JP2000233929A - V(1−x)O2Mx組成の超微粒子粉末とその製造方法及び赤外線遮蔽材料 - Google Patents

V(1−x)O2Mx組成の超微粒子粉末とその製造方法及び赤外線遮蔽材料

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JP2000233929A
JP2000233929A JP11337490A JP33749099A JP2000233929A JP 2000233929 A JP2000233929 A JP 2000233929A JP 11337490 A JP11337490 A JP 11337490A JP 33749099 A JP33749099 A JP 33749099A JP 2000233929 A JP2000233929 A JP 2000233929A
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Yoshiaki Inoue
好明 井上
Akira Terajima
章 寺島
Seiji Yokota
誠二 横田
Kazuhiro Kawasaki
一博 川嵜
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Neturen Co Ltd
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Neturen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線透過の相転移温度が低い粒径10〜5
00nmの超微粒子粉末と赤外線遮蔽板およびその製造
方法。 【解決手段】 金属MがWまたはMo、あるいはWとM
oであるV(1-x) 2 x 組成の材料をビーズミルによ
り粉砕して粒径10〜500nmの超微粒子粉末に微粒
化する。その超微粒子粉末は25〜50℃の相転移温度
の赤外線遮蔽効果を有し、それを混合したフィルムやコ
ーティングしたガラス板は赤外線遮蔽板として使用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の窓
ガラスや住宅の窓ガラスなどに使用して、赤外線を遮蔽
することにより、省エネルギを達成し、快適な運転、居
住などを図る赤外線遮蔽板などに関するものである。ま
た、温度により半導体から金属に相転移して熱あるいは
電気伝導度が変化することを利用したサーモスイッチな
どに使用する材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二酸化バナジュウムVO2 が、ある温度
以上になると半導体から金属に相転移し、赤外線透過率
を大きく減少させるサーモクロミック特性を有すること
は広く知られている。図10にこのサーモクロミック素
子の仕組みを示す。図に示すようにガラス上にVO2
膜を成膜した遮蔽板に太陽光を当てると相転移温度以下
では左図のように可視光線も熱線(赤外線)も透過する
が、相転移温度以上になると右図のように可視光線のみ
透過して熱線を遮蔽するようになる。この相転移温度は
68℃付近とされる。このサーモクロミック特性を利用
すると、一定温度以上になると可視光線を透過して、熱
線を遮蔽する赤外線遮蔽材とすることができる。例え
ば、この赤外線遮蔽材を自動車や住居の窓材などにコー
ティングして熱線を遮蔽することができれば、省エネル
ギが達成され、快適な運転、居住環境が得られることが
注目されている。しかし、窓ガラスなどに実用するに
は、上記VO2 の68℃付近の相転移温度は高温すぎて
実用性に欠けるために、VO2 にWやMoを添加するこ
とにより相転移温度を下げる研究が行われている。
【0003】一方、上記の赤外線遮蔽材を窓ガラスなど
に実用化するためには薄膜を作る技術の確立が必要であ
る。この薄膜を作る技術としてスパッタリングによる方
法が開示されている(金一平他、1993年12月9
日、日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー学会
合同研究発表会講演論文集)。
【0004】また、金属バナジュウム粉末を過酸化水素
溶液などに溶かしたヒドロゾルを基板上にコーティング
した後、熱処理してVO2 の多結晶被膜を作成するゾル
ゲル法による成膜技術が開示されている(Jap.J.
Appl.Phys.Vol.35(1996).Pa
ge438〜440)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のスパッタリング法では、スパッタリングにおけるV
2 単相の形成条件が極めて限られているために、スパ
ッタリングにおける温度や酸素流量を精密に制御する必
要があるなどの実用上の困難性があり、大型ガラスなど
には不適で、かつコストが高いという問題点がある。ま
た、後者のゾルゲル法では、コーティングにより薄膜を
作成した後、還元・酸化の熱処理をしなければならない
という問題点があり、ポリマにコーティングするには適
せず、かつ工程が複雑でスパッタリング法と同様に大型
ガラスなどには不適であるという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は、簡易な方法でV(1-x)
2 x 組成でMがW,Moなどである相転移温度の低
い粒径10〜500nmの超微粒子粉末を製造する方法
を提供し、この超微粒子粉末を基板に塗布するなどによ
り安価に大型の赤外線遮蔽板を容易に製造できる技術を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のV(1-x) 2 x 組成の超微粒子粉末およ
びその製造方法は、金属MがWまたはMo、あるいはW
とMoであるV(1-x)2 x 組成の材料をビーズミル
により粉砕して微細化し粒径10〜500nmの超微粒
子粉末を製造することを特徴とするものである。
【0008】即ち、本発明者らは実験の結果、V(1-x)
2 x 組成の材料がビーズミルにより粒径10〜50
0nmの超微粒子粉末に粉砕できることを見出だした。
従来は、このような微粒子粉末は機械的粉砕によっては
困難とされ、上記のようにゾルゲル法などにより成膜さ
れたものである。本発明は、これをビーズミルにより微
粉砕してV(1-x) 2 x 組成の粒径10〜500nm
の超微粒子粉末を得たものであり、これにより後述する
ように、簡易に赤外線遮蔽材などに使用することができ
た。
【0009】前記の金属MをWまたはMo、あるいはW
とMoとしたV(1-x) 2 x ,V (1-x) 2 Mox
あるいはV(1-x) 2 (W,Mo)x 組成の材料は、V
2単体よりも半導体から金属への相転移の温度が低
く、相転移温度を10〜68℃まで下げることができる
ので、本発明の粒径10〜500nmの超微粒子粉末が
得られることにより、実用性のある赤外線遮蔽超微粒子
粉末の製造が可能になった。
【0010】ここで、ビーズミル粉砕に用いるビーズ材
は、ZrO2 ,Al2 3 やガラスなどが使用できる
が、赤外線遮蔽材として窓ガラス、ポリマとの適応性か
らSiO2 が望ましい。
【0011】また本発明のV(1-x) 2 x 組成の超微
粒子粉末及びその製造方法は、VO 2 +WO3 =100
としてwt%でVO2 :98〜93、WO3 :2〜7の
比率になるようにしたV酸化物とW酸化物の混合粉末を
高周波熱プラズマにより熱合成し、該熱合成したV
(1-x) 2 x 組成の材料をビーズミルにより粉砕して
微細化し、粒径10〜500nmでかつ相転移温度が2
5〜50℃である超微粒子粉末を製造することを特徴と
するものである。
【0012】本発明者らはWの有効性について実験の結
果、WO3 粉末を2〜7wt%混合したVO2 粉末を熱
合成すると、25〜50℃の低温の相転移温度のV
(1-x) 2 x 組成の材料が得られることを見出だし
た。その熱合成の方法として、VO 2 のほかにV2 5
やV2 3 などのV酸化物と、WO3 のほかにW粉末な
どの金属あるいはW酸化物をVO2 +WO3 =100と
してwt%でVO2 :98〜93、WO3 :2〜7の比
率になるように混合して、これを溶融すると上記組成の
(1-x) 2 x 組成の材料が得られることも見出だし
た。この熱合成の溶融には、他の加熱方法も可能である
が、高周波熱プラズマによれば、不純物の混入が少なく
純度が高いV(1-x) 2 x 組成の材料が容易に得られ
る。これにより、赤外線遮蔽材として極めて有効な材料
が得られた。
【0013】前記V(1-x) 2 x 組成のxは0.7〜
2.7の範囲であることが望ましい。
【0014】また本発明のV(1-x) 2 x 組成の赤外
線遮蔽超微粒子粉末は、基板に塗布することにより赤外
線遮蔽板が得られる、この基板としては、ガラス、ポリ
マあるいはセラミックスが適し、塗布方法は超微粒子粉
末をスラリーとして噴霧する方法が望ましい。これによ
り、従来のスパッタリング法やゾルゲル法によるより、
簡易・安価に大型の赤外線遮蔽板が製造できる。
【0015】また、本発明の赤外線遮蔽板は、前記のV
(1-x) 2 x 組成の赤外線遮蔽超微粒子粉末をアクリ
ル、ビニール、ポリエステルなどの基剤に混練した混練
物を成形した成形材としても得られる。この成形材はブ
ロック状でも或いはフィルム状にもできる。また、この
赤外線遮蔽超微粒子粉末をコート材としてフィルム上に
コートすることによって赤外線遮蔽フィルムが得られ
る。さらに、この赤外線遮蔽超微粒子粉末を2枚以上の
ガラスの間に介在させることにより赤外線遮蔽合せガラ
スとすることができる。
【0016】なお、本発明のV(1-x) 2 x 組成の超
微粒子粉末は、相転移温度で半導体から金属に相変化し
て電気伝導度が変わるので、この電気伝導度の変化を利
用した温度センサとして使用することによりサーモスイ
ッチとすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態
について具体的に説明する。まずビーズミル粉砕の予備
実験として、市販のVO2 を用いてビーズミル粉砕し、
サーモクロミック効果について試験した。その後、V
(1-x) 2 x を合成して相転移温度を下げた熱遮蔽材
の実用化実験を行った。
【0018】
【実施例1】VO2 による予備実験 ビーズミルにより市販のVO2 を粉砕して予備実験を行
った。まず、市販のVO2 をメノウの乳鉢で10μm以
下に粉砕した後、表1に示す条件でビーズミル粉砕を行
った。
【0019】
【表1】
【0020】粉砕後の媒体は懸濁しており、一昼夜の静
置後も分散していた。この分散部分のTEM像を図2に
示す。図に見られるように、VO2 は本発明のビーズミ
ルによる粉砕方法によって10〜500nm以下の超微
粒子粉末に粉砕できることが判った。
【0021】次に上記のVO2 超微粒子粉末についてサ
ーモクロミック特性の確認を行った。サーモクロミック
特性、即ち相転移現象の確認は赤外線の透過率の変化を
調べることによりできる。対象となるガラスを透過する
赤外線の波長は、0.8〜2.8μmである。この波長
域はフーリエ変換赤外線分光光度計(FITR)の測定
範囲(2.2〜25μm)の下限であるが、相転移現象
の確認は測定波長全域の透過率の変化から判定できるの
で、FITRを用いて測定した。
【0022】透過率の測定は透明なKBrの板上にビー
ズミルで粉砕したVO2 の超微粒子粉末のスラリを滴下
後乾燥して試料を作成し、温度を変えて赤外線透過率を
測定した。室温(24℃)と50℃および70℃の測定
結果を図3に示す。図から本材料は24℃と50℃では
赤外線透過率に差異がないが、70℃に上昇すると赤外
線の透過率が低下することが分かる。即ち70℃以下で
は赤外線遮蔽効果がないが、70℃に達すると相転移が
生じ赤外線遮蔽効果が生ずることが認められた。
【0023】
【実施例2】V(1-x) 2 x による実験 次にV(1-x) 2 x を合成して、その相転移温度を確
認した。前述のように、VO2 にWなどの金属をドープ
することにより相転移温度が低下することが知られてい
るので、より低い温度で相転移する実用性のある赤外線
遮蔽材としてV (1-x) 2 x を選び、これを合成して
その相転移温度を確認する実験を行った。
【0024】本実施例では、V(1-x) 2 x は、VO
2 とWO3 を混合したものを溶融して合成した。その製
造工程を図1に示す。本実施例では、V(1-x) 2 x
は溶融法により合成したが、他の方法により合成しても
よい。
【0025】この合成したV(1-x) 2 x の溶融塊
を、前記VO2 の予備実験と同様にメノウ乳鉢で10μ
m以下に粉砕した後、同様の表1に示す条件でビーズミ
ル粉砕を行った。この超微粒子粉末のTEM像を図4に
示す。図に示すように、このビーズミルで粉砕したV
(1-x) 2 x の超微粒子粉末も10〜500nmの粒
径の範囲にあることが認められた。
【0026】試料製作の簡易化と相転移の温度測定の容
易のため、このV(1-x) 2 x の超微粒子粉末のサー
モクロミック特性、即ち相転移現象の確認は、KBr錠
剤法によるFTIR測定により行った。KBr錠剤は、
粒径数μmのKBr粉末に前記ビーズミル粉砕したV
(1-x) 2 x の超微粒子粉末を2〜3%を混合し、そ
の混合粉末をプレスして約10mmφ×2mmtのペレ
ットを作成した。このペレットを図6に示す測定恒温装
置を用いて、N2 の熱ガスで加熱することにより測定温
度を変え赤外線透過率を測定した。
【0027】その測定結果を図5に示す。前掲図3のV
2 では70℃で透過率が減少して相転移したが、本実
施例の図5のV(1-x) 2 x では、30℃で赤外線透
過率が低下し相転移することが認められる。このよう
に、本発明方法のV(1-x) 2x は常温近傍の30℃
で相変化を生ずるので赤外線遮蔽材として実用性がある
ことが分かった。
【0028】
【実施例3】WO3 量の比率の効果の確認実験 上記V(1-x) 2 x におけるWO3 量の効果を確認す
るために実施例3の実験を行った。実施例3では、製造
工程は実施例2の図1と同じであるが、V(1-x ) 2
x の熱合成の溶融を高周波熱プラズマによった。高周波
熱プラズマによる溶融方法を図11に示す。
【0029】本実施例では溶融後のWO3 が2、4、6
wt%になるように、VO2 とWO 3 の粉末の混合比率
を変えて実験した。この混合粉末を、図11に示すよう
に反応管2の回りに誘導加熱コイル3を巻いた誘導熱プ
ラズマ炉1に供給管4から供給して、熱プラズマにより
溶融した。この溶融合成されたV(1-x) 2 x の粒を
Cハース上に堆積させて採取し、メノウ乳鉢で10μm
以下に粉砕した後、実施例2と同様に表1に示す条件で
ビーズミル粉砕を行って微細化した。
【0030】上記のWO3 粉末の混合比率を変えた超微
粒子粉末について、相転移温度を測定した。相転移温度
の測定方法は前記の実施例2と同様である。WO3 粉末
の混合比率と相転移温度との関係の実験結果を図12に
示す。この結果から、WO3の量が多くなると相転移温
度が低下し、2wt%では47℃になり、6wt%では
26℃まで低下して、理論値に近い値が得られることが
判った。
【0031】上記WO3 を2、4、6wt%に変えて溶
融合成されたV(1-x) 2 x のxは0.7〜2.6で
あった。
【0032】本発明は上記結果から実用性を考慮し、W
3 の比率を2〜7%とし、V(1-x ) 2 x のxを
0.7〜2.7とした。これにより50〜25℃の相転
移温度を得ることができた。
【0033】
【実施例4】V(1-x) 2 x の合成方法の検証 実施例4では、V2 5 はWO3 を固溶するという知見
から、VO2 粉末でなく、V2 5 およびV2 3 の粉
末を用い、V(1-x) 2 x の合成を固相反応法によっ
て行った。本実施例では、WO3 の比率は実施例3の結
果ら4wt%とした。その製造工程を図13に示す。
【0034】まず、最終のWO3 の比率が4wt%にな
るように計算し、V2 5 とWO3の粉末を混合して8
00℃の大気中で溶解した。この溶融塊を実施例1と同
様にメノウ鉢で5〜20μmに荒粉砕した。この粉砕し
た粗粒に、組成中のVがVO 2 になるような量の5〜2
0μmのV2 3 の粉末を混合し、N2 ガス中で700
℃に加熱して固相反応させて、V(1-x) 2 x の組成
の粒を得た。そして、実施例2と同様にビーズミル粉砕
を行って微細化した。
【0035】結果の記載は省略するが、本実施例4で得
られたV(1-x) 2 x 組成の超微粒子粉末も実施例3
のWO3 が4%の試料と同様の結果が得られた。上記の
結果から、本発明のV(1-x) 2 x の組成の超微粒子
粉末は、溶融法でも固相反応法でも同様の結果が得られ
ることが判った。
【0036】
【実施例5】V(1-x) 2 x の超微粒子粉末のフィル
ムによる実験 次に、上記のV(1-x) 2 x の超微粒子粉末を用いて
フィルムを作成して実験を行った。そのフィルムの製造
工程を図7に示す。即ち、上記のV(1-x) 2x の超
微粒子粉末2%をポリエステル或いはアクリル樹脂液に
加えて混練した後、アルコールを除去して触媒(硬化
剤)を添加した混合溶液を基板上に噴霧により成膜し
た。これを24時間放置して乾燥させ、基板から剥離し
て赤外線遮蔽フィルムを作成した。そして、このフィル
ムの赤外線透過性を調べた。その結果を図8に示す。図
から判るようにこのフィルムは、前記実施例のペレット
と同様に30℃で良好な赤外線遮蔽効果を有する。
【0037】
【実施例6】ガラス板上に成膜したコーティング膜のサ
ーモクロミック特性の確認 次にガラス板上に成膜したコーティング膜について実験
した。コーティングの製造工程を図9に示す。即ち、本
発明のV(1-x) 2 x の超微粒子粉末に重クロム酸塩
とポリビニールアルコールを加えた混合液をバーコータ
ーによりガラス板上にコーティングして成膜した。重ク
ロム酸塩とポリビニールアルコールの混合膜は感光硬化
を生ずるので、この被膜を紫外線照射して不溶化処理し
た。この被膜をコーティングした遮蔽板について赤外線
透過性を調べた結果、前記図8と同様な結果が得られ
た。
【0038】なお、上記実施例4の方法により成膜した
ガラス板を重ねることにより赤外線遮蔽合わせガラスを
製造することもできる。
【0039】上記のように本発明の金属MがWまたはM
o、あるいはWとMoであるV(1-x ) 2 x 組成の超
微粒子粉末は、ビーズミルにより粉砕されて粒径10〜
500nmの超微粒子粉末に微粒化されるので、従来の
スパッタリング法やゾルゲル法によるV(1-x) 2 x
組成の合成より安価かつ簡易に合成でき、用途の広い超
微粒子粉末が製造できる。
【0040】また、本発明によれば、VO2 粉末に2〜
7wt%のWO3 粉末を混合して高周波熱プラズマによ
り熱合成したV(1-x) 2 x でx=0.7〜2.7の
材料を、ビーズミルにより粉砕して粒径10〜500n
mにすることにより、相転移温度が25〜50℃のV
(1-x) 2 x 組成の超微粒子粉末が得られた。これに
より、実用性の高い赤外線遮蔽材が得られた。
【0041】上記実施例では、金属MをWとしたV
(1-x) 2 x について実施した結果、相転移温度をV
2 単体よりも低い25℃まで低下させて実用性のある
赤外線遮蔽効果のある超微粒子粉末の製造が可能にした
が、この相転移温度は理論的に10℃まで下げることが
可能である。また、金属MとしてWの他に、Mo、ある
いはWとMoをMoO3 、あるいはWO3 及びMoO3
の混合物することによっても近似の効果が得られる。さ
らに、V(1-x) 2 x の熱合成は、溶融法でも固相反
応法でもよいことが判った。
【0042】また本発明のV(1-x) 2 x 組成の赤外
線遮蔽超微粒子粉末は、スラリーとしてガラス、ポリマ
あるいはセラミックスの基板に噴霧塗布することによ
り、簡易に赤外線遮蔽板が得られる。また、本超微粒子
粉末を基剤に混練した混練物を成形したり、これをコー
ト材としてフィルム上にコートすることによっても簡易
に赤外線遮蔽フィルムが得られ、或いは2枚以上のガラ
スの間に介在させることにより赤外線遮蔽合せガラスと
することができる。
【0043】さらに本発明のV(1-x) 2 x 組成の超
微粒子粉末は、相転移温度において半導体から金属に相
変化して電気伝導度が変わるので、この電気伝導度の変
化を利用した温度センサとして使用することによりサー
モスイッチとすることもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のV(1-x)
2 x 組成の超微粒子粉末は、ビーズミルにより簡易
に粉砕されるので、量産が可能であり、従来方法のよう
に成膜後の加熱処理などが不要で、大型ガラスやポリマ
にコーティングすることが容易であるので、赤外線遮蔽
材として広く普及することが期待でき、省エネルギーの
達成と居住環境の改善などが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例2のV(1-x) 2 x 組成の超微
粒子粉末の製造工程を示す図である。
【図2】本発明実施例1のVO2 のビーズミル粉砕粉の
TEM像である。
【図3】本発明実施例1のVO2 のビーズミル粉砕粉の
赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図4】本発明実施例2のV(1-x) 2 x 組成のビー
ズミル粉砕粉のTEM像である。
【図5】本発明実施例2のV(1-x) 2 x 組成のビー
ズミル粉砕粉の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図6】相転移温度の測定用恒温装置の外観図である。
【図7】本発明実施例5の赤外線遮蔽フィルムの製造工
程の1例を示すフローチャートである。
【図8】本発明実施例5のV(1-x) 2 x 組成の超微
粒子粉末を混練したポリエステル樹脂フィルムの赤外線
吸収スペクトルを示す図である。
【図9】本発明実施例6のガラス板にコーティングした
赤外線遮蔽板の製造工程の1例を示すフローチャートで
ある。
【図10】サーモクロミック素子の仕組みを示す図であ
る。
【図11】本発明実施例3の熱プラズマ溶融の方法を説
明する図である。
【図12】本発明実施例3のWO3 粉末の混合比率と相
転移温度との関係を示す図である。
【図13】本発明実施例4の製造工程を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 高周波熱プラズマ 2 反応管 3 誘導加熱コイル 4 供給管 5 Cハース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 誠二 神奈川県平塚市田村5893高周波熱錬株式会 社内 (72)発明者 川嵜 一博 神奈川県平塚市田村5893高周波熱錬株式会 社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属MがWまたはMo、あるいはWとM
    oであるV(1-x) 2 x 組成の材料をビーズミルによ
    り粉砕して微細化し粒径10〜500nmの超微粒子粉
    末を製造することを特徴とするV(1-x) 2 x 組成の
    超微粒子粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 VO2 +WO3 =100としてwt%で
    VO2 :98〜93、WO3 :2〜7の比率になるよう
    にしたV酸化物とW酸化物の混合粉末を高周波熱プラズ
    マにより熱合成し、該熱合成したV(1-x) 2 x 組成
    の材料をビーズミルにより粉砕して微細化し、粒径10
    〜500nmでかつ相転移温度が25〜50℃である超
    微粒子粉末を製造することを特徴とするV(1-x) 2
    x 組成の超微粒子粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記V(1-x) 2 x 組成のx=0.7
    〜2.7であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のV(1-x) 2 x 組成の超微粒子粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 金属MがWまたはMo、あるいはWとM
    oであるV(1-x) 2 x 組成の材料をビーズミルによ
    り粉砕して粒径10〜500nmに微粒化されたことを
    特徴とするV(1-x) 2 x 組成の赤外線遮蔽超微粒子
    粉末。
  5. 【請求項5】 前記V(1-x) 2 x 組成の赤外線遮蔽
    超微粒子粉末は、相転移温度が10〜68℃であること
    を特徴とする請求項4に記載のV(1-x) 2x 組成の
    赤外線遮蔽超微粒子粉末。
  6. 【請求項6】 VO2 +WO3 =100としてwt%で
    VO2 :98〜93、WO3 :2〜7の比率になるよう
    にしたV酸化物とW酸化物の混合粉末から高周波熱プラ
    ズマにより熱合成されたV(1-x) 2 x 組成の材料
    が、ビーズミルにより粉砕して微細化され、粒径10〜
    500nmでかつ相転移温度が25〜50℃であること
    を特徴とするV(1-x) 2 x 組成の超微粒子粉末。
  7. 【請求項7】 前記V(1-x) 2 x 組成のx=0.7
    〜2.7であることを特徴とする請求項4から6のいず
    れかに記載のV(1-x) 2 x 組成の超微粒子粉末。
  8. 【請求項8】 前記請求項4から7のいずれかに記載の
    (1-x) 2 x 組成の赤外線遮蔽超微粒子粉末を、基
    板に塗布して得られたことを特徴とする赤外線遮蔽板。
  9. 【請求項9】 前記基板はガラス、ポリマあるいはセラ
    ミックスで、前記塗布方法は前記赤外線遮蔽超微粒子粉
    末のスラリーを噴霧することにより塗布することを特徴
    とする請求項8に記載の赤外線遮蔽板。
  10. 【請求項10】 前記請求項4から7のいずれかに記載
    のV(1-x) 2 x組成の赤外線遮蔽超微粒子粉末を基
    剤に混練した混練物を成形して得られたことを特徴とす
    る赤外線遮蔽板。
  11. 【請求項11】 前記請求項4から7のいずれかに記載
    のV(1-x) 2 x組成の赤外線遮蔽超微粒子粉末を基
    剤に混練したコート材をフィルム上にコートして得られ
    たことを特徴とする赤外線遮蔽フィルム。
  12. 【請求項12】 前記請求項4から7のいずれかに記載
    のV(1-x) 2 x組成の赤外線遮蔽超微粒子粉末を2
    枚以上のガラスの間に介在させたことを特徴とする赤外
    線遮蔽合せガラス。
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