JP2000235720A - 対物レンズ支持装置 - Google Patents

対物レンズ支持装置

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JP2000235720A
JP2000235720A JP11036099A JP3609999A JP2000235720A JP 2000235720 A JP2000235720 A JP 2000235720A JP 11036099 A JP11036099 A JP 11036099A JP 3609999 A JP3609999 A JP 3609999A JP 2000235720 A JP2000235720 A JP 2000235720A
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JP
Japan
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objective lens
tracking
holder
elastic member
focusing
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JP11036099A
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Toshiaki Bando
利明 板東
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズ支持装置が用いられる光学式情報
記録及び再生装置の性能を向上させるためには、高速に
対物レンズをトラッキング方向にシークさせる必要があ
った。 【解決手段】 本発明は、レンズホルダ2の支持手段と
して、対物レンズ1のフォーカシング方向Yよりこのフ
ォーカシング方向Yと直交するトラッキング方向Xのバ
ネ剛性を大きくした弾性部材4よりなるものである。こ
れにより高速シーク時にトラッキング方向Xに大きな推
力が加わっても、トラッキング方向Xの変位は弾性部材
4が若干変形するだけであり、その結果、高速シークに
対するトラッキング制御がしやすい装置を実現すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的情報記録媒
体に対物レンズを介して光ビームを集光照射して、情報
を光学的に処理する光学式情報記録/再生装置に用いら
れる対物レンズ支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学式記録/再生装置は、情報を正確に
記録/再生するために、対物レンズより集光された光ビ
ームを光学的記録媒体のトラックに正確に追従させる必
要がある。この対物レンズは、光学的記録媒体の記録面
に直交する光軸方向のフォーカシング方向と、その光軸
方向に直交するトラッキング方向とに移動変位できるよ
うに対物レンズ支持装置によって支持されている。
【0003】従来の対物レンズ支持装置としては、例え
ば、特開昭59−221839号公報に記載されたもの
が知られている。この対物レンズ支持装置は、図11に
示すように、対物レンズ101を保持したレンズホルダ
102と、このレンズホルダ102を固定するための基
体105と、一端が前記レンズホルダ102に固着さ
れ、かつ他端が前記基体105に固着された,互いに平
行な4本の弾性変形可能な金属ワイヤ116からなる弾
性部材とを有するものである。
【0004】この対物レンズ支持装置によれば、前記基
体105と前記レンズホルダ102との間に配設された
マグネット109、フォーカシングコイル107及びト
ラッキングコイル108からなる駆動手段の推進力によ
り、金属ワイヤ116を弾性変形せしめて、レンズホル
ダ102を移動させることにより、対物レンズ101を
光軸方向のフォーカシング方向Y、およびこの光軸方向
に直交するトラッキング方向Xにそれぞれ移動させ、フ
ォーカシング制御とトラッキング制御とがそれぞれ行わ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の対物レンズ支持装置では、レンズホルダ102を4
本の金属ワイヤ116で支持しているため、フォーカシ
ング方向Yとトラッキング方向Xの4本の金属ワイヤ1
16によるバネ剛性が同一となるため、フォーカシング
方向Yとトラッキング方向Xの1次共振周波数が同じと
なり、外乱に対してフォーカシング方向Yとトラッキン
グ方向Xの強さを変えることができない、という欠点が
あった。すなわち、この対物レンズ支持装置が用いられ
る光学式情報記録及び再生装置の性能を向上させるため
には、高速に対物レンズ101をトラッキング方向Xに
シークさせる必要があり、そのためには、対物レンズ支
持装置においてフォーカシング方向のバネ剛性よりもト
ラッキング方向のバネ剛性を強くする必要があった。
【0006】ところが、4本の金属ワイヤ116でレン
ズホルダ102を支持した従来の対物レンズ支持装置で
は、フォーカシング方向Yとトラッキング方向Xのバネ
剛性が同一であるため、フォーカシング方向Yのバネ剛
性よりもトラッキング方向Xのバネ剛性を強くし、高速
シークに対応できるような対物レンズ支持装置を実現す
ることはできなかった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するために提
案されたもので、高速シークに対応したトラッキング制
御が行える対物レンズ支持装置を提供することを目的と
したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
対物レンズ支持装置は、対物レンズを保持するホルダ
と、このホルダを前記対物レンズの光軸方向及びこの光
軸方向と直交する方向に移動変位させる駆動手段と、前
記ホルダを移動変位可能に支持する支持手段とを有する
対物レンズ支持装置において、前記支持手段は、前記対
物レンズの光軸方向のバネ剛性よりこの光軸方向と直交
する方向のバネ剛性を大きくした弾性部材よりなるもの
であることを特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項2に係る対物レンズ支持装
置は、請求項1に記載の対物レンズ支持装置において、
前記支持手段は、2個以上の前記弾性部材により構成さ
れており、これらの弾性部材の一端は前記ホルダに取り
付けられ、他端は前記ホルダを固定するための基体に取
り付けられてなることを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項3に係る対物レンズ支持装
置は、請求項1に記載の対物レンズ支持装置において、
前記弾性部材の形状は、前記対物レンズの光軸方向に短
く、かつ前記光軸方向と直交する方向に長く形成してな
ることを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項4に係る対物レンズ支持装
置は、請求項1に記載の対物レンズ支持装置において、
前記ホルダが前記弾性部材の上方に配設され、前記ホル
ダを固定するための基体が前記弾性部材の下方に配設さ
れたものであることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に記載された発明
の実施の形態における対物レンズ支持装置について、図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形
態による対物レンズ支持装置を示す斜視図であり、図2
は、本対物レンズ支持装置の断面図である。本実施の形
態の対物レンズ支持装置は、図1,2に示すように、対
物レンズ1を接着剤等により固定させて保持するレンズ
ホルダ2と、このレンズホルダ2を移動変位可能に収容
する基体5と、レンズホルダ2と基体5との間に配置さ
れたレンズホルダ2の支持手段としての2つの弾性部材
4とを有する。
【0013】この弾性部材4は、材質としては、ゴム
系、プラスチック系などの弾性を有する素材であればす
べて使用可能であり、形状としては、細長い矩形形状を
有している。このような細長い矩形形状をした弾性部材
4のバネ剛性は、長い方が大きく短い方が小さくなる。
従って、この弾性部材4をその長い方を上記レンズホル
ダ2のトラッキング方向Xに向けて配置し、短い方を上
記レンズホルダ2のフォーカシング方向Yに向けて配置
することにより、対物レンズ1の駆動制御において、フ
ォーカシング方向Yのバネ剛性よりトラッキング方向X
のバネ剛性を強くすることができる。
【0014】また、上記対物レンズ支持装置は、上記レ
ンズホルダ2を移動変位可能とする駆動手段として、フ
ォーカシングコイル7、トラッキングコイル8、マグネ
ット9、バックヨーク10および背面コーク11を有
し、対物レンズ1の光軸方向であるフォーカシング方向
Yには、フォーカシングコイル7、マグネット9、バッ
クヨーク10および背面ヨーク11によってレンズホル
ダ2を駆動させ、また光軸方向に直交する方向であるト
ラッキング方向Xには、トラッキングコイル8およびマ
グネット9によってレンズホルダ2を駆動させる。
【0015】図3は、上記基体5の底部を示す斜視図で
あり、図4は、上記レンズホルダ2を示す斜視図であ
る。上記レンズホルダ2は、その中心部に設けた開口部
分に対物レンズ1を嵌め込み、この対物レンズ1がレン
ズホルダ2によって安定的に保持されるよう接着剤等に
より固定されている。また、このレンズホルダ2の両端
付近には、基体5より突設させた2つの背面ヨーク11
を通す背面ヨーク用開口21が形成されている。また、
レンズホルダ2の外周部には、フォーカス方向Yの制御
用に用いられるフォーカシングコイル7が巻き付けられ
ており、さらにこのフォーカシングコイル7の外側には
トラッキング方向Xの制御用に用いられる4個のトラッ
キングコイル8が接着剤等により取り付けられている。
また、レンズホルダ2の下部には、図4を参照して、対
物レンズ用開口23の両側においてトラッキング方向に
細長い矩形形状をした弾性部材取り付け孔上3が、対物
レンズ1に対して対称の位置になるよう2箇所設けられ
ている。各弾性部材取り付け孔上3には、細長い矩形形
状をした弾性部材4が接着材等にて固定されている。
【0016】上記基体5は、図3を参照して、上記レン
ズホルダ2の下部に形成した弾性部材取り付け孔上3と
対応するように、トラッキング方向Xに細長い矩形形状
をした弾性部材取り付け孔下6が設けられている。そし
て、この弾性部材取り付け孔下6には、レンズホルダ2
の下部に取り付けた弾性部材4の他端が接着剤等により
固定されている。また、基体5は、その両端部分に鉄系
の材料で構成されたバックヨーク10を立設させ、各バ
ックヨーク10の内側にマグネット9が装着されてい
る。このマグネット9は、上記レンズホルダ2の外周部
に取り付けられたトラッキングコイル8の外側に位置す
るようにされている。また、この基体5には、その底部
から突設させて上記レンズホルダ2の背面ヨーク用開口
21内を通し、上記フォーカシングコイル7の内側に配
置される背面ヨーク11が形成されている。この背面ヨ
ーク11は、鉄系の材料により構成され、バックヨーク
10に取り付けられたマグネット9の磁束が効率よくフ
ォーカシングコイル7およびトラッキングコイル8を横
切るようにしたものである。
【0017】次に、上記対物レンズ支持装置におけるフ
ォーカシング方向Yおよびトラッキング方向Xの動作を
説明する。まず、レンズホルダ2が対物レンズ1の光軸
方向であるフォーカシング方向Yに移動する動作を、図
5、図6および図7を用いて説明する。図5は、上記対
物レンズ支持装置のフォーカシング駆動部の平面図であ
り、図6は、レンズホルダ2のフォーカス方向移動前の
断面図であり、図7は、レンズホルダ2のフォーカス方
向移動後の断面図である。レンズホルダ2のフォーカシ
ング方向Yの駆動は、フォーカシングコイル7、マグネ
ット9、バックヨーク10および背面ヨーク11により
行われる。
【0018】図5において、右側のマグネット9のN極
がバックヨーク10に当接しているので、磁束はN極か
らS極に流れ、マグネット9のN極から出た磁束17b
はバックヨーク10、基体5の下部、背面ヨーク11を
通った後、マグネット9のS極にもどる。したがって、
図5に示す右側のフォーカシングコイル7を通過する磁
束17bは、同図5中の左側から右側へ向かうこととな
る。
【0019】いま、フォーカシングコイル7に流れるフ
ォーカシング電流12の向きを、図5において時計回り
とすると、フレミングの左手の法則により電流と磁界の
相互作用にてレンズホルダ2には、紙面の裏側から表側
の方向にフォーカシング推力が働き、レンズホルダ2は
紙面の裏側から表側の方向に移動する。
【0020】同様に図5に示す左側のマグネット9のN
極がバックヨーク10に当接しているので、フォーカシ
ングコイル7を横切る磁束17bは右側から左側へ向か
うこととなり、フレミングの左手の法則によりレンズホ
ルダ2は紙面の裏側から表側の方向に移動する。すなわ
ち、フォーカシングコイル7に対して、図5において時
計回りとなるフォーカシング電流12を流すことによ
り、左右のマグネット9からの磁束17bによって、レ
ンズホルダ2は紙面の裏側より表側の方向にフォーカシ
ング推力を受けることになる。
【0021】フォーカシングコイル7に対して上述のよ
うにフォーカシング電流12を流すと、図6、図7にお
いて、レンズホルダ2を上側方向に動かすフォーカシン
グ推力13が加わる。そうすると、レンズホルダ2と基
体5との間に取り付けられた弾性部材4は、図6に示す
ようなABCDの寸胴な形状から、図7に示すようなa
bcdのスリムな形状に変形され、レンズホルダ2を上
側方向に移動させることになる。レンズホルダ2は、弾
性部材4が図6における静止状態に戻ろうとする反力
と、図7におけるフォーカシング推力13とが等しくな
ってつり合うまで変位し、フォーカシングコイル7のフ
ォーカシング電流12を断ち切るとフォーカシング推力
13が無くなって、レンズホルダ2は下方向に移動し最
終的には図6に示す初期状態の位置に戻る。
【0022】ここで、弾性部材4をレンズホルダ2の下
方に配置することにより、レンズホルダ2の重量を弾性
部材4が受けて、左右の弾性部材4は常に等しい圧縮荷
重を受けることになるので、レンズホルダ2の姿勢は常
に安定した状態を保つことができる。
【0023】次に、レンズホルダ2が対物レンズ1の光
軸方向と直交する方向であるトラッキング方向Xに移動
する動作を、図8、図9および図10を用いて説明す
る。図8は、上記対物レンズ支持装置のトラッキング駆
動部の平面図であり、図9は、レンズホルダ2のトラッ
キング方向移動前の断面図であり、図10は、レンズホ
ルダ2のトラッキング方向移動後の断面図である。レン
ズホルダ2のトラッキング方向Xの駆動は、トラッキン
グコイル8およびマグネット9により行われる。
【0024】図8において、左右のトラッキングコイル
8におけるトラッキングコイル電流14の向きは互いに
反対方向に流れるように設定されている。すなわち、同
図8中の左側のトラッキングコイル電流14が反時計回
りに流れ、右側のトラッキングコイル電流14が時計回
りに流れている。
【0025】いま、マグネット9の磁束が紙面の裏から
表の方向に流れているとする。この場合、同図8中の左
側のトラッキングコイル8におけるトラッキングコイル
電流14aと、右側のトラッキングコイル8におけるト
ラッキングコイル電流14dはマグネット9が配設され
た位置に無いので、これらトラッキングコイル8の部分
にはマグネット9の磁束が殆ど流れない。一方、左側の
トラキングコイル8のトラッキングコイル電流14bお
よび右側のトラッキングコイル8のトラッキング電流1
4cはマグネット9が配設された位置にあるので、これ
らトラッキングコイル8の部分にはマグネット9の磁束
が多く流れている。そうすると、磁束が横切っているコ
イルに電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って
推力が発生するので、図8の場合、左から右に向かって
トラッキング推力15が発生する。
【0026】レンズホルダ2の両外側に2個ずつ取り付
けられたトラッキングコイル8に対して、上述のように
トラッキング電流14を流すと、図9、図10におい
て、レンズホルダ2を対物レンズ1の光軸方向と直交す
る方向のトラッキング方向Xに動かすトラッキング推力
15が加わる。そうすると、レンズホルダ2と基体5と
の間に取り付けられた弾性部材4は、図9に示すような
EFGHの長方形形状から、図10に示すefghの歪
んだ形状に変形され、レンズホルダ2を図10において
右側に移動させることになる。レンズホルダ2は、弾性
部材4が図9における静止状態に戻ろうとする反力と、
図10におけるトラッキング推力15とが等しくなって
つり合うまで変位し、トラッキングコイル8のトラッキ
ング電流14を断ち切るとトラッキング推力15が無く
なって、レンズホルダ2は左方向に移動し最終的には図
9に示す初期状態の位置に戻る。
【0027】以上のようにして、本実施の形態による対
物レンズ支持装置では、そのレンズホルダ2を対物レン
ズ1のフォーカシング方向Yおよびトラッキング方向X
に移動させることができるが、レンズホルダ2と基体5
との間に取り付けられた弾性部材4は、トラッキング方
向Xの方を長くしているので、トラッキング方向Xへの
バネ剛性がフォーカシング方向Yへのバネ剛性に比べて
大きくなっている。従って、フォーカシング方向Yに比
べてトラッキング方向Xの弾性部材4の反力が大きくな
るので、レンズホルダ2のトラッキング方向Xへの変位
が少なく、かつ素早い移動変位を行うことができる。そ
の結果、本実施の形態の対物レンズ支持装置では、レン
ズホルダ2を素早く変位移動させる必要のある高速シー
クに対してトラッキング制御のしやすいものを実現する
ことができるという効果を有することとなる。
【0028】なお、本発明は、上記実施の形態のものに
限定されず、種々の設計変更を施すことが可能であり、
例えば、弾性部材4は2つ使用しているが、3つ、4つ
など2以上使用しても良く、また、レンズホルダ2を安
定して支持できれば1つでも良い。
【0029】また、上記弾性部材4としては、対物レン
ズ1の光軸方向Yのバネ剛性よりこの光軸方向Yと直交
する方向Xのバネ剛性を大きくしたものであれば、円柱
状、柱状など種々の形状、また、ゴム製、プラスチック
製など種々の材質のものを使用しても良く、さらには、
短い矩形形状のものを複数個並設して使用するなどして
も良い。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る対物レンズ
支持装置によれば、対物レンズを支持するホルダの支持
手段は、前記対物レンズの光軸方向のバネ剛性よりこの
光軸方向と直交する方向のバネ剛性を大きくした弾性部
材よりなるものであるので、高速シーク時に前記光軸方
向と直交する方向のトラッキング方向に大きな推力が加
わっても、弾性部材のバネ剛性が高いためトラッキング
方向の変位は弾性部材が若干変形するだけであり、その
結果、高速シークに対するトラッキング制御がしやすい
装置を実現することができるという効果を有する。
【0031】また、前記支持手段として、2個以上の前
記弾性部材により構成され、これらの弾性部材の一端を
前記ホルダに取り付け、他端を前記ホルダを固定するた
めの基体に取り付け、前記ホルダと前記基体との間に弾
性部材を装着させるものとすることにより、弾性部材は
引張り力により変形してフォーカシング方向へ変位し、
せん断力により変形してトラッキング方向へ変位するこ
とが可能となり、かつ、弾性部材の厚さ、長さ、高さ、
ヤング率等を変えることにより、フォーカス方向のバネ
剛性およびトラッキング方向のバネ剛性を容易に変える
ことができ、これによりフォーカシング制御及びトラッ
キング制御のための調整をしやすい対物レンズ支持装置
を実現することができるという効果も有する。
【0032】また、前記弾性部材の形状を、前記対物レ
ンズの光軸方向に短く、かつ前記光軸方向と直交する方
向に長いものとすることにより、前記バネ剛性を有した
弾性部材よりなる支持手段を簡単な構成で得られ、その
結果、高速シークに対するトラッキング制御がしやすい
装置を簡単な構成で実現することができるという効果を
有する。
【0033】また、前記ホルダが前記弾性部材の上方に
配設され、前記ホルダを固定するための基体が前記弾性
部材の下方に配設されるようにすることにより、弾性部
材がレンズホルダの重量を受けて、弾性部材は常に等し
い圧縮荷重を受けることになるので、レンズホルダの姿
勢は常に安定した状態を保つことができ、その結果、フ
ォーカシング制御及びトラッキング制御を安定して行え
る装置を実現することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による対物レンズ支持装置
の斜視図である。
【図2】図1の対物レンズ支持装置の断面図である。
【図3】図1の対物レンズ支持装置における基体底部の
斜視図である。
【図4】図1の対物レンズ支持装置におけるレンズホル
ダの斜視図である。
【図5】図1の対物レンズ支持装置におけるフォーカシ
ング駆動部の平面図である。
【図6】図1の対物レンズ支持装置におけるフォーカス
方向移動前の断面図である。
【図7】図1の対物レンズ支持装置におけるフォーカス
方向移動後の断面図である。
【図8】図1の対物レンズ支持装置におけるトラッキン
グ駆動部の側面図である。
【図9】図1の対物レンズ支持装置におけるトラッキン
グ方向移動前の断面図である。
【図10】図1の対物レンズ支持装置におけるトラッキ
ング方向移動後の断面図である。
【図11】従来の対物レンズ支持装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 弾性部材取り付け孔上 4 弾性部材 5 基体 6 弾性部材取り付け孔下 7 フォーカシングコイル 8 トラッキングコイル 9 マグネット 10 バックヨーク 11 背面ヨーク 12 フォーカシング電流 13 フォーカシング推力 14 トラッキングコイル電流 15 トラッキング推力 17 磁束 21 背面ヨーク用開口 22 レンズホルダ外周部 23 レンズ用開口 101 対物レンズ 102 レンズホルダ 105 基体 107 フォーカシングコイル 108 トラッキングコイル 109 マグネット 116 金属ワイヤ X トラッキング方向 Y フォーカシング方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持するホルダと、このホ
    ルダを前記対物レンズの光軸方向及びこの光軸方向と直
    交する方向に移動変位させる駆動手段と、前記ホルダを
    移動変位可能に支持する支持手段とを有する対物レンズ
    支持装置において、 前記支持手段は、前記対物レンズの光軸方向のバネ剛性
    よりこの光軸方向と直交する方向のバネ剛性を大きくし
    た弾性部材よりなるものであることを特徴とする対物レ
    ンズ支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の対物レンズ支持装置に
    おいて、 前記支持手段は、2個以上の前記弾性部材により構成さ
    れており、 これらの弾性部材の一端は前記ホルダに取り付けられ、
    他端は前記ホルダを固定するための基体に取り付けられ
    てなることを特徴とする対物レンズ支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の対物レンズ支持装置に
    おいて、 前記弾性部材の形状は、前記対物レンズの光軸方向に短
    く、かつ前記光軸方向と直交する方向に長く形成してな
    ることを特徴とする対物レンズ支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の対物レンズ支持装置に
    おいて、 前記ホルダが前記弾性部材の上方に配設され、前記ホル
    ダを固定するための基体が前記弾性部材の下方に配設さ
    れたものであることを特徴とする対物レンズ支持装置。
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