JP2000233207A - 形鋼圧延設備の精整設備 - Google Patents

形鋼圧延設備の精整設備

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JP2000233207A
JP2000233207A JP11031831A JP3183199A JP2000233207A JP 2000233207 A JP2000233207 A JP 2000233207A JP 11031831 A JP11031831 A JP 11031831A JP 3183199 A JP3183199 A JP 3183199A JP 2000233207 A JP2000233207 A JP 2000233207A
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Michihiro Nakagawa
理洋 中川
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ラインを停止することなく形鋼を製造す
ることができ、生産性を高めることができると共に、作
業者の労働環境も改善することができる形鋼圧延設備の
精整設備を提供する。 【解決手段】 冷却床11と、ローラ矯正機13と、走
行切断機12とを具備する形鋼圧延設備の精整設備にお
いて、ローラ矯正機13の上流側に走行切断機12を配
置し、走行切断機12により長尺材10aを切断した後
に、定尺の形鋼10の曲がりと切断部の変形をローラ矯
正機13によって矯正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、H形鋼、I形鋼、
アングル、チャンネル、鋼矢板等の形鋼等の形鋼圧延設
備の精整設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、定尺寸法の形
鋼の製造方法は、上流側から下流側に配置された熱間圧
延工程50と、冷却工程51と、形鋼の冷間ローラ矯正
工程52と、走行切断機による定尺切断工程53と、検
査工程54と、段積工程55と、結束工程56と、天井
クレーン操作工程57と、製品ヤードへの保管工程58
と、トラックによる払い出し工程59とからなり、各工
程は、上流側から下流側に順に実施される。このよう
に、従来の形鋼圧延設備の精整は、熱間圧延工程50か
ら送り出される長尺材を冷却工程51で冷却した後、冷
間ローラ矯正工程52で長尺材の矯正を行い、その後、
走行切断機による定尺切断工程53で固定刃と移動刃を
組み合わせて走間切断を行う連続プレス式の切断機を用
いて長尺材を切断し、形鋼を精整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した形鋼
圧延設備の精整設備は、未だ、以下の解決すべき課題を
有していた。即ち、固定刃と移動刃との組み合わせから
なる走間切断機を用いてH形鋼を切断すると、切断メカ
ニズムと圧延形鋼寸法の変化により、刃厚分の切断面近
傍のウェブやフランジの変形を生じる。このような変形
を可及的に低減することができる形鋼の切断装置が特開
平5−57523号公報に提示されているが、刃物作動
角度・形状を精密に設定する必要があるため、切断装置
の構造が複雑なものとなり、形鋼圧延設備の設備費も高
くなる。
【0004】また、冷間で固定刃と移動刃の組み合わせ
でH形鋼を切断する限り、H形鋼の寸法・形状は1〜2
mm程度変化(フランジ厚さと、フランジ幅と、ウェブ
厚さと高さの変化)するのが常識であり、理想の基準H
形鋼の寸法で決定された刃物寸法では、切断時に被切断
材であるH形鋼を押し曲げたり、潰したりするため、切
断面の品質の変形が問題となり、常に圧延形状、寸法を
厳格化するために圧延調整を頻繁に行ったり、刃物形状
を寸法ごとに多くもち、さらにその組替を頻繁に実施し
デリケートかつ煩雑な操業が必要である。
【0005】さらに、このような切断機での切断面の変
形を防止するために、切断を行う前の熱間圧延工程50
において圧延機で圧延されるH形鋼の寸法を頻繁に検査
し、切断面の変形が基準値を超えたら、熱延設備の圧延
機を停止させての圧下調整をミル台数分行うことが必要
になる。従って、ライン全体の停止が多くなり、H形鋼
の生産低下を招くと共に、圧延機によって圧延されたH
形鋼の圧延形状や寸法を熱間で厳格に測定する必要があ
るため、作業者に重労働を課すことになっていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、熱間圧延ラインを停止することなく形鋼を
製造することができ、生産性を高めることができると共
に、作業者の労働環境も改善することができる形鋼圧延
設備の精整設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る形鋼圧延設備の精整設備は、冷却床と、ローラ矯正
機と、走行切断機とを具備する形鋼圧延設備の精整設備
において、ローラ矯正機の上流側に走行切断機を配置
し、走行切断機により長尺材を走行しながら切断して定
尺の形鋼を製造し、該形鋼の切断部の変形を前記ローラ
矯正機によって矯正するようにしている。
【0008】このように、本発明に係る形鋼圧延設備の
精整設備においては、熱間圧延後の長尺材を冷却床で冷
却し、長尺材の先端・後端を走行切断機で走行切断した
後、ローラ矯正機を通してその変形を修正するようにし
ている。従って、H形鋼の走間切断時に切断面の変形が
多少発生しても、その変形をローラ矯正機で速やかに修
正することができる。従って、熱間圧延で、切断機のた
めにだけ寸法、形状の厳格化を実施する必要がなくな
り、ライン全体を停止することなく、形鋼を生産するこ
とができる。
【0009】また、上記した構成を有する形鋼圧延設備
の精整設備において、走行切断機は、長尺材の断面形状
に合わせた孔型を有する固定刃と可動刃からなるスライ
ド式切断金型を組み込んだ刃物台と、刃物台を走行レー
ル上に移動可能とする刃物台移動機構を具備する。この
場合、熱間圧延後の長尺材を冷却床で冷却し、長尺材の
先端を走行切断機のスライド式切断金型に通過させた
後、刃物台を長尺材の先端に同期して下流側に移動し、
切断セクションに移動した時点で、移動刃を固定刃に対
して上下動させて長尺材を走間切断する。次に、最終製
品がH形鋼の場合、走間切断時に発生した切断面のウェ
ブとフランジの変形を、ローラ矯正機で曲がり矯正と共
に最終修正する。このように、長尺材の切断部に変形が
発生しやすいスライド式切断金型を組み込んだ走行切断
機を具備する形鋼圧延設備の精整設備において、長尺材
の走間切断時に発生した切断部の変形をローラ矯正機で
効果的に修正することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付図である図1及び図
2を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき
説明し、本発明の理解に供する。なお、本実施の形態
は、切断される形鋼がH形鋼10(図2参照)の場合で
ある。
【0011】まず、図1を参照して、本発明の一実施の
形態に係る形鋼圧延設備の精整設備の構成をブロック図
で示す。図示するように、形鋼圧延設備の熱間形鋼圧延
ラインの精整設備は、上流側から下流側に向けて直列に
配列された、熱間圧延機で圧延された高温の長尺材10
aを常温まで冷却する冷却床11と、冷却後の長尺材1
0aを走間切断して定尺のH形鋼10を生産する走間切
断機12と、H形鋼10の曲がりと切断部の変形を矯正
するローラ矯正機13を具備する。
【0012】次に、図2を参照して、走間切断機12と
ローラ矯正機13の構成について説明する。なお、本実
施の形態では、走行切断機12の上流側にはローラガイ
ド14が配置されており、ローラ矯正機13と走行切断
機12との間には矯正機入口ガイド15が介設されてい
る。まず、走間切断機12について説明すると、床面に
固定設置されている走間切断機ベース16の上方には電
動クランク式の押圧プレス17が配設されており、走間
切断機ベース16の上面には走行レール18が取付けら
れている。
【0013】走間切断機ベース16とクランプ式の押圧
プレス17の間には、刃物台19が、刃物台移動機構2
0によって、走行レール18に沿って前後方向に移動自
在に配設されている。刃物台19には、長尺材10aの
断面形状に合わせた孔型を有する固定刃と可動刃からな
るスライド式切断金型(スライド式切断刃)が組み込ま
れている。本実施の形態では、刃物台移動機構20は、
一端が刃物台19に連結されると共に下面にラックが形
成されているラック杆21と、出力軸に上記したラック
と噛合するピニオン22を固着した回動モータから構成
されている。なお、図示しないが、押圧プレス17の背
部には、押圧プレス17を駆動するための切断クランク
駆動モータ及び切断クランク減速機構が配設されてい
る。
【0014】次に、ローラ矯正機13の構成について説
明すると、上、下それぞれ4個と5個の上、下矯正ロー
ラ23、24が交互に配列され、上下いずれか一方が駆
動され、他方はアイドルになっている。走間切断機12
の上流側に配設されたローラガイド14は、長尺材10
aのパスラインPの上下位置に配置された上、下ローラ
25、26と、パスラインPの左右位置に配置された
左、右ローラ27、28を具備する。
【0015】次に、上記した構成を有する走間切断機1
2を用いた刃物台19の駆動方法について、熱間形鋼圧
延ラインの精整設備との関連において、図1及び図2を
参照して説明する。まず、熱間圧延後の長尺材10aを
冷却床11で冷却した後、ローラガイド14を介して、
長尺材10aの先端を走行切断機12の切断金型に通過
させた後、刃物台19を長尺材10aの先端に同期して
下流側に移動し、切断セクションSに移動した時点で、
移動刃を固定刃に対して上下動させて長尺材10aを走
間切断する。次に、そして、走間切断時に発生したH形
鋼10の切断面(切断部)のウェブとフランジの変形
を、ローラ矯正機13で曲がり矯正と共に最終修正す
る。このように、長尺材10aの走間切断時に、H形鋼
10の切断面の変形が多少発生しても、その変形をロー
ラ矯正機13で修正することによって、熱間圧延工程に
おいて、走行切断機12のためにだけ、寸法、形状の厳
格化を実施する必要がなくなり、ライン全体を停止する
ことなく、H形鋼10を効率よく生産することができ
る。
【0016】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変形例も含むものである。例えば、形鋼の走間
切断前に、切断の対象となる形鋼の長さ方向の寸法を、
図示していないが、例えば、接触式のメージャーロール
を用いて測定することにより、形鋼に反り、曲がり等が
生じていた場合でも、所定の長さに切断することが可能
である。
【0017】
【発明の効果】請求項1及び2記載の形鋼圧延設備の精
整設備においては、ローラ矯正機の上流側に走行切断機
を配置し、走行切断機により長尺材を切断した後に、定
尺の形鋼の切断部の変形をローラ矯正機によって矯正す
るようにしたので、形鋼の走間切断時に切断面の変形が
多少発生しても、その変形をローラ矯正機で修正するこ
とができる。従って、熱間圧延で、切断機のためにだけ
寸法、形状の厳格化を実施する必要がなくなり、ライン
全体を停止することなく、形鋼を生産することができる
ので生産性を高めることができる。また、熱間での長尺
材の寸法、形状測定の頻度が少なくてよいので、作業者
の労働環境を改善することができる。特に、請求項2記
載の形鋼圧延設備の精整設備においては、長尺材の切断
部に変形が発生しやすいスライド式切断金型を組み込ん
だ走行切断機を具備する形鋼圧延設備の精整設備におい
て、長尺材の走間切断時に発生した切断部の変形をロー
ラ矯正機で効果的に修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る形鋼圧延設備の精
整設備のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る形鋼圧延設備の精
整設備の正面図である。
【図3】従来の形鋼圧延設備による圧延作業の工程説明
図である。
【符号の説明】
P:パスライン、S:切断セクション、10:H形鋼、
10a:長尺材、11:冷却床、12:走行切断機、1
3:ローラ矯正機、14:ローラガイド、15:矯正機
入口ガイド、16:走行切断機ベース、17:押圧プレ
ス、18:走行レール、19:刃物台、20:刃物台移
動機構、21:ラック杆、22:ピニオン、23:上矯
正ローラ、24:下矯正ローラ、25:上ローラ、2
6:下ローラ、27:左ローラ、28:右ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却床と、ローラ矯正機と、走行切断機
    とを具備する形鋼圧延設備の精整設備において、前記ロ
    ーラ矯正機の上流側に前記走行切断機を配置し、該走行
    切断機により長尺材を走行しながら切断して定尺の形鋼
    を製造し、該形鋼の切断部の変形を前記ローラ矯正機に
    よって矯正するようにしたことを特徴とする形鋼圧延設
    備の精整設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の形鋼圧延設備の精整設備
    において、前記走行切断機は、前記長尺材の断面形状に
    合わせた孔型を有する固定刃と可動刃からなるスライド
    式切断金型を組み込んだ刃物台と、該刃物台を走行レー
    ル上に移動可能とする刃物台移動機構を具備することを
    特徴とする形鋼圧延設備の精整設備。
JP11031831A 1999-02-09 1999-02-09 形鋼圧延設備の精整設備 Withdrawn JP2000233207A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112570782A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 宝钢湛江钢铁有限公司 一种单剪切线及其双定尺剪切生产工艺

Cited By (2)

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