JP2000231372A - プログラマブル表示器のフォント作成方法およびフォント作成システム - Google Patents

プログラマブル表示器のフォント作成方法およびフォント作成システム

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JP2000231372A
JP2000231372A JP11030610A JP3061099A JP2000231372A JP 2000231372 A JP2000231372 A JP 2000231372A JP 11030610 A JP11030610 A JP 11030610A JP 3061099 A JP3061099 A JP 3061099A JP 2000231372 A JP2000231372 A JP 2000231372A
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Ryuichi Ono
隆一 尾野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブル表示器に用意されていないフ
ォントを、大きいメモリ容量を必要とすることなくプロ
グラマブル表示器で利用できるようにする。 【解決手段】 コンピュータ装置3におけるエディタ3
2で作成しているテキストから指定された文字のイメー
ジを抽出し、フォントファイル33にビットマップ形式
でその文字のフォントデータを作成する。このフォント
データをプログラマブル表示器1のFEPROM14
(フラッシュメモリ)にダウンロードして、プログラマ
ブル表示器1のフォントに加える。文字の描画時には、
描画ランタイム17によって、FEPROM14からフ
ォントデータを読み出して一旦RAM13に展開し、さ
らに画面データとともにVRAM15に展開する。そし
て、グラフィクスドライバ16によって、制御画面を含
む文字の描画を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般のコンピュー
タ装置等で用いられているフォントをプログラマブル表
示器用のフォントとして利用するプログラマブル表示器
のフォント作成方法およびフォント作成システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブル表示器は、ドット表示画
面、操作用入力スイッチ、ホストコントローラとの間の
インタフェース、画面上での操作入力等の制御のための
プログラムメモリ等を備えた操作用表示器である。一般
に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示を行う
ので、操作盤、スイッチ、表示灯等の機能を備えること
ができる他、制御対象機器の稼働状況や作業指示のよう
な管理のための各種のモニタ、機器に対する設定値を入
力する端末としての機能を備えており、幅広い用途で活
用されている。
【0003】一般に、このようなプログラマブル表示器
で表示される画面は、画面作成ソフトウェア(以降、作
画ソフトと称する)を用いてユーザ独自で作成できるよ
うになっている。画面作成に際しては、予め作画ソフト
をパーソナルコンピータのようなコンピュータ装置にイ
ンストールしておき、ユーザが、作画ソフトによって提
供されるスイッチ、テンキー、メータ表示器、グラフ表
示器等の部品、描画機能等を用いて所望の画面を構成す
る。そして、作成された画面をどのようなタイミング
で、どのように動作させるかを作画ソフトによって設定
する。さらに、その結果得られた画面データは、通信ポ
ートを介してプログラマブル表示器のユーザメモリにダ
ウンロードされる。
【0004】上記の作画ソフトは、部品の選択・配置や
図形の描画だけでなく、文字入力機能を備えており、一
般のテキストエディタやワードプロセッサと同様な感覚
で文字の入力を行えるように構成されている。それゆ
え、プログラマブル表示器は、作成された画面とともに
描画される文字のためのフォントを予め用意している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、プログラマブ
ル表示器は、FA(Factory Automation)等の分野では、
劣悪な周囲環境下で使用されることが多く、このような
環境下では、振動、粉塵等が発生することがよくある。
このため、プログラマブル表示器には、信頼性を向上す
るために、磁気ディスクドライブのような可動部分を持
った記憶装置よりも、可動部分を持たない半導体記録媒
体が広く使用されている。
【0006】このような半導体記録媒体としては、例え
ば、演算処理時の作業用に用いるRAM、表示部に表示
させる画像を記憶するVRAM等の揮発性のメモリや、
電源投入時に動作するプログラム(ブートローダ)、プ
ログラマブル表示器が提供する固定フォント等を記憶す
るROMや、作画ソフトで作成された画面のデータ等を
格納するフラッシュメモリ(フラッシュROM)といっ
た不揮発性のメモリが用意されている。
【0007】上記のように、プログラマブル表示器は各
種のメモリを備えているので、プログラマブル表示器の
小型化および低価格化を図るには、メモリ容量を増大さ
せないことが必要である。このため、プログラマブル表
示器は、Windows システム等に備えられている、大きい
メモリ容量を必要とするトゥルータイプフォントを備え
ることができない。しかも、トゥルータイプフォントを
プログラマブル表示器で再生させるには、処理速度の関
係から時間がかかるという不都合もある。
【0008】このため、プログラマブル表示器は、通
常、大きなメモリ容量を必要としないビットマップフォ
ントである上記の固定フォントを備えるとともに、文字
数も制限されている。特に、漢字は種類が多く、かつ複
雑な字もあるので、多数の漢字をフォントとして備える
ことは膨大なメモリ容量を必要とすることから低価格化
に反する。また、ほとんど使用されない漢字も多くある
ことから、そのようなフォントを備えていても無駄にな
る場合が多い。
【0009】このように、プログラマブル表示器では、
使用できるフォントが制限されているので、表示された
画面の表現力が乏しくなり、またユーザによる画面作成
の自由度が制限されるという問題がある。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、大きいメモリ容量を必要とせず、プログラ
マブル表示器に用意されていないユーザの好みのフォン
トをプログラマブル表示器で使用できるようにしたフォ
ント作成方法およびシステムを提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプログラマブル表示器のフォント作成方法は、上記の
課題を解決するために、プログラマブル表示器に対して
独立した外部装置で作成されたテキストから指定された
文字のイメージを抽出して、このイメージに基づいてそ
の文字のフォントデータを作成し、作成されたフォント
データをプログラマブル表示器のフォント用メモリに格
納することを特徴としている。
【0012】また、本発明の請求項3に記載のプログラ
マブル表示器のフォント作成システムは、上記の課題を
解決するために、プログラマブル表示器に対して独立し
た外部装置で作成されたテキストから指定された文字の
イメージを抽出して、このイメージに基づいてその文字
のフォントデータを作成するフォントデータ作成手段
と、作成されたフォントデータをプログラマブル表示器
のフォント用メモリに格納する制御手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0013】上記の方法およびシステムでは、パーソナ
ルコンピュータ等の外部装置でエディタによって作成さ
れたテキストの文字のイメージに基づいてフォントデー
タを作成しているので(フォントデータ作成手段)、プ
ログラマブル表示器が備えていないフォントをユーザの
好みに応じて必要最小限プログラマブル表示器に追加す
ることができる。また、上記のように作成されたフォン
トデータをプログラマブル表示器のフォント用メモリに
格納することによって(制御手段)、適宜フォントを追
加して必要なフォントを揃えていくので、プログラマブ
ル表示器に予め膨大な量のフォントを備える必要がな
い。
【0014】請求項1のフォント作成方法においては、
請求項2に記載のように、上記フォントデータをビット
マップ形式で作成し、データ量を圧縮することが好まし
い。このようにフォントデータをビットマップ形式で作
成することによって、トゥルータイプフォントのような
非ビットマップ形式のフォントを、一般にビットマップ
フォントを扱うプログラマブル表示器においても利用で
きるようになる。しかも、データ圧縮の容易なビットマ
ップ形式でデータ量を圧縮することによって、データ量
の多いトゥルータイプフォントのようなフォントでも容
易にデータ量が削減される。
【0015】請求項3のフォント作成システムにおいて
は、請求項4に記載のように、上記フォントデータ作成
手段が、上記フォントデータをビットマップ形式で作成
し、データ量を圧縮することが好ましい。これによっ
て、請求項2のフォント作成方法と同様に、非ビットマ
ップ形式のフォントをプログラマブル表示器においても
利用できるようになり、またデータ量の多いトゥルータ
イプフォントのようなフォントでも容易にデータ量が削
減される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0017】図1に示すように、本実施の形態に係るプ
ログラマブル表示器1は、CPU11、マスクROM1
2、RAM13、FEPROM14、VRAM15、グ
ラフィクスドライバ16、描画ランタイム17、メンテ
ナンスポート18、入力部19、表示部20およびイン
タフェース部(図中、I/F)21を備えている。
【0018】CPU11は、FEPROM14に記憶さ
れたシステムプログラム(OS等)にしたがって、プロ
グラマブル表示器1の各部の動作を制御する。特に、C
PU11は、VRAM15、グラフィクスドライバ16
および描画ランタイム17を用いて、表示部20に後述
の制御画面(文字や図形を含む)を描画させる。また、
CPU11は、メンテナンスポート18を介してのコン
ピュータ装置3との通信を制御する機能を有しており、
作画ソフト31からの画面データやエディタ32からの
テキストデータおよび後述するフォントデータを受け取
ると、FEPROM14に格納する(制御手段)。
【0019】マスクROM12は、システムを起動する
ためのブートローダやプログラマブル表示器1が提供す
るビットマップフォントである固定的なフォント(固定
フォント)のデータを記憶している。固定フォントは、
例えば漢字であれば、プログラマブル表示器1において
比較的よく使用されると予想されるJIS第1水準の文
字のみを備えている。この固定フォントは、“fnt ”と
いう拡張子が付与されたファイルとしてマスクROM1
2に保存されている。
【0020】なお、本実施の形態で用いられる「フォン
ト」は、文字の書体だけではなく、文字パターンそのも
のをも意味している。
【0021】FEPROM(Flash Erasable and Progra
mmable ROM)14は、書き替え可能な読み出し専用のフ
ラッシュメモリであり、一般のパーソナルコンピュータ
におけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラ
ッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いの
で、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。また、上記
のFEPROM14は、主にユーザデータ(後述の画面
データ、PLC4からの測定データ等)やプログラムモ
ジュールを記憶している。さらに、FEPROM14
は、フォント用メモリとして、固定フォントに含まれな
い、外部から供給された特別な拡張フォントを格納す
る。拡張フォントについては、後に詳細に説明する。
【0022】RAM13は、プログラマブル表示器1に
おいて、DRAM等によってメインメモリを構成してお
り、主に演算処理時の作業用に用いられる。また、RA
M13には、図2に示すように、32ビット×32ビッ
ト(123バイト)のパターン形成エリア13aが32
ドット×32ドットの大きさで設けられている。文字を
描画する際には、このパターン形成エリア13aにフォ
ントデータが展開される。
【0023】VRAM15は、表示部20に表示される
制御画面のイメージを一時的に保持するメモリである。
このVRAM15は、FEPROM14からの画面デー
タならびに上記の固定フォントおよび拡張フォントに基
づいて形成された制御画面のイメージを水平方向に表示
される順にドットデータとして格納している。
【0024】グラフィクスドライバ16は、VRAM1
5に展開された制御画面のイメージを、表示部20に描
画するドライバソフトウェアである。このグラフィクス
ドライバ16は、固定フォントのみを専用ルーチンで描
画するだけの従来の仕様だけではなく、上記の拡張フォ
ントも描画できるように、縦および横方向の任意のサイ
ズで描画を行うように改良されている。
【0025】描画ランタイム17は、上記の各メモリ1
2〜15やグラフィクスドライバ16を制御して、制御
画面および文字の描画を実行するソフトウェアである。
この描画ランタイム17は、FEPROM14に格納さ
れた拡張フォントデータに基づいて後述のように拡張フ
ォントを表示部20に表示させる。
【0026】メンテナンスポート18は、後述のコンピ
ュータ装置3との間の通信を行うための通信ポートであ
る。この通信で前記のような画面データやフォントデー
タの転送等が行われる。入力部19は、表示部20の表
示画面上で入力を行うためにタッチパネルのような入力
装置によって構成されている。このため、表示部20
は、液晶パネルやELパネルのような平板型表示素子に
よって構成されている。
【0027】インタフェース部21は、通信ケーブル9
(例えば、RS−232C)を介してPLC(プログラ
マブルロジックコントローラ)4との間で入出力機器5
…の制御や監視に関するデータの転送を行うようになっ
ている。
【0028】PLC4は、内蔵するCPU部によって、
制御プログラムにしたがい、図示しないI/O部を介し
て入出力機器5から入力されるデータに基づいて入出力
機器5に与える制御データの演算処理を行う。I/O部
は、入出力機器5に接続されるインタフェース機能を有
する部分であって、入出力機器5との間で入出力される
デジタル信号またはアナログ信号を上記のCPU部とや
り取りするようになっている。
【0029】入出力機器5は、製造ラインや各種施設の
監視、制御等を行うための入力機器および出力機器であ
る。入力機器としてはセンサやスイッチが挙げられ、出
力機器としてはアクチュエータ、リレー、電磁弁、表示
器などが挙げられる。
【0030】外部装置としてのコンピュータ装置3は、
パーソナルコンピュータ等によって構成されており、作
画ソフト31をインストールすることによって作画機能
を備えるようになっている。また、コンピュータ装置3
は、テキスト作成のためのアプリケーションソフトウェ
アとしてエディタ32を備えている。
【0031】上記の作画ソフト31は、スイッチ、テン
キー、メータ表示器、グラフ表示器等の部品、描画機能
等をユーザに提供し、作画ソフト31によって作成され
た制御画面を、画面データとしてプログラマブル表示器
1に転送する。この画面データは、FEPROM14に
格納される。
【0032】エディタ32は、Windows システムに備え
られているテキストエディタや一般的なワードプロセッ
サと同様の感覚で文字入力およびテキストの編集を行え
るように構成されている。また、エディタ32は、フォ
ントデータ作成手段として、テキスト作成時にユーザが
コンピュータ装置3の表示画面上で使用している文字を
抜き出して、後述する規定のフォーマットのフォントフ
ァイル33に、その文字のフォントデータを作成する。
このフォントファイル33には、固定フォントと同様な
“fnt ”という拡張子が付与される。さらに、エディタ
32は、そのフォントデータをプログラマブル表示器1
に転送する。このフォントデータは、拡張フォントのデ
ータとしてFEPROM14に格納される。
【0033】図3に示すように、上記のフォントファイ
ル33における最初のバイトは、フォントタイプを定義
している。例えば、“1”によって拡張フォントが定義
され、“0”によって固定フォントが定義される。固定
フォントは、図示しないが、拡張フォントと異なる構造
のファイルに保存される。
【0034】拡張フォントは高さが固定されており、そ
の高さの情報が2番目のバイトに格納されている。3番
目および4番目のバイトには、このファイルに格納され
ているフォントイメージの数mが格納されている。
【0035】その次には、キャラクタイメージ情報(Cha
racter Image Imformation(CII))が格納されている。C
II構造は、フォントファイル33のどのキャラクタイ
メージが格納されているのかを示すキャラクタ値を含ん
でいる。拡張フォントはプロポーショナルフォントであ
るので、CII構造に含まれるさらにその次のバイトに
は、文字幅の情報が格納されている。CII構造に含ま
れるさらにその後に続く4バイトには、フォントイメー
ジパターンが格納されるアドレスをフォントファイル3
3の先頭からのオフセット値として格納している。
【0036】第1ないし第mのフォントイメージパター
ンは、上記のCII構造の次にオフセット値に応じた順
に格納されている。
【0037】上記のように構成されるシステムによる拡
張フォントの作成および描画の手順について図4および
図5のフローチャートにしたがって説明する。
【0038】まず、図4に示すように、ユーザがエディ
タ32を用いてテキストを作成または更新している際
に、コンピュータ装置3の図示しない表示画面上に描画
された文字のうち、拡張フォントとして利用される文字
が指定されると(S1)、エディタ32が、その文字の
イメージを抽出して(S2)、フォントファイル33上
でその文字のフォントデータを作成する。
【0039】このとき、エディタ32は、指定された文
字が例えばトゥルータイプフォントによる文字である場
合、そのイメージをビットマップの形式でフォントファ
イル33上に展開する。フォントデータをビットマップ
形式で作成することによって、トゥルータイプフォント
のような非ビットマップ形式のフォントを、一般にビッ
トマップフォントを扱うプログラマブル表示器1におい
ても利用できるようになる。また、エディタ32は、デ
ータ圧縮の容易なビットマップ形式で1ドットのデータ
量を1バイト(Windows システムにおいて色数が256
の場合、1ドットのデータ量は1バイトになる)から1
ビットにまで1/8に圧縮する。これによって、データ
量の多いトゥルータイプフォントのようなフォントでも
容易にデータ量が削減されてデータ量の少ない拡張フォ
ントに変換される。その結果、プログラマブル表示器1
におけるFEPROM14の容量を節約することができ
る。
【0040】次いで、エディタ32が、フォントファイ
ル33に作成されたフォントデータを拡張フォントのデ
ータとして、フォントファイル33で定義された拡張フ
ォントに関する附帯情報とともにプログラマブル表示器
1にダウンロードする(S4)。この拡張フォントのデ
ータは、前述のファイル形式でFEPROM14に保存
される。
【0041】拡張フォントを描画する際には、図5に示
すように、FEPROM14に格納されたフォントデー
タをRAM13のパターン形成エリア13aに展開する
(S11)。このとき、必要に応じて、マスクROM1
2に格納された固定フォントからも、表示される制御画
面に使用される文字のフォントデータを読み出して、同
様にRAM13のパターン形成エリア13aに展開す
る。
【0042】マスクROM12と異なり、FEPROM
14に対しては直接のアクセスでデータを読み出すこと
ができないので、システムの立ち上げ時に、すべてのダ
ウンロードされた拡張フォントのデータをRAM13に
展開しておく必要がある。このとき、RAM13の容量
の都合上、すべての拡張フォントのデータが展開できな
い場合は、表示部20に表示されるために読み出された
制御画面に使用される文字の拡張フォントデータのみを
展開してもよい。
【0043】次いで、描画ランタイム17によって、こ
の拡張および固定フォントのデータを、画面データとと
もにVRAM15に展開し(S12)、さらに画面デー
タとともに制御画面のイメージとしてVRAM15に展
開する。そして、そのイメージをグラフィクスドライバ
16によって表示部20に描画する(S13)。このと
き、グラフィクスドライバ16は、VRAM15のメモ
リ空間をアクセスして画面・文字のイメージを水平走査
線毎に順次描画していく。
【0044】以上に述べたように、本実施の形態に係る
システムでは、プログラマブル表示器1の外部のエディ
タ32によるテキストの作成で用いられた文字を抜き出
して、その文字のイメージからフォントデータを作成
し、そのフォントデータをプログラマブル表示器1のフ
ォントデータとして利用するように構成されている。こ
れにより、プログラマブル表示器1では提供されていな
い、トゥルータイプフォント等の所望のフォントをユー
ザによって追加することができる。したがって、プログ
ラマブル表示器1では、必要最小限の固定フォントを用
意するだけでも、フォントの不足感を補うことができ
る。その結果、フォントに必要なメモリ容量の増大を抑
えながら、制御画面の表現力を豊かにすることができ、
またユーザによる画面作成の自由度を向上させることが
できる。
【0045】また、フォントデータの作成の際に、デー
タ量を削減するので、拡張フォントに要するメモリの容
量を節約することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
プログラマブル表示器のフォント作成方法は、プログラ
マブル表示器に対して独立した外部装置で作成されたテ
キストから指定された文字のイメージを抽出して、この
イメージに基づいてその文字のフォントデータを作成
し、作成されたフォントデータをプログラマブル表示器
のフォント用メモリに格納する方法である。
【0047】また、本発明の請求項3に係るプログラマ
ブル表示器のフォント作成システムは、プログラマブル
表示器に対して独立した外部装置で作成されたテキスト
から指定された文字のイメージを抽出して、このイメー
ジに基づいてその文字のフォントデータを作成するフォ
ントデータ作成手段と、作成されたフォントデータをプ
ログラマブル表示器のフォント用メモリに格納する制御
手段とを備えている構成である。
【0048】これにより、プログラマブル表示器が備え
ていないフォントをユーザの好みに応じて必要最小限プ
ログラマブル表示器に追加することができる。また、適
宜フォントを追加して必要なフォントを揃えていくの
で、プログラマブル表示器に予め膨大な量のフォントを
備える必要がない。したがって、フォントに必要なメモ
リ容量の増大を抑えながら、プログラマブル表示器に表
示される画面の表現力を豊かにすることができ、またユ
ーザによる画面作成の自由度を向上させることができる
という効果を奏する。
【0049】本発明の請求項2に係るプログラマブル表
示器のフォント作成方法は、請求項1のフォント作成方
法において、上記フォントデータをビットマップ形式で
作成し、データ量を圧縮するので、トゥルータイプフォ
ントのような非ビットマップ形式のフォントをプログラ
マブル表示器においても利用できるようになる。しか
も、データ量の圧縮によって、データ量の多いトゥルー
タイプフォントのようなフォントでも容易にデータ量が
削減される。したがって、非ビットマップ形式のフォン
トでも少ないデータ量のビットマップフォントに変換し
てプログラマブル表示器に保持することができるという
効果を奏する。
【0050】本発明の請求項4に係るプログラマブル表
示器のフォント作成システムは、請求項3に係るフォン
ト作成システムにおいて、上記フォントデータ作成手段
が、上記フォントデータをビットマップ形式で作成し、
データ量を圧縮するので、請求項2のフォント作成方法
と同様に、非ビットマップ形式のフォントでも少ないデ
ータ量のビットマップフォントに変換してプログラマブ
ル表示器に保持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る、プログラマブル
表示器を中心とするPLCシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記プログラマブル表示器におけるRAMに設
けられるパターン形成エリアを示す模式図である。
【図3】上記プログラマブル表示器に拡張フォントデー
タを提供するエディタがその拡張フォントデータを作成
するためのファイルの構造を示す説明図である。
【図4】上記エディタによる拡張フォントの作成手順を
示すフローチャートである。
【図5】上記拡張フォントをプログラマブル表示器の表
示部に描画する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プログラマブル表示器 3 コンピュータ装置(外部装置) 11 CPU(制御手段) 14 FEPROM(フォント用メモリ) 32 エディタ(フォントデータ作成手段) 33 フォントファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラマブル表示器に対して独立した外
    部装置で作成されたテキストから指定された文字のイメ
    ージを抽出して、このイメージに基づいてその文字のフ
    ォントデータを作成し、作成されたフォントデータをプ
    ログラマブル表示器のフォント用メモリに格納すること
    を特徴とするプログラマブル表示器のフォント作成方
    法。
  2. 【請求項2】上記フォントデータをビットマップ形式で
    作成し、データ量を圧縮することを特徴とする請求項1
    に記載のプログラマブル表示器のフォント作成方法。
  3. 【請求項3】プログラマブル表示器に対して独立した外
    部装置で作成されたテキストから指定された文字のイメ
    ージを抽出して、このイメージに基づいてその文字のフ
    ォントデータを作成するフォントデータ作成手段と、作
    成されたフォントデータをプログラマブル表示器のフォ
    ント用メモリに格納する制御手段とを備えていることを
    特徴とするプログラマブル表示器のフォント作成システ
    ム。
  4. 【請求項4】上記フォントデータ作成手段が、上記フォ
    ントデータをビットマップ形式で作成し、データ量を圧
    縮することを特徴とする請求項3に記載のプログラマブ
    ル表示器のフォント作成システム。
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