリントを実行する。図2で、バー
コードリーダー2は、識別マーク15を読み取ってカメ
ラの機種を特定する処理指令信号を出力する。画像処理
部1はバーコードリーダー2の処理指令信号を受け取る
と、カメラの機種に対応してシェーディング補正を実行
する空間フィルターのテーブルと変換プログラムをメモ
リー12からロードする。
【0033】図4は、カメラの機種情報を記録した現像
済フィルム4を示す平面図である。駒41aは現像済フ
ィルム4の先頭の駒である。識別マーク151は駒41
aに対応したパーフォレーション42aの間に記録され
ている。識別マーク152は駒41aに対応したパーフ
ォレーション42a及びその他の駒41に対応したパー
フォレーション42の間に記録されている。135mm
フィルムの場合は、一本のフィルムの撮影に用いるカメ
ラの機種は、特定の一機種であると考えられるので、先
頭の駒41aに機種情報を記録した識別マーク151を
設けた。APSフィルムを用いる場合は、駒毎にカメラ
の機種情報を記録した識別マーク15を書き込むことが
好ましい。また、フラッシュの発光の有無は1駒毎に撮
影者が決定するのであるから、発光有無情報を記録した
識別マーク152は駒毎に記録した。撮影者が撮影した
画像は、2駒目41b以降に記録される。
【0034】図5はカメラの特定機種の配光特性を補正
する空間フィルターのテーブルtの一例である。一般に
カメラの光学系はcos4θ則に従うので、光軸から離
れるほどに明るさが減少する。さらに、フラッシュの配
光特性は、カメラ光学系の光軸と一致させることが難し
い。図5にはフラッシュ16の位置と、テーブルtの係
数の関係を示すために、フラッシュ16を模式的に示し
てある。カメラ光軸と直交する面でのフラッシュ16に
よる照度は、フラッシュ16の発光部に近いほどに明る
く、遠いほどに暗くなる。図5のテーブルは、特定機種
のカメラのレンズ光学系の周辺画素の光量を補強すると
ともに、特定機種に内蔵のフラッシュ16の配光特性を
修正する特性に設計してある。従って、この空間フィル
ターでスキャナー3から転送された画像データを補正
し、補正画像データを得れば、極めてフラットな特性の
カメラに撮影したのと同等のプリントを得ることが可能
となる。高性能なカメラはこれらの補正が不要なほどに
フラットな特性を示すが、シングルユースカメラでは、
光学系、フラッシュともに安価であり、補正による改善
が著しい。
【0035】周辺光量の補正は、カメラの光学系の特性
が反映するのであるから、概カメラで撮影した一連のフ
ィルムに用いる空間フィルターは同じ特性の空間フィル
ターである必要がある。一方、同じカメラで撮影した一
連のフィルムであっても、フラッシュの発光の有無は撮
影者が設定する。従って、一駒ずつに発光有無情報が記
録された識別マーク情報が記録され、フラッシュ発光の
有無が判断された上で、画像処理部1にロードする空間
フィルターが選択される。図5で識別マーク151は先
頭駒に対応して記録されているが、2駒目以降には記録
されていない。また識別マーク152は各駒に記録され
ていて、フラッシュの発光の有無が読みとれるようにな
っている。メモリー12には、カメラの機種毎にフラッ
シュが発光した場合に選択する空間フィルターと、フラ
ッシュが発光しなかった場合に選択する空間フィルター
の2種類の空間フィルターの一方が選択できるようにし
てある。
【0036】図2のデジタルプリンタープロセッサー3
00は、カメラの機種毎の周辺光量の補正用テーブルを
メモリー12に記憶しておき、識別マーク情報から撮影
に用いたカメラに対応した補正テーブルをロードする構
成とした。しかし、標準画像chを工場から出荷する前
に撮影し、ユーザーが撮影した各駒とともに現像し、さ
らにこの現像した標準画像の濃度分布を実測して、周辺
光量の補正に用いる空間フィルターを算出する構成とし
ても良い。
【0037】図6は標準画像chをデジタルプリンター
プロセッサー300で用いる場合の概念を示す平面図で
ある。図6でシングルユースカメラSUCは、出荷され
る前に標準画像chを1駒目に撮影してある。標準画像
chは全面を一定濃度のグレーで塗装してある。ユーザ
ーの撮影が終了して通常のネガフィルムと同様に現像す
れば、現像済フィルム4の一駒目は標準画像chのネガ
像41cが顕像化される。ネガ像41cは、撮影に用い
たカメラの光学系に応じて濃淡がでるので、撮影に用い
たカメラの機種を特定する情報であり、本発明の機種情
報の一例である。シングルユースカメラなどの安価な光
学系を備えたカメラでは、相対的にプリントの周辺部が
中央部より暗くなる事はすでに説明した。また2駒目以
降には、ユーザーが撮影した画像41d等が顕像化され
る。識別マーク154は、現像済フィルム4の1駒目に
標準画像chのネガ像が記録されているとの情報を記録
した識別マークである。
【0038】図7は、図6の現像済フィルム4を用いて
周辺光量補正処理を実行するデジタルプリンタープロセ
ッサー301の側部断面概略図である。デジタルプリン
タープロセッサー301は、デジタルプリンタープロセ
ッサー300からバーコードリーダー2を取り除き、ス
キャナー3が識別マーク15の読み取りを兼ねる構成を
採用した。デジタルプリンタープロセッサー301のス
キャナー3は、本発明の読取手段の一例であり、記録画
像と、機種情報の双方を読み取る。現像済フィルム4が
搬送されるのにつれて、スキャナー3は1駒目から走査
を開始し、読み込んだ画像を光電変換して画像データと
して画像処理部1に転送する。
【0039】画像処理部1は、スキャナー3から転送さ
れた画像データを識別マーク153の領域と識別マーク
154の領域に分離する。そして識別マーク154か
ら、先頭駒に標準画像chが含まれるか否かを判断す
る。標準画像chが含まれる場合は、現像済フィルム4
の一駒目には識別マーク153、即ち標準画像のネガ像
41cが顕像化されているとして、分離した識別マーク
153の領域の濃度分布から、周辺光量補正に使用する
空間フィルターの係数を算出する。画像処理部1で算出
した係数はメモリー12に記憶される。そして、二駒目
の画像41dを読み取って、ユーザーが撮影した記録画
像の情報を画像データとして画像処理部1に転送する。
画像処理部1は、準備しておいた空間フィルターを用い
てユーザーが撮影した画像に対して周辺光量の補正処理
を施し、得られた補正画像データをLEDアレイ6に転
送する。以下はデジタルプリンタープロセッサー300
と同様に動作して補正画像データに従ってプリントが得
られる。
【0040】また、この例では示していないが、1駒目
はフラッシュを発光させずに標準画像chを撮影し、2
駒目はフラッシュを発光させて標準画像chを撮影し
て、1駒目と2駒目を識別マーク15として使用する構
成としても良い。この場合、スキャナー3は記録画像、
機種情報、発光有無情報の三種類の情報を読み取る読取
手段である。
【0041】以上は、フラッシュ発光時の画像処理に用
いる空間フィルター用の周辺光量補正データと、フラッ
シュ非発光時の画像処理に用いる空間フィルター用の周
辺光量補正データとの二種類をそれぞれ備えた例であ
る。つまり、フラッシュ発光時の周辺光量補正データ
は、周辺光量を補正する空間フィルターと配光特性を補
正する空間フィルターを合成した1個の空間フィルター
の係数をテーブル化してある。一方、フラッシュ非発光
時の周辺光量補正データは、周辺光量を補正する空間フ
ィルターの係数をテーブル化してある。また他の例とし
て、フラッシュ発光と非発光の2つの空間フィルターの
うち、一方の各係数を記憶し、他方は記憶した空間フィ
ルターの係数に対する補正係数を記憶して、使用する際
に算出するようにしても良い。また他の例として、周辺
光量補正データの空間フィルターとフラッシュの配光特
性に対する周辺光量補正データの空間フィルタをそれぞ
れ備え、フラッシュ発光時は2種類の空間フィルターに
よる処理を連続して実行しても良い。
【0042】また、図8はデジタルプリンタープロセッ
サー302の側部断面概略図である。デジタルプリンタ
ープロセッサー302はデジタルプリンタープロセッサ
ー300にハンディバーコードリーダー22を加えてあ
る。デジタルプリンタープロセッサー302のオペレー
ターは、ハンディバーコードリーダー22を用いて、現
像済フィルム4が収納されていたシングルユースカメラ
に記録されているカメラの機種を特定する識別マーク1
5を入力する。入力された識別マーク情報は、画像処理
部1に転送され、カメラの機種に対応した空間フィルタ
ーをメモリー12にロードする。このように、識別マー
ク15を現像済フィルム4以外に記録することもでき
る。
【0043】図9は識別マーク156を記録したシング
ルユースカメラSUCとパトローネPATの斜視図であ
る。図9(a)で、シングルユースカメラSUCにはパ
トローネに収納されてフィルムが内蔵されている。シン
グルユースカメラSUCの筐体の表面には機種情報を記
録した識別マーク156が記録されている。
【0044】図9(b)で、パトローネPATは未露光
のカラーフィルム40を収納し、かつ撮影済みのカラー
フィルムを再度収納する円筒形の容器である。パトロー
ネPATの表面には識別マーク157が記録されてい
る。識別マーク157にはカメラの機種を特定する機種
情報が記録されている。
【0045】次にユーザーが撮影した画像に、文字画像
や枠画像を合成する例について説明する。以下は、識別
マークに、画像情報と文字画像を合成すべき画像処理の
実行を要求する情報が記録されていた場合の例で説明す
る。図2のデジタルプリンタープロセッサー300で、
バーコードリーダー2はバーコードを読み取り、識別マ
ークの情報から、文字画像を合成すべき旨の処理指令信
号を出力する。画像処理部1はバーコードリーダー2の
処理指令信号を受け取ると、合成すべき文字をデータ化
した文字データと、複数の画像を合成する合成変換プロ
グラムをメモリー12からロードする。
【0046】一方スキャナー3は光源31を発光させて
現像済フィルム4を透過した光線をCCD32で光電変
換して画像データを得る。現像済フィルム4からスキャ
ナー3で読み取られた画像データは、画像処理部1に転
送される。画像処理部1には、現像済フィルム4から読
み取った画像データと文字画像を合成する変換プログラ
ムがロードされているので、両データは合成されて、補
正画像データが得られる。データ変換の演算はマイクロ
プロセッサー11で実行され、変換された補正画像デー
タは、LEDアレイ6へと転送される。
【0047】LEDアレイ6は補正画像データに基づ
き、未露光のカラー用印画紙5に文字画像を合成した画
像の焼き付けを実行する。カラー用印画紙5は焼き付け
が行われたフレームから順にプロセッサー200へ送り
込まれて、通常のカラー処理の手順でプリントされる。
【0048】本発明で、識別マークはカラー撮影用の感
光材料に潜像として形成されていても良い。またパトロ
ーネの外面に記されていても良い。またシングルユース
カメラの外面に記されていても良い。
【0049】また文字画像は、未露光のカラーフィルム
の1駒に潜像として形成しておき、ネガプリントし、顕
像化した文字画像をスキャナー3で読み込んで、ユーザ
ーが撮影した画像と合成しても良い。この構成では、ス
キャナー3は本発明の入力手段と読取手段を兼ねてい
る。
【0050】また、複数の文字画像に対応するために、
先頭a駒までは文字画像x、a+1駒目からb駒目まで
は画像y、b+1駒目から末尾の駒までは文字画像z
と、駒に対応する文字画像を途中で変更したりすること
も可能である。この場合もパッケージに、文字画像と撮
影順序の対応を明記しておくことが望ましい。
【0051】またこの例では文字画像に変えて、枠画像
を用いることもできる。枠画像は、背景、前景等として
合成するのに用いる。枠画像は1駒の画面に対して、少
なくとも駒の中央部は何らの画像も備えていない事が望
ましい。カラープリントは印画紙を長方形にカットする
が、枠画像としては、四辺の一つに沿った画像、長方形
にカットされた印画紙の四隅の少なくとも一つをしめる
画像等がある。枠画像の枠部は通常の画像がかかれてい
たり、装飾的な模様であっても良い。また、文字画像と
枠画像を一つの画像に合成して用いても良い。
【0052】また現像済フィルム4に記録した識別マー
ク情報がDXコードである場合は、バーコードリーダー
2に変えてDXコード読取装置を備えることが好まし
い。
【0053】図10は、文字画像や枠画像を合成する場
合に、未露光のカラーフィルムに合成すべきデータを記
録しておいた例の概念を示す平面図である。図10
(a)で、文字画像41eは出荷までに潜像として記録
されていた画像で、ネガを現像した際に、撮影者が撮影
した画像41fと共に顕像化する。識別マーク158は
文字画像を合成すべき識別マーク情報が記録されてい
る。一方、図10(b)で枠画像41gは出荷までに潜
像として記録されていた画像で、ネガを現像した際に、
撮影者が撮影した画像41hと共に顕像化する。識別マ
ーク159は枠画像を合成すべき識別マーク情報が記録
されている。
【0054】また、フィルムのパトローネ、カートリッ
ジ、シングルユースカメラSUCを収納するパッケージ
の表面に、合成すべき文字画像、枠画像を表示する事が
望ましい。
【0055】図11は、識別マーク情報を記録してあ
り、または撮影時に識別マーク情報を記録する機能を備
えたレンズ付きフィルムユニットを収納したパッケージ
を陳列した状態を示す概念図である。パッケージ51
は、白黒調に変換する画像処理の実行を要求する識別マ
ーク情報を記録したレンズ付きフィルムユニットを収納
してある。パッケージ52はセピア調に変換する画像処
理の実行を要求する識別マーク情報を記録したレンズ付
きフィルムユニットを収納してある。パッケージ53は
文字画像とユーザーが撮影した画像を合成する画像処理
の実行を要求する識別マーク情報を記録したレンズ付き
フィルムユニットを収納してある。表示53aは、合成
すべき文字画像の種類と、プリント後に文字が顕像化す
る位置をユーザーにわかりやすく表示してある。パッケ
ージ54は、枠画像とユーザーが撮影した画像を合成す
る画像処理の実行を要求する識別マーク情報を記録した
レンズ付きフィルムユニットを収納してある。表示54
aは、合成すべき文字画像の種類と、プリント後に枠が
顕像化する位置をユーザーにわかりやすく表示してあ
る。パッケージ55は、ユーザーが撮影した画像に対し
てランダムに選択された枠画像を合成する画像処理の実
行を要求する識別マーク情報を記録したレンズ付きフィ
ルムユニットを収納してある。表示55aは、選択でき
る枠画像の種類と、プリント後に枠が顕像化する位置を
ユーザーにわかりやすく表示してある。
【0056】
【発明の効果】本発明の感光材料処理装置によれば、画
像処理の機能を感光材料処理装置に搭載し、簡便な手法
で画像処理に必要な情報をシングルユースカメラの外
面、フィルム、パトローネ等に記録しておき、プリント
のときにこの情報を利用して様々な画像処理を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルプリンタープロセッサーを含むプリン
トシステムの概略説明図である。
【図2】プリンタープロセッサーの側部断面概略図であ
る。
【図3】識別マークを記録した現像済フィルムの平面図
である。
【図4】カメラの機種情報を記録した現像済フィルムを
示す平面図である。
【図5】空間フィルターのテーブルの一例である。
【図6】標準画像をデジタルプリンタープロセッサーで
用いる場合の概念を示す平面図である。
【図7】デジタルプリンタープロセッサーの他の例を示
す側部断面概略図である。
【図8】デジタルプリンタープロセッサーの他の例を示
す側部断面概略図である。
【図9】識別マークを記録したシングルユースカメラと
パトローネの斜視図である。
【図10】文字画像や枠画像を合成する場合の概念を示
す平面図である。
【図11】識別マーク情報を記録してあり、または撮影
時に識別マーク情報を記録する機能を備えたレンズ付き
フィルムユニットを収納したパッケージを陳列した状態
を示す概念図である。
【符号の説明】
1 画像処理部 2 バーコードリーダー 3 スキャナー 4 現像済フィルム 6 LEDアレイ 151〜159 識別マーク 300 デジタルプリンタープロセッサー t テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 與賀田 こずえ 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー撮影用の感光材料を走査して、撮
    影された記録画像を読み取り画像情報を得る第一の読取
    手段と、 カラー撮影用の感光材料を走査して、前記感光材料に予
    め記録されている識別マークを読み取り識別マーク情報
    を得る第二の読取手段と、 前記第二の読取手段で得た前記識別マーク情報に応じて
    カラー処理または非カラー処理のいずれかを選択する選
    択手段と、 前記選択手段で選択された処理に従って前記第一の読取
    手段で得た前記画像情報を補正して補正画像データを得
    る画像処理手段と、 前記画像処理手段で得られた補正画像データにより補正
    画像を出力する出力手段とを有する感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の読取手段と前記第二の読取手
    段を兼ねた読取手段を有する事を特徴とする請求項1に
    記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記非カラー処理は前記画像情報を白黒
    の階調画像に変換する白黒処理である事を特徴とする請
    求項1または2に記載の感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記非カラー処理は前記画像情報をセピ
    ア色の階調画像に変換するセピア処理である事を特徴と
    する請求項1または2に記載の感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 カラー撮影用の感光材料を走査して、撮
    影された記録画像を読み取り画像情報を得る第一の読取
    手段と、 前記感光材料への撮影に使用したカメラの機種を特定す
    る機種情報を入力する入力手段と、 前記カメラの機種毎に定まる周辺光量の変化の特性に対
    応した周辺光量補正データを前記カメラの機種毎に記憶
    した記憶手段と、 前記入力手段で入力された前記機種情報に応じて、撮影
    に使用したカメラに対応する前記周辺光量補正データを
    選択する選択手段と、 前記第一の読取手段で得た前記画像情報を前記選択され
    た周辺光量補正データを用いて補正して補正画像データ
    を得る画像処理手段と、 前記画像処理手段で得られた補正画像データにより補正
    画像を出力する出力手段とを有する事を特徴とする感光
    材料処理装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は前記感光材料を走査して
    予め記録されている識別マークを読み取り前記機種情報
    を得る事を特徴とする請求項5に記載の感光材料処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段と前記第一の読取手段を兼
    ねた読取手段を有する事を特徴とする請求項6に記載の
    感光材料処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、前記カラー撮影用の感
    光材料を収納したパトローネの外面に記録された識別マ
    ークを読み取り前記機種情報を得る事を特徴とする請求
    項5に記載の感光材料処理装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、前記カラー撮影用の感
    光材料を収納したシングルユースカメラの外面に記録さ
    れた識別マークを読み取り前記機種情報を得る事を特徴
    とする請求項5に記載の感光材料処理装置。
  10. 【請求項10】 カラー撮影用の感光材料を走査して、
    撮影された記録画像を読み取り画像情報を得る第一の読
    取手段と、 前記感光材料への撮影に使用したカメラの機種情報を入
    力する第一の入力手段と、 撮影時に前記カメラのフラッシュが発光したか否かを示
    す発光有無情報を入力する第二の入力手段と、 フラッシュ発光時に前記カメラの機種毎に定まる周辺光
    量の変化の特性に対応した周辺光量補正データを前記機
    種毎に記憶した記憶手段と、 前記第二の入力手段によって入力された前記発光有無情
    報によりフラッシュが発光したと判断されると、前記第
    一の入力手段によって入力されたカメラの機種情報に応
    じて、前記記憶手段に記憶された前記周辺光量補正デー
    タを選択する選択手段と、 前記選択された周辺光量補正データを用いて前記読取手
    段で得た前記画像情報を補正して補正画像データを得る
    画像処理手段と、 前記画像処理手段で得られた補正画像データにより補正
    画像を出力する出力手段とを有する事を特徴とする感光
    材料処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の入力手段は、カラー撮影用
    の感光材料を走査して、前記感光材料に予め記録されて
    いる識別マークを読み取り識別マーク情報を得て、前記
    識別マーク情報から前記機種情報を入力する事を特徴と
    する請求項10に記載の感光材料処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第二の入力手段は、カラー撮影用
    の感光材料を走査して、前記感光材料に予め記録されて
    いる識別マークを読み取り識別マーク情報を得て、前記
    識別マーク情報から前記発光有無情報を入力する事を特
    徴とする請求項10または11に記載の感光材料処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第一の入力手段、前記第二の入力
    手段、前記第一の読取手段を兼ねた読取手段を有す事を
    特徴とする請求項11または12に記載の感光材料処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記第一の入力手段は、前記カラー撮
    影用の感光材料を収納したパトローネの外面に記録され
    た識別マークを読み取り前記機種情報を得る事を特徴と
    する請求項10に記載の感光材料処理装置。
  15. 【請求項15】 前記第一の入力手段は、前記カラー撮
    影用の感光材料を収納したシングルユースカメラの外面
    に記録された識別マークを読み取り前記機種情報を得る
    事を特徴とする請求項10に記載の感光材料処理装置。
  16. 【請求項16】 カラー撮影用の感光材料を走査して、
    撮影された記録画像を読み取り画像情報を得る第一の読
    取手段と、 前記カラー撮影用の感光材料を走査して、前記感光材料
    に予め記録されている文字情報を読み取る第二の読取手
    段と、 前記第二の読取手段で得た前記文字情報に応じた文字画
    像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から取り出した前記文字画像データと前記
    読取手段により読み取られた前記画像情報を合成した合
    成画像データを得る画像処理手段と、 前記画像処理手段で得られた補正画像データにより補正
    画像を出力する出力手段とを有する感光材料処理装置。
  17. 【請求項17】 前記感光材料に記録された前記文字情
    報は文字画像であり、 前記画像処理手段は前記第二の読み取り手段で読み取っ
    た前記文字画像と、前記第一の読取手段で読み取った前
    記記録画像を合成する事を特徴とする請求項16に記載
    の感光材料処理装置。
  18. 【請求項18】 前記第一の読取手段と前記第二の読取
    手段を兼ねた読取手段を有す事を特徴とする請求項17
    に記載の感光材料処理装置。
  19. 【請求項19】 カラー撮影用の感光材料を走査して、
    撮影された記録画像を読み取り画像情報を得る第一の読
    取手段と、 前記カラー撮影用の感光材料を走査して、前記感光材料
    に予め記録されている枠情報を読み取る第二の読取手段
    と、 前記第二の読取手段で得た前記枠情報に応じた枠画像デ
    ータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から取り出した前記枠画像データと前記読
    取手段により読み取られた前記画像情報を合成した合成
    画像データを得る画像処理手段と、 前記画像処理手段で得られた補正画像データにより補正
    画像を出力する出力手段とを有する感光材料処理装置。
  20. 【請求項20】 前記感光材料に記録された前記枠情報
    は枠画像であり、 前記画像処理手段は前記第二の読取手段で読み取った前
    記枠画像と、前記第一の読取手段で読み取った前記記録
    画像を合成する事を特徴とする請求項19に記載の感光
    材料処理装置。
  21. 【請求項21】 前記第一の読取手段と前記第二の読取
    手段を兼ねた読取手段を有する事を特徴とする請求項2
    0に記載の感光材料処理装置。
JP18235197A 1997-07-08 1997-07-08 感光材料処理装置 Pending JPH1124186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18235197A JPH1124186A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18235197A JPH1124186A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1124186A true JPH1124186A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16116800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18235197A Pending JPH1124186A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1124186A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7397969B2 (en) Red eye compensation method, image processing apparatus and method for implementing the red eye compensation method, as well as printing method and printer
JPH09181913A (ja) カメラシステム
JPH11239269A (ja) 画像処理方法
US6600548B2 (en) Image processing method and apparatus
JP3549413B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
US6801296B2 (en) Image processing method, image processing apparatus and image recording apparatus
JP2001177732A (ja) 画像処理装置
JPH1124186A (ja) 感光材料処理装置
JP2001147466A (ja) 集光させて画像情報を記録する撮影用カメラ、それを用いたハロゲン化銀写真システム及びその画像形成装置
JP2001086332A (ja) 画像処理装置
JP2001174900A (ja) カメラ、画像プリント装置および画像表示装置
JPH11338062A (ja) プリントシステム
US6614945B1 (en) Image processing method and apparatus
JP3653661B2 (ja) 画像処理装置
US6480258B2 (en) Photo printing apparatus
JP2003264711A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び画像記録装置
JP3781329B2 (ja) デジタルプリントシステム
JP2801985B2 (ja) プリント写真の作成方法
JP2002300390A (ja) 画像再生方法及び画像再生装置
JP3819194B2 (ja) 画像処理装置
US20060056827A1 (en) Lens-fitted photo film unit and method of producing photographic print
JPH11231465A (ja) 情報記録写真フィルム、写真フィルムの記録情報取得方法および記録情報を用いる画像処理方法ならびにこれを用いるプリントシステム
JP3665200B2 (ja) プリント方法
JPH087381B2 (ja) 写真焼付装置
JP2000067209A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040817