JP2000234607A - 選択的に焼入れされた釘 - Google Patents

選択的に焼入れされた釘

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Geronimo E Lat
イー.ラット ジェロニモ
Louis M Spoto
エム.スポト ルイス
Kent B Godsted
ビー.ゴッドステッド ケント
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打ち込み時に大きく曲がることのない安全な
釘を提供する。 【解決手段】 選択的に焼入れされた釘が、釘のヘッド
部と、細長い胴部と、先端部とを有している。釘の胴部
の一部分は、選択的に熱処理されて冷却されることによ
って、残りの部分よりも硬く形成される。釘は制御され
た曲がり部分を有している。選択的に焼入れされた部分
は電動式打ち込み工具を用いて表面において釘を打つと
きにもしくは釘打ち装置を使用するときに大きく曲がる
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択的に焼入れさ
れた部分を有していて要求される特性と作用とを有する
釘および同様に細長い留め具、ならびに選択的に焼入れ
された釘の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】釘および同様に細長い留め具の表面を処
理する種々の技術が知られている。ラット(Lat)に
発行された米国特許第5655969号および同第55
64876号明細書は、耐腐食特性を有する保護用金属
層でプレコートされた炭素鋼ワイヤから製造された釘を
開示している。釘はさらに保護用耐腐食性キャップも有
している。ラット等に発行された米国特許第51789
03号明細書は、釘を亜鉛で被覆して続いてポリウレタ
ン樹脂で被覆することを開示している。
【0003】アケルト(Ackert)等に発行された
米国特許第4486248号明細書は、オーステナイト
遷移温度よりも高い温度の状態から、制御された強制的
な冷却作用によって製造された耐摩耗特性を有する鉄道
用レールがレールのヘッド部に微細パーライト金属組織
を形成していることを開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建設業界において使用
される釘の一つの形式はポジティブプレイスメント釘
(positive placement nail)
である。典型的なポジティブプレイスメント釘は電動式
打ち込み工具によって、12ゲージのもしくは他の鋼が
木材に保持されるよう打ち込まれる。釘は鋼製プレート
内に存在する穴を通って木材に打ち込まれる。この製造
方法はビルディングの基礎、根太、および屋根ふき材に
使用される。ポジティブプレイスメント釘はバッチ処理
で焼入れされて強度が大きくされる。釘の全長さ部分を
熱処理して焼入れすることを含むこのプロセスは、高費
用であり時間を消費して制御するのが困難である。
【0005】鋼製プレート内の穴は、釘の胴部の直径よ
りもわずかに大きくて釘のヘッド部の直径よりもわずか
に小さい。釘が穴から外れて鋼製プレートに高速で突き
当たるとき、釘は接触した端部において曲がりかつ捻れ
て飛び跳ねる。飛び跳ねた釘は、打ち込み工具の操作者
および操作領域にいる人にとっては明らかに危険であ
る。
【0006】荷積み業界および建設業界で用いられるパ
レット用釘はパレットを一緒に保持している。堅木ボー
ドのパレットが割れないように、パレット用釘は概ね長
くて細いのが好ましい。釘を打ち込むときに、直径がさ
らに大きい胴部を備えたパレット用釘は、直径がさらに
小さい胴部を備えた釘よりもパレットボードを割りやす
い。パレット用釘が細すぎる場合には、パレット用釘は
特にパレットボードの頂部とスキッドとの間の接合点に
おいて容易に曲がり、この接合点は典型的には釘のヘッ
ド部の下方約0.5インチ(12.7mm)に位置して
いる。このように釘が曲がることは、パレットを運搬し
てフォークリフトがパレットの側部に衝突してパレット
ボードとスキッドとの間に応力を発生するときにしばし
ば生じる。ボードが割れることを最小にして曲げに対す
る抵抗が大きいパレット用釘を改良することは困難であ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、特別の使用に
おける特性を改良するために、選択された位置において
のみ焼入れされた釘を提供するものである。一つの実施
態様においては、釘の先端と下方の胴部のみが、胴部の
上方部分よりも硬く形成される。他の実施態様において
は、細長い釘の胴部の中心領域のみが、胴部の上方領域
および下方領域の部分よりも硬く形成される。他の実施
態様も予測されうる。
【0008】選択的な焼入れ作用は、釘の一部分を華氏
約1400度(摂氏760度)よりも高温まで加熱して
次いで急冷すること(すなわち、迅速に冷却すること)
によって達成される。選択的に加熱することによって、
釘の一部分がフェライトパーライト組織からオーステナ
イト組織へと変わる。急冷作用によって、オーステナイ
ト組織がマルテンサイト組織に変わり、このマルテンサ
イト組織は処理されていない組織よりも硬くて延性が少
ない。釘の処理されていない部分はフェライトパーライ
ト組織であって、このフェライトパーライト組織は柔軟
であってさらに延性が大きい。釘の処理された部分は曲
げに対する抵抗がさらに大きい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はヘッド部12と細長い胴部
14と先端部16とを有する従来技術のポジティブプレ
イスメント釘(positive placement
nail)10を示している。これら釘は、比較的重
い鋼(例えば、12ゲージ)もしくは同様な重金属材料
から形成された支持用プレート内に予め形成された狭い
穴を通って、典型的には木材および他の基礎材料に打ち
込まれる。支持用プレート内の穴は釘の胴部14の直径
よりもわずかに大きくてヘッド部12の直径よりも小さ
い。電動式打ち込み工具を用いて打ち付けられた釘10
が開口から外れて、鋼製支持用プレートに突き当たる場
合がある。このことが生じるときには、典型的な焼入れ
されていない釘の先端部は鋼を貫通するのに十分に硬く
ない。胴部14は図1に示すように半円状に曲がる場合
があって、釘10は高速で飛び跳ねるかもしくは跳ねる
場合があって、作業環境が危険になる可能性がある。従
来技術における或る釘の場合には、先端部を十分に硬く
形成して鋼を貫通するために、釘全体を、費用がかかっ
て時間を消費するオフラインのバッチ処理において焼入
れする必要がある。
【0010】図2は本発明のポジティブプレイスメント
釘10を示しており、このポジティブプレイスメント釘
10の下方の軸線部分15(胴部14の一部と先端部1
6とを含む)は選択的に焼入れされている。選択的な焼
入れ作用は、少なくとも華氏約1400度(摂氏760
度)、好ましくは華氏約1500度(摂氏815.6
度)から華氏約2000度(摂氏1093.3度)、さ
らに好ましくは華氏約1600度(摂氏871.1度)
から華氏約1800度(摂氏982.2度)の温度まで
下方の軸線部分15を選択的に加熱して、次いで釘を急
冷すること(迅速に冷却すること)によって行われる。
選択的に加熱することによって、典型的には炭素鋼から
形成されている釘の加熱された部分が、フェライトパー
ライト金属組織からオーステナイト金属組織へと変わ
る。
【0011】加熱された釘は水式バスまたは水式スプレ
ー、空気助勢式スプレー、もしくは他の適切な急冷用媒
体を用いて急冷される。急冷作用によって、予め加熱さ
れた軸線部分15がオーステナイト金属組織からマルテ
ンサイト金属組織へと変わり、このマルテンサイト金属
組織は元の組織よりも硬くて延性が少ない。釘は、釘全
体を急冷用液体に浸すか落とすことにより、もしくは急
冷用液体を釘全体にまたは釘の加熱された部分のみに供
給することにより急冷される。急冷用液体の温度は華氏
約40度(摂氏4.4度)から華氏約200度(摂氏9
3.3度)、好ましくは華氏約50度(摂氏10度)か
ら華氏約150度(摂氏65.5度)、さらに好ましく
は華氏約60度(摂氏15.5度)から華氏約100度
(摂氏37.7度)であるのが望ましい。水道水もしく
は他のプロセス水は適切な急冷用媒体である。他の急冷
用媒体、例えばプロセス油を採用することもできる。急
冷時間は約30秒よりも多く必要とされず、約3秒から
10秒であるのが好ましい。乾燥作用を容易にするため
に、釘は急冷用媒体から取り出した後においてもまだ暖
かくてよい(華氏約800度(摂氏426.7度)ま
で)。
【0012】結果的に形成された、選択的に処理された
釘は、釘に沿った異なる軸線位置において異なる硬さを
有している。釘は胴部の下方の軸線部分15(先端部1
6を含む)を有しており、この軸線位置における下方の
軸線部分15は、他の軸線位置における胴部14の残り
の部分よりも硬い。選択的に焼入れされた軸線部分のロ
ックウェル硬さ(「Rc 」)の値は少なくとも約45、
好ましくは少なくとも約50、さらに好ましくは少なく
とも約55である。胴部14の残りの軸線部分のRc
値は、焼入れされた下方の軸線部分15のRc の値より
も少なくとも約10(10 unit)だけ小さい。胴
部14の未処理の軸線部分のRc の値は約35であるか
もしくはこれより小さいのが望ましい。
【0013】選択的に焼入れされた、釘の下方の軸線部
分15(先端部16を含む)の長さは約0.10インチ
(2.54mm)から1.0インチ(25.4mm)、
好ましくは約0.25インチ(6.35mm)から0.
80インチ(20.32mm)、さらに好ましくは約
0.50インチ(12.7mm)から0.70インチ
(17.78mm)である。釘10の胴部の全体の長さ
(先端部を含む)は少なくとも約1.25インチ(3
1.75mm)、好ましくは少なくとも約1.5インチ
(38.1mm)、さらに好ましくは約1.75インチ
(44.45mm)から3.5インチ(88.9mm)
である。釘全体を熱処理する通常の方法と比較してエネ
ルギ費用を少なくするために、選択的に焼入れされた下
方の軸線部分15(先端部16を含む)の長さは、胴部
14の全長さ(先端部16を含む)の50%を超えない
のが好ましい。
【0014】釘10を炭素鋼もしくは他の硬化性材料か
ら形成してもよい。炭素鋼の炭素の含有量は約0.08
重量%から0.50重量%である。炭素鋼の炭素の含有
量が約0.15重量%から0.45重量%であるのが望
ましくて、ポジティブプレイスメント釘を形成するため
には約0.20重量%から0.40重量%の範囲である
のが好ましい。
【0015】本発明の選択的に焼入れされたポジティブ
プレイスメント釘10は、鋼製支持用プレートの固体部
分に打ち損じたときには、制御された曲がり部分を有す
ることとなる。この制御された曲がり部分は図3(a)
と図3(b)とに示されている。選択的に焼入れされた
釘10は、打ち損じたときに飛び跳ねる従来技術の焼入
れされていない釘のように半円形状とはならない。その
代わりに、選択的に焼入れされた釘10が高速で固体の
鋼製プレートに突き当たる場合には、焼入れされた下方
の軸線部分15は鋼を貫通してほぼ直線状の状態を維持
するのに十分に硬くて曲がることがない。釘の胴部14
は、焼入れされた軸線部分15の上方にあるさらに柔軟
な部分にある少なくとも一つの場所、可能であれば二つ
の場所において鋭く曲がる。打ち損じた釘のエネルギと
運動量とが、釘の胴部のさらに柔軟な部分からなる鋭い
曲がり部分に吸収される。
【0016】対照的に、従来技術の完全に焼入れされた
釘の胴部は曲がることはない。完全に焼入れされた釘を
鋼製プレート内において打ち損じた場合には、釘は部分
的に貫通することができるのみであって、発生した付加
的な応力によって工具が跳ね返るかもしくは反動する。
本発明の部分的に焼入れされた釘はまた、焼入れされて
いない釘を打ち損じたときの跳ね返り作用を少なくする
かもしくは取り除いて、作業環境をさらに安全にする。
【0017】選択的に焼入れされた釘は、完全に熱処理
されて焼入れされた釘よりもせん断時にさらに良好な保
持力を示している。せん断力が加えられて前述した木製
基材の表面に沿って鋼製カバー用プレートを横断方向に
移動させるとき、もしくは鋼製カバー用プレートに沿っ
て木製基材を移動させるときに、選択的に熱処理された
釘は焼入れされていない領域において曲がりうる。釘を
保持する力は、釘の頂部が外乱を受けないために維持さ
れて、せん断の力に逆らって保持するように木製基材と
完全に接触したままとなる。対照的に、完全に焼入れさ
れた釘は容易に曲がることがない。さらに、釘の全長さ
部分は、せん断の力によって釘穴が大きくなるときに、
解放される。
【0018】図4は従来技術のパレット用釘20を示し
ており、このパレット用釘20はヘッド部22と細長い
胴部24と先端部26とを有している。これらパレット
用釘は典型的にはパレットおよび荷積み物を形成するの
に使用される堅木製ボードに打ち込まれる。木製ボード
のこれら形式は割れる性質を有している。パレット用釘
は典型的には長くて細くて、典型的には一つもしくはよ
り多数のネジ山領域28を有している。釘は木製ボード
を適切に貫通するのに十分な長さと軸方向の強さとを有
する必要があるが、釘の直径を、釘を打ち込むときにパ
レットボードが割れないように十分に小さくする必要が
ある。パレット用釘に共通の問題は、これらパレット用
釘が、図4に示すように、パレット用釘を乱暴に扱うと
きにヘッド部の下方約0.5インチ(12.7mm)の
ところでしばしば曲がるということである。このように
パレット用釘が曲がるのは、パレットボードと隣接する
スキッドとの間の接合点における応力が原因である。
【0019】パレット用釘における典型的に曲がる領域
を補強するために、前述した選択的に焼入れを行う技術
をパレット用釘の上方の軸線部分に適用することができ
る。図5(a)はパレット用釘の一つの実施態様を示し
ていて、ヘッド部22から下方に延びている胴部24の
上方の軸線領域25が選択的に熱処理されて焼入れされ
ている。図5(b)は他の実施態様を示していて、選択
的に熱処理されて焼入れされた軸線領域25がヘッド部
22の下方約0.5インチ(12.7mm)の距離にお
いて集中的に位置しているが、この軸線領域25はそれ
でもなお胴部24の上方の部分に位置している。図5
(b)では、胴部24上において焼入れされた中間の軸
線領域25は、この軸線領域25の上方および下方に処
理されていないさらに柔軟な領域を有している。図5
(b)に示すように、焼入れされた軸線領域25は、典
型的なパレットボード27と隣接する縦桁用ボード29
との間の接合点に対応している。
【0020】選択的に熱処理されたパレット用釘を製造
するためのプロセスは、本質的には前述した選択的に熱
処理されたポジティブプレイスメント釘の場合と同様で
あって、主な相違点は、熱処理作用が釘の異なる領域に
おいて行われるということである。加熱温度および急冷
技術はほぼ同様であるが、これらは種々のパラメータ、
例えば形成される釘の一部に要求される硬さもしくは鋼
の炭素含有量に応じて定まる場合がある。パレット用釘
20は炭素鋼もしくは他の適切な材料から形成すること
もできる。炭素含有量が約0.08重量%から0.50
重量%である炭素鋼を利用することができて、パレット
用釘に対しては炭素含有量は約0.15重量%から約
0.45重量%の範囲であるのが望ましく、約0.18
重量%から約0.35重量%であるのが好ましい。
【0021】さらに、処理された軸線領域25のロック
ウェル硬さRc は、胴部24上の処理されていない一つ
の軸線領域もしく複数の軸線領域のRc の値よりも少な
くとも約10だけ大きい。例えば、処理された軸線領域
25のRc の値は少なくとも約40、好ましくは少なく
とも約45、さらに好ましくは少なくとも約50であ
る。未処理の一つの軸線領域もしくは複数の軸線領域の
c の値は約35であるか、もしくはこれより小さい。
【0022】パレット用釘の長さは典型的には約1.2
5インチ(31.75mm)から3.50インチ(8
8.9mm)の範囲である。パレット用釘の直径は典型
的には小さくて0.075インチ(1.905mm)か
ら0.150インチ(3.81mm)の間の範囲であ
る。パレットを使用するときに、頂部近辺で曲がること
のない選択的に焼入れされたパレット用釘を使用するこ
とによって、他の望ましい特性、例えば曲げ抵抗を犠牲
にすることなく、パレット用釘の胴部の直径をさらに小
さくすることができる。これにより、費用を削減できる
だけでなく、直径がさらに小さいパレット用釘が木製基
材を割らないように釘の特性を改良することができて、
釘を基材に完全に打ち込むのがさらに容易となる。
【0023】図5(a)および図5(b)を参照する
と、選択的に焼入れされた軸線領域25の長さは、約
0.20インチ(5.08mm)から1.0インチ(2
5.4mm)、好ましくは約0.30インチ(7.62
mm)から約0.75インチ(19.05mm)、さら
に好ましくは約0.40インチ(10.16mm)から
0.60インチ(15.24mm)であってもよい。選
択的に焼入れされた軸線領域25はヘッド部22の真下
から延びているか(図5(a))、もしくはヘッド部2
2から下方に向かって約0.40インチ(10.16m
m)の範囲内に位置している(図5(b))。選択的に
焼入れされた軸線領域25は、ヘッド部22の下方に向
かって約0.20インチ(5.08mm)から0.30
インチ(7.62mm)のところから始まるのが好まし
い。
【0024】図6は、多数の釘の選択された軸線部分を
連続的に熱処理するのに有用な加熱装置100を示して
いる。源(図示しない)からの可燃性ガスが加熱装置内
に進入して、底部102上に位置する半円形マニホルド
108に供給される。加熱用バーナ110がマニホルド
108からの可燃性ガスを受け入れる。各加熱用バーナ
110は、半円形の排出室116に向かって外側に燃焼
ガスを発射するノズルを有している。
【0025】歯付きの外周部を有している中心ディスク
118を加熱用バーナ110の真上で回転させる。中心
ディスクが約270度回転するときに、チェーン124
が中心ディスクの外側に半径方向に位置している。チェ
ーン124と中心ディスク118の外周部とは同一の速
度で回転運動して、加熱用バーナ110の前方において
釘30をほぼ鉛直方向に保持する。中心ディスク118
と接触しない場合には、チェーン124は、中心ディス
クから離れて位置している一連のスプロケットの周りを
通過する。
【0026】釘30が入口コンベヤ122を通って燃焼
室に進入すると、釘30は中心ディスク118とチェー
ン124との間の開口に挿入されて中心ディスクとチェ
ーンとの間で捕獲される。中心ディスク118が環状の
経路上を回転運動するときは、各釘30の選択された部
分がバーナ110にさらされてバーナ110によって加
熱される。最後の加熱用バーナ110を通過した後に、
釘30が出口室126に進入すると、釘30は押し出さ
れて急冷される。好ましい実施態様においては、釘30
は乱流の水のバス内に落とされて短時間で急冷され、次
いでさらなるプロセスのために取り除かれる。
【0027】中心ディスク118とチェーン124と
は、可能であるならば数百の結合用開口部を加熱装置1
00の上方に形成することもできる。従って、加熱装置
100は極めて多数の釘を連続して極めて高い温度まで
選択的に加熱することができる。加熱用バーナ110の
寸法と位置とを変更することによって、加熱装置100
を、釘の狭い領域もしくは広範な領域を選択的に加熱す
るのに使用することができて、釘の上方部分、下方部
分、または中間部分を加熱するのに使用することができ
る。
【0028】ここに開示された本発明の実施態様は好ま
しいと考えられているが、本発明の精神と範囲とから逸
脱することなく種々の変更と改良とを行うことができ
る。例えば、選択的な焼入れ作用を他の形式の留め具、
例えば波形釘、骨組み用釘、鋼製埋込用釘、およびステ
ープルに使用することもできる。本発明の範囲は添付さ
れる特許請求の範囲に示されていて、本発明の等価物の
意味および範囲内にある全ての変更例が本発明に含まれ
ていることを意味している。
【図面の簡単な説明】
【図1】穴のない鋼製プレートの一部に打ち付けたこと
によって曲がった、従来技術のポジティブプレイスメン
ト釘を示す図である。
【図2】下端が選択的に焼入れされている、本発明のポ
ジティブプレイスメント釘を示す図である。
【図3】(a)穴のない鋼製プレートの一部に打ち付け
たときに、図2のポジティブプレイスメント釘がどのよ
うに曲がりうるかを示す図である。 (b)穴のない鋼製プレートの一部に打ち付けたとき
に、図2のポジティブプレイスメント釘がどのように曲
がりうるかを示す図である。
【図4】パレットを運搬するときに、頂部のパレットボ
ードとスキッドとの間の上端において曲がった、従来技
術のパレット用釘を示す図である。
【図5】(a)選択的に焼入れされた上方部分を有す
る、本発明のパレット用釘を示す図である。 (b)応力がパレットボードと隣接するスキッドとの間
に加えられたときに曲がるのを妨げるために、上端の下
方において選択的に焼入れされた部分を有する、本発明
のパレット用釘の他の実施態様を示す図である。
【図6】選択的に焼入れされた釘を製造するための加熱
装置の頂面図である。
【符号の説明】
10…釘 12…ヘッド部 14…胴部 15…下方の軸線部分 16…先端部 100…加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイス エム.スポト アメリカ合衆国,イリノイ 60142,ハン トリー,ヘンセル ロード 12108 (72)発明者 ケント ビー.ゴッドステッド アメリカ合衆国,イリノイ 60030,グレ イスレイク,クレアウッド サークル 311

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘のヘッド部と細長い胴部と先端部とを
    具備する選択的に焼入れされた釘において、 選択的に焼入れされた選択焼入部分を有し、該選択焼入
    部分は前記胴部の軸線部分を含んでいて該選択焼入部分
    のロックウェル硬さが少なくとも約40であり、 さらに、 さらに柔軟な柔軟部分を有し、該柔軟部分は前記胴部の
    他の軸線部分を含んでおり、該柔軟部分のロックウェル
    硬さが約35よりも大きくないようにした選択的に焼入
    れされた釘。
  2. 【請求項2】 前記選択焼入部分が、釘の胴部の下方の
    軸線部分と先端部とを含む請求項1に記載の選択的に焼
    入れされた釘。
  3. 【請求項3】 前記選択焼入部分が、前記ヘッド部の下
    方に位置する釘の胴部の上方の軸線部分を含む請求項1
    に記載の選択的に焼入れされた釘。
  4. 【請求項4】 前記選択焼入部分が、釘の胴部の中間の
    軸線部分を含む請求項1に記載の選択的に焼入れされた
    釘。
  5. 【請求項5】 前記選択焼入部分のロックウェル硬さが
    少なくとも約45である請求項1に記載の選択的に焼入
    れされた釘。
  6. 【請求項6】 前記選択焼入部分のロックウェル硬さが
    少なくとも約50である請求項1に記載の選択的に焼入
    れされた釘。
  7. 【請求項7】 釘のヘッド部と細長い胴部と先端部とを
    具備する選択的に焼入れされた釘において、 選択的に焼入れされた選択焼入部分を有し、該選択焼入
    部分は前記胴部の軸線部分を含んでいて該選択焼入部分
    がマルテンサイト金属組織を有しており、 さらに、 さらに柔軟な柔軟部分を有し、該柔軟部分は前記胴部の
    他の軸線部分を含んでおり、この柔軟部分がフェライト
    パーライト金属組織を有する選択的に焼入れされた釘。
  8. 【請求項8】 前記選択焼入部分が、釘の胴部の下方の
    軸線部分と先端部とを含む請求項7に記載の選択的に焼
    入れされた釘。
  9. 【請求項9】 前記選択焼入部分が、ヘッド部の下方に
    位置する釘の胴部の上方の軸線部分を含む請求項7に記
    載の選択的に焼入れされた釘。
  10. 【請求項10】 前記選択焼入部分が、釘の胴部の中間
    の軸線部分を含む請求項7に記載の選択的に焼入れされ
    た釘。
  11. 【請求項11】 前記マルテンサイト金属組織が焼き戻
    しされていない請求項7に記載の選択的に焼入れされた
    釘。
  12. 【請求項12】 前記釘の前記選択焼入部分のロックウ
    ェル硬さが、前記柔軟部分よりも少なくとも約10だけ
    大きいようにした請求項7に記載の選択的に焼入れされ
    た釘。
  13. 【請求項13】 ポジティブプレイスメント釘を具備す
    る請求項7に記載の選択的に焼入れされた釘。
  14. 【請求項14】 パレット用釘を具備する請求項7に記
    載の選択的に焼入れされた釘。
  15. 【請求項15】 釘のヘッド部と細長い胴部と先端部と
    を具備する選択的に焼入れされた釘において、 選択的に焼入れされた選択焼入部分を有し、該選択焼入
    部分は前記胴部の軸線部分を含んでいて、該選択焼入部
    分が少なくとも華氏約1400度(摂氏760度)まで
    加熱されて急冷されており、 さらに、 さらに柔軟な柔軟部分を有し、該柔軟部分は前記胴部の
    他の軸線部分を含んでいる選択的に焼入れされた釘。
  16. 【請求項16】 前記選択焼入部分が、華氏約1500
    度(摂氏815.6度)から華氏約2000度(摂氏1
    093.3度)まで加熱される請求項15に記載の選択
    的に焼入れされた釘。
  17. 【請求項17】 前記選択焼入部分が、華氏約1600
    度(摂氏871.1度)から華氏約1800度(摂氏9
    82.2度)まで加熱される請求項15に記載の選択的
    に焼入れされた釘。
  18. 【請求項18】 前記選択焼入部分が、釘の胴部の下方
    の軸線部分と先端部とを含む請求項15に記載の選択的
    に焼入れされた釘。
  19. 【請求項19】 前記選択焼入部分部分が、ヘッド部の
    下方に位置する釘の胴部の上方の軸線部分を含む請求項
    15に記載の選択的に焼入れされた釘。
  20. 【請求項20】 前記選択焼入部分が、釘の胴部の中間
    の軸線部分を含む請求項15に記載の選択的に焼入れさ
    れた釘。
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