JP2000231658A - プリペイドカードシステム及びカード交換機 - Google Patents

プリペイドカードシステム及びカード交換機

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JP2000231658A
JP2000231658A JP3419899A JP3419899A JP2000231658A JP 2000231658 A JP2000231658 A JP 2000231658A JP 3419899 A JP3419899 A JP 3419899A JP 3419899 A JP3419899 A JP 3419899A JP 2000231658 A JP2000231658 A JP 2000231658A
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card
prepaid card
prepaid
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JP3419899A
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Toshio Kuroi
俊夫 黒井
Takayuki Kamata
隆之 鎌田
Hitoshi Hasegawa
仁 長谷川
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NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用途中でそれぞれ残額が残っている複数の
プリペイドカードを、残額を統合して新たな1枚以上の
プリペイドカードに交換する。 【解決手段】 利用者は、手持ちの残額を有する使用途
中のプリペイドカードを、カード交換機6のカード挿入
口に挿入する。カード交換機6は、そのプリペイドカー
ドが正常なプリペイドカードか否かを判定し、正常なプ
リペイドカードである場合には、既に挿入したプリペイ
ドカードの残額の合計を、カード交換機6の表示部に表
示する。このようにして、使用途中のプリペイドカード
を次々とカード交換機6に挿入する。カード交換機6の
決定ボタンを押下すると、カード交換機6内で、表示さ
れている合計残額に一致するように必要に応じて減額処
理を施し、カード排出口から、1枚以上のプリペイドカ
ードを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカード
を金額消費に応じて処理するシステムに係り、特に残額
の残っているプリペイドカードの利用上の便宜を図るプ
リペイドカードシステム及びカード交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】金銭的価値に対応する金額情報を記憶す
るプリペイドカードを金銭的決済に用いるプリペイドカ
ードシステムが実現されている。
【0003】プリペイドカードシステムでは、通常の場
合、複数の店舗においてサービスが提供される。例え
ば、各店舗には、1個以上の発券機、複数の読書装置及
びこれら読書装置の上位処理装置である中継装置等が設
置されている。
【0004】発券機は、プリペイドカードの発行元にお
いて所要の初期情報が書き込まれたプリペイドカードに
ついて所定の発券手続を行い、該プリペイドカードを例
えば現金と引換に販売する。読書装置は、プリペイドカ
ードを使用するための端末装置であり、この読書装置に
おいては、プリペイドカードに記憶される金額情報に基
づいて、遊技媒体の貸出及び物品の販売等の対価として
当該プリペイドカードが消費される。中継装置は、店舗
内の複数の読書装置等を例えばプリペイドカードの発行
元に設置された決済センタに結合し、該決済センタとの
間で通信を行って読書装置等の管理及び消費金額の処理
を行う。
【0005】すなわち、プリペイドカードは、例えば店
舗に設置された読書装置を用いることによって、遊技媒
体の貸出等の対価として消費される。このプリペイドカ
ードの消費に際して、読書装置は、消費金額を計上して
決済処理に供し、且つ該消費金額に応じて、プリペイド
カードに記憶される金額情報を更新する。このプリペイ
ドカードの金額情報の更新時に、予め定めた残額範囲に
該当する場合には、プリペイドカードの残額範囲に対応
する所定個所に残額目安パンチ孔の穿孔が行われる。プ
リペイドカードの消費による読書装置の売上情報は、例
えば中継装置によって収集され、該中継装置は、支配下
の各読書装置の売上情報を集計して決済センタに送信す
る。このようにして、プリペイドカードの消費決済が行
われる。
【0006】プリペイドカードの記憶情報には、カード
発行時すなわちエンコード時に設定され、以後の消費等
によって変更されることがないカード識別情報(カード
ID)、製造元を示す製造元コード及び製造日(エンコ
ード日)情報等の固定的な情報と、残額等を示す金額情
報及びエラー発生時におけるエラーコード等のように以
後の消費等の処理によって随時更新されるべき流動的な
情報とが含まれる。
【0007】一方、プリペイドカードは、金銭的価値を
持っていることから、偽造、及び変造等による不正が行
われるおそれがある。そこで、読書装置においては、金
額情報等の読取時及び更新時に、エラーのチェックを行
うと同時に、変造、偽造及び不正使用等による正常でな
い不正なプリペイドカードを検知するようにしている。
このような不正プリペイドカードの検知にあたっては、
一般に、プリペイドカードの記憶情報及びパンチ孔情
報、並びにそれらの履歴等に矛盾する内容が含まれてい
れば不正としている。
【0008】中継装置は、複数の読書装置から売上情報
及びカード情報等を収集している。売上情報は、上述し
た読書装置におけるプリペイドカードの消費に係る金額
情報であり、カード情報は読書装置等において発見され
た不正プリペイドカードの識別情報等の使用可能なプリ
ペイドカード又は排除すべきプリペイドカード等の判別
情報である。
【0009】中継装置は、読書装置から収集した売上情
報を蓄積/加工して決済センタに転送するとともに、読
書装置から収集したカード情報は、他の読書装置からの
参照を可能とし、プリペイドカードの不正の弁別に供す
る。
【0010】ところで、プリペイドカードを使用するに
あたり、発券機等により新規にプリペイドカードを購入
するのは、次のような場合である。まず、一般的には、
以前にプリペイドカードを購入したことがなく、プリペ
イドカードを持っていない場合である。また、プリペイ
ドカードを持っていたが、使用したことにより残額がな
くなってしまった場合もある。なお、これらのように、
使用可能なプリペイドカードがない場合に限らず、次の
ような場合にも新規にプリペイドカードを購入すること
になる。
【0011】例えば、以前に購入し残額が残っているは
ずのプリペイドカードが見あたらない場合、あるいは以
前に購入し残額が残っているプリペイドカードを持ち合
わせていない場合などである。これらの場合、他にも使
用途中のプリペイドカードを持っているにもかかわら
ず、新規にプリペイドカードを購入することになる。
【0012】このようにして、他にも使用途中のプリペ
イドカードを持っていて、新規にプリペイドカードを購
入することは珍しいことではない。また、新規にプリペ
イドカードを購入した後に、見あたらなかったプリペイ
ドカードが見つかることも多い。このようにして、重複
したプリペイドカードの購入を繰り返すと、利用者の手
元には、残額のあるプリペイドカードが増えていくこと
がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、中途
まで使用して残額が残ったプリペイドカードが増えてく
ると、かさばるばかりか、使用時に次々とプリペイドカ
ードを交換しなければならないなどの不都合が生じる。
また、個々のプリペイドカードの残額が少ないと、ある
程度以上のまとまった金額の消費ができないこともあ
る。
【0014】そのため利用者から、このような半端な残
額の複数のプリペイドカードをまとめたいという要望が
あった。
【0015】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、使用途中でそれぞれ残額が残っている複数のプ
リペイドカードを、残額を統合して新たな1枚以上のプ
リペイドカードに容易に交換することを可能とするプリ
ペイドカードシステム及びカード交換機を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るプリペイドカードシステ
ムは、金銭的価値に対応する金額情報を記憶するプリペ
イドカードを用いて金銭的決済を行うプリペイドカード
システムにおいて、複数の使用途中の前記プリペイドカ
ードを、該複数のプリペイドカードの残額合計に応じた
新たなプリペイドカードに交換する統合交換手段と、セ
ットされた前記プリペイドカードの前記金額情報を消費
金額に応じて更新し、且つ該消費金額を含む売上情報を
生成する読書手段と、前記読書手段から前記プリペイド
カードの消費金額を含む売上情報を収集処理する上位処
理手段と、を備える。
【0017】このような構成によれば、使用途中でそれ
ぞれ残額が残っている複数のプリペイドカードを、統合
交換手段にセットすることにより、容易にそれらの残額
を統合して新たな1枚以上のプリペイドカードに交換す
ることができ、適切で且つ効果的なユーザサービスを達
成することができる。
【0018】また、本発明の第2の観点に係るプリペイ
ドカードシステムは、金銭的価値に対応する金額情報を
記憶するプリペイドカードを用いて金銭的決済を行うプ
リペイドカードシステムにおいて、投入された現金に対
応して前記プリペイドカードを発券し、且つ該プリペイ
ドカードの発券に係る発券情報を生成する発券手段と、
複数の使用途中の前記プリペイドカードを、該複数のプ
リペイドカードの残額合計に応じた新たなプリペイドカ
ードに交換して、該交換に係る交換情報を発生する統合
交換手段と、セットされた前記プリペイドカードの前記
金額情報を消費金額に応じて更新し、且つ該消費金額を
含む売上情報を生成する読書手段と、前記読書手段から
前記プリペイドカードの消費金額を含む売上情報を収集
処理し、且つ前記発券手段から前記発券情報を収集する
とともに、前記統合交換手段から前記交換情報を受信し
て、該交換情報を前記売上情報及び発券情報の少なくと
も一方に反映させる上位処理手段と、を備える。
【0019】このような構成によれば、使用途中でそれ
ぞれ残額が残っている複数のプリペイドカードを、統合
交換手段にセットすることにより、容易にそれらの残額
を統合して新たな1枚以上のプリペイドカードに交換
し、それに応じて上位処理手段にて発券又は売上情報を
調整することができ、適切で且つ効果的なユーザサービ
スを達成することができる。
【0020】前記統合交換手段は、前記複数の使用途中
のプリペイドカードを前記複数のプリペイドカードの残
額合計に応じた新たな複数のプリペイドカードに交換す
る手段を含んでいてもよい。
【0021】前記統合交換手段は、前記複数のプリペイ
ドカードの合計残額と交換すべき新たなプリペイドカー
ドの額面金額とに差異があるときには、新たなプリペイ
ドカードを額面金額から減額処理して調整してから提供
する手段を含んでいてもよい。
【0022】前記統合交換手段は、前記複数のプリペイ
ドカードの合計残額と交換すべき新たなプリペイドカー
ドの額面金額とに差額があるときには、該差額分に相当
する現金を利用者に投入させる手段を含んでいてもよ
い。
【0023】本発明の第3の観点に係るカード交換機
は、金銭的価値に対応する金額情報を記憶するプリペイ
ドカードにより金銭的決済を行うプリペイドカードシス
テムに用いられ、複数の使用途中の前記プリペイドカー
ドから該複数のプリペイドカードの残額合計を求める手
段と、前記残額合計に相当する新たな1以上のプリペイ
ドカードを提供する手段と、を備える。
【0024】このような構成によれば、カード交換機
は、使用途中でそれぞれ残額が残っている複数のプリペ
イドカードをセットすることにより、容易にそれらの残
額を統合して新たな1枚以上のプリペイドカードに交換
することができ、適切で且つ効果的なユーザサービスを
達成することができる。
【0025】前記複数の使用途中のプリペイドカード及
び前記残額合計に相当する新たなプリペイドカードに関
する交換情報を生成する手段をさらに含んでいてもよ
い。
【0026】前記複数のプリペイドカードの合計残額と
交換すべき新たなプリペイドカードの額面金額とに差異
があるときには、新たなプリペイドカードの少なくとも
1枚の額面金額について減額処理を行う手段をさらに含
んでいてもよい。
【0027】前記複数のプリペイドカードの合計残額と
交換すべき新たなプリペイドカードの額面金額とに差異
があるときには、該差額分に相当する現金を利用者に投
入させる手段をさらに含んでいてもよい。
【0028】投入された現金に対応して前記プリペイド
カードを発券し、且つ該プリペイドカードの発券に係る
発券情報を生成する手段をさらに含んでいてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリペイドカ
ードシステムを、その実施の形態について、図面を参照
して説明する。
【0030】本発明の第1の実施の形態に係るプリペイ
ドカードシステムの構成を図1に示している。
【0031】図1に示すプリペイドカードシステムは、
発券機1、読書装置2、中継装置3、記録装置4、決済
センタ5及びカード交換機6を備えている。記録装置4
及び決済センタ5は、カード発行会社及びカード製造工
場等のようなカード発行元Dに設置されている。一般
に、カード発行元Dに対応する店舗Sは複数存在し、各
店舗Sには、少なくとも1個の発券機1、複数個の読書
装置2及びカード交換機6、並びにこれら発券機1、読
書装置2及びカード交換機6と決済センタ5とに接続さ
れる中継装置3が設置されている。
【0032】発券機1は、利用者に対し新規にプリペイ
ドカードを発券する。すなわち、発券機1は、利用者が
現金を投入し、指示スイッチ等を操作して発券指示を行
うことにより、カード発行元Dにより発行されたプリペ
イドカードに所定の発券手続を行ってプリペイドカード
を発券する。発券機1における発券手続には、プリペイ
ドカードのカードIDを中継装置3に送信する処理、あ
るいは発券に係る情報をプリペイドカードに書き込む処
理などが含まれる。発券機1は、該発券手続を経て当該
プリペイドカードを発券する。
【0033】利用者は、通常の場合、発券機1によりプ
リペイドカードを購入する。発券機1は、例えば、利用
者が所要の現金を投入した後、予め用意されている額面
金額等の異なる複数の券種のうちの1つを選択すること
により、所望の券種のプリペイドカードを排出して該利
用者に提供する。
【0034】中継装置3は、発券機1,読書装置2及び
カード交換機6と信号の授受を行って、これら発券機
1,読書装置2及びカード交換機6からの情報を収集
し、且つこれら発券機1,読書装置2及びカード交換機
6に情報を供給する。中継装置3が発券機1,読書装置
2及びカード交換機6から収集する情報には、発券機1
におけるプリペイドカードの発券情報、読書装置2にお
けるプリペイドカードの消費に基づく売上情報及びそれ
らに関連する情報等が含まれる。また、中継装置3が発
券機1,読書装置2及びカード交換機6に提供する情報
には、当該店舗Sで発券されたか否かを示す情報、不正
プリペイドカードに関する情報、及び各種の制御情報等
が含まれる。
【0035】また、中継装置3は、決済センタ5と信号
の授受を行う。中継装置3から決済センタ5へ供給され
る情報には、該中継装置3の配下の読書装置2における
消費に基づく売上情報及び発券機1の発券情報等が含ま
れ、中継装置3に決済センタ5から供給される情報に
は、該中継装置3及び配下の発券機1、読書装置2及び
カード交換機6に対する制御情報等が含まれる。
【0036】なお、中継装置3は各店舗Sに1個とは限
らず、例えば店舗S内の所定の領域、例えばホール及び
フロア毎に中継装置3が1個ずつ設けられていてもよ
い。すなわち、中継装置3は、店舗S毎の複数個の読書
装置2、店舗S内のホール毎の複数個の読書装置2ある
いは店舗S内のフロア毎の複数個の読書装置2と、決済
センタ5と、の間に設けられる。
【0037】このプリペイドカードシステムでは、カー
ド発行元Dで製造され発行されたプリペイドカードが店
舗Sに販売され、さらに店舗Sで利用者に販売される。
利用者は、店舗Sにおいて、例えば遊技媒体の貸出等の
ようなサービス提供の対価をプリペイドカードにより支
払うことができる。
【0038】このサービス提供及び支払いは、店舗Sに
設置された読書装置2を用いて行われ、プリペイドカー
ドに金額情報として記憶されている金額が消費される。
店舗Sは、読書装置2で消費された金額に基づく売上情
報を中継装置3において集計して、適宜蓄積・加工す
る。また、店舗Sは、発券機1で発券されたプリペイド
カードのカード情報を中継装置3にて収集蓄積する。
【0039】中継装置3は、集計した読書装置2の消費
金額に基づく売上情報をカード発行元Dの決済センタ5
に送信する。カード発行元Dは、各店舗Sから決済セン
タ5において受信した金額情報に相当する金額を売上金
として各店舗Sに支払う。
【0040】中継装置3は、具体的には、例えば、発券
機1及び読書装置2を走査すべく、順次周期的に要求コ
マンドを送信し、それに対するレスポンスとして、発券
機1からの発券に係るカード情報としてのカードID、
発券機1における発券頻度情報及び読書装置2からの売
上情報を収集する。また、中継装置3は、例えば、所定
期間毎に、又は決済センタ5からの要求コマンドに対す
るレスポンスとして、売上情報を決済センタ5に送信す
る。
【0041】このプリペイドカードシステムで使用する
プリペイドカードを、図2を参照して説明する。図2に
示すように、プリペイドカードCは、例えば全面に磁性
層を形成して、該磁性層を利用した磁気的な情報記憶部
Aを持ち、該情報記憶部Aは、金額情報領域A1及びそ
の他の情報領域A2を有する。
【0042】金額情報領域A1には、残額情報等の金額
情報が記録される。金額情報は、使用・消費によって随
時更新、変更又は追加される流動的な情報である。金額
情報以外のこの種の流動的な情報、例えばエラー発生時
におけるエラーコード、店舗Sにおける発券時に書き込
まれる店舗コード等の情報、は、その他の情報領域A2
に書き込まれる。
【0043】その他の情報領域A2には、さらに、プリ
ペイドカードCのカード識別情報つまりカードID、製
造元を示す製造元コード及び製造日情報等のように、エ
ンコード時に一旦設定された後は、消費等によって変更
されることがない固定的な情報等も書込まれる。プリペ
イドカードCに記録されるこれらの情報は、通常の場
合、所定の暗号鍵によって暗号化されている。
【0044】記録装置4は、カード発行元Dにおいてプ
リペイドカードCを発行するための装置である。すなわ
ち、記録装置4は、予め用意されたエンコード情報とし
て、プリペイドカードCのカード識別情報、製造元を示
す製造元コード及び製造日情報等のように、エンコード
時に一旦設定された後は、消費等によって変更されるこ
とがない固定的な情報をその他の情報領域A2に書き込
む。同時に、記録装置4は、残額情報等の金額情報のよ
うに、使用・消費によって随時更新、変更又は追加され
る流動的な情報の初期情報を、金額情報領域A1及び必
要ならばその他の情報領域A2に書き込む。記録装置4
は、これらの情報に所定の暗号鍵による暗号化を施して
から、金額情報領域A1及びその他の情報領域A2に書
き込み、プリペイドカードCを発行する。この記録装置
4により発行されたプリペイドカードCは、そのままで
は使用することができず、店舗Sに搬送され、発券機1
に収納されて、発券機1による所定の発券手続を経て、
発券され、初めて使用可能となる。あるいは、カード交
換機6に収納されて、カード交換機6による所定の新券
処理を経て、初めて使用可能となる。
【0045】読書装置2は、例えば、遊技媒体の貸出等
を行う物販機(図示せず)に接続されており、物販機が
利用者に提供した遊技媒体等の対価をプリペイドカード
Cに記憶されている金額情報における残額から差し引く
ことにより、プリペイドカードCの消費を具体化するた
めの装置である。
【0046】この読書装置2は、プリペイドカードCが
セットされると、まず、情報記憶部Aの金額情報領域A
1及びその他の情報領域A2に記録されている情報を読
出し且つ残額目安パンチ孔の穿孔状況等を検出して、通
常の矛盾検出等の不正チェック処理を行う。すなわち、
読書装置2は、プリペイドカードCの情報記憶部Aの記
憶情報及びパンチ孔情報等に矛盾があるか否かをチェッ
クし、矛盾があれば、当該プリペイドカードCに何らか
の不正又は不具合があると判定する。
【0047】不正又は不具合があると判定された場合、
読書装置2は、当該プリペイドカードCの使用を阻止し
て排出するとともに、中継装置3に不正プリペイドカー
ドのカードID等を含む検知データを送信する。
【0048】なお、中継装置3は、他の読書装置2で不
正プリペイドカードと判定されたプリペイドカードのカ
ードIDの通知データを受信し、登録データベースに対
して使用不可として登録する。中継装置3は、読書装置
2によるチェック時にカードIDによる照会に対して、
登録データベースにおける使用不可の登録情報も反映し
て使用許可/不許可を応答するようにしてもよい。
【0049】既に述べたように、中継装置3は、店舗S
内の各読書装置2において消費金額として処理された金
額に基づく売上情報を集約して、決済センタ5に送信す
る。
【0050】カード交換機6は、利用者の操作により、
使用途中の残額の残っている複数枚のプリペイドカード
Cを取り込んで、これら複数枚のプリペイドカードCの
合計残額に相当する1枚以上の新規なプリペイドカード
Cに交換する。該複数枚のプリペイドカードCの合計残
額が、カード交換機6により新規に提供することができ
るプリペイドカードCの額面金額に一致しないときは、
該カード交換機6は、該合計金額よりも高額の額面金額
を有するプリペイドカードCから差額分を減額処理し
て、新規なプリペイドカードCとして提供する。
【0051】また、上述した複数枚のプリペイドカード
Cの合計残額が、カード交換機6で処理可能な最高額面
のプリペイドカードCの額面金額よりも高額である場合
には、該最高額面又は利用者が選択指定した額面の新規
なプリペイドカードCを提供し、さらにその残額に相当
する新規なプリペイドカードCを1枚以上提供する。こ
のとき、該残額が、カード交換機6により新規に提供す
ることができるプリペイドカードの額面金額に一致しな
いときは、該カード交換機6は、該残額よりも高額の額
面金額を有するプリペイドカードCから差額分を減額処
理して、新規なプリペイドカードCとして提供する。
【0052】カード交換機6は、プリペイドカードCの
交換に際して、交換に係る各プリペイドカードCの残額
及び減額処理等の情報を中継装置3に供給して、売上情
報及び発券情報等に反映させる。すなわち、上述した交
換前の複数枚のプリペイドカードCについては消費が終
了したものとして処理し、交換後の新規なプリペイドカ
ードCを発券したものとして処理するとともに、該交換
後の新規なプリペイドカードCについて、減額処理が行
われている場合には、額面情報から減額処理ぶんを減額
して、当初の残額情報とする。この場合、交換後の新規
なプリペイドカードCについては、発券売上なしに発券
したものとする。
【0053】発券機1は、図3に示すように構成されて
いる。図3に示す発券機1は、通信処理部11、発券処
理部12、記憶部13、リーダ/ライタ14、現金処理
部15及びカード収納部16を備えている。
【0054】通信処理部11は、当該発券機1の発券処
理部12と中継装置3との間の通信を処理する。
【0055】発券処理部12は、当該発券機1における
発券処理を実行して、プリペイドカードCの発券を行
う。例えば、当該発券機1に現金が投入されて、該現金
が現金処理部15に収納され且つ金額が検出され、さら
に利用者により、発券処理部12に対して所望の額面金
額等プリペイドカードCの券種が選択操作され、さらに
必要に応じて選択内容の確認操作がなされる。この場
合、発券処理部12は、カード収納部16から該当する
券種のプリペイドカードCを取り出して、リーダ/ライ
タ14に供給し、当該プリペイドカードCを発券するた
めの所要の発券手続を施して、プリペイドカードCを排
出させる。なお、発券処理部12における発券手続は、
例えば、中継装置3に発券するプリペイドカードCのカ
ードIDを通知する処理又は店舗コード等の情報をリー
ダ/ライタ14を介して書き込む処理などを含んでい
る。
【0056】記憶部13は、発券処理部12における発
券処理に必要な情報を予め格納するとともに、発券処理
の過程で発生した中間情報を一時記憶する。リーダ/ラ
イタ14は、発券するプリペイドカードCの記憶内容の
読取り及び書込みを行う。
【0057】現金処理部15は、投入された現金の金額
を判定し、発券手続に連動して、プリペイドカードCの
額面金額に応じた代金を取り込むとともに、必要に応じ
て釣り銭を返却する。カード収納部16は、カード発行
元Dから提供されるプリペイドカードCを格納する。こ
のカード収納部16には、発券し得る券種のプリペイド
カードCが、1枚ずつ選択的に抽出してリーダ/ライタ
14に供給できるようにして、各別に格納される。
【0058】また、読書装置2は、図4に示すように構
成されている。図4に示す読書装置2は、通信処理部2
1、消費処理部22、記憶部23及びリーダ/ライタ2
4を備えている。
【0059】通信処理部21は、消費処理部22と中継
装置3との間の通信を行う。通信処理部21は、例え
ば、中継装置3からの要求コマンドに対するレスポンス
として、読書装置2におけるプリペイドカードCの消費
金額情報を含む売上情報を記憶部23から読み出して中
継装置3に送信する。
【0060】消費処理部22は、遊技媒体等の物品を提
供するなどして消費操作を実行する物販機(図示してい
ない)等に連動し、遊技媒体等の提供に対応するプリペ
イドカードCの消費に基づき、リーダ/ライタ24を介
してプリペイドカードCの金額情報等の記憶情報を更新
するとともに、消費金額情報を含む売上情報を記憶部2
3に蓄積する。記憶部23は、日常の消費処理部22に
おける消費金額の処理に基づく売上情報を格納蓄積す
る。
【0061】消費処理部22は、リーダ/ライタ24に
プリペイドカードCが挿入された時には、まず、当該プ
リペイドカードCが適正なものであるか否かなどをチェ
ックする。すなわち、消費処理部22は、リーダ/ライ
タ24を介してプリペイドカードCから読み取られた情
報に基づき、当該店舗Sにおいて発券されたものである
か否かを調べる。このとき、中継装置3に当該プリペイ
ドカードCのカードIDを照会して、登録データベース
に使用不可として登録されていないかを調べる。
【0062】さらに、消費処理部22は、リーダ/ライ
タ24を介して、残額目安パンチ孔を検出し、プリペイ
ドカードCに記憶されている金額情報との間で矛盾がな
いかなどを確認する。プリペイドカードCが当該店舗S
において発券されたものであり、残額目安パンチ孔と金
額情報との間で矛盾がないなど、プリペイドカードCが
正常であると判定されれば、リーダ/ライタ24は、当
該プリペイドカードCが正常であるとして、残額情報を
消費処理部22に与える。
【0063】プリペイドカードCが当該店舗Sにおいて
発券されたものでないと判定された場合、又は当該店舗
Sにおいて発券されたものと判定されても残額目安パン
チ孔と金額情報とに矛盾がある場合、登録データベース
に使用不可として登録されている場合など、プリペイド
カードCが不正であると判定された場合には、消費処理
部22は、当該プリペイドカードCを不正であるとして
排除し、使用を阻止する。また、消費処理部22におい
て、残額目安パンチ孔と金額情報とに矛盾があるなどと
して、プリペイドカードCが不正であると判定した場合
には、消費処理部22は、中継装置3に当該プリペイド
カードCのカードIDを送信して、登録データベースに
使用不可として登録する。
【0064】プリペイドカードCから読み取られた金額
情報は、消費処理部22により処理されて残額情報が記
憶部23に書き込まれる。さらに、消費処理部22にお
ける消費金額情報に応じて、該残額情報を更新し、同様
にプリペイドカードの金額情報を(必要に応じて暗号化
して)更新する。また、消費処理部22は、金額情報の
更新により、新たな金額情報を書込む際に、更新後の残
額に基づき必要に応じて、リーダ/ライタ24を介して
残額目安パンチ孔を穿孔する。
【0065】また、カード交換機6は、図5に示すよう
に構成されている。図5に示すカード交換機6は、通信
処理部61、交換処理部62、記憶部63、表示/操作
部64、リーダ/ライタ65、旧カード回収部66及び
新カード供給部67を備えている。
【0066】通信処理部61は、交換処理部62と中継
装置3との間の通信を行う。
【0067】交換処理部62は、当該カード交換機6に
おけるカード交換処理を実行して、プリペイドカードC
の統合交換を行う。例えば、利用者が、残額の残ってい
る使用途中のプリペイドカードCを複数枚用意して、当
該カード交換機6に逐次投入すると、交換処理部62
は、リーダ/ライタ65を介して当該プリペイドカード
Cの情報を読み取り、チェックを行って正常なプリペイ
ドカードCであることを確認した後、さらにリーダ/ラ
イタ65を介して当該プリペイドカードCの残額を読み
取る。そして、交換処理部62は、該残額を累計加算す
るとともに、当該プリペイドカードCをカード交換機6
の内部、例えば旧カード回収部66等、に取り込み、合
計残額を表示/操作部64に表示する。さらに利用者に
より、表示/操作部64に対して決定操作がなされる
と、交換処理部62は、新カード供給部67から当該合
計残額に一致するプリペイドカードCをリーダ/ライタ
65に供給し、発券機1における発券手続に準ずる所定
の新券処理を施して、リーダ/ライタ65から排出して
発券する。
【0068】合計残額が、新カード供給部67から供給
し得るプリペイドカードの額面に一致しない場合には、
該合計残額よりも高額のプリペイドカードCを新カード
供給部67からリーダ/ライタ65に供給し、差額を減
額処理して残額を調整するとともに所定の新券処理を施
して、リーダ/ライタ65から排出して利用者に提供す
る。合計残額が、新カード供給部67から供給し得るプ
リペイドカードの最高額面を超える場合には、該最高額
面のプリペイドカードCを新カード供給部67からリー
ダ/ライタ65に供給し、所定の新券処理を施して、リ
ーダ/ライタ65から排出して利用者に供給し、さらに
該合計残額の残額分について、上述と同様の処理を行う
ことにより、端数分があれば減額調整を行って複数枚の
新規プリペイドカードCの供給を行う。
【0069】交換処理部62は、表示/操作部64によ
る決定操作がなされた時点で、それまでに取り込んだプ
リペイドカードCの残額を“0”にクリアしてから旧カ
ード回収部66に回収させる。
【0070】なお、交換処理部62における新券処理
は、例えば、中継装置3に新たなプリペイドカードCの
カードIDを通知する処理、店舗コード等の情報をリー
ダ/ライタ65を介して書き込む処理、交換元のプリペ
イドカードCのカードIDに関する売上を終了させる処
理、減額処理による新たなプリペイドカードCの初期残
額を調整する処理などを含んでいる。
【0071】記憶部63は、交換処理部62における交
換処理に必要な情報を予め格納するとともに、該交換処
理の過程で発生する中間情報を一時記憶する。表示/操
作部64は、セットされた交換元のプリペイドカードC
の残額及び残額合計を表示するとともに、交換の決定操
作及び提供プリペイドカードの券種選択操作等を行うス
イッチ等を備えている。リーダ/ライタ65は、プリペ
イドカードCの記憶内容の読取り及び書込みを行う。旧
カード回収部66は、セットされた残額の残っている交
換元のプリペイドカードCを、リーダ/ライタ65から
回収し、収容する。新カード供給部67は、カード発行
元Dから提供される新規なプリペイドカードCを格納
し、交換処理部62の制御に応じてリーダ/ライタ65
に供給する。この新カード供給部67には、発券し得る
券種のプリペイドカードCが、複数種ある場合には、各
券種毎に1枚ずつ選択的に抽出してリーダ/ライタ65
に供給できるように各別に格納される。
【0072】なお、カード交換機6が、額面金額の異な
る複数種のプリペイドカードCを提供することができる
場合には、表示/操作部64における決定操作に代え
て、所望の額面のプリペイドカードCの選択操作を行う
ようにして、1枚以上の所望の額面の新規なプリペイド
カードCを提供するようにしても良い。
【0073】次に、上述したプリペイドカードシステム
における処理について、図6〜図9に示すフローチャー
トを参照して説明する。まず、発券機1における発券処
理について、図6を参照して説明する。
【0074】図6は発券機1が額面の異なる複数の券種
のプリペイドカードCを発券することができる場合の発
券処理の一例を示している。図6に示す発券処理は、発
券機1に現金が投入されると、その都度起動される。
【0075】発券機1の発券処理部12は、利用者によ
るカード種別の選択操作(ステップS1)及び確認操作
による発券要求(ステップS2)を待って、現金処理部
15において投入金額を検出し、投入金額と当該選択指
示されたプリペイドカードCの所定の対価とを比較して
確認する(ステップS3)。投入金額が選択された券種
のプリペイドカードCの所定の対価以上であるか否かを
判定し(ステップS4)、投入金額が対価以上であれ
ば、指示された券種に相当するプリペイドカードCをカ
ード収納部16から取り出し、リーダ/ライタ14にセ
ットする(ステップS5)。
【0076】発券処理部12は、セットされたプリペイ
ドカードCのカードID等をリーダ/ライタ14を介し
て読出し、発券情報として中継装置3に送信する、ある
いはリーダ/ライタ14を介してプリペイドカードCに
店舗コードを書き込むなどの発券手続を実行する(ステ
ップS6)。そして、発券処理部12は、釣り銭があれ
ば、現金処理部15から釣り銭を返却するとともに、発
券カードIDが送信され使用可能となった新たなプリペ
イドカードCをリーダ/ライタ14から排出させて利用
者に提供して(ステップS7)、処理を終了し、待機状
態に戻る。
【0077】ステップS4において、指示されたプリペ
イドカードCの対価に投入金額が満たない場合には、ブ
ザー、発光表示又は文字表示等の手段を用いて、エラー
表示を行って(ステップS8)、処理を終了し、待機状
態に戻る。
【0078】次に、上述したプリペイドカードシステム
における消費処理について、図7及び図8に示すフロー
チャートを参照して説明する。図7に示す消費処理は、
読書装置2のリーダ/ライタ24にプリペイドカードC
がセットされるとその都度起動される。
【0079】読書装置2の消費処理部22は、プリペイ
ドカードCがセットされると、まず、リーダ/ライタ2
4を介して、情報記憶部Aの金額情報領域A1及びその
他の情報領域A2に記録されている情報を読出し且つ残
額目安パンチ孔の穿孔状況等を検出するとともに、中継
装置3と交信して、当該プリペイドカードCが正常か否
かをチェックするカードチェック処理を実行する(ステ
ップS11)。
【0080】このカードチェック処理において、消費処
理部22は、カードIDを中継装置3に送信して中継装
置3に照会し且つプリペイドカードCの情報記憶部Aの
記憶情報及びパンチ孔情報等の矛盾をチェックする。消
費処理部22は、記憶情報及びパンチ孔情報等の矛盾が
あれば、当該プリペイドカードCに何らかの不正又は不
具合があり異常であると判定し、当該プリペイドカード
Cの使用を阻止して排出するとともに、中継装置3に不
正プリペイドカードのカード識別情報等を含む検知デー
タを送信する。消費処理部22は、中継装置3にて使用
不許可であると判定された場合にも、当該プリペイドカ
ードCに不正又は不具合があり異常であるとして、当該
プリペイドカードCの使用を阻止して排出する。
【0081】消費処理部22は、リーダ/ライタ24を
介して異常が検出されない場合には、さらに、リーダ/
ライタ24を介して金額情報を読出し、(必要に応じて
所定の暗号鍵を用いて復号した)可変情報からプリペイ
ドカードCの残額を確認し、記憶部23に格納する(ス
テップS12)。
【0082】残額があれば、利用者からの終了スイッチ
(図示せず)の押下による終了要求の有無を調べ(ステ
ップS13)、終了要求がなければ、消費スイッチ(図
示せず)の押下による消費要求、例えば遊技媒体の貸出
要求、の有無を調べる(ステップS14)。例えば、遊
技システム等の場合、終了スイッチは、カードの返却を
要求するカード返却スイッチであり、消費スイッチは、
遊技媒体の貸出を要求する貸出スイッチである。
【0083】ステップS14で、利用者からの消費要求
があれば、利用者に遊技媒体を貸出すなどして、消費を
行わせる(ステップS15)。消費処理部22は、もと
の残額から消費額を減算し、この減算結果を新たな残額
とするように、記憶部23に記憶されている残額を更新
する(ステップS16)。
【0084】そして、更新後の新たな残額が“0”であ
るか否かを調べ(ステップS17)、残額が“0”であ
れば、その旨のメッセージを表示して(ステップS1
8)、消費処理を終了するための終了処理に移行する
(ステップS19)。終了処理の終了後は消費処理を終
了して、待機状態に戻る。
【0085】ステップS12において、プリペイドカー
ドCの残額がない場合及び残額が確認できない場合に
は、直ちにステップS19にジャンプして終了処理を実
行する。ステップS13において、終了要求が認識され
た場合にも直ちにステップS19にジャンプして終了処
理を実行する。
【0086】ステップS14において、消費要求がない
場合には、ステップS13に戻り、終了要求又は消費要
求を待つ。ステップS17において、差し引き残額が
“0”にならず、残額が残っている場合にも、ステップ
S13に戻り、終了要求又は消費要求を待つ。
【0087】図7のステップS19の終了処理の詳細を
図8に示している。終了処理が開始されると、その時点
で記憶部23に記憶されている最終残額に基づいて、プ
リペイドカードCの情報記憶部Aの金額情報領域A1に
対する残額等の金額情報を(必要に応じて所定の暗号鍵
を用いて暗号化するなどして)更新書込みし(ステップ
S21)、更新後の残額が残額目安パンチ孔の穿孔が必
要な金額か否かを調べる(ステップS22)。
【0088】残額目安パンチ孔の穿孔が必要な金額と
は、プリペイドカードCに度数値として印刷された残額
領域のうちの従前の領域とは異なる領域に新たに入る金
額である。このような金額であるときは、リーダ/ライ
タ24により、残額目安パンチ孔が穿孔される(ステッ
プS23)。残額目安パンチ孔の穿孔後は、リーダ/ラ
イタ24からプリペイドカードCを排出する(ステップ
S24)。そして、処理を終了し、消費処理に戻る。
【0089】また、ステップS22で、更新後の残額が
残額目安パンチ孔の穿孔が必要な金額でないと判定され
た場合には、ステップS23をスキップしてステップS
24に移行し、プリペイドカードCを排出する。
【0090】次に、カード交換機6におけるプリペイド
カードを統合して交換するカード交換処理の一例につい
て、図9に示すフローチャートを参照して説明する。図
9に示すカード交換処理は、カード交換機6に待機状態
においてプリペイドカードCが挿入されるとその都度起
動される。
【0091】カード交換機6の交換処理部62は、待機
状態において、プリペイドカードCがセットされると、
まず、リーダ/ライタ65を介して、情報記憶部Aの金
額情報領域A1及びその他の情報領域A2に記録されて
いる情報を読出し且つ残額目安パンチ孔の穿孔状況等を
検出するとともに、中継装置3と交信して、当該プリペ
イドカードCが正常か否かをチェックするカードチェッ
ク処理を実行する(ステップS31)。
【0092】交換処理部62は、カードチェックの結果
を調べ(ステップS32)、異常が検出されない場合に
は、さらに、リーダ/ライタ65を介して金額情報を読
出して、プリペイドカードCの残額を確認し、表示/操
作部64に(それまでの累計)残額を表示し(ステップ
S33)、且つ当該プリペイドカードCを取り込んで、
カード交換機6内の例えば旧カード回収部66等に一旦
格納する(ステップS34)。
【0093】交換処理部62は、次のプリペイドカード
Cのセット(ステップS35)又は表示/操作部64に
よる決定操作(ステップS36)を待つ。次のプリペイ
ドカードCがセットされた場合には、ステップS31に
戻り、カードチェック処理を行って、ステップS33で
表示/操作部64にそれまでの累計残額を表示し、ステ
ップS34で、当該プリペイドカードCを取り込んで、
カード交換機6内の例えば旧カード回収部66等に格納
する処理を繰り返す。
【0094】次のプリペイドカードCがセットされず
に、表示/操作部64により決定操作がされた場合に
は、先に、旧カード回収部66等に一旦格納されてい
た、プリペイドカードCを1枚ずつ取り出してリーダ/
ライタ65で残額を“0”にするなどの旧券処理を施し
た後、旧カード回収部66に(今度は正式に)格納する
(ステップS37)。
【0095】そして、それまでの残額合計に基づいて、
該合計残額が供給可能な最高額面以下の場合には、合計
残額以上の額面金額を有するプリペイドカードC、ある
いは合計残額が供給可能な最高額面を超える場合には、
供給可能な最高額面の新規なプリペイドカードCを新カ
ード供給部67からリーダ/ライタ65に供給させ、交
換処理部62により新券交換情報を中継装置3に送信す
る、あるいはリーダ/ライタ14を介してプリペイドカ
ードCに店舗コードを書き込むなどの所定の新券処理を
施した後(ステップS38)、交換処理部62は、供給
された新規なプリペイドカードCの額面金額と合計残額
とに差額があるか否かを判定する(ステップS39)。
残額合計が額面金額未満である場合には、交換処理部6
2は、当該プリペイドカードCに対して残額を減額する
減額処理を施してから(ステップS40)、プリペイド
カードCを排出して利用者に提供する(ステップS4
1)。
【0096】プリペイドカードCを排出して利用者に提
供した後、合計残額から排出したプリペイドカードCの
残額を差し引いて残額を調べ(ステップS42)、残額
が無ければ処理を終了して、待機状態に戻る。
【0097】ステップS39において、残額合計が額面
金額に一致するか又はそれ以上である場合には、ステッ
プS41にジャンプして、交換処理部62は、プリペイ
ドカードCを排出して利用者に提供する。
【0098】ステップS42において、合計残額から排
出したプリペイドカードCの残額を差し引いて、残額が
ある場合にはステップS38に戻って、新たに、それま
での残額合計に基づいて、該合計残額が供給可能な最高
額面以下の場合には、合計残額以上の額面金額を有する
プリペイドカードC、あるいは合計残額が供給可能な最
高額面を超える場合には、供給可能な最高額面の新規な
プリペイドカードCを新カード供給部67からリーダ/
ライタ65に供給させ、交換処理部62により新券交換
情報を中継装置3に送信する、あるいはリーダ/ライタ
65を介してプリペイドカードCに店舗コードを書き込
むなどの所定の新券処理を施して、上述した処理を繰り
返す。
【0099】また、ステップS32において、セットさ
れたプリペイドカードCに異常が検出された場合には、
ブザー、発光表示又は文字表示等の手段を用いて、エラ
ー表示を行って(ステップS43)、処理を終了し、待
機状態に戻る。
【0100】上述したように、このプリペイドカードシ
ステムでは、残額を有する使用途中の複数枚のプリペイ
ドカードCをカード交換機6にセットすることにより、
容易に、合計残額に相当する1枚以上の新規なプリペイ
ドカードCに交換することができる。
【0101】すなわち、図10に示すように、利用者
は、手持ちの残額を有する使用途中のプリペイドカード
Cを、カード交換機6のリーダ/ライタ65のカード挿
入口65aに挿入する。カード交換機6は、そのプリペ
イドカードCが正常なプリペイドカードか否かを判定
し、正常なプリペイドカードである場合には、既に挿入
したプリペイドカードCの残額の合計を、カード交換機
6の表示/操作部64の表示部64aに表示する。この
ようにして、利用者は、残額を有する使用途中のプリペ
イドカードCを次々とカード交換機6に挿入する。そし
て利用者が手持ちのプリペイドカードCが無くなり、カ
ード交換機6の表示/操作部64の決定ボタン64bを
押下すると、カード交換機6内で、表示されている合計
残額に一致するように必要に応じて減額処理を施し、カ
ード排出口65bから、プリペイドカードCを排出す
る。
【0102】なお、残額合計がカード交換機6で提供す
ることができる最高額面よりも高額となった場合には、
まず最高額面のプリペイドカードCを提供して、合計残
額から当該額面金額を差し引き、さらなる残額を別カー
ドとして処理する。
【0103】このようにして、使用途中でそれぞれ残額
が残っている複数のプリペイドカードCを、カード交換
機6にセットするだけで、容易にそれらの残額を統合し
て新たな1枚以上のプリペイドカードCに交換すること
ができ、適切で且つ効果的なユーザサービスを達成する
ことができる。
【0104】本発明の第2の実施の形態に係るプリペイ
ドカードシステムにおけるカード交換機の構成を図11
に示している。
【0105】図11に示すカード交換機6Aは、図5と
同様の通信処理部61、記憶部63、表示/操作部6
4、リーダ/ライタ65、旧カード回収部66及び新カ
ード供給部67を備え、図5の交換処理部62とほぼ同
様の交換処理部62Aを備え、さらに、現金処理部68
を備えている。
【0106】通信処理部61は、交換処理部62Aと中
継装置3との間の通信を行う。
【0107】交換処理部62Aは、当該カード交換機6
Aにおけるカード交換処理を実行して、プリペイドカー
ドCの統合交換を行う。例えば、利用者が、残額の残っ
ている使用途中のプリペイドカードCを複数枚用意し
て、当該カード交換機6Aに逐次投入すると、交換処理
部62Aは、リーダ/ライタ65を介して当該プリペイ
ドカードCの情報を読み取り、チェックを行って正常な
プリペイドカードであることを確認した後、さらにリー
ダ/ライタ65を介して当該プリペイドカードCの残額
を読み取る。そして、交換処理部62Aは、該残額を累
計加算するとともに、当該プリペイドカードCをカード
交換機6Aの内部、例えば旧カード回収部66等、に取
り込み、合計残額を表示/操作部64に表示する。さら
に利用者により、表示操作部64に対して決定操作がな
されると、交換処理部62Aは、新カード供給部67か
ら当該合計残額に一致するプリペイドカードCをリーダ
/ライタ65に供給し、発券機1における発券手続に準
ずる所定の新券処理を施して、リーダ/ライタ65から
排出して発券する。
【0108】合計残額が、新カード供給部67から供給
し得るプリペイドカードの額面に一致しない場合には、
交換処理部62Aは、該合計残額よりも高額のプリペイ
ドカードCを新カード供給部67からリーダ/ライタ6
5に供給し、差額の投入を利用者に促し、差額を現金処
理部68により投入させて残額を調整するとともに所定
の新券処理を施して、リーダ/ライタ65から排出して
利用者に提供する。合計残額が、新カード供給部67か
ら供給し得るプリペイドカードの最高額面を超える場合
には、該最高額面のプリペイドカードCを新カード供給
部67からリーダ/ライタ65に供給し、所定の新券処
理を施して、リーダ/ライタ65から排出して利用者に
供給し、さらに該合計残額の残額分について、上述と同
様の処理を行うことにより、端数分があれば現金投入に
より補って複数枚の新規プリペイドカードCの供給を行
う。
【0109】交換処理部62Aは、表示/操作部64に
よる決定操作がなされた時点で、それまでに取り込んだ
プリペイドカードCの残額を“0”にクリアしてから旧
カード回収部66に回収させる。
【0110】なお、交換処理部62Aにおける新券処理
は、例えば、中継装置3に新たなプリペイドカードCの
カードIDを通知する処理、店舗コード等の情報をリー
ダ/ライタ65を介して書き込む処理、交換元のプリペ
イドカードCのカードIDに関する売上を終了させる処
理、現金投入による新たなプリペイドカードCの発券売
上を調整する処理などを含んでいる。
【0111】記憶部63は、交換処理部62Aにおける
交換処理に必要な情報を予め格納するとともに、該交換
処理の過程で発生する中間情報を一時記憶する。表示/
操作部64は、セットされた交換元のプリペイドカード
Cの残額及び残額合計を表示するとともに、交換の決定
操作及び提供プリペイドカードの券種選択操作等を行う
スイッチ等を備えている。リーダ/ライタ65は、プリ
ペイドカードCの記憶内容の読取り及び書込みを行う。
旧カード回収部66は、セットされた残額の残っている
交換元のプリペイドカードCを、リーダ/ライタ65か
ら回収し、収容する。新カード供給部67は、カード発
行元Dから提供される新規なプリペイドカードCを格納
し、交換処理部62Aの制御に応じてリーダ/ライタ6
5に供給する。この新カード供給部67には、発券し得
る券種のプリペイドカードCが、複数種ある場合には、
各券種毎に1枚ずつ選択的に抽出してリーダ/ライタ6
5に供給できるように各別に格納される。
【0112】現金処理部68は、投入された現金の金額
を判定し、交換処理に連動して、プリペイドカードCの
額面金額と合計残額との差額に応じた代金を取り込むと
ともに、必要に応じて釣り銭を返却する。
【0113】この場合も、カード交換機6Aが、額面金
額の異なる複数種のプリペイドカードCを提供すること
ができる場合には、表示/操作部64における決定操作
に代えて、所望の額面のプリペイドカードCの選択操作
を行うようにして、1枚以上の所望の額面の新規なプリ
ペイドカードCを提供するようにしても良い。
【0114】次に、上述したプリペイドカードシステム
における処理について、図12に示すフローチャートを
参照して説明する。図12は、カード交換機6Aにおけ
るプリペイドカードを統合して交換するカード交換処理
の一例を示している。図12に示すカード交換処理は、
カード交換機6Aに待機状態においてプリペイドカード
Cが挿入されるとその都度起動される。
【0115】カード交換機6Aの交換処理部62Aは、
待機状態において、プリペイドカードCがセットされる
と、まず、リーダ/ライタ65を介して、情報記憶部A
の金額情報領域A1及びその他の情報領域A2に記録さ
れている情報を読出し且つ残額目安パンチ孔の穿孔状況
等を検出するとともに、中継装置3と交信して、当該プ
リペイドカードCが正常か否かをチェックするカードチ
ェック処理を実行する(ステップS51)。
【0116】交換処理部62Aは、カードチェックの結
果を調べ(ステップS52)異常が検出されない場合に
は、さらに、リーダ/ライタ65を介して金額情報を読
出して、プリペイドカードCの残額を確認し、表示/操
作部64に(それまでの累計)残額を表示し(ステップ
S53)、且つ当該プリペイドカードCを取り込んで、
カード交換機6A内の例えば旧カード回収部66等に一
旦格納する(ステップS54)。
【0117】交換処理部62Aは、次のプリペイドカー
ドCのセット(ステップS55)又は表示/操作部64
による券種指定操作(ステップS56)を待つ。次のプ
リペイドカードCがセットされた場合には、ステップS
51に戻り、カードチェック処理を行って、ステップS
53で表示/操作部64にそれまでの累計残額を表示
し、ステップS54で、当該プリペイドカードCを取り
込んで、カード交換機6A内の例えば旧カード回収部6
6等に格納する処理を繰り返す。
【0118】次のプリペイドカードCがセットされず
に、表示/操作部64により券種指定操作がされた場合
には、先に、旧カード回収部66等に一旦格納されてい
た、プリペイドカードCを1枚ずつ取り出してリーダ/
ライタ65で残額を“0”にするなどの旧券処理を施し
た後、旧カード回収部66に(今度は正式に)格納する
(ステップS57)。
【0119】そして、当該券種のプリペイドカードCを
新カード供給部67からリーダ/ライタ65に供給さ
せ、交換処理部62Aにより新券交換情報を中継装置3
に送信する、あるいはリーダ/ライタ65を介してプリ
ペイドカードCに店舗コードを書き込むなどの所定の新
券処理を施した後(ステップS58)、交換処理部62
Aは、供給された新規なプリペイドカードCの額面金額
と合計残額とに差額があるか否かを判定する(ステップ
S59)。残額合計が額面金額未満である場合には、交
換処理部62Aは、利用者に差額の現金投入を促し、現
金処理部68により差額の現金投入が確認されてから
(ステップS60、S61)、プリペイドカードCを排
出して利用者に提供する(ステップS62)。
【0120】プリペイドカードCを排出して利用者に提
供した後、合計残額から排出したプリペイドカードCの
残額を差し引いて残額を調べ(ステップS63)、残額
が無ければ処理を終了して、待機状態に戻る。
【0121】ステップS59において、残額合計が額面
金額に一致するか又はそれ以上である場合には、ステッ
プS62にジャンプして、交換処理部62Aは、プリペ
イドカードCを排出して利用者に提供する。
【0122】ステップS63において、合計残額から排
出したプリペイドカードCの残額を差し引いて、残額が
ある場合にはステップS58に戻って、新たに、指定さ
れた券種のプリペイドカードCを新カード供給部67か
らリーダ/ライタ65に供給させ、交換処理部62Aに
より新券交換情報を中継装置3に送信する、あるいはリ
ーダ/ライタ65を介してプリペイドカードCに店舗コ
ードを書き込むなどの所定の新券処理を施して、上述し
た処理を繰り返す。
【0123】また、ステップS52において、セットさ
れたプリペイドカードCに異常が検出された場合には、
ブザー、発光表示又は文字表示等の手段を用いて、エラ
ー表示を行って(ステップS64)、処理を終了し、待
機状態に戻る。
【0124】上述したように、このプリペイドカードシ
ステムでは、残額を有する使用途中の複数枚のプリペイ
ドカードCをカード交換機6Aにセットし、差額を現金
で補充することにより、容易に、合計残額を精算して1
枚以上の新規なプリペイドカードCに交換することがで
きる。
【0125】すなわち、図13に示すように、利用者
は、手持ちの残額を有する使用途中のプリペイドカード
Cを、カード交換機6Aのリーダ/ライタ65のカード
挿入口65aに挿入する。カード交換機6Aは、そのプ
リペイドカードCが正常なプリペイドカードか否かを判
定し、正常なプリペイドカードである場合には、既に挿
入したプリペイドカードCの残額の合計を、カード交換
機6Aの表示/操作部64の表示部64aに表示する。
このようにして、利用者は、残額を有する使用途中のプ
リペイドカードCを次々とカード交換機6Aに挿入す
る。そして利用者が手持ちのプリペイドカードCが無く
なり、カード交換機6Aの表示/操作部64の券種選択
ボタン64cを押下すると、カード交換機6A内で、該
当する券種のプリペイドカードCを用意する。表示され
ている合計残額が、当該プリペイドカードCの額面未満
である場合には、利用者に、現金処理部68の紙幣挿入
口68a及びコイン投入口68b等の現金投入口より現
金を投入させて、金額を調整する。なお、釣り銭があれ
ば、現金処理部68の釣り銭排出口68cから釣り銭を
排出する。このようにして、カード排出口65bから、
新たなプリペイドカードCを排出する。
【0126】なお、残額合計が指定された券種の額面金
額よりも高額であった場合には、まず当該券種のプリペ
イドカードCを提供して、合計残額から当該額面金額を
差し引き、さらなる残額を別カードとして処理する。
【0127】例えば、利用者が、1,200円の残額を
有するプリペイドカードと400円の残額を有するプリ
ペイドカードとをカード交換機6Aに挿入すると、表示
/操作部64の表示部64aには、合計残額が1,60
0円と表示され、差額の現金投入が促される。そこで、
利用者は、更に400円を現金投入ロの例えばコイン投
入口68bから投入して、額面2,000円の券種を選
択指定すると、額面2,000円の新規なプリペイドカ
ードが、リーダ/ライタ65のカード排出口65bから
排出される。このようにして、半端な残額を有する複数
のプリペイドカードを、1枚以上のプリペイドカードに
統合して交換することができる。
【0128】なお、上述においては、発券機1とカード
交換機6又は6Aとを別体としたが、発券機1及びカー
ド交換機6を一体化して両者の機能を有する発券交換機
としたり、発券機1及びカード交換機6Aを一体化して
両者の機能を有する発券交換機としたりしてもよい。特
に発券機1と現金投入を行うカード交換機6Aとを一体
化する場合には、現金処理部15及び68等の共通の構
成も多く合理的に構成することができる。
【0129】さらに、上述においては、プリペイドカー
ド媒体として、金額情報等の情報を全面磁性層に磁気記
録する磁気カード媒体を用いるプリペイドカードを例に
とって説明したが、プリペイドカード媒体はこのような
磁気カード媒体に限定されるものではない。例えば、カ
ード上に貼設した磁気ストライプに情報を磁気記録する
カード媒体、カード上にメモリ等のIC(集積回路)チ
ップを埋設して該ICチップに情報を記憶させるいわゆ
るICカード媒体、あるいはこれらを適宜組合わせたカ
ード媒体等をプリペイドカード媒体として用いるプリペ
イドカードについても上述と同様にして本発明を実施す
ることができる。
【0130】本発明のプリペイドカードシステムは、専
用のプリペイドカードシステムとして構成することな
く、通常のコンピュータシステムを用いて実現すること
ができる。例えば、コンピュータシステムに上述の動作
を実行するためのプログラムを格納した媒体(フロッピ
ーディスク、CD−ROM等)から該プログラムをイン
ストールすることにより、上述の処理を実行するシステ
ムを構築することができる。インストールによって、当
該プログラムは、コンピュータシステム内のハードディ
スク等の媒体に格納されて、システムを構成し、実行に
供される。
【0131】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、狭義の記憶媒体に限らず、通信回線、
通信ネットワーク及び通信システムのように、一時的且
つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等を
含む広義の記憶媒体であってもよい。
【0132】例えば、インターネット等の通信ネットワ
ーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サー
バに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネ
ットワークを介して配信してもよく、通信ネットワーク
の電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)等に
該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配
信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS
(Operating System)の制御下において実行することに
より、上述の処理を達成することができる。さらに、通
信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動
実行することによっても、上述の処理を達成することが
できる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用途中でそれぞれ残額が残っている複数のプリペイド
カードをセットすることにより、これらのプリペイドカ
ードの残額を統合して新たな1枚以上のプリペイドカー
ドに容易に交換することを可能とするプリペイドカード
システム及びカード交換機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリペイドカ
ードシステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のプリペイドカードシステムで使用するプ
リペイドカードの一例を模式的に示す図である。
【図3】図1のプリペイドカードシステムにおける発券
機の構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】図1のプリペイドカードシステムにおける読書
装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】図1のプリペイドカードシステムにおけるカー
ド交換機の構成を模式的に示すブロック図である。
【図6】図1のプリペイドカードシステムにおける発券
機の発券処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1のプリペイドカードシステムにおける読書
装置の消費処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】図7の消費処理における終了処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図9】図1のプリペイドカードシステムにおけるカー
ド交換機のカード交換処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】図1のプリペイドカードシステムにおける操
作を説明するためカード交換機の外観を模式的に示す斜
視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るプリペイド
カードシステムにおけるカード交換機の構成を模式的に
示すブロック図である。
【図12】図11のプリペイドカードシステムにおける
カード交換機のカード交換処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】図11のプリペイドカードシステムにおける
操作を説明するためカード交換機の外観を模式的に示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 発券機 2 読書装置 3 中継装置 4 記録装置 5 決済センタ 6 カード交換機 6A カード交換機 11 通信処理部 12 発券処理部 13 記憶部 14 リーダ/ライタ 15 現金処理部 16 カード収納部 21 通信処理部 22 消費処理部 23 記憶部 24 リーダ/ライタ 61 通信処理部 62 交換処理部 62A 交換処理部 63 記憶部 64 表示/操作部 64a 表示部 64b 決定ボタン 64c 券種選択ボタン 65 リーダ/ライタ 65a カード挿入口 65b カード排出口 66 旧カード回収部 67 新カード供給部 68 現金処理部 68a 紙幣挿入口 68b コイン投入口 68c 釣り銭排出口 C プリペイドカード D カード発行元 S 店舗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 仁 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 2C005 HB04 JB33 LB34 LB36 LB37 3E044 AA02 AA20 BA06 CA01 CC04 DA01 DA03 DA05 DB02 DB05 DC01 DC05 DC06 DD02 DE01 DE07 EA04 EA06 EB01 5B049 BB17 CC16 CC37 CC39 DD01 DD04 EE22 EE25 FF03 FF04 FF08 GG04 GG07 GG09 5B058 KA08 KA11 YA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金銭的価値に対応する金額情報を記憶する
    プリペイドカードを用いて金銭的決済を行うプリペイド
    カードシステムにおいて、 複数の使用途中の前記プリペイドカードを、該複数のプ
    リペイドカードの残額合計に応じた新たなプリペイドカ
    ードに交換する統合交換手段と、 セットされた前記プリペイドカードの前記金額情報を消
    費金額に応じて更新し、且つ該消費金額を含む売上情報
    を生成する読書手段と、 前記読書手段から前記プリペイドカードの消費金額を含
    む売上情報を収集処理する上位処理手段と、を備えるこ
    とを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】金銭的価値に対応する金額情報を記憶する
    プリペイドカードを用いて金銭的決済を行うプリペイド
    カードシステムにおいて、 投入された現金に対応して前記プリペイドカードを発券
    し、且つ該プリペイドカードの発券に係る発券情報を生
    成する発券手段と、 複数の使用途中の前記プリペイドカードを、該複数のプ
    リペイドカードの残額合計に応じた新たなプリペイドカ
    ードに交換して、該交換に係る交換情報を発生する統合
    交換手段と、 セットされた前記プリペイドカードの前記金額情報を消
    費金額に応じて更新し、且つ該消費金額を含む売上情報
    を生成する読書手段と、 前記読書手段から前記プリペイドカードの消費金額を含
    む売上情報を収集処理し、且つ前記発券手段から前記発
    券情報を収集するとともに、前記統合交換手段から前記
    交換情報を受信して、該交換情報を前記売上情報及び発
    券情報の少なくとも一方に反映させる上位処理手段と、
    を備えることを特徴とするプリペイドカードシステム。
  3. 【請求項3】前記統合交換手段は、前記複数のプリペイ
    ドカードの合計残額と交換すべき新たなプリペイドカー
    ドの額面金額とに差額があるときには、該差額分に相当
    する現金を利用者に投入させる手段を含むことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のプリペイドカードシステ
    ム。
  4. 【請求項4】金銭的価値に対応する金額情報を記憶する
    プリペイドカードにより金銭的決済を行うプリペイドカ
    ードシステムに用いられ、複数の使用途中の前記プリペ
    イドカードから該複数のプリペイドカードの残額合計を
    求める手段と、 前記残額合計に相当する新たな1以上のプリペイドカー
    ドを提供する手段と、を備えることを特徴とするカード
    交換機。
  5. 【請求項5】前記複数のプリペイドカードの合計残額と
    交換すべき新たなプリペイドカードの額面金額とに差異
    があるときには、該差額分に相当する現金を利用者に投
    入させる手段をさらに含むことを特徴とする請求項4に
    記載のカード交換機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004024256A1 (ja) * 2002-09-11 2004-03-25 Konami Corporation ゲームシステム、サーバ装置及び登録端末
US10467620B2 (en) 2014-08-04 2019-11-05 Rakuten, Inc. Information processing device, method, and storage medium

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WO2004024256A1 (ja) * 2002-09-11 2004-03-25 Konami Corporation ゲームシステム、サーバ装置及び登録端末
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