JP3532762B2 - 情報交換装置およびその制御方法 - Google Patents

情報交換装置およびその制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各部を制御する制
御手段の動作を監視しながら、各回線の空き状態を各回
線の発着信の状態から調べて、この状態にある回線に対
して一つの情報送出側からある情報を対応する各回線の
末端のユーザに供給させる情報交換装置およびその制御
方法に関し、特に、たとえば緊急メッセージ等の情報を
片方向に送出するようなオフトーク通信サービスを行う
電子交換機や監視をしながら情報伝達する情報伝達シス
テム等に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】電子交換(ディジタル交換)システムに
おいて通話路系には、集線装置および分配段通話装置が
備えられている。集線装置は、加入者線を収容し集線多
重化する装置で、加入者収容架(LCF:Line Concentrati
on Frame)に搭載されている。集線装置は、上述した集
線多重を実現させるため、加入者線インターフェース装
置(SLIE:Subscriber Line Interface Equipment)で加
入者線と集線通話路間の信号送受を行い、集線通話路装
置(LCNE:Line Concentration Network Equipment )で
加入者線の呼率に応じた適当な集線比に集線するととも
に、集線を介して供給される信号を多重化している。
【0003】また、分配段通話路装置には、分配機能を
発揮させるように、時分割コネクタ装置(TDC:Time Div
ision Connector )、時分割通話路装置(TDNW:Time Di
vision NetWork)と、この時分割通話路部を制御する通
話路制御装置(SWC:SWitching Control equipment )と
が備えられている。分配段通話路装置の時分割コネクタ
装置(TDC )には、集線装置からだけでなく、複数のハ
イウェイが接続されている。ハイウェイとは、複数の信
号を1本の物理線(共通線)のことである。また、時分
割通話路装置(TDNW)は、時分割多重を行う時間スイッ
チ装置(TSW )、ハイウェイ間の切り換えを行うハイウ
ェイスイッチ装置(HSW 、あるいは空間スイッチともい
う)を用いた3段構成のネットワークである。最近、時
間スイッチの低廉化の傾向から時分割通話装置は、T-S-
T 形式の3段構成が主流になってきている。通話路制御
装置(SWC )は、動作指令情報の授受を行い、時分割通
話装置の故障の監視・検出と故障検出時のこの検出結果
をこの他の制御装置側に通知して時分割通話路装置を制
御している。一般に、電子交換システムにおける制御
は、中央処理系のプロセッサ等に格納されたソフトウェ
アにより行われている。
【0004】このように構成することにより、電子交換
システムは、制御が正常に動作している場合、上述した
故障検出時に通話路を正常な動作を可能にする通話路に
切り換えたり、冗長構成を有した構成では予備冗長系通
話路に切り換える制御等が可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子交換機
において中央処理系のプロセッサのハードウェア自体が
故障したり、このプロセッサに搭載していたソフトウェ
アに故障が発生した場合、この電子交換システムの制御
が行えなくなってしまう。このため、この電子交換シス
テムは、故障が復旧されるまで、通話路のハードウェア
が故障した際の制御ができなくなる。換言すると、通話
路のハードウェアがシステム的に監視状態から外れた状
態となる。これにより、電子交換システムは、通話路の
信頼性が保証されず、通話呼の保証も確保できなくなっ
てしまう。このような電子交換機を用いた様々な情報提
供サービスがあるが通信においてこのような信頼性の欠
如は、大きな問題である。
【0006】最近、電子交換機の機能を十分に発揮させ
る通信サービスの一つに、生活に役立つ地域情報システ
ムという評価を受けて増加している、オフトーク通信サ
ービスが各地で行われている。このオフトーク通信サー
ビスとは、たとえば、加入電話回線の空き時間を利用し
て、家庭や企業ユーザに一つの情報センタから片方向の
情報を伝達する通信サービスである。この通信サービス
は、通話中でも緊急メッセージを送出する機能やサービ
スオーダ作業を保守担当局から遠隔実施できる機能等を
有するように現在、各種の改良もなされてきている。オ
フトーク通信サービスで加入者に向けてたとえば緊急メ
ッセージを送出しようとした際に、電子交換システムが
前述したような故障をしていると、通信の信頼性が欠如
しているため、最悪の場合、緊急メッセージが加入者に
届かなくなったりして、緊急事態の状況を一層悪化させ
てしまう虞れを生じる。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、たとえば電子交換システムのようなシステムが故障
していても、情報の経路の信頼性およびユーザの呼出の
保証を確保できる情報交換装置およびその制御方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報交換装
置は上述の課題を解決するために、情報を運ぶ各回線を
収容して集線しこの回線の信号を多重化する集線手段
と、この集線手段からの出力を各情報経路に分配する情
報分配手段と、この情報分配手段を制御する制御手段と
を備え、情報分配手段の動作を監視しながら、各回線の
空き状態を各回線の発着信の状態から調べて、この状態
にある回線に対して一の情報送出側からある情報を対応
する各回線の末端のユーザに供給させる情報交換装置に
おいて、制御手段に異常が検出された際に、この異常検
出に伴って自律的に作動する緊急動作手段と、この緊急
動作手段からの出力に応じて各情報経路の接続を切り換
える情報経路切換手段とを含み、情報経路切換手段が、
集線手段の出力側と情報分配手段の入力側との間、およ
び情報分配手段で情報を時分割して分配する時分割情報
分配手段の出力直後にそれぞれ配されることを特徴とす
る。
【0009】ここで、情報経路切換手段は、複数本の信
号線で、かつ単純なケーブルで接続されるようにするこ
とが好ましい。これにより、構成の複雑化を避けること
ができる。
【0010】緊急動作手段が情報経路切換手段に出力す
る信号を情報経路切換手段の扱える信号の形式に変換す
る信号形式変換手段を含み、この信号形式変換手段が、
緊急動作手段と情報経路切換手段との間に配されると有
利である。
【0011】本発明に係る情報交換装置は、緊急動作手
段からの出力に応じて情報経路切換手段で各情報経路の
接続を切り換えることにより、供給された信号を迂回す
る信号経路に切り換えて、信頼性を欠く情報経路を避け
て通ることができ、外部のシステムに対して故障がない
ように見せることができる。
【0012】また、本発明に係る情報交換装置の制御方
法は、情報を運ぶ各回線を収容して集線しこの回線の信
号を多重化する集線手段と、この集線手段からの出力を
各情報経路に分配する情報分配手段と、この情報分配手
段を制御する制御手段とを備え、情報分配手段の動作を
監視しながら、各回線の空き状態を各回線の発着信の状
態から調べて、この状態にある回線に対して一の情報送
出側からある情報を対応する各回線の末端のユーザに供
給する情報交換装置の制御方法において、制御手段の異
常を検出する異常検出工程と、この異常検出工程の結果
に伴って自律的に緊急動作処理を作動させる自律作動工
程と、この自律作動工程の結果を用いて集線手段の出力
側と情報分配手段の入力側との間の情報経路、および情
報分配手段で情報を時分割して分配する時分割情報分配
手段の出力直後の情報経路の接続をそれぞれ切り換え
て、前記情報分配手段の情報経路を迂回させる情報経路
切換工程とを含むことを特徴とする。
【0013】ここで、異常検出工程は、制御手段の動作
状態を監視するとともに、情報分配手段の異常も同時に
監視することが好ましい。これにより、複雑な予備系通
話路の構成を不要にでき、回路を簡素化することができ
る。
【0014】自律作動工程は、制御手段に格納されるプ
ログラムを用いて異常検出を行い、異常が検出された際
に、プログラムの処理により自律的に擬似的な緊急起動
信号を出力させると有利である。これにより、自律作動
工程は、前記情報分配手段の冗長構成に同時に異常が検
出された場合、あるいは前記集線手段、前記情報分配手
段、および前記制御手段の一部に異常が検出された場合
に用いることができるようになる。異常検出の対処法の
適用範囲を広げることができる。
【0015】また、情報経路切換工程は、制御手段に搭
載するプログラムの処理によって情報経路の診断および
初期設定を行った後に情報分配手段を迂回する情報経路
の接続を元に戻すことが望ましい。これにより、情報交
換装置を常に正常な動作による情報の供給が可能にな
り、信頼性を維持できる。
【0016】本発明の係る情報交換装置の制御方法は、
異常検出工程での結果の内、異常が検出された際に自律
作動工程で緊急動作手段を作動させ、情報経路切換工程
でこの自律作動工程の結果に応じて各情報経路の接続を
それぞれ切り換えることにより、供給された信号を迂回
する信号経路に切り換えて、信頼性を欠く情報経路を避
けて通ることができる。したがって、情報交換装置に
は、外部のシステムに対して故障がないように見せるこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる情報交換装置およびその制御方法の一実施例を詳細
に説明する。
【0018】本発明による情報交換装置およびその制御
方法は、たとえばオフトーク通信サービスにおける電子
交換機や監視をしながら情報伝達する情報伝達システム
等に適用している。本実施例は、オフトーク通信サービ
スにおける電子交換機に適用した場合について図1〜図
4を参照しながら説明する。
【0019】ここで、オフトーク通信サービスとは、既
存の加入者回線の空き時間、すなわち無通話時間帯に一
つの情報センタからエンド・ユーザである各加入者に情
報を送出する片方向通信である。最近、災害発生時に緊
急メッセージをたとえば、住民に提供する防災システム
等といった地域情報サービスシステムとして普及されて
きた。このシステムは、上述した適用・用途から明らか
なように常に信頼性が高くなければならないが、電子交
換機の制御部が故障した場合、従来の構成では信頼性が
保証されず、通話呼の保証も確保できない状況になり改
善が望まれている。
【0020】一般に、電子交換機10は、図1に示すよう
に通話路系10A,中央処理系10B,信号処理系10C,保守運用
系(図示せず)で構成されている。この通話路系10A に
は、主要な装置として集線装置11、および分配段通話路
装置12が含まれている。さらに、分配段通話路装置12
は、時間スイッチ装置(TSW )およびハイウェイスイッ
チ装置(HSW あるいは空間スイッチ(SSW ))をまとめ
た時分割通話路装置(Time Division NetWork:TDNWとい
う)12a を含んでいる。
【0021】通話路系10A は、中央処理系10B の中央演
算ユニット(CPU という)13a によって制御される。本
実施例の電子交換機10には、集線装置11の出力端と分配
段通話路装置12の入力端との間、および分配段通話路装
置12内のTDNW12a の出力端直後にそれぞれ通話路切換部
14a, 14bが配されている。通話路切換部14a, 14bの間は
複数本で構成されたコネクタケーブルで接続されてい
る。通話路切換部14a, 14bは、後段にて詳述する緊急動
作(EMA という)部13b からの緊急信号とCPU13aの制御
信号により通話路を切り換えている。
【0022】より具体的に電子交換機10の構成を説明す
るために図1および図2を参照しながら説明する。ま
ず、集線装置(Line Concentration Frame:LCFという)
11には、外部の加入者からの各回線、すなわち加入者回
線を収容して集線しこれら回線の信号を多重化するよう
に、図示しないが加入者線インターフェースと集線通話
路装置が備えられている。集線装置11は、この構成から
加入者収容架とも呼ばれる。加入者線インターフェース
は、加入者線毎に設置される加入者回路と加入者インタ
ーフェース回路からなる。加入者回路は、アナログ信号
をディジタル信号に変換するとともに、電話機対応にす
るためBROSCHT 機能を具備している。BROSCHT 機能は7
つの機能を有し、これら7つの機能の頭文字で表わされ
ている。加入者インターフェース回路は、音声信号と監
視制御信号とに分けて多重し集線通話路装置に出力す
る。集線通話路装置は、加入者線の呼率に応じた適当な
集線比に集線するとともに、供給された信号を多重化し
てこの多重化された信号を分配段通話路装置12に出力す
る。
【0023】分配段通話路装置12は、時間スイッチ装置
(TSW )およびハイウェイスイッチ装置(HSW あるいは
SSW という)をまとめた時分割通話路装置(Time Divis
ionNetWork:TDNWという)12a で加入者線と中継線の端
子を個別に確保するように割り当てられているが、この
TDNW12a の前には図2に示すように集線装置11からの出
力を各通話路に時分割して分配する接続装置である時分
割コネクタ装置(TDC:Time Division Connecter )12A
が配されている。この分配段通話路装置12には、通話路
制御装置(SWC:SWitching Control equipment )12b も
含まれている。分配段通話路装置12のTDNW12a は、信号
処理系10C において外部接続されたハイウェイインター
フェースの一つである外部伝送ハイウェイインターフェ
ース(HWIF)部20を介してたとえばLCF11 にデータを出
力している。外部伝送ハイウェイインターフェース(HW
IF)部20は、分配段通話路装置12からのハイウェイを収
容するインターフェースである。
【0024】また、中央処理系10B には、図1に示した
CPU13a, EMA 部13b,記憶装置13c の他に図2に示すよう
にシステムバス変換インターフェース部13d,および外部
I/O装置13e 等が設けられている。
【0025】CPU13aは、電子交換機10の全体における各
部の動作を制御している。これらの制御は、システムバ
ス15や通話路(Speech Path :以下SPという)バス16等
のバスを介して供給される情報を基に行われている。
【0026】また、EMA 部13b は、内部に緊急動作回路
130、および緊急動作バス変換インターフェース回路131
を備えている。特に、緊急動作回路130 は、中央処理系
10B内の各装置・各処理機能に重大な故障等が発生し、
かつこの故障によりプログラムで対処できない事態、た
とえばシステム障害検出部(図示せず)において異常検
出されるような事態で、この緊急動作回路130 を自律的
に起動させる。起動された緊急動作回路130 は、たとえ
ば2 ビット構成のサイクリックカウンタによってEMA ス
テート(すなわち、緊急起動信号)を出力する。
【0027】記憶装置13c は、この中央処理系10B だけ
でなく、電子交換機10の全体を制御するプログラムを内
蔵している。システムバス変換インターフェース部13d
は、供給された信号の形式を変換して各部に出力してい
る。中央処理系10B の最後に、外部I/O 装置13e は、シ
ステムバス15を介して供給されるプログラムやデータ等
を記憶装置13c に供給したり、図示しないシステムに必
要なコンソールインターフェース等にデータや制御信号
を供給する入出力装置である。
【0028】また、通話路切換部14a, 14bは、EMA13bか
らの出力に応じて各通話路の接続を切り換えるものであ
る。通話路切換部14a は、LCF11 と分配段通話路装置12
の間に配し、通話路切換部14b は、TDNW12a と外部伝送
ハイウェイインターフェース部12c との間に配してい
る。この通話路切換部14a, 14bは、単に迂回ルートを形
成するコネクタケーブル14c である。コネクタケーブル
14c は、LCF11 −分配段通話路装置12およびTDNW12a −
ハイウェイインターフェース部12d のハイウェイの本数
と同数で構成されている。この構成により、冗長な構成
を設けることなく、かつその構成の複雑化も避けてい
る。
【0029】さらに、各部の接続関係を説明する。EMA1
3bは、中央処理系10B 内の各装置・各処理機能に重大な
故障の発生が検出された場合、緊急動作回路130 を自律
的に作動させる。EMA13bは、EMA バス17を介してCPU13a
に対して初期動作の要求を出力する。このEMA13bの作動
に伴ってCPU13aは、システムバス15を介して記憶装置13
c を制御する。記憶装置13c は、電子交換機10の各部を
初期設定に設定する命令をソフトウェアからシステムバ
ス15に出力する。
【0030】システムバス15は、システムバス変換イン
ターフェース部13d および緊急動作バス変換インターフ
ェース部131 とも接続されている。システムバス変換イ
ンターフェース部13d は、システムバス15を介して供給
される信号の形式を変換する。そして、変換された信号
(あるいは命令)は、システムバス変換インターフェー
ス部13d からSPバス16を介して通話路系10B の各部(集
線装置11, 時分割コネクタ装置12A,通話路制御装置12b,
外部伝送ハイウェイインターフェース部12c,および通話
路切換部14a,14b 等)にそれぞれ供給される。これによ
り、システムバス変換インターフェース部13d は、中央
処理系10B と通話路系10A というシステム(装置)間の
通信制御を行っている。
【0031】また、前述したEMA バス17は、緊急動作回
路130 と緊急動作バス変換インターフェース部131 の間
にも配されている。緊急動作回路130 は、緊急事態を知
らせる緊急起動信号(EMA 信号)を緊急動作バス変換イ
ンターフェース部131 にも出力している。緊急動作バス
変換インターフェース部131 は、緊急起動信号の信号形
式を変換している。緊急動作バス変換インターフェース
部131 は、EMA コネクタケーブル18を介して通話路切換
部14a, 14bとそれぞれ接続されている。緊急動作バス変
換インターフェース部131 は、システムバス15を介して
供給される命令に応じてたとえば、緊急起動信号を通話
路切換部14a, 14bにそれぞれ出力する。システムバス15
を介して供給される命令は、たとえば接続を元に戻す際
に情報経路の信頼性確認後に供給される。通話路切換部
14a, 14bは、EMA コネクタケーブル18を介して供給され
る緊急起動信号とSPバス16を介して供給される命令がと
もに供給されたとき、通話路切換部14a, 14bの接続を同
時に切り換える。この切り換えにより、集線装置11から
の出力は、TDNW12a を迂回して通話路切換部14b を介し
て外部伝送ハイウェイインターフェース部20に供給され
るようになる。
【0032】次にこの電子交換機10が故障した際の動作
について説明する。電子交換機10は、電源投入して電子
交換における一般的な交換処理等を行っている。この処
理の中で異常検出およびその対応処理は、ステップS10
で中央処理系10B のハードウェアやソフトウェアに対し
て異常検出を行っている(異常検出工程)。異常検出
は、たとえば、システム障害検出部(図示しない)で行
っている。このステップS10 で異常が検出されないとき
(No)、この一連の電子交換処理をそのまま別のルーチ
ンにて継続する。また、異常が検出されたとき(Yes
)、その対応処理として中央制御装置内のCPU13aの動
作を制御するフリップフロップグループ(FFG)がオー
バーフローを起こさせ、この結果を緊急動作回路130 に
出力する。この後、ステップS11 に進む。
【0033】ステップS11 では、緊急動作回路130 で緊
急起動信号を発生させる。発生させた緊急起動信号はCP
U13aに供給して中央処理系10B に対する初期化を行うと
ともに、緊急動作バス変換インターフェース部131 にも
供給する(自律作動工程)。この後、ステップS12 に進
む。
【0034】ステップS12 では、緊急動作バス変換イン
ターフェース部131 から供給される緊急起動信号の信号
形式を変換する。この信号形式の変換とは、EMA バス18
のバス形態から外部装置等に接続されるたとえばコネク
タケーブルあるいはバックボードケーブルで扱われる信
号形態に供給される信号を変換する。この後、ステップ
S13 に進む。
【0035】ステップS13 では、緊急動作バス変換イン
ターフェース部131 から通話路切換部14a,14b に変換さ
れた緊急起動信号を出力する。この緊急起動信号は、選
択動作を指示する情報となる。この後、ステップS14 に
進む。
【0036】ステップS14 で、通話路切換部14a,14b
は、供給される緊急起動信号およびSPバスを介して供給
される命令に応じて方路の向きを同時に切り換える。通
話路切換部14a は、図2に示す集線装置(LCF )11から
の出力を分配段通話路装置12の入力側から迂回するコネ
クタケーブル14c 側に切り換える。また、通話路切換部
14b は、分配段通話路装置12の出力側から迂回したコネ
クタケーブル14c 側に方路を切り換える。この切換え処
理により、電子交換機10は、純粋なハードウェア論理に
よりLCF11 から外部伝送ハイウェイインターフェース部
20に情報が供給されることになる。ここで、使用するコ
ネクタケーブル14c は、故障率の極めて低い単純なケー
ブルを使用している。これにより、故障時の切り換えら
れる経路の信頼性を向上させることができる。異常検出
時にはこのように対処して異常検出対処ルーチンを終了
する。
【0037】なお、本実施例の緊急起動信号の出力はEM
A13bによる出力に限定されるものでなく、記憶装置13c
に格納されているプログラムを用いてもよい。すなわ
ち、たとえば記憶装置13c には、システムバス15を介し
て供給されるステータスが供給されている。このステー
タスから故障の有無を判断して自律的に擬似的な緊急起
動信号を緊急動作バス変換インターフェース部131 に出
力する。この記憶装置13c を用いた擬似的な緊急起動信
号の出力は、たとえば 0系と 1系のようにいずれか一方
の構成を正規とし他方の構成を予備とする冗長構成をと
るTDNW12a に異常が検出された場合やシステムバス変換
インターフェース部13d を含む通話路系10A が故障して
TDNW12a の監視ができない場合等がある。
【0038】次に異常からの復帰させる手順を説明す
る。まず、ステップS20 では、緊急動作回路130 が緊急
起動信号をCPU13aに供給して電子交換機10の設定が初期
化された場合、あるいは記憶装置13c が擬似的な緊急起
動信号をCPU13aに供給して電子交換機10の設定が初期化
された場合かの判断を行う。前者の場合(Yes )、ステ
ップS21 に進む。また、後者の場合(No)、ステップS2
2 に進む。
【0039】ステップS21 では、中央処理系10B の各部
をCPU13aによって診断し、異常のないことを確認した
後、設定の初期化等を行う。これらの処理により、通話
呼の信頼性を確認してステップS23 に進む。
【0040】ステップS22 では、システムバス変換イン
ターフェース部13d を含む通話路系10A の診断をCPU13a
によって行う。この診断により異常のないことを確認し
た後、設定の初期化等を行う。これらの処理により、通
話呼の信頼性を確認してステップS23 に進む。
【0041】ステップS23 では、通話路切換部14a,14b
は、供給される緊急起動信号およびSPバスを介して供給
される命令に応じて方路の向きを元に同時に切り換え
る。通話路切換部14a,14b は、ともに分配段通話路装置
12側に切り換えられる。このようにして接続を元通りに
復旧させて一連の復旧処理を終了させている。
【0042】ただし、ステップS22 に至る切換処理はシ
ステムバス変換インターフェース部13d を含む通話路系
10A の内部の故障による異常検出であるから、電子交換
機10にはこのステップS22 以前に必要に応じた故障箇所
の修理が既に施されている。
【0043】このように構成し、これらの手順で異常検
出に対処し、さらに元の接続に復旧させることにより、
異常の有無にかかわらず、電子交換機10における通話呼
の信頼性を確保することができ、外部のシステムに対し
て故障がないように見せることができるようになる。特
に、前述したように中央処理系10B (プロセッサ)、お
よび中央処理系10B の記憶装置13c に搭載したソフトウ
ェアが正常でも通話路系10A の制御が不能の場合、擬似
的な緊急起動信号を記憶装置13c から通話路切換部14a,
14b にそれぞれ供給することにより、俊敏に方路を切り
換えて通話呼の信頼性を確保している。電子交換機10
は、従来に比べて通話呼の信頼性をより高いものにする
ことができる。したがって、この電子交換機10をオフト
ーク通信サービスのような片方向通信に用いると、たと
えば情報センターから供給される情報を確実にユーザに
提供することができるようになる。
【0044】なお、本発明は前述した一実施例に限定さ
れるものでなく、本発明が他の情報交換システムに適用
できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】このように本発明に係る情報交換装置に
よれば、緊急動作手段からの出力に応じて通話路切換手
段で各通話路の接続を切り換えて、迂回する信号経路に
切り換え、信頼性を欠く通話路を避けて通るので、外部
のシステムに対して故障がないように見せることができ
るようになり、従来に比べて通話呼の信頼性をより高い
ものにすることができる。たとえば、オフトーク通信サ
ービス等のような片方向通信に用いると、情報センター
から供給される情報を確実にユーザに提供することがで
きるようになる。
【0046】また、本発明に係る情報交換装置の制御方
法によれば、異常検出工程での結果の内、異常が検出さ
れた際に自律作動工程で緊急動作手段を作動させ、情報
経路切換工程でこの自律作動工程の結果に応じて各情報
経路の接続をそれぞれ切り換え、供給された信号を迂回
する信号経路を通るようにして、信頼性を欠く情報経路
を避けることができるので、外部のシステムに対して故
障がないように見せることができるようになり、従来に
比べて通話呼の信頼性をより高いものにすることができ
る。たとえば、片方向通信等の情報伝送システムに用い
ると、情報センターから供給される情報を確実にユーザ
に提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報交換装置を電子交換機に適用
した際の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した電子交換機のより具体的な構成を
示すブロック図である。
【図3】図2に示した構成で異常が検出された際の対処
方法を説明するフローチャートである。
【図4】図3の手順で制御した電子交換機を元の接続に
復旧させる際の手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子交換機 10A 通話路系 10B 中央処理系 10C 信号処理系 11 集線装置 12 分配段通話路装置 12a 時分割通話路(TDNW) 13a CPU 13b EMA 部 13c 記憶装置 14a, 14b 通話路切換部(SP切換部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/08 - 3/14 H04M 3/22 - 3/36 H04Q 1/20 - 1/26 H04Q 3/52 H04Q 3/58 - 3/62 H04Q 11/00 - 11/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を運ぶ各回線を収容して集線し該回
    線の信号を多重化する集線手段と、該集線手段からの出
    力を各情報経路に分配する情報分配手段と、該情報分配
    手段を制御する制御手段とを備え、前記情報分配手段の
    動作を監視しながら、前記各回線の空き状態を前記各回
    線の発着信の状態から調べて、該状態にある回線に対し
    て一の情報送出側からある情報を対応する各回線の末端
    のユーザに供給させる情報交換装置において、該装置
    は、 前記制御手段に異常が検出された際に、該異常検出に伴
    って自律的に作動する緊急動作手段と、 該緊急動作手段からの出力に応じて前記各情報経路の接
    続を切り換える情報経路切換手段とを含み、 前記情報経路切換手段が、前記集線手段の出力側と前記
    情報分配手段の入力側との間、および前記情報分配手段
    で情報を時分割して分配する時分割情報分配手段の出力
    直後にそれぞれ配されることを特徴とする情報交換装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記情
    報経路切換手段は、複数本の信号線で、かつ単純なケー
    ブルで接続されることを特徴とする情報交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、前記緊急動作手段が前記情報経路切換手段に出力す
    る信号を前記情報経路切換手段の扱える信号の形式に変
    換する信号形式変換手段を含み、 該信号形式変換手段が、前記緊急動作手段と前記情報経
    路切換手段との間に配されることを特徴とする情報交換
    装置。
  4. 【請求項4】 情報を運ぶ各回線を収容して集線し該回
    線の信号を多重化する集線手段と、該集線手段からの出
    力を各情報経路に分配する情報分配手段と、該情報分配
    手段を制御する制御手段とを備え、前記情報分配手段の
    動作を監視しながら、前記各回線の空き状態を前記各回
    線の発着信の状態から調べて、該状態にある回線に対し
    て一の情報送出側からある情報を対応する各回線の末端
    のユーザに供給する情報交換装置の制御方法において、
    該方法は、 前記制御手段の異常を検出する異常検出工程と、 該異常検出工程の結果に伴って自律的に緊急動作処理を
    作動させる自律作動工程と、 該自律作動工程の結果を用いて前記集線手段の出力側と
    前記情報分配手段の入力側との間の情報経路、および前
    記情報分配手段で情報を時分割して分配する時分割情報
    分配手段の出力直後の情報経路の接続をそれぞれ切り換
    えて、前記情報分配手段の情報経路を迂回させる情報経
    路切換工程とを含むことを特徴とする情報交換装置の制
    御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の制御方法において、前
    記異常検出工程は、前記制御手段の動作状態を監視する
    とともに、前記情報分配手段の異常も同時に監視するこ
    とを特徴とする情報交換装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の制御方法において、前
    記自律作動工程は、前記制御手段に格納されるプログラ
    ムを用いて異常検出を行い、異常が検出された際に、前
    記プログラムの処理により自律的に擬似的な緊急起動信
    号を出力させることを特徴とする情報交換装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の制御方法において、前
    記自律作動工程は、前記情報分配手段の冗長構成に同時
    に異常が検出された場合、あるいは前記集線手段、前記
    情報分配手段、および前記制御手段の一部に異常が検出
    された場合に用いることを特徴とする情報交換装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の制御方法において、前
    記情報経路切換工程は、前記制御手段に搭載するプログ
    ラムの処理によって情報経路の診断および初期設定を行
    った後に前記情報分配手段を迂回する情報経路の接続を
    元に戻すことを特徴とする情報交換装置の制御方法。
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