JP2000231787A - 半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法

Info

Publication number
JP2000231787A
JP2000231787A JP11030997A JP3099799A JP2000231787A JP 2000231787 A JP2000231787 A JP 2000231787A JP 11030997 A JP11030997 A JP 11030997A JP 3099799 A JP3099799 A JP 3099799A JP 2000231787 A JP2000231787 A JP 2000231787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
input
buffer means
semiconductor device
input circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11030997A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Kitamura
守 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11030997A priority Critical patent/JP2000231787A/ja
Priority to KR1020000005841A priority patent/KR20000057969A/ko
Publication of JP2000231787A publication Critical patent/JP2000231787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/409Read-write [R-W] circuits 
    • G11C11/4093Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. data buffers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/4076Timing circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/409Read-write [R-W] circuits 
    • G11C11/4096Input/output [I/O] data management or control circuits, e.g. reading or writing circuits, I/O drivers or bit-line switches 

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスがばらついた時に初段回路とラ
ッチ回路を接続する配線バスの影響により入力セットア
ップタイム、入力ホ―ルドタイムが悪化するのを防ぐ。 【解決手段】 外部信号が入力される入力回路10と当
該入力回路10の出力信号をラッチするラッチ回路12
とから構成された信号伝達手段50を有する半導体装置
100であって、当該入力回路10と当該ラッチ回路1
2との間に複数個のバッファ手段3−nが直列的に配置
されている半導体装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及び半
導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法に関するもの
であり、特に詳しくは、半導体装置に於ける初段回路の
出力信号のバッファリングに関し、トランジスタの製造
工程に於けるバラツキにより、各トランジスタの駆動能
力が変化した場合でも、ラッチ回路に入力される信号の
入力セットアップタイムと入力ホールドタイムを悪化さ
せることがない半導体装置及び当該半導体装置に於ける
信号遷移時期の調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体装置を記憶装置として
使用する事は一般的であり、例えば、メモリコントロー
ラからのクロック信号を基準に動作する半導体記憶装置
として同期型DRAMが知られている。図4は、上記し
た同期型DRAMの一具体例の構成を説明するブロック
ダイアグラムである。
【0003】又、図5、図6、図7、図8はそれぞれ同
期型DRAMのACTIVATEコマンド入力時、PR
ECHRAGEコマンド入力時、READコマンド入力
時、WRITEコマンド入力時における信号波形図であ
る。以下に、図4、図5、図6、図7および図8を参照
して、一般的な同期型DRAMの動作を説明する。
【0004】即ち、図4および、図5(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)において、時
刻t0で、端子群111にACTIVATEコマンド
(行アドレス選択コマンド、CSバーとRASバーがL
OWレベル、CASバーとWEバーがHIGHレベル
(以下CSバー、RASバー,CASバーおよびWEバ
ーをそれぞれCSB,RASB,CASBおよびWEB
と呼ぶ)が端子136のクロック入力に対して定められ
た入力セットアップタイム、入力ホールドタイムの間入
力されると、ACTIVATEコマンドは入力回路11
2を通してデコードされ、ラッチ回路113(D型フリ
ップフロップ回路)に入力される。
【0005】また時刻t0の端子136に対するクロッ
ク入力は、入力回路137を通して内部クロック信号発
生回路138に入力されて、内部クロック信号発生回路
138において内部クロック信号139が生成されて出
力され、ラッチ回路103、113および135、書き
込み制御回路125、読み出し制御回路126に送られ
る。
【0006】一方、前記ACTIVATEコマンドは、
ラッチ回路113において内部クロック信号139によ
りラッチされ、ラッチされたACTIVATEコマンド
信号114は、行アドレス制御回路118へ入力され
て、行アドレス制御回路118からは行アドレス許可信
号119が出力される。また、図4及び5において時刻
t0で端子群101に入力される行アドレス入力(X)
がクロック入力に対して定められた入力セットアップタ
イム、入力ホールドタイムの間入力されると入力回路1
02を通してラッチ回路103(D型フリップフロップ
回路)に入力されて、ラッチ回路103において内部ク
ロック信号139によってラッチされる。
【0007】ラッチされた行アドレス(X)は、その
後、行アドレスバッファ107を通して行デコーダ10
8に入力され、行デコーダ108においては行アドレス
(X)に対応する行選択線109が選択される。その
後、センスアンプを活性化させるため行アドレス制御回
路118において、増幅開始信号122がある時間をお
いて活性化される。
【0008】次に、データ読み出し時の動作について説
明する。図4および図7(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)にお
いて、時刻t0で、端子群111にREADコマンド
(読み出し動作コマンド、CSBとCASBがLOWレ
ベル、RASBとWEBがHIGHレベル)と端子群1
01にアドレス(Y1)がクロック入力に対して定めら
れた入力セットアップタイム、入力ホールドタイムの
間、入力されると、READコマンドは、入力回路11
2を通してデコードされラッチ回路113へ入力され
る。
【0009】前記READコマンドは、ラッチ回路11
3において内部クロック信号139によりラッチされ,
ラッチされたREADコマンド信号117は、列アドレ
ス制御回路120に入力されるとともに、読み出し制御
回路126へ送られる。列アドレス制御回路120にお
いては、READコマンド信号117の入力を受けて列
アドレス許可信号121が出力され、列アドレスバッフ
ァ104に入力される。
【0010】また、前記アドレス(Y1)は、入力回路
102を通してラッチ回路103(D型フリップフロッ
プ回路)に入力されて、内部クロック信号139により
ラッチされ、ラッチされたアドレス(Y1)は、列アド
レスバッファ104を通して列デコーダ105に入力さ
れ、このアドレスに対応する列選択線106が選択され
る。これにより読み出すべきメモリセルが選択されたこ
とになる。
【0011】次に、メモリセルアレイ110から、セン
スアンプ123を経由して読み出されるデータ出力はI
/O線対124を経由してデータアンプ130において
時刻t0のクロック入力に対応する内部クロック信号1
39により読み出し制御回路126で生成されるデータ
アンプ制御信号127によって増幅される。次に、時刻
t1のクロック入力に対応する内部クロック信号139
から読み出し制御回路126で作成された出力データラ
ッチ信号128により、ラッチ回路131(D型フリッ
プフロップ回路)において出力データはラッチされて、
読み出し制御回路126で生成される出力許可信号12
9により出力回路132を介して端子133に出力され
る。
【0012】此処で、図7はバースト長(同時に読み出
し、書き込みを実行するビット長)が4ビットの場合の
動作波形図であり、一連の動作は、1サイクルごとに次
のビットの読み出し動作が実行され並列に処理される。
つまり2ビット目(Y2)は時刻t1〜t2、3ビット
目(Y3)は時刻t2〜t3、4ビット目(Y4)は時
刻t3〜t4の2クロックでそれぞれ実行される。
【0013】上述した読み出し動作ではREADコマン
ドが入力されてから2クロック目でデータが出力される
ために、“CAS LATENCY 2”と呼ばれてい
る。次に、データ書き込み時の動作について説明する。
即ち、図4および図8(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)にお
いて、時刻t0で端子111からWRITEコマンド
(書き込み動作コマンド、CSBとCASBとWEBが
LOWレベル、RASBがHIGHレベル)、端子13
3から書き込みデータ(DQ)、端子101からアドレ
ス(Y1)がクロック入力に対して定められた入力セッ
トアップタイム、入力ホールドタイムの間、入力され
る。WRITEコマンドは、入力回路112を通してデ
コードされてラッチ回路113へ入力される。
【0014】ラッチ回路113においては、WRITE
コマンドは時刻t0のクロック入力に対応して内部クロ
ック信号発生回路138より出力される内部クロック信
号139によりラッチされ、WRITEコマンド信号1
16が出力され、列アドレス制御回路120と書き込み
制御回路125へ送られる。列アドレス制御回路120
においては、WRITEコマンド信号116の入力を受
けて列アドレス許可信号121が出力され、列アドレス
バッファ104に入力される。
【0015】読み出し時と同様に前期アドレス(Y1)
は、入力回路102を通してラッチ回路103(D型フ
リップフロップ回路)に入力されて、内部クロック信号
139によりラッチされ、ラッチされたアドレス(Y
1)は、列アドレスバッファ104を通して列デコーダ
105に入力され、このアドレスに対応する列選択線1
06が選択される。
【0016】また、端子133より入力される書き込み
データ(DQ)は、入力回路134を通してラッチ回路
135(D型フリップフロップ回路)に入力され、時刻
t0のクロック入力に対応して内部クロック発生回路1
38より出力される内部クロック信号139の立ち上が
りによりラッチされて、書き込み制御回路125に入力
される。さらに、時刻t0のクロック入力に対応して内
部クロック発生回路138より出力される内部クロック
信号139の立ち下がりによって書き込み制御回路12
5から出力される書き込みデータはI/O線対124、
センスアンプ123を経由してメモリセルアレイ110
の対応するメモリセルに書き込まれる。書き込み動作に
関しては、1サイクルで動作が終了する。
【0017】次にPRECHRAGEコマンド入力時の
動作について説明する。即ち、図4および、図6
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、
(g)において、時刻t0で、端子群111にPREC
HRAGEコマンド(行アドレス非選択コマンド、CS
BとRASBとWEBがLOWレベル、CASBがHI
GHレベル)が端子136のクロック入力に対して定め
られた入力セットアップタイム、入力ホールドタイムの
間入力されると、PRECHRAGEコマンドは入力回
路112を通してデコードされ、ラッチ回路113(D
型フリップフロップ回路)に入力される。
【0018】また時刻t0の端子136に対するクロッ
ク入力は前述したように、入力回路137を通して内部
クロック信号発生回路138に入力されて、内部クロッ
ク信号発生回路138において内部クロック信号139
が生成される。前記PRECHRAGEコマンドは、ラ
ッチ回路113において内部クロック信号139により
ラッチされ、ラッチされたPRECHRAGEコマンド
信号115は、行アドレス制御回路118へ入力され
て、行アドレス制御回路118からは行アドレス許可信
号119がリセットされる。その後、行選択線109、
センスアンプの増幅開始信号22もリセットされプリチ
ャージスタンバイ状態となる。
【0019】次に同期型DRAMの入力セットアップタ
イム、入力ホールドタイムについて詳細に説明する。図
9は入力セットアップタイム、入力ホールドタイムを説
明するための信号波形図である。時刻t1で端子から入
力されるクロックが立ち上がり、時刻t0からt2まで
アドレス端子などのデータが入力された時、t0からt
1までの時間(図中A)は同期型DRAMの仕様によっ
て定められた値以上にする必要がある。
【0020】この値を入力セットアップタイムと呼ぶ。
また、t1からt2までの時間(図中B)は同期型DR
AMの仕様によって定められた値以上にする必要があ
る。この値を入力ホールドタイムと呼ぶ。クロックから
入力された信号の立ち上がりからデータをラッチするた
めの内部クロック信号が時刻t5に生成される。
【0021】また、入力されたデータも入力回路の出力
信号が生成される。この時入力回路の出力信号は設計や
製造プロセスのばらつきなどでLOWからHIGHとH
IGHからLOWの差が生じたりして内部クロック信号
に対して速くずれたり、遅くずれたりする。また複数の
端子があればそのうち一番遅くずれる端子が入力セット
アップタイムの実力を決定し、一番速くずれる端子が入
力ホールドタイムの実力を決定することになる。
【0022】つまり、内部信号間のセットアップタイム
C(t4からt5)やホールドタイムD(t5からt
6)は外部の入力セットアップタイム、入力ホールドタ
イムの値とは異なる時間になり、A−Cの時間が入力セ
ットアップタイムの実力値、B−Dの時間が入力ホール
ドタイムの実力値となる。一方、図10は従来の初段回
路11を有する入力回路10とラッチ回路12で構成さ
れた入力手段の一具体例の構成を示すブロック図であ
り、図11はカレントミラ−回路で構成された一般的な
初段回路の一具体例の構成を示すブロックダイアグラム
である。
【0023】又、図12はD型フリップフロップ回路で
構成された一般的なラッチ回路の一具体例の構成を示す
ブロックダイアグラムである。図10において、端子に
入力された信号は初段回路11に入力され初段回路11
の出力はバッファ201によって配線バス202に伝達
される。伝達された信号はラッチ回路12に入力されそ
こで内部クロック信号によりラッチされる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】処で、上述した従来の
技術には以下の様な問題点がある。即ち、図11の初段
回路11はPチャネルMOSトランジスタとNチャネル
MOSトランジスタで構成されている。バッファ201
も通常PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMO
Sトランジスタからなるインバータである。
【0025】通常、当該PチャネルMOSトランジスタ
とNチャネルMOSトランジスタは能力が均衡するよう
に設計されているが、半導体装置を製造する時の製造プ
ロセスは必ず時間の経過とともにずれを生じてPチャネ
ルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタ
の能力に差がでてしまう。つまり、具体的にはトランジ
スタのしきい値(以下、Vtという)や電流能力(ION
)に代表される特性が変化していく。そうなると初段回
路やバッファもPチャネルMOSトランジスタでドライ
ブする場合とNチャネルMOSトランジスタでドライブ
する場合とではスピードに差がついてしまう事になる。
【0026】図13は図10の構成においてPチャネル
MOSトランジスタのVtが高く、電流能力が低い、逆
にNチャネルMOSトランジスタのVtが低く、電流能
力が高い場合の信号波形図である。つまり、t0で端子
に入力される信号はLOWからHIGHへの変化もHI
GHからLOWへの変化も時間が等しいときに、初段回
路の出力信号はLOWからHIGHへの変化が遅くな
り、HIGHからLOWへの変化が早くなる。つまり、
HIGHとLOWの中間点での時間はHIGHからLO
Wはt1、LOWからHIGHはt2となり、図中Aだ
け差がでる。
【0027】次のバッファ201の出力に関しても同様
にLOWからHIGHへの変化が遅くなり、HIGHか
らLOWへの変化が早くなる。ここで初段回路の条件と
バッファの条件が等しければ、その差が相殺されてバッ
ファ201の出力信号はLOWからHIGHとHIGH
からLOWは中間点でクロスするはずである。しかしな
がら、初段回路11のトランジスタの負荷容量はバッフ
ァ等のゲート容量が中心で、バッファの負荷容量は配線
バス202の容量が中心である。
【0028】ゲート容量と配線バス容量は全く異なるパ
ラメータであり、製造プロセスの変化により大きく差が
でる。図13は配線バスのほうが負荷容量が大きい場合
で、もともと能力のないPチャネルMOSトランジスタ
でドライブするLOWからHIGHがさらに遅くなる。
【0029】つまり、HIGHとLOWの中間点での時
間はHIGHからLOWはt3、LOWからHIGHは
t4となり、図中Bだけ差がでる。この差は製造プロセ
スのばらつきによって大きくなったり、小さくなったり
する。このLOWからHIGHとHIGHからLOWの
時間がずれたままラッチ回路に入力されると端子に入力
される信号がLOWからHIGHの時が入力セットアッ
プタイムをリミットし、HIGHからLOWの時が入力
ホールドタイムをリミットする。
【0030】つまりLOWからHIGHとHIGHから
LOWの時間がずれによって入力セットアップタイム、
入力ホールドタイムが悪化することになる。尚、他の従
来例として特開平2−37636号公報が見られるが、
同公報は、1段のバッファ手段を入力信号に対する遅延
回路手段として使用するもので、遅延された入力信号
に、所定の遅延時間を持つ書き込み制御信号を使用して
データの書き込みを行うメモリ回路に関して記載されて
おり、又特開平2−130020号公報には、外部信号
により個別に制御される複数のバッファからなる遅延回
路を並列に配置し、遅延時間を変更する様に構成された
遅延回路に関して記載されているが、何れの公知例も、
遅延時間そのものを変更する様に構成されたものであ
り、信号レベルの遷移期間における、信号レベルが中間
電位レベルに到達するタイミングを調整する技術に関し
ては開示がない。
【0031】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の欠点を改良し、簡易な構成によって、トランジスタ
の製造工程に於いて、当該トランジスタの特性に関して
バラツキが発生した場合でも、ラッチ回路に入力される
信号の入力セットアップタイムと入力ホールドタイムを
悪化させることがない半導体装置及び当該半導体装置に
於ける信号遷移時期の調整方法を提供するものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、本発明に係る第1の態様として
は、外部信号が入力される入力回路と当該入力回路の出
力信号をラッチするラッチ回路とから構成された信号伝
達手段を有する半導体装置であって、当該入力回路と当
該ラッチ回路との間に複数個のバッファ手段が直列的に
配置されている半導体装置であり、又本発明に係る第2
の態様としては、外部信号が入力され、少なくとも一つ
のバッファ手段を出力端側に配置した入力回路と当該入
力回路の出力信号をラッチするラッチ回路とから構成さ
れた信号伝達手段を有する半導体装置であって、当該入
力回路と当該ラッチ回路との間に、更に複数個のバッフ
ァ手段を直列的に配置せしめ、当該バッファ手段を構成
する個々のトランジスタの電流駆動能力の差を利用し
て、伝達すべき信号の遷移状態を調整する信号遷移時期
の調整方法である。
【0033】
【発明の実施の形態】即ち、本発明に係る当該半導体装
置及び当該半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法
は、上記した様な基本的な技術構成を採用しているもの
であって、より具体的な構成としては、外部信号が入力
される入力回路とその入力回路の出力が入力される第1
のバッファとその第1のバッファの出力が入力される第
2のバッファとその第2のバッファの出力が入力される
ラッチ回路と前記、入力回路と第1のバッファを接続す
る配線バスと第1のバッファと第2のバッファとを接続
する配線バスとを備えている構成をとるものである。
【0034】又、別の具体例としては、例えば、外部信
号が入力される入力回路とその入力回路の出力が入力さ
れる第1のバッファとその第1のバッファの出力が入力
される第2のバッファとその第2のバッファの出力が入
力される第3のバッファとその第3のバッファの出力が
入力される第4のバッファとその第4のバッファの出力
が入力されるラッチ回路と前記、入力回路と第1のバッ
ファを接続する配線バスと第1のバッファと第2のバッ
ファとを接続する配線バスと第2のバッファと第3のバ
ッファとを接続する配線バスと第3のバッファと第4の
バッファとを接続する配線バスとを備えている構成をと
るものである。
【0035】
【実施例】以下に、本発明に係る当該半導体装置及び当
該半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法の具体例
を、図面を参照しながら、詳細に説明する。即ち、図1
は、本発明に係る当該半導体装置の一具体例の構成を示
すブロックダイアグラムであり、図中、外部信号が入力
される入力回路10と当該入力回路10の出力信号をラ
ッチするラッチ回路12とから構成された信号伝達手段
50を有する半導体装置100であって、当該入力回路
10と当該ラッチ回路12との間に複数個のバッファ手
段3−nが直列的に配置されている半導体装置100が
示されている。
【0036】より具体的には、当該半導体装置100の
信号伝達手段50に於いては、入力信号DINが入力され
る入力端子60を有する入力回路10の出力が入力され
る第1のバッファ3−1とその第1のバッファ3−1の
出力が入力される第2のバッファ3−2とその第2のバ
ッファ3−2の出力が入力されるラッチ回路12とを有
し、前記、入力回路10と第1のバッファ3−1を接続
する配線バス長2−1と第1のバッファ3−1と第2の
バッファ3−2とを接続する配線バス2−2長が等し
く、第2のバッファ3−2とラッチ回路12とは、隣接
して配置されていることを半導体装置100である。
【0037】本発明に於ける当該半導体装置に於いて
は、当該入力回路10中には、一つ若しくは複数のバッ
ファ手段が設けられていても良く、特に、当該入力回路
10に於ける最終段のバッファ3−0と前記した第1の
バッファ3−1のトランジスタサイズが、互いに等しく
なるように構成する事が望ましい。即ち、本発明に於け
る当該半導体装置100に於いては、当該入力回路10
に設けられている最終段の当該入力回路バッファ手段3
−0を構成するトランジスタのサイズと当該入力回路1
0に隣接する当該第1のバッファ手段3−1を構成する
トランジスタのサイズとは、互いに等しくなる様に構成
されている事が望ましい。
【0038】更に、本発明に於ては、当該入力回路10
に設けられている最終段の当該入力回路バッファ手段3
−0を構成するトランジスタのサイズと当該入力回路1
0と当該ラッチ回路12の間に設けられている複数個の
バッファ手段3−1、3−2、・・・・3−(n─1)
の内、全てのバッファ手段を構成するトランジスタのサ
イズとは、互いに等しくなる様に構成されている事が好
ましい。
【0039】本発明に於て使用される当該入力回路バッ
ファ手段3−0及び当該入力回路10とラッチ回路12
との間に配置される当該バッファ手段3−1、3−2、
・・・・3−nとは、PチャネルトランジスタとNチャ
ネルトランジスタとで構成されたCMOS構造を有して
いる事が望ましい。又、本発明に於ける当該半導体装置
100に於いては、当該入力回路10と当該ラッチ回路
12との間に配置される複数の当該バッファ手段3−
1、3−2、・・・・3−nの個数は偶数である事が望
ましい。
【0040】又、本発明に於ける当該半導体装置100
に於いては、当該入力回路10と当該入力回路10に隣
接するバッファ手段3−1との間の配線長2−1、及び
当該各バッファ手段3−1、3−2、・・・・3−n間
の配線長2−2、2−3、2−4、・・・2−nとが互
いに等しくなる様に構成されている事が必要である。一
方、本発明に於ける当該半導体装置100に於いては、
当該ラッチ回路12に最も接近して配置されている当該
バッファ手段3−nは、当該ラッチ回路に隣接した状態
で配置されている事を特徴とする請求項1乃至7の何れ
かに記載の半導体装置。
【0041】本発明に於て、当該入力回路10に於ける
最終段のバッファ手段3−0のゲート容量と当該ラッチ
回路12に最も近接して配置されている当該バッファ手
段3−nに接続されたラッチ回路のゲート容量を等しく
なる様に構成する事も望ましい。上記した本発明に係る
当該半導体装置100の他の具体例としては、例えば、
外部信号DINが入力される入力回路10とその入力回路
10の出力が入力される第1のバッファ手段3−1とそ
の第1のバッファ手段3−1の出力が入力される第2の
バッファ手段3−2とその第2のバッファ手段3−2の
出力が入力される第3のバッファ手段3−3と、その第
3のバッファ手段3−3の出力が入力される第4のバッ
ファ手段3−4とその第4のバッファ手段3−4の出力
が入力されるラッチ回路12とを有し、前記入力回路1
0と第1のバッファ手段3−1を接続する配線バス長2
−1と第1のバッファ手段3−1と第2のバッファ手段
3−2とを接続する配線バス長2−2と第2のバッファ
手段3−2と第3のバッファ手段3−3とを接続する配
線バス長2−3と第3のバッファ手段3−3と第4のバ
ッファ手段3−4とを接続する配線バス長2−4とが等
しく、第4のバッファ手段3−4とラッチ回路12は隣
接して配置されているものである。 係る具体例に於い
ては、前記入力回路10中の最終段の入力回路バッファ
手段3−0と前記第1、第2、第3のバッファ手段3−
1、3−2、3−3のを構成するそれぞれのトランジス
タサイズが等しくなるように構成されている事が望まし
い。
【0042】此処で、本発明に係る当該半導体装置10
0のより具体的な構成に付いて説明するならば、図1に
示す本発明に係る当該半導体装置100の一実施例によ
れば、従来の半導体装置として示されている図10の構
成との差はバッファ手段3−1、3−2が追加されてい
る点である。
【0043】つまり、図1において、入力端子60に入
力された信号DINは初段回路11に入力され、初段回路
11の出力は、入力回路バッファ手段3−0によって配
線バス2−1に伝達される。当該配線バス2−1に伝達
された信号は、バッファ手段3−1によって配線バス2
−2に伝達される。
【0044】その後、当該配線バス2−2に伝達された
信号は、バッファ手段3−2によってラッチ回路12に
入力され、そこで内部クロック信号によりラッチされ
る。図3は、図1の構成においてPチャネルMOSトラ
ンジスタのVtが高く、電流能力が低い、逆にNチャネ
ルMOSトランジスタのVtが低く、電流能力が高い場
合の信号波形図である。
【0045】つまり、時刻t0で端子60に入力される
信号DINは、LOWからHIGHへの変化も、HIGH
からLOWへの変化も時間が等しいときに、初段回路1
1の出力信号は、LOWからHIGHへの変化が遅くな
り、HIGHからLOWへの変化が早くなる。つまり、
HIGHとLOWの中間点での時間は、HIGHからL
OWは時刻t1、LOWからHIGHは時刻t2とな
り、図中Aだけ差がでる。
【0046】次の入力回路バッファ手段3−0の出力に
関しても同様に、LOWからHIGHへの変化が遅くな
り、HIGHからLOWへの変化が早くなる。従来例と
同様に初段回路11の条件とバッファ手段の条件が等し
ければ、その差は相殺されて入力回路バッファ手段3−
0の出力信号はLOWからHIGHとHIGHからLO
Wは中間点でクロスするはずであるが、配線バス2−n
のほうが負荷容量が大きい場合では、もともと能力のな
いPチャネルMOSトランジスタでドライブするLOW
からHIGHがさらに遅くなる。
【0047】つまり、HIGHとLOWの中間点での時
間はHIGHからLOWは時刻t3、LOWからHIG
Hは時刻t4となり、図中Bだけ差が出る。次にバッフ
ァ手段3−1の出力に関しても、同様にLOWからHI
GHへの変化が遅くなり、HIGHからLOWへの変化
が早くなる。したがって、HIGHとLOWの中間点で
の時間はHIGHからLOWは時刻t5、LOWからH
IGHは時刻t6となり、図中Cだけ差がでる。バッフ
ァ手段3−2も同様にLOWからHIGHへの変化が遅
くなり、HIGHからLOWへの変化が早くなるが、バ
ッファ手段3−2のHIGHとLOWの中間点での時間
はHIGHからLOWとLOWからHIGHで等しくな
っている。
【0048】これは入力回路バッファ3−0とバッファ
手段3−1は配線バスの負荷容量中心、初段回路11と
バッファ手段3−2がゲート容量中心であり、入力回路
バッファ3−0とバッファ手段3−1を同じサイズに設
定し、且つ当該配線バス2−1と配線バス2−2を同じ
長さに設定すると共に、初段回路11の一部、特に出力
端に接続されているトランジスタとバッファ手段3−2
を同じサイズに、又、入力回路バッファ手段3−0とバ
ッファ手段3−2に接続されたラッチ回路の一部のゲー
ト容量を、例えばダミートランジスタを配置するなどし
て同じにすれば、入力回路バッファ手段3−0とバッフ
ァ手段3−1、初段回路11とバッファ手段3−2はそ
れぞれが同じ条件になりスピードの差が相殺されるから
である。
【0049】つまり、最初のバッファ手段3−1に於
て、例えば、Nチャネルトランジスタで“H”レベルの
信号を“L”レベルの信号レベルに遷移させ、且つ
“L”レベルの信号をPチャネルトランジスタを使用し
て“H”レベルの信号レベルに遷移させた場合には、次
のバッファ手段3−2に於て、当該“H”レベルの信号
をNチャネルトランジスタで“L”レベルに迄遷移させ
ると共に、当該“L”レベルの信号をPチャネルトラン
ジスタを使用して“H”レベルの信号レベルに遷移させ
る様にして、係る操作を偶数回繰り返す事によって、ラ
ッチ回路12に入力される信号はLOWからHIGHと
HIGHからLOWが、中間電圧レベルに遷移される時
刻が同じタイミングとなり、入力セットアップタイム、
入力ホールドタイムを悪化させることがない。
【0050】上記の説明はPチャネルMOSトランジス
タのVtが高く、電流能力が低く、NチャネルMOSト
ランジスタのVtが低く電流能力が高い場合であるが、
逆の場合も同様である。次に本発明の他の実施例につい
て図面を参照して説明する。図2は本発明の他の実施例
の構成を示すブロック図である。図1との差は配線バス
を2分割ではなく4分割しており、バッファ手段3−
1、3−2、3−3、3−4、と配線バス2−1、2−
2、2−3、2−4で構成されていることである。
【0051】図2において、入力端子60に入力された
信号DINは、初段回路11に入力され初段回路11の出
力は入力回路バッファ手段3−0によって配線バス2−
1に伝達される。配線バス2−1に伝達された信号は、
バッファ手段3−1によって配線バス2−2に伝達され
る。配線バス2−2に伝達された信号はバッファ手段3
−2によって配線バス2−3に伝達される。
【0052】配線バス2−3に伝達された信号はバッフ
ァ手段3−3によって配線バス2−4に伝達される。配
線バス2−4に伝達された信号はバッファ手段3−4に
よってラッチ回路12に入力され、そこで内部クロック
信号によりラッチされる。図2の実施例においては、入
力回路バッファ手段3−0とバッファ手段3−1、バッ
ファ手段3−2、バッファ手段3−3を同じサイズに、
配線バス2−1と配線バス2−2と配線バス2−3と配
線バス2−4を同じ長さに、又、初段回路11の一部で
ある出力端に接続されたトランジスタとバッファ手段3
─4を同じサイズにし、入力回路バッファ手段3−0と
バッファ手段3−4に接続されたラッチ回路の一部のゲ
ート容量をダミートランジスタを配置するなどして同じ
にすれば、バッファ手段3−1、バッファ手段3−2、
バッファ手段3−3と初段回路11の入力回路バッファ
手段3−0はそれぞれ同じ条件になり、またバッファ手
段3−4は初段回路11の一部と同じ条件になり、上記
した原理に基づいて、信号の遷移タイミングに於けるス
ピードの差が相殺される。
【0053】したがって、図1の実施例と同様にラッチ
回路12に入力される信号はLOWからHIGHとHI
GHからLOWが同じタイミングとなり、入力セットア
ップタイム、入力ホールドタイムを悪化させることがな
い。上記した各具体例の説明から明らかな様に、本発明
に係る半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法とし
ては、例えば、外部信号が入力され、少なくとも一つの
バッファ手段を出力端側に配置した入力回路と当該入力
回路の出力信号をラッチするラッチ回路とから構成され
た信号伝達手段を有する半導体装置であって、当該入力
回路と当該ラッチ回路との間に、更に複数個のバッファ
手段を直列的に配置せしめ、当該バッファ手段を構成す
る個々のトランジスタの電流駆動能力の差を利用して、
伝達すべき信号の遷移状態を調整する様に構成された信
号遷移時期の調整方法であり、当該信号遷移時期の調整
方法に於いては、好ましくは、当該入力回路に設けられ
ている最終段の当該入力回路バッファ手段を構成するト
ランジスタのサイズと当該入力回路と当該ラッチ回路の
間に設けられているラッチ回路に隣接するバッファ手段
を除く全てのバッファ手段を構成するトランジスタのサ
イズとは、互いに等しくする事、又、初段回路を構成す
る出力端のトランジスタとラッチ回路に隣接したバッフ
ァ手段を構成するトランジスタのサイズとは互いに等し
くする事が望ましい。
【0054】更に、本発明に於ける当該信号遷移時期の
調整方法に於いては、当該バッファ手段は、Pチャネル
トランジスタとNチャネルトランジスタとで構成された
CMOS構造とする事が好ましく、更には、当該入力回
路と当該ラッチ回路との間に配置される複数の当該バッ
ファ手段の個数を偶数個とする事が望ましい。又、本発
明に係る当該信号遷移時期の調整方法に於いては、当該
入力回路と当該入力回路に隣接するバッファ手段との間
の配線長、及び当該各バッファ手段間の配線長とを互い
に等しくなる様にする事が望ましく、又、当該ラッチ回
路の最も接近して配置されている当該バッファ手段は、
当該ラッチ回路に隣接した状態で配置する事も望まし
い。
【0055】更には、当該入力回路に於ける入力回路バ
ッファ手段のゲート容量と当該ラッチ回路に最も近接し
て配置されている当該バッファ手段に接続されたラッチ
回路の一部のゲート容量を等しくする事も好ましい。
【0056】
【発明の効果】上述したように、本発明の半導体装置
は、外部信号が入力される入力回路とその入力回路の出
力が入力される第1のバッファ手段とその第1のバッフ
ァ手段の出力が入力される第2のバッファ手段とその第
2のバッファ手段の出力が入力されるラッチ回路と前
記、入力回路と第1のバッファ手段を接続する配線バス
と第1のバッファ手段と第2のバッファ手段とを接続す
る配線バス、または、外部信号が入力される入力回路と
その入力回路の出力が入力される第1のバッファ手段と
その第1のバッファ手段の出力が入力される第2のバッ
ファ手段とその第2のバッファ手段の出力が入力される
第3のバッファ手段とその第3のバッファ手段の出力が
入力される第4のバッファ手段とその第4のバッファ手
段の出力が入力されるラッチ回路と前記、入力回路と第
1のバッファ手段を接続する配線バスと第1のバッファ
手段と第2のバッファ手段とを接続する配線バスと第2
のバッファ手段と第3のバッファ手段とを接続する配線
バスと第3のバッファ手段と第4のバッファ手段とを接
続する配線バスとを備えているため、プロセスがばらつ
いた時でもラッチ回路に入力する信号のLOWからHI
GHとHIGHからLOWのタイミングが同じに出来る
ため入力セットアップタイム、入力ホールドタイムを改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る半導体装置の一具体例の
構成を示すブロックダイアグラムである。
【図2】図2は、本発明に係る半導体装置の他の具体例
に於ける他の具体例の構成を示すブロックダイアグラム
である。
【図3】図3は、本発明に係る半導体装置の一具体例に
於ける構成を示す動作時の信号波形図である。
【図4】図4は、従来例の同期型DRAM構成を示すブ
ロックダイアグラムである。
【図5】図5は、図4に示す従来例の同期型DRAMに
於けるACTIVATEコマンド入力時における信号波
形図である。
【図6】図6は、図4に示す従来例の同期型DRAMに
於けるPRECHARGEコマンド入力時における信号
波形図である。
【図7】図7は、図4に示す従来例の同期型DRAMに
於けるREADコマンド入力時における信号波形図であ
る。
【図8】図8は、図4に示す従来例の同期型DRAMに
於けるWRITEコマンド入力時における信号波形図で
ある。
【図9】図9は、本発明に於ける半導体装置の入力セッ
トアップタイム、入力ホールドタイムを説明するタイミ
ングチャートである。
【図10】図10は、従来例の入力回路とラッチ回路の
構成を示すブロックダイアグラムである。
【図11】図11は、従来例に於ける初段回路の一例を
示すブロックダイアグラムである。
【図12】図12は、従来例に於けるラッチ回路の一例
を示すブロックダイアグラムである。
【図13】図13は、従来例に於けるの半導体装置の動
作時の信号波形図の例を示す図である。
【符号の説明】
10…入力回路 12…ラッチ回路 50…信号伝達手段 100…半導体装置 3−1、3−2、・・・・3−n…バッファ手段 60…入力端子 2−1、2−2、2−3、2−4…配線バス長 3−0…入力回路バッファ手段 11…初段回路 2、4、7、9、11、13、202…配線バス 101、111、133、136…端子 102、112、134、137…入力回路 103、113、131、135…ラッチ回路 104…列アドレスバッファ手段 105…列デコーダ 106…列選択線 107…行アドレスバッファ手段 108…行デコーダ 109…行選択線 110…メモリセルアレイ 114…ACTIVATEコマンド信号 115…PRECHRAGEコマンド信号 116…WRITEコマンド信号 117…READコマンド信号 118…行アドレス制御回路 119…行アドレス許可信号 120…列アドレス制御回路 121…アドレス許可信号 122…増幅開始信号 123…センスアンプ 124…I/O線対 125…書き込み制御回路 126…読み出し制御回路 127…データアンプ制御信号 128…出力データラッチ信号 129…出力許可信号 130…データアンプ 132…出力回路 138…内部クロック信号発生回路 139…内部クロック信号 203、204、208、210、215、217…P
チャネルMOSトランジスタ 203、204、208、210、215、217…P
チャネルMOSトランジスタ 205、206、209、211、214、216…N
チャネルMOSトランジスタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部信号が入力される入力回路と当該入
    力回路の出力信号をラッチするラッチ回路とから構成さ
    れた信号伝達手段を有する半導体装置であって、当該入
    力回路と当該ラッチ回路との間に複数個のバッファ手段
    が直列的に配置されている事を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 当該入力回路には、初段回路と少なくと
    も一つの入力回路バッファ手段が含まれている事を特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 当該入力回路に設けられている最終段の
    当該入力回路バッファ手段を構成するトランジスタのサ
    イズと当該入力回路に隣接する当該バッファ手段を構成
    するトランジスタのサイズとは、互いに等しくなる様に
    構成されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 当該入力回路に設けられている初段回路
    の出力端に接続された初段回路を構成するトランジスタ
    のサイズと当該入力回路と、当該ラッチ回路に最も接近
    して配置させている当該バッファ手段を構成するトラン
    ジスタのサイズとは、互いに等しくなる様に構成されて
    いる事を特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 当該バッファ手段は、Pチャネルトラン
    ジスタとNチャネルトランジスタとで構成されたCMO
    S構造を有している事を特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 当該入力回路と当該ラッチ回路との間に
    配置される複数の当該バッファ手段の個数は偶数である
    事を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の半導体
    装置。
  7. 【請求項7】 当該入力回路と当該入力回路に隣接する
    バッファ手段との間の配線長、及び当該各バッファ手段
    間の配線長とが互いに等しくなる様に構成されている事
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 当該ラッチ回路に最も接近して配置され
    ている当該バッファ手段は、当該ラッチ回路に隣接した
    状態で配置されている事を特徴とする請求項1乃至7の
    何れかに記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 当該入力回路に設けられている入力回路
    バッファ手段に於けるゲート容量と当該ラッチ回路に最
    も近接して配置されている当該バッファ手段に接続され
    たラッチ回路のゲート容量を等しくなる様に構成する事
    を特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 外部信号が入力され、少なくとも一つ
    のバッファ手段を出力端側に配置した入力回路と当該入
    力回路の出力信号をラッチするラッチ回路とから構成さ
    れた信号伝達手段を有する半導体装置であって、当該入
    力回路と当該ラッチ回路との間に、更に複数個のバッフ
    ァ手段を直列的に配置せしめ、当該バッファ手段を構成
    する個々のトランジスタの電流駆動能力の差を利用し
    て、伝達すべき信号の遷移状態を調整する事を特徴とす
    る信号遷移時期の調整方法。
  11. 【請求項11】 当該入力回路に設けられている最終段
    の当該入力回路バッファ手段を構成するトランジスタの
    サイズと当該入力回路と当該ラッチ回路の間に設けられ
    ている当該ラッチ回路に最も接近して配置されている当
    該バッファ手段を除く全てのバッファ手段を構成するト
    ランジスタのサイズとは、互いに等しく、さらに、当該
    入力回路の設けられている初段回路の出力端に接続され
    た初段回路を構成するトランジスタのサイズと、当該ラ
    ッチ回路に最も接近して配置されている当該バッファ手
    段を構成するトランジスタのサイズとは互いに等しくす
    る事を特徴とする請求項10に記載の半導体装置に於け
    る信号遷移時期の調整方法。
  12. 【請求項12】 当該バッファ手段は、Pチャネルトラ
    ンジスタとNチャネルトランジスタとで構成されたCM
    OS構造とする事を特徴とする請求項10又は11に記
    載の半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法。
  13. 【請求項13】 当該入力回路と当該ラッチ回路との間
    に配置される複数の当該バッファ手段の個数を偶数個と
    する事を特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載
    の半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法。
  14. 【請求項14】 当該入力回路と当該入力回路に隣接す
    るバッファ手段との間の配線長、及び当該各バッファ手
    段間の配線長とを互いに等しくなる様にする事を特徴と
    する請求項10乃至13の何れかに記載の半導体装置に
    於ける信号遷移時期の調整方法。
  15. 【請求項15】 当該ラッチ回路の最も接近して配置さ
    れている当該バッファ手段は、当該ラッチ回路に隣接し
    た状態で配置する事を特徴とする請求項10乃至14の
    何れかに記載の半導体装置に於ける信号遷移時期の調整
    方法。
  16. 【請求項16】 当該入力回路に設けられている入力回
    路バッファ手段に於けるゲート容量と当該ラッチ回路に
    最も近接して配置されている当該バッファ手段に接続さ
    れたラッチ回路のゲート容量を等しくする事を特徴とす
    る請求項10乃至15の何れかに記載の半導体装置に於
    ける信号遷移時期の調整方法。
JP11030997A 1999-02-09 1999-02-09 半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法 Pending JP2000231787A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030997A JP2000231787A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法
KR1020000005841A KR20000057969A (ko) 1999-02-09 2000-02-08 반도체 장치 및 반도체 장치의 신호천이시간 조정방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030997A JP2000231787A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000231787A true JP2000231787A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12319244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11030997A Pending JP2000231787A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2000231787A (ja)
KR (1) KR20000057969A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7710792B2 (en) 2007-06-01 2010-05-04 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7710792B2 (en) 2007-06-01 2010-05-04 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000057969A (ko) 2000-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6847582B2 (en) Low skew clock input buffer and method
JP4159402B2 (ja) データストローブ入力バッファ、半導体メモリ装置、データ入力バッファ、および半導体メモリの伝播遅延時間制御方法
JPH0344891A (ja) 半導体記憶装置のデータ読出回路
US20030179619A1 (en) Serial to parallel data input methods and related input buffers
KR100942739B1 (ko) 반도체 메모리
US6999367B2 (en) Semiconductor memory device
JPH07326190A (ja) 半導体記憶装置
JP3831309B2 (ja) 同期型半導体記憶装置及びその動作方法
KR100947522B1 (ko) 반도체 기억 장치
JP4044538B2 (ja) 半導体装置
US6163498A (en) Methods and systems for column line selection in a memory device
KR100543203B1 (ko) 유효 데이타 윈도우의 조절이 가능한 반도체 메모리장치의 데이타 출력 버퍼
JP2002076879A (ja) 半導体装置
US7054215B2 (en) Multistage parallel-to-serial conversion of read data in memories, with the first serial bit skipping at least one stage
US7079427B2 (en) System and method for a high-speed access architecture for semiconductor memory
JP3415664B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2004104681A (ja) 入力バッファ回路
JP4632121B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2000231787A (ja) 半導体装置及び半導体装置に於ける信号遷移時期の調整方法
US8717064B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US7120083B2 (en) Structure and method for transferring column address
US6707740B2 (en) Semiconductor memory
US6226204B1 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP2000331483A (ja) 半導体記憶装置
JP3596937B2 (ja) 半導体記憶装置