JP2000228299A - イオン注入装置のリニア加速器用の共振器及びその小型コイル - Google Patents

イオン注入装置のリニア加速器用の共振器及びその小型コイル

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JP2000228299A
JP2000228299A JP11357529A JP35752999A JP2000228299A JP 2000228299 A JP2000228299 A JP 2000228299A JP 11357529 A JP11357529 A JP 11357529A JP 35752999 A JP35752999 A JP 35752999A JP 2000228299 A JP2000228299 A JP 2000228299A
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Kourosh Saadatmand
サダトマンド コーロシュ
Stephen Michael Quinn
マイケル クイン ステファン
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H7/00Details of devices of the types covered by groups H05H9/00, H05H11/00, H05H13/00
    • H05H7/14Vacuum chambers
    • H05H7/18Cavities; Resonators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン注入装置のリニア加速器用の共振器及び
その小型コイルを提供すること。 【解決手段】所定の周波数で共振する共振器(70)のため
の小型コイル(90)で、複数のほぼ円形状のコイルセグメ
ントを有し、各コイルセグメントが多角形の断面を有
し、隣接するコイルセグメントの平坦な面が互いに対面
する。多角形断面が長さxと幅yの寸法を有する長方形
で、xの長さ寸法が隣接するコイルセグメントの平坦な
面を定める。コイルセグメントは、2チャンネル構造
で、コイル冷却媒体を導く2チャンネル構造であり、コ
イルの第1端部(94)で入口(100) と出口(102) が分離す
る入口通路と出口通路を有し、前記入口通路と出口通路
がコイルの第2端部(96)で連通するように接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に高エネル
ギーイオン注入装置に関し、特に、このような注入装置
のリニア加速器に用いる小型ヘリカル共振コイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は、集積回路の大規模製
造において、半導体に不純物を混入させるために、産業
界に望ましい技術として発展してきた。高エネルギーイ
オン注入装置は、基板内に深く注入するために用いられ
る。このような深い注入は、例えば、レトログレード・
ウエル(retrograde wells)を形成するために必要とされ
る。
【0003】イートン社のGSD/HE,GSD/VH
Eイオン注入機は、このような高エネルギーイオン注入
装置の一例である。これらの注入装置は、イオンビーム
を5MeV(100万電子ボルト)までエネルギーレベ
ルを高めることができる。本発明の譲受人であるイート
ンコーポレーションに譲渡された米国特許第4,66
7,111号には、このような高エネルギーイオン注入
装置が記載され、本明細書において以下で十分に説明す
るための参考文献として、ここに包含される。
【0004】図1には、一般的な高エネルギーイオン注
入装置10のブロック図が示されている。このイオン注
入装置は、3つの部分またサブシステム、すなわち、
(a) 所望の電流とエネルギーのイオンビーム17を出力
するために高電圧源16によって電力が供給されるイオ
ン源14を含むターミナル12と、(b) イオンビームに
よって注入されるウエハWを支持する回転ディスク20
を含む端部ステーション18と、(c) ターミナル12と
端部ステーション18の間に位置し、質量分析磁石24
と無線周波(RF)リニア加速器26(linac)を含むビ
ームラインアセンブリ22とを備えている。最終のエネ
ルギー磁石(図1では省略)は、リニア加速器26と回
転ディスクの間に配置することができる。
【0005】RFリニア加速器26は、一連の共振モジ
ュール30a〜30nを含み、各モジュールは、前段の
モジュールから得られたエネルギーを有してイオンをさ
らに加速するための機能を有する。図2は、共振モジュ
ール30の公知例を示し、円形断面を有し、共振器空洞
ハウジング(即ちタンク回路)内に内蔵される大きな誘
導コイルLを含む。RF信号は、コンデンサCcを介し
てインダクタLの高電位側端子に容量結合されている。
【0006】加速電極32は、インダクタLの高電位側
に直接接続される。各加速電極32は、2つの接地電極
34,36間に取り付けられ、それぞれギャップ38,
40によって分離されている。
【0007】図3は、図2の共振器構造の単純な集中定
数型の等価回路を示す。コンデンサCは、アースに対す
る高電位電極の容量、アースに対するコイルと電極支柱
の浮遊容量、およびコイルの内部容量を含んでいる。
【0008】CとLの値は、回路が共振状態を達成する
ように選択され、大きい振幅の正弦波電圧が加速電極3
2に与えられる。この加速電極32と設置電極34,3
6は、公知のプッシュプル方式で通過するイオンブーム
を加速し、パケット内に束ねられる(bunched into pack
ets)。RF正弦波電極電圧の負の半サイクルの間、正に
荷電されたイオンパッケットがギャップ38を横切って
第1接地電極34から加速される(加速電極32によっ
て引っ張られる)。正弦波サイクルの変移点では、電極
32はニュートラル状態であり、イオンパケットは、電
極32(またドリフトチューブともいう。)を通過して
低速度でドリフトする。
【0009】RF正弦波電極電圧の正の半サイクルの
間、正に荷電されたイオンパケットは、ギャップ40を
横切って第2接地電極36に向かって更に加速される
(加速電極32によって押し出される)。このプッシュ
プル加速機構は次に続く共振モジュールで繰り返され、
共振モジュールは高電圧の無線周波数で振動する加速電
極を有する。これにより、エネルギーを加えることによ
ってイオンビームパケットを加速する。
【0010】モジュールにおける連続する加速電極のR
F位相は、独立に調整され、イオンの各パケットが、R
Fサイクルにおける所定の時間で適当なギャップ位置に
到達して最大加速を達成することになる。
【0011】図3において、分析には、3つの回路素子
の値R、L、Cをパラメータω(共振周波数)、Q(qu
ality factor) 及びZ(インピーダンス特性)によって
置き換えることが有効である。ここで、ω=(LC)
-1/2、Q=R/(ωL)、Z=ωL=1/(ωC)=
(L/C)1/2 である。
【0012】ωは、角周波数であり、2π×周波数(H
z)に等しい。
【0013】一定の電極電圧を得るのに必要な電圧を最
小にするために、QとインピーダンスZの積を最大にし
なければならない。図4に示すような従来の共振器は、
高いQを有する共振器のための公知の設計原理を用いて
設計される。このような設計は、コイル用の円形断面導
体を用いる。本発明によって考慮されるように長方形断
面のコンデンサを用いると、コイル軸線47に平行な寸
法を短くし、高いQを維持すると共に、より高いインピ
ーダンスのコイルを実現できる。
【0014】コイルの軸線に平行な寸法がより短い導体
では、より小さい巻線ピッチを可能し、即ち、コイルの
全長を短くでき、アース(共振器ハウジング31)に対
する容量を少なくすることができる。こうして、コイル
の容量に対するインダクタンスの比を増加させることが
できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明は、イオン注入装置のリニア加速器用の共振
器及びその小型コイルを提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各請求項に記載の構成を有する。本発明
の小型コイルは、所定の周波数で共振できるリニア加速
器の共振器のために設けられている。このコイルは、複
数のほぼ円形状のコイルセグメントを有し、各コイルセ
グメントが多角形の断面を有し、隣接するコイルセグメ
ントの平坦な面が互いに対面している。多角形断面が長
さxと幅yの寸法を有する長方形で、前記xの長さ寸法
が隣接するコイルセグメントの平坦な面を定める。コイ
ルセグメントは、2チャンネル構造で、コイル冷却媒体
をコイルに導く2チャンネル構造であり、コイルの第1
端部で入口と出口が分離する入口通路と出口通路を有
し、前記入口通路と出口通路がコイルの第2端部で連通
するように接続されている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図5において、高エネルギーイオン注入
装置60の断面概略図が示されている。このイオン注入
装置60は、3つの部分、即ち、サブシステムとして、
イオンビーム発生用のイオン源64、質量分析磁石66
を含むターミナル62と、複数の共振モジュール(共振
器)70および最終エネルギー磁石(FEM)72を含
む無線周波数(RF)リニア加速器(linac) 68と、イ
オンビームによって注入されるウエハを支持する回転デ
ィスクを一般的に含む端部ステーション74とからなっ
ている。
【0018】質量分析磁石66は、適切な荷電質量比(c
harage to mass rate)を有するイオン源64によって発
生したイオンのみがRFリニア加速器68を通過するよ
うに機能する。質量分析磁石66は、イオン源64にお
いて、適切な荷電質量比のイオンを発生することに加え
て、所望よりも大きなあるいは小さな荷電質量比のイオ
ンを発生させるために必要である。不適当な荷電質量比
のイオンがウエハ内に注入されることは好ましくない。
【0019】質量分析磁石66を通過したイオンビーム
は、RFリニア加速器68に入り、そこで、通過するイ
オンビームに付加的なエネルギーを与える。RFリニア
加速器は、粒子を加速する磁界を生じ、時間に対して磁
界を周期的に変化させ、その位相を調整して異なる速度
を有する粒子と同様に異なる原子量の粒子を収容する。
RFリニア加速器68は、一連の共振器モジュール70
a〜70nを有し、各モジュールは、前のモジュールか
ら得られるエネルギーを越えるエネルギーでイオンを加
速するように機能する。
【0020】図6は、図5に示すRFリニア加速器68
の拡大断面図である。図6に示すように、このRFリニ
ア加速器68は、4つの共振モジュール70a〜70d
を含み、そのうちの2つのモジュール70b,70cだ
けが全体的に示されている。イオンビームがRFリニア
加速器68を介して加速され、矢印72の方向に移動す
る。4つの共振モジュール70a〜70dの上流側に
は、イオンをパケットとして束ねる集束用共振器74,
76が設けられている。
【0021】図7及び図8は、図6のRFリニア加速器
68で示した4つの共振モジュール70の1つがより詳
細に示されている。各共振モジュール70は、電気的に
アースされた共振器のアルミニウム製シールドまたはハ
ウジング92内に内蔵されるインダクタンスLの誘導コ
イル(小型コイル)90を含んでいる。この誘導コイル
は、非円形(即ち多角形)断面(図10参照)を有して
いる。ハウジング92は、上部プレート92A、下部プ
レート92B、及びこれらのプレート間に伸びて包囲体
を完成するダクト(図示略)を含んでいる。コイル90
は、小型で、一般的に円筒状であり、電気的にアースさ
れた第1端部94と第2端部96を有する。第1端部9
4は、下部ハウジングプレート92Bに終端し、第2端
部96は、ハウジング92の外方に伸び円筒状で、高電
圧電極またはドリフトチューブ97に終端する。ドリフ
トチューブ97の軸線98は、円筒状コイルの軸線99
と平行である。
【0022】図10について以下で説明するように、誘
導コイル92は、銅で作られており、コイル内部に冷却
水を循環させるための2つのチャネル手段が内部に設け
られている。冷却水は、コイル入口100から供給さ
れ、出口102から排出される。コイルを冷却する水に
よって、電流の流れによって生じる熱を消散する。
【0023】本発明の共振モジュール70は、改良され
た調整・整合機構を提供する。このチューニング機構
は、銅で作られ電気的にアースされた弓状プレート10
4と、銅製コイル90の対応する部分106と、これら
の間の空間で誘電体として作用する空気からなる調整コ
ンデンサCsの形式で与えられる。弓状プレート104
を設けたチューニング機構は、コイルの軸線に沿ってコ
イルを伸縮することなく共振器のチューニングを与え
る。
【0024】弓状プレート104は、コイル90の方に
移動するので、共振器(図2参照)の全体の浮遊容量C
sを減少させ、これにより、共振器70の共振周波数を
増加させる。逆に、弓状プレート104をコイル90か
ら引き離すと、共振器の浮遊容量Csが増加するので、
共振器70の共振周波数を減少させることができる。こ
のように、共振器70の共振の状態を維持するために、
L×Csの積は、Csにおけるドリフトと操作中のLに
おける変化を調整するようにCsを変えることによって
一定値に保たれる。
【0025】リニア駆動機構108により、弓状プレー
ト104をコイルに対して接近離間させる二方向の動き
が与えられる。調整サーボモータ(図示略)は、リニア
駆動機構108を作動させるように機能する。この調整
サーボモータは、チューニング制御ループ(図示略)の
一部分であり、従来技術においてサーボモータを機能さ
せてコイルを伸縮すると同様に、共振器の位相制御回路
からの誤差信号を入力して共振器の共振周波数における
ドリフトを正す。チューニング制御ループは、弓状プレ
ート104の位置に対してフィードバックを与えるため
の位置エンコーダを含んでいる。
【0026】共振器70の整合機構は、銅製の弓状プレ
ート110と銅製コイル90の対応する部分112と、
これらの間の空間で誘電体として作用する空気からなる
整合コンデンサCcの形で設けられている。それゆえ、
RF信号は、コネクタ114、摺動可能なRF結合ロッ
ド116、及びコンデンサCcを介してコイルに容量結
合されている。コンデンサCcは、RF源のインピーダ
ンス(一般的に50Ω)と回路のインピーダンスRL
(一般的に1MΩ)を整合させるための変圧器として機
能し、回路からRF源に戻る入力信号の反射を最小にす
る。
【0027】弓状プレート110は、コンデンサCcの
容量を減少または増加させるためにコイルに対して接近
離間させることができる。図7及び図8に示す位置で、
RF信号をコイル90に容量結合させることにより、コ
ンデンサCcとコイルの高電位端96との間にアークが
生じる危険が大いに減少する。
【0028】図9は、図8のコイルのみを示し、図10
Aは図9の10−10線に沿って見たコイルの断面図を
示している。共振器70は、13.56MHzまたは2
7.12MHzの周波数で共振するように設計されてい
る。共振時、80.000ボルト(80KV)の電圧が
共振器によって加速電極97に発生する。このように高
い電圧の発生には、コイルを通過する高電流が必要とさ
れるので、共振器の作動中、熱が発生する。このため、
本発明では、共振コイルを冷却するために冷却水手段が
設けられている。
【0029】図10Bに示すように、コイル90は、コ
イル入口100に直接接続された入口通路118と、コ
イル出口102に直接接続された出口通路120とを有
する2チャンネル構造を有する。コイル90の高電圧端
96では、入口通路と出口通路118,120が一緒に
なって接合点(図示略)で連通し、その結果、水等の冷
却媒体が連続して流れるパターンが形成される。このよ
うに、コイル入口100を介して入口通路118に導か
れる水は、接合点を通り、出口通路120とコイル出口
102を介してコイルから排出される。
【0030】図10Bに示すように、コイルの断面は、
長さxと幅yの寸法を有する長方形である。好ましい実
施例では、x=0.5cm,y=2.4cmで、コイル
セグメント90a〜90nを分離する距離は、z=0.
5cmである。断面のxの寸法は、互いに対面するコイ
ル90の個々に隣接するコイルセグメント90a〜90
nの平坦な面122を定める。このように、コイルによ
って運ばれる電流は、図2に示すように円形断面のコイ
ルの接線方向部分に集中する代わりに、このような平坦
な面122全体に分布することになる。
【0031】このように、コイルセグメント90a〜9
0nの断面は、正方形等の平坦な面122を有するどの
ような多角形であっても良い。しかし、長さxが幅yよ
りも大きい長方形断面を作ることによって、コイルは、
より圧縮することができ、これにより、共振器のQを減
少させることなく複素インピーダンスZ(ω)を増加さ
せることができる。
【0032】こうして、本発明の小型のコイル構造は、
高いQを有する高効率の共振器で従来のものよりより電
力損失が小さい共振器を達成することができる。円形断
面を有するコイルと比較すると、本発明のコイルは、よ
り小さな巻線ピッチ(即ち、より多くのコイルセグメン
ト)とすることが可能であり、それゆえ、単位長さのコ
イルに対してより高いコンダクタンスを有する。このよ
うに、より短いコイル設計は、アースに対する容量を少
なくする。共振器において、容量を少なく、かつ高いコ
ンダクタンスを生じるようにすれば、高いインピーダン
スを有することになる。このように高いインピーダンス
を有する設計は、より高い周波数、例えば、ω=27.
12MHzで作動するHEイオン注入機は、13.56
MHzのイオン注入機よりも電力損失が大きくかつ効率
が小さいので、特に重要である。
【0033】以上、イオン注入機のリニア加速器のため
の改良された小型共振器の好ましい実施形態を記載して
きた。しかし、上述の記載は、一例として説明されたも
のであり、本発明は、個々に記載した特定の実施形態に
限定されるものではなく、種々の再構成、変更及び修正
が、本発明の範囲から逸脱しないで作ることができるこ
とは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の共振コイルアセンブリを含むリニア加速
器を有するイオン注入装置の概略ブロック図である。
【図2】図1に示すイオン注入装置で用いられる従来の
共振コイルアセンブリの概略図である。
【図3】図2の共振コイルアセンブリの等価回路を示す
回路図である。
【図4】図2の共振コイルアセンブリの断面図である。
【図5】本発明の原理に従って構成された共振コイルア
センブリを含むリニア加速器を有するイオン注入装置の
概略ブロック図である。
【図6】図5のイオン注入装置のリニア加速器の拡大断
面図である。
【図7】図6のリニア加速器に示す4つの共振モジュー
ルの1つを示す斜視図である。
【図8】8−8線に沿って見た図7に示す共振モジュー
ルの断面図である。
【図9】図8の共振モジュールのコイルだけを示す図で
ある。
【図10】10Aは10−10線に沿って見た図9のコ
イルを示す断面図であり、10Bは、10Aのコイルの
断面の一部を拡大した図である。
【符号の説明】
60 イオン注入装置 62 ターミナル 64 イオン源 66 質量分析磁石 68 RFリニア加速器 70 共振モジュール 70a〜70n コイルセグメント 90 誘導コイル 92 ハウジング 94 第1端部 96 第2端部 98,99 軸線 100 入口 102 出口 104,110 弓状プレート 118 入口通路 120 出口通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 7/02 H05H 7/02 9/00 9/00 B (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 コーロシュ サダトマンド アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01860 メリーマック ウイローデイル ドライブ 6 (72)発明者 ステファン マイケル クイン アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01930 グロウセスター フェルナルド ストリート 34

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周波数で共振する共振器(70)のため
    の小型コイル(90)であって、 複数のほぼ円形状のコイルセグメント(90a〜90n)を有
    し、各コイルセグメントが多角形の断面を有し、隣接す
    るコイルセグメントの平坦な面が互いに対面することを
    特徴とする小型コイル。
  2. 【請求項2】前記多角形断面が長さxと幅yの寸法を有
    する長方形で、前記xの長さ寸法が隣接するコイルセグ
    メント(90a〜90n)の平坦な面を定めることを特徴とする
    請求項1記載の小型コイル。
  3. 【請求項3】前記所定の周波数は、少なくとも27メガ
    ヘルツ(MHz)であることを特徴とする請求項2記載
    の小型コイル。
  4. 【請求項4】前記コイルセグメント(90a〜90n)は、コイ
    ル冷却媒体を導く2チャンネル構造であり、コイルの第
    1端部(94)で入口(100) と出口(102) に分離する入口通
    路(118) と出口通路(120) を有し、前記入口通路と出口
    通路がコイルの第2端部(96)で連通するように接続され
    ていること特徴とする請求項2記載の小型コイル。
  5. 【請求項5】前記コイルは、銅で作られていることを特
    徴とする請求項2記載の小型コイル。
  6. 【請求項6】リニア加速器(68)において所定の周波数で
    共振するための共振器(70)であって、(a) 長手軸線(99)
    を有し、低電圧の第1端部(94)と高電圧の第2端部(96)
    を備える固定位置の誘導コイル(90)と、(b) この誘導コ
    イルに接続される無線周波数(RF)入力と、(c) 前記誘導
    コイルと並列に接続されたコンデンサ(Cc)と、(d)
    長手軸線(98)を有し、前記コイル(90)の高電圧の端部(9
    6)に配置される円筒状のドリフトチューブ(97)とを含
    み、 このチューブの長手軸線(98)と前記コイル(90)の長手軸
    線(99)が互いにほぼ平行になっていることを特徴とする
    共振器。
  7. 【請求項7】低電圧の端部(94)は、電気的にアースされ
    ていることを特徴とする請求項6記載の共振器。
  8. 【請求項8】前記RF入力は、第2コンデンサ(Cc)
    を介して誘導コイル(90)に容量結合されていることを特
    徴とする請求項6記載の共振器。
  9. 【請求項9】前記所定の周波数は、少なくとも27メガ
    ヘルツ(MHz)であることを特徴とする請求項6記載
    の共振器。
  10. 【請求項10】前記コイルは、銅で作られていることを
    特徴とする請求項6記載の共振器。
JP11357529A 1998-12-23 1999-12-16 イオン注入装置のリニア加速器用の共振器及びその小型コイル Pending JP2000228299A (ja)

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US219686 1988-07-15
US09/219,686 US6208095B1 (en) 1998-12-23 1998-12-23 Compact helical resonator coil for ion implanter linear accelerator

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