JP2000229334A - 成形用金型 - Google Patents
成形用金型Info
- Publication number
- JP2000229334A JP2000229334A JP11034364A JP3436499A JP2000229334A JP 2000229334 A JP2000229334 A JP 2000229334A JP 11034364 A JP11034364 A JP 11034364A JP 3436499 A JP3436499 A JP 3436499A JP 2000229334 A JP2000229334 A JP 2000229334A
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- JP
- Japan
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- gate
- mold
- cavity
- molding
- shortened
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲート部の冷却時間を短くすることによって
成形サイクルを短縮し、成形性が向上した成形用金型を
提供すること。 【解決手段】 固定型1と可動型2とからなる成形用金
型であって、型閉合時に形成されるキャビティ4への溶
融樹脂の注入口であるゲート3の断面形状を長円状と
し、この断面長円状のゲートの短軸aの方向をゲート切
断方向bとをほぼ同方向とする。
成形サイクルを短縮し、成形性が向上した成形用金型を
提供すること。 【解決手段】 固定型1と可動型2とからなる成形用金
型であって、型閉合時に形成されるキャビティ4への溶
融樹脂の注入口であるゲート3の断面形状を長円状と
し、この断面長円状のゲートの短軸aの方向をゲート切
断方向bとをほぼ同方向とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂の成形
用金型に係るもので、より詳しくは、成形用金型のゲー
トの改良に関するものである。
用金型に係るもので、より詳しくは、成形用金型のゲー
トの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製品は射出成形法等により成形
されることが多いが、このときに用いられる成形用金型
は、開閉可能にされた固定型と可動型からなり、両型は
閉合して内部に成形品に該当する空間部分のキャビティ
が形成されるが、成形用金型には、成型機のノズルから
の成形材料である溶融樹脂をキャビティに導くスプル、
ランナ、ゲートが設けられている。
されることが多いが、このときに用いられる成形用金型
は、開閉可能にされた固定型と可動型からなり、両型は
閉合して内部に成形品に該当する空間部分のキャビティ
が形成されるが、成形用金型には、成型機のノズルから
の成形材料である溶融樹脂をキャビティに導くスプル、
ランナ、ゲートが設けられている。
【0003】ところで、ゲートは、キャビティへの溶融
樹脂の注入口であり、溶融樹脂の流れを制限しない非制
限ゲートと溶融樹脂の流れを制限する制限ゲートに大別
され、非制限ゲートには種々の形態のものが提案されて
いる。これらのゲートの断面形状は、フィルムゲート等
以外、一般に円形や方形であった。
樹脂の注入口であり、溶融樹脂の流れを制限しない非制
限ゲートと溶融樹脂の流れを制限する制限ゲートに大別
され、非制限ゲートには種々の形態のものが提案されて
いる。これらのゲートの断面形状は、フィルムゲート等
以外、一般に円形や方形であった。
【0004】また、生産性向上のため、型を開いて成形
用金型のキャビティから成形品を取り出す際、ゲート部
を切断具で切断して成形品をスプルやランナから切り離
すことも行われている。
用金型のキャビティから成形品を取り出す際、ゲート部
を切断具で切断して成形品をスプルやランナから切り離
すことも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、型を開いて
成形用金型のキャビティから成形品を取り出すにあたっ
ては、キャビティ内の成形品が変形等を生じないよう、
成形品やゲートが十分に冷却固化していることが必要で
あり、厚肉の合成樹脂製品を成形する場合には、ゲート
の断面積が大きくなりゲート部の冷却を十分にするた
め、成形用金型の冷却時間が長くなって成形サイクルが
長くなるという問題があった。
成形用金型のキャビティから成形品を取り出すにあたっ
ては、キャビティ内の成形品が変形等を生じないよう、
成形品やゲートが十分に冷却固化していることが必要で
あり、厚肉の合成樹脂製品を成形する場合には、ゲート
の断面積が大きくなりゲート部の冷却を十分にするた
め、成形用金型の冷却時間が長くなって成形サイクルが
長くなるという問題があった。
【0006】特に、型開きの際にゲート部の切断を行う
場合には、ゲート部の中心部が十分に冷却固化していな
いと、ゲート部の切断の際、成形品の表面まで樹脂が引
きちぎられる等して不良品が発生し易いので、ゲート部
の冷却を更に十分にしなければならず、成形用金型の冷
却時間が更に長くなって成形サイクルが更に長くなると
いう問題があった。
場合には、ゲート部の中心部が十分に冷却固化していな
いと、ゲート部の切断の際、成形品の表面まで樹脂が引
きちぎられる等して不良品が発生し易いので、ゲート部
の冷却を更に十分にしなければならず、成形用金型の冷
却時間が更に長くなって成形サイクルが更に長くなると
いう問題があった。
【0007】この発明は、上記の点に鑑み、ゲート部の
冷却時間を短くすることによって成形サイクルを短縮
し、成形性が向上した成形用金型を提供することを目的
とする。
冷却時間を短くすることによって成形サイクルを短縮
し、成形性が向上した成形用金型を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の成形用金型
は、型閉合時に形成されるキャビティへの溶融樹脂の注
入口であるゲートの断面形状を長円状とし、この断面長
円状のゲートの短軸方向をゲート切断方向とほぼ同方向
としたことを特徴としている。
は、型閉合時に形成されるキャビティへの溶融樹脂の注
入口であるゲートの断面形状を長円状とし、この断面長
円状のゲートの短軸方向をゲート切断方向とほぼ同方向
としたことを特徴としている。
【0009】(作用)この発明の成形用金型は、ゲート
の断面形状が長円状であるから、型面からゲート芯部ま
での距離を短くすることができ、型面からより効率的に
冷却され、冷却時間を短くすることが可能となる。
の断面形状が長円状であるから、型面からゲート芯部ま
での距離を短くすることができ、型面からより効率的に
冷却され、冷却時間を短くすることが可能となる。
【0010】また、断面長円状のゲートの短軸方向がゲ
ート切断方向とほぼ同方向であるから、ゲート切断スト
ロークが短くなると共に、このゲート切断ストロークが
短くなることとゲート部の冷却効率が向上することとが
相まって成形品のゲート切断面を傷つけるおそれがなく
なる。
ート切断方向とほぼ同方向であるから、ゲート切断スト
ロークが短くなると共に、このゲート切断ストロークが
短くなることとゲート部の冷却効率が向上することとが
相まって成形品のゲート切断面を傷つけるおそれがなく
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の成形用金型の実施の形
態を図面を参照して説明する。図1はこの発明の成形用
金型の一例を示すものであって、(イ)は全体の断面
図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。図1におい
て、1は固定型、2は可動型である。
態を図面を参照して説明する。図1はこの発明の成形用
金型の一例を示すものであって、(イ)は全体の断面
図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。図1におい
て、1は固定型、2は可動型である。
【0012】固定型1は、固定側取付け板11、固定側
型板12、キャビティブッシュ13、スプル141を有
するスプルブッシュ14、ロケートリング15等から構
成されている。可動型2は、可動側取付け板21、可動
側型板22、コア23、受け板24、スペーサブロック
25、突出し板26、突出しピン27、ガイドピン28
等から構成されている。
型板12、キャビティブッシュ13、スプル141を有
するスプルブッシュ14、ロケートリング15等から構
成されている。可動型2は、可動側取付け板21、可動
側型板22、コア23、受け板24、スペーサブロック
25、突出し板26、突出しピン27、ガイドピン28
等から構成されている。
【0013】固定型1と可動型2とが閉合し、キャビテ
ィブッシュ13とコア23に囲まれた、成形品に該当す
る空間部分のキャビティ4が形成される。なお、5はラ
ンナであり、また、固定型1及び可動型2の双方には、
それぞれ型内に注入した溶融樹脂を冷却するための冷却
溝が所要個所に所要形態で設けられているが図面では省
略している。
ィブッシュ13とコア23に囲まれた、成形品に該当す
る空間部分のキャビティ4が形成される。なお、5はラ
ンナであり、また、固定型1及び可動型2の双方には、
それぞれ型内に注入した溶融樹脂を冷却するための冷却
溝が所要個所に所要形態で設けられているが図面では省
略している。
【0014】ゲート3は、キャビティ4とランナ5との
間に、ランナ5を流れる溶融樹脂をキャビティ4内に注
入する注入口として、固定型1のキャビティブッシュ1
3と可動型2の可動側型板22との合わせ面のパーティ
ングライン6部に設けられている。
間に、ランナ5を流れる溶融樹脂をキャビティ4内に注
入する注入口として、固定型1のキャビティブッシュ1
3と可動型2の可動側型板22との合わせ面のパーティ
ングライン6部に設けられている。
【0015】このゲート3は、図1(ロ)に示すとお
り、その断面積を従来の円形のものの断面積と同じく
し、その断面形状を長円形状としており、その短軸aは
図示していないゲート切断具の切断方向bと同方向にさ
れている。
り、その断面積を従来の円形のものの断面積と同じく
し、その断面形状を長円形状としており、その短軸aは
図示していないゲート切断具の切断方向bと同方向にさ
れている。
【0016】次に、図1に示す成形用金型を用いて、成
形品を成形する手順及び成形結果を説明する。
形品を成形する手順及び成形結果を説明する。
【0017】図示していない成形機に固定型1と可動型
2を取り付け、両型を閉合し、射出を開始する。
2を取り付け、両型を閉合し、射出を開始する。
【0018】射出が開始すると、成形機内で高温に加熱
されて溶融した溶融樹脂の樹脂は、ノズルから、スプル
ブッシュ14のスプル141、ランナ5を流れ、ゲート
3からキャビティ4内に注入される。
されて溶融した溶融樹脂の樹脂は、ノズルから、スプル
ブッシュ14のスプル141、ランナ5を流れ、ゲート
3からキャビティ4内に注入される。
【0019】キャビティ4内に注入された樹脂は暫くの
保圧時間を経て図示していない冷却溝内を流れる冷却媒
体により冷却され、冷却後、可動型2を移動して型を開
き、成形品を型から取り出す。このとき、ゲート切断具
の切断部(図示せず)は図面のb方向に動いてゲート4
を切断し、成形品をスプルやランナから切り離す。以
下、この成形サイクルを繰り返す。
保圧時間を経て図示していない冷却溝内を流れる冷却媒
体により冷却され、冷却後、可動型2を移動して型を開
き、成形品を型から取り出す。このとき、ゲート切断具
の切断部(図示せず)は図面のb方向に動いてゲート4
を切断し、成形品をスプルやランナから切り離す。以
下、この成形サイクルを繰り返す。
【0020】この実施例の成形用金型を用いた成形例に
おいては、ゲート5は長円形状であって、その芯部は固
定型1のキャビティブッシュ13の型面及び可動型2の
可動側型板22の型面からの距離が短く、型面からより
効率的に冷却され、冷却時間を短くすることができた。
おいては、ゲート5は長円形状であって、その芯部は固
定型1のキャビティブッシュ13の型面及び可動型2の
可動側型板22の型面からの距離が短く、型面からより
効率的に冷却され、冷却時間を短くすることができた。
【0021】また、断面長円状のゲート3の短軸aの方
向がゲート切断方向bと同方向であるから、ゲート切断
具の駆動ストロークが短くなると共に、成形品のゲート
切断面を全く傷つけることがなかった。
向がゲート切断方向bと同方向であるから、ゲート切断
具の駆動ストロークが短くなると共に、成形品のゲート
切断面を全く傷つけることがなかった。
【0022】
【発明の効果】この発明の成形用金型によれば、ゲート
の断面形状が長円状であるから、型面からゲート芯部ま
での距離を短くすることができ、型面からより効率的に
冷却され、冷却時間を短くすることが可能となり、成形
サイクルの短縮に寄与する。
の断面形状が長円状であるから、型面からゲート芯部ま
での距離を短くすることができ、型面からより効率的に
冷却され、冷却時間を短くすることが可能となり、成形
サイクルの短縮に寄与する。
【0023】また、断面長円状のゲートの短軸方向がゲ
ート切断方向とほぼ同方向であるから、ゲート切断スト
ロークが短くなると共に、このゲート切断ストロークが
短くなることとゲート部の冷却効率が向上することとが
相まって成形品のゲート切断面を傷つけるおそれがなく
なる。
ート切断方向とほぼ同方向であるから、ゲート切断スト
ロークが短くなると共に、このゲート切断ストロークが
短くなることとゲート部の冷却効率が向上することとが
相まって成形品のゲート切断面を傷つけるおそれがなく
なる。
【図1】この発明の成形用金型の一例を示すものであっ
て、(イ)は全体の断面図、(ロ)は(イ)のA−A線
の断面図である。
て、(イ)は全体の断面図、(ロ)は(イ)のA−A線
の断面図である。
1 固定型 12 固定側型板 13 キャビティブッシュ 2 可動型 22 可動側型板 23 コア 3 ゲート 4 キャビティ 5 ランナ 6 パーティングライン6
Claims (1)
- 【請求項1】 型閉合時に形成されるキャビティへの溶
融樹脂の注入口であるゲートの断面形状を長円状とし、
この断面長円状のゲートの短軸方向をゲート切断方向と
ほぼ同方向としたことを特徴とする成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034364A JP2000229334A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034364A JP2000229334A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229334A true JP2000229334A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12412122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11034364A Withdrawn JP2000229334A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000229334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7369797B2 (en) | 2005-03-10 | 2008-05-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Developing apparatus and process cartridge with protrusions between the bearing and the shaft |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP11034364A patent/JP2000229334A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7369797B2 (en) | 2005-03-10 | 2008-05-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Developing apparatus and process cartridge with protrusions between the bearing and the shaft |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070523 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070810 |