JP4260687B2 - 旋回作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、旋回作業機に関するものである。
従来の旋回作業機は、旋回台の前部に掘削装置を備えており、この掘削装置は、スイングブラケットと、ブームと、アームと、バケット等を備え、これらスイングブラケット、ブーム、アーム、バケットは油圧シリンダで駆動され、旋回体内には、複数の油圧シリンダを制御する制御弁が設けられている(例えば、特許文献1)。
制御弁と掘削装置の油圧シリンダとは可撓性の有する油圧ホースで接続されており、旋回台から掘削装置に至る油圧ホースは、掘削装置のスイングブラケットの前側の内部を通過して各油圧シリンダに接続されている。
スイングブラケット内を通過する油圧ホースは、スイングブラケット内に設けられた保持部材(クランプ部材)で保持されている。
特開平11−43966号公報
従来の旋回作業機では、スイングブラケットの背壁や左右壁にねじ孔を設けると共にクランプ部材にねじ孔を設け、油圧ホースをクランプする場合は、クランプ部材を手で持って前記クランプ部材のねじ孔と前記スイングブラケットのねじ孔とを一致させ、その状態を維持した状態で、クランプ部材とスイングブラケットとの締結作業(ボルト締めする)及び油圧ホースをクランプ部材でクランプするクランプ作業を同時にしなければならず、こういった作業が非常に面倒であった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、保持部材をスイングブラケットに容易に取り付けられて油圧ホースのクランプ作業をも簡単になし得る旋回作業機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。即ち、旋回台の前部に掘削装置を支持する支持ブラケットを設け、この支持ブラケットに掘削装置のスイングブラケットを縦軸廻りに回動自在に設け、前記掘削装置側へ油圧を供給する油圧ホースを旋回台内からスイングブラケットの前部を通過させてその上方へ延設し、この上方延設状の油圧ホースを保持する保持部材をスイングブラケットの前側に設け、前記保持部材は、上下延設状の油圧ホースをクランプする保持具と、この保持具を支持してスイングブラケットに装着する取付具とを有し、前記スイングブラケットに前記掘削装置のブームを取り付けるブーム取付部を設けており、
前記取付具の上部に掛止装着部を設け、下部に係止部を設け、前記スイングブラケットに、前記掛止装着部が上方側から掛止することにより前記取付具を前記ブーム取付部と上下延設状の油圧ホースとの間で吊り下げ状態にさせる被装着部と、前記係止部が上方側から前記ブーム取付部と上下延設状の油圧ホースとの間を通過することにより係合して前後方向及び左右方向の位置決めをする被係止部とをそれぞれ設け、前記保持具は、前記掛止装着部と前記被装着部との掛止状態において前記スイングブラケットの前側から上下延設状の油圧ホースをクランプする位置で前記取付具に保持されている点にある。
これによれば、保持部材をスイングブラケットに取り付けるとき、保持部材の掛止装着部をスイングブラケットの被装着部に掛止して上下の位置決めを行うと共に、保持部材の係止部をスイングブラケットの被係止部に係合して前後の位置決めを行った後に、保持部材とスイングブラケットとの締結作業を行うことができる。
したがって、保持部材をスイングブラケットに装着した後に、この保持部材に油圧ホースを取り付ければよく、油圧ホースのクランプ作業も非常に楽である。
なお、保持部材に油圧ホースを予めクランプしておき、その保持部材をスイングブラケットに装着するようにしてもよく、この場合も保持部材をスイングブラケットに容易に取り付けることができる。
本発明における課題解決のための他の技術的手段は、前記取付具上下中途部に保持具を支持する支持部を形成しており前記取付具の支持部よりも上側を二股状に形成してその上部スイングブラケット側に屈曲し、この上部を前記掛止装着部として形成している点にある。
これによれば、保持部材の取付具を二股状にしているため、取付具の掛止装着部をスイングブラケットの被装着部に掛止することで、保持部材をスイングブラケットに吊すことができるため、保持部材の位置決めを行うことができ、保持部材の装着を容易になすことができる。
本発明における課題解決のための他の技術的手段は、複数本の油圧ホースを、旋回台内からスイングブラケットの下側を通過させてスイングブラケット及び取付具の前側に延設しており、前記取付具には当該取付具の前側を通る複数本の油圧ホースを前後に分けて保持する上下の前記保持具が設けられ、前記スイングブラケットの下側に、当該スイングブラケットの下側を通過する複数本の油圧ホースを支持する支持部材を設けている点にある。
これによれば、スイングブラケットの下部を通過する油圧ホースを支持部材で支持することができ、これにより、油圧ホースがスイングブラケットの下部から突出してしまうことがなくなるため、スイングブラケットが左右に揺動したときに油圧ホースが支持ブラケットや旋回台のフレームに引っかかるのを防止できる。
保持部材をスイングブラケットに容易に取り付けられて油圧ホースのクランプ作業をも簡単になし得る。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図5において、1は、車両として例示する旋回作業機(バックホー)であり、この旋回作業機1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから主構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する走行体4を左右一対に備え、これら走行体4を走行モータで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。この走行装置2の前部にはドーザ6が設けられている。
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング7を介して上下方向の旋回軸回りに左右旋回自在に支持された旋回台8と、この旋回台8の前部に備えられた掘削装置9とを有する。旋回台8上には、運転室を形成するキャビン10が搭載されている。
掘削装置9は、旋回台8の前部に設けられた上下一対の支持ブラケット13U,13Dに縦軸14廻りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット15と、このスイングブラケット15に基部側が横軸廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム16と、このブーム16の先端側に横軸廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム17と、このアーム17の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット18とを備えている。
スイングブラケット15は、旋回台8内に備えられたスイングシリンダ19の伸縮によって揺動され、ブーム16は、このブーム16とスイングブラケット15との間に介装されたブームシリンダ20の伸縮によって揺動され、アーム17は、このアーム17とブーム16との間に介装されたアームシリンダ21の伸縮によって揺動され、バケット18は、このバケット18とアーム17との間に介装されたバケットシリンダ22の伸縮によってスクイ・ダンプ動作され、これらスイングシリンダ19、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、バケットシリンダ22は油圧シリンダ(油圧機器)によって構成されている。なお、アーム17には、バケット18の代わりに取り付けられる油圧アタッチメントを作動させるための油圧取出部(図示省略)が設けられている。
旋回台8は、走行装置2上に設けられた旋回ベアリング7を介して旋回軸回りに回動自在に支持された厚板からなる旋回基板26と、この旋回基板26の後部に取り付けられていて旋回台8の後部を構成すると共に掘削装置9との重量バランスを図るバランスウエイトの機能を有する後部カバー27とを有している。旋回台8の左右側面、前面は左右のカバー28で覆われている。この左右のカバー28は後部カバー27前縁側から前方に延出されると共に、前端側で左右方向内方側に延出されている。
旋回台8の後部上面及び右側上面は開放状とされ、これらの開放部分は旋回台8の上面から上方に突出して丸みを帯びたボンネット29で覆われている。この旋回台8上の左右方向左側には、運転席30が配置され、この運転席30はキャビン10で覆われている。
図6に示すように、旋回基板26上には、メーンの補強体としての左右一対の縦リブ31が前部から後部にわたって配置されて溶接等によって固定されていると共に、その他の補強部材及び各種機器を取り付けるためのブラケット、ステー等が溶接によって固定されこれらによって旋回フレームが構成されている。
旋回基板26上の後部には、エンジン32が配置され、エンジン32の左右一側部(左右方向右側)には、ラジエータ33、エンジン32の左右他側部(左右方向左側)には油圧ポンプ34がそれぞれ配置されている。
旋回基板26上の左右方向右側の前側には、燃料タンク35、掘削装置9や走行装置2等の油圧シリンダを制御する制御弁36がそれぞれ配置され、制御弁36及び燃料タンク35の後側には、作動油タンク37が配置されている。そして、これら燃料タンク35、制御弁36、油圧ポンプ34、エンジン32、ラジエータ33は、ボンネット29で覆われている。
旋回基板26上の旋回軸心位置にはスイベルジョイント38が配設され、その近傍に旋回台8を旋回させる旋回モータ39が配設されている。
旋回基板26上に設けられた制御弁36は、掘削装置9のスイングシリンダ19、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、バケットシリンダ22を制御したり、走行装置22の左右一対の走行装置2用モータ、旋回モータ等の油圧機器を制御するものであり、図2に示すように、複数個のバルブBを前後方向に配列したものである。1つのバルブBで1つの油圧機器が制御できるようになっている。
図5,6に示すように、このバルブBと掘削装置9の油圧シリンダ(ブームシリンダ20、アームシリンダ21、バケットシリンダ22)とは作動油(油圧)を供給するために可撓性の有する油圧ホース40で接続されており、この油圧ホース40は、制御弁36から縦リブ31を超えて旋回基板26の上面に沿って旋回台8の前側の上下支持ブラケット13U,13Dの近傍まで延設され、この上下支持ブラケット13Uの下側を通過して、
スイングブラケット15の前側で上方に延設された後、掘削装置9の各油圧シリンダ20、21、22に接続されている。
スイングブラケット15を支持する上下支持ブラケット13U,13Dは、旋回台8の前部から前方に突出しており、この突出部にスイングブラケット15に設けた縦軸14を挿入支持する支持部が形成されている。
上支持ブラケット13Uは、スイングブラケット15の縦軸14を挿入支持するその挿入部41から後方にいくにしたがって左右二股状に形成されており、この左右二股部は左右の縦リブ31にそれぞれ溶接等により固定されている。下支持ブラケット13Dは旋回基板26の前側から上方に起立して前方に突出しており、これら上下支持ブラケット13U,13Dは補強板により上下に連結されている。
図1,2に示すように、スイングブラケット15は、ブーム16の横軸を挿入するブーム取付部45と、このブーム取付部45の前側に位置していてブームシリンダ20の後部を取り付けるシリンダ取付部46と、ブーム取付部45の後側に位置していてスイングブラケット15の縦軸14が設けられる縦軸部47と、この縦軸部47とシリンダ取付部46との間に形成されていて掘削装置9への油圧ホース40を挿入する油圧ホース挿入部48と、これらブーム取付部45、シリンダ取付部46、縦軸部47、油圧ホース挿入部48を支持又は形成させるフレーム49と、で主構成されている。
フレーム49は、左右側壁50を前壁51及び背壁(後壁)52で連結することで形成されていて、上下及び前方が開放状態とされている。
左右側壁50は上方へいくにしたがって後方へ移行してその前後幅が小さくなるように形成されている。前壁51は左右側壁50の上下略中央部から下側を左右に連結しており、後壁52はブーム取付部45の下方の左右側壁50を左右に連結している。この後壁52には左右を貫通する挿入孔54が設けられている。
ブーム取付部45は筒状に形成されており、そのブーム取付部45の左右両端部は、フレーム49の上部でそれぞれ左右側壁50に支持されている。
シリンダ取付部46は、矩形状の左右一対の支持壁43をフレーム49の前壁51に設けることで形成されている。縦軸部47は、後壁52に上下一対の上下壁44を設けることで形成されている。この上下壁44には挿入部41が形成されている。
油圧ホース挿入部48は、左右側壁50及び前後壁51,52に囲まれた空間で構成されており、この空間に複数本の油圧ホース40が挿通可能となっている。
油圧ホース挿入部48内には、油圧ホース挿入部48を通過させた上下方向の油圧ホース40をスイングブラケット15に保持する保持部材55が設けられている。
スイングブラケット15の縦軸14の下部には、旋回台8内からスイングブラケット15の下方を通過させた前後方向の油圧ホース40を支持する支持部材56が設けられている。
スイングブラケット15の上部、即ち、ブーム取付部45の左右には前方に突出して保持部材55を掛止装着する被装着部57が設けられ、スイングブラケット15の油圧ホース挿入部48には保持部材55の下端が係合する被係止部58が設けられている。
被装着部57は、ブーム取付部45の外周から前方に左右一対の突起部を突出させることで構成されており、被装着部57(突起部)の上面は平坦でその上面にボルト等の締結具59が締結されるねじ孔が設けられている。
被係止部58は、スイングブラケット15の左右側壁50からそれぞれ内側に2つの突起部を前後に所定の間隔で突出させることにより形成されており、この前後突起部の間に保持部材55の下部が介在可能となっている。
この被係止部58の上下位置は、スイングブラケット15の前壁51の上端と略同じか又はそれ以上に設定されており、スイングブラケット15の前側開放部から見やすい位置に設定されている。
前記保持部材55は、上下の油圧ホース40を保持する保持具66と、この保持具66を支持してスイングブラケット15に装着する取付具67と、から主構成されている。
この保持部材55の上部には、被装着部57に掛止して装着する掛止装着部62が設けられ、下部には、被係止部58に係合する係止部64が設けられている。この掛止装着部62及び係止部64は、保持部材55の取付具67に形成されている。
この取付具67は、平板状の板材を上下中途部から上部にかけて左右二股状に切り欠き、その上部を後方(一方)に屈曲し、この二股部68の上部にボルト等の締結具59を挿入な挿入孔54を形成し、二股部68の下側に前方に突出する連結バー69を上下に設けることで構成されている。
この連結バー69は、保持具66が挿入されてこの保持具66を支持可能となっており、この連結バー69が保持具66を支持する支持部とされている。
したがって、取付具67の連結バー69よりも上側を二股状に形成して、その二股部68をスイングブラケット15に設けた被装着部57側へ被装着部57の上面と略平行に屈曲させているため、取付具67の上部(屈曲部65)をスイングブラケット15の被装着部57に掛止することが可能になり、このように構成することによって、取付具67の上部側に掛止装着部62が形成されている。
また、取付具67の下端部は、被係止部58を構成する2つの突起部の間に介在可能となっており、取付具67の下部を被係止部58間に介在させると保持部材55の下部の前後位置が決定するようになっていて、これにより、取付具67の下部に係止部64が形成されている。
この取付具67には2つの保持具66が上下に取り付けられており、下保持具66Dはバケットシリンダ22と、アームシリンダ21と、バケット18の代わりに取り付ける他の油圧アタッチメントを作動させるシリンダ(SP用)と、に接続する計6本の油圧ホース40を保持するためのものである。この上保持具66Uと下保持具66Dとは、上方延設状の油圧ホース40が干渉しないように前後にずらして設けられている。
上保持具66Uは、バケット18の代わりに取り付ける油圧アタッチメントを作動させるシリンダ(SP用)に接続する計2本の油圧ホース40を保持するためのものである。
図1,4に示すように、これら上下保持具66U,66Dは、油圧ホース40を挿入する挿入孔71が形成されたクランプ部72と、このクランプ部72を外側から挟持するブラケット部73とを有しており、これらクランプ部72とブラケット部73には保持部6
9が挿入可能な孔が設けられている。
スイングブラケット15の縦軸14の下側に設けられた支持部材56は、旋回台8内からスイングブラケット15側に延設された前後の油圧ホース40を支持するものである。
図1,3に示すように、この支持部材56は、油圧ホース40を挿入する複数の挿入孔74が形成され且つ可撓性を有するゴム製材料で形成された一対のクランプ部75と、このクランプ部75を外側から挟持するブラケット部76とを有しており、これらクランプ部72とブラケット部73には縦軸14の下部から下方に突出した左右一対の連結バー77が挿入可能な孔が設けられている。
旋回台8から掘削装置9の油圧シリンダまで油圧ホース40を延設するには、まず、掘削装置9の油圧シリンダに接続する複数の油圧ホース40を旋回台8内の前側から上下支持ブラケット13Uの下側を通過させて、スイングブラケット15の縦軸14の下方を通過させる。そして、複数の油圧ホース40をスイングブラケット15の後部下側から油圧ホース挿入部48へ挿入し、スイングブラケット15の前側の油圧ホース挿入部48内で上方に屈曲させ、スイングブラケット15の上部の開口部からブーム16の上部側へ延設させた後、各油圧シリンダに接続する。
そして、旋回台8から前方に延設されて縦軸14の下側を通過する前後の油圧ホース40を、支持部材56の上下のクランプ部75で挟み込み、この上下のクランプ部75及びブラケット部76とを縦軸14から下方に突出した連結バー77に挿入して、締結具59を連結バー77に締め込むことで、前記の前後の油圧ホース40を縦軸14に支持することができる。
一方で、油圧ホース挿入部48内の上下の油圧ホース40は、保持部材55で保持される。この保持部材55をスイングブラケット15に装着するには、この保持部材55をスイングブラケット15の上方又は前方からスイングブラケット15の油圧ホース挿入部48に挿入し、保持部材55の取付具67の掛止装着部62をスイングブラケット15の被装着部57に掛止し、保持部材55の取付具67の係止部64をスイングブラケット15の被係止部58に係止した後、取付具67とスイングブラケット15とをボルト等の締結具59で締結する。
このとき、取付具67の掛止装着部62を被装着部57に掛止すれば、保持部材55をスイングブラケット15の上部から吊すことができ、これにより、保持部材55の上下位置が決定する。また、取付具67の係止部64を被係止部58に係止めすれば、保持部材55の左右位置が決定する。
したがって、保持部材55の上下及び前後位置を決めてから締結作業が行えるので、簡単に装着作業を行うことができる。
上下の油圧ホース40を保持部材55で保持するには、保持部材55の上下保持具66U,66Dのクランプ部72に油圧ホース40を挿入して挟み込み、それぞれの上下保持部具66U,66Dのブラケット73及びクランプ部72を取付具67に設けた連結バー69に挿入して、締結具59を連結バー69に締め込むことによって、上下の油圧ホース40はスイングブラケット15に保持される。
このとき、保持部材55の保持具66U,66Dはスイングブラケット15の前壁51よりも上方に位置するので、例えば、保持部材55をスイングブラケット15に装着した後に、油圧ホース挿入部48に挿入した油圧ホース40を保持部材55に取り付ける場合
、保持具66U,66Dによる油圧ホースのクランプ作業を前側から行うことができ、この保持作業が行いやすい。保持部材55の掛止装着部62を被装着部57に掛止し且つ係止部64を被係止部58に係止したとき、取付具67の前面は略垂直となるため、この点からも上下の油圧ホース40のクランプ作業が行いやすくなっている。
なお、保持部材55をスイングブラケット15に取り付ける前に、保持部材55に予め油圧ホース40を取り付け、その後、油圧ホース40を取り付けた保持部材55をスイングブラケット15に取り付けるようにしてもよい。
支持部材56をスイングブラケット15の下側、即ち、縦軸14に装着してこの縦軸14の下側を通過する前後の油圧ホース40を支持部材56で支持しているので、油圧ホース40がスイングブラケット15の下部よりも下側に突出してしまうことがなくなるため、スイングブラケット15が左右に揺動したときに油圧ホース40が支持ブラケット13や旋回台8のフレームに引っかかるのを防止できる。特に、油圧ホース40内の作動油の圧力が高くなるとその圧力により油圧ホース40は下方に移動しやすくなるので、支持部材56を設けると効果的である。
上記の場合では、油圧ホース40を支持する支持部材56を縦軸14に設けているが、スイングブラケット15の下部に設けてもよい。また、支持部材56をスイングブラケット15を左右に揺動させたとき揺動中心、言い換えれば、縦軸14の中心に設けるのが好ましい。
本発明は、上記実施の形態に限定されない。
上記の実施の形態では、油圧ホース40を旋回台8内から縦軸14の下部を通過させて、スイングブラケット15の下側から油圧ホース挿入部48に挿入していたが、油圧ホース40をスイングブラケット15の後壁52に設けた挿入孔54を通過させて油圧ホース挿入部48内に挿入してもよい。この場合、保持部材55は挿入孔54よりも上方に位置しているので、上下の油圧ホース40を保持できる。
スイングブラケット付近の側面図である。 スイングブラケット及び保持部材の概略斜視図である。 油圧ホース挿入部の概略正面図である。 油圧ホース挿入部の概略平面図である。 本願発明の実施の形態にかかる旋回作業機の全体側面図である。 旋回台内の平面図である。
符号の説明
1 旋回作業機
8 旋回台
9 掘削装置
13 支持ブラケット
14 縦軸
15 スイングブラケット
40 油圧ホース
55 保持部材
57 被装着部
58 被係止部
62 掛止装着部
64 係止部

Claims (3)

  1. 旋回台の前部に掘削装置を支持する支持ブラケットを設け、この支持ブラケットに掘削装置のスイングブラケットを縦軸廻りに回動自在に設け、前記掘削装置側へ油圧を供給する油圧ホースを旋回台内からスイングブラケットの前部を通過させてその上方へ延設し、この上方延設状の油圧ホースを保持する保持部材をスイングブラケットの前側に設け、前記保持部材は、上下延設状の油圧ホースをクランプする保持具と、この保持具を支持してスイングブラケットに装着する取付具とを有し、前記スイングブラケットに前記掘削装置のブームを取り付けるブーム取付部を設けており、
    前記取付具の上部に掛止装着部を設け、下部に係止部を設け、前記スイングブラケットに、前記掛止装着部が上方側から掛止することにより前記取付具を前記ブーム取付部と上下延設状の油圧ホースとの間で吊り下げ状態にさせる被装着部と、前記係止部が上方側から前記ブーム取付部と上下延設状の油圧ホースとの間を通過することにより係合して前後方向及び左右方向の位置決めをする被係止部とをそれぞれ設け、前記保持具は、前記掛止装着部と前記被装着部との掛止状態において前記スイングブラケットの前側から上下延設状の油圧ホースをクランプする位置で前記取付具に保持されていることを特徴とする旋回作業機。
  2. 前記取付具上下中途部に保持具を支持する支持部を形成しており、
    前記取付具の支持部よりも上側を二股状に形成してその上部スイングブラケット側に屈曲し、この上部を前記掛止装着部として形成していることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
  3. 複数本の油圧ホースを、旋回台内からスイングブラケットの下側を通過させてスイングブラケット及び取付具の前側に延設しており、前記取付具には当該取付具の前側を通る複数本の油圧ホースを前後に分けて保持する上下の前記保持具が設けられ、前記スイングブラケットの下側に、当該スイングブラケットの下側を通過する複数本の油圧ホースを支持する支持部材を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回作業機。
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