JP2000235158A - ミラーの取付構造 - Google Patents

ミラーの取付構造

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JP2000235158A
JP2000235158A JP3709399A JP3709399A JP2000235158A JP 2000235158 A JP2000235158 A JP 2000235158A JP 3709399 A JP3709399 A JP 3709399A JP 3709399 A JP3709399 A JP 3709399A JP 2000235158 A JP2000235158 A JP 2000235158A
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mirror
optical box
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notch
guide surface
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JP3709399A
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Teruo Maeda
輝夫 前田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピックアップミラーに粉塵が付着しても、光走
査装置全体を交換することなく光走査装置の機能を維持
することができるミラーの取付構造を得る。 【解決手段】 光走査装置内の光学箱16Aに内蔵され
たピックアップミラー32の反射面W1にトナー粉塵が
付着すると、調整ネジ44をネジ穴42にねじ込むこと
によりピックアップミラー32をレーザビームの反射角
度が変化しないようにガイド面61に沿って走査面と略
垂直に押上げる。この調整ネジ44のねじ込みにより、
ピックアップミラー32の上部が板ばね36を押上げ
る。このため、板ばね36がガイドピン40でガイドさ
れてガイド穴38の長径の長さ分を限度として押上げら
れる。この結果、ピックアップミラー32がミラーホル
ダ34から外れることなく、ミラーホルダ34に隠れて
いた別の反射面W2が新たに露出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体を走査露光
する光走査装置の光学箱内部に設けられたミラーの取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置は光走査装置と現
像装置とを備えている。光走査装置は、レーザビームを
出射するレーザー光源と、レーザー光源からのレーザビ
ームを偏向するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーで偏
向された一部のレーザビームを反射して、SOSセンサ
(光電変換素子)に導くピックアップミラーと、ポリゴ
ンミラーで偏向されたレーザビームを感光体にスポット
状に結像させる複数のレンズ等から成る光学系とを備え
ており、これらが光学箱に収納されている。
【0003】上記光走査装置は、感光体ドラムにトナー
像を形成する現像装置と隣接して設けられている。この
ため、トナー粉塵が画像形成装置に設けられた排気ファ
ンにより拡散し、トナー粉塵の一部が光走査装置内部に
侵入し、内蔵されている上記光学系等に付着して画像品
質に悪影響を及ぼしていた。また、このことは光走査装
置の製品寿命を短くしていた。
【0004】かかる問題を解決するため、従来から光走
査装置の光学箱の気密性を高める手段がとられ、例え
ば、光学箱の上部開口とこれを覆うカバーとの間にウレ
タンシール等のシール部材を挟み込んで防塵していた。
また、レーザビームを光走査装置の外部の感光体に導く
ために光学箱に設けられた窓部にガラス等の透過部材を
嵌め込み、シール材で隙間をシールしていた。
【0005】しかしながら、これらの防塵手段で、光走
査装置内部への粉塵の侵入を完全に阻止することは不可
能に近いのが現実である。
【0006】一方、光学箱内部に発熱部材である電気基
板やポリゴンモータが内蔵されている場合には、これら
を冷却させるためにファンを設けてエアフローを生じさ
せていた。
【0007】しかしながら、この場合、エアフローの下
流域付近に外部にエアーを逃がすための開口を形成しな
ければならず、完全密封とは相反する構成をとる必要も
生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、粉塵が光走査装
置内部に侵入し、特に、ピックアップミラーの反射面に
粉塵が付着すると、この反射面の反射率が低下し、ピッ
クアップミラーで反射したレーザビームでSOSセンサ
が反応しなくなる。このため、感光体への画像形成を開
始する信号が出力できず、光走査装置が作動しないか、
あるいは誤作動が生じてしまう。この結果、光走査装置
を定期的に交換する必要が生じるが、膨大なコストがか
かってしまう。
【0009】そこで、本発明は、たとえピックアップミ
ラーに粉塵が付着しても、光走査装置全体を交換するこ
となく光走査装置の機能を維持することができるミラー
の取付構造を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光体を走査露光する光走査装置の光学箱に内蔵さ
れるミラーの取付構造において、ミラーの一部を反射用
に露出し他の部分を隠蔽して保持する保持手段と、保持
手段に隠蔽された他の部分を露出させる可変機構と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】この構成によれば、ミラーは、その一部を
反射用として露出するとともに、他の部分に埃等が付着
しないようにして隠蔽し、保持手段により保持される。
そして、ミラーの露出部分に粉塵が付着すると、可変機
構により保持手段に隠蔽された他の部分(埃等が付着し
ていない面)が露出される。
【0012】このため、ミラーの露出部分に埃等が付着
し反射率が低下しても、保持手段に隠蔽された他の部分
を露出させることにより、ミラーの反射率を維持するこ
とができる。
【0013】また、請求項2に記載した発明のように、
可変機構を光学箱の外部から作動させることが好まし
い。
【0014】また、請求項3に記載した発明のように、
保持手段が、光学箱に形成され前記ミラーの反射面と面
接して反射角度を維持したままガイドするガイド面を備
えたミラーホルダと、ガイド面を切欠きミラーの反射面
の一部を露出させる切欠部と、で構成され、可変機構
は、ミラーの反射面と前記ガイド面とを密着させる固定
カバーと、固定カバーに形成された上下方向に長いガイ
ド穴と、ガイド穴に挿通してミラーホルダに固定され、
固定カバーの上下移動をガイドするガイドピンと、光学
箱の外部から光学箱に螺合し、光学箱にネジ込むことに
より前記ミラーをガイド面に沿って押上げてガイド面に
隠蔽されたミラーの他の部分を露出させる調整ネジと、
で構成されたことが好ましい。
【0015】一方、請求項4に記載した発明のように、
保持手段が、光学箱に形成されミラーの反射面と面接し
て反射角度を維持したままガイドするガイド面を備えた
ミラーホルダと、ガイド面を切欠きミラーの反射面の一
部を露出させる切欠部と、で構成され、可変機構は、ミ
ラーホルダに軸支されミラーが略垂直に嵌めこまれた回
転軸と、回転軸の端部に固定され一部が光学箱に形成さ
れた開口部から外部に露出した回転操作部と、で構成さ
れ、回転操作部を回転させることによりミラーをガイド
面に沿って回転させ、ガイド面に隠蔽されたミラーの他
の部分を露出させてもよい。
【0016】また、請求項5に記載した発明のように、
ミラーホルダから露出するミラーの露出部分を示す表示
手段が設けられていることが望ましい。
【0017】また、請求項6に記載した発明のように、
回転操作部に形成されミラーホルダから露出しているミ
ラーの露出位置を表示する切欠きと、切欠きに付された
符号とで構成されていることが好ましい。
【0018】また、請求項7に記載した発明のように、
ミラーホルダには、切欠きに係合して回転操作部の回転
を防止するストッパーが設けられたことが望ましい。
【0019】また、請求項8に記載した発明のように、
光学箱の開口部には、回転操作部を覆い光学箱内部への
粉塵の侵入を阻止する防塵カバーが取り付けられたこと
が好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の第1実施形態に係るミラーの取付構造を用いた光走査
装置について説明する。図1は画像形成装置10の平面
図を示したものであり、図2はその側面図を示したもの
である。
【0021】図1及び図2に示すように、画像形成装置
10の本体フレーム11には回転軸18で、光走査装置
12の光学箱16が開閉可能に支持されている。
【0022】光学箱16の角部にはレーザビームを出射
する半導体レーザー装置20が設けられている。また、
光学箱16の略中央部には第1の反射ミラー22が設け
られている。また、第1の反射ミラーの近傍にfθレン
ズ26,シリンドリカルレンズ28及びポリゴンミラー
24が設けられている。この第1の反射ミラー22で半
導体レーザー装置20からのレーザビームが反射された
後、fθレンズ26,シリンドリカルレンズ28を透過
して、ポリゴンミラー24に照射される。なお、ポリゴ
ンミラー24は、図示しないポリゴンモータによって図
1の矢印A方向に回転する。
【0023】さらに、光学箱16の後部上方には第2の
反射ミラー30が設けられており、この第2の反射ミラ
ー30で反射されたレーザビームS1がピックアップミ
ラー32で反射され、光変換素子である光検出素子46
で受光される。そして、光検出素子46でレーザビーム
が検出されると、印字開始信号が形成される。
【0024】また、光学箱16の最下部には、第3の反
射ミラー58が配置されており、第2の反射ミラー30
で反射されたレーザビームS2が第3の反射ミラー58
で反射され、感光体52に照射される。
【0025】また、第3の反射ミラー58から反射され
たレーザビームS2が到達する光学箱16の底部には、
このレーザビームS2を通過させるための長方形状の開
口部48(図2参照)が形成されている。さらに、光学
箱16の上部はカバーで覆われており、防塵対策として
光学箱16の上面とカバーとの間にウレタンシール等の
シール部材(図示省略)が水密に取り付けられている。
ピックアップミラー32は、図3に示すように、長方形
状をしており、ピックアップミラー32の反射面の一部
W1が露出してミラーホルダ34に保持されている。こ
のミラーホルダ34は、図5及び図7に示すように、光
学箱16(図3では省略)に一体形成されている。ミラ
ーホルダ34の一部には爪部35が形成されている。ま
た、ミラーホルダ34のガイド面61には、ピックアッ
プミラー32の反射面の一部を露出させるための切欠部
41が形成されている。
【0026】さらに、図4に示すように、ピックアップ
ミラー32の反射面とミラーホルダ34のガイド面61
とを隙間が生じない程度に密着させるとともに、爪部3
5によりピックアップミラー32の側面を係止した状態
で、上方から板バネ36が被せられる。この板バネ36
により、ピックアップミラー32をミラーホルダ34か
ら外れないように固定している。そして、ピックアップ
ミラー32が保持された状態で、ピックアップミラー3
2の反射面の一部W1がミラーホルダ34の切欠部41
を通して露出している。
【0027】ここで、上記板バネ36は、天面29から
相互に向い合う方向に延びる3つの脚板37A、37
B、37Cを備えている。図4に示すように、このうち
2つの脚板37A、Bの屈折部がピックアップミラー3
2とミラーホルダ34とを弾性的に挟んで、ピックアッ
プミラー32の反射面を部分的にミラーホルダ34のガ
イド面61に押し付け隠蔽している。また、脚板37C
はピックアップミラー32の側面に当接して、ピックア
ップミラー32を爪部35に押圧している。これによ
り、ピックアップミラー32の姿勢が一定に保たれる。
【0028】一方、脚板37Aには、上下方向に長い楕
円状のガイド穴38が形成されている。そして、板バネ
36がミラーホルダ34とピックアップミラー32の上
部に被せられた後、上記ガイド穴38には外側からガイ
ドピン40が挿通される。なお、このガイドピン40
は、ミラーホルダ34の側面に形成されたネジ溝39と
螺合して固定される。
【0029】また、図5に示すように、光学箱16の底
板16Aには、ネジ穴42が形成されており、このネジ
穴42に光学箱16の外部から調整ネジ44が螺合す
る。なお、このネジ穴42は、調整ネジ44をねじ込ん
だときに、調整ネジ44の先端がピックアップミラー3
2の底面に当接する位置に形成されている。
【0030】一方、図2に示すように、上記光走査装置
12の下部にはプロセスカートリッジ54が隣接して設
けられている。プロセスカートリッジ54は、光学箱1
6に形成された開口部48を通過したレーザビームS2
が結像する感光体52を備えている。
【0031】また、プロセスカートリッジ54の下部に
は、用紙を収納した給紙カセット60が設けられてい
る。給紙カセット60の用紙は給紙ローラ62によりガ
イド板64を通じて感光体52に搬送される。また、感
光体52と対向する位置には転写ローラー74が配置さ
れ、感光体52に搬送されてきた用紙にトナー像を用紙
を転写している。また、感光体52の斜め上方には、定
着部66が設けられている。トナー像が転写された用紙
には、この定着部66でトナー像が熱及び圧力により定
着される。その後、用紙は、搬出トレイ68に搬送され
る。
【0032】なお、画像形成装置10の下方には光走査
装置12及び紙の搬送等全体を制御する制御部80が設
けられている。
【0033】次に、本実施形態に係るミラーの取付構造
の機能について説明する。
【0034】以上のように、画像が形成された用紙は搬
出トレイ68に搬出されるものの、画像形成過程におい
ては排気ファン82が常時作動している。このため、プ
ロセスカートリッジ54内のクリーニング部で除去しき
れなかったトナー粉が、外部の空気と共に排気ファン8
2に引かれて画像形成装置10内部にエアフローが形成
されて排気される。このため、光学箱16内部を通るエ
アフローが発生し、光学箱16内部のピックアップミラ
ー32の反射面W1にトナー粉塵が付着する。このた
め、ピックアップミラー32の反射率が低下し、ピック
アップミラー32でレーザビームS1が正常に反射しな
くなり、光検出素子46でレーザビームS1が検出され
なくなる。この結果、印字開始信号がとれなくなり、光
走査装置12が作動しないか、あるいは誤作動をしてし
まうことがある。
【0035】このとき、図2の実線で示すように、光走
査装置12を回転軸18まわりに回転させ、光走査装置
12の下部を画像形成装置10の外部に露出させる。次
に、図5(A)、(B)に示すように、調整ネジ44を
光学箱16に形成されたネジ穴42にねじ込むことによ
ってピックアップミラー32を、レーザービームS2の
入反射角度が変化しないように、ガイド面61に沿って
走査面と略垂直に押上げる。
【0036】この調整ネジ44のねじ込みにより、ピッ
クアップミラー32の上部が板ばね36を押上げる。こ
のため、板バネ36がガイドピン40でガイドされてガ
イド穴38の長径の長さ分を限度として押上げられる。
この結果、ピックアップミラー32がミラーホルダ34
からはずれることなく、ミラーホルダ34に隠れていた
ピックアップミラー32の別の反射面W2が新たに露出
する。
【0037】本実施形態のミラーの取付構造によれば、
ピックアップミラー32の反射面W1にトナー粉塵等が
付着して反射率が低下しても、調整ネジ44をネジ穴4
2にねじ込むことによって、ミラーホルダ34に隠蔽さ
れたピックアップミラー32の新たな反射面W2を露出
させることができる。このため、反射面S2でレーザビ
ームS1を正常に反射することができ、このレーザビー
ムS1を光検出素子46で受光できるので、ピックアッ
プミラー32、あるいは光走査装置12全体を交換する
ことなく、光走査装置12の機能を維持することができ
る。
【0038】また、調整ネジ44の調整は、光走査装置
12の外部から行うことができ、光学箱16の上部のカ
バーを取り外す必要がないので、ピックアップミラー3
2の反射面の切り替え時における光学箱16の防塵性を
高めることができる。
【0039】次に、本発明の第2実施形態に係るミラー
の取付構造について説明する。
【0040】本実施形態のミラーの取付構造は、第1実
施形態のミラーの取付構造のピックアップミラー32の
ミラーホルダ34を変形したものである。したがって、
上記第1実施形態と重複する構成には同符合を付すると
とともに、適宜省略して以下に説明する。
【0041】図8乃至図11に示すように、本実施形態
におけるピックアップミラー84は、略中央にD形孔
(図示省略)が形成された長方形状板であり、光学箱1
6に一体形成された箱状のミラーホルダ86内部に一部
が露出した状態で収納されている。このミラーホルダ8
6のガイド面63の一部には切欠部87が形成されてお
り、この切欠部87を通してピックアップミラー84の
反射面の一部X1が外部に露出している。また、ピック
アップミラー84の両側に位置するミラーホルダ86の
両側面には径を異にする軸孔90、92がそれぞれ形成
されている。
【0042】軸孔90、92、及びピックアップミラー
84の円形孔には、段付きの回転軸94が挿通されてお
り、ピックアップミラー84を回転軸94と一体に回転
可能としている。この回転軸94には、一端が軸止めリ
ング98に当接するコイルばね96が嵌めこまれ、この
コイルばね96が常時ピックアップミラー84をミラー
ホルダ86のガイド面63に押圧している。これによ
り、ピックアップミラー84とミラーホルダ86のガイ
ド面63との隙間からの埃の侵入を阻止している。ま
た、ピックアップミラー84は、ガイド面63に面接し
て回転するので、反射角度は変化しない。
【0043】また、回転軸94の小径部94aと大径部
94bにはそれぞれ軸止めリング98が取り付けられ、
回転軸94が円形孔及び軸孔90、92から抜け落ちる
のを防止している。
【0044】一方、この回転軸94の端部には円形状の
回転ノブ100が固定されている。この回転ノブ100
は、回転軸94より大径に形成されており、組み付け時
には、図9に示すように、ミラーホルダ86の外側に位
置している。
【0045】また、光学箱16には長方形状の開口部1
04が形成されており、この開口部104から回転ノブ
100の一部の円弧が外部に露出している。
【0046】また、この回転ノブ100の円周部には4
個所に切欠きが等間隔に形成されている。この切欠き
は、ピックアップミラー84を4分割した反射面X1、
X2、X3、X4と一定の対応関係になるような位置に
形成されており、切欠きには現在ミラーホルダ86から
露出しているピックアップミラー84の反射面を表示す
る番号(符号)が付されている。
【0047】すなわち、本実施形態における上記対応関
係とは、図8に示すように、回転ノブ100の円周部に
番号1が付された切欠き102a、番号2が付された切
欠き102b、番号3が付された切欠き102c、番号
4が付された切欠き102dが形成されており、仮に切
欠き102aが開口部104から露出していれば、ミラ
ーホルダ86から露出しているピックアップミラー84
の反射面はX1と識別でき、切欠き102bが開口部1
04から露出していればX2、切欠き102cではX
3、切欠き102dではX4と識別できることを意味す
る。
【0048】さらに、図11に示すように、光学箱16
の開口部104には、外部から露出した回転ノブ100
の円弧を覆うようにして防塵カバー106が取り付けら
れており、外部から光学箱16内部へり粉塵の侵入を阻
止している。なお、防塵カバー106は、光学箱16の
外部からワンタッチで止められるようになっている。
【0049】一方、ミラーホルダ86の上部には、ラチ
ェツト台座部108が形成されており、このラチェット
台座部108に板ばね110がネジ止めけられている。
また、この板ばね110の先端には回転ノブ100に形
成された各切欠きに係合する突起112が形成されてお
り、突起112が各切欠きと係合することにより、回転
ノブ100の回転を防止している。
【0050】次に、本実施形態に係るミラー取付構造の
機能について説明する。
【0051】光学箱16内部に粉塵が侵入して、ミラー
ホルダ86から露出しているピックアップミラー84の
反射面(例えば、X1)にトナー粉塵が付着すると、図
2に示すように、光走査装置12を回転させ光走査装置
12の下部を画像形成装置10の外部に露出させる。そ
して、防塵カバー106を外し、番号1が付された切欠
き102aを指圧して約90度、図8の矢印B方向に回
転させて、番号2が付された切欠き102bを開口部1
04から露出させる。ここで、回転ノブ100は、自然
時には板ばね110の突起112により固定されている
が、指圧することにより容易に回転する。これにより、
ピックアップミラー84が回転し、粉塵が付着していな
い新たな反射面X2がミラーホルダ86の切欠部87か
ら露出する。
【0052】その後、ピックアップミラー84の反射面
X2に粉塵が付着すると、回転ノブ100をさらに回転
させ、番号3が付された切り欠き102cを開口部10
4から露出させ、ピックアップミラー84の反射面X3
を切欠部87から露出させる。さらに、ピックアップミ
ラー84の反射面X3に粉塵が付着すると、回転ノブ1
00を回転させて、番号4が付された切欠き102dを
露出させ、新たな反射面X4を露出させる。
【0053】このように、露出しているピックアップミ
ラー84の反射面に粉塵が付着する度に、回転ノブ10
0を回転させることにより、ピックアップミラー84の
別の反射面に容易に切り替えることができる。
【0054】本実施形態のミラーの取付構造によれば、
ピックアップミラー84の反射面に粉塵が付着しても、
回転ノブ100を回転させることにより、別の新たな反
射面を露出させることができる。このため、レーザビー
ムS1を新たな反射面で正常に反射することができ、こ
のレーザビームS1を光検出素子46で受光できる。こ
の結果、光走査装置12全体を交換することなく、光走
査装置12の機能を維持することができる。
【0055】また、回転ノブ100の円周部の切欠きに
は現在露出しているピックアップミラー84の反射面を
識別できる切欠きが形成されているので、ピックアップ
ミラー84のどの反射面が露出しているか、光学箱16
の外部から容易に識別することができる。このため、残
り(未使用)の反射面の数が解り、ピックアップミラー
84の寿命を光学箱16の外部から判断することができ
る。
【0056】また、ミラーホルダ86には板ばね110
が取り付けられており、この板ばね110の先端に形成
された突起112が各切欠きと係合しているので、回転
ノブ100の回転を阻止することができる。
【0057】また、光学箱16の開口部104には防塵
カバー106が光学箱16の外部からワンタッチで止め
されているので、光走査装置12の使用時には光学箱1
6内部への防塵の侵入を阻止することができる。また、
ピックアップミラー84の反射面の切り替え時には防塵
カバー106を容易に取り外すことができ、回転ノブ1
00を自由に回転させることができる。
【0058】なお、上記各実施形態では、各ピックアッ
プミラー32、84は、長方形状のものを例示したが、
例えば、円形、3乃至6角形等の多角形でも可能であ
る。また、ピックアップミラー32、84を例示した
が、これに限られることなく、他の反射ミラー等でも同
様に用いることができる。
【0059】また、上記第2実施形態の切欠き102
a、102b、102c、102dにはそれぞれ番号が
付されているが、番号に限られず、アルファベット等で
もよい。
【0060】
【発明の効果】本発明のミラーの取付構造によれば、露
出したミラーに粉塵が付着した場合に、可変機構により
保持手段に隠蔽されたミラーの他の部分を露出させるこ
とができる。このため、ミラーの反射率の低下を防止で
き、光走査装置の機能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るミラーの取付構造
を用いた光走査装置を装填した画像形成装置の平面図で
ある。
【図2】図1の断面図である。
【図3】第1実施形態に係るミラーの取付構造を示す分
解斜視図である。
【図4】図3の組立図である。
【図5】(A)はミラーの取付構造の可変機構の作動前
の状態を示す状態図であり、(B)は可変機構の作動後
の状態を示す状態図である。
【図6】図1の部分平面図である。
【図7】図7の部分断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るミラーの取付構造
を示す分解斜視図である。
【図9】図8の組立図である。
【図10】図1の部分平面図である。
【図11】図10の部分断面図である。
【符号の説明】
12 光走査装置 16 光学箱 32、84 ピックアップミラー(ミラー) 34、86 ミラーホルダ(保持手段) 36 板バネ(固定カバー) 38 ガイド穴(可変機構) 40 ガイドピン(可変機構) 41 切欠部 44 調整ネジ(可変機構) 61、63 ガイド面 87 切欠部 94 回転軸(可変機構) 100 回転ノブ(回転操作部、可変機構) 102a 切欠き 102b 切欠き 102c 切欠き 102d 切欠き 104 開口部 106 防塵カバー 110 板ばね(ストッパー)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体を走査露光する光走査装置の光学
    箱に内蔵されるミラーの取付構造において、 前記ミラーの一部を反射用に露出し他の部分を隠蔽して
    保持する保持手段と、 前記保持手段に隠蔽された他の部分を露出させる可変機
    構と、 を備えたことを特徴とするミラーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記可変機構を前記光学箱の外部から作
    動させることを特徴とする請求項1に記載のミラーの取
    付構造。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、前記光学箱に形成され
    前記ミラーの反射面と面接して反射角度を維持したまま
    ガイドするガイド面を備えたミラーホルダと、前記ガイ
    ド面を切欠き前記ミラーの反射面の一部を露出させる切
    欠部と、で構成され、 前記可変機構は、前記ミラーの反射面と前記ガイド面と
    を密着させる固定カバーと、前記固定カバーに形成され
    た上下方向に長いガイド穴と、前記ガイド穴に挿通して
    前記ミラーホルダに固定され、前記固定カバーの上下移
    動をガイドするガイドピンと、前記光学箱の外部から該
    光学箱に螺合し、該光学箱にネジ込むことにより前記ミ
    ラーを前記ガイド面に沿って押上げて前記ガイド面に隠
    蔽された前記ミラーの他の部分を露出させる調整ネジ
    と、で構成されたことを特徴とする請求項2に記載のミ
    ラーの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記保持手段が、前記光学箱に形成され
    前記ミラーの反射面と面接して反射角度を維持したまま
    ガイドするガイド面を備えたミラーホルダと、前記ガイ
    ド面を切欠き前記ミラーの反射面の一部を露出させる切
    欠部と、で構成され、 前記可変機構は、前記ミラーホルダに軸支され前記ミラ
    ーが略垂直に嵌めこまれた回転軸と、前記回転軸の端部
    に固定され一部が前記光学箱に形成された開口部から外
    部に露出した回転操作部と、で構成され、 前記回転操作部を回転させることにより前記ミラーを前
    記ガイド面に沿って回転させ、前記ガイド面に隠蔽され
    た前記ミラーの他の部分を露出させることを特徴とする
    請求項2に記載のミラーの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記回転操作部には、前記ミラーホルダ
    から露出する前記ミラーの露出部分を示す表示手段が設
    けられていることを特徴とする請求項4に記載のミラー
    の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記回転操作部に形成
    され前記ミラーホルダから露出している前記ミラーの露
    出位置を表示する切欠きと、該切欠きに付された符号と
    で構成されていることを特徴とする請求項5に記載のミ
    ラーの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記ミラーホルダには、前記切欠きに係
    合して前記回転操作部の回転を防止するストッパーが設
    けられたことを特徴とする請求項6に記載のミラーの取
    付構造。
  8. 【請求項8】 前記光学箱の開口部には、前記回転操作
    部を覆い前記光学箱内部への粉塵の侵入を阻止する防塵
    カバーが取り付けられたことを特徴とする請求項4乃至
    7のいずれか1項に記載のミラーの取付構造。
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