JP2000228603A - アンテナ構造体 - Google Patents

アンテナ構造体

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JP2000228603A
JP2000228603A JP20281899A JP20281899A JP2000228603A JP 2000228603 A JP2000228603 A JP 2000228603A JP 20281899 A JP20281899 A JP 20281899A JP 20281899 A JP20281899 A JP 20281899A JP 2000228603 A JP2000228603 A JP 2000228603A
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JP
Japan
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antenna
conductive film
antenna structure
hexahedron
pattern
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JP20281899A
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English (en)
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Eiichiro Hirose
英一郎 広瀬
Akikazu Toyoda
明和 豊田
Hiroaki Yadokoro
博明 谷所
Nobutomo Sakai
信智 酒井
Yoshiomi Go
良臣 郷
Naoto Kitahara
直人 北原
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 誘電体である6面体の表面にパターン化され
た導電性の膜を持つ、品質に優れ、安価で量産性に富む
アンテナ構造体を提供することを目的とする。 【解決手段】 アンテナ構造体10は、4個の表面1
1,12,13,14に凹部と凸部が形成された6面体
であって、これら4個の表面11,12,13,14の
凸部に導電性膜30(点線を施している。)が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体よりなる6
面体の表面にパターン化された導電性膜が形成されたア
ンテナ構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近携帯電話などの移動式の小型通信機
が多く使用されるようになってきたが、これらの通信機
に用いられるアンテナも他の電子部品と同様に小型高精
度で、かつ低価格であることが要求されている。これら
のアンテナの本体は、誘電体である6面体の各表面に所
定のパターンの導電性膜が形成された構造となってい
る。そして、この導電性の膜の形成は、印刷、メッキ、
蒸着、スパッタリングなどの方法で行われていた。
【0003】
【発明が解決する課題】しかし、印刷による方法は、6
面体の1面ごとに印刷をする必要があり、繁雑で、か
つ、効率の悪いものであった。また、多面体の複数の面
への同時印刷は、印刷版と複数の面を同時に高い精度で
位置合わせをすることができないので、不可能に近かっ
た。
【0004】また、メッキ、蒸着、スパッタリングなど
の方法による導電性膜の形成は、 各表面の導電性膜を形成しない部分にレジスト膜を
形成させてから導電性膜を形成し、その後にレジスト膜
を除去するリフトオフ法。 パターンを形成しようとする面全体に導電性膜を形
成した後、その膜の上にレジスト膜のパターンを形成
し、次いでエッチングによりレジスト膜で覆われていな
い部分の導電性膜を除去するエッチング法の2通りの方
法がある。 しかし、両方ともにパターンを形成しようとする表面に
レジスト膜を形成しなければならず、量産化、低コスト
化を図るのが困難であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑み、誘電体である6
面体の表面にパターン化された導電性膜が形成された量
産化に適した安価なアンテナ構造体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明は、表面に回路パターンとなる凸部が
形成された誘電体よりなる6面体であって、上記凸部に
のみ導電性膜の回路パターンが形成されたことを特徴と
するアンテナ構造体である。
【0007】なお、本発明において6面体とは、立方体
や直方体のみを意味するのではなくて、面が6面である
限り該当する。ただし、発明の趣旨からみていずれか2
面は平行であるのが望ましい。また、立方体や直方体な
どの6面体の表面に凹部や凸部が形成されたもの若しく
は中空部を有するものは本発明にいう6面体に該当す
る。
【0008】上記6面体を構成する誘電体は、強度など
の面からセラミックス、ガラスあるいはセラミックスと
ガラスとの混合物であることが望ましいが、本発明の趣
旨に反しない限り誘電体であれば用いることができる。
したがって、プラスチック類を用いることも可能であ
る。
【0009】また、導電性膜としては、金属単体若しく
は合金により形成された膜を好適に用いることができる
が、本発明の趣旨に反しない限り、他の導電体例えば導
電性樹脂などの膜を用いることも可能である。
【0010】なお、本発明においては、6面体の表面と
凹部の内壁とが成す陵角は80度以上135度以下であ
ることが望ましい。80度以下であると角が欠ける可能
性があり、135度以上であると導電性膜の形成時に導
電体が凹部の内側を汚損し、アンテナの機能を損なう可
能性があるからである。なお、アンテナの機能を重要視
するときには、上記陵角は90度以上120度以下であ
ることが望ましい。
【0011】また、本発明においては、6面体の互いに
隣接する面に連続して導電体膜を形成する必要があり、
かつ、隣接する面の成す陵角が135度以下である場合
には、当該陵角はR加工されているのが望ましい。R加
工が施されていないと導電性ペーストの塗布の際に陵角
部において導電性膜が途切れる可能性があるからであ
る。なお、R加工半径は0.1mm以上0.5mm以下
であるのが望ましい。0.1mm以下では効果がなく
0.5mm以上では導電性ペーストの塗布の際にペース
トの回り込みが困難でかえって導電性膜が途切れること
になるからである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0013】図1は、本発明のアンテナ構造体の一実施
形態を表した斜視図である。図1に示されている導電性
膜のパターンは、多数に存在するパターンの一例を示し
たものに過ぎず、本発明はここに記載されているパター
ンに制限されるものではない。また,本実施例では導電
性膜が形成されていない他の面、即ち凹部と凸部が形成
されいない面についても、凹部と凸部が形成されて導電
性膜が形成されることがあり得る。
【0014】アンテナ構造体10は、4個の表面11、
12、13、14に凹部と凸部が形成された6面体であ
って、これら4個の表面11、12、13、14の凸部
に導電性膜30(点線を施している。)が形成されてい
る。本実施の形態における誘電体はセラミックスとガラ
スとの混合物であり、導電性膜30は、Ag/Pdで形
成されている。
【0015】図1に示した表面12は、アンテナの放射
パターン面であり、図1に示した表面13は、アンテナ
の給電パターン面である。なお、図面には現われていな
いが表面11には、アンテナの短絡パターン面が、表面
14にはアンテナのグランド面が同様に形成されてい
る。
【0016】この斜視図の点線の施されていない部分に
は200μmの深さの凹部が形成されているが、この凹
部にはAg/Pdの膜は形成されないので、アンテナ構
造体10には、アンテナの機能を発揮する所定のパター
ンが形成されている。なお、本実施例においては、6面
体の他の面には加工は施されていない。
【0017】次に、このアンテナ構造体10の第1の製
造方法について説明する。
【0018】まず誘電体の形成材としてのアルミナ粉
と、CaO−Al23−SiO2系及びPbO−BaO
−SiO2系の2種のガラス粉との混合物を用意する。
この混合物に水、有機バインダー、界面活性剤などを添
加して、混練し造粒する。この造粒物に、凹凸加工を兼
ねたプレス加工を施こすことにより、表面に所定のパタ
ーンの凹部と凸部が形成された直方体状の6面体を作製
する。次にこの6面体を脱バインダーした後に、焼成し
誘電体としての6面体を作製する。
【0019】なお、アンテナ構造体10の表面に凹部2
0を形成する方法としては、上記プレス加工の他に、切
削加工、レーザ加工、エッチング加工など方法もある。
【0020】次に、図2に示すロールコータを用いて、
焼成した6面体の4個の面11,12,13,14に、
導電性膜を形成することにより、6面体表面11,1
2,13,14に、凹部20を除く部分、即ち凸部に所
定のパターンの導電性膜30が形成されたアンテナ構造
体10が得られる。
【0021】次いで、ロールコータを用いた導電性膜の
形成方法について図2をもとに説明する。図2はロール
コータを用いた導電性膜の形成方法を模式的に表したも
のである。
【0022】ロールコータは互いに反対方向に回転する
一対のロール41,42を有しており、ロール41,4
2にはAg/Pdペーストが塗布されている。このロー
ルコータを用いて導電性膜を形成するには、表面に凹部
20が形成され焼成されたアンテナ構造体10を、その
表面12及び表面14がそれぞれロール41、42のい
ずれかに接触するように挿入する。こうしてロールコー
タ40による印刷の結果、Ag/Pdペースト43は、
凸部にしか付着していないので、アンテナ構造体の放射
パターン面及びグランド面のパターンを有するAg/P
d膜が、表面12及び表面14に形成される。
【0023】次に、ロールコータ40に対するアンテナ
構造体10の挿入角度を90度回転させてロールコータ
40を挿入し、表面11及び表面13にアンテナの短絡
パターン面及び給電パターン面を同時に印刷する。こう
して、4個の表面11,12,13,14にそれぞれ所
定のパターンのAg/Pd膜が形成されたアンテナ構造
体が得られる。
【0024】なお、この実施の形態において、複数のア
ンテナを同時にロールコータに挿入することにより複数
のアンテナ構造体を同時に製造することができる。
【0025】次に、本発明アンテナ構造体の第2の製造
方法について説明する。
【0026】この導電性膜の形成方法でも、前記と同様
の方法で焼成されたアンテナ構造体10が準備される。
また、本方法においてもロールコータ40を上記の説明
と同様の形態で使用する(図2参照)が、本法において
はロールコータには塩化パラジウムの溶液が塗布され
る。本方法では、凸部に塩化パラジウムの水溶液が塗布
されたアンテナ構造体10は、次に、ニッケル無電解メ
ッキ浴(図示せず)に浸漬され、塩化パラジウムが塗布
された部分にニッケルメッキが施される。即ち、凸部に
導電性膜が形成されたことになる。
【発明の効果】本発明のアンテナ構造体は、表面に凹部
と凸部が形成された誘電体よりなる6面体の、上記凸部
にのみ導電性膜が形成されたものであるために、アンテ
ナ構造体として必要な誘電性基体上の導電性膜の形成
が、正確かつ容易にできており、品質に優れかつ量産化
が可能で安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アンテナ構造体の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】ロールコータによる本発明アンテナ構造体の導
電性膜塗布法の一形態を示す図である。
【符号の説明】
10 アンテナ構造体 11、12,13,14 表面 20 凹部 30 導電性膜 40 ロールコータ 41,42 ロール 43 Ag/Pdペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷所 博明 東京都千代田区大手町1−5−1 三菱マ テリアル株式会社内 (72)発明者 酒井 信智 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス工場内 (72)発明者 郷 良臣 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス工場内 (72)発明者 北原 直人 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に回路パターンとなる凸部が形成
    された誘電体よりなる6面体であって、上記凸部にのみ
    導電性膜の回路パターンが形成されたことを特徴とする
    アンテナ構造体。
JP20281899A 1998-12-01 1999-07-16 アンテナ構造体 Pending JP2000228603A (ja)

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EP00114186A EP1069644B1 (en) 1999-07-16 2000-07-13 Antenna assembly
KR1020000040468A KR100702089B1 (ko) 1999-07-16 2000-07-14 안테나 구조체
TW089114138A TW497249B (en) 1999-07-16 2000-07-14 Antenna assembly
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003115718A (ja) * 2001-07-31 2003-04-18 Hitachi Maxell Ltd 平面アンテナ及び製造方法
US6897823B2 (en) 2001-07-31 2005-05-24 Hitachi Maxell, Ltd. Plane antenna and method for manufacturing the same
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