JP2000236160A - レジスト被膜の製造方法及び水洗用液 - Google Patents

レジスト被膜の製造方法及び水洗用液

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JP2000236160A
JP2000236160A JP11036797A JP3679799A JP2000236160A JP 2000236160 A JP2000236160 A JP 2000236160A JP 11036797 A JP11036797 A JP 11036797A JP 3679799 A JP3679799 A JP 3679799A JP 2000236160 A JP2000236160 A JP 2000236160A
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JP
Japan
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washing
water
hardness
resist film
alkali
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JP11036797A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Obara
小原庸博
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の絶縁抵抗が低下する虞のな
いレジスト被膜の製造方法及び水洗用液を提供する。 【解決手段】 導体パターン3の表面の未硬化の樹脂4
を露光し、アルカリ現像・水洗することによりレジスト
被膜を製造する方法において、アルカリ現像後の水洗用
液を硬水を主体としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板を
製作する過程において、導体パターンの表面にレジスト
被膜を形成するためのレジスト被膜の製造方法及び水洗
用液に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板を製作する過程に
おいては、導体パターンの表面に液体レジストを塗布
し、露光した後、Na2CO3によるアルカリ現像を行
い、数回の水洗を行った後、熱硬化してレジスト被膜を
形成している。
【0003】この水洗に使用する水は、一般に地下水を
汲み上げて使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、近年、地
下水が不足して成分も不安定となっている。地下水の成
分例えば硬度によってはプリント配線板の絶縁抵抗が低
下するという問題が発生した。
【0005】この原因に関して種々調査した結果、アル
カリ現像におけるNaが完全に排除されていないという
ことが判明した。Naイオンは極めて微量でも絶縁不良
を起こす。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、プリント配線板の絶縁抵抗が低下す
る虞のないレジスト被膜の製造方法及び水洗用液を提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採った手段は、実施例で使用する符号を付し
て説明すると、請求項1の発明は、導体パターン3の表
面の未硬化の樹脂4を露光し、アルカリ現像・水洗する
ことによりレジスト被膜を製造する方法において、アル
カリ現像後の水洗用液を硬水を主体としたところに特徴
を有し、現像液に含まれるNaを排除することができ
る。
【0008】請求項2の発明は、導体パターン3の表面
の未硬化の樹脂4を露光し、アルカリ現像し、その後、
水洗することによりレジスト被膜を製造する際に用いる
水洗用液であって、硬水を主体としたところに特徴を有
し、現像液に含まれるNaを排除することができる。
【0009】請求項3の発明は、導体パターン3の表面
の未硬化の樹脂4を露光し、アルカリ現像し、その後、
水洗することによりレジスト被膜を製造する際に用いる
水洗用液であって、Ca硬度が20〜95mg/Lであ
るところに特徴を有し、現像液に含まれるNaを排除す
ることができる。
【0010】請求項4の発明は、導体パターン3の表面
の未硬化の樹脂4を露光し、アルカリ現像し、その後、
水洗することによりレジスト被膜を製造する際に用いる
水洗用液であって、Ca硬度が20〜95mg/Lで、
Mg硬度が5〜70mg/Lであるところに特徴を有
し、現像液に含まれるNaを排除することができ、水洗
用液の耐久性を向上させることができる。
【0011】ここで、硬水とは、水1リットル中にカル
シュウム分が酸化カルシュウムとして20mg以上溶け
ているものをいう。
【0012】また、Ca硬度とは、水の中に溶けている
カルシュウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシ
ュウムの量に換算した値をいう。
【0013】さらに、Mg硬度とは、水の中に溶けてい
るマグネシュウムイオンの量を、これに対応する炭酸マ
グネシュウムの量に換算した値をいう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の製造方法によりレジスト被
膜4が形成されたプリント配線板1の断面図を表すもの
で、基板2の表面に導体パターン3が形成されており、
これの表面にレジスト被膜4が後述の工程を経て形成さ
れている。このレジスト被膜4には所定の位置に開口部
5が形成されている。この開口部5にはピンや半田ボー
ル等のバンプが形成され、外部と電気的に接続できるよ
うにされる。
【0016】尚、開口部5の形状は、図2及び図3に示
す形状であってもて良い。
【0017】次に、本発明に係るレジスト被膜の製造方
法に関して説明する。図4に示すように、導体パターン
3を前処理した後、その表面に液体レジストを印刷す
る。そして、これを紫外線で300〜900mJ露光す
る。
【0018】つぎに、Na2CO3によるアルカリ現像を
行い、この溶液をリンスした後、それぞれ5〜30秒間
の水洗を数回行う。この水洗用液は、硬水を使用する。
そのCa硬度は20〜95mg/Lである。
【0019】地下水のCa硬度が20mg/L以下の場
合には、CaCl2 等を添加すれば所定の範囲のCa硬
度を得ることができる。
【0020】そして、液切りして乾燥し、最後に紫外線
硬化、熱硬化を行う。
【0021】ここで、水洗用液のCa硬度と水洗後のN
aの残渣量との関係に関して説明する。
【0022】Ca硬度が低い水洗用液においては、Na
の残渣量が多く、水洗用液のCa硬度が増加するにつれ
てNaの残渣量は漸減する。そして、水洗用液のCa硬
度が20〜95mg/Lの範囲においては、水洗により
アルカリ現像によるNaの残渣量を0にすることができ
る。尚、Ca硬度が95mg/L以上の場合に関しては
確認していない。
【0023】しかし、Ca硬度は20〜95mg/Lで
あっても、水洗用液を繰り返し使用すると、一定回数使
用後、Na残渣量は漸次増加するので、水洗用液の使用
限度を設定して常時管理する必要がある。
【0024】尚、水洗用液の耐久性を増加する即ち使用
限度を向上させるための方策について検討した結果、M
g硬度を管理すると良いことが判った。これは、Ca硬
度が20〜95mg/Lの水洗用液に塩化マクネシュウ
ム等を添加すると、Mg硬度を5〜70mg/Lにする
ことができる。これにより、水洗用液の使用限度を約
1.3倍に向上させることができた。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、導体パターンの表面
の未硬化の樹脂を露光し、アルカリ現像・水洗すること
によりレジスト被膜を製造する方法において、アルカリ
現像後の水洗用液を硬水を主体としたので、現像液に含
まれるNaを排除して、絶縁抵抗の低下を防止できると
いう優れた効果を奏するものである。
【0026】請求項2の発明は、導体パターンの表面の
未硬化の樹脂を露光し、アルカリ現像し、その後、水洗
することによりレジスト被膜を製造する際に用いる水洗
用液であって、硬水を主体としたので、現像液に含まれ
るNaを排除して、絶縁抵抗の低下を防止できるという
優れた効果を奏するものである。
【0027】請求項3の発明は、導体パターンの表面の
未硬化の樹脂を露光し、アルカリ現像し、その後、水洗
することによりレジスト被膜を製造する際に用いる水洗
用液であって、Ca硬度が20〜95mg/Lであるの
で、現像液に含まれるNaを排除して、絶縁抵抗の低下
を防止できるという優れた効果を奏するものである。
【0028】請求項4の発明は、導体パターンの表面の
未硬化の樹脂を露光し、アルカリ現像し、その後、水洗
することによりレジスト被膜を製造する際に用いる水洗
用液であって、Ca硬度が20〜95mg/Lで、Mg
硬度が5〜70mg/Lであるので、現像液に含まれる
Naを排除して、絶縁抵抗の低下を防止でき、しかも、
水洗用液の耐久性を向上させるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリント配線板の断面図である。
【図2】 開口部の他の実施例における断面図である。
【図3】 開口部の異なる実施例における断面図であ
る。
【図4】 レジスト被膜の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 プリント配線板 2 基板 3 導体パターン 4 レジスト被膜 5 開口部 6 めっき膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体パターンの表面の未硬化の樹脂を露
    光し、アルカリ現像・水洗することによりレジスト被膜
    を製造する方法において、 アルカリ現像後の水洗用液を硬水を主体としたことを特
    徴とするレジスト被膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 導体パターンの表面の未硬化の樹脂を露
    光し、アルカリ現像し、その後、水洗することによりレ
    ジスト被膜を製造する際に用いる水洗用液であって、硬
    水を主体としたことを特徴とする水洗用液。
  3. 【請求項3】 導体パターンの表面の未硬化の樹脂を露
    光し、アルカリ現像し、その後、水洗することによりレ
    ジスト被膜を製造する際に用いる水洗用液であって、C
    a硬度が20〜95mg/Lであることを特徴とする水
    洗用液。
  4. 【請求項4】 導体パターンの表面の未硬化の樹脂を露
    光し、アルカリ現像し、その後、水洗することによりレ
    ジスト被膜を製造する際に用いる水洗用液であって、C
    a硬度が20〜95mg/Lで、Mg硬度が5〜70m
    g/Lであることを特徴とする水洗用液。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252485A (ja) * 2004-05-12 2004-09-09 Hitachi Chem Co Ltd 永久マスクレジスト及び感光性樹脂組成物の使用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252485A (ja) * 2004-05-12 2004-09-09 Hitachi Chem Co Ltd 永久マスクレジスト及び感光性樹脂組成物の使用
JP4706188B2 (ja) * 2004-05-12 2011-06-22 日立化成工業株式会社 感光性樹脂組成物の使用

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