JP2008240353A - 作業機械の油圧配管構造及びこれを備えた作業機械 - Google Patents

作業機械の油圧配管構造及びこれを備えた作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】組付け時の作業性の向上及び、寸法管理の緩和を図ることができる油圧配管構造を提供すること。
【解決手段】ベースフレーム5に立設されるとともにその前部で作業アタッチメントの基端部を支持する左右一対の縦板6、7と、上方へ向かうに従い後方へ傾斜した姿勢で前記両縦板6、7同士の間に設けられ、前後方向に貫通する窓を有する前カバー8と、コントロールバルブ18に接続された第一配管20、21と、油圧シリンダに接続された第二配管と、これら第一配管20、21と第二配管とを連結する分岐管継手22、23と、第二配管を前方から窓8aを通して接続可能となるように前記窓8aに対し後方から臨ませた姿勢で分岐管継手22、23を支持する支持部材24とを備え、この支持部材24は、窓8aよりも上の位置で前カバー8の後面に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械において、その旋回フレーム上に設けられた油圧給排部とブームシリンダとの間を接続するための油圧配管構造に関するものである。
従来から、ブームシリンダに作動油を供給するとともにその戻り油を受けるための油圧給排部と、ブームシリンダとを連結する油圧配管構造として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。図8は、従来技術に係る油圧ショベルを示す概略図である。
特許文献1に係る油圧ショベルは、旋回フレーム101と、この旋回フレーム101に立設されるとともにその前部でブーム102の基端部を軸支する左右一対のブーム支持板103、104と、上方へ向かうに従い後退する向きに傾斜した姿勢で両ブーム支持板同士の間に設けられた前カバー105と、旋回フレーム101上に設けられたコントロールバルブ106から前カバー105を貫通する窓105aを通して当該前カバー105の前方に設けられた左右一対のブームシリンダ107、108まで作動油を導くための油圧配管とを備えている。
前記油圧配管は、前カバーの後方から導かれる共通管109、110と、この共通管109に接続されることにより当該共通管109を左右一対の分岐管107H、108Hに分岐させる三方管継手111と、前記共通管110に接続されることにより当該共通管110を左右一対の分岐管107R、108Rに分岐させる三方管継手112と、これら三方管継手111、112を支持する配管支持具113とを備え、前記三方管継手111、112の各分岐管107H、107R、108H、108Rが左右一対のブームシリンダ107、108に接続されている。つまり、配管支持具113は、前記三方管継手111、112に対し前記窓105aを通してブームシリンダ107、108に接続された各分岐管107H、107R、108H、108Rを接続可能となるように、前記三方管継手111、112を窓105aに対し後方から臨ませた姿勢で支持する。
具体的に、前記配管支持具113は、前カバー105の後方であって当該前カバー105と旋回フレーム101との間の位置となり、かつ、両ブーム支持板103、104の間の位置となる旋回フレーム101上に立て付けられ、その上端で三方管継手111、112を支持する。これにより、三方管継手111、112が窓に後方から臨んだ姿勢で支持される。
特開2007−2446号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、前カバー105と両ブーム支持板103、104と旋回フレーム101との4枚の板に囲まれたスペース内で旋回フレーム101上に配管支持具113を立て付ける作業を要するが、この作業は前記囲まれたスペースにその外側(上)から作業者が潜り込んで行うことが必要となり、配管支持具113を旋回フレーム101に立て付けるためには非常に深い位置まで作業者が潜り込まなければならず作業性が悪いという問題がある。
さらに、三方管継手111、112を窓に位置決めするに当たり、特許文献1の配管支持具113は旋回フレーム101に取り付ける構成とされているため、旋回フレーム101と配管支持具113との組付精度、及び前カバー105(窓105a)と旋回フレーム101との組付精度の双方を寸法管理することが必要になるという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、組付け時の作業性の向上及び、寸法管理の緩和を図ることができる油圧配管構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、ベースフレームと、このベースフレームの前部に設けられた作業アタッチメントを起伏動作させる油圧シリンダと、この油圧シリンダに作動油を供給するとともに、その戻り油を受けるための油圧給排部と、この油圧給排部と前記油圧シリンダとを接続する油圧配管とを備えた作業機械の油圧配管構造であって、前記ベースフレームに立設されるとともにその前部で前記作業アタッチメントの基端部を支持する左右一対の縦板と、前記油圧シリンダよりも後方位置で前記両縦板同士の間に設けられ、上方へ向かうに従い後退する向きに傾斜した傾斜部を少なくとも一部に有し、この傾斜部を前後方向に貫通する窓が形成された前カバーとを備え、前記油圧配管は、前記油圧給排部に接続された第一配管と、前記油圧シリンダに接続された第二配管と、これら第一配管と第二配管とを連結する継手と、前記第二配管を前方から前記窓を通して接続可能となるように前記窓に対し後方から臨ませた姿勢で継手を支持する支持部材とを備え、この支持部材は、前記窓よりも上の位置で前カバーの裏面に対し下向きに取り付けられていることを特徴とする作業機械の油圧配管構造を提供する。
本発明によれば、継手を支持する支持部材を前カバーの裏面に取り付ける構成を採用することにより、当該支持部材をベースフレームに取り付ける場合よりも、その取付位置を上方にすることができる。具体的に、本発明では、前カバーに対する支持部材の取付位置を前記窓よりも上にすることができるので、前カバー及び両縦板の外側から当該前カバーに支持部材を取り付ける作業を行い易くすることができる。
また、本発明では、窓が形成された前カバー自体に支持部材を取り付け、この支持部材によって継手を支持するようにしているので、窓と継手とを位置決めするに当たり、前カバーに対する支持部材の取付精度のみを管理すればよい。
さらに、この構成では、前記支持部材を前カバーからぶら下げる構成を採用しているので、従来のようにベースフレーム上に支持部材を立て付ける場合と異なり、ベースフレーム上に新たなスペースを設けることができる。
したがって、本発明によれば、組付け時の作業性の向上及び寸法管理の緩和を図ることができる。
前記油圧配管構造において、前記前カバーは、前記傾斜部の上部から当該傾斜部よりも水平面に近い角度で後方に延びる延出部を備え、前記支持部材は前記延出部の裏面に取り付けられていることが好ましい。
このようにすれば、前カバーが傾斜部と延出部とに屈曲して形成されているため、この延出部からぶら下げた継手を、傾斜部の窓に後方から臨ませ易くなる。
前記油圧配管構造において、前記前カバーに支持部材を取り付けるための取付手段を備え、この取付手段は、前記前カバーの裏面に配置された支持部材を当該前カバーに対しその表面側から取り付けることが可能に構成されていることが好ましい。
このようにすれば、前カバーの裏面に配置された支持部材を、前カバーの表面側から当該前カバーに取り付けることができるので、前カバーの裏側からしか取り付けられない場合と比較して作業性を向上することができる。
前記油圧配管構造において、前記継手は、前記第一配管を接続可能な第一接続部と、前記第二配管を接続可能な第二接続部とを有し、第二接続部が前記窓の近傍位置に配置されるとともに第一接続部が前記ベースフレームを上から見たときにおける前カバーの後縁部の近傍に配置されるように支持されていることが好ましい。
このようにすれば、前カバーの後方に配置される第一接続部について、上からの視認性を良好にすることが可能となる。
前記油圧配管構造において、前記支持部材は、前記第一接続部の近傍で継手を支持する第一支持部と、前記第二接続部の近傍で継手を支持する第二支持部とを有していることが好ましい。
このようにすれば、上述のように第一接続部の視認性を良好にするために長く形成された継手を第一支持部の近傍及び第二支持部の近傍の2点で支持することにより、前記接続作業の効率化と当該継手の曲がりの抑制とを両立させることが可能となる。
前記油圧配管構造において、前記油圧給排部は、前記各縦板のうちの一方の縦板の側方であって当該一方の縦板を挟んで他方の縦板とは反対側の側方位置に設けられているとともに、前記一方の縦板には左右方向に貫通する孔が形成され、前記継手は、前記第一配管を接続可能な第一接続部と、第二配管を接続可能な第二接続部とを有し、第二接続部が前記窓の近傍位置に配置されるとともに、前記第一接続部が前記孔を通して前記一方の縦板の側方位置に配置されるように支持されていることが好ましい。
このようにすれば、孔を通して一方の縦板の側方に第一接続部を配置することができるので、第一配管と第一接続部との接続作業を、前記一方の縦板の側方位置で行うことができる。したがって、前記構成によれば、第一配管と第一接続部との接続作業を両縦板に挟まれた位置で行う場合と異なり、少なくとも前記他方の側板の制限を受けることのない位置で行うことができるので、その分、作業性を向上することができる。
前記油圧配管構造において、前記一方の縦板には、前記第一接続部と第二接続部との間の位置で前記継手を保持する保持手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、一方の縦板の外側まで延びるように長く形成された継手の途中部を保持手段により保持することにより、前記接続作業の効率化と当該継手の曲がりの抑制とを両立させることができる。
また、本発明は、前記油圧配管構造を備えた作業機械を提供する。
本発明によれば、組付け時の作業性の向上及び寸法管理の緩和を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧ショベルの上部旋回体の概略平面図である。図2は、図1の一部を拡大して示す平面図である。図3は、図1の一部を拡大して示す斜視図である。図4は、図3の一部を拡大して示す斜視図である。
図1〜図3を参照して、作業機械の一例としての油圧ショベル1は、図示を省略した下部走行体と、この下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体2とを備えている。
上部旋回体2は、前記下部走行体に対し旋回可能に取り付けられたフレーム3と、このフレーム3の前部に起伏可能に設けられた作業アタッチメント4と、この作業アタッチメント4の起伏動作及びフレーム3の旋回動作を実現するための油圧装置とを備えている。なお、以下の説明ではフレーム3に対し作業アタッチメント4が設けられている側を前方とし、水平方向のうち前後方向と直交する方向を左右方向として説明する。
フレーム3は、ベースフレーム5と、このベースフレーム5の左右略中央位置に立設された左右一対の縦板6及び縦板7と、これら縦板6、7同士の間に設けられた板状の前カバー8とを備えている。
縦板6、7は、それぞれ前部に挿通孔9(図3参照)を有し、これら挿通孔9には、左右方向に沿って図外のブームフットピンを挿入することが可能となっている。そして、このブームフットピンにより前記作業アタッチメント4(ブーム14)の基端部が縦板6、7に対し起伏可能に軸支されている。さらに、縦板6、7には、前記挿通孔9よりも前に左右方向に貫通する支持孔10がそれぞれ形成されている。これら支持孔10は、前カバー8と協働して左右一対のブームシリンダ15、16を支持するために設けられている。
前カバー8は、前記支持孔10よりも若干後ろの位置から前記挿通孔9よりも若干後ろの位置までの前後範囲で挿通孔9よりも下となる位置に配置され、前記両縦板6、7同士の間に取り付けられている。具体的に、前カバー8は、上方へ向かうに従い後退する向きに傾斜した傾斜部8bと、この傾斜部8bの上部から当該傾斜部8bよりも水平面に近い角度で後方に延びる延出部8cとを備え、前記傾斜部8bには前後方向に貫通する孔8aが形成されている。そして、傾斜部8bの前面には左右一対のブラケット板11及びブラケット板12が立設され、このブラケット板11、12には、前記縦板6、7の支持孔10と同軸となる支持孔11a、12aが左右方向に貫通している。したがって、縦板6の支持孔10と支持孔11aとに挿入された左右方向のピン(図示せず)によって、縦板6とブラケット板11との間にブームシリンダ15の基端部(ヘッド側)が軸支されているとともに、縦板7の支持孔10と支持孔12aとに挿入された左右方向のピン(図示せず)によって、縦板7とブラケット板12との間にブームシリンダ16の基端部が軸支されている。そして、これらブームシリンダ15、16と後述するコントロールバルブ18とを接続する配管を通すために、上述した窓8aが前カバー8(傾斜部8b)に設けられている。
作業アタッチメント4は、前記フレーム3に起伏可能に装着されたブーム14と、このブーム14の先端部に揺動可能に装着された図外のアームと、このアームの先端部に揺動可能に装着された図外のバケットとを備えている。
前記油圧装置は、前記ブーム14を起伏動作させる左右一対のブームシリンダ15及びブームシリンダ16と、前記フレーム3を旋回動作させる旋回モータ17と、これらブームシリンダ15、16及び旋回モータ17に対し作動油を給排するためのコントロールバルブ18と、このコントロールバルブ18とブームシリンダ15、16とを接続する油圧配管とを備えている。なお、19は、下部走行体の走行モータ(図示せず)等へ作動油を導くためのスイベルジョイントであり、コントロールバルブ18に接続されている。
コントロールバルブ18は、ベースフレーム5の前部における縦板6の右側に配置されている。このコントロールバルブ18は、図外の油圧源から作動油の供給を受けるとともに戻り油を図外のタンクに導くことが可能となっている。
油圧配管は、前記コントロールバルブ18に接続された第一配管20及び第一配管21と、前記各ブームシリンダ15、16のヘッド側に接続されたヘッド側配管(第二配管)15H、16Hと、各ブームシリンダ15、16のロッド側に接続されたロッド側配管(第二配管)15R、16Rと、各第一配管20、21を分岐するための分岐管継手22及び分岐管継手23と、これら分岐管継手22、23を支持する支持部材24とを備えている。
第一配管20、21は、縦板6を左右方向に貫通する図外の孔を通して当該縦板6の右側から前カバー8までの間に配索されている。
分岐管継手22は、第一配管20を接続可能な第一接続部25と、各ロッド側配管15R、16Rをそれぞれ接続可能な第二接続部26及び第二接続部27と、前記第一接続部25と第二接続部27との間を連結する第一管28と、第二接続部26、27同士の間を接続する第二管29とを備え、前記第一配管20を分岐して各ロッド側配管15R,16Rに連通させるようになっている。
分岐管継手23は、第一配管21を接続可能な第一接続部30と、各ヘッド側配管15H、16Hをそれぞれ接続可能な第二接続部31及び第二接続部32と、前記第一接続部30と第二接続部32との間を連結する第一管33と、第二接続部31、32同士の間を接続する第二管34とを備え、前記第一配管21を分岐して各ヘッド側配管15H、16Hに連通させるようになっている。
そして、各分岐管継手22、23の第一管28、33は、図2に示す平面視において、第一接続部25、30を前カバー8の窓8aの近傍に配置した状態において、第二接続部26、27、31及び32を前カバー8の後縁部の近傍に配置することができる長さとされている。
支持部材24は、前記前カバー8の後面(下面)に取り付けられ、前記各分岐管継手22、23を上下に二段重ねにして支持するようになっている。具体的に、支持部材24は、前カバー8の後面に取り付けられる取付板35と、この取付板35との間で前記第二管29、34を挟持する第二挟持板36と、前記取付板35の左端面に固定された保持板37と、この保持板37との間で前記第一管28、33を挟持する第一挟持板38とを備えている。
取付板35は、前記窓8aよりも上方(後方)位置で延出部8cの裏面に固定されている。具体的に、取付板35は、ボルトB1、B2に対して螺合可能な雌ねじ部(図示せず)を有する固定部35aと、この固定部35aから前下がりとなるように屈曲された屈曲部35bとを備えている。そして、前記ボルトB1、B2が前記前カバー8の延出部8cに形成された図外の取付用孔を通して当該延出部8cの表面側から挿入され、これらボルトB1、B2を前記雌ねじ部に対し締付けることにより固定部35aが延出部8cに固定される(本実施形態では、ボルトB1、B2、雌ねじ部及び前カバー8(取付用孔)が取付手段を構成している)。第二挟持板36は、屈曲部35bの先端部にボルトB3によって固定され、このボルトB3の締付け程度を調整することにより当該屈曲部35bとの間で第二管29、34を挟持することが可能とされている。
保持板37は、前記取付板35から垂下された垂下部37aと、この垂下部37aから左に屈曲した屈曲部37bとを備えている。第一挟持板38は、屈曲部37bの先端部にボルトB4によって固定され、このボルトB4の締付け程度を調整することにより当該屈曲部37bとの間で第一管28、33を挟持することが可能とされている。
このような支持部材24により、分岐管継手22,23は、第二接続部26、27、31及び32を窓8aの近傍に配置するとともに第一接続部25、30を前カバー8の後縁部の近傍に配置した姿勢で支持されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、分岐管継手22、23を支持する支持部材24を前カバー8の後面に取り付ける構成を採用することにより、当該支持部材24をベースフレーム5に取り付ける場合よりも、その取付位置を上方にすることができる。特に、前記実施形態では支持部材24を窓8aよりも後方(延出部8c)に取り付ける構成とすることにより、前カバー8に対する支持部材24の取付位置を窓8aよりも上にすることができるので、当該前カバー8及び両縦板6、7の外側からの作業を行ない易くすることができる。
また、本実施形態では、窓8aが形成された前カバー8自体に支持部材24を取り付け、この支持部材24により分岐管継手22、23を支持するようにしているので、窓8aと分岐管継手22、23とを位置決めするに当たり、前カバー8に対する支持部材24の取付精度のみを管理すればよい。
さらに、前記実施形態では、支持部材24を前カバー8からぶら下げる構成を採用しているので、従来のようにベースフレーム5上に支持部材を取り付ける場合と異なり、ベースフレーム5上に新たなスペースを設けることができる。
前記実施形態のように、前記前カバー8が延出部8cを有した構成とすることにより、前カバー8が傾斜部8bと延出部8cとに屈曲して形成されているため、この延出部8cからぶら下げた分岐管継手22、23を、傾斜部8bの窓8aに後方から臨ませ易くなる。
前記実施形態のように、前カバー8の裏面に配置された支持部材24をボルトB1、B2によって前カバー8の表面側から取付可能とした構成によれば、前カバー8の裏側からしか取り付けられない場合と比較して作業性を向上することができる。
前記実施形態のように、第二接続部26、27、31及び32が窓8aの近傍位置に配置されるとともに、第一接続部25、30がベースフレーム5を上から見たときにおける前カバー8の後縁部の近傍に配置されるように分岐管継手22、23が支持された構成によれば、前カバー8の後方に配置される第一接続部について、上からの視認性を良好にすることができる。
前記実施形態のように、支持部材24が第一接続部25、30の近傍位置(第一管28、33)及び第二接続部26、27、31及び32の近傍位置(第二管29、34)で分岐管継手22、23を支持する構成によれば、上述のように第一接続部25、30の視認性を良好にするために長く形成された分岐管継手22、23を2点で支持することにより、接続作業の効率化と分岐管継手22、23の曲がりの抑制とを両立させることが可能となる。
なお、前記実施形態では、分岐管継手22、23の第一接続部25、30を前カバーの後縁部近傍に配置した構成について説明したが、縦板6、7の左右外側のスペースに比較的余裕のある大型の作業機械においては、第一接続部を縦板6、7の側方に配置した構成とすることも可能である。
図5は、本発明の別の実施形態に係る油圧ショベルの上部旋回体の一部を拡大して示す平面図である。図6は、図5の一部を拡大して示す斜視図である。図7は、図6の一部を拡大して示す斜視図である。なお、前記実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6を参照して、本実施形態に係る油圧ショベルにおける油圧配管は、コントロールバルブ18に接続された第一配管40及び第一配管41と、分岐管継手42及び分岐管継手43と、これら分岐管継手42、43を支持する支持部材44と、前記縦板6に設けられ各分岐管継手42、43をそれぞれ保持するクランプ(保持手段)45及びクランプ(保持手段)46とを備えている。
分岐管継手42は、第一配管40を接続可能な第一接続部47と、各ロッド側配管15R、16Rをそれぞれ接続可能な第二接続部48及び第二接続部49と、第一接続部47と第二接続部48との間を連結する第一管50と、第二接続部48、49同士の間を接続する第二管51とを備え、第一配管40を分岐して各ロッド側配管15R、16Rに連通させるようになっている。
分岐管継手43は、第一配管41を接続可能な第一接続部52と、各ヘッド側配管15H、16Hをそれぞれ接続可能な第二接続部53及び第二接続部54と、前記第一接続部52と第二接続部53との間を連結する第一管55と、第二接続部53、54同士の間を接続する第二管56とを備え、前記第一配管41を分岐して各ヘッド側配管15H、16Hに連通させるようになっている。
そして、各分岐管継手42、43の第一管50、55は、図2に示す平面視において、第一接続部47、52を前カバー8の窓8aの近傍に配置した状態において、第二接続部48、49、53及び54を縦板6の右側位置に配置することができる長さとされている。なお、第一管50、55は、縦板6に形成された孔6a(図6参照)を通して左右方向に配置される。
支持部材44は、前記前カバー8の後面(下面)に取り付けられ、前記各分岐管継手22、23を上下に二段重ねにして支持するようになっている。具体的に、支持部材44は、前カバー8の後面に取り付けられる取付板57と、この取付板57との間で第二管51、56を挟持する挟持板58とを備えている。取付板57は、窓8aよりも上方(後方)位置で当該前カバー8の裏面に固定されている。具体的に、取付板57は、ボルトB5、B6によって前カバー8の裏面に沿って固定される固定部57aと、この固定部57aから前下がるとなるように屈曲された屈曲部57bとを備えている。挟持板58は、屈曲部57bの先端部にボルトB7によって固定され、このボルトB7の締付け程度を調整することにより当該屈曲部57bとの間で第二管51、56を挟持することが可能とされている。
クランプ45、46は、それぞれ縦板6の右側面に設けられ、前記第一管50、55を保持するようになっている。具体的に、クランプ45、46は、縦板6に固定されたアングル59と、このアングル59との間で第一管50、55を挟持するための挟持片60とをそれぞれ備えている。これらクランプ45、46と前記支持部材44とによって、各分岐管継手42、43は左右方向の2点で支持されるため、本実施形態のように各分岐管継手42、43を長く形成した場合であっても、曲げ変形等が生じ難くなる。
以上説明したように、前記実施形態によれば、縦板6の孔(図示せず)を通して第一接続部47、52を縦板6の右側に配置することができるので、第一配管40、41と第一接続部47、52との接続作業を両縦板6、7に挟まれた位置で行う場合と異なり、少なくとも左側の側板7の制限を受けることのない位置で行うことができるので、その分作業性を向上することができる。
前記実施形態のように、縦板6に第一管50、55を保持するクランプ45、46を備えた構成によれば、縦板6の右側まで延びるように長く形成された分岐管継手42、43の途中部をクランプ45、46により保持することにより、前記接続作業の効率化と分岐管継手42、43の曲がりの抑制とを両立させることができる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルの上部旋回体の概略平面図である。 図1の一部を拡大して示す平面図である。 図1の一部を拡大して示す斜視図である。 図3の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る油圧ショベルの上部旋回体の一部を拡大して示す平面図である。 図5の一部を拡大して示す斜視図である。 図6の一部を拡大して示す斜視図である。 従来技術に係る油圧ショベルを示す概略図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(作業機械の一例)
4 作業アタッチメント
5 ベースフレーム
6、7 縦板
8 前カバー
8a 窓
15、16 ブームシリンダ
15R、15H、16R、16H 第二配管
18 コントロールバルブ(油圧給排部)
20、21 第一配管
22、23 分岐管継手
24 支持部材
25、30 第一接続部
26、27、31、32 第二接続部
40、41 第一配管
42、43 分岐管継手
44 支持部材
45、46 クランプ(保持手段)
47、52 第一接続部
48、49、53、54 第二接続部

Claims (8)

  1. ベースフレームと、このベースフレームの前部に設けられた作業アタッチメントを起伏動作させる油圧シリンダと、この油圧シリンダに作動油を供給するとともに、その戻り油を受けるための油圧給排部と、この油圧給排部と前記油圧シリンダとを接続する油圧配管とを備えた作業機械の油圧配管構造であって、
    前記ベースフレームに立設されるとともにその前部で前記作業アタッチメントの基端部を支持する左右一対の縦板と、
    前記油圧シリンダよりも後方位置で前記両縦板同士の間に設けられ、上方へ向かうに従い後退する向きに傾斜した傾斜部を少なくとも一部に有し、この傾斜部を前後方向に貫通する窓が形成された前カバーとを備え、
    前記油圧配管は、前記油圧給排部に接続された第一配管と、前記油圧シリンダに接続された第二配管と、これら第一配管と第二配管とを連結する継手と、前記第二配管を前方から前記窓を通して接続可能となるように前記窓に対し後方から臨ませた姿勢で継手を支持する支持部材とを備え、
    この支持部材は、前記窓よりも上の位置で前カバーの裏面に対し下向きに取り付けられていることを特徴とする作業機械の油圧配管構造。
  2. 前記前カバーは、前記傾斜部の上部から当該傾斜部よりも水平面に近い角度で後方に延びる延出部を備え、前記支持部材は前記延出部の裏面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の油圧配管構造。
  3. 前記前カバーに支持部材を取り付けるための取付手段を備え、この取付手段は、前記前カバーの裏面に配置された支持部材を当該前カバーに対しその表面側から取り付けることが可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧配管構造。
  4. 前記継手は、前記第一配管を接続可能な第一接続部と、前記第二配管を接続可能な第二接続部とを有し、第二接続部が前記窓の近傍位置に配置されるとともに第一接続部が前記ベースフレームを上から見たときにおける前カバーの後縁部の近傍に配置されるように支持されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の作業機械の油圧配管構造。
  5. 前記支持部材は、前記第一接続部の近傍で継手を支持する第一支持部と、前記第二接続部の近傍で継手を支持する第二支持部とを有していることを特徴とする請求項4に記載の作業機械の油圧配管構造。
  6. 前記油圧給排部は、前記各縦板のうちの一方の縦板の側方であって当該一方の縦板を挟んで他方の縦板とは反対側の側方位置に設けられているとともに、前記一方の縦板には左右方向に貫通する孔が形成され、前記継手は、前記第一配管を接続可能な第一接続部と、第二配管を接続可能な第二接続部とを有し、第二接続部が前記窓の近傍位置に配置されるとともに、前記第一接続部が前記孔を通して前記一方の縦板の側方位置に配置されるように支持されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の作業機械の油圧配管構造。
  7. 前記一方の縦板には、前記第一接続部と第二接続部との間の位置で前記継手を保持する保持手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の作業機械の油圧配管構造。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の油圧配管構造を備えた作業機械。
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