JP2000228860A - リニアモータの冷却装置 - Google Patents

リニアモータの冷却装置

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JP2000228860A
JP2000228860A JP11030120A JP3012099A JP2000228860A JP 2000228860 A JP2000228860 A JP 2000228860A JP 11030120 A JP11030120 A JP 11030120A JP 3012099 A JP3012099 A JP 3012099A JP 2000228860 A JP2000228860 A JP 2000228860A
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passage
refrigerant
linear motor
support
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JP11030120A
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English (en)
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Tadahiro Miyamoto
恭祐 宮本
Kazuhiro Maekawa
一弘 前川
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率がよいリニアモータの冷却装置を提
供する。 【解決手段】 垂直方向に配置された2次側部7a、7
bを取り付けた2次側部支持体6と、2次側部7a、7
bに空隙を介して対向するとともに、垂直方向に電機子
コイル11を巻装した電機子9を固定した電機子支持体
8と、2次側部支持体6に取り付けた冷媒通路12とを
有し、冷媒通路12を、上部通路15a、16aと下部
通路15b、16bとからなるコ字状をした2つの冷媒
管15、16の下部通路端部を連通させて構成するとと
もに、上部通路15a、16aを電機子支持体8に固定
して冷媒注入口19および冷媒注出口20を設け、か
つ、それぞれの上部通路15a、16aと下部通路15
b、16bを、ストローク方向に並ぶ電機子コイル11
の上下の両コイルエンド11a、11bに熱伝導的に密
着させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータの冷
却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリニアモータの冷却装置は、電機
子を取り付ける電機子取付板に、リニアモータとは別に
構成した冷媒通路を取り付け、電機子コイルで発生した
熱を電機子コアを介して冷媒通路に伝達する構成にして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリニアモータの冷却装置は、発熱体である電
機子コイルから冷媒通路までの距離が長いため熱抵抗が
大きく、冷却効率が悪いという問題があった。本発明
は、このような問題を解消するためになされたもので、
冷却効率が良いリニアモータの冷却装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のリニアモータの冷却装置は、垂直方向に
配置された2次側部を取り付けた2次側部支持体と、前
記2次側部に空隙を介して対向するとともに、垂直方向
に電機子コイルを巻装した電機子を固定した電機子支持
体と、前記2次側部支持体に取り付けた冷媒通路とを有
し、前記冷媒通路を、上部通路と下部通路とからなるコ
字状をした2つの冷媒管の下部通路端部を連通させて構
成するとともに、前記上部通路を前記電機子支持体に固
定して冷媒注入口および冷媒注出口を設け、かつ、前記
それぞれの上部通路と下部通路を、ストローク方向に並
ぶ前記電機子コイルの上下の両コイルエンドに密着させ
るようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示すリ
ニアモータの正断面図で、ストローク方向(進行方向)
に対して直角方向に断面している。図2は図1における
A−A線に沿う断面図、図3は本発明のリニアモータに
おける電機子支持体と冷媒通路との関係を示す概略斜視
図で、わかりやすくするため電機子の図示を省略してい
る。図1において、リニアモータ1は、固定部2と可動
部3とから構成されている。固定部2は、底辺部4と側
壁部5a、5bからなり開口部が上を向いたコ字状の2
次側部支持体6と、前記側壁部5の内側に等ピッチで取
り付けられた永久磁石や電磁石からなるいわゆる界磁極
としての2次側部7a、7bとで構成されている。な
お、前記2次側部支持体6は図示しない固定ベース等に
取り付けられる。前記可動部3は、前記2次側部支持体
6の底辺部4と空隙を介して平行に対向する電機子支持
体8と、この電機子支持体8に取り付けられた電機子9
とで構成されている。前記電機子9は、前記電機子支持
体8に取り付けられた電機子コア10と、前記電機子コ
ア10に巻装された電機子コイル11と、前記電機子支
持体8に取り付けられた冷媒通路12とからなってい
る。前記電機子コア10は、両側にティース13を形成
するとともに、両ティース13a、13bの先端を前記
2次側部7a、7bと空隙を介して対向させて前記2次
側部支持体6の開口部内に配設しており、前記電機子コ
イル11は、前記電機子コア10の両ティース13に巻
装されている。また、前記電機子支持体8は、前記電機
子9を取り付け側の面に、2本の平行な冷媒通路収納溝
14a、14bを形成している。また、前記冷媒通路1
2は、図2および図3に示すように、上部通路15a、
16aと下部通路15b、16bとからなるコ字状をし
た2つの冷媒管15、16の下部通路15b、16bの
端部に連通部17を設けて連通させて構成するととも
に、前記上部通路15a、16aを前記冷媒通路収納溝
14a、14b内に収納し、前記冷媒通路12と電機子
9全体を樹脂18でモールドし、前記上部通路15a、
15bを、ストローク方向に並ぶ全ての電機子コイル1
1のコイルエンド11a、11bに、前記樹脂18を介
して密着させるようにしている。また、前記上部通路1
5a、15bには、冷媒注入口19および冷媒注出口2
0を設けている。なお、移送物を載置あるいは支持する
図示しない可動ベースは、前記電機子支持体8の上部に
取り付けられている。このような構成において、電機子
コイル11に通電しリニアモータ1を駆動すると、前記
電機子コイル11が発熱をする。前記電機子コイル11
から発生した熱は、電機子コイル11のコイルエンド1
1a、11bから、電機子コア10等を取り巻く薄い樹
脂17を介して、直ちに前記冷媒通路12に伝達され
る。冷媒通路12内を流れる冷媒は、図示しない外部の
冷媒供給装置から冷媒注入口19を通して注入され、上
部通路15a、16aと下部通路15b、16b等を通
り冷媒注出口20から排出される間に熱交換される。こ
れにより、電機子コイル11の冷却が良好になされる。 [第2の実施例]図4は本発明の第2の実施例を示すリ
ニアモータの正断面図で、ストローク方向(進行方向)
に対して直角方向に断面している。図5は図4における
B−B線に沿う断面図、図6は本発明のリニアモータに
おける電機子支持体と冷媒通路との関係を示す概略斜視
図で、わかりやすくするため電機子の図示を省略してい
る。この第2の実施例では、前記電機子支持体8に平行
な2本の冷媒通路溝21a、21bを形成するととも
に、伝熱材からなる溝蓋22a、22bで蓋をして上部
通路15a、16aを構成し、かつ、下部通路15b、
16bを直角に曲げて端部を前記冷媒通路溝21a、2
1bに連結させている。また、この連結部つまり、前記
冷媒通路の反冷媒注入口側および反注出口側を前記樹脂
18の外側に突出させている。このような構成にするこ
とにより、電機子支持体8と冷媒とが直接接することに
なり熱交換の効率が向上する。また、連結部を樹脂18
の外部に突出させているので、冷媒通路12の保守、点
検を容易に行うことができる。なお、本発明は上記実施
例の構成に限ることはなく、次のような構成にしてもよ
い。 (1) 前記各実施例においては、前記冷媒通路12と電機
子9全体を樹脂18でモールドし、前記上部通路15
a、15bを、電機子コイル11のコイルエンド11
a、11bに、前記樹脂18を介して密着させるように
しているが、樹脂でモールドすることなく、前記上部通
路15a、15bを、電機子コイル11のコイルエンド
11a、11bに直接密着させるようにしてもよい。ま
た、モールドした場合でも、前記上部通路15a、15
bを、電機子コイル11のコイルエンド11a、11b
に直接密着させるようにしてもよい。 (2) 2次側部支持体は、コ字状の構成に限ることはなく
どのような構成にしてもよい。 (3) 電機子を左右両側から2次側部(界磁極)で挟む構
成でなく、いずれか片側だけの構成にしてもよい。 (4) 電機子と2次側部は、いずれが固定側あるいは可動
側でも構わない。 (5) 本発明は、永久磁石形のリニアモータだけでなく、
インダクション形のリニアモータや、リラクタンス形の
リニアモータなど電機子を有するものであればどのよう
なリニアモータでもよい。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、冷
媒通路を発熱体である電機子コイルのすぐ傍らに配設し
ているので、発熱体から冷媒までの距離を非常に短くし
て熱抵抗をきわめて小さくすることができ、リニアモー
タの冷却効率を大きく向上させることができる。また、
これにより、リニアモータの実効推力を上げることがで
きるので、本リニアモータを搭載した加工装置等の作業
性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すリニアモータの
正断面図で、ストローク方向(進行方向)に対して直角
方向に断面している。
【図2】 図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施例における電機子支持体
と冷媒通路との関係を示す概略斜視図で、わかりやすく
するため電機子の図示を省略している。
【図4】 本発明の第2の実施例を示すリニアモータの
正断面図で、ストローク方向に対して直角方向に断面し
ている。
【図5】 図4におけるB−B線に沿う断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施例における電機子支持体
と冷媒通路との関係を示す概略斜視図で、わかりやすく
するため電機子の図示を省略している。
【符号の説明】
1 リニアモータ、 2 固定部、 3 可動部、 4 底辺部、 5a、5b 側壁部、 6 2次側部支持体、 7a、7b 2次側部(界磁極)、 8 電機子支持体、 9 電機子、 10 電機子コア、 11 電機子コイル、 11a、11b コイルエンド、 12 冷媒通路、 13 ティース、 14a、14b 冷媒通路収納溝、 15、16 冷媒管、 15a、16a 上部通路、 15b、16b 下部通路、 17 連通部、 18 樹脂、 19 冷媒注入口、 20 冷媒注出口、 21a、21b 冷媒通路溝、 22a、22b 溝蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H603 AA13 AA15 BB01 BB15 CA02 CA05 CB01 CC04 CC17 CD21 5H609 BB08 PP02 PP07 PP09 QQ04 QQ11 RR26 RR37 RR39 RR41 RR46 RR71 RR74 5H641 BB06 BB07 BB18 GG03 GG04 GG08 GG11 HH02 HH05 HH08 HH10 HH12 HH13 JB04 JB05 JB09 JB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に配置された2次側部を取り付
    けた2次側部支持体と、 前記2次側部に空隙を介して対向するとともに、垂直方
    向に電機子コイルを巻装した電機子を取り付けた電機子
    支持体と、 前記2次側部支持体に取り付けた冷媒通路とを有し、 前記冷媒通路を、上部通路と下部通路とからなるコ字状
    をした2つの冷媒管の下部通路端部を連通させて構成す
    るとともに、前記上部通路を前記電機子支持体に固定し
    て冷媒注入口および冷媒注出口を設け、かつ、前記それ
    ぞれの上部通路と下部通路を、ストローク方向に並ぶ前
    記電機子コイルの上下の両コイルエンドに密着させたこ
    とを特徴とするリニアモータの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記電機子の左右両側に電機子コイルが
    巻装され、前記電機子を左右両側から挟むように2次側
    部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    リニアモータの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記電機子支持体に、平行な2本の冷媒
    通路収納溝を形成し、前記冷媒通路の上部通路を、前記
    冷媒通路収納溝内に収納したことを特徴とする請求項1
    または2に記載のリニアモータの冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷媒通路のそれぞれの上部通路を、
    前記電機子支持体に平行な2本の冷媒通路溝を形成する
    とともに、伝熱材からなる溝蓋で蓋をして構成したこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のリ
    ニアモータの冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記冷媒通路全体を電機子とともに樹脂
    でモールドし、前記樹脂を介して電機子コイルのコイル
    エンドと冷媒通路を熱伝導的に密着させたことを特徴と
    する請求項1から4のいずれかの項に記載のリニアモー
    タの冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記冷媒通路の反冷媒注入口側および反
    注出口側を前記樹脂の外側に突出させて構成したことを
    特徴とする請求項5に記載のリニアモータの冷却装置。
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