JP2000236281A - 単信式無線通信装置 - Google Patents

単信式無線通信装置

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JP2000236281A
JP2000236281A JP11035968A JP3596899A JP2000236281A JP 2000236281 A JP2000236281 A JP 2000236281A JP 11035968 A JP11035968 A JP 11035968A JP 3596899 A JP3596899 A JP 3596899A JP 2000236281 A JP2000236281 A JP 2000236281A
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JP
Japan
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antenna
frequency
signal
switch
radio
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Application number
JP11035968A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Mizuta
一正 水田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車載等に固定された単信式無線機の使用可能範
囲を拡大し、人手を介することなく他の無線機への通信
を中継する単信式無線機を提供することを目的とする。 【解決手段】送受信手段を有する単信式無線機におい
て、前記単信式無線機が有する第一の周波数からなる電
波と前記電波と異なる第二の周波数からなる電波を割り
当て、第一の周波数からなる電波を送受信する第一の単
信式無線機と、前記第一の単信式無線機が送受信する第
一の周波数からなる電波を送受信し前記第二の周波数か
らなる電波に変換して送受信する中継機能を持った第二
の単信式無線機とを備え、前記中継機能に内蔵する前記
第一の周波数からなる電波と前記第二の周波数からなる
電波の中継に必要なミキサ、変調部及び復調部を共通化
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単信式無線通信方法
に関し、特にプレストークにより動作する単信式無線機
において、単信式無線機により復調した音声信号を他の
単信式無線機に自動的に中継可能とする単信式無線通信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、プレストークによる単信式無線通
信方法は、相対する方向で送信が交互に行われる通信方
法であり、送信、受信共に同一の周波数を用いて一方通
信を行う。又、単信式無線通信方法は、送信側において
音声信号又は符号を変調して搬送波に重畳した複合信号
を送信し、受信側においては受信した複合信号を検波す
ることによって音声信号又は符号を復元している。
【0003】図2は従来のプレストークによる単信式無
線通信方法の構成例を示す図である。同図において、基
地局1には、アンテナ2と、アンテナ2を送受信回路に
切り替えるアンテナ切替器3と、受信部4と、無線機の
送受信切り換え等を制御する制御部5と、送信部6と、
マイク7と、スピーカー8及び送信時押下するプレスス
イッチ9を設けている。一方、移動局101について
も、アンテナ102と、アンテナ102を送受信回路に
切り替えるアンテナ切替器103と、受信部104と、
無線機の送受信切り換え等を制御する制御部105と、
送信部106と、マイク107と、スピーカー108及
び送信時押下するプレススイッチ109を設けている。
【0004】図2の動作を説明すると、先ず、基地局1
と移動局101間の通信においては、送信及び受信周波
数として同一周波数のf1を用いているものとする。そ
こで、基地局1のプレススイッチ9を押下すると、アン
テナ切替器3はアンテナ2を送信部6へ接続し、マイク
7から入力する音声信号又は符号により搬送波を変調
し、周波数f1によりアンテナ2から送信する。送信し
た周波数f1の電波は、アンテナ102を介して移動局
101で受信する。移動局101においては、プレスス
イッチ109が押下されていない時、アンテナ切替器1
03は受信部104に接続しているので、基地局1から
送信した周波数f1の電波は、アンテナ102を介して
アンテナ切替器103を経由し受信部104に入力す
る。受信部104においては電波を音声帯域に復調し、
制御部105で信号処理した後スピーカ108より音声
又は符号として出力する。一方、移動局101から送信
し基地局1において受信する場合も同様の手順により通
信を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の単信式無線機は、通信相手を呼び出す手
段として、相手の無線局に付与されている呼出名称を人
間が発声する音声によって呼び出すことにより行われる
ため、使用可能な範囲はスピーカから流れる音声が聞こ
える範囲に限られている。又、移動局は、通常自動車等
の車内に固定的に設置される場合が多く、車外での使用
ができないという欠点を持っている。携帯型の移動局も
あるが、一般に業務等で用いられている単信式無線機は
送信電力が5W級以上の場合が多く、携帯する無線機の
大きさが大きい上、消費電力も増大し、連続で使用する
場合には、バッテリー等の容量を十分確保する必要があ
る。又、可搬する場合には、大きさと重量が問題とな
る。
【0006】図3は、従来の中継方式を用いた構成例を
示す図である。同図に示すように、中継器111を移動
局101に接続することにより、基地局1からの電波を
周波数変換して移動可能な携帯無線機112に中継する
方法が考えられる。しかし、中継器111は、携帯無線
機112と通信をおこなうために、携帯型無線機112
と同様な構成の送受信機能が必要となり、加えて移動局
101への接続回路等も必要となり、装置構成が複雑な
上大きくなるという問題がある。本発明は、以上説明し
たような従来の単信式無線通信方法の問題点を解決する
ためになされたものであって、簡単な構成で車載等に固
定された単信式無線機の使用可能範囲を拡大出来、さら
に人手を介することなく他の無線機への通信を中継する
ことの出来る単信式無線機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る単信式無線通信装置の請求項1記載の発
明は以下の構成をとる。送受信手段を有する単信式無線
機において、前記単信式無線機が有する第一の周波数か
らなる電波と前記電波と異なる第二の周波数からなる電
波を割り当て、第一の単信式無線機が送受信する第一の
周波数からなる電波を送受信し前記第二の周波数からな
る電波に変換して送受信する中継機能を持った第二の単
信式無線機と、前記第二の無線機が出力する第二の周波
数からなる電波を送受信する携帯型無線機とを備え、前
記中継機能に内蔵する前記第一の周波数からなる電波と
前記第二の周波数からなる電波の中継に必要なミキサ、
変調部及び復調部を共通化して一組とするよう構成す
る。
【0008】本発明に係る単信式無線通信装置の請求項
2記載の発明は、基地局からの周波数f1の信号を受信
する第1アンテナと、携帯無線機からの周波数f2の信
号を受信する第2アンテナと、第1アンテナからの信号
を増幅する第1増幅器と、第1アンテナへの信号を増幅
する第2増幅器と、第2アンテナからの信号を増幅する
第3増幅器と、第2アンテナへの信号を増幅する第4増
幅器と、第1アンテナと前記第1又は第2増幅器との接
続を切り替える第1アンテナ切替器と、第2アンテナと
前記第3又は第4増幅器との接続を切り替える第2アン
テナ切替器と、第1及び第3増幅器出力信号を検出する
検波部と、第1及び第3増幅器出力信号のいずれかを選
択する第1スイッチと、第1スイッチ出力の信号を復調
するミキサ、復調部、シンセサイザからなる復調手段
と、復調手段出力を出力することができるスピーカー
と、音声を入力するマイク及び該マイクを作動させるた
めのプレススイッチと、マイクからの入力信号又は前記
復調手段からの信号を変調するミキサ、変調部、シンセ
サイザからなる変調部と、変調部出力を前記第2又は第
4増幅器のいずれかに出力するための第2スイッチと、
検波器出力に応じて、第1、2アンテナ切替器、第1、
2スイッチ、プレススイッチを制御する制御部とを備え
た。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施例に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明における単信式
無線通信方法の一実施例を示す図である。同図におい
て、基地局1は、アンテナ2と、アンテナ2を送受信回
路に切り替えるアンテナ切替器3と、受信部4と、無線
機の送受信切り換え等を制御する制御部5と、送信部6
と、マイク7と、スピーカ8及び送信時に押下するプレ
ススイッチ9とにより構成する。一方、移動局10は、
アンテナ11(第1アンテナ)と、中継アンテナ12
(第2アンテナ)と、アンテナ切替器13(第1アンテ
ナ切替器)と、スイッチ14a(第1スイッチ)、14
b(第2アンテナ切替器)、14c(第2スイッチ)
と、低雑音増幅器15a(第1増幅器)、15b(第3
増幅器)と、送信増幅器16a(第2増幅器)、16b
(第4増幅器)と、ミキサ17a、17bと、復調部1
8と、変調部19と、シンセサイザ20a、20bと、
制御部21と、マイク22と、スピーカ23と、プレス
スイッチ24および検波部25とにより構成する。さら
に、基地局1及び移動局10以外に、ここでは移動局の
車外における通信手段として単信式無線機である携帯型
無線機112を用いる。尚、ミキサ17a、復調部1
8、シンセサイザ20aは復調手段を構成し、ミキサ1
7b、変調部19、シンセサイザ20bは変調手段を構
成する。
【0010】図1の動作を説明すると、先ず、基地局1
と移動局10間の通信においては、送信及び受信周波数
として同一周波数f1を用いる。又、移動局10と携帯
型無線機112間の通信においては、送信及び受信周波
数として同一周波数f2を用いることとする。今、通信
者が移動局内、即ち車内にいるとする。基地局1のプレ
ススイッチ9を押下すると、アンテナ切替器3はアンテ
ナ2を送信部6へ接続し、マイク7から入力する音声又
は符号により搬送波を変調し、周波数f1によりアンテ
ナ2から送信する。送信した周波数f1の電波は、移動
局10において受信される。通常移動局10のプレスス
イッチ24を押下していない時、アンテナ切替器13は
低雑音増幅器15a側に、スイッチ14a、14b、1
4cは夫々a側に接続している。これらのスイッチは制
御部21によって制御する。これにより、基地局1から
送信された周波数f1の電波は、アンテナ11からアン
テナ切替器13を介して受信し、低雑音増幅器15aに
て増幅する。増幅した信号は、ミキサ17aによりシン
セサイザ20aからの高周波信号と混合して中間周波数
に周波数変換した後、復調部18により音声帯域に復調
し、さらに、制御部21により信号処理した後スピーカ
23から音声又は符号として出力する。
【0011】移動局10から送信する場合は、プレスス
イッチ24を押下することによりアンテナ切替器13は
送信増幅器16a側に切り替わり、マイク22から入力
した音声信号は、制御部21により信号処理した後、変
調部19にて搬送波を変調する。変調した搬送波は、ミ
キサ17bにてシンセサイザ20bからの高周波信号と
混合し周波数f1に周波数を変換した後、送信増幅器1
6aにて信号を増幅しアンテナ11から周波数f1によ
り送信する。
【0012】通信者が移動局10から離れる場合は、通
信者は携帯無線機112を用いて基地局1と通信を行
う。この時移動局10においてマイク22のスイッチを
オフ状態にすることにより、以下に示すように携帯型無
線機112が使用可能となる。アンテナ切替器13及び
スイッチ14a、14b、14cは夫々前記プレススイッ
チ24が押下されていない時と同様の状態にある。先
ず、検波部25において低雑音増幅器15aからの信号
を検出すると、スイッチ14b及び14cはb側に切り
替わる。これにより、基地局1から送信された周波数f
1の電波は、アンテナ11からアンテナ切替器13を介
して受信され、低雑音増幅器15aにて増幅する。増幅
した信号は、ミキサ17aによりシンセサイザ20aか
らの高周波信号と混合して中間周波数に周波数変換した
後、復調部18により音声帯域に復調し、制御部21お
いて信号処理した後スピーカ23から音声又は符号とし
て出力する。又、車内にてモニターも可能である。同時
に、制御部21において信号処理した信号は、変調部1
9にて搬送波を変調し、更に、ミキサ17bにおいてシ
ンセサイザ20bからの高周波信号と混合し周波数f1
とは異なる周波数f2に周波数を変換する。変換した信
号は、送信増幅器16bにて増幅し中継アンテナ12か
ら周波数f2により送信し、携帯型無線機112おいて
受信される。検波部25が低雑音増幅器15aからの信
号を検出しなくなると、再びスイッチ14bと14cは
a側に切り替わる。
【0013】次に、検波部25において低雑音増幅器1
5bからの信号を検出すると、スイッチ14aがb側に
切り替わると同時に、アンテナ切替器13が送信増幅器
16a側に切り替わり、移動局10はプレススイッチ2
4を押下したのと同様に送信状態となる。これにより、
携帯型無線機112から送信された周波数f2の電波
は、中継アンテナ12からスイッチ14bを介して受信
され、低雑音増幅器15bにて増幅する。増幅した信号
は、ミキサ17aにおいてシンセサイザ20aからの高
周波信号と混合して中間周波数に周波数変換した後、復
調部18にて音声帯域に復調し、制御部21において信
号処理した後、スピーカ23から音声又は符号として出
力する。同時に、制御部21において信号処理した信号
は、変調部19にて搬送波を変調し、ミキサ17bにお
いてシンセサイザ20bからの高周波信号と混合し周波
数f1に周波数を変換する。変換した信号は、送信増幅
器16aにより信号を増幅してアンテナ11から周波数
f1で送信し、基地局1において受信される。検波部2
5において低雑音増幅器15bからの信号を検出しなく
なると、再びスイッチ14aがa側に、アンテナ切替器
13は低雑音増幅器15a側に切り替える。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述したように、従来の無線機
のミキサや変復調部等を可能な限り共通に利用するよう
にしたことから、中継機能をスイッチと検波回路を追加
するのみで実現し、装置の小型化および省電力化が図ら
れている。又、従来方式に比べ、簡単な構成で固定され
た単信式無線機の使用可能範囲を拡大することも出来
る。例えば、携帯型無線機として特定小電力無線機を用
いた場合、移動局から約100m程度通信範囲を拡大出
来、又、送信電力が10mWであるから機器の小型化も
図れる。そこで、人手を介することなく他の無線機への
通信を中継することの出来る無線機が簡易な構成により
提供出来ることから、無線機を開発、製造する上で大き
な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における単信式無線通信方法の一実施例
を示す図である。
【図2】従来のプレストークによる単信式無線通信方法
の構成例を示す図である。
【図3】従来の中継方式を用いた構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基地局、 11、12 アンテナ(第1、2アンテナ)、 13 アンテナ切替器(第1アンテナ切替器)、 21 制御部、 22 マイク、 23 スピーカ、 24 プレススイッチ、 14a、14c スイッチ(第1スイッチ)、 14b スイッチ(第2アンテナ切替器)、 15a、15b 低雑音増幅器(第1、3増幅器)、 16a、16b 送信増幅器(第2、4増幅器)、 17a、17b ミキサ、 18 復調部、 19 変調部、 20a、20b シンセサイザ、 25 検波部、 112 携帯型無線機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送受信手段を有する単信式無線機におい
    て、前記単信式無線機が有する第一の周波数からなる電
    波と前記電波と異なる第二の周波数からなる電波を割り
    当て、第一の周波数からなる電波を送受信する第一の単
    信式無線機と、前記第一の単信式無線機が送受信する第
    一の周波数からなる電波を送受信し前記第二の周波数か
    らなる電波に変換して送受信する中継機能を持った第二
    の単信式無線機とを備え、前記中継機能に内蔵する前記
    第一の周波数からなる電波と前記第二の周波数からなる
    電波の中継に必要なミキサ、変調部及び復調部を共通化
    したことを特徴とする単信式無線通信装置。
  2. 【請求項2】基地局からの周波数f1の信号を受信する
    第1アンテナと、携帯無線機からの周波数f2の信号を
    受信する第2アンテナと、前記第1アンテナからの信号
    を増幅する第1増幅器と、前記第1アンテナへの信号を
    増幅する第2増幅器と、前記第2アンテナからの信号を
    増幅する第3増幅器と、前記第2アンテナへの信号を増
    幅する第4増幅器と、前記第1アンテナと前記第1又は
    第2増幅器との接続を切り替える第1アンテナ切替器
    と、前記第2アンテナと前記第3又は第4増幅器との接
    続を切り替える第2アンテナ切替器と、前記第1及び第
    3増幅器出力信号を検出する検波部と、前記第1及び第
    3増幅器出力信号のいずれかを選択する第1スイッチ
    と、前記第1スイッチ出力の信号を復調するミキサ、復
    調部、シンセサイザからなる復調手段と、復調手段出力
    を出力することができるスピーカーと、音声を入力する
    マイク及び該マイクを作動させるためのプレススイッチ
    と、前記マイクからの入力信号又は前記復調手段からの
    信号を変調するミキサ、変調部、シンセサイザからなる
    変調部と、該変調部出力を前記第2又は第4増幅器のい
    ずれかに出力するための第2スイッチと、前記検波器出
    力に応じて、第1、2アンテナ切替器、第1、2スイッ
    チ、プレススイッチを制御する制御部とを備えた単信式
    無線通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015188149A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 株式会社衛星ネットワーク 無線通話システム

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JP2015188149A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 株式会社衛星ネットワーク 無線通話システム

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