JP2000231987A - 有機エレクトロルミネッセンス素子及びそれを使用した表示装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子及びそれを使用した表示装置

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JP2000231987A
JP2000231987A JP11032994A JP3299499A JP2000231987A JP 2000231987 A JP2000231987 A JP 2000231987A JP 11032994 A JP11032994 A JP 11032994A JP 3299499 A JP3299499 A JP 3299499A JP 2000231987 A JP2000231987 A JP 2000231987A
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JP11032994A
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Wataru Toyama
弥 外山
Tomoaki Hayano
智明 早野
Azuma Matsuura
東 松浦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光効率が大きく、かつ、発光色の多彩な有
機EL素子を提供すること。 【解決手段】 有機EL素子の発光材料として、特定の
ペロピレン又はその誘導体、特定の1,7−ジアザペリ
レン又はその誘導体、特定の3−アルキニルペリレン又
はその誘導体及び特定の3,9−ジアルキニルペリレン
又はその誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種
類の化合物を含有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機エレクトロルミ
ネッセンス素子及びそれを使用した有機エレクトロルミ
ネッセンス表示装置に関する。本発明は、特に、有機E
L素子及び有機EL素子表示装置において特定構造の有
機EL材料を使用することにある。
【0002】
【従来の技術】「エレクトロルミネッセンス」とは、周
知のように、発光材料(特に、「蛍光体」と呼ばれる)
に電界を印加した時に発光を生じる現象を指しており、
電界発光や略してELと呼ばれている。エレクトロルミ
ネッセンスは、従来よりディスプレィ目的で使用されて
おり、最近では、例えば日経エレクトロニクス、654
号、99〜103頁、「寿命5000時間を達成し、実
用化にメド、次なる目標は大画面とフルカラー」(19
96年1月29日刊)に記載されるように、有機化合物
を発光層に使用したELディスプレイが実用化段階に達
してきた。従来のELディスプレイでは、輝度や発光効
率(EL素子に注入した電流量に対する発光量の割合)
は高いものの、寿命が短いという欠点があったけれど
も、研究が進むにつれて、緑色発光パネルの寿命が10
000時間を超え、かつ青色のそれが5000時間を超
えるようになってきた。すなわち、自発光、高速応答な
どの特徴を持つ有機EL素子は、これから先、大画面で
フルカラー表示が可能なフラットパネルディスプレイへ
の適用が期待されている。
【0003】ところで、有機EL素子では、発光効率が
大きいことが必要とされ、また、有機EL素子の発光効
率は、素子に含まれる発光材料の分子の蛍光量子収率に
比例する。これまでの有機EL素子でも、上記した文献
のなかでも報告されているように、この要求を満足させ
るために各社が競ってより高性能な有機発光材料の開発
に努めている。しかし、従来の発光材料の場合、その分
子の蛍光量子収率が依然として十分ではなく、したがっ
て、素子の発光効率は低かった。
【0004】また、有機EL素子のフルカラーでのディ
スプレイ化を達成するため、多彩な発光色の有機EL素
子が必要とされる。有機EL素子の発光色は発光分子の
固有の励起エネルギーによって決定されるので、多種類
の発光分子を用意することが必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような従来の技術の問題点を解決して、使用する発
光材料の蛍光量子収率が大きく、したがって、より高い
発光効率を示す有機EL素子を提供することにある。本
発明のもう1つの目的は、発光効率が大きく、かつ、発
光色の多彩な有機EL素子を提供することにある。
【0006】本発明のさらにもう1つの目的は、本発明
による発光効率が大きい有機EL素子を使用した有機E
L表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの面
において、次式(I)により表されるペロピレン又はそ
の誘導体:
【0008】
【化7】
【0009】次式(II)により表される1,7−ジアザ
ペリレン又はその誘導体:
【0010】
【化8】
【0011】次式(III )により表される3−アルキニ
ルペリレン又はその誘導体:
【0012】
【化9】
【0013】(上式において、Rは、1〜10個の炭素
原子を有するアルキル基を表す)及び次式(IV)により
表される3,9−ジアルキニルペリレン又はその誘導
体:
【0014】
【化10】
【0015】(上式において、Rは、同一もしくは異な
っていてもよく、それぞれ、1〜10個の炭素原子を有
するアルキル基を表す)からなる群から選ばれた少なく
とも1種類の化合物を発光材料として発光層中に含有す
ることを特徴とする有機EL素子にある。また、本発明
の有機EL素子では、その発光層において、前式
(I)、(II)、(III )及び(又は)(IV)の化合物
と組み合わせて、次式(V)により表される9,9’−
ビアントリル又はその誘導体:
【0016】
【化11】
【0017】及び(又は)次式(VI)により表されるp
−オリゴフェニル又はその誘導体:
【0018】
【化12】
【0019】(上式において、nは、2、3又は4であ
る)をさらに使用することが好ましい。本発明は、その
もう1つの面において、本発明による有機EL素子を含
んでなることを特徴とする有機EL表示装置にある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による有機EL素子は、所
期の効果が得られる限りにおいて、この技術分野で周知
のいろいろな層構成を有することができるけれども、そ
の発光層を正孔輸送層と電子輸送層とでサンドイッチ
し、得られた積層体をさらに陽極及び陰極を構成するた
めの2つの電極でサンドイッチした層構成を採用するの
が好ましい。換言すると、このような有機EL素子は、
透明な材料からなる基板を用意して、その透明基板の上
に、順次、陽極用電極、正孔輸送層、本発明の発光材料
を含有する発光層(この技術分野では、「有機発光層」
とも呼ばれる)、電子輸送層、そして陰極用電極を積層
することによって製造することができる。電子輸送層
は、場合により省略してもよい。
【0021】また、その他に考えられる有機EL素子の
層構成としては、以下に列挙するものに限定されるわけ
ではないけれども、 層構成1:透明基板/陽極用電極/正孔注入層/正孔輸
送層/発光層/(電子輸送層)/陰極用電極 層構成2:透明基板/陽極用電極/正孔輸送層/発光層
/(電子輸送層)/電子注入層/陰極用電極 層構成3:透明基板/陽極用電極/正孔注入層/正孔輸
送層/発光層/(電子輸送層)/電子注入層/陰極用電
極 などを挙げることができる。このような層構成におい
て、正孔注入層及び電子注入層は、それぞれ、素子への
正孔及び電子の注入を容易にさせるためのものであり、
正孔注入層材料としては銅フタロシアニンが、また、電
子注入層材料としてはフッ化リチウムが、それぞれ代表
例として挙げられる。
【0022】図1は、上記したような典型的な有機EL
素子の理解のためにその層構成を拡大して示した断面図
である。図示のように、正孔輸送層3、発光層4及び電
子輸送層5を図示のような順序で積層して1つの有機積
層体を構成するとともに、この有機積層体を、透明な基
板1の上で、マトリックスに配置した陽極用電極2と陰
極用電極6でサンドイッチする。さらに、素子の駆動を
行うため、陽極用電極2と陰極用電極6を電源を介して
接続する。
【0023】本発明の有機EL素子において基体として
使用される透明基板1は、この技術分野において常用の
いろいろな透明材料から構成することができる。適当な
基板材料としては、以下に列挙するものに限定されるわ
けではないけれども、ソーダライムガラス、硼珪酸ガラ
ス等のガラス材料や、ポリカーボネート樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂等のプラスチック材料を挙げること
ができる。透明基板1の厚さは、所望とするEL素子の
大きさに応じて広く変更することができる。
【0024】陽極用電極2としては、SnO2 、InO
2 、ITO(インジウム・錫・酸化物)等からなる透明
電極や、金又はニッケルからなる半透明電極等を用いる
ことができる。本発明では、ITOから陽極用電極2を
構成するのがとりわけ有利である。陽極用電極2は、真
空蒸着法、スパッタリング法などによって所望のパター
ンに形成することができ、また、その膜厚は、所望とす
るEL素子に応じて広く変更することができるというも
のの、通常、安定した導電性を得るために20nm以上で
あることが好ましく、さらに好ましくは、50〜200
nmの範囲である。なぜなら、導電性を高めるためには膜
厚が大きいほど有利であり、一方、光透過性を高めるた
めには膜厚が小さいことが望ましく、双方の兼ね合いか
らこの範囲が適当であるからである。
【0025】また、陰極用電極6としては、Mg、A
l、Ag、In、Li、Na等の金属あるいはその合
金、例えば、Al−Li、Mg−Ag、Mg−Al等を
用いることができる。本発明では、Al−Li合金から
陰極用電極6を構成するのがとりわけ有利である。陰極
用電極6は、真空蒸着法、スパッタリング法などによっ
て所望のパターンに形成することができ、また、その膜
厚は、所望とするEL素子に応じて広く変更することが
できるというものの、通常、安定した導電性を得るため
に20nm以上であることが好ましく、さらに好ましく
は、50〜5000nmの範囲である。なお、導電性を高
めるためには膜厚が大きいほど有利であり、素子性能に
おいて膜厚の上限は特にないというものの、あまり厚く
することはプロセス時間と原材料の無駄を生じるので、
避けることが望ましい。
【0026】また、上記した陽極用電極2及び陰極用電
極6は、それぞれ、所望とするストライプパターンを得
るため、半導体装置の製造分野において常用されている
レジストプロセスを使用して有利にパターニングするこ
とができる。本発明の有機EL素子において有機積層体
の一員として使用される正孔輸送層3は、この技術分野
において常用の正孔輸送性化合物から形成することがで
きる。適当な正孔輸送性化合物は、以下に列挙するもの
に限定されないけれども、次式で表される化合物を包含
する:
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】
【0029】
【化15】
【0030】
【化16】
【0031】
【化17】
【0032】
【化18】
【0033】
【化19】
【0034】
【化20】
【0035】正孔輸送層3は、真空蒸着法、スピンコー
ト法などによって成膜することができ、また、その膜厚
は、所望とするEL素子に応じて広く変更することがで
きるというものの、通常、10〜500nmの範囲である
ことが好ましく、さらに好ましくは、20〜100nmの
範囲である。さらに、必要に応じて使用される電子輸送
層5は、この技術分野において常用の電子輸送性化合物
から形成することができる。適当な電子輸送性化合物
は、以下に列挙するものに限定されないけれども、次式
で表される化合物を包含する:
【0036】
【化21】
【0037】
【化22】
【0038】
【化23】
【0039】
【化24】
【0040】
【化25】
【0041】
【化26】
【0042】
【化27】
【0043】
【化28】
【0044】
【化29】
【0045】
【化30】
【0046】
【化31】
【0047】電子輸送層5は、真空蒸着法、スピンコー
ト法などによって成膜することができ、また、その膜厚
は、所望とするEL素子に応じて広く変更することがで
きるというものの、通常、10〜500nmの範囲である
ことが好ましく、さらに好ましくは、20〜100nmの
範囲である。正孔輸送層3及び電子輸送層5の膜厚は、
上記したような範囲にあることが好ましい。このような
層の膜厚の下限は、発光部分を電極から離して電極によ
る発光消光を防ぐために必要な値であり、また、膜厚増
加により駆動電圧が上昇することから、膜厚の上限が規
定される。また、一般的に有機EL素子が高効率で動作
し得る範囲を規定すると、上記したさらに好ましい範囲
となる。
【0048】本発明の有機EL素子では、その発光層4
の構成に特徴がある。すなわち、先にも説明したよう
に、本発明の有機EL素子において発光層の形成に用い
られる発光材料は、下記の化合物群:前式(I)により
表されるペロピレン又はその誘導体、前式(II)により
表される1,7−ジアザペリレン又はその誘導体、前式
(III )により表される3−アルキニルペリレン又はそ
の誘導体(式中のRは、1〜10個の炭素原子、好まし
くは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などを表し、
これらの置換基は必要に応じてさらに置換されていても
よい)、及び前式(IV)により表される3,9−ジアル
キニルペリレン又はその誘導体(式中のRは、同一もし
くは異なっていてもよく、それぞれ、1〜10個の炭素
原子、好ましくは1〜5個の炭素原子を有するアルキル
基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
などを表し、これらの置換基は必要に応じてさらに置換
されていてもよい)から選ばれた少なくとも1種類の化
合物であることを特徴とする。
【0049】前式(I)、(II)、(III )又は(IV)
の化合物は、それぞれ、本発明の効果に対して悪い影響
を及ぼさない限り、特に発光効率などに対して悪影響を
及ぼさない限り、その環系の任意の位置で例えば低級ア
ルキル基やハロゲン原子などにより置換されていてもよ
い。また、これらの化合物は、発光層の形成のため、単
独で使用してもよく、さもなければ、2種類もしくはそ
れ以上の化合物を組み合わせて使用してもよい。さら
に、これらの化合物が含まれるべき発光層は、単層構造
であってもよく、必要に応じて、2層もしくはそれ以上
の多層構造であってもよい。多層構造の発光層では、そ
れぞれの発光層において最適な発光材料を使用し、最高
の効果を引き出すことができる。
【0050】本発明者らは、本発明の目的にかなった有
機発光材料を見い出すべく種々の多環式芳香族化合物と
その蛍光量子収率について鋭意検討を続けてきた結果、
このたび、前式(I)、(II)、(III )及び(IV)に
より表される特定の化合物が実際に極めて大きな蛍光量
子収率を得るのに特に有用であるということを発見し
た。
【0051】さらに加えて、本発明者らは、有機EL素
子の発光層の形成において、前式(I)、(II)、(II
I )及び(又は)(IV)の化合物と組み合わせて、前式
(V)により表される9,9’−ビアントリル又はその
誘導体及び(又は)前式(VI)により表されるp−オリ
ゴフェニル又はその誘導体(式中のnは、2、3又は4
である)を使用した場合、発光層の膜質を向上させ、高
効率な発光を得ることができるということも発見した。
これは、発光分子を使い分けることにより、すなわち、
蛍光量子収率の大きな発光分子(ゲスト分子)を、良質
な薄膜を形成しやすく、かつゲスト分子よりも蛍光発光
波長の短い発光分子(ホスト分子)に混合して成膜する
ことにより、安定で高効率の有機EL素子を形成するこ
とができるからである。なお、ホスト分子に対するゲス
ト分子の混合比は、所望とする効果に応じて広い範囲で
変更することができるというものの、通常、分子数比で
表して、ゲスト分子の全体に占める割合が0.01〜2
0%の範囲にある時に混合の効果が現れ、特に0.1〜
5%の範囲にある時にさらに顕著に混合の効果が現れ
る。
【0052】発光層4は、真空蒸着法、スピンコート法
などによって成膜することができ、また、その膜厚は、
所望とするEL素子の膜質や発光効率などに応じて広く
変更することができるというものの、通常、10〜50
0nmの範囲であることが好ましく、さらに好ましくは、
10〜100nmの範囲である。発光層の膜厚が10nmを
下回ると、層内で正孔と電子の再結合を効率よく起こす
ことができなくなるおそれがあり、反対に500nmを上
回ると、駆動電圧が上昇しすぎるおそれがある。また、
一般的に有機EL素子が高効率で動作し得る範囲を規定
すると、上記したさらに好ましい範囲となる。
【0053】本発明は、そのもう1つの面において、本
発明による有機EL素子を含んでなることを特徴とする
有機EL表示装置にある。すなわち、本発明の有機EL
素子は、高い発効効率を示し、発光分子を適宜に選択す
ることにより多彩な発光色を得ることができるという利
点を有するので、この素子を用いて有機EL表示装置を
有利に構成することができる。
【0054】本発明の有機EL表示装置は、通常の表示
装置と同様に、好ましくはパネル構造とすることができ
る。その典型例を示すと、例えば、上記の層構成におい
て、陽極と陰極がそれぞれ複数のストライプから成り、
かつ陽極と陰極が互いに直交するマトリクス状の電極構
成としたパネル構造が挙げられる。陽極ストライプと陰
極ストライプの交差点はそれぞれ1個の発光画素を形成
し、一般に単純マトリクス方式として知られる、陽極お
よび陰極ストライプにそれぞれ順次電圧を印加すること
により個々の画素の発光状態を制御し、画素全体として
一つの画像を形成する。
【0055】このような有機EL表示装置は、いろいろ
な用途において有利に使用することができ、一例を示す
と、照明用面光源、グラフィック表示、英字、数字など
のセグメント表示、マトリックス型パネルを使用したキ
ャラクタ表示、テレビ画像等の画像表示などを挙げるこ
とができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明をその実施例及び比較例を参照
してさらに説明する。例1 : 蛍光量子収率の測定 前式(I)により表されるペロピレンの蛍光量子収率
を、西川泰治、平木敬三共著、「蛍光・りん光分析
法」、共立出版、1984年、76〜80ページに記載
の方法に従って測定した。なお、本例で使用した蛍光量
子収率の測定法の詳細は、文献の説明を参照されたい。
【0057】標準物質としてアントラセンを選択し、そ
の3×10-7Mのシクロヘキサン溶液からアントラセン
の蛍光量子収率の測定を行った。測定の際の酸素の影響
を除くため、測定装置内を窒素置換して測定を行った。
蛍光量子収率=0.31。次いで、ペロピレンの3×1
-7Mのシクロヘキサン溶液を調製し、ペロピレンの蛍
光量子収率の測定を行った。この測定の場合にも、測定
の際の酸素の影響を除くため、測定装置内を窒素置換し
て測定を行った。蛍光量子収率=0.90。例2〜例4 : 蛍光量子収率の測定 前記例1と同様の方法で、下記の3種類の化合物の蛍光
量子収率の測定を行った。
【0058】例2:前式(II)により表される1,7−
ジアザペリレン 例3:前式(III )により表される3−アルキニルペリ
レン(式中の置換基Rは−C3 7 を表す)、すなわ
ち、3−(1−ペンチニル)ペリレン 例4:前式(IV)により表される3,9−ジアルキニル
ペリレン(式中の置換基Rは同一であり、どちらも−C
3 7 を表す)、すなわち、3,9−ビス(1−ペンチ
ニル)ペリレン それぞれの化合物の蛍光量子収率は、次の通りである。
【0059】 例番号 化合物名 蛍光量子収率 例2 1,7−ジアザペリレン 0.96 例3 3−(1−ペンチニル)ペリレン 0.92 例4 3,9−ビス(1−ペンチニル) 0.89 ペリレン 比較例1及び比較例2 : 蛍光量子収率の測定 比較に供するため、従来の技術において発光材料として
使用されている、次式により表されるピレン(比較例
1)及びアクリジン(比較例2)の蛍光量子収率の測定
を、それぞれ前記例1と同様の方法で行った。
【0060】
【化32】
【0061】
【化33】
【0062】それぞれの化合物の蛍光量子収率は、次の
通りである。 例番号 化合物名 蛍光量子収率 比較例1 ピレン 0.55 比較例2 アクリジン 0.01 例5 : 有機EL素子の作製 発光材料として前式(I)のペロピレンを使用して、図
1に示す構造の積層型有機EL素子を作製した。
【0063】ITO電極付きのガラス基板を用意し、ガ
ラス基板の表面を水、アセトン、そしてイソプロピルア
ルコールにより順次洗浄した。洗浄後のガラス基板を真
空蒸着装置に収容し、次式により表されるTPD:
【0064】
【化34】
【0065】を膜厚50nmで成膜した。成膜条件は、1
×10-6torrの真空、そして基板温度は室温であっ
た。上記のようにしてTPDからなる正孔輸送層を形成
した後、発光層の形成のため、前式(I)のペロピレン
を膜厚10nmで真空蒸着した。成膜条件は、1×10-6
torrの真空、そして基板温度は室温であった。
【0066】引き続いて、上記のようにして形成された
発光層の上に、電子輸送層の形成のため、次式により表
されるPBD:
【0067】
【化35】
【0068】を膜厚50nmで成膜した。成膜条件は、1
×10-6torrの真空、そして基板温度は室温であっ
た。最後に、電子輸送層の上にAl−Li合金(Li:
0.5重量%)を膜厚50nmで真空蒸着して陰極を形成
した。成膜条件は、1×10-6torrの真空、そして
基板温度は室温であった。図1に示した有機EL素子が
得られた。
【0069】得られた有機EL素子に電圧を印加したと
ころ、電圧5V以上で緑色発光が観察され、また、印加
電圧10Vにおいて発光輝度980cd/m2 が観察され
た。なお、これらの観察結果は、参考のため、以下に記
載する実施例及び比較例の観察結果とともに、下記の第
1表にまとめて記載する。例6〜例8 : 有機EL素子の作製 前記例5に記載の手法に従って本発明の有機EL素子を
作製した。なお、それぞれの例において、発光層の形成
のため、前記例5において使用した前式(I)のペロピ
レンに代えて、下記の化合物を発光材料として使用し
た。
【0070】例6:前式(II)の1,7−ジアザペリレ
ン 例7:前式(III )の3−(1−ペンチニル)ペリレン 例8:前式(IV)の3,9−ビス(1−ペンチニル)ペ
リレン 得られた有機EL素子に電圧を印加して、発光開始電
圧、印加電圧10Vにおける発光輝度、そして発光色を
観察したところ、下記の第1表にまとめて記載するよう
な観察結果が得られた。比較例3及び比較例4 : 有機EL素子の作製 前記例5に記載の手法に従って有機EL素子を作製し
た。なお、本例では、比較に供するため、発光層の形成
の際、前記例5において使用した前式(I)のペロピレ
ンに代えて、従来の技術において発光材料として使用さ
れている、ピレン(比較例3)及びアクリジン(比較例
4)(前記一般式を参照されたい)を発光材料として使
用した。
【0071】得られた有機EL素子に電圧を印加して、
発光開始電圧、印加電圧10Vにおける発光輝度、そし
て発光色を観察したところ、下記の第1表にまとめて記
載するような観察結果が得られた。例9〜例12 : 有機EL素子の作製 前記例5に記載の手法に従って本発明の有機EL素子を
作製した。なお、それぞれの例において、発光層の形成
のため、前記例5において使用した前式(I)のペロピ
レンに代えて、下記の発光材料の組み合わせを使用し
て、同時蒸着を行った。
【0072】例9:前式(I)のペロピレン及び前式
(V)の9,9’−ビアントリル(蒸着比:1分子のペ
ロピレンに対して99分子の9,9’−ビアントリル) 例10:前式(II)の1,7−ジアザペリレン及び前式
(V)の9,9’−ビアントリル(蒸着比:1分子の
1,7−ジアザペリレンに対して99分子の9,9’−
ビアントリル) 例11:前式(III )の3−(1−ペンチニル)ペリレ
ン及び前式(V)の9,9’−ビアントリル(蒸着比:
1分子の3−(1−ペンチニル)ペリレンに対して99
分子の9,9’−ビアントリル) 例12:前式(IV)の3,9−ビス(1−ペンチニル)
ペリレン及び前式(V)の9,9’−ビアントリル(蒸
着比:1分子の3,9−ビス(1−ペンチニル)ペリレ
ンに対して99分子の9,9’−ビアントリル) 得られた有機EL素子に電圧を印加して、発光開始電
圧、印加電圧10Vにおける発光輝度、そして発光色を
観察したところ、下記の第1表にまとめて記載するよう
な観察結果が得られた。比較例5及び比較例6 : 有機EL素子の作製 前記例5に記載の手法に従って有機EL素子を作製し
た。なお、本例では、比較に供するため、発光層の形成
の際、前記例5において使用した前式(I)のペロピレ
ンに代えて、下記の発光材料の組み合わせを使用して、
同時蒸着を行った。なお、ピレン(比較例5)及びアク
リジン(比較例6)は、それぞれ、前記した比較例で一
般式を挙げて説明したように、従来の技術において使用
されている発光材料である。
【0073】比較例5:ピレン及び前式(V)の9,
9’−ビアントリル(蒸着比:1分子のピレンに対して
99分子の9,9’−ビアントリル) 比較例6:アクリジン及び前式(V)の9,9’−ビア
ントリル(蒸着比:1分子のアクリジンに対して99分
子の9,9’−ビアントリル) 得られた有機EL素子に電圧を印加して、発光開始電
圧、印加電圧10Vにおける発光輝度、そして発光色を
観察したところ、下記の第1表にまとめて記載するよう
な観察結果が得られた。例13〜例16 : 有機EL素子の作製 前記例5に記載の手法に従って本発明の有機EL素子を
作製した。なお、それぞれの例において、発光層の形成
のため、前記例5において使用した前式(I)のペロピ
レンに代えて、下記の発光材料の組み合わせを使用し
て、同時蒸着を行った。 例13:前式(I)のペロピレン及び前式(VI)のp−
オリゴフェニル(式中のnは2である)、すなわち、p
−クオーターフェニル(蒸着比:1分子のペロピレンに
対して99分子のp−クオーターフェニル) 例14:前式(II)の1,7−ジアザペリレン及び前式
(VI)のp−クオーターフェニル(蒸着比:1分子の
1,7−ジアザペリレンに対して99分子のp−クオー
ターフェニル) 例15:前式(III )の3−(1−ペンチニル)ペリレ
ン及び前式(VI)のp−クオーターフェニル(蒸着比:
1分子の3−(1−ペンチニル)ペリレンに対して99
分子のp−クオーターフェニル) 例16:前式(IV)の3,9−ビス(1−ペンチニル)
ペリレン及び前式(VI)のp−クオーターフェニル(蒸
着比:1分子の3,9−ビス(1−ペンチニル)ペリレ
ンに対して99分子のp−クオーターフェニル) 得られた有機EL素子に電圧を印加して、発光開始電
圧、印加電圧10Vにおける発光輝度、そして発光色を
観察したところ、下記の第1表にまとめて記載するよう
な観察結果が得られた。比較例7及び比較例8 : 有機EL素子の作製 前記例5に記載の手法に従って有機EL素子を作製し
た。なお、本例では、比較に供するため、発光層の形成
の際、前記例5において使用した前式(I)のペロピレ
ンに代えて、下記の発光材料の組み合わせを使用して、
同時蒸着を行った。なお、ピレン(比較例7)及びアク
リジン(比較例8)は、それぞれ、前記した比較例で一
般式を挙げて説明したように、従来の技術において使用
されている発光材料である。
【0074】比較例7:ピレン及び前式(VI)のp−ク
オーターフェニル(蒸着比:1分子のピレンに対して9
9分子のp−クオーターフェニル) 比較例8:アクリジン及び前式(VI)のp−クオーター
フェニル(蒸着比:1分子のアクリジンに対して99分
子のp−クオーターフェニル) 得られた有機EL素子に電圧を印加して、発光開始電
圧、印加電圧10Vにおける発光輝度、そして発光色を
観察したところ、下記の第1表にまとめて記載するよう
な観察結果が得られた。
【0075】
【表1】
【0076】上記第1表に記載の観察結果から理解され
るように、有機EL素子の発光層において本発明に特有
の発光材料を使用することにより、従来の有機EL素子
に比較して早い段階で発光を行わせることができ、発光
輝度は顕著に大きく、また、発光色も多彩である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、発光効率が大きく、か
つ、発光色の多彩な一群の有機EL素子を提供すること
ができる。また、この有機EL素子を使用して、各種の
分野においてディスプレィ目的で有利に使用することが
できる有機EL表示装置も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機EL素子の一例を示す模式断
面図である。
【符号の説明】
1…基板 2…陽極用電極 3…正孔輸送層 4…発光層 5…電子輸送層 6…陰極用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 東 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB03 AB04 BA06 CA01 CA05 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 FA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I)により表されるペロピレン又
    はその誘導体: 【化1】 次式(II)により表される1,7−ジアザペリレン又は
    その誘導体: 【化2】 次式(III )により表される3−アルキニルペリレン又
    はその誘導体: 【化3】 (上式において、Rは、1〜10個の炭素原子を有する
    アルキル基を表す)及び次式(IV)により表される3,
    9−ジアルキニルペリレン又はその誘導体: 【化4】 (上式において、Rは、同一もしくは異なっていてもよ
    く、それぞれ、1〜10個の炭素原子を有するアルキル
    基を表す)からなる群から選ばれた少なくとも1種類の
    化合物を発光材料として含有することを特徴とする有機
    エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 【請求項2】 次式(V)により表される9,9’−ビ
    アントリル又はその誘導体: 【化5】 をさらに含有することを特徴とする、請求項1に記載の
    有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 次式(VI)により表されるp−オリゴフ
    ェニル又はその誘導体: 【化6】 (上式において、nは、2、3又は4である)をさらに
    含有することを特徴とする、請求項1に記載の有機エレ
    クトロルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】 透明基板上に、順次、陽極用電極、正孔
    輸送層、前記発光材料を含有する発光層、電子輸送層及
    び陰極用電極が積層されていることを特徴とする、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネ
    ッセンス素子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の有
    機エレクトロルミネッセンス素子を含んでなることを特
    徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
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