JP2000230552A - 静圧気体軸受 - Google Patents

静圧気体軸受

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JP2000230552A
JP2000230552A JP11036129A JP3612999A JP2000230552A JP 2000230552 A JP2000230552 A JP 2000230552A JP 11036129 A JP11036129 A JP 11036129A JP 3612999 A JP3612999 A JP 3612999A JP 2000230552 A JP2000230552 A JP 2000230552A
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JP
Japan
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gas
discharged
groove
fixed body
labyrinth
Prior art date
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Pending
Application number
JP11036129A
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English (en)
Inventor
Takuma Tsuda
拓真 津田
Shinji Shinohara
慎二 篠原
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、真空環境下において、気体放出をなく
し、移動時の抵抗を少なくする静圧気体軸受を提供す
る。 【解決手段】 対向する移動体、固定体で形成され、
ラビリンス機構を備え真空中で使用される静圧気体軸受
において、ラビリンス溝より気体を固定体側に排出する
こととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空中において使
用される静圧気体軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排気機構付き静圧気体軸受におい
て、気体の排出機構は移動体側に設けられていたため、
特開平2-212624に見られるように、排気用配管が移動体
に接続されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造においては
移動体の移動を妨げることがないよう、移動体に接続さ
れる配管には柔軟なチューブを使用する必要がある。ま
た、効率のよい排気能力を得るため上記チューブは大口
径のものが求められる。
【0004】これらの要求を満たすチューブ材質として
はまず樹脂製のものが考えられるが、真空環境下におい
ては表面からの気体放出が問題となるため大口径の樹脂
製チューブの使用は望ましくない。
【0005】そこでステンレス製のフレキシブルチュー
ブを採用した場合は、移動体の移動時に大きな抵抗とな
るため、静圧気体軸受の性能が低下してしまう。
【0006】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、真空環境下において、気体放出をなく
し、移動時の抵抗を少なくする静圧気体軸受を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、対向する移
動体、固定体で形成され、ラビリンス機構を備え真空中
で使用される静圧気体軸受において、ラビリンス溝より
気体を固定体側に排出することとした。
【0008】ここで言うラビリンス機構とは、浮上気体
が軸受外部に流出しないようエアパッドを囲むように1
周あるいは複数周設けられた気体回収用の溝と、溝の外
周に形成されるラビリンス隔壁とで構成されたシール機
構である。
【0009】上記構成にすることにより、移動体への排
気用配管接続を無くすことができるため、直進性などの
軸受性能を向上させることができる。
【0010】本発明の好ましい形態は、気体を排出する
排出口が、固定体に設けられることである。
【0011】上記構成にすることにより、移動体内部に
複雑な配管構造を形成する必要が無くなり構造が単純に
なるため、軸受の製作工数が減少する。
【0012】本発明の好ましい形態は、固定体に設けら
れる排気口が、移動体の移動方向と平行なラビリンス機
構のラビリンス溝上に対応する位置に設けられることで
ある。
【0013】上記構成にすることにより、移動体がどの
位置にあっても常に固定体に形成された排気穴が移動体
に形成された溝にかかるため、移動体の位置によらず一
定の排気性能を得ることができる。
【0014】本発明の好ましい形態は、排気口より排出
された気体が、固定体内部に設けられた排気通路を通じ
て外部へ排出されることである。
【0015】上記構成にすることにより、軸受機構に接
続される排気用配管の引き回しを単純にすることができ
るため、半導体製造装置などに軸受機構を取り付ける際
の取り扱いが容易になる。
【0016】本発明の好ましい形態は、複数段のラビリ
ンス機構に対応し、複数個の排気口及び排気通路をそれ
ぞれ固定体内部に設けることである。
【0017】上記構成にすることにより、軸受の使用さ
れる真空環境に応じてラビリンス機構を複数段設ける必
要が生じても移動体への接続配管数は増加しないため、
直進性などの軸受性能を損なうことがない。
【0018】本発明の好ましい形態は、固定体内部に給
気用配管を備え、移動体浮上用気体を固定体側より給気
することである。
【0019】上記構成にすることにより、移動体に対し
て排気用配管だけでなく給気用配管の接続の必要もなく
なるため、直進性などの軸受性能を向上させることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例に係る真空用静圧
気体軸受の正面図であり、図2は図1の矢印で示した箇
所における断面図である。図2において、気体供給用の
給気チューブ11を通して気体が軸受に供給され、移動
体1内部に形成された気道3にを通じて軸受内部の絞り
4より排出される。
【0022】絞り4より排出された気体はその後、エア
パッド部隙間12を通り大気開放溝5(ラビリンス溝)
へ排出される。大気開放溝5(ラビリンス溝)へ排出さ
れた気体のうちそのほとんどは固定体2の内部に形成さ
れた大気開放口7そして大気開放通路10を通り大気中
へ排出される。大気開放溝5(ラビリンス溝)と、大気
開放口7は、対応する位置に設けることが好ましい。
【0023】大気開放口7より排出されなかった微量の
気体はその後、大気開放溝5(ラビリンス溝)を取り囲
むように形成された内側ラビリンス隔壁部隙間13を通
り排気溝6(ラビリンス溝)へ排出される。排気溝6
(ラビリンス溝)へ排出された気体の内そのほとんどは
固定体2の内部に形成された排気口8そして排気通路9
を通り、外部に接続された真空ポンプにより大気中へ排
出される。排気溝6(ラビリンス溝)と、排気口8は、
対応する位置に設けることが好ましい
【0024】さらに排気口8によっても排出されなかっ
た極微量の気体はその後、排気溝6(ラビリンス溝)を
取り囲むように形成された外側ラビリンス隔壁部隙間1
4を通り真空チャンバー内へ放出される。
【0025】図3は本発明による静圧気体軸受機構の他
の実施例を示す正面図であり、図4は図3の矢印で示し
た箇所における断面図である。同図において、気体供給
用の給気チューブ11は固定体内部に設けられた給気通
路15に接続されており、この給気通路15を通った気
体は同じく固定体内部に設けられた気道3及び絞り4を
通じて軸受に供給される。その後の気体の流れと排気方
法は図1及び図2に示したものと同様である。
【0026】図3、図4の静圧気体軸受は、移動体への
配管接続の必要が全くなくなるため、移動体移動時に配
管から受ける抵抗を完全に抑えることができ、直進性等
において良好な軸受性能を実現することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明のによれば、
真空用静圧気体軸受の設計において移動体への気体回収
用配管接続の必要が無くなるため、真空チャンバー内に
おける大口径配管の引き回し及び移動時の配管による抵
抗を無くすことができ、真空中でも良質な静圧気体軸受
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静圧気体軸受機構の一実施例を示
す正面図
【図2】図1における矢視断面図
【図3】本発明による静圧気体軸受機構の他の実施例を
示す正面図
【図4】図3における矢視断面図
【符号の説明】
1 移動体 2 固定体 3 気道 4 絞り 5 大気開放溝 6 排気溝 7 大気開放口 8 排気口 9 排気通路 10 大気開放通路 11 給気チューブ 12 エアパッド部隙間 13 内側ラビリンス部隙間 14 外側ラビリンス部隙間 15 給気通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する移動体、固定体で形成され、ラ
    ビリンス機構を備え真空中で使用される静圧気体軸受に
    おいて、ラビリンス溝より気体を固定体側に排出するこ
    とを特徴とする静圧気体軸受。
  2. 【請求項2】 気体を排出する排出口が、固定体に設け
    られることを特徴とする請求項1記載の静圧気体軸受。
  3. 【請求項3】 固定体に設けられる排気口が、移動体の
    移動方向と平行なラビリンス機構のラビリンス溝上に対
    応する位置に設けられることを特徴とする請求項1、2
    いずれか記載の静圧気体軸受。
  4. 【請求項4】 排気口より排出された気体が、固定体内
    部に設けられた排気通路を通じて外部へ排出されること
    を特徴とする請求項1〜3いずれか記載の静圧気体軸
    受。
  5. 【請求項5】 複数段のラビリンス機構に対応し、複数
    個の排気口及び排気通路をそれぞれ固定体内部に設ける
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の静圧気体
    軸受。
  6. 【請求項6】 固定体内部に給気用配管を備え、移動体
    浮上用気体を固定体側より給気することを特徴とする請
    求項1〜6いずれか記載の静圧気体軸受。
JP11036129A 1999-02-15 1999-02-15 静圧気体軸受 Pending JP2000230552A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276660A (ja) * 2001-01-09 2002-09-25 Toto Ltd 静圧気体軸受

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276660A (ja) * 2001-01-09 2002-09-25 Toto Ltd 静圧気体軸受
JP4534390B2 (ja) * 2001-01-09 2010-09-01 Toto株式会社 静圧気体軸受

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