JP2000233869A - ホース巻取機 - Google Patents

ホース巻取機

Info

Publication number
JP2000233869A
JP2000233869A JP11035058A JP3505899A JP2000233869A JP 2000233869 A JP2000233869 A JP 2000233869A JP 11035058 A JP11035058 A JP 11035058A JP 3505899 A JP3505899 A JP 3505899A JP 2000233869 A JP2000233869 A JP 2000233869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
support
shaft
sprinkling
side connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11035058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4156119B2 (ja
Inventor
Yukinori Shin
征範 慎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
Priority to JP03505899A priority Critical patent/JP4156119B2/ja
Publication of JP2000233869A publication Critical patent/JP2000233869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4156119B2 publication Critical patent/JP4156119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホース巻取機のコンパクト化と軽量化を図
る。 【解決手段】 支持体2を基台5と該基台の一側縁から
立ち上がった支持壁6とから構成した。前記上端部に取
手部7が一体に設けられた支持壁の内壁部8のほぼ中央
位置に、基台とほぼ平行な筒状の支持軸10が突設され
ている。一方、巻取ドラム3の筒状胴部20内には、支
持軸の内部で回転自在に軸受けされる中空状の回転軸2
4を一体に設けた。この回転軸は、散水側コネクタ30
とスナップリング41を介して支持軸からの抜けが防止
されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺なホースを巻
取ってコンパクトに収納するホース巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、家庭などの植木に散水し
たり、洗車などに用いられる従来のホース巻取機として
は、多種のものが提供されており、その一つとして例え
ば実公平2−519号公報などに記載されているものが
知られている。
【0003】このホース巻取機は、給水機能を有する合
成樹脂材の支持体に、同じく合成樹脂材の巻取ドラムを
回転自在に支持してなり、前記支持体は、ほぼコ字形状
を呈し、基台の両側縁に一対の両側壁が立設されている
と共に、この両側壁の対向した位置に一対の軸受部が形
成されている。さらに、両側壁の上端部間には、取手部
が取り付けられている。
【0004】一方、前記巻取ドラムは、ホースを直接巻
き取る筒状の胴部の両端部に一対のフランジ部が一体に
設けられている。この両フランジ部の中心部に有する両
ボス部が前記支持体の両軸受部に回転自在に支持されて
おり、この一方のフランジ部のボス部に連結したハンド
ルによって巻取ドラムが回転するようになっている。ま
た、他方のフランジ部のボス部には、水道の蛇口等に給
水ホースを介して接続される給水管が装着されていると
共に、この給水管に接続管を介して散水ホースが接続さ
れている。
【0005】そして、使用時には、散水ホースを引き出
すことにより、巻取ドラムが自由に回転して散水ホース
を送り出し、所望の引き出し量が確保される。一方、不
使用時には、前記ハンドルを回転させることにより、巻
取ドラムに散水ホースが自動的に巻き取られてコンパク
トに収納するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のホース巻取機は、支持体の両側壁間に巻取ドラムの
両端部を支持する、いわゆる両持ちタイプ構造となって
いるため、巻取ドラムを安定に支持できるものの、支持
体が大型化してしまう。この結果、巻取機の大きな収納
スペースが必要になり、小型の物置小屋などには収容が
困難になるばかりか、重量の増加が余儀なくされて、持
ち運び性が悪化する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来のホ
ース巻取機の実情に鑑みて案出されたもので、請求項1
記載の発明は、支持体に散水ホースの巻取ドラムを回転
自在に支持してなるホース巻取機において、前記支持体
を、ほぼ水平状の基台と、該基台の一側縁から立ち上が
った支持壁とから構成し、前記支持壁の一側面に、基台
とほぼ平行に筒状の支持軸を突設する一方、前記巻取ド
ラムの筒状胴部内に、前記支持軸の内部で回転自在に軸
受けされる中空状の回転軸を一体に設けたことを特徴と
している。
【0008】請求項2記載の発明は、前記支持壁の上端
部に、先端の把持部が前記巻取ドラム側へ延出した取手
部を折曲形成したことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、前記支持軸を、自
由端部側が上方へ僅かに立ち上がった傾斜状に折曲形成
したことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、前記回転軸の先端
内部に、一端部に散水ホースが接続される散水側コネク
タを嵌合保持すると共に、散水側コネクタの他端部を、
前記支持壁に形成された挿通孔に前記回転軸の支持軸か
らの抜けを規制した状態で回転自在に支持させたことを
特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、前記散水側コネク
タの他端部に、前記支持壁の背面側からスナップリング
を嵌着することにより、前記回転軸の支持軸からの抜け
を規制したことを特徴としている。
【0012】請求項6記載の発明は、前記回転軸の先端
内面に係止部を設ける一方、前記散水側コネクタの外周
面に、前記係止部に係止して回転軸に対する散水側コネ
クタの自由回転を規制する係合部を設けたことを特徴と
している。
【0013】請求項7記載の発明は、前記散水側コネク
タの他端部に、給水ホースの一端が接続された給水側コ
ネクタを着脱自在に接続すると共に、該給水側コネクタ
の先端部に、前記支持壁の挿通孔の孔縁付近に設けられ
た嵌合部に嵌合して散水側コネクタとの連れ回りを規制
する規制部を設けたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係るホース
巻取機の一実施形態を示す全体図であって、いわゆる片
持タイプの構造に形成されている。
【0015】すなわち、このホース巻取機1は、ほぼL
字形状に形成された合成樹脂材の支持体2と、該支持体
2に回転自在に支持された合成樹脂材の巻取ドラム3と
から主として構成されている。
【0016】前記支持体2は、図5〜図7にも示すよう
に、前後方向へ延びてほぼ長方形状の基台5と、該基台
5の後端縁から垂直に立ち上った支持壁6とを備え、こ
の支持壁6の上端部に取手部7が一体に設けられてい
る。基台5は、平坦な基板5aの下端外周縁に垂直に形
成された枠部5bが一体に立設されていると共に、基板
5aの底面には枠部5bと結合された複数の補強リブ5
cが立設されている。
【0017】前記支持壁6は、基台5と同幅の長方形状
を呈し、図5にも示すように前記基板5aと連続一体に
立ち上がった内壁部8の外周縁に水平に延出した枠壁部
9が一体に設けられていると共に、内壁部8の上下方向
のほぼ中央位置に基台5とほぼ並行に延出した支持軸1
0が一体に設けられている。
【0018】この支持軸10は、円筒状を呈し、内壁部
8に対して垂直方向から一体に固定された基端部10a
から自由端部10bに亘ってその内周面10cが漸次薄
肉テーパ状に形成されており、全長は基台5の長手方向
の約2/3程度の長さに設定されている。また、支持軸
10は、自由端部9b側が僅かに上方に立ち上がった傾
斜状に形成され、その傾斜角度は約0度30分に設定さ
れている。さらに、支持軸10の基端部10a軸心の内
壁部8には、後述の散水側コネクタ30が挿通する挿通
孔11が貫通形成されており、この挿通孔11の支持軸
10側孔縁に筒状の突起部12が一体に設けられている
と共に、背面側の孔縁には周方向へ間欠的に後述のスナ
ップリング41が径方向から嵌着する突部13が一体に
設けられている。
【0019】また、前記枠壁部9は、図3及び図6にも
示すように、一側中央に散水ホース14のノズル側コネ
クタ15を引っ掛けて保持するほぼ半割円筒状の保持部
である引掛部16が設けられていると共に、他側の下端
には、後述する不使用時の蛇口側コネクタ60の接続口
を嵌合させて位置決め保持する上下一対の保持用突部1
7,17が一体に設けられている。この保持用突部1
7,17は、図7にも示すように、蛇口側コネクタ60
の接続口が軸方向から嵌着するパイプ状に形成されてい
ると共に、支持体2の成形時の型抜きを可能にするため
に該型抜き方向へ沿って半割状に形成されている。ま
た、保持用突部17,17の突出方向の中程には、保持
用突部17,17の横断方向の断面が円形状となる略一
様断面の係止凸部17a,17aが形成されており、こ
の係止凸部17a,17aによって保持用突部17,1
7に接続された蛇口側コネクタ60のガタツキが防止で
きるようになっている。
【0020】前記取手部7は、図1〜図3にも示すよう
に、支持壁6の枠壁部9上端部両側に一対の支持アーム
18,18を有すると共に、この両支持アーム18,1
8の上端部間に円柱状の把持部19が架設されている。
【0021】また、この取手部7は、両支持アーム1
8,18が支持軸10の突出側へ所定の角度をもって傾
斜状に折曲形成されて、把持部19の位置が支持軸10
の自由端部10bの先端縁よりも若干内側となるように
延出されている。この延出量と傾斜角度によって、把持
部19を持ち上げた際に巻取ドラム3や散水ホース14
等を含めた全体の適正な重量のバランスが取れるように
なっている。
【0022】前記巻取ドラム3は、図8〜図10に示す
ように、筒状胴部20と、該胴部20の両端部に一体に
設けられたフランジ部21,22とを備えており、該両
フランジ部21,22の各外端縁までの全体の軸方向の
長さが図1に示すように基台5の長さとほぼ同一に設定
されている。
【0023】前記胴部20は、図9にも示すように段差
径状に形成されて、外側フランジ部22側の所定長さ部
位が小径部20aに形成され、内側フランジ部21側が
小径部20aよりも長い大径部20bに形成されてい
る。また、この小径部20aの周壁所定位置には、散水
ホース14の一端部に接続された後述の散水側コネクタ
30を胴部20内に挿通させる開口部23が形成されて
いる一方、前記大径部20bの内部には、前記支持軸1
0に軸受けされる内部中空状の回転軸24が設けられて
いる。
【0024】この回転軸24は、胴部20b内の一端部
24aが大径部20bと小径部20aとの間の段差部に
一体に結合されていると共に、他端部24bが内側フラ
ンジ部21の外周端縁より僅かに突出形成されている。
また、この回転軸24は、外周面24cと大径部20b
の内周面との間に筒状の空間部25を形成している。ま
た、回転軸24は、外径が前記支持軸10の内径よりも
若干小さく形成されていると共に、外周面24cが支持
軸10の内周面10cと同じく他端部24b側が漸次小
径となるようにテーパ状に形成されて、支持軸内周面1
0cに回転摺動自在に支持されている。さらに、他端部
24bの先端24d内周面には、図9〜図11に示すよ
うに180°の対向位置に4つの係止部である突部2
6,27が一体に形成されている。
【0025】また、回転軸24の先端24dの外周縁
は、前記支持軸10底面の円弧状内周縁10dに当接し
た際に、線接触により安定した着座性を確保するために
円弧面状に形成されていると共に、回転軸24の一端部
24a外周面は、前記支持軸10の自由端部10bの内
周面に当接した際に、線接触により安定した着座性を確
保するために円弧面状に形成されている。これにより、
図1に示した組立状態においては、支持軸10の両端側
において回転軸24がガタツキ無く摺動自在に支持され
るようになっている。
【0026】また、前記内外フランジ部21,22の円
板状回転壁21a,22aの対向内面が、ホースの良好
な支持性を確保するために波形状に形成されている。さ
らに、前記外側フランジ部22の回転壁22aの外周部
には、球状のハンドル28を回転自在に支持する筒状の
支持突部29が設けられている。
【0027】また、前記回転軸24の内部24eに挿通
される散水側コネクタ30は、図12,図13及び図1
5に示すように、後端部に散水ホース14の一端部14
aを筒状挾圧部31と共働して接続する2段状のニップ
ル32が形成されていると共に、その前端側外周に挾圧
部31の雌ねじが螺着する雄ねじ33が形成されてお
り、さらに、その前端側には、前記挿通孔11の孔縁に
係止する係止フランジ34が一体に設けられている。ま
た、この係止フランジ34の前端側外周に挿通孔11の
内周面で回転自在に支持されるジャーナル部35を有し
ている。さらに、このジャーナル部35から挿通孔11
を介して支持壁6の背面側へ突出した先端部には、給水
側コネクタ43と接続される筒状の接続部36が設けら
れていると共に、この接続部36とジャーナル部35と
の間には、合成樹脂製のスナップリング41が嵌着され
る嵌着溝37が形成されている。
【0028】また、接続部36は、外周に給水側コネク
タ43が弾性係合する係合溝36aが形成されていると
共に、先端部の外周面にシールリング38の保持溝36
bが形成されている。さらに、前記係止フランジ34の
外周縁には、図11及び図14に示すように前記回転軸
24の各突部26,27に軸方向から係合して散水側コ
ネクタ30を回転軸24と一体に回転させる4つの係止
溝39,40が形成されている。
【0029】前記スナップリング41は、図15及び図
16A,Bに示すように、拡縮変形可能なEリング状を
呈し、内側の約120°位置に前記嵌着溝37に嵌着す
る3つの嵌着突起42が一体に設けられていると共に、
該嵌着突起42の一側面42aが支持壁6の3つの突部
13に係着して、該スナップリング41を支持壁6に保
持させるようになっている。
【0030】また、前記給水側コネクタ43は、図15
及び図17A,Bに示すように、筒状本体44の後端部
に給水ホース45をリテーナ46と雌雄ねじを介して共
働して接続するニップル47が一体に形成されていると
共に、本体44の前端側内部に、前記散水側コネクタ3
0の接続部36が嵌挿する嵌挿孔44aが形成されてい
る。また、本体44の外周部には、軸方向へスライドし
て内部の係止爪48aが散水側コネクタ30の係合溝3
6aに係脱する筒状の係脱部材48が摺動自在に設けら
れており、この係脱部材48はスプリング49のばね力
で係合方向の前方に付勢されている。また、本体44の
前端開口部には、図18に示すように支持壁6の前記3
つの突部13先端に嵌合して散水側コネクタ30との連
れ回りを防止する規制部である3つの嵌合溝50が形成
されている。
【0031】また、前記散水ホース14は、図15及び
図19に示すように、そのコネクタ30との連結個所
に、所定長さのコイルスプリング状の保持部材51が挿
入されている。この保持部材51は、散水ホース14の
コネクタ30との連結端部が折り曲げられた際に、該連
結端部の偏平な潰れを防止するもので、外径がホース1
4の内径より小さく形成されていると共に、コネクタ3
0側の先端部51aが折り返し状に折曲形成されて、ほ
ぼV字形状になっている。
【0032】一方、前記各コネクタ30のニップル32
の基端付近の内部には、図15に示すように、前記保持
部材51の先端部51aが挿入された際に、該先端部5
1aの折曲先端縁51bが釣り針状に引っ掛かって保持
部材51の抜けを防止する段差円環状の係止壁53が一
体に形成されている。
【0033】したがって、この実施形態によれば、支持
体2によって巻取ドラム3の両端を支持することなく、
片側だけのいわゆる片持タイプ構造としたため、巻取ド
ラム3の軸方向側の大きさを大巾に短くでき、ホース巻
取機1全体のコンパクト化が図れる。この結果、大きな
収容スペースが不要になり、小型の物置小屋内にも十分
に収容することが可能になると共に、軽量化が図れるた
め、持ち運び性が良好になる。
【0034】また、支持壁6の支持軸10の両端側にお
いて、巻取ドラム3の回転軸24を軸受けしたため、巻
取ドラム3の安定かつ円滑な回転作用が得られると共
に、偏摩耗の発生も防止できる。しかも、支持軸10を
自由端部10bが僅かに立ち上がるように傾斜状に形成
したため、この支持軸10に巻取ドラム3や該巻取ドラ
ム3に巻き取られて内部に水が残留した散水ホース14
の重量荷重が掛かると、ほぼ水平に変形する。
【0035】したがって、支持軸10の内周面10c全
体で回転軸24の外周面24c全体を常時摺動させるこ
とができるため、巻取ドラム3を常時円滑に回転させる
ことができると共に、回転軸24の回転摺動時における
偏荷重による偏摩耗の発生を一層効果的に防止できる。
【0036】また、胴部20は、支持軸10に対して空
間部25をもって離間しているため、散水ホース14の
巻絞め力、及び通水時における散水ホース14の膨らみ
による締め付け力等により内方へ潰れ変形しても、支持
軸10に影響を与えず、回転軸24を常時安定に支持で
きる。
【0037】また、ハンドル20を外側フランジ部22
の外周側に一体に設けたため、従来のようにフランジ部
の中心から外方へ突設した場合に比較して、その突出量
を十分に小さくすることができるため、この点でも全体
巾を小さくすることが可能になり、小型化を一層助長で
きる。
【0038】さらに、取手部7を支持壁6の上端部にの
み設け、かつその把持部19を支持アーム18,18を
介して巻取ドラム3のほぼ中心側の上方位置に配置した
ため、コンパクト化がさらに助長できると共に、把持部
19を持ち上げた際の全体の重量バランスが良好にな
り、安定した持ち運びが可能になる。
【0039】また、散水側コネクタ30により巻取ドラ
ム3を支持壁6に対して取り付けることが可能になり、
別途巻取ドラム3の取り付け用の部材が不要となるた
め、部品点数及び作業工数の削減による低コスト化が可
能となる。
【0040】さらに、散水側コネクタ30を利用してス
ナップリング41によって回転軸24の支持軸10から
の抜けを規制したため、巻取ドラム3を支持壁6に簡単
な構造でかつ確実に取り付けることが可能になり、組立
作業能率の向上と強固な取り付け性が得られる。
【0041】また、回転軸24の先端内面に設けられた
突部26,27に散水側コネクタ30の係合溝39,4
0が係合して散水側コネクタ30の自由回転を規制する
ため、回転軸24と散水側コネクタ30との一体性が確
保できる。
【0042】さらに、支持壁6の枠壁部9の一側中央に
設けられた引掛部16によってノズル側コネクタ15を
引掛けることができるため、散水ノズルの散逸が防止さ
れて散水ホース14の収納性が向上する。
【0043】また、枠壁部9の他側に設けられた保持用
突部17,17によって蛇口側コネクタ60も保持する
ことができるため、給水ホース45の収容性も向上し、
持ち運び性も良好となって利便性が高くなる。しかも、
保持用突部17,17によって蛇口側コネクタ60を嵌
合して閉塞できるため、蛇口側コネクタ60の開口部内
への土や泥などの侵入を防止でき、これら泥などによる
給水ホースの詰まりを未然に防止できる。さらには、保
持用突部17,17を、支持体2の型開き方向へ判割り
状態に形成したため、アンダーカット部がなくなり、支
持体2の成形作業性が良好になる。また、これに伴い、
金型費用や樹脂の使用量の削減による低コスト化が図れ
る。また、係止凸部17a,17aによって保持用突部
17,17に接続された蛇口側コネクタ60のガタツキ
や抜けが防止でき、使い勝手がよい。
【0044】さらに、散水ホース14のコネクタ30と
の連絡個所に挿通された保持部材51によって散水ホー
ス14の折り曲げ時に潰れが防止できることは勿論のこ
と、先端部51aが折り返し状に形成されているため、
コネクタ30の内部へ容易に挿通できると共に、挿通し
た後にこの保持部材51を引っ張ると、先端縁51bが
コネクタ30内部に釣り針り状に引っ掛かるため、不用
意な抜け出しを確実に防止でき、強固な取り付け性が得
られる。特に、コネクタ30の内部に設けられた係止爪
53に引っ掛かった場合はより確実に固着させることが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、巻取ドラムに対する支持体の支持
をいわゆる片持タイプ構造としたため、ホース巻取機1
全体の小型化が図れ、この結果、大きな収容スペースが
不要になり、例えば物置小屋内への収納性が良好になる
と共に、大巾な軽量化が図れ、持ち運び性が良好にな
る。
【0046】請求項2記載の発明によれば、取手部のコ
ンパクト化が図れると共に、把持部を持ち上げた際の全
体の重量バランスが良好になり、安定した持ち運びが可
能になる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、支持軸に巻
取ドラムや散水ホースの重量荷重が掛かっても回転体を
水平かつ安定に支持するため、巻取ドラムの常時安定か
つ円滑な回転作用が得られると共に、両軸間の偏荷重の
発生が防止されて、偏摩耗が防止される。
【0048】請求項4記載の発明によれば、散水側コネ
クタにより巻取ドラムを支持壁に対して取り付けること
が可能になり、別途巻取ドラム取り付け用の部材が不要
となるため、部品点数及び作業工数の削減による低コス
ト化が可能となる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、巻取ドラム
を支持壁に対して簡単な構造でかつ確実に取り付けるこ
とが可能になり、組立作業能率の向上と強固な取り付け
性が得られる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、回転軸と散
水側コネクタとの強固な一体性が確保される。
【0051】請求項7記載の発明によれば、規制部によ
って給水側コネクタを支持壁に結合して給水側コネクタ
の散水側コネクタとの連れ回りを防止したため、巻取ド
ラムの回転時における抵抗負荷の発生を防止できる一
方、給水ホースの捩れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホース巻取機の一実施形態を示す縦断
面図。
【図2】同ホース巻取機の側面図。
【図3】同ホース巻取機の斜視図。
【図4】同ホース巻取機の平面図。
【図5】本実施形態に供される支持体の縦断面図。
【図6】同支持体の正面図。
【図7】同支持体の背面図。
【図8】本実施形態に供される巻取ドラムの正面図。
【図9】同巻取ドラム縦断面図。
【図10】図9のA矢視図。
【図11】回転軸と散水側コネクタの係合状態を示す断
面図。
【図12】本実施形態に供される散水側コネクタの正面
図。
【図13】同散水側コネクタの縦断面図。
【図14】図12のB矢視図。
【図15】散水側コネクタと給水側コネクタの接続状態
を示す断面図。
【図16】Aはスナップリングの正面図、BはAのC矢
視図。
【図17】Aは給水側コネクタの正面図、Bは同断面
図。
【図18】図17AのD矢視図。
【図19】本実施形態に供される保持部材の斜視図。
【符号の説明】
1 ホース巻取機 2 支持体 3 巻取ドラム 5 基台 6 支持壁 7 取手部 10 支持軸 11 挿通孔 12 突起部 13 突部 14 散水ホース 16 引掛部 17 保持用突部(保持部) 18 支持アーム 19 把持部 20 胴部 21,22 フランジ部 24 回転軸 26,27 突部(係止部) 30 散水側コネクタ 39,40 係止溝(係合部) 41 スナップリング 43 給水側コネクタ 45 給水ホース 51 保持部材 51a 先端部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に散水ホースの巻取ドラムを回転
    自在に支持してなるホース巻取機において、 前記支持体を、ほぼ水平状の基台と、該基台の一側縁か
    ら立ち上がった支持壁とから構成し、前記支持壁の一側
    面に、基台とほぼ平行に筒状の支持軸を突設する一方、
    前記巻取ドラムの筒状胴部内に、前記支持軸の内部で回
    転自在に軸受けされる中空状の回転軸を一体に設けたこ
    とを特徴とするホース巻取機。
  2. 【請求項2】 前記支持壁の上端部に、先端の把持部が
    前記巻取ドラム側へ延出した取手部を折曲形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のホース巻取機。
  3. 【請求項3】 前記支持軸を、自由端部側が上方へ僅か
    に立ち上がった傾斜状に折曲形成したことを特徴とする
    請求項1記載のホース巻取機。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の先端内部に、一端部に散水
    ホースが接続される散水側コネクタを嵌合保持すると共
    に、散水側コネクタの他端部を、前記支持壁に形成され
    た挿通孔に前記回転軸の支持軸からの抜けを規制した状
    態で回転自在に支持させたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のホース巻取機。
  5. 【請求項5】 前記散水側コネクタの他端部に、前記支
    持壁の背面側からスナップリングを嵌着することによ
    り、前記回転軸の支持軸からの抜けを規制したことを特
    徴とする請求項4記載のホース巻取機。
  6. 【請求項6】 前記回転軸の先端内面に係止部を設ける
    一方、前記散水側コネクタの外周面に、前記係止部に係
    止して回転軸に対する散水側コネクタの自由回転を規制
    する係合部を設けたことを特徴とする請求項1から5の
    いずれかに記載のホース巻取機。
  7. 【請求項7】 前記散水側コネクタの他端部に、給水ホ
    ースの一端が接続された給水側コネクタを着脱自在に接
    続すると共に、該給水側コネクタの先端部に、前記支持
    壁の挿通孔の孔縁付近に設けられた嵌合部に嵌合して散
    水側コネクタとの連れ回りを規制する規制部を設けたこ
    とを特徴とする請求項6記載のホース巻取機。
JP03505899A 1999-02-12 1999-02-12 ホース巻取機 Expired - Lifetime JP4156119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03505899A JP4156119B2 (ja) 1999-02-12 1999-02-12 ホース巻取機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03505899A JP4156119B2 (ja) 1999-02-12 1999-02-12 ホース巻取機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058544A Division JP3559037B2 (ja) 2004-03-03 2004-03-03 ホース巻取機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000233869A true JP2000233869A (ja) 2000-08-29
JP4156119B2 JP4156119B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=12431439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03505899A Expired - Lifetime JP4156119B2 (ja) 1999-02-12 1999-02-12 ホース巻取機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4156119B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276952A (ja) * 2002-01-15 2003-10-02 Sekisui Jushi Co Ltd ホース巻き取り器
CN107458935A (zh) * 2016-05-28 2017-12-12 乌鲁木齐九品芝麻信息科技有限公司 一种应用于电缆盘的简易收放电线装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276952A (ja) * 2002-01-15 2003-10-02 Sekisui Jushi Co Ltd ホース巻き取り器
CN107458935A (zh) * 2016-05-28 2017-12-12 乌鲁木齐九品芝麻信息科技有限公司 一种应用于电缆盘的简易收放电线装置
CN107458935B (zh) * 2016-05-28 2019-02-26 陶珍珍 一种应用于电缆盘的简易收放电线装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4156119B2 (ja) 2008-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113286756B (zh) 软管箱组件
JP2000233869A (ja) ホース巻取機
JP3559037B2 (ja) ホース巻取機
JP3061436U (ja) ホ―ス巻取機
JP2000233871A (ja) ホース巻取機
JP4159686B2 (ja) ホース巻取機
JP3061437U (ja) ホ―ス巻取機
JP3061438U (ja) ホ―ス巻取機
US20210276822A1 (en) Hose Reel
US20130277486A1 (en) Hose reel spool
US9617114B2 (en) Hose reel frame and guide arm
US9139400B2 (en) Hose reel latch
WO2004093536A1 (ja) スプール連結具、及びスプール連結体
JP2012016355A (ja) 魚釣用スピニングリール
CN216854613U (zh) 一种拖把杆以及拖把
JPH11246122A (ja) ホースリール
JPH072530Y2 (ja) ホース巻取り機
JP2024017649A (ja) 長尺物巻取機
JP3026699U (ja) ホース巻取り器
JP3238917B2 (ja) 散水ホース用巻取器
JP2020099358A (ja) スピニングリール
JP3059369B2 (ja) 把手付き容器
JPS63242871A (ja) ホ−ス巻取器
JP3026473U (ja) ホース巻取り器
JPH0327475B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

EXPY Cancellation because of completion of term