JP2000230417A - 排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置Info
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Abstract
吸収材の劣化以外のNOx吸収材の劣化を判定できる排
気ガス浄化用触媒の劣化判定装置を提供する。 【解決手段】 排気通路34に配置され、酸素過剰雰囲
気でNOxを吸収し、酸素濃度低下によりNOxを放出
すると共に、硫黄を吸収するNOx吸収材36と、NO
x吸収材の温度を上昇させる温度上昇手段52と、温度
上昇手段52を介してNOx吸収材の温度上昇を実行
し、NOx吸収材から硫黄を脱離させる処理を行う硫黄
脱離制御手段46と、NOx吸収材36の劣化を判定す
る劣化判定手段51とを具備し、硫黄脱離処理を実行し
た後の所定期間内に、劣化判定手段51がNOx吸収材
の劣化を判定する。
Description
された排気ガス中のNOxを吸収し、酸素濃度低下によ
りNOxを放出すると共に、硫黄を吸収するNOx吸収
材等の排気ガス浄化用触媒の劣化を判定する劣化判定装
置に関するものである。
化物(NOx)を低減する手段としては、例えば特開平
6−229322号公報に示されるように、排気ガスの
一部を吸気系に還流させるEGRを行うものが広く知ら
れるに至っている。
ェクタを備えて低負荷域で圧縮行程噴射により成層燃焼
を行う直噴エンジンのように、特定運転領域で空燃比を
リーンにするエンジンでは、空燃比がリーンのときの排
気ガス中に存在するNOx(窒素酸化物)を吸収し、排
気ガスの酸素濃度が低下したときにNOxを放出するN
Ox吸収材を設け、この放出されるNOxを還元浄化す
るようにしたものは一般に知られている。このようなN
Ox吸収材は、燃料やエンジンオイルに硫黄成分が含ま
れている特定地域のものを使用すると、排気中のNOx
を吸収するよりも排気中のSOx(硫黄酸化物)を吸収
し易いという性質を有し、従って、SOxの吸収によっ
て被毒されたNOx吸収材は事後のNOx吸収性が大き
く低下する。
ッシュ可能なNOx吸収材の劣化の他に、NOx吸収材
に亀裂等が発生したNOx吸収材自体が劣化するという
問題もある。このようなNOx吸収材の劣化に関し、特
開平7−208151号公報には、NOx吸収材の劣化
を判定する技術が開示されている。
7−208151号の技術では、劣化判定が可能であっ
ても、その劣化がリフレッシュ可能なSOx被毒による
NOx吸収材の劣化なのか、触媒や吸収材の熱劣化等に
よるリフレッシュが不可能なNOx吸収材自体の劣化な
のかが判別できないという問題があった。
ッシュ可能なSOx被毒によるNOx吸収材の劣化以外
のNOx吸収材の劣化を判定できる排気ガス浄化用触媒
の劣化判定装置を提供することを目的とする。
の手段として、本発明は、排気通路に配置され、酸素過
剰雰囲気でNOxを吸収し、酸素濃度低下によりNOx
を放出すると共に、硫黄を吸収するNOx吸収材と、N
Ox吸収材の温度を上昇させる温度上昇手段と、温度上
昇手段を介してNOx吸収材の温度上昇を実行し、NO
x吸収材から硫黄を脱離させる処理を行う硫黄脱離制御
手段と、NOx吸収材の劣化を判定する劣化判定手段と
を具備し、硫黄脱離処理を実行した後の所定期間内に、
劣化判定手段がNOx吸収材の劣化を判定する構成であ
る。
シュ可能な硫黄の被毒以外についてのNOx吸収材の劣
化を判定できる。よって、SOx被毒についてはリフレ
ッシュを行う一方、それ以外のリフレッシュ不能な劣化
については警報等により交換、修理等をうながす等、適
切な対処が可能となる。
置において、硫黄脱離処理を実行した後に、NOx吸収
材の温度を低減させる温度低減手段を備え、その温度低
減手段がNOx吸収材の温度を低減させ、劣化判定手段
は所定の低温状態になったと判断した時、劣化判定を実
行する構成とすることができる。
はNOx吸収材が高温となり、NOx吸収能力が低い状
態となるため、一旦温度を下げて劣化判定を行うように
できる。また、早急に温度を低減させることで、早急に
NOx吸収材のNOx吸収が可能となる。
に、排ガスをエンジンの吸気系に環流させるEGR量を
増大させること、点火時期を早くする点火リタード抑制
を行うこと、空燃比をリーンにすること、燃料を増量さ
せること、および吸入空気量を低減することの少なくと
も一つを実行する構成とすることができる。
置において、NOx吸収材からの硫黄脱離処理の後、エ
ンジンの負荷が所定値以下の状態が所定期間経過した後
に劣化判定を実行する構成とすることができる。
毒頻度は低いため、確実に温度が低下した状態で、その
間時間がかかっても劣化を精度よく検出できる。
置において、劣化判定は酸素過剰雰囲気でのNOx吸収
材の下流におけるNOx量に基づいて行う構成とするこ
とができる。
め、NOx吸収材にNOxが吸収されることになるが、
NOx吸収材が正常ならばNOx吸収材の下流側ではN
Ox量が減少した状態となり、一方劣化していれば同位
置でのNOx量は増大した状態となる。よって、酸素過
剰雰囲気、つまりリーン運転中にNOx吸収材の下流側
のNOx量に基づいてNOx吸収材の劣化判定が可能で
ある。
置において、NOx吸収材は酸素ストレージ能を有する
触媒材料を含んだものであり、劣化判定は硫黄脱離処理
を実行した後、NOx吸収材の酸素濃度を増減させると
共に、その時のNOx吸収材の下流における酸素量に基
づいて行う構成とすることができる。
有する触媒材料、例えばセリアは、S被毒をリフレッシ
ュした状態では、酸素を吸収すると共にCOの導入によ
り吸収した酸素とCOとが反応して酸素濃度が変化す
る。そこで、セリア等の酸素ストレージ能を有する触媒
材料の下流側の酸素量を検出対象とすることにより、N
Ox吸収材の劣化判定が実行できる。
面に基づいて説明する。
気筒12を有し、各気筒12内にピストン14が装填さ
れており、各ピストン14の上方に燃焼室16が形成さ
れている。この実施の形態では、前記燃焼室16に対し
て2つの吸気ポートと排気ポートとが開口し、各吸気ポ
ート及び排気ポートがそれぞれ吸気弁17及び排気弁1
8によって開閉されるようになっている。
配設され、そのプラグ先端が燃焼室16内に臨んでい
る。また、各燃焼室16内には側方からインジェクタ2
2の先端部(すなわち燃料噴射部)が臨み、このインジ
ェクタ22から燃焼室16内に直接燃料が噴射されるよ
うに構成されている。すなわち、このエンジンは筒内噴
射式エンジンとなっている。各インジェクタ22は、図
略のニードル弁及びソレノイドを内蔵し、このソレノイ
ドに後述のパルス信号が入力されることにより、そのパ
ルス入力時期に相当する時期にパルス幅に応じた量だけ
燃料を噴射するように構成されている。
れている。この吸気通路24には、その上流側から順
に、エアクリーナー25、エアフローセンサ26、スロ
ットルセンサ及びスロットル弁をもつエレキスロットル
28、サージタンク30が設けられている。このサージ
タンク30の下流側通路は、各吸気ポートに対応して分
岐する独立吸気通路となっている。
2つの通路24a,24bに分岐し、各通路24a,2
4bが燃焼室16内に接続されるとともに、通路24b
にのみスワール生成用の開閉弁31が設けられている。
この開閉弁31は、図略のアクチュエータにより駆動さ
れて開閉作動するもので、この開閉弁31が第2の通路
24bを閉じるときには第1の通路24aのみを通る吸
気によって燃焼室15内にスワールが生成され、開閉弁
31が開かれるにつれてスワールが弱められるようにな
っている。
接続されている。この排気通路34の途中には、その上
流側から順に、三元触媒35と、リーンNOx触媒(N
Ox吸収材)36とが設けられている。これらの触媒
は、軸方向に沿って相互平行に延びる多数の貫通孔をも
つハニカム構造のコージェライト製担体の各貫通孔壁面
に触媒層を形成したものである。
費近傍にある状態でNOx、CO、及びHCを浄化す
る。これに対してリーンNOx触媒36は、排気ガスの
空気過剰率が大きいリーン状態でNOxを吸着し、この
吸着したNOxを排気ガスの空気過剰率が小さいリッチ
状態で放出する。このリーンNOx触媒36は、三元触
媒35に好適な排気温度よりも低い特定温度域に排気温
度が存するときに有効な浄化性能を発揮するものであ
り、例えば特開平10-151353号公報に示される
ように、前記担体上に、Ptなどの貴金属とバリウムな
どのアルカリ土類金属担持のアルミナが担持された内側
触媒層と、白金及びロジウム担持のゼオライトが担持さ
れた外側触媒層とをコーティングしたもの等が好適であ
る。さらに好ましくは、セリア等の酸素ストレージ能を
有する触媒材料を有するものを使用する。
めにO2センサ37が設けられると共に、劣化判定のた
めにリーンNOx触媒36の下流でNOxの濃度を検出
するNOxセンサ38が設けられている。
は、排気ガスを吸気通路24側に還流させるためのEG
R通路32が設けられている。このEGR通路32の入
口端は、排気通路34における三元触媒35のさらに上
流側の部分に接続されている。出口端は、吸気通路24
におけるエレキスロットル28の下流側の吸気集合部分
(サージタンク30よりも上流側の部分)に接続されて
いる。この出口端にはEGR弁33が設けられており、
このEGR弁33の駆動によってEGR流量の調節が可
能となっている。
サ、エアフローセンサ26、O2センサ37、NOxセ
ンサ38の他、エンジン回転数センサ39、アクセル開
度センサ40等の各種センサ類が装備され、これらセン
サの出力信号(検出信号)がECU(コントロールユニ
ット)41に入力されるようになっている。このECU
41は、燃料制御及びEGR制御に関連する機能とし
て、運転状態判定手段42、スロットル制御手段44、
S脱離制御手段46、EGR制御手段48、分割噴射制
御手段49、点火リタード制御手段50および劣化判定
手段51を備えている。劣化判定手段51には、リーン
NOx触媒(NOx吸収材)36の下流側に設けたNO
xセンサ38からの検出値が入力される。
出力信号を取り込んで、現在のエンジンの運転状態が図
2に示す運転領域のうちのいずれに属するのかを判定す
るものである。各運転領域はエンジン回転数Ne及びエ
ンジン負荷Ceに基づいて区画されている。
回転低負荷運転領域であって、成層燃焼運転、すなわ
ち、圧縮行程後半でのみ燃料を一括噴射することによ
り、燃焼室16内全体は燃料リーンの状態にしながら点
火プラグ20の近傍のみ他の領域と比較して相対的かつ
局所的にリッチ状態にして点火する燃焼運転を行う領域
である。
低回転領域であってかつ領域Aよりも高負荷の領域であ
り、吸気行程で燃料を一括噴射することにより均一燃焼
を行う領域である。
中高回転かつ高負荷の領域及び低負荷高回転領域であ
り、領域Bと同様に均一燃焼運転を行うが、一括噴射で
はなく分割噴射(第1の分割噴射)による運転を行う領
域である。すなわち、この領域Cでは、吸気行程の期間
内で燃料噴射を分割して行うことにより、燃料の分散及
びミキシングを促進しつつ均一燃焼運転を行う。
も、エンジン負荷の非常に高い領域は、燃料噴射量が多
くて吸気行程内で燃料噴射を分割することが困難である
ため、一括噴射運転領域Bが設定されている。
おいて、その燃焼に適した吸入空気量を実現するために
エレキスロットル28のスロットル開度をスロットルセ
ンサの検出信号に基づいてフィードバック制御するもの
である。
射時期の調整により還元材の濃度を制御するもので、運
転状態判定手段42により判定された運転領域での燃焼
に見合う通常の制御に加え、NOxやSOxの離脱のた
めの制御を行うときは還元材としてのCOを増加させる
べく燃料噴射量及び燃料噴射時期を決定し、図略のイン
ジェクタドライバに指令信号を出力して、前記燃料噴射
時期に前記燃料噴射量に相当する幅のパルス信号をイン
ジェクタ22へ出力させるものである。この実施の形態
では、後述する図4および図5に示すフローチャートに
基づく制御を行うと共に、その制御に基づく指令内容を
該当するEGR制御手段48、分割噴射制御手段49、
点火リタード制御手段50、劣化判定手段51または温
度低減手段52に出力する。
各運転領域に応じて設定された目標値に合致するように
EGR弁33の開度を制御するものである。この実施の
形態では、通常の運転状態に応じたEGR制御に加え、
S脱離制御手段46による制御と関連して硫黄離脱制御
を行うべきことを判定したとき、EGR量を減少させる
制御を、EGR弁33を介して行う。
46が実行する制御の際に求めた前期燃料噴射量および
前期燃料噴射時期と、後期燃料噴射量および後期燃料噴
射時期とを入力すると、その内容に該当する時期に該当
量の燃料をインジェクタ22より分割噴射する。
手段46が実行する制御の際に求めた、基本点火時期を
補正してなる点火時期を入力すると、その内容に該当す
る点火時期に点火プラグ20を点火させる。
段49および点火リタード制御手段50により、NOx
吸収材36が所定の硫黄吸収状態となったときにNOx
吸収材36の昇温及び還元材の供給を行う温度上昇制御
手段が構成されている。
行われた後に、後述する図10に示すフローチャートに
基づいて、NOx吸収材自身が劣化しているか否かの判
定を行う。
を低減させるための手段であり、EGR量を増大させる
制御、点火時期を進める制御、空燃比をリーンにする制
御、燃料を増量する制御または吸入空気量を低減する制
御等のうちの1または2以上を行う手段である。この実
施形態では、空燃比をリーンにする制御を行う。
判定動作を、図3〜図11に基づいて説明する。
各気筒毎に所定のタイミングでスタートし、運転状態判
定手段42からエンジン回転数Ne、アクセル開度Ac
c、エアフローセンサ出力等を取り込み(図4のステッ
プS1)、これらに基づき、基本燃料噴射量TBを設定
する(ステップS2)。この基本燃料噴射量TBは、エ
ンジン回転数Neとアクセル開度Accと図2に示す運
転領域A、B、Cとに基づいて空燃比を設定し、その空
燃比と吸入空気量及び回転数Ne等に基づいて算出され
る。
か、つまり運転状態が図2中の領域Cにあるか否かを判
断し(ステップS3)、分割噴射の場合には、前期燃料
噴射量Tlが前期燃料噴射量基本値Tl1に、前期燃料
噴射時期Ilが前期燃料噴射時期基本値Il1に設定さ
れ(ステップS4)、続いて、後期燃料噴射量Ttが後
期燃料噴射量基本値Tt1に、後期燃料噴射時期Itが
後期燃料噴射時期基本値It1に設定され(ステップS
5)、ステップS10に進む。この分割燃料噴射量Tl
1およびTt1は、基本燃料噴射量TBと分割割合に基づ
いて求められる。
い場合は、後期のみの燃料噴射か否か(運転状態が図2
中の領域Aにあるか否か)を判断し(ステップS6)、
後期のみの燃料噴射である場合には、後期燃料噴射量T
tがTt2(前期燃料噴射量Tlは0)に設定され、後
期燃料噴射時期ItがIt2(前期燃料噴射時期Ilが
0)に設定され(ステップS7)、ステップS10に進
む。また、ステップS8において、燃料カットである場
合には制御不要のため終了する。また、後期のみの燃料
噴射でなく(ステップS6)、かつ、燃料カットでない
場合(運転状態が図2中の領域Bにある場合)には、前
期燃料噴射量TlがTl3(後期燃料噴射量Ttは0)
に設定され、前期燃料噴射時期IlがIl3(後期燃料
噴射時期Itが0)に設定され(ステップS9)、ステ
ップS10に進む。以上により、基本的設定がなされ
る。
を行う。この推定は、前回のNOx放出制御した時点以
降のリーン運転の走行距離および総燃料噴射量(Qa
量)等に基づいて行う。そして、推定NOx量と比較値
NOとの比較を行い(ステップS11)、NOx量≧N
Oである場合、NOx放出制御実行フラグF1がセット
される(ステップS12)。そして、タイマーT1がイ
ンクリメントされ(ステップS14)、T1≧T10か否
かを判断する(ステップS15)。ここで、時間T10と
は、図3に示すように、NOx吸収材中のNOxが急激
に放出され始める直前までの時間である。T1≧T10で
ある場合は、前期燃料噴射量TlがTl4に、後期燃料
噴射量TtがTt4に設定され、前期燃料噴射時期Il
がIl4に、後期燃料噴射時期ItがIt4に設定される
(ステップS17)。このとき、空燃比はほぼ理想空燃
比(λ=1)になるように設定される。そして、ステッ
プS18に進む。
を行う気筒が1番気筒または4番気筒であるか否かを判
断し、そうでない場合、つまり2番気筒または3番気筒
である場合には、分割噴射を行うべくステップS17に
進んだ後にステップS18に進む。1番気筒または4番
気筒である場合には、そのままステップS18に進む。
つまり、T10の時間が経過するまでは、1番気筒または
4番気筒はそれまで通り制御(例えばリーン)、2番気
筒または3番気筒はλ≒1の分割噴射を行い、T10の経
過からT12の経過までの間は、全気筒をλ≒1の分割噴
射とする。分割噴射は、吸気行程から圧縮行程までの期
間内に行うこととし、例えば、前期側を吸気行程前半、
後期側を圧縮行程後半とするように、Il、Itを設定
する。
否かを判定する。ここで、時間T12は、図6に示すよう
なT11より後の時間(空燃比のリーン開始時)であ
る。そして、T1≧T12の場合は、NOx放出制御実行
フラグF1がリセットされ(ステップS19)、ステッ
プS20に進む。T1≧T12でない場合は、後述のステ
ップS23に進む。
場合には、ステップS13に進んで、NOx放出制御実
行フラグF1がセットされているか否かを判定し、そう
であるときはステップS14に進む。また、ステップS
13において、NOx放出制御実行フラグF1がセット
されていない場合は、NOx放出制御実行フラグF1が
リセットされ(ステップS21)、T1が0に設定され
(ステップS22)、ステップS20に進む。
する。この推定は、前回のS放出制御を実行した時点以
降の走行距離、総燃料噴射量、NOx吸収材の温度が低
温となっている時間に基づいて行う。そして、推定した
SOx吸収量と基準SOとを比較する(図5のステップ
S23)。推定したSOx吸収量が、SOx吸収量≧基
準SOである場合には、S放出制御実行フラグF2がセ
ットされ(ステップS24)、排ガス温度Tcの推定を
行う(ステップS25)。この排ガス温度Tcの推定
は、空燃比がリーンの時間、分割噴射の時間等により行
われる。ステップS24において、S放出制御実行フラ
グF2がセットされると、その後所定のタイミングで後
述の点火リタード制御およびEGR制御が実行される。
温度Tc0とを比較し(ステップS26)、Tc≧Tc0
である場合には、タイマーT2がインクリメントされ
(ステップS27)、T2≧T10を判定する(ステップ
S28)。T2≧T10である場合(T10の時間の経過
後)には、噴射量TlがTl4+Tcl(燃料追加補正
量)に、噴射量TtがTt4+Tct(燃料追加補正
量)に設定され、時期基本値IlがIl4に、時期基本
値ItがIt4に設定される(ステップS29)。この
設定は、分割噴射でかつ空燃比をλ≦1(燃料リッチ)
にし、CO量を多くするためである。これにより、SO
xの脱離を促進するためのCOを供給できる。
30)。そして、T2≧T20であるかを判定し(ステッ
プS31)、そうである場合は、S放出制御実行フラグ
F2が0に設定され(ステップS32)、ステップS3
3に進む。
0でない場合(T2の時間の経過前)には、燃料補正量T
ceが0に、燃料補正量Tctが0に設定され(ステッ
プS34)、今回噴射を行う気筒が1番気筒または4番
気筒であるか否かを判断し(ステップS35)、そうで
ない場合には上述のように分割噴射でかつ空燃比λをλ
≦1にしてCO量を多くするためのステップS29に進
む。一方、気筒が1番気筒または4番気筒である場合に
は、ステップS30に進む。これにより、2番、3番気
筒では分割噴射でかつ空燃比リッチによりCO濃度がリ
ッチとなり、そのCOとリーンの気筒(1番、4番気
筒)から排出される酸素とが反応して反応熱が生じるこ
とにより温度上昇が促進される。
収量≧基準SOでない場合には、S放出制御実行フラグ
F2が1にセットされているか否かを判断し(ステップ
S36)、そうである場合はステップS25に進む。そ
うでない場合には、T2が0に設定され(ステップS3
7)、S放出制御実行フラグF2がリセットされ(ステ
ップS38)、その後後述する劣化判定ルーチンに進
む。
量)=0か否かを判断し、そうでない場合には、Il
(前期燃料噴射時期)タイミングか否かを判断し(ステ
ップS39)、Ilタイミングとなるまで待機する。I
lタイミングになると、前期燃料(Tl)の噴射を行い
(ステップS40)、ステップS41に進む。一方、ス
テップS33において、Tl=0である場合にはステッ
プS41に進む。
量)=0であるか否かを判断し、そうでない場合にはI
t(後期燃料噴射時期)タイミングか否かを判断し(ス
テップS42)、Itタイミングとなるまで待機する。
Itタイミングになると、後期燃料(Tt)の噴射を行
う制御指令を発する(ステップS43)。これにより、
Tl、Ttが共に0でなければ分割噴射が行われること
になり、還元材の還元成分(CO)が増量されて、NO
x還元材中のNOxの還元が行われる。
ように負荷Ceが低い領域Dを想定したものであり、高
負荷の領域Eを想定した場合には点火リタード制御を主
体として行うようにするのが好ましい。高負荷のとき点
火リタード制御を主として行う場合は、EGRの導入悪
化域においてノッキングの発生を防止できる。また、低
負荷のとき分割噴射を行う場合は、成層が生成し易い分
割噴射を行うようにできる。
段50は、図8に示すように、所定クランク角度毎にス
タートし、負荷(Ce)、エンジン回転数(Ne)等の
データ入力し(ステップS100)、これらに基づいて
基本点火時期(θB)を設定する(ステップS10
1)。そして、前述した分割噴射のときのS放出制御実
行フラグF2がセットされているか否かを判断し(ステ
ップS102)、そうである場合には第1点火時期補正
量θc1を設定する(ステップS103)。このとき、
第1点火時期補正量(リタード量)θc1は、図7にお
ける領域Dでは小さく、領域Eでは大きく設定する。そ
して、T2≧T10であるか否かを判定し(ステップS1
04)、そうでない場合は第2点火時期補正量(リター
ド量)θc2が0に設定される(ステップS105)。
つまりS放出作用が低い初期段階では燃費を重視するた
めである。そして、点火時期θT=θB+θc1+θc2を
求める(ステップS106)。ステップS102におい
て、S放出制御実行フラグF2がセットされていないと
判断した場合は、ステップS106に進む。また、ステ
ップS104において、T2≧T10である場合はT2<T1
1であるか判断し(ステップS107)、そうでない場
合には、ステップS105に進む。T2<T11である場
合、つまりT11>T2≧T10である場合には、第2点火時
期補正量θc2がm(>0)に設定される(ステップS1
08)。これは燃費を無視してNOx吸収材温度を上昇
させ、かつCO量を増大させるためである。そして、ス
テップS106に進む。ここで求めた点火時期θTに基
づき、点火時期か否かを判定し(ステップS109)、
点火時期になるまで待機する。点火時期になると、点火
を行う(ステップS110)。よって、放出NOx量が
ピークになる時に、特に還元成分(CO)の濃度増量を
大にでき、かつNOx吸収最の温度上昇も高くできる。
9に示すように、所定クランク角度毎にスタートし、負
荷(Ce)、エンジン回転数(Ne)等のデータ入力し
(ステップS120)、基本EGR量(EGRB)、例
えばEGR率に基づいた弁開度を設定する(ステップS
101)。そして、S脱離制御手段46が前述のように
行う制御に際してのS放出制御実行フラグF2がセット
されているか否かを判断し(ステップS122)、そう
である場合には、T2≧T11であるか否かを判定し(ス
テップS123)、そうである場合には減量のための補
正量EGRCを設定する(ステップS124)。そし
て、EGRT=EGRB−EGRC(実行量)を求める
(ステップS126)。
いと判断した場合、およびステップS123においてT
2≧T11でない場合は、補正量EGRC=0とし(ステッ
プS125)、ステップS126に進む。求めた実行E
GRTでEGR弁33を駆動させる。
判定ルーチンについて説明する。
に、S放出制御が完了したか否かを判断する(ステップ
S50)。そうでないときは図5に示す、つまりステ
ップS33に進み、そうであるときは1ドライブ中に1
回劣化判定を行ったか否かを判断し(ステップS5
1)、行っていればステップS33に進み、そうでなけ
れば劣化判定実行フラグF3がリセット(F3=0)され
ているか否かを判定する(ステップS52)。劣化判定
実行フラグF3がリセットされてない場合(F3=0の場
合)は、負荷Ce>Ce1、エンジン回転数Ne>Ne1、
つまり高負荷高回転か否かを判定し(ステップS5
3)、そうであるときは劣化判定実行フラグF3をリセ
ットし(ステップS54)、そしてステップS33に進
み、高負荷高回転でないときは後述のステップS66に
進む。
ラグF3がリセットされている場合は、タイマーT3がイ
ンクリメントされ(ステップS55)、T3≧T30か否
かが判定される(ステップS56)。タイマーT3は、
S放出完了からの経過時間を調べるタイマーである。T
3≧T30でない場合には、負荷Ce<Ce0、かつエンジ
ン回転数Ne<Ne0である、つまり低負荷低回転である
か否かが判定される(ステップS57)。T30は、図1
1に示すようにS放出完了からの所定の経過時間(図1
1に示す期間F)である。そして、低負荷低回転である
場合にはタイマーT4がインクリメントされる(ステッ
プS58)。このタイマーT4は、低負荷低回転(排気
温低下)の運転の持続時間を調べるためのタイマーであ
る。そして、T4≧T40か否かが判定され(ステップS
59)、そうである場合は劣化判定実行フラグF3がセ
ットされる(ステップS60)。T40はNOx吸収材の
温度が十分低減される時間に設定されており、ステップ
S57〜59により、確実にNOx吸収材の温度が低減
されたものとなる。
<Ce0、かつエンジン回転数Ne<Ne0でない場合は負
荷Ce>Ce1、エンジン回転数Ne>Ne1である、つま
り高負荷高回転であるか否かが判定され(ステップS6
1)、高負荷高回転である場合は排気温度が再度上昇し
たと判断してタイマーT4が0にリセットされてステッ
プS33に進み(ステップS62)、高負荷高回転でな
い場合は直ちにステップS33に進む。
ると判定された場合はNOx吸収材の温度を低減する強
制制御を行うよう温度低減手段52に指令を発する(ス
テップS63)。温度強制低減制御としては、この例で
は、空燃比(A/F)をよりリーンにする制御が行われ
る。これにより、NOx吸収材の温度が低減される。そ
して、ステップS64に進み、NOx吸収材(Cat)
の温度Tcと劣化判定可能な上限温度Tc0とを比較
し、Tc<Tc0でない場合はステップS33に進み、T
c<Tc0である場合はステップS60に進む。
F3がセットされる。そして、T3が0に、T4が0にリ
セットされ(ステップS65)、その後、現状の運転状
況が低回転低負荷であるか(ステップS66)、アクセ
ル開度変化が小さい等の定常運転か(ステップS6
7)、水温が高いか(ステップS68)、空燃比がリッ
チ制御からリーン制御に移行したか(ステップS69)
等を順次判定し、各々がそうでない場合はステップS3
3に進む。一方、そうである場合は、リーン制御に移行
して安定状況が保持される時間計測用のタイマーT5が
インクリメントされる(ステップS70)。つまり、ス
テップS66〜70は、低回転低負荷、定常運転、水温
等の条件が成立すると、リーン移行時点から所定時間だ
け待機する。リーン運転中に、正常であればこの所定時
間中でNOxが吸収される筈であるからである。
(ステップS71)、そうでない場合はステップS33
に進み、そうである場合は図11に示す所定期間G内
に、NOx吸収材より下流側のNOx量を検出する(ス
テップS72)。この下流側のNOx量は、NOx吸収
材36が正常であれば、リーン運転中にNOx吸収材3
6によりNOxが吸収されて小さな値になる。その検出
値NOx量と実験等により劣化と判定される基準値NO
xAとを比較し(ステップS73)、検出NOx量≧N
OxAである場合には、NOx吸収材自身が劣化してい
ると判定し、運転者に警報(ワーニング)を発する(ス
テップS74)。一方、検出NOx量≧NOxAでない
場合にはステップS33に進む。
分割噴射制御手段49および点火リタード制御手段50
から構成される温度上昇制御手段によりNOx吸収材3
6が昇温されてNOx吸収材36から硫黄が放出され
た、つまり硫黄被毒によるNOx吸収材の劣化がリフレ
ッシュされた後に、NOx吸収材36の温度が低減され
た状態で劣化判定が行われるため、硫黄被毒によるNO
x吸収材の劣化以外の熱劣化等によるNOx吸収材の劣
化を判定できる。
も下流側のNOx量に基づいてNOx吸収材の劣化を判
定する場合であるが、本発明はこれに限らない。例え
ば、触媒にセリア等でO2ストレージ機能を持たせてい
る場合、図1中に破線で示すようにNOx吸収材36の
上流側及び下流側にO2センサ61,62を配設し、こ
れらのO2センサ61,62による検出結果を利用して
NOx吸収材の劣化を判定することも可能である。な
お、O2センサ61,62は、λ=1を基準にそれより
リッチからリーンへ、またはその逆に変化した場合に所
定の信号を出力するものを使用している。
ーチン)を図12、図13に基づいて説明する。
上述した実施形態と同様である。それ以降について、こ
こで述べる。
0にセットされた後、前同様に現状の運転状況が低回転
低負荷であるか(ステップS80)、アクセル開度変化
が小さい等の定常運転か(ステップS81)、水温が高
いか(ステップS82)等を順次判定し、各々がそうで
ない場合は図5に示す、つまりステップS33に進
む。一方、そうである場合は、前期燃料噴射量Tlが前
期燃料噴射量基本値Tl1に、前期燃料噴射時期Ilが
前期燃料噴射時期基本値Il1に、後期燃料噴射量Tt
が後期燃料噴射量基本値Tt1に、後期燃料噴射時期I
tが後期燃料噴射時期基本値It1に設定される(ステ
ップS83)。そして、O2センサ61からの検出酸素
量Oxと基準酸素量Ox0とを比較し、検出酸素量Ox
の方が少ないリーンの場合は、O2フィードバック補正
量TclをTcl'(前回量)+a、O2フィードバック
補正量TctをTct'(前回量)+bに設定し(ステ
ップS85)、TlをTl1+Tclに、TtをTt1+
Tctに設定する(ステップS86)。一方、検出酸素
量Oxの方が多いリッチの場合は、O2フィードバック
補正量TclをTcl'−a、O2フィードバック補正量
TctをTct'−bに設定し(ステップS87)。そ
して、前期燃料噴射量TlをTl1+Tclに、後期燃
料噴射量TtをTt1+Tctに設定する(ステップS
86)。これらステップS85〜87によるフィードバ
ック制御にて、NOx吸収材36中に含まれる、酸素ス
トレージ能を有するセリアが、リーンのときにO2を吸
収し、リッチのときにエンジンから排出されるCOとそ
の吸収したO2とが反応し、NOx吸収材中の酸素濃度
が変化する。
の検出電位と基準電位とを比較して、リーン(L)から
リッチ(R)、またはリッチからリーンに変化したか否
かを判定し(ステップS88)、変化があった場合はそ
の変化の回数CUを計数する(ステップS89)。ま
た、下流側のO2センサ38についての検出電位と基準
電位とを比較して、リーンからリッチ、またはリッチか
らリーンに変化したか否かを判定し(ステップS9
0)、変化があった場合はその変化の回数CDを計数す
る(ステップS91)。上記上流側のO2センサ61
は、O2フィードバック制御にダイレクトに反応した結
果を検出し、一方の下流側のO2センサ62はNOx吸
収材36を経た後の酸素を検出対象としているため、N
Ox吸収材36の劣化状況に応じた検出を行う。つま
り、NOx吸収材が正常にO2ストレージ能を発揮して
いると下流側の酸素濃度変化が少なくなるが、劣化して
いると、NOx吸収材の酸素吸収性が悪化して、下流側
のO2センサ62によるリッチ⇔リーンの変化の回数は
上流側のO2センサ61が検出する変化回数に近いもの
になる。
所定値CU0以上ではないことを判定したときは、に進
む。一方、ステップS92で上記回数CUが所定値CU0
以上となったことを判定したときは、CU/CDと基準値
CAとを比較する(ステップS93)。つまり、NOx
吸収材36の劣化状況に応じて変動値が大きくなるよう
にCUをCDで除算した値を求め、その値と基準値CAと
を比較している。換言すると、NOx吸収材の下流側の
酸素濃度値に基づいて劣化判定が行われる。
場合にはNOx吸収材自身が劣化していると判定して警
報を発し(ステップS94)、その後CUおよびCDを共
に0に設定し(ステップS95)、に進む。一方、C
U/CDがCA以上である場合には、NOx吸収材が正常
であり、ステップS95に進んでCUおよびCDが共に0
に設定され、に進む。
ストレージ能を有する触媒材料を含むNOx吸収材を使
用するときには、前同様に硫黄被毒によるNOx吸収材
の劣化以外の熱劣化等によるNOx吸収材の劣化を判定
できる。
るものではなく、次のような実施形態をとることも可能
である。
れたNOxを低減して後にNOx吸収材の温度を上昇さ
せる制御中に含む構成としているが、本発明はこれには
限らない。要は、NOx吸収材を昇温して硫黄放出が十
分になされた状態にできれば、そのNOx吸収材の昇温
理由に関わらず劣化判定を行うようにしても構わない。
程に2回燃料噴射を行うものを示したが、3回以上に分
けて噴射してもよいし、吸気行程と圧縮行程とに分けて
燃料を噴射するようにしてもよい。
適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、吸気
ポートにインジェクタを備えたエンジン等にも広く適用
が可能なものである。
可能な硫黄の被毒以外についてのNOx吸収材の劣化を
判定できる。よって、SOx被毒についてはリフレッシ
ュを行う一方、それ以外のリフレッシュ不能な劣化につ
いては警報等により交換、修理等をうながす等、適切な
対処が可能となる。
成図である。
示すグラフである。
容を示すタイムチャートである。
御の内容を示すフローチャートである。
御の内容を示すフローチャートである。
行う時の時間を説明する図である。
一部を示す図である。
一部である点火リタード制御を示すフローチャートであ
る。
一部であるEGR制御を示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
示すタイムチャートである。
御を示すフローチャートである。
かかる他の劣化判定制御を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 排気通路に配置され、酸素過剰雰囲気で
NOxを吸収し、酸素濃度低下によりNOxを放出する
と共に、硫黄を吸収するNOx吸収材と、 NOx吸収材の温度を上昇させる温度上昇手段と、 温度上昇手段を介してNOx吸収材の温度上昇を実行
し、NOx吸収材から硫黄を脱離させる処理を行う硫黄
脱離制御手段と、 NOx吸収材の劣化を判定する劣化判定手段とを具備
し、 硫黄脱離処理を実行した後の所定期間内に、劣化判定手
段がNOx吸収材の劣化を判定することを特徴とする排
気ガス浄化用触媒の劣化判定装置。 - 【請求項2】 硫黄脱離処理を実行した後に、NOx吸
収材の温度を低減させる温度低減手段を備え、その温度
低減手段がNOx吸収材の温度を低減させ、劣化判定手
段は所定の低温状態になったと判断した時、劣化判定を
実行することを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄
化用触媒の劣化判定装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の排気ガス浄化用触媒の
劣化判定装置において、前記温度低減手段は、排ガスを
エンジンの吸気系に環流させるEGR量を増大させるこ
と、点火時期を早くする点火リタード抑制を行うこと、
空燃比をリーンにすること、燃料を増量させること、お
よび吸入空気量を低減することの少なくとも一つを実行
することを特徴とする排気ガス浄化用触媒の劣化判定装
置。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載の排気ガス浄化
用触媒の劣化判定装置において、NOx吸収材からの硫
黄脱離処理の後、エンジンの負荷が所定値以下の状態が
所定期間経過した後に劣化判定を実行することを特徴と
する排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の排気
ガス浄化用触媒の劣化判定装置において、劣化判定は酸
素過剰雰囲気でのNOx吸収材の下流におけるNOx量
に基づいて行うことを特徴とする排気ガス浄化用触媒の
劣化判定装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の排気
ガス浄化用触媒の劣化判定装置において、NOx吸収材
は酸素ストレージ能を有する触媒材料を含んだものであ
り、劣化判定は硫黄脱離処理を実行した後、NOx吸収
材の酸素濃度を増減させると共に、その時のNOx吸収
材の下流における酸素量に基づいて行うことを特徴とす
る排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03058499A JP4284735B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03058499A JP4284735B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000230417A true JP2000230417A (ja) | 2000-08-22 |
JP4284735B2 JP4284735B2 (ja) | 2009-06-24 |
Family
ID=12307919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03058499A Expired - Lifetime JP4284735B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 排気ガス浄化用触媒の劣化判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4284735B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009228680A (ja) * | 2009-07-09 | 2009-10-08 | Denso Corp | 排出ガス浄化用触媒の劣化検出装置 |
JP2010096037A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP03058499A patent/JP4284735B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010096037A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
JP4724217B2 (ja) * | 2008-10-14 | 2011-07-13 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
US8005605B2 (en) | 2008-10-14 | 2011-08-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Control system and method for internal combustion engine and engine control unit |
JP2009228680A (ja) * | 2009-07-09 | 2009-10-08 | Denso Corp | 排出ガス浄化用触媒の劣化検出装置 |
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