JP2000228612A - トランジスタ増幅回路及び該トランジスタ増幅回路を用いたトランジスタ発振回路 - Google Patents

トランジスタ増幅回路及び該トランジスタ増幅回路を用いたトランジスタ発振回路

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JP2000228612A
JP2000228612A JP11029243A JP2924399A JP2000228612A JP 2000228612 A JP2000228612 A JP 2000228612A JP 11029243 A JP11029243 A JP 11029243A JP 2924399 A JP2924399 A JP 2924399A JP 2000228612 A JP2000228612 A JP 2000228612A
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transistor
layer
resistor
oscillation
pinch
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Tomoki Oda
知己 織田
Haruo Shimada
晴夫 島田
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅回路又は発振回路において、電流増幅率
hFEがばらついても、トランジスタの動作点を変動させ
ず、発振周波数及び発振出力を変動させないこと 【解決手段】 図1は、コルピッツ型水晶発振回路を示
す。ICの製造過程において、トランジスタの電流増幅
率hFEがばらつくことがある。電流増幅率hFEが小さく
なると、ベース電流IB1及びベース電流IB2が大き
くなる。その結果、トランジスタTR2のベース電位V
Aは、 VA=VCC−R1×(IB1+IB2)−R2×IB
2・・・・(1) であるので、ベース電位は下がり、発振出力と発振周波
数が低下する。本発明は、電流増幅率hFEが小さくなる
と、抵抗R1及び抵抗R2が小さくなるピンチ抵抗を用
い、(1)式におけるVAを一定にするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタ増幅
回路及び該トランジスタ増幅回路を用いたトランジスタ
発振回路に係り、特に、トランジスタの電流増幅率が、
製造段階で、ばらついても、トランジスタの動作点の変
動を少なくして、出力振幅及び消費電力が安定したトラ
ンジスタ増幅回路と出力振幅、デューティ比、消費電力
及び発振周波数が安定したトランジスタ発振回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1に一般的なコルピッツ型水晶発振回
路を示す。図1の水晶発振回路は、トランジスタTR
1、トランジスタTR2、水晶Xtal、温度補償回路
Z、コンデンサC1〜C3及び抵抗R1〜R4から構成
されている。出力端子Voutから、発振出力が出力さ
れる。
【0003】トランジスタTR2は、発振用トランジス
タで、水晶Xtalのインダクタンス値、コンデンサC
2及びC3の容量値で、主として発振周波数が決定され
る。トランジスタTR1は、トランジスタTR2の負荷
で、トランジスタTR1にカスケード接続され、周波数
特性が改善される。温度補償回路Zは、例えば、図7の
ような回路が用いられる。図7において、抵抗R11〜
抵抗R14は固定抵抗で、抵抗RTH1及び抵抗RTH
2は、サーミスタ抵抗である。これにより、コルピッツ
型水晶発振回路の発振周波数の温度依存性を少なくする
ことができる。
【0004】コンデンサC2及びコンデンサC3は、周
波数決定用コンデンサであり、コンデンサC1は、トラ
ンジスタTR1を交流的に、ベース接地とするためのコ
ンデンサである。抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3及び抵
抗R4は、バイアス設定用抵抗である。ところで、抵抗
R1及び抵抗R2は、その値が小さいと、 例えば、図1におけるトランジスタのベース電圧が高
くなり、トランジスタTR1の出力ダイナミックレンジ
がとれなくなる。
【0005】また、A点の電位が高くなり、水晶の励
振電流が大きくなる。水晶の励振電流が大きくなると、
励振電流の変動に対して水晶の共振特性も変動する。そ
の結果、電源変動により発振周波数が変動することにな
る。ことから、抵抗R1及び抵抗R2は、大きな値(例
えば、数十から数百KΩの抵抗値)が用いられる。
【0006】また、従来のコルピッツ型水晶発振回路を
IC(Integrated Circuit:集積回
路)で構成した場合、抵抗R1及び抵抗R2として、図
4のようなインプラ抵抗等を使用していた。図4におい
て、1は、N+ の埋め込み層、2、3は、他の素子との
絶縁を行うためのアイソレーション、4はN型エピタキ
シャル層である。抵抗はP層5に形成され、6、7がそ
の端子である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、トランジスタ
のベース・エミッタ間の拡散容量は、エミッタに流れる
電流に比例する。つまり、エミッタに大きな電流が流れ
ると、ベース・エミッタ間容量が大きくなり、逆に、エ
ミッタに小さな電流が流れると、ベース・エミッタ間容
量は小さくなる。従って、トランジスタに流れる電流の
変動により、ベース・エミッタ間容量が変動し、トラン
ジスタ発振回路の発振周波数は、変化する。
【0008】トランジスタに流れる電流は、動作点によ
り決まるので、水晶発振回路の発振周波数は、発振トラ
ンジスタの動作点に依存するとも言える。図5に一般的
な、プレーナ型のバイポーラトランジスタの構造を示
す。図5において、11は、N+ の埋め込み層、12、
13は、アイソレーション、14はN型エピタキシャル
層である。NPN型バイポーラトランジスタは、N+
16、P層15及びN+ 層17により構成されている。
E、B、Cは、それぞれ、エミッタ端子、ベース端子、
コレクタ端子である。
【0009】ところで、ICの製造過程において、P層
15の実効ベース幅がばらつくことがある。P層15の
実効ベース幅が、広いと、エミッタEから注入された電
子がベース中で正孔と再結合する割合が増え、コレクタ
Cに到達する電子量が減るために、電流増幅率hFEは小
さくなる。逆に、P層15の実効ベース幅が、狭いと、
エミッタEから注入された電子がベース中で正孔と再結
合する割合が減り、コレクタCに到達する電子量が増え
るために、電流増幅率hFEは大きくなる。
【0010】また、電流増幅率hFEが小さくなると、図
1の回路で、トランジスタTR1のベース電流IB1及
びトランジスタTR2のベース電流IB2が大きくな
る。このとき、A点の電位、つまり、トランジスタTR
2のベース電位VAは、どうなるかを見てみる。ベース
電位VAは、 VA=VCC−R1×(IB1+IB2)−R2×IB2・・・・・(1) である。
【0011】従って、電流増幅率hFEが小さくなると、
トランジスタTR1のベース電流IB1及びトランジス
タTR2のベース電流IB2が大きくなるので、ベース
電位VAは低下する。また、ベース電位VAが低下する
と、発振出力が下がり、電流値が下がり、ベース・エミ
ッタ間容量が小さくなる。つまり、電流増幅率hFEが小
さくなると、動作点が変動して、発振出力と周波数が増
加することとなる。
【0012】これとは逆に、電流増幅率hFEが大きくな
ると、トランジスタTR1のベース電流IB1及びトラ
ンジスタTR2のベース電流IB2が小さくなり、ベー
ス電位は上がり、発振出力と周波数が大きくなり、デュ
ーティ比は下がる。本発明は、上記問題に鑑みなされた
ものであり、トランジスタ増幅回路において、トランジ
スタの電流増幅率がばらついても、トランジスタの動作
点を変動させないことを第1の目的とし、トランジスタ
発振回路において、トランジスタの電流増幅率がばらつ
いても、出力振幅、デューティ比、消費電力及び発振周
波数を変動させないことを第2の目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、P層、N層及びP層からなる三層構造又はN層、
P層及びN層からなる三層構造の各層を、それぞれエミ
ッタ、ベース及びコレクタとするバイポーラトランジス
タを用いた増幅回路において、前記トランジスタ増幅回
路のベースバイアス抵抗(例えば、図1における抵抗R
1、抵抗R2)は、P層、N層及びP層又はN層、P層
及びN層の三層構造の中間層を抵抗領域とするピンチ抵
抗を用い、電流増幅率(hFE)のバラツキによる出力振
幅及び消費電力の変動を少なくしたことを特徴とするト
ランジスタ増幅回路である。
【0014】請求項1記載の発明によれば、トランジス
タ増幅回路のベースバイアス抵抗として、ピンチ抵抗を
用いることにより、トランジスタ増幅回路において、ト
ランジスタの電流増幅率がばらついても、トランジスタ
の動作点の変動を少なくし、電流増幅率のバラツキによ
る出力振幅及び消費電力の変動を少なくすることができ
る。
【0015】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のトランジスタ増幅回路において、前記ピンチ抵抗に
直列又は並列に、ピンチ抵抗以外の調整用抵抗(例え
ば、図2における抵抗R11、抵抗R21)を設けたこ
とを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、ピンチ
抵抗に直列又は並列に、ピンチ抵抗以外の調整用抵抗を
設けたことにより、トランジスタ増幅回路において、ト
ランジスタの電流増幅率がばらついても、トランジスタ
の動作点の変動を、より少なくすることができる。
【0016】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載のトランジスタ増幅回路において、前記バイポ
ーラトランジスタの三層構造と前記ピンチ抵抗の三層構
造は、同時に製造されることを特徴とする。請求項3記
載の発明によれば、バイポーラトランジスタの三層構造
とピンチ抵抗の三層構造を、同時に製造することによ
り、専用の工程を必要とせず、必要な特性を得ることが
できる。
【0017】請求項4に記載された発明は、請求項1な
いし3いずれか一項記載のトランジスタ増幅回路を用い
て発振回路を構成したことを特徴とするトランジスタ発
振回路である。請求項4記載の発明によれば、トランジ
スタの電流増幅率がばらついても、トランジスタの動作
点が変動しない請求項1ないし3いずれか一項記載のト
ランジスタ増幅回路を用いて発振回路を構成したことに
より、トランジスタの電流増幅率がばらついても、トラ
ンジスタの発振周波数及び発振出力の変動を少なくする
ことができる。
【0018】請求項5に記載された発明は、請求項4記
載のトランジスタ発振回路は、水晶振動子(例えば、図
1における水晶Xtal)を有するトランジスタ水晶発
振回路であることを特徴とする。請求項5記載の発明に
よれば、水晶振動子を用いることにより、安定で精確な
発振回路を得ることができる。
【0019】請求項6に記載された発明は、発振トラン
ジスタ(例えば、図1におけるトランジスタTR2)
は、三層構造のバイポーラトランジスタであって、発振
トランジスタのエミッタ又はコレクタにバッファ用トラ
ンジスタ(例えば、図1におけるトランジスタTR1)
を設け、発振トランジスタのベースとバッファ用トラン
ジスタのベース間に第1の抵抗(例えば、図1における
抵抗R2)を設け、バッファ用トランジスタのベースと
電源電圧との間に第2の抵抗(例えば、図1における抵
抗R1)を設けたトランジスタ発振回路において、前記
第1の抵抗及び第2の抵抗が、ピンチ抵抗であることを
特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明は、図1の構成を規定
したものである。請求項7に記載された発明は、請求項
6記載のトランジスタ発振回路において、前記ピンチ抵
抗に直列又は並列に、ピンチ抵抗以外の調整用抵抗(例
えば、図2における抵抗R11、抵抗R21)を設けた
ことを特徴とする。請求項7記載の発明は、図2の構成
を規定したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。最初に本発明の原理を説明す
る。式(1)において、トランジスタの電流増幅率hFE
が小さくなると、トランジスタTR1のベース電流IB
1及びトランジスタTR2のベース電流IB2が大きく
なる。その結果、ベース電位VAが、下がり、動作点が
変動し、発振出力と周波数が増加した。
【0022】しかし、式(1)から明らかなように、ト
ランジスタの電流増幅率hFEが小さくなり、ベース電流
IB1及びベース電流IB2が大きくなっても、抵抗R
1及び抵抗R2の値が、小さくなれば、電位VAの変動
を防ぐことが理解できる。本発明は、抵抗R1及び抵抗
R2を工夫し、電流増幅率hFEが小さくなると、抵抗R
1及び抵抗R2を小さくし、また、電流増幅率hFEが大
きくなると、抵抗R1及び抵抗R2を大きくして、
(1)式におけるVAを一定にするものである。その結
果、本発明によればトランジスタの電流増幅率が、ばら
ついても、トランジスタの動作点が変動しない。また、
発振回路に用いた場合、発振周波数及び発振出力が変動
しない発振回路を得ることができる。
【0023】本発明の抵抗R1及び抵抗R2として、図
6のような、ピンチ抵抗を使用する。図6において、2
1は、N+ の埋め込み層、22、23は、アイソレーシ
ョン、24はN型エピタキシャル層である。28は、N
+ 層、25はP層である。抵抗は、N層24とN+ 層2
8に挟まれたP層25で形成され、その端子は、26、
27である。ピンチ抵抗値は、N層24とN+ 層28と
の間隔(図5の実効ベース幅に相当)が狭いと大きくな
り、その幅が広いと小さくなる。
【0024】ところで、図5のトランジスタと図6のピ
ンチ抵抗とは、略同じ構造をしている。従って、図5の
トランジスタと図6のピンチ抵抗とを、同じプロセスで
形成すれば、図5の実効ベース幅が広くなり、電流増幅
率hFEが小さくなると、ピンチ抵抗は小さくなり、ま
た、実効ベース幅が狭くなり、電流増幅率hFEが小さく
なると、ピンチ抵抗大きくなる。
【0025】従って、このピンチ抵抗を、図1の抵抗R
1及び抵抗R2として用いれば、製造段階で、トランジ
スタTR1及びトランジスタTR2の電流増幅率がばら
ついても、発振トランジスタTR2の動作点が変動しな
い発振回路を得ることができる。また、この回路を増幅
回路に用いれば、増幅トランジスタの電流増幅率がばら
ついても、増幅トランジスタの動作点を変動させない増
幅回路を得ることができる。
【0026】ところで、NPNトランジスタのhFEとピ
ンチ抵抗の関係を図3に示す。NPNトランジスタのh
FEとピンチ抵抗とは、ほぼ比例関係にあることが分か
る。しかし、詳細に見ると、ピンチ抵抗は、hFEの増加
に対して、より大きく変化していることが分かる。従っ
て、ピンチ抵抗を、図1の抵抗R1及び抵抗R2として
用いれば、発振トランジスタTR2の動作点が変動しな
い発振回路を得ることができるが、より安定な、発振回
路を得るには、抵抗R1及び抵抗R2を調整することが
必要となる。
【0027】図2に、抵抗R1及び抵抗R2を調整した
回路を示す。ピンチ抵抗R1及びピンチ抵抗R2に並列
に、調整用のインプラ抵抗R11及びインプラ抵抗R2
1を設けた。ピンチ抵抗が、hFEの増加に対して、より
大きく変化するので、変化の程度を下げるために、調整
用のインプラ抵抗R11及びインプラ抵抗R21をピン
チ抵抗に並列に設けている。
【0028】図2の回路を用いることにより、製造段階
で、トランジスタTR1及びトランジスタTR2の電流
増幅率がばらついても、発振トランジスタTR2の動作
点がより変動しない発振回路を得ることができる。ま
た、この回路を増幅回路に用いれば、増幅トランジスタ
の電流増幅率がばらついても、増幅トランジスタの動作
点をより変動させない増幅回路を得ることができる。
【0029】なお、上記実施の形態では、トランジスタ
として、NPN型のトランジスタを用いて説明したが、
PNP型のトランジスタでも良いことは自明である。ま
た、上記実施の形態では、調整用抵抗として、インプラ
抵抗の場合について説明したが、本発明は、調整用抵抗
は、インプラ抵抗の場合に限らず、ピンチ抵抗以外の抵
抗が適用できる。
【0030】また、上記実施の形態では、抵抗R1及び
抵抗R2の両者にピンチ抵抗を用いた例について説明し
たが、本発明は、この例に限らず、トランジスタのベー
スバイアスを決定するベース抵抗の少なくと一つのベー
ス抵抗にピンチ抵抗を用いるように構成してもよい。ま
た、上記実施の形態では、調整用抵抗をピンチ抵抗に並
列に設けた例について説明したが、本発明は、調整用抵
抗をピンチ抵抗に並列に設ける代わりに、直列に設けて
も良い。さらには、調整用抵抗とピンチ抵抗の組み合わ
せは、補償すべきトランジスタに対応して、任意の組み
合わせを用いることができる。
【0031】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、トランジスタ増幅回路のベースバイアス抵
抗として、ピンチ抵抗を用いることにより、トランジス
タ増幅回路において、トランジスタの電流増幅率がばら
ついても、トランジスタの動作点の変動を少なくし、電
流増幅率のバラツキによる出力振幅及び消費電力の変動
を少なくすることができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、ピンチ抵抗
に直列又は並列に、ピンチ抵抗以外の調整用抵抗を設け
たことにより、トランジスタ増幅回路において、トラン
ジスタの電流増幅率がばらついても、トランジスタの動
作点の変動をより少なくするとができる。請求項3記載
の発明によれば、バイポーラトランジスタの三層構造と
ピンチ抵抗の三層構造を、同時に製造することにより、
専用の工程を必要とせず、必要な特性を得ることができ
る。
【0033】請求項4、6、7記載の発明によれば、ト
ランジスタの電流増幅率がばらついても、トランジスタ
の発振周波数及び発振出力の変動を少なくするとができ
る。請求項5記載の発明によれば、水晶振動子を用いる
ことにより、安定で精確な発振回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルピッツ型水晶発振回路を説明するための図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明するための図
である。
【図3】hFEとピンチ抵抗の関係を示す図である。
【図4】インプラ抵抗を説明するための図である。
【図5】バイポーラトランジスタを説明するための図で
ある。
【図6】ピンチ抵抗を説明するための図である。
【図7】温度補償回路の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1、11、21 埋め込み層 2、3、12、13、23、24 4、14、24 エピタキシャル層 5、15、25 P層 6、7、26、27 端子 16、17、28 N+ 層 R1〜R4、R11、R21 抵抗 C1〜C4 コンデンサ TR1、TR2 トランジスタ Xtal 水晶 Z 温度補償回路 VCC 電源電圧 Vout 発振出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03B 5/02 5/32 Fターム(参考) 5F038 AR05 AR18 AR30 AV05 BB07 DF01 EZ01 EZ12 EZ13 EZ20 5F082 AA11 AA21 AA40 BA02 BC01 BC13 BC16 BC17 FA18 FA20 GA04 5J079 AA04 BA39 FA01 FA02 FA14 FA21 FA23 GA03 5J081 AA03 CC06 CC35 CC46 DD03 DD24 EE03 EE04 EE05 FF17 FF21 FF23 GG05 LL09 MM01 MM03 5J092 AA02 AA13 AA58 CA15 CA75 CA82 FA02 FA08 FA17 GR04 HA08 HA26 KA11 MA13 MA17 QA02 TA01 TA02 VM18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P層、N層及びP層からなる三層構造又
    はN層、P層及びN層からなる三層構造の各層を、それ
    ぞれエミッタ、ベース及びコレクタとするバイポーラト
    ランジスタを用いた増幅回路において、 前記トランジスタ増幅回路のベースバイアス抵抗は、P
    層、N層及びP層又はN層、P層及びN層の三層構造の
    中間層を抵抗領域とするピンチ抵抗を用い、 電流増幅率のバラツキによる出力振幅及び消費電力の変
    動を少なくしたことを特徴とするトランジスタ増幅回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトランジスタ増幅回路に
    おいて、前記ピンチ抵抗に直列又は並列に、ピンチ抵抗
    以外の調整用抵抗を設けたことを特徴とするトランジス
    タ増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のトランジスタ増幅
    回路において、 前記バイポーラトランジスタの三層構造と前記ピンチ抵
    抗の三層構造は、同時に製造されることを特徴とするト
    ランジスタ増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか一項記載のト
    ランジスタ増幅回路を用いて発振回路を構成したことを
    特徴とするトランジスタ発振回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のトランジスタ発振回路
    は、水晶振動子を有するトランジスタ水晶発振回路であ
    ることを特徴とするトランジスタ発振回路。
  6. 【請求項6】 発振トランジスタは、三層構造のバイポ
    ーラトランジスタであって、発振トランジスタのエミッ
    タ又はコレクタにバッファ用トランジスタを設け、発振
    トランジスタのベースとバッファ用トランジスタのベー
    ス間に第1の抵抗を設け、バッファ用トランジスタのベ
    ースと電源電圧との間に第2の抵抗を設けたトランジス
    タ発振回路において、 前記第1の抵抗及び第2の抵抗が、ピンチ抵抗であるこ
    とを特徴とするトランジスタ発振回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のトランジスタ発振回路に
    おいて、前記ピンチ抵抗に直列又は並列に、ピンチ抵抗
    以外の調整用抵抗を設けたことを特徴とするトランジス
    タ発振回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11735902B2 (en) 2020-03-24 2023-08-22 Analog Devices International Unlimited Company Bipolar junction transistor heater circuit

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