JP2000229187A - ミシンのポケット枠 - Google Patents

ミシンのポケット枠

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JP2000229187A
JP2000229187A JP11125177A JP12517799A JP2000229187A JP 2000229187 A JP2000229187 A JP 2000229187A JP 11125177 A JP11125177 A JP 11125177A JP 12517799 A JP12517799 A JP 12517799A JP 2000229187 A JP2000229187 A JP 2000229187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポケットを簡単に張設することができるよう
にする。 【解決手段】 本発明のミシンのポケット枠1は、ポケ
ットPの開口側の内布Rの一部Raを掛止する掛止部を
有し、該掛止部で内布Rの一部Raを外れないように掛
止しながらポケットPの奥方向に押し退けておく一対の
押し退けアーム8と、ポケットPの外布Qの開口縁部Q
aを内布Rの一部Raとは相対的に反対方向に引き寄せ
た状態で保持する粘着剤10及び押さえバネ16とを備
えている。押し退けアーム8は、左右方向に延びる掛止
部としての凹溝9を先端に有し、枠本体5に左右に間隔
を置いて前方に突設されている。凹溝9は、ポケットP
の幅方向における内布Rの中間側を掛止する部分ほど奥
行きが浅く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポケットの外布の
開口縁部に縫製加工するためのミシンのポケット枠に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポケットPの外布Qの開口縁部に
氏名、会社名、マーク等を縫製加工するときは、図8及
び図9に示すような短筒状に形成された外枠52と内枠
53とからなる縫製枠51が使用されている。この縫製
枠51の内枠53の内径は約7〜9cmである。この縫
製枠51にポケットPの外布Qを展張するには、まず、
図9(a)〜(b)に示すように一方の手で外枠52を
持ち、該外枠52の外周壁52aでポケットPの開口側
の内布RをポケットPの奥方向に押し退ける一方、ポケ
ットPの外布Qの開口縁部を内布Rとは相対的に反対方
向に他方の手で引き寄せておく。次いで、この状態を一
方の手のみで維持することにより他方の手を空け、該手
で内枠53を持ち、同図(c)に示すようにポケットP
の外布Qの開口縁部の上に内枠53を置いて外布Qとと
もに外枠52内に押し込む。こうして、外枠52の内周
面と内枠53の外周面との間に外布Qを挟持して、該外
布Qの開口縁部を縫製枠51内に展張するようになって
いる。そして、この縫製枠51をミシンの駆動枠(図示
略)に張設して縫製加工をする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、外枠52の
外周壁面は幅狭かつ周方向に湾曲しているため、開口側
の内布RをポケットPの奥方向に押し退けるときに、該
内布Rが該外周壁面から外れやすく、作業性が悪い。ま
た、一旦縫製枠51に張設した後でも、該内布Rが外周
壁面から外れ、外布Qの下側に入り込み、外布Qととも
に内布Rにまで縫製されてしまうこともあるという問題
もある。
【0004】また、内枠53を外布Qとともに外枠52
内に押し込むことにより、外布Qを挟持するため、内枠
53の高さ及び壁幅の分、縫製加工範囲Aが狭くなる。
しかも、内枠53の付近では、針、針棒、布押え等が内
枠53に干渉するため、縫製加工することができず、縫
製加工範囲Aはさらに狭くなる。
【0005】また、短筒状に形成された外枠52の内周
面と、短筒状に形成された内枠53の外周面との間に外
布Qを挟持するため、外布Qが外枠52及び内枠53の
周方向にずれ易い。このため、縫製枠51にポケットP
を張設する位置がばらつき易いという問題もある。
【0006】本発明の第一の目的は、上記課題を解決
し、ポケットを簡単に張設することができるミシンのポ
ケット枠を提供することにある。
【0007】本発明の第二の目的は、より広い縫製加工
範囲を確保することができるミシンのポケット枠を提供
することにある。
【0008】本発明の第三の目的は、所望の位置にポケ
ットを正確に張設することができるミシンのポケット枠
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のミシンのポケット枠は、ポケットの開口側
の内布の一部を掛止する掛止部を有し、該掛止部で前記
開口側の内布を外れないように掛止しながらポケットの
奥方向に押し退けておく押し退け部と、ポケットの外布
の開口縁部を前記開口側の内布とは相対的に反対方向に
引き寄せた状態で保持する保持手段とを備えている。
【0010】前記押し退け部としては、特に限定されな
いが、前記掛止部を先端に有し、枠本体に左右に間隔を
置いて前方に突設された一対のアームである態様を例示
できる。
【0011】前記掛止部としては、特に限定されない
が、次の態様を例示できる。 (1)左右方向に延びる凹溝である態様。前記凹溝は、
特に限定されないが、ポケットの幅方向における前記内
布の中間側を掛止する部分ほど奥行きが浅く形成されて
いることが好ましい。 (2)複数の凸部である態様。
【0012】前記保持手段としては、特に限定されない
が、次の態様を例示できる。 (a)前記外布の開口縁部を粘着保持するための、前記
アームの上面に設けた粘着剤である態様。粘着剤として
は、特に限定されないが、外布をアームの上面に貼り付
けることができ、かつ、貼り付けられた外布をアームの
上面から剥がしたときに外布に付着しないものが好まし
い。また、粘着剤は、スプレーで噴射する等してアーム
の上面に直接付着させることのほか、粘着剤が上面に付
着された両面粘着性シートをアームの上面に配設するこ
とによって間接的に付着させてもよい。 (b)前記外布を前記アームの上面に押さえて保持する
ための、前記枠本体又は前記アームに設けた押さえ部材
である態様。
【0013】前記押さえ部材は、前記アームの上面を押
さえない位置に退避可能に構成された態様を例示でき
る。また、前記押さえ部材は、その下面に滑り止め部材
が配設された態様を例示できる。
【0014】また、前記外布の開口縁部を保持する位置
を決めるための目盛を前記一対のアームの上面に設ける
ことができる。
【0015】さらに、前記アーム同士の間隔をポケット
の大きさ、形状等に応じて調節可能に構成した態様を例
示できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明を具体化した
第一実施形態のミシンのポケット枠1を示しており、該
ポケット枠1はミシンの駆動枠2に装着され、ミシンテ
ーブル(図示略)上で前後左右に駆動されるようになっ
ている。このポケット枠1は、図1に示すように駆動枠
2につまみ付きネジ3で固定される装着部4と、該装着
部4に対して着脱可能に取り付けられる枠本体5とを備
えている。
【0017】装着部4は、その前面及び上面に開口した
略矩形の凹部4aを備えている。凹部4aの奥壁には永
久磁石6が埋設されており、該永久磁石6には、枠本体
5の被吸着板7が着脱可能に吸着されるようになってい
る。このように、ポケット枠1は、装着部4より先端側
の部分がポケットPの形状や布厚等に応じて適宜ワンタ
ッチで交換できるようになっている。
【0018】枠本体5は、後端部にネジ20で止められ
た強磁性体の被吸着板7と、前端の両側に左右に間隔を
置いて前方に突設された一対の押し退けアーム8と、前
端側の上面に該各押し退けアーム8に対応して設けられ
た一対の押さえバネ16とを備えている。
【0019】押し退けアーム8は、前方に延びる長手の
平板状に形成された基端部と、該基端部の先端に一体形
成された先端部とよりなる。先端部の前面には、ポケッ
トの開口側の内布Rの一部Raを掛止する掛止部として
の左右方向に延びる凹溝9が形成されている。押し退け
アーム8先端の凹溝9は、その奥壁9aが左右方向に略
円弧状に湾曲形成されており、ポケットPの幅方向にお
ける内布Rの中間側を掛止する部分(他方の押し退けア
ーム8に近い側)ほど奥行きが浅く形成されている。こ
の押し退けアーム8が掛止部としての凹溝9でポケット
Pの開口側の内布Rを外れないように掛止しながらポケ
ットPの奥方向に押し退けておく押し退け部である。
【0020】各押し退けアーム8の基端部の上面には、
粘着剤10が上面に付着された両面粘着性シート11を
配設することによって間接的に粘着剤10を付着させて
いる。この粘着剤10が、ポケットPの外布Qの開口縁
部QaをポケットPの開口側の内布Rとは相対的に反対
方向に引き寄せた状態で保持する保持手段である。ま
た、各押し退けアーム8の上面には、外布Qの開口縁部
Qaを保持する位置を決めるための目盛12を設けてい
る。
【0021】押さえバネ16は、枠本体5の前端側の上
面に形成された左右一対の嵩高部5aにそれぞれ回動自
在にネジ17で取り付けられており、押し退けアーム8
の上面と枠本体5の上面との間を手で回動させることが
できるようになっている。すなわち、押さえバネ16
は、押し退けアーム8の上面を押さえない位置に退避可
能に構成されている。この押さえバネ16は、長手板状
に形成された弾性材であり、その先端は斜め下方向に向
けて折曲されており、押し退けアーム8の上面又は枠本
体の上面を押さえるように弾性力を発揮する。この押さ
えバネ16も、ポケットPの外布Qの開口縁部Qaをポ
ケットPの開口側の内布Rとは相対的に反対方向に引き
寄せた状態で保持する保持手段である。
【0022】次に、このポケット枠1の使い方を順に説
明する。まず、図2及び図4に示すように押さえバネ1
6の先端を枠本体5の上面に位置させておく(押し退け
アーム8の上面を押さえない位置に退避しておく。)。
次いで、図3及び図5に示すようにポケットPの開口側
の内布Rを折り曲げて、該折り曲げた内布Rの一部Ra
を凹溝9に掛止する。そして、ポケットPの外布Qの開
口縁部Qaを押し退けアーム8の上方に引き寄せると、
ポケットPの開口側の内布RがポケットPの奥方向に押
し退けられる。
【0023】次いで、左右の押し退けアーム8の上面に
設けられた目盛12を参照することにより、外布Qの開
口縁部Qaの先端位置を左右の押し退けアーム8で同じ
位置にし、ポケットPの外布Qの開口縁部Qaを押し退
けアーム8上面の粘着剤10に押し付けて貼り付ける。
さらに、押さえバネ16を手で回動させて、その先端部
で外布Qの開口縁部Qaを押し退けアーム8上面に押さ
えるようにする。こうして、ポケットPがポケット枠1
に張設される。
【0024】このように構成されたミシンのポケット枠
1によれば、ポケットPの開口側の内布Rを外れないよ
うに掛止しながらポケットPの奥方向に押し退けておく
押し退けアーム8と、ポケットPの外布Qの開口縁部Q
aをポケットPの開口側の内布Rとは相対的に反対方向
に引き寄せた状態で保持する保持手段としての粘着剤1
0とを備えているので、ポケットPの外布Qの開口縁部
Qaにおける縫製加工範囲Aの奥行きをより長く確保
し、もって、より広い縫製加工範囲を確保することがで
きる。
【0025】また、押し退けアーム8は平板状に形成さ
れてその高さが低いため、針棒、針、布押え等が押し退
けアーム8に干渉し難く、押し退けアーム8の直ぐ脇ま
で縫製することができる。従って、縫製加工範囲Aの幅
をより長く確保し、もって、より広い縫製加工範囲を確
保することができる。
【0026】また、押し退けアーム8は、掛止部として
の凹溝9を先端に有しているので、ポケットPの開口側
の内布RをポケットPの奥方向に押し退けるときに、内
布Rの一部Raが押し退けアーム8の先端から外れたり
しない。このため、ポケットPを簡単に張設することが
できる。また、凹溝9を備えているので、一旦ポケット
枠1に張設した後で内布Rの一部Raが押し退けアーム
8の先端から外れることもない。
【0027】そして、押し退けアーム8先端の凹溝9
は、ポケットPの幅方向における内布Rの中間側を掛止
する部分ほど奥行きが浅く形成されているので、凹溝9
の奥行きが深い部分で同方向における内布Rの端側を逃
がしつつ、凹溝9の奥行きが浅い部分で同方向における
内布の中間側をより深くポケットPの奥方向に押し退け
ることができ、ポケットPの外布Qの開口縁部Qaにお
ける縫製加工範囲Aの奥行きをより長く確保し、もっ
て、より広い縫製加工範囲を確保することができる。
【0028】また、外布Qの開口縁部Qaを粘着保持す
るための粘着剤10を押し退けアーム8の上面に設けて
いるので、外布Qの開口縁部QaをポケットPの開口側
の内布Rとは相対的に反対方向に引き寄せた状態で簡単
に保持させることができる。このため、ポケットPをポ
ケット枠1に簡単に張設することができる。
【0029】さらに、外布Qを押し退けアーム8の上面
に押し付けて保持するための押さえバネ16によって
も、粘着剤10と同様の効果を得ることができる。
【0030】しかも、この押さえバネ16は、押し退け
アーム8の上面を押さえない位置に退避可能に構成され
ているので、ポケットP張設時において、押さえバネ1
6が必要となる段階の前までは、邪魔にならないように
前記押さえない位置に退避させておくことができる。
【0031】また、外布Qの開口縁部Qaを保持する位
置を決めるための目盛12を一対の押し退けアーム8の
上面に設けたので、所望の位置にポケットPを正確に張
設することができる。従って、ポケット枠1にポケット
Pを張設する都度、同じ位置に外布Qの開口縁部Qaを
保持することができる。しかも、左右の押し退けアーム
8で保持する位置を合わせたり、保持する位置を一定量
ずらせたりすることもできる。
【0032】次に、図6及び図7は、第二実施形態のミ
シンのポケット枠30を示している。このポケット枠3
0は、主に、押し退けアーム32,33同士の間隔を調
節可能に構成した点において第一実施形態と相違してい
る。以下、第一実施形態と同様の部分については、同一
の符号を付することにより重複説明を省く。
【0033】このポケット枠30の枠本体31は、ベー
ス部34と、該ベース部34に左右に相対移動可能に設
けられた可動部35とを備えている。ベース部34に
は、前後一対の雄ネジ部34aが立設されている。可動
部35には、左右に平行に延びる前後一対の長孔35a
が形成されている。可動部35は、その一対の長孔35
aをベース部34の一対の雄ネジ部34aがそれぞれ挿
通した状態でナット36により固定されている。
【0034】ベース部34及び可動部35には、それぞ
れ、ミシンの筒状ベッドの上方に延びる固定押し退けア
ーム32及び可動押し退けアーム33が一体に形成され
ている。各アーム32,33は、その先端部が他方のア
ームに近づく方向に延設されている。そして、この延設
部の他方のアーム側かつ後側が折曲されることにより、
左右方向に延びる凹溝9が形成されている。この押し退
けアーム32,33が掛止部としての凹溝9でポケット
Pの開口側の内布Rを外れないように掛止しながらポケ
ットPの奥方向に押し退けておく押し退け部である。各
押し退けアーム32,33の上面には、保持手段として
の粘着剤10を付着させている。
【0035】固定押し退けアーム32の基端側における
ベース部34の上面及び可動押し退けアーム33の基端
側における可動部35の上面には、それぞれのアーム3
2,33の上面を押さえる長手板状の弾性材よりなる保
持手段としての押さえバネ37が設けられている。この
押さえバネ37は、回動可能に軸38で支持されてお
り、軸38の付近に設けられた規制部材39によって、
押し退けアーム32,33の上方に位置する状態と、該
状態からベース部34の外側に向けて略90°回転した
状態までの間に回動範囲が規制されている。押さえバネ
37の先端には、登り段状に折曲形成されてなる取っ手
部37aが設けられており、この取っ手部37aを手で
摘んで、押さえバネ37を回動させるようになってい
る。
【0036】押さえバネ37は、その先端部の下面側
に、軸40によって遊着された取付部材41を介して配
設された滑り止め部材42を備えている。滑り止め部材
42としては、特に限定されないが、軟質樹脂(スポン
ジ状に発泡させたものを含む)、ゴム等を例示できる。
取付部材41は、押さえバネ37の側縁に当接し得る垂
直壁41aを備え、該垂直壁41aによって取付部材4
1は、左右方向への揺動が規制され、主に前後方向への
揺動が可能になっている。
【0037】本実施形態によれば、第一実施形態の効果
に加え、ベース部34と、該ベース部34に左右に相対
移動可能に設けられた可動部35とにそれぞれ押し退け
アーム32,33を設けているので、ベース部34に対
する可動部35の取付位置を調節することにより、押し
退けアーム32,33同士の間隔を調節することができ
る。このため、大きさ、形状等の異なる種々のポケット
Pに容易に対応することができる。
【0038】また、押さえバネ37は、その下面に滑り
止め部材42が配設されているので、ポケットPの外布
Qの開口縁部QaをポケットPの開口側の内布Rとは相
対的に反対方向に引き寄せた状態で確実に保持すること
ができる。
【0039】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)ポケットPの大きさ、形状等に応じて押し退けア
ーム8の前方への突出長さを調節可能に構成すること。
【0040】(2)第一実施形態において、ポケットP
の大きさ、形状等に応じて押し退けアーム8同士の間隔
を調節可能に構成すること。
【0041】(3)押し退けアーム8先端に、掛止部と
しての凹溝9に代えて、複数の凸部を設けること。
【0042】(4)枠本体の中心に対して左右対称な状
態で押し退けアーム同士の間隔を調節可能に構成するこ
と。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係るミシンのポケット枠によれば、より広い縫製加工範
囲を確保することができる。
【0044】上記効果に加え、請求項2、3、5、6及
び7の発明によれば、ポケットを簡単に張設することが
できる。
【0045】上記効果に加え、請求項4の発明によれ
ば、さらにより広い縫製加工範囲を確保することができ
る。
【0046】上記効果に加え、請求項8の発明によれ
ば、ポケット張設時において、押さえ部材が必要となる
段階の前までは、邪魔にならないように退避させておく
ことができる。できる。
【0047】上記効果に加え、請求項9の発明によれ
ば、ポケットを確実に保持することができる。
【0048】上記効果に加え、請求項10の発明によれ
ば、所望の位置にポケットを正確に張設することができ
る。
【0049】上記効果に加え、請求項11の発明によれ
ば、大きさ、形状等の異なる種々のポケットに容易に対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施形態のミシンのポ
ケット枠を示す斜視図である。
【図2】同ポケット枠へポケットを張設する手順の一段
階を示す平面図である。
【図3】同手順の別の段階を示す平面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】本発明を具体化した第二実施形態のミシンのポ
ケット枠を示す平面図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】従来の縫製枠にポケットを張設した状態を示す
平面図である。
【図9】従来の縫製枠にポケットを張設する手順を示す
図である。
【符号の説明】
1 ポケット枠 5 枠本体 8 押し退けアーム 9 凹溝 10 粘着剤 12 目盛 16 押さえ部材としての押さえバネ 30 ポケット枠 31 枠本体 32 固定押し退けアーム 33 可動押し退けアーム 37 押さえ部材としての押さえバネ 42 滑り止め部材 A 縫製加工範囲 P ポケット Q 外布 Qa 開口縁部 R 内布 Ra 内布の一部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポケットの開口側の内布の一部を掛止す
    る掛止部を有し、該掛止部で前記開口側の内布を外れな
    いように掛止しながらポケットの奥方向に押し退けてお
    く押し退け部と、 ポケットの外布の開口縁部を前記開口側の内布とは相対
    的に反対方向に引き寄せた状態で保持する保持手段とを
    備えたミシンのポケット枠。
  2. 【請求項2】 前記押し退け部は、前記掛止部を先端に
    有し、枠本体に左右に間隔を置いて前方に突設された一
    対のアームである請求項1記載のミシンのポケット枠。
  3. 【請求項3】 前記掛止部は、左右方向に延びる凹溝で
    ある請求項2記載のミシンのポケット枠。
  4. 【請求項4】 前記凹溝は、ポケットの幅方向における
    前記内布の中間側を掛止する部分ほど奥行きが浅く形成
    された請求項3記載のミシンのポケット枠。
  5. 【請求項5】 前記掛止部は、複数の凸部である請求項
    2記載のミシンのポケット枠。
  6. 【請求項6】 前記保持手段は、前記外布の開口縁部を
    粘着保持するための、前記アームの上面に設けた粘着剤
    である請求項2〜5のいずれか一項に記載のミシンのポ
    ケット枠。
  7. 【請求項7】 前記保持手段は、前記外布を前記アーム
    の上面に押さえて保持するための、前記枠本体又は前記
    アームに設けた押さえ部材である請求項2〜5のいずれ
    か一項に記載のミシンのポケット枠。
  8. 【請求項8】 前記押さえ部材は、前記アームの上面を
    押さえない位置に退避可能に構成された請求項7記載の
    ミシンのポケット枠。
  9. 【請求項9】 前記押さえ部材は、その下面に滑り止め
    部材が配設された請求項7記載のミシンのポケット枠。
  10. 【請求項10】 前記外布の開口縁部を保持する位置を
    決めるための目盛を前記一対のアームの上面に設けた請
    求項2〜9のいずれか一項に記載のミシンのポケット
    枠。
  11. 【請求項11】 前記アーム同士の間隔を調節可能に構
    成した請求項2〜10のいずれか一項に記載のミシンの
    ポケット枠。
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JP2011174205A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Barudan Co Ltd 刺繍枠の装着装置
CN107938186A (zh) * 2017-12-28 2018-04-20 浙江美嘉标服饰有限公司 一种口袋缝接免烫模具及其使用方法
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