JP2000234757A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JP2000234757A JP2000234757A JP11035112A JP3511299A JP2000234757A JP 2000234757 A JP2000234757 A JP 2000234757A JP 11035112 A JP11035112 A JP 11035112A JP 3511299 A JP3511299 A JP 3511299A JP 2000234757 A JP2000234757 A JP 2000234757A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain pan
- foam member
- drain
- screw
- washer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドレンパンと発泡部材とは製造後は一体不可
分となり、ドレンパン、発泡部材に加え、接着剤の３種
類の材質から成り、リサイクル処理時に分別しにくいと
いう課題。 【解決手段】 ドレンパン４にこのドレンパン４と同材
質のネジ６により発泡部材５を固定した。
分となり、ドレンパン、発泡部材に加え、接着剤の３種
類の材質から成り、リサイクル処理時に分別しにくいと
いう課題。 【解決手段】 ドレンパン４にこのドレンパン４と同材
質のネジ６により発泡部材５を固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の室内
機において、熱交換器の下方に設けられ、熱交換器から
のドレンを受けるドレンパンの断熱構造に関し、特にド
レンパンと断熱用の発泡部材とを備えたもののリサイク
ル処理時の解体性向上に関する。
機において、熱交換器の下方に設けられ、熱交換器から
のドレンを受けるドレンパンの断熱構造に関し、特にド
レンパンと断熱用の発泡部材とを備えたもののリサイク
ル処理時の解体性向上に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７は従来の空気調和機の室内機を示す
断面図である。図７において、１は空気調和機の室内機
で、前面と上面に室内空気の吸込口１ａが、下部に空調
空気の吹出口１ｂが形成されている。２は吸込口１ａ直
後に設けられた熱交換器で、冷凍サイクルの一部を形成
し、吸込口１ａから吸い込まれた室内空気と冷媒配管を
通過する冷媒との間で熱交換を行なう。３は吸込口１a
から熱交換器を通過して吹出口１ｂへと室内空気を導く
送風機で、ここではクロスフローファンが用いられてい
る。
断面図である。図７において、１は空気調和機の室内機
で、前面と上面に室内空気の吸込口１ａが、下部に空調
空気の吹出口１ｂが形成されている。２は吸込口１ａ直
後に設けられた熱交換器で、冷凍サイクルの一部を形成
し、吸込口１ａから吸い込まれた室内空気と冷媒配管を
通過する冷媒との間で熱交換を行なう。３は吸込口１a
から熱交換器を通過して吹出口１ｂへと室内空気を導く
送風機で、ここではクロスフローファンが用いられてい
る。
【０００３】４は熱交換器２の下方に設けられたドレン
パンで、アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢ
Ｓ）やポリプロピレン（ＰＰ）等の樹脂にて成形され、
主に熱交換器２で熱交換時に発生するドレンを回収す
る。５はドレンパン４の裏面に接着剤によって貼り付け
られた発泡部材で、硬質ウレタンや発泡スチロール等の
断熱性材質より成り、低温のドレンによってドレンパン
４が結露することを防止する。このような接着剤を資料
する従来技術として例えば特開昭５９−１２２８３０号
公報などが知られている。
パンで、アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢ
Ｓ）やポリプロピレン（ＰＰ）等の樹脂にて成形され、
主に熱交換器２で熱交換時に発生するドレンを回収す
る。５はドレンパン４の裏面に接着剤によって貼り付け
られた発泡部材で、硬質ウレタンや発泡スチロール等の
断熱性材質より成り、低温のドレンによってドレンパン
４が結露することを防止する。このような接着剤を資料
する従来技術として例えば特開昭５９−１２２８３０号
公報などが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機は以
上のように構成され、ドレンパン４と発泡部材５とは製
造後は一体不可分となり、ドレンパン、発泡部材に加
え、接着剤の３種類の材質から成り、リサイクル処理時
に分別しにくいという課題があった。
上のように構成され、ドレンパン４と発泡部材５とは製
造後は一体不可分となり、ドレンパン、発泡部材に加
え、接着剤の３種類の材質から成り、リサイクル処理時
に分別しにくいという課題があった。
【０００５】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、リサイクル処理時に材質毎の分別
が容易なドレンパンを有する空気調和機を得ることを目
的とする。
めになされたもので、リサイクル処理時に材質毎の分別
が容易なドレンパンを有する空気調和機を得ることを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機は、ドレンパンにこのドレンパンと同材質の固定具に
より発泡部材を固定したものである。
機は、ドレンパンにこのドレンパンと同材質の固定具に
より発泡部材を固定したものである。
【０００７】また、前記固定具近傍の発泡部材に薄肉部
を形成したものである。
を形成したものである。
【０００８】また、ドレンパンと、このドレンパンに固
定される発泡部材と、前記発泡部材を分離するための分
離ガイドとを備えたものである。
定される発泡部材と、前記発泡部材を分離するための分
離ガイドとを備えたものである。
【０００９】また、前記分離ガイドとして、前記ドレン
パンと前記発泡部材との間に溝を形成したものである。
パンと前記発泡部材との間に溝を形成したものである。
【００１０】また、前記溝を前記ドレンパンの傾斜面上
部側に形成したものである。
部側に形成したものである。
【００１１】また、前記分離ガイドとして、前記発泡部
材につまみ部を形成したものである。
材につまみ部を形成したものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図１はこの発明の実
施の形態におけるドレンパン及び発泡部材を示す部分斜
視図、図２は図１のＡ−Ａ断面図、図３は図１のＢ−Ｂ
断面図である。図１、２、３において、４は熱交換器の
下方に設けられるドレンパンで、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン（ＡＢＳ）やポリプロピレン（ＰＰ）等
の樹脂にて成形され、主に熱交換器で熱交換時に発生す
るドレンを回収する。４ａはドレンパン４の裏面側にド
レンパン４と一体に突出成形されたネジ止め部で、内部
にネジ穴が刻設されている。
実施の形態を図について説明する。図１はこの発明の実
施の形態におけるドレンパン及び発泡部材を示す部分斜
視図、図２は図１のＡ−Ａ断面図、図３は図１のＢ−Ｂ
断面図である。図１、２、３において、４は熱交換器の
下方に設けられるドレンパンで、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン（ＡＢＳ）やポリプロピレン（ＰＰ）等
の樹脂にて成形され、主に熱交換器で熱交換時に発生す
るドレンを回収する。４ａはドレンパン４の裏面側にド
レンパン４と一体に突出成形されたネジ止め部で、内部
にネジ穴が刻設されている。
【００１３】５はドレンパン４の裏面に設けられた発泡
部材で、硬質ウレタンや発泡スチロール等の断熱性材質
より成り、低温のドレンによってドレンパン４が結露す
ることを防止する。５ａは発泡部材５とドレンパン４と
の間に形成された溝で、ドレンパン４の傾斜面に対して
上部側となる発布部材５に形成されている。５ｂは発泡
部材５の左右にそれぞれ形成され、ネジ止め部４ａが貫
通する孔、５ｃは孔５ｂから発泡部材５の上下端にかけ
て形成された薄肉部で、ここでは断面Ｖ字状の溝部を形
成している。
部材で、硬質ウレタンや発泡スチロール等の断熱性材質
より成り、低温のドレンによってドレンパン４が結露す
ることを防止する。５ａは発泡部材５とドレンパン４と
の間に形成された溝で、ドレンパン４の傾斜面に対して
上部側となる発布部材５に形成されている。５ｂは発泡
部材５の左右にそれぞれ形成され、ネジ止め部４ａが貫
通する孔、５ｃは孔５ｂから発泡部材５の上下端にかけ
て形成された薄肉部で、ここでは断面Ｖ字状の溝部を形
成している。
【００１４】６はネジ止め部４ａに螺合されるネジで、
ドレンパン４と同材質のものが使用される。６ａは孔５
ｂより大なる径を有するネジ６の鍔部で、ドレンパン
４、ネジ６と同材質のものが使用される。尚、鍔部６ａ
の径は薄肉部５ｃの幅よりも大きい。また、溝５aは左
右の孔５ｂから等距離の位置に形成されている。その他
の全体構成は図７に示す従来のものと同様である。
ドレンパン４と同材質のものが使用される。６ａは孔５
ｂより大なる径を有するネジ６の鍔部で、ドレンパン
４、ネジ６と同材質のものが使用される。尚、鍔部６ａ
の径は薄肉部５ｃの幅よりも大きい。また、溝５aは左
右の孔５ｂから等距離の位置に形成されている。その他
の全体構成は図７に示す従来のものと同様である。
【００１５】次に上記のように構成される空気調和機の
ドレンパンと発泡部材との取り付け工程について説明す
る。ドレンパン４及び発泡部材は、従来公知の方法によ
って予め各々の形状に成形される。成形後、発泡部材５
の孔５ｂとドレンパン４のネジ止め部４ａとを嵌合さ
せ、ネジ止め孔４ａに鍔部６ａ付きのネジ６を螺合させ
る。この結果、発泡部材５はネジ止め孔４ａによって上
下左右方向の動きが規制され、鍔部６ａによって抜け方
向の動きが規制されるので、発泡部材５とドレンパン４
とは固定状態になる。
ドレンパンと発泡部材との取り付け工程について説明す
る。ドレンパン４及び発泡部材は、従来公知の方法によ
って予め各々の形状に成形される。成形後、発泡部材５
の孔５ｂとドレンパン４のネジ止め部４ａとを嵌合さ
せ、ネジ止め孔４ａに鍔部６ａ付きのネジ６を螺合させ
る。この結果、発泡部材５はネジ止め孔４ａによって上
下左右方向の動きが規制され、鍔部６ａによって抜け方
向の動きが規制されるので、発泡部材５とドレンパン４
とは固定状態になる。
【００１６】この状態で、発泡部材５に形成された溝５
ａはドレンパン４の傾斜面の上部側に位置する。従っ
て、溝５ａ部分においてはドレンパン４と発泡部材５と
が当接しないことになるが、この部分はその後空気調和
機を運転した場合、熱交換器から滴下するドレンの影響
を最も受け難い位置となるので、結露が発生しにくい。
ａはドレンパン４の傾斜面の上部側に位置する。従っ
て、溝５ａ部分においてはドレンパン４と発泡部材５と
が当接しないことになるが、この部分はその後空気調和
機を運転した場合、熱交換器から滴下するドレンの影響
を最も受け難い位置となるので、結露が発生しにくい。
【００１７】次にリサイクル処理時における上記のよう
に構成されたドレンパンと発泡部材との解体工程につい
て説明する。解体時には溝５ａにドライバ等を挿入し、
発泡樹脂５をドレンパン４から剥がすような方向へ力を
かければ発泡樹脂５が割れる。割れたところへドライバ
等を再び挿入し、同様の作業を行なえば、発泡樹脂５は
容易にドレンパン４から全て分離することができる。そ
の際、発泡樹脂５とドレンパン４とを固定しているネジ
６付近の発泡樹脂５には薄肉部５ｃが形成されているの
で、鍔部６ａによって押さえられているにも関わらず、
この部分も容易に割れる等して分離できる。
に構成されたドレンパンと発泡部材との解体工程につい
て説明する。解体時には溝５ａにドライバ等を挿入し、
発泡樹脂５をドレンパン４から剥がすような方向へ力を
かければ発泡樹脂５が割れる。割れたところへドライバ
等を再び挿入し、同様の作業を行なえば、発泡樹脂５は
容易にドレンパン４から全て分離することができる。そ
の際、発泡樹脂５とドレンパン４とを固定しているネジ
６付近の発泡樹脂５には薄肉部５ｃが形成されているの
で、鍔部６ａによって押さえられているにも関わらず、
この部分も容易に割れる等して分離できる。
【００１８】発泡部材５分離後のドレンパン４には、ネ
ジ６が固定されたままであるが、このネジ６はドレンパ
ン４と同材質なので分別の必要がない。従って、材質の
異なる発泡部材５は容易に分離でき、同材質であるドレ
ンパン４とネジ６とを分離することなくリサイクル処理
を行なうことができる。尚、溝５ａは左右の孔５ｂから
等距離の位置にあるので、ドライバによって力をかけた
際の変形がし易く、ドライバを奥まで挿入できる。ま
た、リサイクル処理時には金属部品である熱交換器を取
り出すので、ドレンパン４の上側は作業スペースが確保
され易く、ドライバ等の工具を挿入するのに好適な位置
でもある。また、ネジ６の鍔部６ａをネジとは別部材の
ワッシャとしてもよく、その際ワッシャ、ネジ、ドレン
パンを同一材質とすれば同様な効果が得られる。
ジ６が固定されたままであるが、このネジ６はドレンパ
ン４と同材質なので分別の必要がない。従って、材質の
異なる発泡部材５は容易に分離でき、同材質であるドレ
ンパン４とネジ６とを分離することなくリサイクル処理
を行なうことができる。尚、溝５ａは左右の孔５ｂから
等距離の位置にあるので、ドライバによって力をかけた
際の変形がし易く、ドライバを奥まで挿入できる。ま
た、リサイクル処理時には金属部品である熱交換器を取
り出すので、ドレンパン４の上側は作業スペースが確保
され易く、ドライバ等の工具を挿入するのに好適な位置
でもある。また、ネジ６の鍔部６ａをネジとは別部材の
ワッシャとしてもよく、その際ワッシャ、ネジ、ドレン
パンを同一材質とすれば同様な効果が得られる。
【００１９】実施の形態２．図４はこの発明の他の実施
の形態におけるドレンパン及び発泡部材を示す部分斜視
図、図５は図４のＣ−Ｃ断面図、図６は図４のＤ−Ｄ断
面図である。図４、５、６において、４は熱交換器の下
方に設けられるドレンパンで、アクリロニトリルブタジ
エンスチレン（ＡＢＳ）やポリプロピレン（ＰＰ）等の
樹脂にて成形され、主に熱交換器で熱交換時に発生する
ドレンを回収する。４ｂはドレンパン４の裏面側にドレ
ンパン４と一体に突出成形された筒状のワッシャ止め部
で、先端にワッシャ抜け防止用の爪が形成されると共に
筒部にワッシャ挿入時に変形可能なよう切り込みが入っ
ている。
の形態におけるドレンパン及び発泡部材を示す部分斜視
図、図５は図４のＣ−Ｃ断面図、図６は図４のＤ−Ｄ断
面図である。図４、５、６において、４は熱交換器の下
方に設けられるドレンパンで、アクリロニトリルブタジ
エンスチレン（ＡＢＳ）やポリプロピレン（ＰＰ）等の
樹脂にて成形され、主に熱交換器で熱交換時に発生する
ドレンを回収する。４ｂはドレンパン４の裏面側にドレ
ンパン４と一体に突出成形された筒状のワッシャ止め部
で、先端にワッシャ抜け防止用の爪が形成されると共に
筒部にワッシャ挿入時に変形可能なよう切り込みが入っ
ている。
【００２０】５はドレンパン４の裏面に設けられた発泡
部材で、硬質ウレタンや発泡スチロール等の断熱性材質
より成り、低温のドレンによってドレンパン４が結露す
ることを防止する。５ｄは発泡部材５に突出して一体成
形されたツマミ、５ｂは発泡部材５の左右にそれぞれ形
成され、ワッシャ止め部４ｂが貫通する孔、５ｃは孔５
ｂから発泡部材５の上下端にかけて形成された薄肉部
で、ここでは断面Ｖ字状の溝部を形成している。
部材で、硬質ウレタンや発泡スチロール等の断熱性材質
より成り、低温のドレンによってドレンパン４が結露す
ることを防止する。５ｄは発泡部材５に突出して一体成
形されたツマミ、５ｂは発泡部材５の左右にそれぞれ形
成され、ワッシャ止め部４ｂが貫通する孔、５ｃは孔５
ｂから発泡部材５の上下端にかけて形成された薄肉部
で、ここでは断面Ｖ字状の溝部を形成している。
【００２１】７はワッシャ止め部４ｂに嵌合されるワッ
シャで、ドレンパン４と同材質のものが使用される。ワ
ッシャ７は孔５ｂより大なる径を有し、且つその径は薄
肉部５ｃの幅よりも大きい。また、ツマミ５ｄは左右の
孔５ｂから等距離の位置に形成されている。その他の全
体構成は図７に示す従来のものと同様である。
シャで、ドレンパン４と同材質のものが使用される。ワ
ッシャ７は孔５ｂより大なる径を有し、且つその径は薄
肉部５ｃの幅よりも大きい。また、ツマミ５ｄは左右の
孔５ｂから等距離の位置に形成されている。その他の全
体構成は図７に示す従来のものと同様である。
【００２２】次に上記のように構成される空気調和機の
ドレンパンと発泡部材との取り付け工程について説明す
る。ドレンパン４及び発泡部材は、従来公知の方法によ
って予め各々の形状に成形される。成形後、発泡部材５
の孔５ｂとドレンパン４のワッシャ止め部４ｂとを嵌合
させ、ワッシャ止め部４ｂにワッシャ７を嵌合させる。
その際、ワッシャ止め部４ｂは切り込みと弾性力によっ
て径を縮小できるのでワッシャ７を容易に貫通し、貫通
後は復元力により元の径に戻り、先端の爪によってワッ
シャ７の抜けが規制される。
ドレンパンと発泡部材との取り付け工程について説明す
る。ドレンパン４及び発泡部材は、従来公知の方法によ
って予め各々の形状に成形される。成形後、発泡部材５
の孔５ｂとドレンパン４のワッシャ止め部４ｂとを嵌合
させ、ワッシャ止め部４ｂにワッシャ７を嵌合させる。
その際、ワッシャ止め部４ｂは切り込みと弾性力によっ
て径を縮小できるのでワッシャ７を容易に貫通し、貫通
後は復元力により元の径に戻り、先端の爪によってワッ
シャ７の抜けが規制される。
【００２３】この結果、発泡部材５はワッシャ止め孔４
ｂによって上下左右方向の動きが規制され、ワッシャ７
によって抜け方向の動きが規制されるので、発泡部材５
とドレンパン４とは固定状態になる。本実施の形態の場
合、実施の形態１の場合と異なり、発泡部材５に溝を形
成しないので、ドレンパン４と発泡部材５とが当接しな
い部分が発生せず、断熱材が当接しないことによる結露
の発生を防げる。
ｂによって上下左右方向の動きが規制され、ワッシャ７
によって抜け方向の動きが規制されるので、発泡部材５
とドレンパン４とは固定状態になる。本実施の形態の場
合、実施の形態１の場合と異なり、発泡部材５に溝を形
成しないので、ドレンパン４と発泡部材５とが当接しな
い部分が発生せず、断熱材が当接しないことによる結露
の発生を防げる。
【００２４】次にリサイクル処理時における上記のよう
に構成されたドレンパンと発泡部材との解体工程につい
て説明する。解体時にはツマミ５ｄを摘まんで、発泡樹
脂５をドレンパン４から剥がすような方向へ引っ張り力
をかければ発泡樹脂５が割れる。割れたところから残り
の発泡樹脂を剥がすように分離させていけば、発泡樹脂
５は容易にドレンパン４から全て分離することができ
る。分離作業時に実施の形態１と同様ドライバ等の工具
を使っても良いが、最初の分離がツマミを引っ張るだけ
で行なえるので、工具なしで手作業で分離を行なうこと
もできる。その際、発泡樹脂５とドレンパン４とを固定
しているワッシャ７付近の発泡樹脂５には薄肉部５ｃが
形成されているので、ワッシャ７によって押さえられて
いるにも関わらず、この部分も容易に割れる等して分離
できる。
に構成されたドレンパンと発泡部材との解体工程につい
て説明する。解体時にはツマミ５ｄを摘まんで、発泡樹
脂５をドレンパン４から剥がすような方向へ引っ張り力
をかければ発泡樹脂５が割れる。割れたところから残り
の発泡樹脂を剥がすように分離させていけば、発泡樹脂
５は容易にドレンパン４から全て分離することができ
る。分離作業時に実施の形態１と同様ドライバ等の工具
を使っても良いが、最初の分離がツマミを引っ張るだけ
で行なえるので、工具なしで手作業で分離を行なうこと
もできる。その際、発泡樹脂５とドレンパン４とを固定
しているワッシャ７付近の発泡樹脂５には薄肉部５ｃが
形成されているので、ワッシャ７によって押さえられて
いるにも関わらず、この部分も容易に割れる等して分離
できる。
【００２５】発泡部材５分離後のドレンパン４には、ワ
ッシャ７が固定されたままであるが、これらはドレンパ
ン４と同材質なので分別の必要がない。従って、材質の
異なる発泡部材５は容易に分離でき、同材質であるドレ
ンパン４及びワッシャ７を分離することなくリサイクル
処理を行なうことができる。尚、ワッシャ７を例えばド
レンパンと別材質とした場合でも、リサイクル処理時に
先に発泡部材５を分離すれば、ワッシャ止め部４ｂが露
出するので、この部分を掴んで径を小さくすることでワ
ッシャ７を容易に引き抜くことができる。その場合には
リサイクル性の良い金属材質等をワッシャ７に使用する
ことで、リサイクル率を向上させ、且つ容易に材質別に
分離できる構造になる。
ッシャ７が固定されたままであるが、これらはドレンパ
ン４と同材質なので分別の必要がない。従って、材質の
異なる発泡部材５は容易に分離でき、同材質であるドレ
ンパン４及びワッシャ７を分離することなくリサイクル
処理を行なうことができる。尚、ワッシャ７を例えばド
レンパンと別材質とした場合でも、リサイクル処理時に
先に発泡部材５を分離すれば、ワッシャ止め部４ｂが露
出するので、この部分を掴んで径を小さくすることでワ
ッシャ７を容易に引き抜くことができる。その場合には
リサイクル性の良い金属材質等をワッシャ７に使用する
ことで、リサイクル率を向上させ、且つ容易に材質別に
分離できる構造になる。
【００２６】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ドレン
パンにこのドレンパンと同材質の固定具により発泡部材
を固定したので、リサイクル処理時の分別作業性が向上
する効果が得られる。
パンにこのドレンパンと同材質の固定具により発泡部材
を固定したので、リサイクル処理時の分別作業性が向上
する効果が得られる。
【００２７】また、前記固定具近傍の発泡部材に薄肉部
を形成したので、発泡部材の固定具付近での分離作業が
容易になる効果が得られる。
を形成したので、発泡部材の固定具付近での分離作業が
容易になる効果が得られる。
【００２８】また、ドレンパンと、このドレンパンに固
定される発泡部材と、前記発泡部材を分離するための分
離ガイドとを備えたので、発泡部材の分離作業の着手が
容易になる効果が得られる。
定される発泡部材と、前記発泡部材を分離するための分
離ガイドとを備えたので、発泡部材の分離作業の着手が
容易になる効果が得られる。
【００２９】また、前記分離ガイドとして、前記ドレン
パンと前記発泡部材との間に溝を形成したので、発泡部
材の材料の増加を伴うことなく分離作業が容易な発泡部
材とすることができる効果が得られる。
パンと前記発泡部材との間に溝を形成したので、発泡部
材の材料の増加を伴うことなく分離作業が容易な発泡部
材とすることができる効果が得られる。
【００３０】また、前記溝を前記ドレンパンの傾斜面上
部側に形成したので、結露の影響を小さく留めながら分
離作業の着手が容易な発泡部材とすることができる効果
が得られる。
部側に形成したので、結露の影響を小さく留めながら分
離作業の着手が容易な発泡部材とすることができる効果
が得られる。
【００３１】また、前記分離ガイドとして、前記発泡部
材につまみ部を形成したので、工具を使うことなく発泡
部材の分離作業の着手が行なえる効果が得られる。
材につまみ部を形成したので、工具を使うことなく発泡
部材の分離作業の着手が行なえる効果が得られる。
【図１】 この発明の実施の形態１における空気調和機
のドレンパン及び発泡部材を示す部分斜視図である。
のドレンパン及び発泡部材を示す部分斜視図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】 図１のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】 この発明の実施の形態２における空気調和機
のドレンパン及び発泡部材を示す部分斜視図である。
のドレンパン及び発泡部材を示す部分斜視図である。
【図５】 図４のＣ−Ｃ断面図である。
【図６】 図４のＤ−Ｄ断面図である。
【図７】 従来の空気調和機の室内機を示す断面図であ
る。
る。
４ ドレンパン、 ４ａ ネジ止め部、 ４ｂ ワッシ
ャ止め部、 ５ 発泡部材、 ５ａ 溝、 ５ｂ 孔、
５ｃ 薄肉部、 ５ｄ ツマミ、 ６ ネジ、 ６ａ
鍔部、 ７ ワッシャ。
ャ止め部、 ５ 発泡部材、 ５ａ 溝、 ５ｂ 孔、
５ｃ 薄肉部、 ５ｄ ツマミ、 ６ ネジ、 ６ａ
鍔部、 ７ ワッシャ。
Claims (6)
- 【請求項１】 ドレンパンにこのドレンパンと同材質の
固定具により発泡部材を固定したことを特徴とする空気
調和機。 - 【請求項２】 前記固定具近傍の発泡部材に薄肉部を形
成したことを特徴とする請求項１記載の空気調和機。 - 【請求項３】 ドレンパンと、このドレンパンに固定さ
れる発泡部材と、前記発泡部材を分離するための分離ガ
イドとを備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項４】 前記分離ガイドとして、前記ドレンパン
と前記発泡部材との間に溝を形成したことを特徴とする
請求項３記載の空気調和機。 - 【請求項５】 前記溝を前記ドレンパンの傾斜面上部側
に形成したことを特徴とする請求項４記載の空気調和
機。 - 【請求項６】 前記分離ガイドとして、前記発泡部材に
つまみ部を形成したことを特徴とする請求項３記載の空
気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11035112A JP2000234757A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11035112A JP2000234757A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000234757A true JP2000234757A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12432862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11035112A Pending JP2000234757A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000234757A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002139231A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機の室内機 |
| KR100697194B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2007-03-21 | 주식회사 엘지이아이 | 천정형 공기조화기의 드레인 팬 고정구조 |
| US8006510B2 (en) * | 2005-10-31 | 2011-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor equipment of air conditioner |
| WO2017073341A1 (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-04 | ダイキン工業株式会社 | 発泡断熱材および空調室内機 |
| CN108151288A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-06-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 窗机底盘、窗机空调器 |
| EP3370010A4 (en) * | 2015-10-27 | 2019-06-19 | Daikin Industries, Ltd. | AIR CONDITIONER |
-
1999
- 1999-02-15 JP JP11035112A patent/JP2000234757A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002139231A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機の室内機 |
| JP4592175B2 (ja) * | 2000-11-02 | 2010-12-01 | 三洋電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
| KR100697194B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2007-03-21 | 주식회사 엘지이아이 | 천정형 공기조화기의 드레인 팬 고정구조 |
| US8006510B2 (en) * | 2005-10-31 | 2011-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor equipment of air conditioner |
| WO2017073341A1 (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-04 | ダイキン工業株式会社 | 発泡断熱材および空調室内機 |
| EP3370010A4 (en) * | 2015-10-27 | 2019-06-19 | Daikin Industries, Ltd. | AIR CONDITIONER |
| CN108151288A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-06-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 窗机底盘、窗机空调器 |
| CN108151288B (zh) * | 2018-01-05 | 2023-09-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 窗机底盘、窗机空调器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20010037630A1 (en) | Dehumidifier housing | |
| JP2000234757A (ja) | 空気調和機 | |
| EP3524894B1 (en) | Outdoor unit for air conditioning device | |
| EP3578905A1 (de) | Kühlgerät mit einem befestigungsmechanismus für ein bauteil im nutzraum | |
| KR101886563B1 (ko) | 단열재 고정설치용 파스너 | |
| US7736082B1 (en) | Fastening system for assembling plastic units and rib clip therefor | |
| JP2002372255A (ja) | 空気調和機 | |
| JP2000205741A (ja) | リベット及びそのリベットを用いた冷凍冷蔵庫 | |
| JP2020085203A (ja) | 断熱材／吸音材用押さえキャップ及び固定具 | |
| CN220507247U (zh) | 用于穿墙机的隔板组件和穿墙机 | |
| JPH09303817A (ja) | 空気調和機の室内機における配管クランプ具 | |
| KR200220614Y1 (ko) | 냉장고의 제상히터 고정장치 | |
| JP2000234838A (ja) | 冷蔵庫 | |
| KR200221820Y1 (ko) | 공기조화기 | |
| JPH09126640A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JPH0328294Y2 (ja) | ||
| KR200314519Y1 (ko) | 환기구용 마감재 | |
| JPS6219858Y2 (ja) | ||
| JPH09196404A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
| JP2006162084A (ja) | 空気調和機 | |
| JPH0728509Y2 (ja) | 空気調和装置 | |
| JP2562625B2 (ja) | 空気調和機 | |
| WO2019174320A1 (zh) | 室内机、空调器及室内机的拆卸方法 | |
| KR100419200B1 (ko) | 레그를 갖춘 공기조화기의 실외기 | |
| KR200228663Y1 (ko) | 창문형공기조화기 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040623 |