JP2000230251A - 旋回作業車の作業機構造 - Google Patents

旋回作業車の作業機構造

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JP2000230251A
JP2000230251A JP11032709A JP3270999A JP2000230251A JP 2000230251 A JP2000230251 A JP 2000230251A JP 11032709 A JP11032709 A JP 11032709A JP 3270999 A JP3270999 A JP 3270999A JP 2000230251 A JP2000230251 A JP 2000230251A
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boom
bracket
working machine
hydraulic hose
hose
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English (en)
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Masami Miyanishi
正美 宮西
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の旋回作業車においては、作業機へ作動
油を供給する油圧ホースをブームの背面に沿って配管し
ていたのでブームの立ち上げ角度が制限され、ブームと
キャビンとの間にスペースを確保する必要があるので、
旋回作業車の旋回半径が大きくなったり、車体の前後バ
ランスが悪くなって安定性が低下したりしていた。 【解決手段】 旋回体2とブームブラケット12とを上
下方向に貫通して両者を連結するスイングピン13の上
端部に、ブームブラケット12上面にガイド部材である
ホースガイド14を固設し、該ホースガイド14をブー
ムブラケット12と一体的に左右回動可能に構成し、旋
回体2から延設される作業機駆動用の油圧ホース22・
21を、該ホースガイド14によりガイドするととも
に、ブーム6内部へ配管した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回作業車に搭載
したバックホー等の作業機の構造に関し、特に、該作業
機のブーム及びブーム支持部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、バックホー等の作業機を搭載
した旋回作業車においては、作業機を構成するブーム、
アーム、及び、作業用アタッチメント等は油圧シリンダ
等の油圧機器により駆動されており、これら作業機の油
圧機器へは旋回体(本機)に配設される油圧ポンプから
油圧ホースを通じて作動油が供給されている。そして、
旋回体から延設されアームシリンダやバッケトシリンダ
等の油圧機器へ作動油を供給する油圧ホースは、ブーム
の背面に沿って配管されており、該ブーム背面の下端部
に取り付けたガイド部材によりガイドされていた。ま
た、ブームは旋回体にブームブラケットを介して回動自
在に支持されており、ブームブラケットに支持され回動
支点となるブームの下端部には大きな負荷がかかるた
め、ブーム下端部は鋳造部材により形成していた。この
鋳造部材により形成された支持部と、該支持部の上方の
鋼板により形成された部分は溶接等により接続されてお
り、該接続部には強度を補強するための補強板が貼設さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の如く、
作業機へ作動油を供給する油圧ホースをブームの背面に
沿って配管すると、ブームを持ち上げ回動した場合に油
圧ホースがキャビンやキャノピーに近づくため、ブーム
の立ち上げ角度が制限されていた。また、ブームとキャ
ビン等との間に油圧ホースを配置するスペースを確保す
る必要があるので、ブームを支持するブームブラケット
の前方への突出量が大きくなっていた。これにより、旋
回作業車の旋回半径が大きくなったり、車体の前後バラ
ンスが悪くなって安定性が低下したりしていた。また、
前記補強板の下端は鋳造部材と接しており、上端は鋼板
にて形成された部分と接しているが、該補強板は一定厚
みに形成されて該補強板の上端部分から下端部分までの
範囲を均一に補強しているため、補強板の上端と比較的
強度の弱い鋼板部分との境界部にブームへかかる応力が
集中してしまう構造となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、旋回可能
に構成した旋回体へブームブラケットを介して回動可能
に取り付けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付
けられたアームとを有する作業機を備えた旋回作業車に
おいて、旋回体とブームブラケットとを上下方向に貫通
して両者を左右回動自在に連結するスイングピンの上端
部にガイド部材を固設し、該ガイド部材をブームブラケ
ットと一体的に左右回動可能に構成し、旋回体から延設
される作業機駆動用の油圧ホースを、前記ガイド部材に
よりガイドするとともに、油圧ホースをブーム内部へ配
管した。
【0005】また、請求項2においては、旋回可能に構
成した旋回体へブームブラケットを介して回動可能に取
り付けられたブームと、該ブームへ回動自在に取り付け
られたアームとを有する作業機を備えた旋回作業車にお
いて、ブーム下端の支持部を二股に形成し、ブームブラ
ケットの上端部に、該ブーム下端の支持部に合わせて支
持する支持ブラケットを形成し、各支持ブラケットの下
方にガイド孔を形成して、該ガイド孔に作業機駆動用の
油圧ホースを貫通させた。
【0006】また、請求項3においては、前記ブームブ
ラケットにおける各支持ブラケットの両側には下方へ向
けてリブが形成され、この両側のリブの間の谷間に、前
記ガイド孔を貫通する油圧ホースを通過させた。
【0007】また、請求項4においては、旋回可能に構
成した旋回体へブームブラケットを介して回動可能に取
り付けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付けら
れたアームとを有する作業機を備えた旋回作業車におい
て、ブームブラケットに支持されるブーム下端の支持部
と、該支持部の上方に位置するブーム本体との接合部
に、該接合部の強度を補強する補強板又は鋳物を貼設
し、該補強板又は鋳物を上方へいくに従って肉薄となる
板状部材により形成した。
【0008】また、請求項5においては、旋回可能に構
成した旋回体へブームブラケットを介して回動可能に取
り付けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付けら
れたアームとを有する作業機を備えた旋回作業車におい
て、旋回体内部から作業機側へ延設される作業機駆動用
の油圧ホースを、旋回体前部のフレーム上板部で分割
し、作業機側の油圧ホースと旋回体側の油圧ホースと
を、該フレーム上板部にて着脱可能に接続した。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明の作業機構造を有
する旋回作業車を示す側面図、図2はブームの旋回体に
よる支持部を示す側面図、図3は同じく平面図、図4は
ブームブラケットを示す側面図、図5はブームブラケッ
ト及びブームの支持部を示す正面図、図6はホースガイ
ドの取付構造及びスイングピンの位置固定構造を示す側
面図、図7はブームの途中部におけるアームシリンダ用
油圧ホースの配管構造を示す側面図、図8は同じく平面
図、図9はブームとアームとの接続部を示す側面図、図
10は同じく平面図である。
【0010】まず、本発明の作業機構造を有する旋回作
業車の構成について説明する。図1において、旋回作業
車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回体2を左
右旋回可能に支持しており、該クローラ式走行装置1の
前後一端部には、ブレード3を上下回動自在に配設して
いる。旋回体2の上方にはエンジンを被覆するボンネッ
ト4が配設され、旋回体2前上方には運転操作部を覆う
キャビン8が配設されている。また、旋回体2の前端部
にはブームブラケット12が左右回動自在に取り付けら
れ、該ブームブラケット12にはブーム6の下端部が上
下回動自在に支持されている。ブーム6は途中部で前方
に屈曲して、側面視において屈曲部6dを有する略
「く」字状に形成されており、該ブーム6の上端部には
アーム5が回動自在に支持され、該アーム5の先端部に
は作業用アタッチメントであるバケット4が回動自在に
支持されている。これらのブーム6、アーム5、及びバ
ケット4等により作業機7が構成されている。
【0011】そして、前記ブーム6はブームシリンダ1
1により回動動作され、アーム5はアームシリンダ10
により回動動作され、バケット4はバケットシリンダ9
により回動動作されている。該ブームシリンダ11、ア
ームシリンダ10、及びバケットシリンダ9は油圧シリ
ンダに構成され、各シリンダ9・10・11は旋回台2
のボンネット4内に配設される油圧ポンプから制御バル
ブ、油圧ホース等を介して作動油を供給することにより
伸縮駆動される。また、ブームシリンダ11はブームブ
ラケット12のシリンダ支持部12bとブーム6の途中
部前面に設けられたブームシリンダブラケット36との
間に介装され、アームシリンダ10はブーム6の途中部
背面に設けられるアームシリンダボトムブラケット31
とアーム5基端部に設けられるバケットシリンダブラケ
ット30との間に介装され、バケットシリンダ9は該バ
ケットシリンダブラケット30とバケット4に連結され
るバケットブラケット29との間に介装されている。
【0012】次に、作業機7の構造として、ブーム6下
端の旋回体2による支持部の構成について図2乃至図6
により説明する。旋回体2の前端部にはスイングピン1
3を介してブームブラケット12が左右回動自在に枢支
されている。ブーム6の下端部は二股に分岐してそれぞ
れ支持部6a・6aを構成し、ブームブラケット12の
上端部は各支持部6a・6aに対応して二股に分岐し、
該支持部6aを支持する支持ブラケット12a・12a
をそれぞれ構成しており、各支持部6aと支持ブラケッ
ト12aとを枢支ピン18により回動自在に連結するこ
とで、ブーム6がブームブラケット12により支持され
ている。尚、各支持ブラケット12aは、さらに二股に
分岐して形成され、ブーム6の支持部6aを左右両側か
ら挟み込むような形で支持している。また、ブーム6と
ブームブラケット12との間に介装されるブームシリン
ダ11の下端部は、ブームブラケット12のシリンダ支
持部12bにより回動自在に支持されている。
【0013】旋回体2前部からはブームシリンダ用油圧
ホース23、アームシリンダ用油圧ホース22、及びバ
ケットシリンダ用油圧ホース21が前方へ延設されてい
る。該アームシリンダ用油圧ホース22及びバケットシ
リンダ用油圧ホース21は、二股に分岐したブーム6の
支持部6a・6a間から該ブーム6内部へ配管されて、
ボンネット9内に配設された油圧ポンプから圧送される
作動油をアームシリンダ10及びバケットシリンダ9へ
供給している。
【0014】また、ブームブラケット12における各支
持ブラケット12aの下方には、それぞれガイド孔12
cを開口しており、旋回体2前部からのブームシリンダ
用油圧ホース21が該ガイド孔12cを前方へ貫通して
いる。ガイド孔12cを通過したブームシリンダ用油圧
ホース21は下方に延出してブームブラケット12のシ
リンダ支持部12bを迂回した後にブームシリンダ11
に接続されている。そして、ブームブラケット12にお
ける各支持ブラケットの左右両側からは、前方へ突出す
るリブ12dがそれぞれ下方へ向けて形成されており、
この左右両側のリブ12d・12d間に構成される谷間
12eを、前記ガイド孔12cを貫通したブームシリン
ダ用油圧ホース21が通過するように配管している。
【0015】また、旋回体2前部から各シリンダ11・
10・9までに必要な各油圧ホース21・22・23の
長さは、ブーム6の回動姿勢状態により異なるため、各
油圧ホース21・22・23には旋回体2前部とブーム
6との間の範囲にたわみ代を設けているが、各油圧ホー
ス21・22・23をブーム6の回動支点となる支持部
6a近傍又はブームブラケット12のシリンダ支持部1
2b近傍を通過するように配管して、各ホース21・2
2・23のたわみ代を小さくするように構成している。
【0016】旋回体2の前端部とブームブラケット12
と連結するスイングピン13はブームブラケット12を
上下方向に貫通しており、該スイングピン13の上端部
は、各支持ブラケット12a間におけるブームブラケッ
ト12の上面よりも上方に突出している。スイングピン
13の突出部側面には切欠部13aが形成されており、
ブームブラケット12の上面にボルト等で固設された回
り止板15が該切欠部13aに係合して、スイングピン
13がブームブラケット12に対して回転しないよう
に、即ちスイングピン13とブームブラケット12とが
一体的に回動するように構成している。
【0017】また、スイングピン13の上面にはホース
ガイド14のベース板14bがボルト等により固設され
ている。平面視において、該ベース板14bの外形はス
イングピン13の外形よりも大きく形成されており、該
スイングピン13が下方に移動した場合には、ベース板
14bがブームブラケット12の上面に係止することが
可能となっている。ベース板14bの上面には、例え
ば、棒状部材を折り曲げて略「コ」字状に形成したガイ
ド部材である、ガイド部14aを門型に立設している。
そして、旋回体2から延設される各油圧ホース21・2
2・23は、該ガイド部14a内を通過した後にブーム
6内に配管され、又はブームブラケット12のガイド孔
12cを通過している。即ち、該ホースガイド14によ
り、各油圧ホース21・22・23をガイドして左右方
向及び上下方向の配管位置を規制している。
【0018】このように、該ホースガイド14によっ
て、油圧ホース21・22・23の配管位置を規制する
ことにより、ブームブラケット12が左右に回動した場
合やブーム6が上下回動した場合に、油圧ホース21・
22・23が支持ブラケット12a・12aやブーム6
と接触して破損することを防止できるとともに、油圧ホ
ース21・22は常に支持部6a・6a近傍を通過する
ことができる。
【0019】以上の如く、ホースガイド14をスイング
ピン13の上面に固設して、該ホースガイド14により
各油圧ホース21・22・23をガイドした後にブーム
6内へ配管することにより、ブームブラケット12上部
の狭小なスペースにホースガイド14を設けることがで
き、ブーム6の背面に油圧ホース21・22・23を配
管することもなくなるため、該ブームブラケット12の
前方への突出量を抑えることが可能となり、旋回体2の
旋回半径を小さくするとともに、前後方向の安定性を向
上することができる。また、ホースガイド14のベース
板14bの外形は、平面視において、スイングピン13
の外形よりも大きく形成されていてブームブラケット1
2の上面に係止することが可能であるので、スイングピ
ン13が下方に脱落することを防止する安全装置として
も作用することができる。さらに、ホースガイド14と
スイングピン13とブームブラケット12とは一体的に
回動可能に構成されているので、ブームブラケット12
が左右に回動した場合にあっても、回動方向に合わせて
ホースガイド14による各油圧ホース21・22・23
のガイド方向も変化することとなり、該各油圧ホース2
1・22・23がブームブラケット12やブーム6に接
触して破損することを防止することができる。
【0020】また、ブーム6下端の支持部6aを二股に
形成することにより、ブーム6内へ配管する各油圧ホー
ス21・22をブーム6の回動支点となる支持部6a近
傍に配管することができ、該各油圧ホース21・22の
たわみ代を小さくしてブームブラケット12をキャビン
8側へ寄せることが可能となって、旋回体2の旋回半径
を小さくして前後バランスの向上を図ることができる。
さらに、各支持部6aに対応して構成されたブームブラ
ケット12の各支持ブラケット12aの下方に、ブーム
シリンダ用油圧ホース23を貫通させるガイド孔12c
を形成することにより、該ガイド孔12cによりブーム
シリンダ用油圧ホース23をガイドすることができてホ
ースガイドの簡略化を図ることができ、旋回体2とブー
ムシリンダ11との間を短距離で接続することが可能と
なってブームシリンダ用油圧ホース23の配管の最適化
を図ることができる。
【0021】また、各支持ブラケット12aの両側には
下方へ向けてリブ12dが形成され、この両側のリブ1
2dの間の谷間12eに、前記ガイド孔12cを貫通す
るブームシリンダ用油圧ホース23を通過させることに
より、特別なホースガイドを設けることなく該ブームシ
リンダ用油圧ホース23をガイドすることができて、ホ
ースガイドの簡略化を図るとともに、ブームシリンダ用
油圧ホース23の破損を防止することができる。
【0022】また、旋回体2の前部から延設される各油
圧ホース21・22・23は、該旋回体2のフレーム上
板2a部で分割されている。即ち、各油圧ホース21・
22・23の内、旋回体2内からフレーム上板2aまで
の部分と、フレーム上板2aから作業機7側延設される
部分とが分割されて、フレーム上板2aの部分で隔壁コ
ネクタ25を介して着脱可能に接続されている。このよ
うに各油圧ホース21・22・23をフレーム上板2a
の部分で着脱可能に接続することにより、旋回作業車の
組立時等において、作業機7を旋回体2に取り付ける前
に、各油圧ホース21・22・23を別々に旋回体2内
及び作業機7に配管し、該作業機7を旋回体2に取り付
けた後にフレーム上板2a部で該各油圧ホース21・2
2・23を接続することができるので、各油圧ホース2
1・22・23の組立作業を容易にすることが可能とな
る。また、作業機7に配管した部分の各油圧ホース21
・22・23をメンテナンス等により交換する際にも交
換作業を容易にすることができる。
【0023】また、ブーム6の回動支点となる該ブーム
6下端の支持部6aには大きな負荷がかかるため、該支
持部6aは鋳造部材により形成しており、該支持部6a
よりも負荷がかからない該支持部6aより上方部分のブ
ーム本体6bは、ブーム6の重量を低減するために鋼板
等の板状部材で構成されている。そして、該支持部6a
とブーム本体6bとは溶接等により接続固定されてお
り、この接続部には強度を補強するために、鋳物又は鋼
板等の板状部材又は鋳物により形成された補強板19を
内側から貼設している。該補強板19は、支持部6aと
接している部分である下部を肉厚に形成して、ブーム本
体6bと接している上方部へいくに従って肉薄となるよ
うに形成している。このように、補強板19を下部から
上部へ向かうにつれて肉薄となるように形成して、ブー
ム本体6bと接する補強板19上部の剛性が低くなるよ
うに構成している。従って、支持部6aに応力がかかっ
た場合、板状部材により構成されたブーム本体6bは補
強板19が貼設された部分であっても、しなることで応
力を逃がして緩和することができる。これにより、補強
板19の上端とブーム本体6bとの境界部にブーム6へ
の応力が集中してかかることを防止することができ、ブ
ーム本体6bと支持部6aとの接合部を含めたブーム6
の強度を確保して耐負荷性を向上することができる。ま
た、補強板19の上部を肉薄に形成することにより、該
補強板19の重量低減及びコストダウンを図ることがで
きる。
【0024】次に、作業機7の構造として、ブーム6途
中部の構成について図1、図7、図8により説明する。
前述の如く、ブーム6は途中部で前方に屈曲して側面視
略「く」字状に形成されており、該ブーム6の途中部背
面にアームシリンダボトムブラケット31を設けるとと
もに、アーム5の基端部にバケットシリンダブラケット
30を設けて、該アームシリンダボトムブラケット31
とバケットシリンダブラケット30との間に、アーム5
を回動動作させるアームシリンダ10を介装している。
該アームシリンダ10の上端部はバケットシリンダブラ
ケット30により支持され、アームシリンダ10の下端
部はアームシリンダボトムブラケット31により支持さ
れている。
【0025】前記アームシリンダボトムブラケット31
は、ブーム6の背面に左右一対設けられて屈曲部6d近
傍に配置されており、左右一対のブーム6間における背
面には、ブーム6内部と外部とを連通するホース取出口
6cを形成している。該ホース取出口6cは、屈曲部6
dよりも上方に位置して平面状に形成される上部背面6
eに開口しており、該ホース取出口6cを通じて、旋回
体2から延設されブーム6に内装されているアームシリ
ンダ用油圧ホース22が外部へ取り出されて、アームシ
リンダ10に接続されている。
【0026】また、該ホース取出口6cの周縁部には厚
板状部材にて形成されるカバー取付座32が固設されて
いる。該カバー取付座32には、ブーム6内部へ向けて
突出する取付板33が固設され、該取付板33によって
アームシリンダ用油圧ホース22が支持されている。ア
ームシリンダ用油圧ホース22は、取付板33により支
持されている部分で旋回体2側とアームシリンダ10側
とに分割されており、旋回体2側とアームシリンダ10
側とは、この取付板33の部分で隔壁コネクタ25を用
いて互いに接続されて分割接続部26を構成している。
さらに、カバー取付座32には、ブーム6内部へ向けて
突出する油圧ホース支持ブラケット34が固設されてお
り、該油圧ホース支持ブラケット34によって、ブーム
6内に配管されているバケットシリンダ用油圧ホース2
1が支持されている。
【0027】取付板33は、ブーム6の前記上部背面6
eに対して一定の角度θ1だけ傾斜して配置され、アー
ムシリンダ用油圧ホース22は該取付板33の面方向に
対して略垂直方向に支持されている。そして、取付板3
3と上部背面6eとがなす前記角度θ1は、ブーム6の
屈曲部6dよりも下方に位置する下部背面6fと取付板
33とがなす角度θ2と略同一角度となるように構成さ
れている。即ち、取付板33と上部背面6eとがなす前
記角度θ1は、ブーム6の屈曲角度である上部背面6e
と下部背面6fとのなす角度の略半分の大きさとなって
いる。
【0028】また、前記カバー取付座32には、カバー
体35を外側から取り付けて、該カバー体35によりホ
ース取出口6cを塞いでいる。該カバー体35は、カバ
ー取付座32にボルト等で取付固定される固定部35b
と、ホース取出口6cを塞ぐカバー部35aとで構成さ
れており、該カバー部35aはカバー取付座32の上端
部から下端部側へいくに従って斜め方向にブーム6内部
へ入り込んでいくように形成されている。そして、該カ
バー部35aは、取付板33から外部方向へ延設されて
いるアームシリンダ用油圧ホース22の外部ホース22
aに沿うように傾斜して配置されており、該外部ホース
22aよりもブーム6の内側に位置している。
【0029】以上の如く、アームシリンダ10の下端部
を支持する左右のボトムブラケット31間におけるブー
ム6の背面に、該ブーム6に内装されるアームシリンダ
用油圧ホース22を外部へ取り出すためのホース取出口
6cを形成することで、該ホース取出口6cは周囲を強
固なボトムブラケット31により囲まれた構造となるた
め、ホース取出口6cが形成されるブーム6の背面の強
度を確保することができ、大型の作業機にも適用するこ
とが可能となる。また、ブーム6の背面の強度を確保す
ることができるため、ホース取出口6cを大きく開口す
ることが可能になり、アームシリンダ用油圧ホース22
等の組立性や整備性を向上することができる。さらに、
ホース取出口6c形成部分の左右両側にはボトムブラケ
ット31が立設しているため、該ホース取出口6cがボ
トムブラケット31により隠れて見えなくなり、外観デ
ザインを損なうことが防止できる。また、アームシリン
ダ用油圧ホース22等の油圧ホースをブームに内装する
ことにより、ブーム立上角度を大きく取ることができ、
旋回半径を小さくすることが可能となる。
【0030】また、前記ボトムブラケット31をブーム
6の屈曲部6d近傍に配置するとともに、前記ホース取
出口6cをブーム6背面の屈曲部よりも上方の平面部で
ある上部背面6eに形成し、該ホース取出口6cの周縁
部に、該ホース取出口6cを補強するとともに該ホース
取出口6cを塞ぐカバー体35を取り付けるためのカバ
ー取付座32を固設したことにより、ホース取出口6c
の形成及びカバー体35の形成・取り付けが容易に行う
ことができるとともに、ブーム6背面のホース取出口6
c形成部の強度をさらに向上することができる。
【0031】また、前記カバー体35を、アームシリン
ダ用油圧ホース22aよりも内側に位置してブーム6内
部へ入り込む形状に形成し、該カバー体35を該ホース
取出口6c形成部に取り付けて該ホース取出口6cを塞
いだことにより、ホース取出口6cからブーム6内部へ
土砂やごみ等が侵入することを防止することができる。
【0032】また、ブーム6の屈曲部6d近傍に、ブー
ム6に内装される油圧ホース22・22aを分割接続す
る分割接続部26を構成し、該分割接続部26を支持す
る取付板33を設けて、該取付板33を、取付板33と
屈曲部6dよりも上方のブーム背面6eとがなす角度θ
1と、取付板33と屈曲部6dよりも下方のブーム背面
6fとがなす角度θ2とが、略同一角度となるように配
置したことにより、ブーム6の下部から屈曲部6dを通
過して該屈曲部6dよりも上方のホース取出口6cから
外部へ取り出されるとともに、屈曲部6d近傍で取付板
33に支持されるアームシリンダ用油圧ホース22・2
2aが、該屈曲部6d近傍で急激に屈曲したり不自然な
形状に屈曲したりすることを防止することができ、該ア
ームシリンダ用油圧ホース22・22aを滑らかに無理
なく配管することが可能となる。
【0033】次に、作業機7の構造として、ブーム6の
先端部の構成について図1、図9、図10により説明す
る。ブーム6の先端部にはアングルリブ50が固設され
るとともに、左右一対のアーム支点ブラケット51が固
設されている。アングルリブ50は板状部材を屈曲して
形成され、ブーム6における上部前面6gの先端部と上
部背面6eの先端部とを連結するように取り付けられて
いる。該アングルリブ50の上部背面6eへの取付側
は、該上部背面6eの内側面に沿ってブーム6の基端部
方向へ延設されて延設部50aを形成している。また、
上部前面6gと上部背面6eとの間を連結している部分
は、側面視において中央へいくに従ってブーム6先端よ
りも先方へ突出する凸形状に形成され、略中央から背面
側の部分は上方傾斜面50cとして形成されている。
【0034】アングルリブ50の延設部50aには、ブ
ーム6内部と外部とを連通する、例えば略円形状の開口
孔50bが形成され、該開口孔50bからブーム6内に
配管されるバケットシリンダ用油圧ホース21のメンテ
ナンス等を行うことができるようにしている。また、ブ
ーム6の上部背面6e先端部における、アングルリブ5
0に開口孔50bを形成した部分は切り欠いて切欠部6
hを形成している。そして、開口孔50bには、外側か
らカバー体55を着脱可能に取り付けて、メンテナンス
等を行わない作業機7の使用時には開口孔50bを閉
じ、ブーム6内に土砂やごみ等が侵入しないようにして
いる。
【0035】このように、ブーム6の先端部において
は、厚板状部材により構成されるアングルリブ50の延
設部50aを延設しているので、上部背面6eに切欠部
6hを形成するとともに開口孔50bを形成してもブー
ム6の強度を確保することができる。これにより、開口
孔50b周囲に補強パッチ等の補強部材を付設する必要
がなくなって構成部材の点数を削減することができる。
また、ブーム6の強度を確保することができるため、開
口孔50bを大きく形成することが可能となって、バケ
ットシリンダ用油圧ホース21の配管作業等の組立作業
性やメンテナンス性を向上することができる。
【0036】一方、アーム支点ブラケット51は、薄板
状部材により形成されたブラケット52と補強板53と
で構成されており、該ブラケット52がブーム6の先端
部に固設されて、ブーム6の先端から先方へ延出してい
る。該ブラケット52のブーム6先端から延出する部分
の内側に補強板53が貼設されている。また、アーム支
点ブラケット51のブーム6の先端部との接合部は、ブ
ラケット52のみがブーム6と接合されている。さら
に、アーム支点ブラケット51の前端部にはアーム5が
支持され、アーム支点54を中心に回動自在に構成され
ている。
【0037】このように、アーム支点ブラケット51と
ブーム6との接合部においては、薄板状のブラケット5
2のみがブーム6と接合されているので、該ブラケット
52がしなること等によって該接合部に応力が集中する
ことを防止することができる。これにより、ブラケット
52又は補強板53に対してフライス等による加工を施
す必要がなくなって、アーム支点ブラケット51の加工
工数を低減することができる。
【0038】ブーム6内に配管されるバケットシリンダ
用油圧ホース21は、アングルリブ50の上方傾斜面5
0cに形成された取出孔50dを通じて外部へ取り出さ
れてバケットシリンダ9に接続されており、該バケット
シリンダ用油圧ホース21は、上方傾斜面50cによっ
て該上方傾斜面50cの面方向に対する略垂直方向に支
持されている。そして、該バケットシリンダ用油圧ホー
ス21は、ブーム6に内装される旋回体2側と外部に取
り出されたバケットシリンダ9側とに上方傾斜面50c
の部分で分割されており、この旋回体2側とバケットシ
リンダ9側とは、上方傾斜面50cの部分で隔壁コネク
タ25を用いて互いに接続されている。また、バケット
シリンダ用油圧ホース21の外部に取り出された部分は
外部ホース21aとして構成されている。
【0039】このように、バケットシリンダ用油圧ホー
ス21・21aをアングルリブ50の上方傾斜面50c
により支持した場合、バケットシリンダ用油圧ホース2
1・21aはブーム6の先端部において、ブーム6の背
面に配管した場合よりも上方に傾斜して配管されること
となる。また、バケットシリンダ用油圧ホース21の外
部ホース21aは、アーム5の回動動作に追従させるた
めに、上方傾斜面50cからバケットシリンダ9までの
接続長さが最も大きくなるアーム5を最下方に回動させ
た場合に必要となる長さに合わせて配管しているため、
アームシリンダ10縮小させてアームを上方回動させた
際には外部ホース21aは撓むこととなる。
【0040】そして、外部ホース21aは、バケットシ
リンダ用油圧ホース21をブーム6の背面に配管した場
合よりも上方に傾斜して配管されているので、該外部ホ
ース21aが撓んだ場合、該外部ホース21aの屈曲度
合いはブーム6背面に配管した場合よりも小さくなる。
これにより、外部ホース21aの撓み量を少なくして、
該外部ホース21aが撓む際に必要なスペースを小さく
することができ、外部ホース21aが撓んだ場合でも左
右一対のバケットシリンダブラケット30間に外部ホー
ス21aを内装することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
旋回可能に構成した旋回体へブームブラケットを介して
回動可能に取り付けられたブームと該ブームへ回動自在
に取り付けられたアームとを有する作業機を備えた旋回
作業車において、旋回体とブームブラケットとを上下方
向に貫通して両者を左右回動自在に連結するスイングピ
ンの上端部にガイド部材を固設し、該ガイド部材をブー
ムブラケットと一体的に左右回動可能に構成し、旋回体
から延設される作業機駆動用の油圧ホースを、前記ガイ
ド部材によりガイドするとともに、油圧ホースをブーム
内部へ配管したので、ブームブラケット上部の狭小なス
ペースにガイド部材を設けることができ、ブームの背面
に油圧ホースを配管することもなくなるため、該ブーム
ブラケットの前方への突出量を抑えることが可能とな
り、旋回体の旋回半径を小さくするとともに、前後方向
の安定性を向上することができる。また、前記ガイド部
材は、ブームブラケットの上面に係止することで、スイ
ングピンが下方に脱落することを防止する安全装置とし
ても作用することができる。さらに、ガイド部材ととブ
ームブラケットとは一体的に左右回動可能に構成さてい
るので、ブームブラケットが左右に回動した場合にあっ
ても、回動方向に合わせてガイド部材による油圧ホース
のガイド方向も変化することとなり、油圧ホースがブー
ムブラケットやブームに接触して破損することを防止す
ることができる。
【0042】更に、請求項2の如く、ブーム下端の支持
部を二股に形成し、ブームブラケットの上端部に、該ブ
ーム下端の支持部に合わせて支持する支持ブラケットを
形成し、各支持ブラケットの下方にガイド孔を形成し
て、該ガイド孔に作業機駆動用の油圧ホースを貫通させ
たので、二股に分岐した間の部分から油圧ホースをブー
ム内へ配管するすることができて、該油圧ホースをブー
ムの回動支点となる支持部近傍に配管することができ、
油圧ホースのたわみ代を小さくしてブームブラケットを
キャビン側へ寄せることが可能となって、旋回体の旋回
半径を小さくして機体の前後バランスの向上を図ること
ができる。また、ブームブラケットに形成したガイド孔
により油圧ホースをガイドすることができてホースガイ
ドの簡略化を図ることができ、旋回体とブームシリンダ
との間を短距離で接続することが可能となって、油圧ホ
ースの配管の最適化を図ることができる。
【0043】更に、請求項3の如く、前記ブームブラケ
ットにおける各支持ブラケットの両側には下方へ向けて
リブが形成され、この両側のリブの間の谷間に、前記ガ
イド孔を貫通する油圧ホースを通過させたので、特別な
ホースガイド部材を設けることなく油圧ホースをガイド
することができて、ホースガイド部材の簡略化を図ると
ともに、油圧ホースの破損を防止することができる。
【0044】更に、請求項4の如く、ブームブラケット
に支持されるブーム下端の支持部と、該支持部の上方に
位置するブーム本体との接合部に、該接合部の強度を補
強する補強板を貼設し、該補強板を上方へいくに従って
肉薄となる板状部材により形成したので、該補強板の上
端とブーム本体との境界部にブームへの応力が集中して
かかることを防止することができ、ブーム本体と支持部
との接合部を含めたブームの強度を確保して耐負荷性を
向上することができる。また、補強板の上部を肉薄に形
成することで、該補強板の重量低減及びコストダウンを
図ることができる。
【0045】更に、請求項5の如く、旋回体内部から作
業機側へ延設される作業機駆動用の油圧ホースを、旋回
体前部のフレーム上板部で分割し、作業機側の油圧ホー
スと旋回体側の油圧ホースとを、該フレーム上板部にて
着脱可能に接続したので、旋回作業車の組立時等におい
て、作業機を旋回体に取り付ける前に、油圧ホースを別
々に旋回体内及び作業機に配管し、該作業機を旋回体に
取り付けた後にフレーム上板部で該油圧ホースを接続す
ることができるので、油圧ホースの組立作業を容易にす
ることが可能となる。また、作業機に配管した部分の油
圧ホースをメンテナンス等により交換する際にも交換作
業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業機構造を有する旋回作業車を示す
側面図である。
【図2】ブームの旋回体による支持部を示す側面図であ
る。
【図3】同じく平面図である。
【図4】ブームブラケットを示す側面図である。
【図5】ブームブラケット及びブームの支持部を示す正
面図である。
【図6】ホースガイドの取付構造及びスイングピンの位
置固定構造を示す側面図である。
【図7】ブームの途中部におけるアームシリンダ用油圧
ホースの配管構造を示す側面図である。
【図8】同じく平面図である。
【図9】ブームとアームとの接続部を示す側面図であ
る。
【図10】同じく平面図である。
【符号の説明】
2 旋回体 2a フレーム上板 5 アーム 6 ブーム 6a 支持部 6b ブーム本体 7 作業機 11 ブームシリンダ 12 ブームブラケット 12a 支持ブラケット 12b シリンダ支持部 12c ガイド孔 12d リブ 12e 谷間 13 スイングピン 14 ホースガイド 19 補強板 21 バケットシリンダ用油圧ホース 22 アームシリンダ用油圧ホース 23 ブームシリンダ用油圧ホース 25 隔壁コネクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回可能に構成した旋回体へブームブラ
    ケットを介して回動可能に取り付けられたブームと該ブ
    ームへ回動自在に取り付けられたアームとを有する作業
    機を備えた旋回作業車において、旋回体とブームブラケ
    ットとを上下方向に貫通して両者を左右回動自在に連結
    するスイングピンの上端部にガイド部材を固設し、該ガ
    イド部材をブームブラケットと一体的に左右回動可能に
    構成し、旋回体から延設される作業機駆動用の油圧ホー
    スを、前記ガイド部材によりガイドするとともに、油圧
    ホースをブーム内部へ配管したことを特徴とする旋回作
    業車の作業機構造。
  2. 【請求項2】 旋回可能に構成した旋回体へブームブラ
    ケットを介して回動可能に取り付けられたブームと、該
    ブームへ回動自在に取り付けられたアームとを有する作
    業機を備えた旋回作業車において、ブーム下端の支持部
    を二股に形成し、ブームブラケットの上端部に、該ブー
    ム下端の支持部に合わせて支持する支持ブラケットを形
    成し、各支持ブラケットの下方にガイド孔を形成して、
    該ガイド孔に作業機駆動用の油圧ホースを貫通させたこ
    とを特徴とする旋回作業車の作業機構造。
  3. 【請求項3】 前記ブームブラケットにおける各支持ブ
    ラケットの両側には下方へ向けてリブが形成され、この
    両側のリブの間の谷間に、前記ガイド孔を貫通する油圧
    ホースを通過させたことを特徴とする請求項2に記載の
    旋回作業車の作業機構造。
  4. 【請求項4】 旋回可能に構成した旋回体へブームブラ
    ケットを介して回動可能に取り付けられたブームと該ブ
    ームへ回動自在に取り付けられたアームとを有する作業
    機を備えた旋回作業車において、ブームブラケットに支
    持されるブーム下端の支持部と、該支持部の上方に位置
    するブーム本体との接合部に、該接合部の強度を補強す
    る補強板又は鋳物を貼設し、該補強板又は鋳物を上方へ
    いくに従って肉薄となる板状部材により形成したことを
    特徴とする旋回作業車の作業機構造。
  5. 【請求項5】 旋回可能に構成した旋回体へブームブラ
    ケットを介して回動可能に取り付けられたブームと該ブ
    ームへ回動自在に取り付けられたアームとを有する作業
    機を備えた旋回作業車において、旋回体内部から作業機
    側へ延設される作業機駆動用の油圧ホースを、旋回体前
    部のフレーム上板部で分割し、作業機側の油圧ホースと
    旋回体側の油圧ホースとを、該フレーム上板部にて着脱
    可能に接続したことを特徴とする旋回作業車の作業機構
    造。
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