JP2000234026A - ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造法 - Google Patents

ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐ブロッキング性の良好なテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体を得ること。 【解決手段】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
ロエチレン粒子(A)と有機系重合体粒子(B)とから
なるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造法
において、粒子径0.05〜1.0μmのポリテトラフ
ルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性
分散液とを混合した後、(さらにはエチレン性不飽和結
合を有する単量体を乳化重合した後)、第1段目の凝析
として水性分散液中の40〜80重量%の重合体を凝析
させ、さらに第2段目の凝析において完全に凝析を完了
させることを特徴とする製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子径10μm以
下のポリテトラフルオロエチレン粒子(A)と有機系重
合体粒子(B)とからなるポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)は耐熱性、耐薬品性、電気的絶縁性に優れ、撥水撥
油性、非粘着性、自己潤滑性等の特異な表面特性を有す
るためコーティング剤に広く用いられている。また、高
結晶性で分子間力が低いためわずかな応力で繊維化する
性質を有しており、熱可塑性樹脂に配合した場合成形加
工性、機械的性質などが改良され、熱可塑性樹脂用添加
剤としても使用されている。
【0003】例えば、特開平11−29679号公報に
はポリテトラフルオロエチレンの熱可塑性樹脂中での分
散性に優れる粒子径10μm以下のポリテトラフルオロ
エチレン粒子(A)と有機系重合体粒子(B)とからな
るポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−29679号公報に記載のテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体を水性分散液から凝固して回収する際
に、通常の酸凝固あるいは塩凝固により全ての重合体を
一度に凝析せしめると、得られる粉体の粒子径の均整度
が不良になるため粉体製品の取り扱い上の重要な指標で
ある耐ブロッキング性が低下するという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、耐ブロッキング性の良好
なテトラフルオロエチレン含有混合粉体を得ることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、粒子径
10μm以下のポリテトラフルオロエチレン粒子(A)
と有機系重合体粒子(B)とからなるポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体の製造法において、粒子径0.
05〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒子水
性分散液と有機系重合体粒子水性分散液とを混合した
後、第1段目の凝析として水性分散液中の40〜80重
量%の重合体を凝析させ、さらに第2段目の凝析におい
て完全に凝析を完了させることを特徴とする第一の製造
法および粒子径0.05〜1.0μmのポリテトラフル
オロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性分
散液とを混合した分散液中で、エチレン性不飽和結合を
有する単量体を乳化重合した後、第1段目の凝析として
水性分散液中の40〜80重量%の重合体を凝析させ、
さらに第2段目の凝析において完全に凝析を完了させる
ことを特徴とする第二の製造法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いる粒子径0.05〜
1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散
液は、含フッ素界面活性剤を用いる乳化重合でテトラフ
ルオロエチレンモノマーを重合させることにより得られ
る。
【0008】ポリテトラフルオロエチレン粒子の乳化重
合の際、ポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわな
い範囲で、共重合成分としてヘキサフルオロプロピレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フルオロアルキルエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フ
ッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アク
リレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを
用いることができる。共重合成分の含量は、テトラフル
オロエチレンに対して10重量%以下であることが好ま
しい。
【0009】ポリテトラフルオロエチレン粒子分散液の
市販原料としては、旭ICIフロロポリマー社製のフル
オンAD−1,AD−936、ダイキン工業社製のポリ
フロンD−1,D−2、三井デュポンフロロケミカル社
製のテフロン30J等を代表例として挙げることができ
る。
【0010】本発明で用いる有機系重合体粒子(B)と
しては特に制限されるものではないが、熱可塑性樹脂に
配合する際のポリテトラフルオロエチレンの分散性の観
点から熱可塑性樹脂に親和性を有するものであることが
好ましい。
【0011】有機系重合体粒子を生成するための単量体
の具体例としては、スチレン、p−メチルスチレン、o
−メチルスチレン、p−クロルスチレン、o−クロルス
チレン、p−メトキシスチレン,o−メトキシスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン等
のスチレン系単量体;アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、
アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル
酸トリデシル、メタクリル酸トリデシル、アクリル酸オ
クタデシル、メタクリル酸オクタデシル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル等の(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体;アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単量体;ビニ
ルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエ
ーテル系単量体;酢酸ビニル、酪酸ビニル等のカルボン
酸ビニル系単量体;エチレン、プロピレン、イソブチレ
ン等のオレフィン系単量体;ブタジエン、イソプレン、
ジメチルブタジエン等のジエン系単量体等を挙げること
ができる。これらの単量体は、単独であるいは2種以上
混合して用いることができる。
【0012】本発明の方法で得られるポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を配合する熱可塑性樹脂がポリ
オレフィンの場合、これらの単量体の中で相溶性の観点
から好ましいものとして、スチレン系単量体、(メタ)
アクリル酸エステル系単量体、オレフィン系単量体を挙
げることができる。特に好ましいものとして炭素数5以
上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリル酸エ
ステル系単量体、スチレン、オレフィン系単量体からな
る群より選ばれる1種以上の単量体を20重量%以上含
有する単量体を挙げることができる。
【0013】本発明の方法で得られるポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を配合する熱可塑性樹脂がポリ
メチルメタクリレートの場合、これらの単量体の中で相
溶性の観点から好ましいものとして、(メタ)アクリル
酸エステル系単量体を20重量%以上含有する挙げるこ
とができる。
【0014】本発明の方法で得られるポリテトラフルオ
ロエチレン含有混合粉体を配合する熱可塑性樹脂がポリ
エステルの場合、これらの単量体の中で相溶性の観点か
ら好ましいものとして、スチレン系単量体、(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体を挙げることができる。特に
好ましいものとしてエポキシ基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体を1重量%以上含有する単量体を
挙げることができる。本発明に用いる有機系重合体粒子
の水性分散液の製造法は、特に制限されるものではない
が、例えば、イオン性乳化剤を用いる乳化重合法、イオ
ン性重合開始剤を用いるソープフリー乳化重合法等を挙
げることができる。
【0015】イオン性乳化剤としては、アニオン性乳化
剤、カチオン性乳化剤、両性イオン乳化剤のいずれを用
いてもよい。また所望によりこれらのイオン性乳化剤と
共にノニオン性乳化剤を併用してもよい。
【0016】アニオン性乳化剤の具体例としては、脂肪
酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油
硫酸エステル塩類、脂肪族アミンおよび脂肪族アマイド
の硫酸塩類、脂肪族アルコールリン酸エステル塩類、二
塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸塩類、脂肪酸アミド
スルホン酸塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類、ホル
マリン縮合物のナフタリンスルホン酸塩類等を挙げるこ
とができる。
【0017】カチオン性乳化剤の具体例としては、脂肪
族アミン塩類、第四アンモニウム塩類、アルキルピリジ
ニウム塩等を挙げることができる。
【0018】両性乳化剤の具体例としては、アルキルベ
タイン等を挙げることができる。
【0019】イオン性重合開始剤としては、過硫酸塩
(例えば過硫酸カリウムや過硫酸アンモニウム)、アゾ
ビス(イソブチロニトリルスルホン酸塩)、4,4’−
アゾビス(4−シアノ吉草酸)等のアニオン性重合開始
剤、2,2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩酸
塩、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミ
ダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−
アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパ
ン]二塩酸塩、2,2’−アゾビスイソブチルアミド二
水和物等のカチオン性重合開始剤を例示することができ
る。
【0020】本発明で用いる有機系重合体粒子(B)の
粒子径dとしては特に制限されるものではないが、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子との凝集状態の安定性の観
点から、ポリテトラフルオロエチレン粒子の粒子径Dに
対して次式の範囲が好ましい。
【0021】0.1D<d<10D本発明における第1
段目の凝析ならびに第2段目の凝析に用いる凝析剤とし
ては、例えば塩酸、硫酸、りん酸等の無機酸類、ギ酸、
酢酸等の有機酸類、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウ
ム、塩化マグネシウム等の無機塩類、酢酸ナトリウム、
酢酸カルシウム等の有機塩類を挙げることができ、これ
らを単独または混合して用いることができる。本発明で
は第1段目の凝析として、水性分散液中の40〜80重
量%の重合体を凝析させる必要がある。ここで凝析した
重合体量は、凝析スラリーを東洋濾紙No.131(J
IS P3801の第3種)で濾過し、濾液中の重合体
濃度を測定して得られた未凝析重合体量より換算して得
るものである。第1段目の凝析による重合体の凝析量が
40重量%未満になると第2段目の凝析により多くの重
合体粒子が急速に凝析するために粒子径の均整度が不良
になる。また、80重量%以上では第1段目の凝析が急
速に進行するために粒子径の均整度が不良になる。
【0022】第1段目の凝析で重合体の40〜80重量
%を凝析させるための凝析剤の濃度は、対象とする水性
分散液中に含まれる乳化剤の種類、量等により適宜選択
する必要がある。
【0023】本発明の方法で得られる凝析粒子は微細粒
子が凝集した構造よりなり、90〜120℃の温度範囲
で30分以上熱処理することが望ましい。このような強
い熱処理条件では微細粒子同士の融着が促進されて粒子
密度が向上し、粒子保形力も強くなる。熱処理、固化さ
れた粒子は水洗、脱水、乾燥工程を経て粉粒状重合体と
して回収される。
【0024】本発明の実施に使用される代表的な装置を
図1を参照しながら説明する。重合体粒子水性分散液は
定量ポンプ(1)から、凝析剤は定量ポンプ(2)から
第1槽(5)に送られる。重合体の回収率を高めるため
に追加する凝析剤は定量ポンプ(3)から第2槽(6)
に送られる。凝析剤が酸の場合にはpH調節剤としての
アルカリが第3槽(7)に定量ポンプ(4)から送られ
る。スラリーを第4槽(8)で熱処理した後、図示して
ないがさらに水洗、脱水、乾燥し、粉粒状重合体を得
る。
【0025】以下、実施例により本発明を説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0026】
【実施例】各記載中、「部」は重量部を、また「%」は
重量%を示す。
【0027】参考例1<ポリテトラフルオロエチレン粒
子含有水性分散液(L−1)の製造> ドデシルメタクリレート100部に2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.1部を溶解さ
せた。これにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
2.0部と蒸留水300部の混合液を添加し、ホモミキ
サーにて10000rpmで2分間攪拌した後、ホモジ
ナイザーに30MPaの圧力で2回通し、安定なドデシ
ルメタクリレート予備分散液を得た。これを、攪拌翼、
コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラブル
フラスコに仕込み、窒素気流下で内温を80℃に昇温し
て3時間攪拌してラジカル重合させ、ドデシルメタクリ
レート重合体粒子分散液(以下P−1と称する)を得
た。
【0028】P−1の固形分濃度は25.2%で、粒子
径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は195
nm、表面電位は−38mVであった。
【0029】ポリテトラフルオロエチレン粒子分散液と
して旭ICIフロロポリマーズ社製フルオンAD936
を用いた。AD936の固形分濃度は63.0%であ
り、ポリテトラフルオロエチレンに対して5%のポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテルを含むものであ
る。AD936の粒子径分布は単一のピークを示し、重
量平均粒子径は290nm、表面電位は−20mVであ
った。
【0030】83.3部のAD936に蒸留水116.
7部を添加し、固形分濃度26.2%のポリテトラフル
オロエチレン粒子分散液F−1を得た。F−1は25%
のポリテトラフルオロエチレン粒子と1.2%のポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルを含むものであ
る。
【0031】160. 0部のF−1(ポリテトラフル
オロエチレン40部)と119.0部のP−2(ポリド
デシルメタクリレート30部)とを攪拌翼、コンデンサ
ー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラブルフラスコに
仕込み、蒸留水82.9部を加えて窒素気流下に室温で
1時間攪拌した。その後系内を80℃に昇温し、硫酸鉄
(II)0.001部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウム0.003部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水
10部の混合液を加えた後、メチルメタクリレート30
部とターシャリーブチルパーオキサイド0.6部の混合
液を1時間かけて滴下し、滴下終了後内温を80℃で1
時間保持してラジカル重合を完了させた。一連の操作を
通じて固形物の分離は見られず、均一なポリテトラフル
オロエチレン粒子含有水性分散液(L−1)を得た。L
−1の固形分濃度は24.9%で、粒子径分布は比較的
ブロードで重量平均粒子径は242nmであった。
【0032】実施例1〜2、比較例1〜2 参考例1で得られたL−1を図1の装置で凝析させた。
第1段目の凝析剤としては硫酸アルミニウム0.3%水
溶液を、第2段目の凝析剤としては硫酸アルミニウム
3.0%水溶液を用い、供給量は第1段目の凝析量が表
1に示すような量となるように調節した。第4槽から排
出されたスラリーを水洗、脱水、乾燥しポリテトラフル
オロエチレン含有粉体を得た。
【0033】得られた粉体の諸性質を以下に示す方法に
より測定した。結果を表1に示す。
【0034】(1) 粒子の均整度:粉体の粒径分布を
篩分法により求め、次式により粒子の均整度(N)を求
めた。
【0035】N=D75/D25 (式中D75は積算重量分布曲線の75%にある粒子径
(μm)、D25は積算重量分布曲線の25%にある粒
子径(μm)を表わす。) (2) 嵩比重:JIS K−6721の方法で求め
た。
【0036】(3) 耐ブロッキング性:粉体付着力測
定装置(島津製作所ED−2000CH型)に試料を充
填し、一定荷重(0.02MPa)をかけた後、破断試
験を行い、破断時の最大荷重を測定し、単位面積あたり
の引っ張り強度を求めた。単位[g/cm2
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ポリテトラフル
オロエチレン含有混合粉体の製造に当たり第1段目の凝
析時の析出量を制御することにより粒径分布のシャープ
な粉体が得られ、耐ブロッキング性に優れる製品粉体を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するため代表的な装置の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1〜4・・定量ポンプ、5・・第1槽、6・・第2槽、
7・・第3槽、8・・第4槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA24 AA32 CA03 CA20 CB12 4J011 KA02 KA03 KA04 KB02 KB08 KB29 PA66 PC06 PC12 4J100 AA02P AA03P AA06P AB02P AB03P AB07P AB08P AE03P AE04P AG02P AG04P AL03P AL04P AL05P AL08P AM02P AS01P AS02P AS03P BA05P BC04P CA01 EA06 FA20 GC16 JA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
    ロエチレン粒子(A)と有機系重合体粒子(B)とから
    なるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造法
    において、粒子径0.05〜1.0μmのポリテトラフ
    ルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性
    分散液とを混合した後、第1段目の凝析として水性分散
    液中の40〜80重量%の重合体を凝析させ、さらに第
    2段目の凝析において完全に凝析を完了させることを特
    徴とする製造法。
  2. 【請求項2】 粒子径10μm以下のポリテトラフルオ
    ロエチレン粒子(A)と有機系重合体粒子(B)とから
    なるポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造法
    において、粒子径0.05〜1.0μmのポリテトラフ
    ルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性
    分散液とを混合した分散液中で、エチレン性不飽和結合
    を有する単量体を乳化重合した後、第1段目の凝析とし
    て水性分散液中の40〜80重量%の重合体を凝析さ
    せ、さらに第2段目の凝析において完全に凝析を完了さ
    せることを特徴とする製造法。
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