JP2000230175A - 液晶媒体 - Google Patents
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Abstract
および低しきい値電圧を有するMLC 、TNまたはSTN ディ
スプレイ用媒体を提供する。 【解決手段】正の誘電異方性を有する極性化合物の混合
物を基材とし、一般式 Iの 1種以上のアルケニル化合物
と一般式IAの 1種以上の化合物を含有する液晶媒体。 (RはC1〜12のフッ素化されてもよいアルキル、ア
ルコキシ、アルケニルまたはアルケニルオキシ基であ
り、基中の1個以上のCH2は独立してO原子が相互に
直接に結合せずに−O−、−CO−O−または−O−C
O−により置換されてもよく、R1はC2〜7のアルケ
ニル基、R2はR1と同様の基かまたはmが1の場合Q
−Yでもよく、QはCF2、OCF2、CFH、OCF
Hまたは単結合、YはFまたはC1、mは0または1、
L1〜L4は独立してHまたはFである)
Description
学用途におけるその使用、およびこの媒体を含有するデ
ィスプレイに関する。
誘電体として使用される。この理由は、このような物質
の光学的性質は印加電圧により変更することができるか
らである。液晶に基づく電気光学デバイスは当業者に充
分に知られており、各種効果に基づくことができる。こ
の種のデバイスの例には、動的散乱を有するセル、DAP
(整列相の変形)セル、ゲスト/ホストセル、TN(ねじ
れネマティック)セル、STN (スーパーツィストネマテ
ィック)セル、SBE (超複屈折効果)セルおよびOMI
(光学モード干渉)セルがある。最も慣用の表示デバイ
スは、シャット−ヘルフリッヒ効果に基づくものであ
り、ねじれネマティック構造を有する。液晶材料は良好
な化学的安定性および熱に対する安定性を有し、さらに
また電場および電磁照射線に対する良好な安定性を有し
ていなければならない。さらにまた、液晶材料は低粘度
を有するべきであり、またセルにおいて短いアドレス時
間、低いしきい値電圧および大きいコントラストをもた
らすべきである。
度において、すなわち室温以上および室温以下の可能な
限り最大範囲の動作温度において、例えば上記セルに適
するネマティックまたはコレステリック中間相を有して
いなければならない。液晶は一般に、複数の成分の混合
物として使用されることから、これらの成分が相互に容
易に混和することができることは重要である。導電性、
誘電異方性および光学異方性などのさらに別の性質は、
セルの種類および使用分野に応じて種々の要件に適合し
なければならない。例えば、ねじれネマティック構造を
有するセル用の材料は、正の誘電異方性および小さい導
電性を有するべきである。例えば、個々の画素を切り換
えるための集積非線型素子を備えたマトリックス液晶デ
ィスプレイ(MLC ディスプレイ)には、大きい正の誘電
異方性、広いネマティック相、比較的小さい複屈折率、
非常に大きい比抵抗値、良好な紫外線および温度安定
性、ならびに低い蒸気圧を有する媒体が望まれる。
公知である。各画素をそれぞれ切り換えるために使用で
きる非線型素子の例には、アクティブ素子(すなわち、
トランジスター)がある。この素子は、「アクティブマ
トリックス」と称され、2つのタイプに分類することが
できる: 1.基板としてのシリコンウエファー上のMOS (金属酸
化物半導体)またはその他のダイオード。 2.基質としてのガラス板上の薄膜トランジスター(TF
T )。基板材料として単結晶シリコンを使用すると、デ
ィスプレイの大きさが制限される。これは、種々の部分
表示をモジュラー集合させてさえも、接合部分に問題が
生じるからである。好適であって、さらに有望なタイプ
2の場合に、使用される電気光学効果は通常、TN効果で
ある。この効果は 2種のテクノロジイ間に相違点を有す
る:すなわち化合物半導体、例えばCdSeなどからなるTF
T 、または多結晶形または無定形シリコンをベースとす
るTFT である。後者の技術に関しては、格別の研究が世
界中で行われている。
枚のガラス板の内側に施され、もう1 枚のガラス板の内
側は透明な対向電極を担持している。画素電極の大きさ
と比較すると、TFT は非常に小さく、かつまた像に対す
る有害な効果を全く有していない。この技術はまた、各
フィルター素子が切り換え可能な画素と反対に位置する
ようにモザイク状の赤色、緑色および青色フィルターを
配列した、全色コンパティブル画像ディスプレイにまで
発展させることができる。TFT ディスプレイは通常、透
過光内で交差偏光板を有するTNセルとして動作し、裏側
から照射される。ここで、MLC ディスプレイの用語に
は、集積非線型素子を備えたマトリックスディスプレイ
のいずれもが包含される。すなわちアクティブマトリッ
クスに加えて、またバリスターまたはダイオード(MIM
=金属−絶縁体−金属)などの受動的素子を備えたディ
スプレイが包含される。
えば、ポケット型テレビ受像機)に、またはコンピュー
ター用途(ラップトップ型)および自動車または航空機
用の高度情報ディスプレイ用に特に適している。コント
ラストの角度依存性および応答時間に関連する問題に加
えて、MLC ディスプレイでは、液晶混合物の不適当な比
抵抗値による問題が生じる[TOGASHI,S.,SEKIGUCHI,
K.,TANABE,H. ,YAMAMOTO,E. ,SORIMACHI,K.,TAJIM
A,E. ,WATANABE,H. ,SHIMIZU,H.によるProc.Eurodisp
lay 84,1984年9 月:A210〜288;Matrix LCD Control
led by Double Stage Diode Rings ,141 頁以降、Pari
s ;STROMER,M.によるProc.Eurodisplay 84,1984年9
月:Design of Thin Film Transistors for Matrix Add
ressing ofTelevision Liquid Crystal Displays ,145
頁以降、Paris ]。
レイのコントラストは悪化し、残像消去の問題が生じる
ことがある。液晶混合物の比抵抗値は一般に、MLC ディ
スプレイの内部表面との相互作用によって、MLC ディス
プレイの寿命全体を減少させることから、許容される作
業寿命を得るためには、大きい(初期)比抵抗値は非常
に重要である。特に低電圧混合物の場合には、非常に大
きい比抵抗値を達成することは従来、不可能であった。
温度の上昇および熱および/または紫外部照射線への露
呈後における比抵抗値の増加はできるだけ小さいことが
また重要である。従来技術からの混合物の低温物性はま
た、特に不利である。低温でも結晶化および/またはス
メクティック相が生じないことが要求され、また粘度の
温度依存性ができるだけ少ないことが要求される。従来
技術によるMLC ディスプレイは、これらの現在の要件を
満たすものではない。
時に広い動作温度範囲、低温でさえも短い応答時間およ
び低いしきい値電圧を有し、かつまた上記の欠点を有し
ていないか、または有していても少ない程度であるMLC
ディスプレイに対する格別の要求が継続して存在してい
る。TN(シャット−ヘルフリッヒ)セルの場合、媒体は
セルにおいて下記の利点を助長することが望まれる: −拡大されたネマティック相範囲(特に低温にまで低下
されている)、 −格別に低い温度における切り換え(野外用、自動車
用、航空機用)、 −紫外部照射線に対する増大した耐性(より長い寿
命)。 従来技術から利用できる媒体は、これらの利点の達成を
可能にすると同時に、その他のパラメーターを保有する
ものではない。スーパーツィスト(STN )セルの場合、
より大きい時分割能および/またはより低いしきい値電
圧および/またはより広いネマティック相範囲(特に低
温における)を可能にする媒体が望ましい。この目的を
達成するには、利用できるパラメーター範囲(透明点、
スメクティック−ネマティック転移または融点、粘度、
誘電パラメーター、弾性パラメーター)をさらに拡大す
ることが格別に望まれる。
MLC 、TNまたはSTN ディスプレイ用の媒体であって、前
記の欠点を有していないか、あるいは有していても少な
い程度のみであり、好ましくは同時に、非常に大きい比
抵抗値、低い回転粘度γ1 および低いしきい値電圧を有
する媒体を提供することにある。
体をディスプレイに使用すると、上記課題が解消される
ことが見出された。従って、本発明は、正の誘電異方性
を有する極性化合物の混合物を基材とする液晶媒体であ
って、下記式 Iで表わされる 1種または 2種以上のアル
ケニル化合物および下記式IAで表わされる 1種または 2
種以上の化合物を含有することを特徴とする液晶媒体に
関する:
は、炭素原子1〜12個を有し、フッ素化されていてもよ
いアルキル基、アルコキシ基、アルケニル基またはアル
ケニルオキシ基であり、これらの基中に存在する 1個ま
たは 2個以上のCH2 基はまたそれぞれ相互に独立して、
O 原子が相互に直接に結合しないものとして、-O- 、-C
O-O-または-O-CO-により置き換えられていてもよく、R
1 は、炭素原子2〜7 個を有するアルケニル基であり、
R2 は、R1 について定義されているとおりであるか、
あるいはmが1 である場合、Q−Yであることができ、
Qは、CF2 、OCF2 、CFH 、OCFHまたは単結合であり、
Yは、F またはClであり、mは、0 または 1であり、L
1 、L2 、L3 およびL4 は、相互に独立して、H また
は Fである。
い用途範囲を有する。置換基を選択することによって、
これらの化合物は液晶媒体を主として構成する基材とし
て使用することができる;しかしながら、式 Iおよび式
IAで表わされる化合物はまた、別の種類の化合物からの
液晶基材に添加して、例えばこの種の誘電体の誘電異方
性および/または特に光学異方性を変えることができ、
および/またはそのしきい値電圧および/またはその粘
度を最適にすることができる。式 Iおよび式IAで表わさ
れる化合物は純粋な状態で無色であり、そして電気光学
用途に対して好ましく位置する温度範囲で液晶中間相を
形成する。これらの化合物は化学物質、熱および光に対
して安定である。
基である場合、この基は直鎖状または分枝鎖状であるこ
とができる。この基は好ましくは、直鎖状であって、炭
素原子 2個、 3個、 4個、 5個、 6個または 7個を有
し、従って好ましくは、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチル、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシまたはヘプトキシで
あり、さらにまたメチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル、ドデシル、メトキシ、オクトキシ、ノノキ
シ、デコキシ、ウンデコキシまたはドデコキシであるこ
とができる。オキサアルキルは好ましくは、直鎖状の2-
オキサプロピル(=メトキシメチル)、2-(=エトキシ
メチル)または3-オキサブチル(=2-メトキシエチ
ル)、2-、3-または4-オキサペンチル、2-、3-、4-また
は5-オキサヘキシル、2-、3-、4-、5-または6-オキサヘ
プチル、2-、3-、4-、5-、6-または7-オキサオクチル、
2-、3-、4-、5-、6-、7-または8-オキサノニル、あるい
は2-、3-、4-、5-、6-、7-、8-または9-オキサデシルで
ある。
する 1個のCH2 基が-CH=CH- により置き換えられている
場合、この基は直鎖状または分枝鎖状であることができ
る。この基は好ましくは、直鎖状であって、炭素原子2
〜10個を有する。従って、この基は特に、ビニル、プロ
プ(prop)-1- または-2- エニル(enyl)、ブト(but) -1-
、-2- または-3- エニル、ペント(pent)-1- 、-2- 、-
3- または-4- エニル、ヘキシ(hex) -1- 、-2- 、-3-
、-4- または-5- エニル、ヘプト(hept)-1- 、-2- 、-
3- 、-4- 、-5- または-6- エニル、さらにオクト(oct)
-1- 、-2- 、-3-、-4- 、-5- 、-6- または-7- エニ
ル、ノヌ(non)-1-、-2- 、-3- 、-4- 、-5-、-6- 、-7-
または-8- エニル、あるいはデス(dec)-1-、-2- 、-3-
、-4- 、-5- 、-6- 、-7- 、-8- または-9- エニルで
ある。Rが、アルキル基であって、この基中に存在する
1個のCH2 基が-O- により置き換えられており、そして
1個のCH2 基が-CO-により置き換えられている場合、こ
れらは、好ましくは隣接している。すなわち、これら
は、アシルオキシ基-CO-O-またはオキシカルボニル基-O
-CO-を含有する。これらの基は好ましくは、直鎖状であ
つて、炭素原子2〜6 個を有する。
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、ペンタノイルオ
キシ、ヘキサノイルオキシ、アセトキシメチル、プロピ
オニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ペンタノ
イルオキシメチル、2-アセトキシエチル、2-プロピオニ
ルオキシエチル、2-ブチリルオキシエチル、3-アセトキ
シプロピル、3-プロピオニルオキシプロピル、4-アセト
キシブチリル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペン
トキシカルボニル、メトキシカルボニルメチル、エトキ
シカルボニルメチル、プロポキシカルボニルメチル、ブ
トキシカルボニルメチル、2-(メトキシカルボニル)エ
チル、2-(エトキシカルボニル)エチル、2-(プロポキ
シカルボニル)エチル、3-(メトキシカルボニル)プロ
ピル、3-(エトキシカルボニル)プロピルまたは4-(メ
トキシカルボニル)ブチルである。
する 1個のCH2 基が未置換または置換されている-CH=CH
- により置き換えられており、そして隣接するCH2 基が
C0またはCO-OまたはO-COにより置き換えられている場
合、この基は直鎖状または分枝鎖状であることができ
る。この基は好ましくは、直鎖状であって、炭素原子4
〜12個を有する。従って、この基は特に、アクリロイル
オキシメチル、2-アクリロイルオキシエチル、3-アクリ
ロイルオキシプロピル、4-アクリロイルオキシブチル、
5-アクリロイルオキシペンチル、6-アクリロイルオキシ
ヘキシル、7-アクリロイルオキシヘプチル、8-アクリロ
イルオキシオクチル、9-アクリロイルオキシノニル、10
- アクリロイルオキシデシル、メタアクリロイルオキシ
メチル、2-メタアクリロイルオキシエチル、3-メタアク
リロイルオキシプロピル、4-メタアクリロイルオキシブ
チル、5-メタアクリロイルオキシペンチル、6-メタアク
リロイルオキシヘキシル、7-メタアクリロイルオキシヘ
プチル、8-メタアクリロイルオキシオクチルまたは9-メ
タアクリロイルオキシノニルである。
って、1個のCNまたはCF3 により置換されている場合、
この基は好ましくは、直鎖状である。CNまたはCF3 によ
る置換は、いずれか所望の位置であることができる。R
が、アルキル基またはアルケニル基であって、少なくと
も 1個のハロゲンにより置換されている場合、この基は
好ましくは、直鎖状であり、そしてハロゲンは好ましく
は、F またはClである。多置換されている場合、ハロゲ
ンは好ましくは、F である。生成する基はまた、過フッ
素化されている基が包含される。1 個の置換基を有する
場合、このフッ素または塩素置換基はいずれか所望の位
置に存在することができるが、好ましくはω−位置に存
在する。分枝鎖状側鎖基Rを有する化合物は、これらが
慣用の液晶基材中で良好な溶解性を有することから、場
合により重要であるが、特にこれらが光学活性である場
合、カイラルドーピング剤として重要である。この種の
スメクティック化合物は、強誘電性材料の成分として適
している。
多くない鎖分枝を有する。好適な分枝鎖状基Rは、イソ
プロピル、2-ブチル(=1-メチルプロピル)、イソブチ
ル(=2-メチルプロピル)、2-メチルブチル、イソペン
チル(=3-メチルブチル)、2-メチルペンチル、3-メチ
ルペンチル、2-エチルヘキシル、2-プロピルペンチル、
イソプロポキシ、2-メチルプロポキシ、2-メチルブトキ
シ、3-メチルブトキシ、2-メチルペントキシ、3-メチル
ペントキシ、2-エチルヘキソキシ、1-メチルヘキソキシ
または1-メチルヘプトキシである。Rがアルキル基であ
って、この基中に存在する 2個または 3個以上のCH2 基
が-O- および/または-CO-O-により置き換えられている
場合、これらの基は、直鎖状または分枝鎖状であること
ができる。この基は好ましくは、分枝鎖状であって、炭
素原子3〜12個を有する。
チル、2,2-ビスカルボキシエチル、3,3-ビスカルボキシ
プロピル、4,4-ビスカルボキシブチル、5,5-ビスカルボ
キシペンチル、6,6-ビスカルボキシヘキシル、7,7-ビス
カルボキシヘプチル、8,8-ビスカルボキシオクチル、9,
9-ビスカルボキシノニル、10,10-ビスカルボキシデシ
ル、ビス(メトキシカルボニル)メチル、2,2-ビス(メ
トキシカルボニル)エチル、3,3-ビス(メトキシカルボ
ニル)プロピル、4,4-ビス(メトキシカルボニル)ブチ
ル、5,5-ビス(メトキシカルボニル)ペンチル、6,6-ビ
ス(メトキシカルボニル)ヘキシル、7,7-ビス(メトキ
シカルボニル)ヘプチル、8,8-ビス(メトキシカルボニ
ル)オクチル、ビス(エトキシカルボニル)メチル、2,
2-ビス(エトキシカルボニル)エチル、3,3-ビス(エト
キシカルボニル)プロピル、4,4-ビス(エトキシカルボ
ニル)ブチルまたは5,5-ビス(エトキシカルボニル)ヘ
キシルである。
行物(例えばHouben-Weyl によるMethoden der Organis
hen Chemie[有機化学の方法]、Georg-Thieme出版社、
Stuttgart などの標準的学術書)に記載されているよう
なそれ自体公知の方法により、当該反応に適する公知の
反応条件下に製造することができる。本明細書には詳細
に記載されていないが、それ自体は公知である変法をこ
こで使用することもできる。本発明はまた、この種の媒
体を含有する電気光学ディスプレイ(特に、フレームと
一緒になってセルを形成している 2枚の面平行外側基
板、この外側基板上に存在する各画素を切り換えるため
の集積非線型素子、およびセル内に位置する、正の誘電
異方性および大きい比抵抗値を有するネマティック液晶
混合物を備えたSTN またはMLC ディスプレイ)およびこ
れらの媒体の電気光学用途における使用に関する。
ラメターの範囲を相当に増大させることができる。透明
点、低温における粘度、熱および紫外線安定性および誘
電異方性の達成可能な組み合わせは、従来から公知の材
料に比較して、はるかに優れている。高い透明点、低温
におけるネマティック相および大きい△ε値にかかわる
要件は、従来では、不適当に達成されていたのみであっ
た。例えば、MLC-6418のような混合物系は、類似の物性
を有するが、回転粘度値γ1 については、劇的に減少し
た数値を有する。別の混合物系は、匹敵する粘度および
△ε値を有するが、60℃の領域にある透明点を有するの
みである。
低下した、好ましくは-30 ℃にまで低下した、特に好ま
しくは-40 ℃にまで低下したネマティック相および80℃
以上、好ましくは90℃以上、特に好ましくは100 ℃以上
の透明点を保有しながら、優れたSTN およびMLC ディス
プレイを得ることを可能にする、≧6、好ましくは≧8の
誘電異方性値△εおよび高い比抵抗値を同時に付与する
ことができる。特に、この混合物は、低い動作電圧とい
う特徴を有する。このTNしきい値電圧は、2.0V以下、
好ましくは1.5 V以下、特に、<1.3Vである。本発明に
よる混合物の成分を適当に選択することによって、別の
有利な性質を保有しながら、さらに高いしきい値電圧と
同時に、さらに高い透明点(110 ゜以上)を得ることが
でき、あるいはさらに低いしきい値電圧と同時に、さら
に低い透明点を得ることができることは言うまでもな
い。同様に、さらに大きい△ε、従ってさらに低いしき
い値電圧を有する混合物を、相当して僅かに増加した粘
度をもって得ることができる。
くはグーチおよびテリーの透過率の第一次極小で動作す
る[C.H.Gooch およびH.A.Tarry による、Electron.Let
t.,10,2〜4 ,1974;C.H.Gooch およびH.A.Tarry に
よる、Appl. Phys. ,vol.8,1575〜1584 ,1975]。こ
の場合、例えば特性曲線の大きい急峻度およびコントラ
ストの小さい角度依存性(ドイツ国特許3022818 )以外
に、第二次極小における類似ディスプレイと同一のしき
い値電圧において、誘電異方性値はさらに小さくても充
分である。従って、シアノ化合物を含有する混合物の場
合に比較して、本発明による混合物を使用することによ
って、第一次極小で格別に大きい比抵抗値を得ることが
できる。各成分およびそれらの重量割合を適当に選択す
ることによって、当業者は、簡単な常習的方法を用い
て、MLC ディスプレイの特定の層厚さに必要な複屈折率
を特定することができる。20℃における流動粘度は、好
ましくは<60mm2 ・s-1、特に好ましくは<50mm 2 ・s
-1である。ネマティック相範囲巾は、好ましくは90゜、
特に少なくとも100 ゜である。この範囲は、少なくとも
-20 ゜から+80 ゜まで拡大されると好ましい。
等によるLiquid Crystals ,5 ,1320(1989);K.Niwa
等によるProc.SID Conference ,San Francisco ,1984
年6月、304 頁(1984);G.Weber 等によるLiquid Crys
tals ,5 ,1381(1989)]、式IAで表わされる化合物
を含有する本発明による混合物が、式IAで表わされる化
合物の代わりに、下記式で表わされるシアノヘキシルシ
クロヘキサン化合物:
著しく僅かに低下したHRを有することを示した。本発明
による混合物の紫外線安定性はまた、格別に良好であ
る。すなわち、これらの混合物は、紫外線露光下におい
て、HRの著しく小さい低下を示す。式I は、下記化合物
を包含する:
は、式 Iに定義されているとおりであり、そしてR2 は
Rについて定義されているとおりである。少なくとも 1
種の式I-1 および/または式I-3 で表わされる化合物、
特に好ましくは、それぞれの場合に、少なくとも 1種の
式I-1 で表わされる化合物を含有する、本発明による媒
体は、好ましいものとして挙げられる。式I-1 、式I-2
および式I-3 において、R1 は特に好ましくは、炭素原
子2〜7個を有する1E- アルケニルまたは3E- アルケニル
である。式I-1 で表わされる特に好適な化合物は、その
R2 が炭素原子2〜7 個を有するアルケニル基である化
合物、特に下記式で表わされる化合物である:
に独立して、H 、CH3 、 C2 H5 または n-C3 H7 であ
り、そしてalkyl は、炭素原子1〜7 個を有するアルキ
ル基である。式I- 1a および/または式I- 1C におい
て、R1aおよびR2aがそれぞれ同一の意味を有する少な
くとも1 種の化合物を含有する、本発明による媒体およ
び少なくとも1 種の式I- 1e で表わされる化合物を含有
する媒体は、特に好ましいものとして挙げられる。もう
一つの好適態様において、本発明による媒体は、1 種ま
たは2 種以上の式I-2 で表わされる化合物を含有する。
式I-2 で表わされる特に好ましい化合物は、そのL1 お
よびL2 が、H である化合物およびそのR2 が炭素原子
1〜8 個、特に1 個、2 個または3 個を有するアルキル
であり、そしてR1 が炭素原子2〜7個、特に 2個、 3個
または 4個を有する1E- アルケニルまたは3E- アルケニ
ルである化合物である。
が、F であり、そしてQ−Fが、FまたはOCF 3 である
化合物は、特に好ましい化合物として挙げられる。さら
にまた、式I-3 において、R1 が炭素原子2〜7 個、好
ましくは 2個、 3個または 4個を有する1E- アルケニル
または3E- アルケニルである化合物は、好ましい化合物
として挙げられる。式IAで表わされる特に好ましい化合
物には、下記の化合物がある:
るとおりである。これらの好適化合物の中で、式IA-1、
式IA-2、式IA-3および式IA-4で表わされる化合物、特に
式IA-1および式IA-2で表わされる化合物は、特に好まし
い化合物として挙げられる。好適態様を下記に挙げる: −下記一般式II〜VIからなる群から選択される、 1種ま
たは 2種以上の化合物をさらに含有する媒体:
ル、オキサアルキル、フルオロアルキルまたはアルケニ
ル、 X0 :F またはCl、あるいは炭素原子1〜6 を有するハ
ロゲン化アルキル、アルケニルまたはアルコキシ、 Z0 :-C2 H4 - 、-C4 H8 - 、-C2 F4 - 、-CH2 O-、-O
CH2 - 、 -CF2 O-、-OCF2 - または-(CH2 ) 4 - 、 Y1 およびY2 :それぞれ相互に独立して、H またはF
、 r:0 または 1。 式IVで表わされる化合物は、好ましくは下記の化合物で
ある:
物からなる群から選択される、 1種または 2種以上の化
合物をさらに含有する媒体:
それぞれ相互に独立して、上記定義のとおりである。X
0 は好ましくは、F 、Cl、CF 3 、OCF 3 またはOCHF2
である。R0 は好ましくは、 6個までの炭素原子を有す
るアルキル、オキサアルキル、フルオロアルキルまたは
アルケニルである。 −下記式XIIIで表わされる 1種または 2種以上の化合物
をさらに含有する媒体:
る。
物の割合は一緒になって、全体として、少なくとも50重
量%である。 −混合物中の式 Iで表わされる化合物の割合は、全体と
して、2〜25重量%、特に好ましくは3〜15重量%であ
る。 −混合物中の式IAで表わされる化合物の割合は、全体と
して、2〜25重量%、特に好ましくは5〜15重量%であ
る。 −混合物中の式II〜VI で表わされる化合物の割合は、
全体として、30〜70 重量%である;
Iで表わされる化合物を含有する媒体; −R0 は、炭素原子2〜7 個を有する直鎖状アルキルま
たはアルケニルである; −式 I、式 IA 、式II〜VI
および式 XIII で表わされる化合物から本質的になる媒
体; −別種の化合物、好ましくは下記一般式XIV〜XVIIから
なる群から選択される化合物を含有する媒体:
おりであり、そしてこの1,4 - フェニレン環は、CN、塩
素またはフッ素により置換されていてもよい。この1,4
- フェニレン環は好ましくは、 1個または 2個以上のフ
ッ素原子により置換されている。 −(I + IA):(II + III + IV + V + VI)重量比は好
ましくは、1:10〜10:1である; −一般式 IA 、式I〜XIIIからなる群から選択される化
合物から本質的になる媒体; −混合物中の式 XIII で表わされる化合物の割合は、全
体として、10〜35 重量%、特に15〜25 重量%である; −式IIで表わされる化合物は、好ましくは下記付属式II
a〜IId から選択される:
定義されているとおりである。慣用の液晶材料、特に式
II 、式 III、式 IV 、式 Vおよび/または式 VI で表
わされる 1種または 2種以上の化合物と混合された式 I
および式 IA で表わされる化合物は、比較的低割合でさ
えも、しきい値電圧の著しい減少および小さい複屈折率
値をもたらすことが見出され、この場合、保存安定性を
改良する低いスメクティック−ネマティック転移温度を
有する広いネマティック相が同時に見出された。式 Iお
よび式IAで表わされる 1種または 2種以上の化合物に加
えて、式IVで表わされる化合物、特に式IVa において、
X0 が Fまたは OCF3 である化合物を含有する混合物
は、特に好ましい混合物として挙げられる。式I〜VIで
表わされる化合物は、無色であり、安定であり、また相
互に、および別の液晶材料と容易に混和することができ
る。
を有する直鎖状および分枝鎖状アルキル基を包含し、特
に直鎖状基、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル、ヘキシルおよびヘプチルを包含する。炭素原子2
〜5 個を有する基は、一般に好ましい。「アルケニル」
の用語は、炭素原子2〜7 個を有する直鎖状および分枝
鎖状アルケニル基、特に直鎖状基を包含する。特に好ま
しいアルケニル基は、 C2 -C7-1E-アルケニル、 C4 -C
7 -3E-アルケニル、 C5 -C7 -4- アルケニル、 C6 -C7-
5- アルケニルおよび C7 -6- アルケニル、特に C2 -C
7 -1E-アルケニル、 C4-C7 -3E-アルケニルおよび C5 -
C7 -4- アルケニルである。好適アルケニル基の例に
は、ビニル、1E- プロペニル、1E- ブテニル、1E- ペン
テニル、1E- ヘキセニル、1E- ヘプテニル、3-ブテニ
ル、3E- ペンテニル、3E- ヘキセニル、3E- ヘプテニ
ル、4-ペンテニル、4Z- ヘキセニル、4E- ヘキセニル、
4Z- ヘプテニル、5-ヘキセニル、6-ヘプテニルなどがあ
る。 5個までの炭素原子を有する基は、一般に好適であ
る。
は末端にフッ素を有する直鎖状基、すなわちフルオロメ
チル、2-フルオロエチル、3-フルオロプロピル、4-フル
オロブチル、5-フルオロペンチル、6-フルオロヘキシル
および7-フルオロヘプチルを包含する。しかしながら、
フッ素のその他の位置も除外されない。「オキサアルキ
ル」の用語は、好ましくは式 Cn H2n+1-O-(CH2 )
m (式中、nおよびm は、それぞれ相互に独立して、1〜
6 である。n は好ましくは、 1であり、そしてm は好ま
しくは、1〜6 である)で表わされる直鎖状基を包含す
る。R0 およびX0 の意味を適当に選択することによっ
て、アドレス時間、しきい値電圧、透過特性曲線の急峻
度などを、望ましい様相で変えることができる。例え
ば、アルキル基およびアルコキシ基に比較して、1E- ア
ルケニル基、3E- アルケニル基、2E- アルケニルオキシ
基などは一般に、短いアドレス時間、改良されたネマテ
ィック相形成傾向および弾性定数K33(ベンド)とK11
(スプレイ)との大きい比をもたらす。4-アルケニル
基、3-アルケニル基などは一般に、アルキル基およびア
ルコキシ基に比較して、さらに低いしきい値電圧および
小さいK33/K11値をもたらす。
に比較して、大きいK33/K11値をもたらす。K33/K
11値か大きくなると、例えば 90 ゜のツイスト角を有す
るTNセルにおける透過特性曲線はさらに平坦になり(こ
れにより中間調が得られる)、またSTN 、SBE およびOM
I セルにおける透過特性曲線はさらに急峻になり(これ
により大きい時分割比が得られる)、そしてこの逆の現
象も生じる。式I 、式IAおよび式II + III + IV + V +
VIで表わされる化合物の最適混合比は、所望の性質およ
び存在することができるいずれかその他の成分の選択に
依存する。上記範囲内の適当な混合比は、場合毎に容易
に決定することができる。本発明による混合物中の式I
、式IA、式IIおよび式II〜XIII で表わされる化合物の
総量に制限は無い。従って、各種性質を最適にするため
に、混合物は、 1種または 2種以上の追加の成分を含有
することができる。しかしながら、アドレス時間および
しきい値電圧に対して見出される効果は一般に、式I 、
式IAおよび式II〜XIII で表わされる化合物の総濃度が
多いほど、大きくなる。
体は、式II〜VI において、X0 がF、 OCF3 、OCHF2 、
OCH=CF2 、OCF=CF2 または OCF2 - CF2 H である式II〜
VI(好ましくは、式II、式III および/または式IV、特
に式IVa )で表わされる化合物を含有する。式I で表わ
される化合物と式IAで表わされる化合物との相乗効果
は、特に有利な性質をもたらす。特に、式IVa で表わさ
れる化合物を含有する混合物は、それらの低いしきい値
電圧により際立っている。本発明による媒体中に使用す
ることができる、式I で表わされる化合物、式IAで表わ
される化合物および式II〜XVII で表わされる化合物、
ならびにそれらの付属式で表わされる化合物はそれぞ
れ、公知であるか、あるいは公知化合物と同様に製造す
ることができる。
からの、本発明によるMLC ディスプレイの構造は、この
形式のディスプレイに慣用の構造に相当する。本明細書
において、「慣用の構造」の用語は広い意味で使用され
ており、特にポリ- Si TFTまたはMIM に基づくマトリッ
クス表示素子を包含する誘導型および改変型のMLC ディ
スプレイの全部を包含する。しかしながら、本発明によ
るディスプレイとねじれネマティックセルに基づく慣用
のディスプレイとの相当する相違点は、その液晶層の液
晶パラメーターの選択にある。
合物は、それ自体慣用の方法で製造される。一般に、少
ない方の量で使用される成分の所望量を基本成分を構成
する成分中に、有利には高められた温度で溶解させる。
諸成分の有機溶剤、例えばアセトン、クロロホルムまた
はメタノール中の溶液を混合し、次いで充分に混合した
後、例えば蒸留により溶剤を除去することもできる。こ
の誘電体はまた、当業者に公知であって、刊行物に記載
されている追加の添加剤をさらに含有することができ
る。例えば、0〜15%の多色性染料および/またはカイ
ラルドーピング剤を添加することができる。
ティック相を表わし、ScはスメクティックC相を表わ
し、N はネマティック相を表わし、そしてI はアイソト
ロピック相を表わす。V10は、10%透過率にかかわる電
圧を表わし(面表面に対して垂直方向で見て)、 t
onは、 V10の2.5倍に相当する動作電圧におけるスィ
ッチ−オン時間を、そして toff は、スィッチ−オフ時
間を表わす。△nは、光学異方性を表わし、そして n0
は、屈折率を表わす。△εは、誘電異方性を表わす(△
ε=ε‖+ε⊥、ここでε‖は、分子の長軸に対して平
行の誘電率を表わし、そしてε⊥は、それに対して垂直
の誘電率を表わす)。電気−光学的データは、別段の記
載がないかぎり、20℃において、TNセルにおいて第一次
極小で(すなわち、0.5 のd・△n値において)測定し
た。光学データは、別段の記載がないかぎり、20℃で測
定した。
化合物の構造はいずれも頭文字で示されており、化学式
への変換は以下の表AおよびBに従い行うことができ
る。基Cn H2n+1および基 Cm H2m+1 は全部が、それぞ
れ n個または m個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基
である。n および mは好ましくは、0 、1 、2 、3 、
4、5 、6 、7 、8 、9 または10である。表B中のコー
ドは自明である。表Aにおいて、基本構造に関する頭文
字のみが示されている。それぞれの場合に、この基本構
造に関する頭文字の後に、−印により分離して、置換基
R1 、R2 、L1 およびL2 に関するコードが示されて
いる。
す。表 A :
のであって、制限を示すものではない。本明細書全体に
わたり、パーセンテージは重量パーセントである。温度
は全部が摂氏度で示されている。m.p.は融点を表わし、
c.p.=透明点である。さらにまた、C =結晶状態、N =
ネマティック相、S =スメクティック相そしてI =アイ
ソトロピック相である。これらの記号間の数値は転移温
度である。△nは光学異方性を表わし(589nm 、20
℃)、そして流動粘度 V20(mm2 /秒)および回転粘度
γ1 ( mPa・s)は、20℃で測定した。
Claims (10)
- 【請求項1】正の誘電異方性を有する極性化合物の混合
物を基材とする液晶媒体であって、下記式 Iで表わされ
る1 種または2 種以上のアルケニル化合物および下記式
IAで表わされる1 種または2 種以上の化合物を含有する
ことを特徴とする液晶媒体: 【化1】 各式中、各基は、下記の意味を有する:Rは、炭素原子
1〜12個を有し、フッ素化されていてもよいアルキル
基、アルコキシ基、アルケニル基またはアルケニルオキ
シ基であり、これらの基中に存在する 1個または 2個以
上のCH2 基はまたそれぞれ相互に独立して、O 原子が相
互に直接に結合しないものとして、-O- 、-CO-O-または
-O-CO-により置き換えられていてもよく、 R1 は、炭素原子2〜7 個を有するアルケニル基であ
り、 R2 は、R1 について定義されているとおりであるか、
あるいはmが1 である場合、Q−Yであることができ、 Qは、CF2 、 OCF2 、CFH 、OCFHまたは単結合であり、 Yは、F またはClであり、 mは、0 または 1であり、 L1 、L2 、L3 およびL4 は、相互に独立して、H ま
たは Fである。 - 【請求項2】下記式で表わされる 1種または 2種以上の
化合物を含有することを特徴とする、請求項1に記載の
媒体: 【化2】 式中、R1aおよびR2aは、それぞれ相互に独立して、H
、CH3 、 C2 H5 またはn- C3H H7 であり、そしてalky
l は、炭素原子 1〜7 個を有するアルキル基である。 - 【請求項3】下記式で表わされる 1種または 2種以上の
化合物を含有することを特徴とする、請求項1または2
のいずれか一項に記載の媒体: 【化3】 各式中、Rは、式IAについて定義されているとおりであ
る。 - 【請求項4】下記一般式 II 、III 、IV、V および VI
からなる群から選択される 1種または 2種以上の化合物
をさらに含有することを特徴とする、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の媒体: 【化4】 各式中、各基は、下記の意味を有する: R0 :それぞれ 7個までの炭素原子を有するn-アルキ
ル、オキサアルキル、フルオロアルキルまたはアルケニ
ル、 X0 : FまたはCl、あるいは炭素原子1〜6 個を有する
ハロゲン化されているアルキル、アルケニルまたはアル
コキシ、 Z0 :-C2 H4 - 、C4H8-、-C2 F4 - 、 -CH2 O-、 -OCH
2 - 、 -CF2 O-、-OCF 2 - 、または-(CH2 ) 4 - 、 Y1 およびY2 :それぞれ相互に独立して、H または
F、 r:0 または 1。 - 【請求項5】混合物中の式I 、式IAおよび式II〜VI で
表わされる化合物の割合が、全体として、少なくとも50
重量%であることを特徴とする、請求項4に記載の媒
体。 - 【請求項6】下記式XIIIで表わされる1 種または2 種以
上の化合物をさらに含有することを特徴とする、請求項
1〜5のいずれか一項に記載の媒体: 【化5】 式中、Rは、請求項1に定義されているとおりである。 - 【請求項7】下記式で表わされる 1種または 2種以上の
化合物を含有することを特徴とする、請求項4〜6 のい
ずれか一項に記載の媒体: 【化6】 各式中、R0 およびY2 は請求項4に定義されていると
おりである。 - 【請求項8】混合物中の式 Iで表わされる化合物の割合
が、全体として、2〜25重量%であることを特徴とす
る、請求項1〜7のいずれか一項に記載の媒体。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれか一項に記載の液晶
媒体の電気光学用途における使用。 - 【請求項10】請求項1〜8のいずれか一項に記載の液
晶媒体を含有する電気光学液晶ディスプレイ。
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