JP2000232486A - 通信装置及び通信機器間の通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信機器間の通信方法

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JP2000232486A
JP2000232486A JP11115069A JP11506999A JP2000232486A JP 2000232486 A JP2000232486 A JP 2000232486A JP 11115069 A JP11115069 A JP 11115069A JP 11506999 A JP11506999 A JP 11506999A JP 2000232486 A JP2000232486 A JP 2000232486A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信速度を大幅に向上させることができ、ハ
ードウェア構成の冗長部分を削除することができる通信
装置及び通信装置間の通信方法を提供する。 【解決手段】 通信装置は、通信機器A(PBX30
0)のメインプロセッサ(MCPU−A)140により
アクセスされるデュアルポートメモリDPRAM−A5
20、通信機器B(VOIPゲートウェイ400)のメ
インプロセッサ(MCPU−B)230によりアクセス
されるDPRAM−B530、これらメモリをアクセス
制御するプリプロセッサ(PP)510とを備え、通信
機器AのMCPU−A140側からのデータを、PPバ
スインタフェースを介してDPRAM−A520にライ
トし、DPRAM−A520にライトされたデータを、
PP510がリードし、通信機器BのDPRAM−B5
30上にライトし、DPRAM−B530上にライトさ
れたデータを、MCPU−B230側でリードすること
により通信機器Aから通信機器Bへの通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PBX及びビジネ
スホン等の通信装置及び通信機器間の通信方法に係り、
詳細には異なる機能で同一インタフェースを有する通信
装置及び通信機器間の通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを利用するためのアクセ
ス手段が多様になり、ユーザがインターネットにアクセ
スするための端末やネットワークの選択肢が拡大してい
る。インターネットを構築するには、企業内にLAN
(Local Area Network)を構築し、次にインターネット
との接続を行うという手順が一般的である。また、イン
ターネットに接続する場合の回線の種類や接続形態は、
大きく分けて、(1)自営専用線による接続、(2)公衆電話
回線、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k:サービス総合デジタル網)デジタル通信モードを使
用して接続する回線交換による接続、(3)ITU(Inter
national Telecommunication Union:国際電気通信連
合)−Tで規定しているパケット交換接続やISDNパ
ケット交換モードを使用するパケット交換接続がある。
【0003】ところで、LANは、データ系主体のネッ
トワークであり、これまでは公衆電話網に代表される音
声系のリアルタイム通信とは基本的に分離された形でネ
ットワークインフラが構築されてきている。
【0004】コストの安いLAN間通信回線で、一般ア
ナログ電話機、G3FAX等が使用できれば、大幅な通
信コストの削減が可能になる。このような音声・データ
の統合は、インターネット等の広域コンピュータネット
ワークにより実現され、インターネット・テレフォニ・
サービスとして実用化されつつある。
【0005】図10は同一インタフェースを有する通信
機器間の通信方法を説明するための全体構成図である。
【0006】図10において、100は専用線インタフ
ェース(例えば、ODインタフェース)を有するPBX
(Private Branch Exchange)、200は上記専用線イ
ンタフェースであるODインタフェースと同様のインタ
フェースを有するVOIP(Voice Over Internet Prot
ocol)ゲートウェイである。
【0007】PBX100は、事業所構内に設置され、
構内相互や外部とのビジネス通信を行うための電話交換
設備であり、一般に利用されているものである。
【0008】PBX100は、半導体スイッチやメモリ
等から構成され内線相互の接続や、内線と公衆回線との
通話接続等を行う通話路スイッチ110、回線インタフ
ェースを制御するプリプロセッサ(PP)120、OD
インタフェース130、システム全体を制御するメイン
プロセッサ(MCPU)等を含んで構成され、これらは
PPバス150により相互に接続される。
【0009】VOIPゲートウェイ200は、音声デー
タをLANのプロトコルであるIP(Internet Protoco
l)パケットに変換し、一般企業等で利用されているL
ANに収容し、IPネットワークを経由した音声通話を
実現するものである。この装置によりインターネット・
テレフォニ・サービスが実現される。
【0010】VOIPゲートウェイ200は、上記音声
データのプロトコル変換等のVOIPゲートウェイを行
うVOIPCNT210と、PBX100のODインタ
フェース130と同様のインタフェースであるODイン
タフェース220とから構成される。
【0011】このVOIPゲートウェイ200は、PB
X100とODインタフェース130,220により接
続される。ODインタフェース130,220は、一般
にPBX同士を接続するために使用される専用線インタ
フェースであり、プレポーズ方式/ウインクスタート方
式(DP10/20PPS)規格により構内側(PBX
側)に備えられている。また、VOIPゲートウェイ2
00は、複数の同時接続が可能なように複数(例えば、
4つ)のポートを有する。なお、このVOIPゲートウ
ェイ200は、制御基盤としてPBX100内部に収容
される構成でもよく、また筐体に収納されたパッケージ
としてPBX100外部に設置されるものでもよい。
【0012】上記通信機器間の回線インタフェースにつ
いて図11を参照して詳細に説明する。
【0013】図11は図10の破線部分を詳細に示すブ
ロック図であり、ODインタフェースの詳細な構成及
び、ODインタフェース側から見たプロセッサ(PP)
及びメインプロセッサ(MCPU)を表している。
【0014】図11において、通信機器A(ここでは、
PBX100)と通信機器B(ここでは、VOIPゲー
トウェイ200)とがODインタフェース130,22
0により接続される。
【0015】140は通信機器A(PBX100)のメ
インプロセッサ(MCPU−A)であり、そのODイン
タフェース130は、回線インタフェースを制御するプ
リプロセッサ(PP−A)150、データ通信に用いる
共通メモリ(DPRAM−A)160、回線インタフェ
ース(IF−A)170を備えて構成される。図11で
は、これらは1本の線で表されているが、実際にはPP
−A150、DPRAM−A160及びIF−A170
は、アドレスバス、データバス、RD/WR(リード/
ライト)等の制御信号で接続されている。
【0016】一方、230は特殊な機能を持つ通信機器
B(VOIPゲートウェイ200)のメインプロセッサ
(MCPU−B)であり、そのODインタフェース22
0は、回線インタフェースを制御するプリプロセッサ
(PP−B)240、データ通信に用いる共通メモリ
(DPRAM−B)250、回線インタフェース(IF
−B)260を備えて構成される。
【0017】ここで、通信機器AのMCPU−A140
側からODインタフェース130を見た場合(同図左側
の矢印参照)に示すように、MCPU−A140とDP
RAM−A160とを接続するインタフェースは、Rイ
ンタフェース(PBX内であるからPPバスインタフェ
ースともいう)と呼ばれる。また、通信機器BのMCP
U−B230側からODインタフェース220を見た場
合(同図右側の矢印参照)に示すように、MCPU−B
230とDPRAM−B250とを接続するインタフェ
ースは、Tインタフェースと呼ばれる。
【0018】さらに、通信機器AのIF−A170と通
信機器BのIF−B260とを接続するインタフェース
は、Sインタフェースと呼ばれ、ここではSインタフェ
ースはODインタフェースである。ODインタフェース
は、ダイヤルパルス(DP:dial pulse)による通信を
行う専用線インタフェースであり、プレポーズ方式/ウ
インクスタート方式(DP10/20PPS)によりパ
ルス速度、メーク率及びミニマムポーズ等が規定されて
いる。
【0019】以上の構成において、通信機器A(PBX
100)に対して特殊な機能を持つ通信機器B(VOI
Pゲートウェイ200)の機能を取り込み、1つのシス
テムとして機能させようとした場合、同種のインタフェ
ースであるODインタフェース130,220を使用し
て接続することにより、通信機器Aへの通信機器Bの機
能の取り込みを実現することができる。
【0020】具体的には、通信機器Bの機能を通信機器
Aが使用する場合、まず、通信機器Aと通信機器Bの接
続が必要である。これは例えば、通信機器Aは通信機器
Bに対して発信(呼び出し)し、通信機器Bはそれに応
答することで接続する。
【0021】この接続を行う場合、MCPU−A140
からPPバスインタフェースを介してDPRAM−A1
60に接続相手方の選択信号(ID番号)をライトす
る。そのデータをPP−A150が読み取り、IF−A
170を制御し、ダイヤルパルスを用いるODインタフ
ェースに変換後、相手方の通信機器BのIF−B260
に伝送する。相手方の通信機器Bでは、上記動作の逆を
行い、受信したダイヤルパルス信号を、IF−B260
を介してPP−B240が読み取り、数値データに変換
後DPRAM−B250にライトし、このようにしてM
CPU−B230側との通信を実現させる。
【0022】また、図12に示すように、PP−A15
0及びPP−B240は、それぞれDPRAM−A16
0及びDPRAM−B250からのリセット信号RST
−A及びRST−Bを受けて自身を初期化するためのリ
セット信号入力端子を備えており、リセットは通信機器
Aと通信機器B共にMCPU−A140及びMCPU−
B230が、DPRAM−A160及びDPRAM−B
250を通してPP−A150及びPP−B240をリ
セットできる構成となっている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回線インタフェースにおける通信機器間の通
信方法にあっては、以下のような問題点があった。 (1)通信機器間の通信に時間がかかる。
【0024】例えば、上述したように通信機器間のイン
タフェースに、PBXの専用インタフェースで汎用に用
いられるODインタフェースを利用した場合、ODイン
タフェースはダイヤルパルスで通信を行うため、秒オー
ダの時間がかかり、通信機器間通信に多大の時間を要し
てしまう。また、通信速度が遅いため、大量のデジタル
データの伝送が困難である。 (2)回線インタフェース部分が冗長である。
【0025】図11に示すように、通信機器Aと通信機
器Bで同一のハードウェア(PP−A150とPP−B
240、DPRAM−A160とDPRAM−B25
0、IF−A170とIF−B260)を持つため、回
路規模が大きくなりコスト増大を招く。
【0026】また、上記不具合を解決する手段として、
図13に示す構成も考えられる。
【0027】図13は通信機器間のインタフェースを説
明するためのブロック図であり、前記図10の破線部分
に代えて用いる。図13に示す構成は、専用インタフェ
ースを新たに構築するものであり、140は通信機器A
のMCPU−A、180はDPRAM、230は専用イ
ンタフェースで繋がれた通信機器BのMCPU−Bであ
る。このように全く新たな専用インタフェースを構築す
れば、通信時間の短縮や冗長部分の削減を図ることがで
きる。しかし、この構成の場合は、通信機器Aと通信機
器B共にインタフェースの大幅な追加・変更が必要にな
る。特に、通信機器A(例えば、PBX)に接続される
通信機器Bが、PBXではなく特殊な機能を持つ通信機
器B(例えば、VOIPゲートウェイ)である場合、こ
のVOIPゲートウェイのソフトウェアは、PBXのP
Pとしての処理が必要になり、ソフトウェア構成の大幅
な変更が必要となる。
【0028】本発明は、通信速度を大幅に向上させるこ
とができ、ハードウェア構成の冗長部分を削除すること
ができる通信装置及び通信装置間の通信方法を提供する
ことを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信装置
は、第1及び第2の通信機器間を同一回線インタフェー
スにより接続して通信を行う通信装置において、各通信
機器は、メインプロセッサと、同一回線インタフェース
とを備え、同一回線インタフェースは、第1の通信機器
のメインプロセッサによりアクセスされる第1の共通メ
モリと、第2の通信機器のメインプロセッサによりアク
セスされる第2の共通メモリと、第1及び第2の共通メ
モリをアクセス制御するプリプロセッサとを備え、プリ
プロセッサは、第1及び第2の共通メモリを用いて通信
機器間の通信を行うことを特徴とする。
【0030】上記プリプロセッサは、第1の共通メモリ
に書き込まれたデータを読み出して第2の共通メモリに
書き込むことにより通信機器間の通信を行うものであっ
てもよく、また、上記プリプロセッサは、第1の共通メ
モリに書き込まれたデータを読み出し、該読み出したデ
ータを第2の通信機器が使用可能なデータに変換して第
2の共通メモリに書き込むものであってもよい。
【0031】本発明に係る通信装置は、プリプロセッサ
が、リセット端子、及び各通信機器に対応した複数の割
り込み端子を有し、該割り込みではソフトウェアによる
リセット処理を行うように構成されており、メインプロ
セッサからのハードウェアリセット信号は、割り込みと
して割り込み端子に入力され、該当通信機器のソフトウ
ェアによるリセット処理を行うとともに、第1及び第2
の通信機器のメインプロセッサからのハードウェアリセ
ット信号が同時に発生した場合にのみ、プリプロセッサ
のハードウェアリセットを実行するように構成したもの
であってもよい。
【0032】本発明に係る通信装置は、プリプロセッサ
が、リセット端子、及び各通信機器に対応した複数の割
り込み端子を有し、該割り込みではソフトウェアによる
リセット処理を行うように構成されており、第2の通信
機器又は第2の通信機器の周辺部の初期立上げ時、第2
の通信機器のメインプロセッサからのリセット信号が、
第2の共通メモリを通して割り込みとして割り込み端子
に入力され、プリプロセッサは、リセット信号を受ける
と、第2の通信機器が立上げ中と判断して、プリプロセ
ッサが回線使用不可であることを示す閉塞情報通知を第
1の共通メモリを通して第1の通信機器のメインプロセ
ッサに送るように構成したものであってもよい。
【0033】本発明に係る通信装置は、第2の通信機器
又は第2の通信機器の周辺部の障害を検出する障害検出
手段を備え、障害検出手段は、障害検出時、障害検出信
号を割り込み端子に出力し、プリプロセッサは、障害検
出信号を受けると、プリプロセッサが回線使用不可であ
ることを示す閉塞情報通知を第1の共通メモリを通して
第1の通信機器のメインプロセッサに送るように構成し
たものであってもよい。
【0034】上記第1及び第2の共通メモリは、同一バ
ス上に接続されたメモリであってもよく、上記第1及び
第2の共通メモリは、同一メモリエリア内の異なるメモ
リ空間に割り付けられているものであってもよい。
【0035】上記共通メモリは、2系統のアドレス及び
データ入出力部を有し、双方のポートから独立してアク
セス可能なメモリであってもよい。
【0036】上記通信機器は、PBXであってもよく、
また、上記通信機器は、VOIPゲートウェイであって
もよい。
【0037】本発明に係る通信機器間の通信方法は、第
1及び第2の通信機器間を同一回線インタフェースによ
り接続して通信を行う通信方法において、同一回線イン
タフェースは、第1の通信機器のメインプロセッサによ
りアクセスされる第1の共通メモリ、第2の通信機器の
メインプロセッサによりアクセスされる第2の共通メモ
リ、及び第1及び第2の共通メモリをアクセス制御する
プリプロセッサとを備えており、第1の通信機器から第
2の通信機器への通信は、第1の通信機器のメインプロ
セッサが、データを第1の共通メモリに書き込むステッ
プと、プリプロセッサが、第1の共通メモリに書き込ま
れたデータを読み出して第2の共通メモリに書き込むス
テップと、第2の通信機器のメインプロセッサが、第2
の共通メモリに書き込むまれたデータを読み出すステッ
プとを順次実行して通信機器間の通信を実現することを
特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係る同一回線インタフ
ェースを有する通信機器の構成を示すブロック図であ
り、前記図10に示す全体構成の破線部分に代えて用い
る。また、通信機器AとしてPBXを、通信機器Bとし
てVOIPゲートウェイに適用した例である。本実施形
態の説明にあたり前記図11の構成と同一部分には同一
符号を付している。
【0039】図1において、通信機器A(ここでは、P
BX300)と通信機器B(ここでは、VOIPゲート
ウェイ400)とが同一回線インタフェース500によ
り接続される。
【0040】140は通信機器A(PBX300)のメ
インプロセッサ(MCPU−A)であり、230は特殊
な機能を持つ通信機器B(VOIPゲートウェイ40
0)のメインプロセッサ(MCPU−B)である。
【0041】同一回線インタフェース500は、同一回
線インタフェースを制御するプリプロセッサ(PP)5
10、データ通信に用いるPBX側の共通メモリ(DP
RAM−A)520及びVOIPゲートウェイ側の共通
メモリ(DPRAM−B)530から構成される。
【0042】共通メモリ(DPRAM−A)520と共
通メモリ(DPRAM−B)530は、デュアルポート
DRAMに代表されるデュアルポートメモリ(DPRA
M)により構成される。このデュアルポートメモリは、
2系統のアドレス及びデータ入出力部を持ち双方のポー
トから独立してアクセス可能なメモリシステムであり、
複数のCPU間のメッセージ交換用メモリとして用いら
れる。
【0043】上記DPRAM−A520とDPRAM−
B530は、同一バス上に接続され、図2に示すように
同一メモリエリア内の異なるメモリ空間に割り付けられ
ている。例えば、DPRAM−Aは同一メモリエリア内
のアドレス〔0000h〕〜〔0FFFh〕に、DPR
AM−Bはアドレス〔1000h〕〜〔1FFFh〕に
割り付けられている。
【0044】プリプロセッサ(PP)510は、同一回
線インタフェースを制御する単一のプロセッサであり、
DPRAM−A520及びDPRAM−B530に対す
るデータのリード/ライトを行ってメモリ間のデータア
クセスを制御する。
【0045】PP510は、メモリ間のデータアクセス
を制御することによりインタフェース間のデータの受け
渡しを行う機能を有することに加え、既存のインターフ
ェースとの整合性を保証するために通信元のデータを、
通信を行う相手側で要求されるデータに変換する機能を
有する。なお、この通信を行う相手側で要求されるデー
タに変換する機能は、図11に示す従来例では、PP−
B240が伝送データをDPRAM−B250にライト
する(又はPP−A150が伝送データをDPRAM−
A160にライトする)際に行っていたデータ変換機能
であり、本PP510は、このデータ変換機能を備えて
いる。
【0046】また、図1では、これらは1本の線で表さ
れているが、実際にはPP510、DPRAM−A52
0及びDPRAM−B530は、アドレスバス、データ
バス、RD/WR(リード/ライト)等の制御信号で接
続されている。
【0047】ここで、通信機器AのMCPU−A140
側から同一回線インタフェース500を見た場合(同図
左側の矢印参照)に示すように、MCPU−A140と
DPRAM−A520とを接続するインタフェースは、
Rインタフェースとなり、また、通信機器BのMCPU
−B230とDPRAM−B530とを接続するインタ
フェースは、Tインタフェースとなる。
【0048】このように、本実施形態では、従来例で用
いていたODインタフェース(IF−A170,IF−
B260)とを削除し、かつ、PBX側のPP−AとV
OIPゲートウェイ側のPP−Bとを1つのプロセッサ
PP510に統合した構成となっている。
【0049】図3は上記通信機器の詳細な構成を示すブ
ロック図であり、図1の具体的構成例である。
【0050】図3の左側が通信機器A(PBX300)
の同一回線インタフェース部分を、同図右側が通信機器
B(VOIPゲートウェイ400)の同一回線インタフ
ェース部分を示している。
【0051】図3において、510は制御プログラムを
実行するCPU(図1ではプロセッサPP)、520は
通信機器AのデュアルポートメモリDPRAM−A、5
40は制御プログラム及びデータを格納するROM、5
50は特定アドレスバスAD(9:8)のアドレスを取
り込んでチップセレクト(CS)信号等を作成するプロ
グラマブルゲートアレイ(FPGA)、560は音声レ
ベルを適切なレベルに変換する音声レベル変換器(PA
D)である。
【0052】デュアルポートDRAM−A520には、
以下のようなバス及び信号線が接続されている。
【0053】BWBAB(12:0)はPBX300の
回線系に接続されるバックボードのアドレスバス、BD
BDB(12:0)はバックボードのデータバスであ
り、メインプロセッサMCPU−A140に接続され
る。
【0054】図中左側のCTLは、DPRAM−A52
0をリード/ライトするためのコントロール信号であ
り、MCPU−A140から出力される。
【0055】MSYNCは同期信号、MCLKはマスタ
クロック、FHWは音声のフォワードハイウェイ、BH
Wは音声のバックハイウェイである。ここで、ハイウェ
イ(HW)は、時分割多重された回線インタフェースで
あり、ここでは音声データが時分割多重されて入出力さ
れる。
【0056】また、AB(12:0)はアドレスバス、
DB(7:0)はデータバスである。このAB(12:
0)及びDB(7:0)は、DRAM−A520の他方
のポート側に接続されると共に、CPU(プロセッサP
P)510、ROM540及びFPGA550に接続さ
れ、さらに、通信機器B側のAB(12:0)及びDB
(7:0)を介してDPRAM−B530に接続され
る。
【0057】CTLは、各種チップセレクト(CS)信
号、アウトプットイネーブル(OE)信号等のコントロ
ール信号であり、このCTL信号によりDPRAM−A
520、ROM540等が制御される。このCTL信号
は、FPGA550が、特定アドレスバスAD(9:
8)のアドレスを取り込んでチップセレクト(CS)信
号等を作成する。
【0058】一方、図3右側の通信機器B(VOIPゲ
ートウェイ400)において、530は通信機器Bのデ
ュアルポートメモリDPRAM−B、570はリアルタ
イムクロック(RTC)、580はソフトのインストー
ル/テスト時に設定するディップスイッチ(DPS
W)、590はパッケージのバージョン情報をチップジ
ャンパ線により設定するパッケージバージョン(PKG
−VER)である。
【0059】デュアルポートDRAM−B530には、
以下のようなバス及び信号線が接続されている。
【0060】AB(12:0)はアドレスバス、DB
(7:0)はデータバスであり、このAB(12:0)
及びDB(7:0)は、DRAM−B530の一方のポ
ート側に接続されると共に、通信機器A側のAB(1
2:0)及びDB(7:0)を介してDPRAM−A5
20に接続される。また、DRAM−B530の一方の
ポート側には、通信機器A側のCTL信号も接続され、
このCTL信号によりメモリのリード/ライト等を制御
して通信機器Aと通信機器B間のメモリ間の通信が行わ
れる。
【0061】PPAD(9:0)はVOIPゲートウェ
イ400に接続されるアドレスバス、PPDB(7:
0)はそのデータバスであり、これらのバスはDRAM
−B530の他方のポート側に接続されると共に、MC
PU−B230、RTC570、DPSW580及びP
KG−VER590に接続される。また、図中右側のC
TLは、MCPU−B230がDPRAM−B530を
リード/ライトすると共に、データバスPPDB(7:
0)に接続された各種機器を制御するためのコントロー
ル信号であり、MCPU−B230から出力される。デ
ータバスPPDB(7:0)には、FAXデータを収容
するためのFAXデータバスFAX−DB(7:0)が
接続されている。
【0062】図3に示すように、通信機器A側のDRA
M−A520と通信機器B側のDRAM−B530と
は、アドレスバスAB(12:0)、データバスDB
(7:0)及びRD,WR等のCTL信号で接続され、
かつ、このDRAM−A520及びDRAM−B530
は、1つのCPU(プロセッサPP)510により同一
回線インタフェースのための制御が行われる。
【0063】以下、上述のように構成された通信機器間
の通信方法を説明する。
【0064】まず、図1を参照して通信機器間の全体動
作を述べ、次いで図4に示す動作シーケンスを参照して
図3の具体的な動作について説明する。
【0065】図1に示すように、通信機器A(PBX3
00)に対して通信機器B(VOIPゲートウェイ40
0)が同一回線インタフェース500を使用して接続さ
れている。 (1)まず、通信機器AのMCPU−A140側からのデ
ータは、PPバスインタフェースを介してDPRAM−
A520にライトされる。 (2)DPRAM−A520にライトされたデータを、P
P510がリードし、通信機器BのDPRAM−B53
0上にライトする。
【0066】このリード、ライトは、メモリ間のデータ
アクセスであるため高速に実現可能である。 (3)DPRAM−B530上にライトされたデータは、
従来例と同様にMCPU−B230側でリードされる。
このようにしてMCPU−B230側との通信が実現す
る。
【0067】この動作の中で、重要な点は、図1の矢印
に示すように、MCPU−A140側からMCPU−B
230側を見たインタフェース(Rインタフェース)
と、MCPU−B230側からMCPU−A140側を
見たインタフェース(Tインタフェース)とが図11の
従来例と同一であることである。このように、MCPU
−A140側及びMCPU−B230側から見たRイン
タフェース/Tインタフェースに変更がないことから、
MCPU−A140及びMCPU−B230におけるソ
フトウェア構成に変更は生じない。
【0068】本実施形態の通信機器間の通信方法は、O
Dインタフェース等の専用インタフェースを介在させ
ず、PP510がROM等で固定化されたマイクロプロ
グラムを実行して、DPRAM−A520とDPRAM
−B530のデータをリード/ライトしインタフェース
間のデータの受け渡しをすることから、ファームウェア
的な構成となっている。以下、PP510が実行する動
作をPPファームウェアと呼ぶ。
【0069】次に、動作シーケンスについて詳細に説明
する。
【0070】図4は図3に示す通信機器の呼動作シーケ
ンスを示す図である。図中、601〜620は動作を説
明するための符号である。
【0071】通信機器A(PBX300)と通信機器B
(VOIPゲートウェイ400)の通信は、上記PPフ
ァームウェアにより実行される。
【0072】PPファームウェアでは、通信機器Aと通
信機器B間の通信が常時行えるように両方からの要求を
受け付ける。図4では、PBX300側からの着信監視
要求とVOIPゲートウェイ400側からの着信監視要
求を受け付ける(601,602)。
【0073】いま、PBX300側から発信制御要求が
あった場合を考える(603)。PPファームウェアで
は、この発信制御要求を受け、VOIPゲートウェイ4
00からの着信監視要求があるか否かを判別し(60
4)、着信監視要求があるときは着信検出をVOIPゲ
ートウェイ400側に送る。VOIPゲートウェイ40
0は、切断監視及びDP監視要求(DTR有り)をPP
ファームウェアに送る(606)。
【0074】PPファームウェアでは、この切断監視及
びDP監視要求を受信し、ウィンク対象回線指定か否か
を判別すると共に(607)、ウィンク対象回線指定で
あるときはウィンク信号を検出したか否かを判別し、検
出したときはウィンク信号検出イベントをPBX300
に送出する(608)。
【0075】ここで、ウィンク対象回線について説明す
る。ウィンク対象回線とは、従来例のODインタフェー
スにおいて用いられる通信フォーマットで指定された回
線であり、ダイヤルスピード/メイク率/送出時間幅等
が設定される。ODインタフェースに代表される従来の
インタフェースは、ダイヤルパルスを用いて行われてお
り、送出するダイヤル数字に相当するパルスの切換え回
数によってデータ送出が行われる。ウィンク信号は、ウ
ィンク対象回線指定により上記データ伝送を開始可能に
するためのものである。なお、従来のODインタフェー
スでは通信機器A(PBX100)から通信機器B(V
OIPゲートウェイ200)へのデータ伝送がSS、通
信機器Bから通信機器Aへのデータ伝送がSRと呼ぶ。
【0076】本実施形態では、ODインタフェースを使
用せず、PPファームウェアでデータ伝送を行ってい
る。したがって、ウィンク信号という名称は用いてはい
るものの、従来のODインタフェースの場合のウィンク
信号やこれに続くダイヤル数字とは意味が異なる。すな
わち、説明の便宜上から、以下においてウィンク信号、
ダイヤル送出、ダイヤル数字等を用いているが、これら
はODインタフェース上でダイヤルパルスにより行うも
のではなく、PP510が、DPRAM−A520とD
PRAM−B530間のデータアクセスを行うことによ
り行うものである。
【0077】図4に戻って、PBX300では、ウィン
ク信号検出を受け取ると、送出データ“56789”の
うち、最初のデータ(“5”)をダイヤル送出要求
(“5”)としてPPファームウェアに送る(60
9)。
【0078】PPファームウェアでは、DP監視要求
(DTR)があるか否かを判別し、ここではDTR要求
があるのでDTR検出を、VOIPゲートウェイ400
側に送ると共に(610)、前記ダイヤル送出要求
(“5”)をダイヤル数字検出(“5”)に変換してV
OIPゲートウェイ400側に送る(611)。そし
て、ダイヤル送出完了をPBX300側に送る(61
2)。以下、同様にして、送出データ“5678”の最
後のデータ(“5”)を、VOIPゲートウェイ400
側が受け取ると(613)、VOIPゲートウェイ40
0は応答要求をPPファームウェアに送出し(61
4)、PPファームウェアでは、これを受けて応答検出
をPBX300側に送り(615)、これにより通話中
となる(616)。なお、送出データが最後のデータで
あることは、予め設定されたダイヤルの文字数に達した
ことで判別できる。
【0079】その後、PBX300側からPPファーム
ウェア切断要求があり(617)、PPファームウェア
では、この切断要求を切断検出としてVOIPゲートウ
ェイ400に送り(618)、VOIPゲートウェイ4
00からの切断要求を受けて切断要求をPBX300側
に送って通話終了となる(619,620)。以後、元
の状態(601,602)に戻る。
【0080】以上の呼動作シーケンスで述べたように、
通信機器A(PBX300)と通信機器B(VOIPゲ
ートウェイ400)の通信は、上記PPファームウェア
により実行されており、上記ウィンク信号、ダイヤル送
出及びダイヤル数字検出により説明した動作は、実際に
はPP510が、DPRAM−A520及びDPRAM
−B530の内容を変えるだけの処理となる。図4の例
では、PBX300のMCPU−A140側からのデー
タを、まずDPRAM−A520にライトし、PP51
0はこのデータをリードして、VOIPゲートウェイ4
00のDPRAM−B530上にライトし、DPRAM
−B530上にライトされたデータを、MCPU−B2
30がリードすることによって通信機器間の通信が実現
する。この場合において、PP510がDPRAM−A
520のデータをリードして、VOIPゲートウェイ4
00のDPRAM−B530上にライトする処理が図4
のPPファームウェア動作となる。このリード、ライト
は、メモリ間のデータアクセスであるため高速に実現可
能である。
【0081】また、PP510は、メモリ間のデータア
クセスを制御することによりインタフェース間のデータ
の受け渡しを行う機能を有することに加え、通信元のデ
ータを、通信を行う相手側で要求されるデータに変換す
る機能を有する。図3の例では、PBX300のMCP
U−A140側からのデータを、VOIPゲートウェイ
400のDPRAM−B530上にライトする場合、V
OIPゲートウェイ400側で使用可能なデータ(所定
設定エリアの所定フォーマットデータ)に変換してDP
RAM−B530上にライトすることになる。
【0082】以上説明したように、第1の実施形態に係
る通信装置は、通信機器A(PBX300)のメインプ
ロセッサ(MCPU−A)140によりアクセスされる
デュアルポートメモリDPRAM−A520、通信機器
B(VOIPゲートウェイ400)のメインプロセッサ
(MCPU−B)230によりアクセスされるDPRA
M−B530、これらメモリをアクセス制御するプリプ
ロセッサ(PP)510とを備え、通信機器AのMCP
U−A140側からのデータを、PPバスインタフェー
スを介してDPRAM−A520にライトし、DPRA
M−A520にライトされたデータを、PP510がリ
ードし、通信機器BのDPRAM−B530上にライト
し、DPRAM−B530上にライトされたデータを、
MCPU−B230側でリードすることにより通信機器
Aから通信機器Bへの通信を行うようにしたので、通信
機器Aに通信機器Bが密結合されることによって同一の
装置内に異なる機能を有する装置を構成することができ
る。
【0083】また、図1と従来例で示した図11とを比
較すれば明らかなように、通信機器Aと通信機器Bで同
一のハードウェア構成の冗長部分(PP−A150とP
P−B240、IF−A170とIF−B260)を削
除することができ、回路規模及び部品点数を少なくして
コスト低減を図ることができる。
【0084】また、回線接続部分が密結合となり、メモ
リアクセス通信のみになるため通信速度の飛躍的な向上
を図ることができ、大量のデジタルデータの伝送が可能
になる。
【0085】さらに、MCPU−A140側からMCP
U−B230側を見たインタフェース(Rインタフェー
ス)と、MCPU−B230側からMCPU−A140
側を見たインタフェース(Tインタフェース)とが見掛
け上、同一であることから、ソフトウェア構成に変更は
生じない効果を得ることができる。 第2の実施形態 図5は本発明の第2の実施形態に係る同一回線インタフ
ェースを有する通信機器の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の説明にあたり前記図1の構成と同一部
分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0086】図5において、通信機器A(PBX30
0)と通信機器B(VOIPゲートウェイ400)とが
同一回線インタフェース500により接続される。
【0087】同一回線インタフェース500は、同一回
線インタフェースを制御するプリプロセッサ(PP)5
10、データ通信に用いるPBX側のDPRAM−A5
20及びVOIPゲートウェイ側のDPRAM−B53
0から構成され、基本的な構成は図1と同一である。
【0088】PP510は、全体を初期化するためのリ
セット信号を入力するリセット端子RSTと、2つの割
り込みを受け付ける2つの割り込み入力端子Int−A
とInt−Bとを備えている。ここで、この割り込みに
より行われる処理は、割り込みを受け付けた割り込み入
力端子側におけるリセット処理である。
【0089】リセット入力端子RSTにはANDゲート
600が接続されており、ANDゲート600の一方の
入力端子には、DPRAM−A520からのリセット信
号RST−Aが入力され、他方の入力端子にはDPRA
M−B530からのリセット信号RST−Bが入力され
る。
【0090】ANDゲート600は、リセット信号RS
T−Aとリセット信号RST−BのAND論理をとり、
両方のリセット信号出力があった場合にのみ、PP51
0をリセットするリセット信号を出力する。
【0091】一方、DPRAM−A520からのリセッ
ト信号RST−Aは、PP510の割り込み信号として
割り込み入力端子Int−Aに入力され、同様に、DP
RAM−B530からのリセット信号RST−Bは、P
P510の割り込み信号として割り込み入力端子Int
−Bに入力される。
【0092】上記リセットは、MCPU−A140及び
MCPU−B230が、DPRAM−A520及びDP
RAM−B530を通してPP510の割り込み入力端
子Int−A及びInt−Bと、ANDゲート600に
供給するものである。
【0093】図6は、上記リセットの構成を前記図3に
示す通信機器に適用した図であり、前記図3及び図5の
構成と同一部分には同一符号を付している。
【0094】以下、上述のように構成された通信機器の
動作を説明する。
【0095】従来例では、前記図12に示すように、リ
セットは通信機器Aと通信機器B共にMCPU−A14
0及びMCPU−B230が、DPRAM−A160及
びDPRAM−B250を通してPP−A150及びP
P−B240をリセットできる構成となっていた。
【0096】しかし、本実施形態では、DRAM−A5
20及びDRAM−B530は、1つのPP510によ
り制御されるため、MCPU−A140及びMCPU−
B230からのリセットでPP510をリセットしたの
では、他方の動作に影響を及ぼす。また、MCPU−A
140及びMCPU−B230の処理を変更しないため
には、MCPU−A140及びMCPU−B230から
PP510を見た場合に従来例と同じに見せる必要があ
る。
【0097】そこで本実施形態では、MCPU−A14
0及びMCPU−B230からのリセットは、割り込み
としてPP510に取り込み、割り込みがあったMCP
U側のみソフトウェア上でリセット時の初期化処理を実
行することで、1つのPP510で両側それぞれを独立
して初期化できる構成とする。
【0098】また、PP510に動作異常がある場合
等、PP510をハードリセットしたい場合がある。そ
こで、PP510のリセット入力端子RSTにANDゲ
ート600を設け、両方のMCPU−A140及びMC
PU−B230から同時にリセットがあった時に、ハー
ドウェアによるリセットをAND条件でPP510に与
えるようにしている。
【0099】したがって、片側MCPUからリセットが
かかった場合、PP510に対しては割り込みと認識さ
れ、PPファームウェアにおいてリセットがかかった側
の初期化動作を行う。この場合、リセットされていない
側に対しては初期化動作は行われない。
【0100】また、両MCPUから同時にリセットがか
かった場合のみ、PP510自体にハードリセットがか
かり、PP510の動作異常等を考慮している。
【0101】以上説明したように、第2の実施形態に係
る通信装置は、MCPU−A140及びMCPU−B2
30からのリセットは、割り込みとしてPP510に取
り込み、割り込みがあったMCPU側のみソフトウェア
上でリセット時の初期化処理を実行するとともに、両方
のMCPU−A140及びMCPU−B230から同時
にリセットがあった時に、ハードウェアによるリセット
を行うように構成したので、1つのPPで両側の初期化
を独立して行うことが可能になる。
【0102】上記各実施形態において、通信機器Bが初
期立上げ中、あるいは障害発生の場合などの機能停止状
態について考察する。
【0103】まず、前記図11及び図12の従来例を参
照して通信機器Bが初期立上げ中、あるいは障害発生の
場合の問題点を説明する。
【0104】図11において、通信機器Bが回線(Sイ
ンタフェース)を介して接続されている。
【0105】通信機器Aが通信機器Bへ発信すると、通
信機器Bが正常であれば応答があり通信可能な状態とな
る。
【0106】ところが、通信機器Bが初期立上げ中、あ
るいは障害状態で正常に動作しない状態にある場合、通
信機器Aが発信しても通信機器Bは応答しない。通信機
器Aは、通信機器Bの状態を認識できないため、応答な
しという判断しかできない。
【0107】上記機能停止状態の場合における問題点
は、上記各実施形態においても同様である。以下、具体
的に説明する。
【0108】図7は、前記図5を説明の便宜上書き直し
た図であり、同一部分には同一符号を付している。
【0109】図7において、通信機器B(VOIPゲー
トウェイ400)を、通信機器A(PBX300)に取
り込んだ部分を回線インタフェース部700と呼び、M
CPU−A140を含む通信機器Aの制御部をシステム
制御部800と呼ぶ。また、810は他デバイス、82
0,830は他回線インタフェースである。
【0110】ここで、通信機器Bが初期立上げ中、ある
いは障害状態で正常に動作しない状態にある場合、 (1)システム制御部800(MCPU−A140)
が、回線インタフェース部700の状態を認識できな
い。 (2)そのため、システム制御部800(MCPU−A
140)は、回線インタフェース部700への発信制御
の度に、動作しない回線インタフェース部700に対し
て発信してしまうという不具合があった。
【0111】以下の各実施形態では、上述した通信機器
Bが機能停止状態の場合における問題点を解決するもの
である。 第3の実施形態 図7は本発明の第3の実施形態に係る同一回線インタフ
ェースを有する通信機器の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態は、初期立上げ中の場合に関するもので
ある。前記のように、図7は図5の構成と同じであり、
同一部分には同一符号を付している。
【0112】図7において、通信機器A(PBX30
0)と通信機器B(VOIPゲートウェイ400)とが
回線インタフェース部700により接続される。また、
800はMCPU−A140を含む通信機器Aのシステ
ム制御部、810は他デバイス、820,830は他回
線インタフェース部である。
【0113】回線インタフェース部700は、同一回線
インタフェースを制御するプリプロセッサ(PP)71
0、データ通信に用いるPBX側のDPRAM−A52
0及びVOIPゲートウェイ側のDPRAM−B530
から構成され、基本的な構成は図5と同一である。
【0114】上記プリプロセッサ(PP)710は、全
体を初期化するためのリセット信号を入力するリセット
端子RSTと、2つの割り込みを受け付ける2つの割り
込み入力端子Int−AとInt−Bとを備え、PP7
10は、この割り込みにより行われる処理を、割り込み
を受け付けた割り込み入力端子側におけるリセット処理
として行う。
【0115】PP710のリセット入力端子RSTに
は、ANDゲート600が接続されており、ANDゲー
ト600の一方の入力端子には、DPRAM−A520
からのリセット信号RST−Aが入力され、他方の入力
端子にはDPRAM−B530からのリセット信号RS
T−Bが入力される。
【0116】ANDゲート600は、リセット信号RS
T−Aとリセット信号RST−BのAND論理をとり、
両方のリセット信号出力があった場合にのみ、PP71
0をリセットするリセット信号を出力する。
【0117】一方、DPRAM−A520からのリセッ
ト信号RST−Aは、PP710の割り込み信号として
割り込み入力端子Int−Aに入力され、同様に、DP
RAM−B530からのリセット信号RST−Bは、P
P710の割り込み信号として割り込み入力端子Int
−Bに入力される。
【0118】上記リセットは、MCPU−A140及び
MCPU−B230が、DPRAM−A520及びDP
RAM−B530を通してPP710の割り込み入力端
子Int−A及びInt−Bと、ANDゲート600に
供給するものである。
【0119】上記PP710は、上記機能に加えさらに
以下のような機能を有する。
【0120】すなわち、PP710は、PP710がD
PRAM−B530からリセット(RST−B)された
場合に、閉塞情報通知をシステム制御部800(MCP
U−A140)に送出する機能と、リセット解除に対し
ても同様に閉塞情報通知をシステム制御部800(MC
PU−A140)に送出する機能とを持つ。ここでいう
閉塞情報とは、回線塞がりを示す情報であり、本回線イ
ンタフェース部700からの発信が不可能なことを示
す。
【0121】以下、上述のように構成された通信機器の
動作を説明する。
【0122】図8は図7に示す通信機器の閉塞情報通知
の動作シーケンスを示す図である。図中、801〜80
6は動作を説明するための符号である。
【0123】通信機器A(PBX300)と通信機器B
(VOIPゲートウェイ400)の通信は、上記PPフ
ァームウェアにより実行される。
【0124】MCPU−B230が初期立上げを開始す
ると(801)、DPRAM−B530を通してリセッ
ト信号がPP710に入力される(802)。
【0125】PP710は、このリセット入力によりM
CPU−B230が立上げ中と判断し、MCPU−A1
40に対して閉塞情報通知を行う(803)。
【0126】MCPU−A140は、この閉塞情報通知
を受信すると、この回線インタフェースが発信不可状態
であることを認識し、発信処理は行わないようにする。
【0127】その後、MCPU−B230の初期立上げ
が正常終了すると(804)、DPRAM−B530を
通してリセット解除がPP710に通知される(80
5)。
【0128】PP710は、このリセット解除によりM
CPU−B230の立上げ終了と判断し、MCPU−A
140に対して閉塞解除情報通知を行う(806)。
【0129】MCPU−A140は、この閉塞解除情報
通知を受信して、この回線インタフェースが発信可能状
態であることを認識し、通常の発信処理を行う。
【0130】以上説明したように、第3の実施形態に係
る通信装置は、PP710がDPRAM−B530から
リセット(RST−B)された場合に、閉塞情報通知を
システム制御部800(MCPU−A140)に送出す
る機能と、リセット解除に対しても同様に閉塞情報通知
をシステム制御部800(MCPU−A140)に送出
する機能とを備え、MCPU−B230の初期立上げ
時、MCPU−B230からDPRAM−B530を通
してリセット信号RST−BがPP710の割り込み入
力端子Int−Bに入力され、PP710は、リセット
信号RST−Bを受けると、通信機器Bが立上げ中と判
断して、PP710が回線使用不可であることを示す閉
塞情報通知をDPRAM−A520を通して通信機器A
のMCPU−A140に送るようにしたので、以下のよ
うな効果を得ることができる。
【0131】すなわち、本実施形態による機能がない
と、MCPU−B230が初期立上げ中の場合、まだ立
ち上がっていない回線インタフェースから発信してしま
い、相手の応答がないという判断となってしまう。これ
に対して、本実施形態では、例えば複数の回線インター
フェス(図7の他回線インタフェース部820,83
0)がある場合、MCPU−A140が各回線インタフ
ェースの状態を認識できるため、発信不可能な回線イン
タフェースに対して発信動作をすることがない。したが
って、確実に発信できる回線インタフェースをあらかじ
め選択でき、その回線インタフェースに対して確実に発
信することができる。 第4の実施形態 図9は本発明の第4の実施形態に係る同一回線インタフ
ェースを有する通信機器の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態は、障害発生の場合に関するものであ
る。本実施形態の説明にあたり前記図7の構成と同一部
分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0132】図9において、通信機器A(PBX30
0)と通信機器B(VOIPゲートウェイ400)とが
回線インタフェース部900により接続される。また、
800はMCPU−A140を含む通信機器Aのシステ
ム制御部、810は他デバイス、820,830は他回
線インタフェース部である。
【0133】回線インタフェース部900は、同一回線
インタフェースを制御するプリプロセッサ(PP)91
0、MCPU−B230周辺回路の障害状態を検出する
障害検出回路920(障害検出手段)、データ通信に用
いるPBX側のDPRAM−A520及びVOIPゲー
トウェイ側のDPRAM−B530から構成され、基本
的な構成は図7と同一である。
【0134】上記プリプロセッサ(PP)910は、全
体を初期化するためのリセット信号を入力するリセット
端子RSTと、2つの割り込みを受け付ける2つの割り
込み入力端子Int−AとInt−Bとを備え、PP9
10は、この割り込みにより行われる処理を、割り込み
を受け付けた割り込み入力端子側におけるリセット処理
として行う。
【0135】DPRAM−B530のリセット信号RS
T−Bと障害検出回路920の障害検出信号は、ORゲ
ート930に接続されており、ORゲート930出力
は、PP910のリセット入力端子RST−Bに接続さ
れる。
【0136】また、PP910のリセット入力端子RS
Tには、ANDゲート600が接続されており、AND
ゲート600の一方の入力端子には、DPRAM−A5
20からのリセット信号RST−Aが入力され、他方の
入力端子にはDPRAM−B530からのリセット信号
RST−Bと障害検出回路920の障害検出信号とのO
R論理出力が入力される。
【0137】ANDゲート600は、リセット信号RS
T−Aとリセット信号RST−BのAND論理をとり、
両方のリセット信号出力があった場合にのみ、PP91
0をリセットするリセット信号を出力する。
【0138】一方、DPRAM−A520からのリセッ
ト信号RST−Aは、PP910の割り込み信号として
割り込み入力端子Int−Aに入力され、同様に、DP
RAM−B530からのリセット信号RST−Bと障害
検出信号とのOR論理出力は、PP910の割り込み信
号として割り込み入力端子Int−Bに入力される。
【0139】上記リセットは、MCPU−A140及び
MCPU−B230が、DPRAM−A520及びDP
RAM−B530を通してPP910の割り込み入力端
子Int−A及びInt−Bと、ANDゲート600に
供給するものである。また、障害検出は、障害検出回路
920がDPRAM−B530からのリセット信号RS
T−Bと同様にPP910の割り込み入力端子Int−
Bに入力する構成をとることによって、上記リセットと
同じ意味を持つようにする。
【0140】上記PP910は、上記機能に加え、前記
図7のPP710と同様の機能を有する。
【0141】すなわち、PP910は、PP910がD
PRAM−B530又は障害検出回路920からリセッ
ト(RST−B)された場合に、閉塞情報通知をシステ
ム制御部800(MCPU−A140)に送出する機能
と、リセット解除に対しても同様に閉塞情報通知をシス
テム制御部800(MCPU−A140)に送出する機
能とを持つ。ここでいう閉塞情報とは、回線塞がりを示
す情報であり、本回線インタフェース部700からの発
信が不可能なことを示す。
【0142】以下、上述のように構成された通信機器の
動作を説明する。
【0143】上述したように、障害検出はPP910に
対してリセットと同じ意味を持つこととなるため第3の
実施形態と同じ動作となる。図8に示す通信機器の閉塞
情報通知の動作シーケンスにより説明する。
【0144】障害検出回路920が、MCPU−B23
0周辺回路の障害状態を検出すると(801)、ORゲ
ート930を通して障害検出信号がPP910に入力さ
れる(802)。
【0145】PP910は、このリセット入力によりM
CPU−B230が立上げ中、あるいは障害発生と判断
し、MCPU−A140に対して閉塞情報通知を行う
(803)。
【0146】MCPU−A140は、この閉塞情報通知
を受信すると、この回線インタフェースが発信不可状態
であることを認識し、発信処理は行わないようにする。
【0147】その後、MCPU−B230周辺回路の障
害状態が検出されなくなると(804)、ORゲート9
30を通して障害解除信号がPP910に通知される
(805)。
【0148】PP910は、このリセット解除によりM
CPU−B230の立上げ終了、あるいは障害発生解除
と判断し、MCPU−A140に対して閉塞解除情報通
知を行う(806)。
【0149】MCPU−A140は、この閉塞解除情報
通知を受信して、この回線インタフェースが発信可能状
態であることを認識し、通常の発信処理を行う。
【0150】以上説明したように、第4の実施形態に係
る通信装置は、MCPU−B230周辺回路の障害状態
を検出する障害検出回路920と、障害通知をDPRA
M−B530のリセット信号RST−BとOR条件でP
P910のリセット入力端子RST−Bに出力するOR
ゲート920とを備え、MCPU−B230又はその周
辺部の障害検出時、PP910は、リセット入力端子R
ST−Bに障害検出信号を受け、通信機器Bに障害発生
と判断して、PP910が回線使用不可であることを示
す閉塞情報通知をDPRAM−A520を通して通信機
器AのMCPU−A140に送るようにしたので、第3
の実施形態と同様に、以下のような効果を得ることがで
きる。
【0151】すなわち、本実施形態の機能がないと、M
CPU−B230が障害中の場合、障害中の回線インタ
フェースから発信してしまい、相手の応答がないという
判断となってしまう。本実施形態では、例えば複数の回
線インターフェス(図9の他回線インタフェース部82
0,830)がある場合、MCPU−A140が各回線
インタフェースの状態を認識できるため、発信不可能な
回線インタフェースに対して発信動作をすることがない
ので、確実に発信できる回線インタフェースをあらかじ
め選択でき、その回線インタフェースに対して確実に発
信することができる。
【0152】したがって、このような優れた特長を有す
る通信装置及び通信装置間の通信方法を、LANを利用
した、回線交換装置に適用すれば、この装置において低
コストで大容量のデータ通信が可能な通信システムを構
築することができる。
【0153】なお、上記各実施形態に係るインタフェー
ス装置を、上述したようなPBX及びVOIPゲートウ
ェイに適用することもできるが、勿論これには限定され
ず、同一回線インタフェースにより接続して通信を行う
通信装置であれば全ての装置に適用可能である。
【0154】また、上記各実施形態では、ODインタフ
ェースに置き換えるように同一回線インタフェースを適
用して説明したが、これは一例であり、他の専用インタ
フェースでも同様な効果を得ることができる。
【0155】さらに、上記通信装置を構成する各回路部
等の種類、ファームウェア実行部(制御部)などは前述
した実施形態に限られない。
【0156】
【発明の効果】本発明に係る通信装置及び通信装置間の
通信方法では、同一回線インタフェースは、第1の通信
機器のメインプロセッサによりアクセスされる第1の共
通メモリ、第2の通信機器のメインプロセッサによりア
クセスされる第2の共通メモリ、及び第1及び第2の共
通メモリをアクセス制御するプリプロセッサとを備え、
第1の通信機器のメインプロセッサが、データを第1の
共通メモリに書き込むステップと、プリプロセッサが、
第1の共通メモリに書き込まれたデータを読み出して第
2の共通メモリに書き込むステップと、第2の通信機器
のメインプロセッサが、第2の共通メモリに書き込むま
れたデータを読み出すステップとを順次実行して通信機
器間の通信を実現するようにしているので、通信速度を
大幅に向上させることができ、ハードウェア構成の冗長
部分を削除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係る同一回
線インタフェースを有する通信機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記通信機器のデュアルポートメモリの構造を
説明するための図である。
【図3】上記通信機器の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図4】上記通信機器の呼動作シーケンスを示す図であ
る。
【図5】本発明を適用した第2の実施形態に係る同一回
線インタフェースを有する通信機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】上記通信機器のリセットの構成を備えた通信機
器の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明を適用した第3の実施形態に係る同一回
線インタフェースを有する通信機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】上記通信機器の呼動作シーケンスを示す図であ
る。
【図9】本発明を適用した第4の実施形態に係る同一回
線インタフェースを有する通信機器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来の通信機器間の通信方法を説明するため
の全体構成図である。
【図11】図10の破線部分を詳細に示すブロック図で
ある。
【図12】従来の通信機器のリセットの構成を備えた通
信機器の構成を示すブロック図である。
【図13】従来の通信機器間のインタフェースを説明す
るためのブロック図である。
【符号の説明】
140 MCPU−A(通信機器Aのメインプロセッ
サ)、230 MCPU−B(通信機器Bのメインプロ
セッサ)、 300 PBX(通信機器A)、400
VOIPゲートウェイ(通信機器B)、500 同一回
線インタフェース、510,710,910 プリプロ
セッサ(PP)、520 DPRAM−A(通信機器A
の共通メモリ)、530 DPRAM−B(通信機器B
の共通メモリ)、600 ANDゲート、700,90
0 回線インタフェース部、800システム制御部、8
10 他デバイス、820,830 他回線インタフェ
ース部、920 障害検出回路(障害検出手段)、93
0 ORゲート
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 3/58 101 H04L 11/02 D (72)発明者 杉本 茂 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 久保木 浩 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の通信機器間を同一回線イ
    ンタフェースにより接続して通信を行う通信装置におい
    て、 各通信機器は、メインプロセッサと、同一回線インタフ
    ェースとを備え、 前記同一回線インタフェースは、 第1の通信機器のメインプロセッサによりアクセスされ
    る第1の共通メモリと、 第2の通信機器のメインプロセッサによりアクセスされ
    る第2の共通メモリと、 第1及び第2の共通メモリをアクセス制御するプリプロ
    セッサとを備え、 前記プリプロセッサは、 前記第1及び第2の共通メモリを用いて通信機器間の通
    信を行うことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記プリプロセッサは、 前記第1の共通メモリに書き込まれたデータを読み出し
    て前記第2の共通メモリに書き込むことにより通信機器
    間の通信を行うことを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プリプロセッサは、 前記第1の共通メモリに書き込まれたデータを読み出
    し、該読み出したデータを前記第2の通信機器が使用可
    能なデータに変換して前記第2の共通メモリに書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記プリプロセッサは、リセット端子、
    及び各通信機器に対応した複数の割り込み端子を有し、
    該割り込みではソフトウェアによるリセット処理を行う
    ように構成されており、 メインプロセッサからのハードウェアリセット信号は、
    割り込みとして前記割り込み端子に入力され、該当通信
    機器のソフトウェアによるリセット処理を行うととも
    に、 第1及び第2の通信機器のメインプロセッサからのハー
    ドウェアリセット信号が同時に発生した場合にのみ、前
    記プリプロセッサのハードウェアリセットを実行するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記プリプロセッサは、リセット端子、
    及び各通信機器に対応した複数の割り込み端子を有し、
    該割り込みではソフトウェアによるリセット処理を行う
    ように構成されており、 第2の通信機器又は第2の通信機器の周辺部の初期立上
    げ時、第2の通信機器のメインプロセッサからのリセッ
    ト信号が、前記第2の共通メモリを通して割り込みとし
    て前記割り込み端子に入力され、 前記プリプロセッサは、前記リセット信号を受けると、
    第2の通信機器が立上げ中と判断して、前記プリプロセ
    ッサが回線使用不可であることを示す閉塞情報通知を前
    記第1の共通メモリを通して第1の通信機器のメインプ
    ロセッサに送るように構成したことを特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 第2の通信機器又は第2の通信機器の周
    辺部の障害を検出する障害検出手段を備え、 前記障害検出手段は、障害検出時、障害検出信号を前記
    割り込み端子に出力し、 前記プリプロセッサは、前記障害検出信号を受けると、
    前記プリプロセッサが回線使用不可であることを示す閉
    塞情報通知を前記第1の共通メモリを通して第1の通信
    機器のメインプロセッサに送るように構成したことを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の共通メモリは、同一
    バス上に接続されたメモリであることを特徴とする請求
    項1、2又は3の何れかに記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の共通メモリは、同一
    メモリエリア内の異なるメモリ空間に割り付けられてい
    ることをことを特徴とする請求項1、2、3又は7の何
    れかに記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記共通メモリは、 2系統のアドレス及びデータ入出力部を有し、双方のポ
    ートから独立してアクセス可能なメモリであることを特
    徴とする請求項1、2、3、7又は8の何れかに記載の
    通信装置。
  10. 【請求項10】 前記通信機器は、PBXであることを
    特徴とする請求項1、2、3又は4の何れかに記載の通
    信装置。
  11. 【請求項11】 前記通信機器は、VOIP(Voice Ov
    er Internet Protocol)ゲートウェイであることを特徴
    とする請求項1、2、3又は4の何れかに記載の通信装
    置。
  12. 【請求項12】 第1及び第2の通信機器間を同一回線
    インタフェースにより接続して通信を行う通信方法にお
    いて、 前記同一回線インタフェースは、 第1の通信機器のメインプロセッサによりアクセスされ
    る第1の共通メモリ、第2の通信機器のメインプロセッ
    サによりアクセスされる第2の共通メモリ、及び第1及
    び第2の共通メモリをアクセス制御するプリプロセッサ
    とを備えており、 第1の通信機器から第2の通信機器への通信は、 第1の通信機器のメインプロセッサが、データを前記第
    1の共通メモリに書き込むステップと、 前記プリプロセッサが、前記第1の共通メモリに書き込
    まれたデータを読み出して前記第2の共通メモリに書き
    込むステップと、 第2の通信機器のメインプロセッサが、前記第2の共通
    メモリに書き込むまれたデータを読み出すステップと を順次実行して通信機器間の通信を実現することを特徴
    とする通信機器間の通信方法。
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